JPH038642B2 - - Google Patents
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- JPH038642B2 JPH038642B2 JP60050602A JP5060285A JPH038642B2 JP H038642 B2 JPH038642 B2 JP H038642B2 JP 60050602 A JP60050602 A JP 60050602A JP 5060285 A JP5060285 A JP 5060285A JP H038642 B2 JPH038642 B2 JP H038642B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propylene
- ethylene
- weight
- polypropylene resin
- block copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は改質ポリプロピレン樹脂の製造方法に
関し、詳しくは特定の性状を有するプロピレン−
エチレンブロツク共重合体を改質してなる流動
性、剛性および耐衝撃性のバランスの良好な光沢
のすぐれた改質ポリプロピレン樹脂の製造方法に
関する。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点〕 従来から、プロピレン−エチレンブロツク共重
合体の諸物性、特に加工性や流動性を改善するた
めに、有機過酸化物で改質することが行なわれて
いる(特公昭51−30102号公報、特公昭58−7665
号公報、特開昭58−76444号公報)。 このうち特公昭51−30102号公報には、プロピ
レン−エチレン共重合部が全体の3〜30重量%で
あり、該共重合部のエチレン単位含量が30重量%
以上のプロピレン−エチレンブロツク共重合体を
改質する方法が開示されているが、ここで得られ
る改質ポリプロピレン樹脂組成物は光沢が不良で
あるとともに機械的物性が不充分なものであつ
た。 また、特公昭58−7665号公報に開示されている
方法は、全体のエチレン単位含量が5〜15重量
%、プロピレン−エチレン共重合部のエチレン単
位含量が50〜80重量%であり、かつ該共重合部の
極限粘度が4〜15であるプロピレン−エチレンブ
ロツク共重合体を改質するものである。しかし、
この方法によつて得られる改質ポリプロピレン樹
脂組成物は、光沢が低下し、また流動性、剛性と
耐衝撃性とのバランスが悪い。 さらに、特開昭58−76444号公報に示される方
法は、プロピレン−エチレン共重合部が全体の8
〜20重量%であり、かつ該共重合部のエチレン単
位含量が35〜60重量%であるプロピレン−エチレ
ンブロツク共重合体を、少量(10〜50ppm)の有
機過酸化物で改質するものであるが、得られる改
質ポリプロピレン樹脂組成物は、流動性に劣り、
また機械的強度が充分なものではなかつた。 そこで本発明者らは、上記従来技術の欠点を克
服し、流動性、剛性と耐衝撃性のバランスと光沢
にすぐれたポリプロピレン樹脂の製造方法を開発
すべく鋭意研究を重ねた。 〔問題点を解決するための手段〕 その結果、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチ
ツクペンタツド分率、プロピレン−エチレン共重
合部の割合および該共重合部中のエチレン単位含
量を一定範囲に調節したプロピレン−エチレンブ
ロツク共重合体を用い、これを一定の分解度とな
るように改質することによつて、目的とする物性
を備えた改質ポリプロピレン樹脂が得られること
を見出した。本発明はこのような知見に基いて完
成したものである。 すなわち本発明は、主とししてプロピレン単独
重合部とプロピレン−エチレン共重合部よりな
り、かつ(A)沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチツ
クペンタツド分率が0.96以上、(B)全体に対するプ
ロピレン−エチレン共重合部の割合が3〜40重量
%および(C)プロピレン−エチレン共重合部のエチ
レン単位含量が該共重合部に対して10重量%以上
50重量%未満であり、メルトインデツクス(MI)
が0.5〜20g/10分であるプロピレン−エチレン
ブロツク共重合体を、有機過酸化物の存在下に熱
処理して分解度1.2〜40の範囲に調節することを
特徴とする改質ポリプロピレン樹脂の製造方法を
提供するものである。 本発明において、改質前の樹脂としては、主と
してプロピレン単独重合部とプロピレン−エチレ
ン共重合部よりなり、かつ上述の(A),(B)および(C)
の条件を備えたプロピレン−エチレンブロツク共
重合体が用いられる。 上記条件(A)は、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタ
クチツクペンタツド分率が0.96以上、好ましくは
0.965以上、さらに好ましくは0.970以上となるこ
とである。0.96未満では得られる改質ポリプロピ
レン樹脂の剛性および熱変形温度が低下し、耐衝
撃性とのバランスがとれない。ここで、沸騰ヘプ
タン不溶部とは、用いるプロピレン−エチレンブ
ロツク共重合体を沸騰キシレンに完全に溶解させ
たのち、20℃に降温して4時間放置し、その後濾
過して不溶部を分離し、この不溶部を乾燥させて
から、さらに沸騰ヘプタンで8時間ソツクスレー
抽出して得られた抽出残渣を指称する。また、ア
イソタクチツクペンタツド分率とは、A.
ZambelliらによつてMacromolecules6,925
(1973)に発表されている方法により定義される。
これは13C−NMRを使用して測定されるポリプ
ロピレン分子鎖中のペンタツド単位でのアイソタ
クチツク連鎖、換言すればプロピレンモノマー単
位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にある
プロピレンモノマー単位の分率である。ただし、
13C−NMR吸収ピークの帰属に関しては、その
後発刊されたMacromolecules8,687(1975)に
基いて行なう。 次に条件(B)は、プロピレン−エチレンブロツク
共重合体全体に対するプロピレン−エチレン共重
合部の割合を3〜40重量%、好ましくは8〜35重
量%の範囲に調節することである。ここでプロピ
レン−エチレン共重合部の割合が3重量%未満で
は、得られる改質ポリプロピレン樹脂の耐衝撃性
が劣る。一方、40重量%を超えると剛性、熱変形
温度および光沢の低下した改質ポリプロピレン樹
脂となる。 さらに条件(C)は、プロピレン−エチレン共重合
部のエチレン単位含量が、該共重合部に対して10
重量%以上50重量%未満、好ましくは15重量%以
上50重量%未満となるように調節することであ
る。ここでエチレン単位含量が、10重量%未満で
は得られる改質ポリプロピレン樹脂の剛性や耐衝
撃性が低下し、逆に50重量%以上では光沢の著し
く低下したものとなる。 上記(A),(B)および(C)の条件を満たしたプロピレ
ン−エチレンブロツク共重合体は様々な方法によ
り製造することができる。例えば三塩化チタンと
有機アルミニウム化合物とからなる触媒、またマ
グネシウム化合物に担持されたチタン複合体と有
機アルミニウム化合物および電子供与性化合物と
からなる触媒などを用いて、二段または三段以上
の多段重合法で製造することができる。さらに具
体的には、一段目でプロピレンのホモポリマーを
製造し、その後プロピレンモノマーを除去し、あ
るいは除去せずに二段目以降ではエチレンの存在
下、またはエチレンとプロピレンの共存下で重合
を進めることにより製造する。各段の圧力は数気
圧〜40気圧、温度は室温〜80℃とし、重合の形式
は溶液重合、スラリー重合、気相重合あるいはこ
れらの併合法が適用できる。なお、電子供与性化
合物、例えばアルコール類、アルデヒド類、エー
テル類、ラクトン類、ケトン類、アミン類、アミ
ド類、有機リン化合物、有機ケイ素化合物、チオ
ール類、チオエーテル類、チオエステル類などを
添加すると立体規則性が向上し、また必要に応じ
て水素を供給すれば分子量を調節することができ
る。なお、本発明で用いるプロピレン−エチレン
ブロツク共重合体は、MIが0.5〜20g/10分のも
のである。 本発明の方法においては、このようにして得ら
れるプロピレン−エチレンブロツク共重合体を、
有機過酸化物の存在下に熱処理して、分解度1.2
〜40の範囲に調節する。ここで用いることのでき
る有機過酸化物としては、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキ
サイド等のケトンパーオキサイド;n−ブチル−
4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレイ
ト等のパーオキシケタール;クメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド等のハイドロパーオキサイド;1,
3−ビス(t−ビチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン、ジクミルパーオキサイド等のジアルキ
ルパーオキサイド;ベンゾイルパーオキサイド、
デカノイルパーオキサイド等のジアシルパーオキ
サイド;ビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)
パーオキシジカーボネート等のパーカーボネー
ト;t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチ
ルパーオキシラウレート等のパーオキシエステル
などが挙げられるが、10時間半減期温度が100℃
以上で、かつ1分間半減期温度がプロピレン−エ
チレンブロツク共重合体の融点以上であることが
好ましい。このようなものとしては、クメンハイ
ドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハ
イドロパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジクミル
パーオキサイドなどがある。 また、プロピレン−エチレンブロツク共重合体
の熱処理は、通常この共重合体の溶融温度以上、
分解温度未満において、該共重合体に上述の有機
過酸化物を適量加え、一軸押出機、二軸混練機、
ニーダー、バンバリーミキサー、ロール等で溶融
混練することにより行う。この際の熱処理条件は
分解度(即ち、改質前の樹脂のメルトインデツク
スと改質後の軸脂のメルトインデツクスとの比)
が1.2〜40、好ましくは1.5〜30の範囲になるよう
に選定すればよい。分解度が1.2未満では改質の
程度が小さく、得られる改質ポリプロピレン樹脂
組成物の流動性が充分なものとならないため加工
性に劣る。逆に40を超えると分解が進みすぎ、耐
衝撃性の低下したものとなる。 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、流動性、剛性と耐衝撃
性とのバランスが良好であるとともに、光沢の良
好な改質ポリプロピレン樹脂を得ることができ
る。 このようにして得られた改質ポリプロピレン樹
脂は、自動車部材、家電部材、農業資材をはじめ
各種産業資材として有効に利用される。 〔実施例〕 次に本発明を実施例により、さらに詳しく説明
する。 実施例1〜10および比較例1〜8 (1) プロピレン−エチレンブロツク共重合体の製
造 10容の撹拌機付きオートクレーブに乾燥n−
ヘプタン4、三塩化チタン0.3gおよびジエチ
ルアルミニウムクロライド3gを仕込んだ。次い
で0.4〜0.8モル/モル−Tiの範囲で安息香酸メチ
ルを添加した(但し、比較例1では安息香酸メチ
ル無添加)。続いて水素を加え、その後昇温し、
65℃に保持しながらプロピレンを供給し、重合し
た。その後未反応のプロピレンを脱気し、次い
で、プロピレンとエチレンの混合ガスおよび水素
ガスを供給し、共重合した。共重合終了後、ブタ
ノールを添加し、濾過後、乾燥して白色のパウダ
ー状のプロピレン−エチレンブロツク共重合体を
得た。この共重合体の物性を第1表に示す。 (2) 改質ポリプロピレン樹脂の製造 上記(1)で得られたプロピレン−エチレンブロツ
ク共重合体に、所定量の1,3−ビス(t−ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼンを加え、均
一に混合して、220℃にて押出機で溶融混練して
改質ポリプロピレン樹脂のペレツトを得た。この
ペレツトを射出成形機で試験片を作成し、その物
性を調べた。結果を第1表に示す。
関し、詳しくは特定の性状を有するプロピレン−
エチレンブロツク共重合体を改質してなる流動
性、剛性および耐衝撃性のバランスの良好な光沢
のすぐれた改質ポリプロピレン樹脂の製造方法に
関する。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点〕 従来から、プロピレン−エチレンブロツク共重
合体の諸物性、特に加工性や流動性を改善するた
めに、有機過酸化物で改質することが行なわれて
いる(特公昭51−30102号公報、特公昭58−7665
号公報、特開昭58−76444号公報)。 このうち特公昭51−30102号公報には、プロピ
レン−エチレン共重合部が全体の3〜30重量%で
あり、該共重合部のエチレン単位含量が30重量%
以上のプロピレン−エチレンブロツク共重合体を
改質する方法が開示されているが、ここで得られ
る改質ポリプロピレン樹脂組成物は光沢が不良で
あるとともに機械的物性が不充分なものであつ
た。 また、特公昭58−7665号公報に開示されている
方法は、全体のエチレン単位含量が5〜15重量
%、プロピレン−エチレン共重合部のエチレン単
位含量が50〜80重量%であり、かつ該共重合部の
極限粘度が4〜15であるプロピレン−エチレンブ
ロツク共重合体を改質するものである。しかし、
この方法によつて得られる改質ポリプロピレン樹
脂組成物は、光沢が低下し、また流動性、剛性と
耐衝撃性とのバランスが悪い。 さらに、特開昭58−76444号公報に示される方
法は、プロピレン−エチレン共重合部が全体の8
〜20重量%であり、かつ該共重合部のエチレン単
位含量が35〜60重量%であるプロピレン−エチレ
ンブロツク共重合体を、少量(10〜50ppm)の有
機過酸化物で改質するものであるが、得られる改
質ポリプロピレン樹脂組成物は、流動性に劣り、
また機械的強度が充分なものではなかつた。 そこで本発明者らは、上記従来技術の欠点を克
服し、流動性、剛性と耐衝撃性のバランスと光沢
にすぐれたポリプロピレン樹脂の製造方法を開発
すべく鋭意研究を重ねた。 〔問題点を解決するための手段〕 その結果、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチ
ツクペンタツド分率、プロピレン−エチレン共重
合部の割合および該共重合部中のエチレン単位含
量を一定範囲に調節したプロピレン−エチレンブ
ロツク共重合体を用い、これを一定の分解度とな
るように改質することによつて、目的とする物性
を備えた改質ポリプロピレン樹脂が得られること
を見出した。本発明はこのような知見に基いて完
成したものである。 すなわち本発明は、主とししてプロピレン単独
重合部とプロピレン−エチレン共重合部よりな
り、かつ(A)沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチツ
クペンタツド分率が0.96以上、(B)全体に対するプ
ロピレン−エチレン共重合部の割合が3〜40重量
%および(C)プロピレン−エチレン共重合部のエチ
レン単位含量が該共重合部に対して10重量%以上
50重量%未満であり、メルトインデツクス(MI)
が0.5〜20g/10分であるプロピレン−エチレン
ブロツク共重合体を、有機過酸化物の存在下に熱
処理して分解度1.2〜40の範囲に調節することを
特徴とする改質ポリプロピレン樹脂の製造方法を
提供するものである。 本発明において、改質前の樹脂としては、主と
してプロピレン単独重合部とプロピレン−エチレ
ン共重合部よりなり、かつ上述の(A),(B)および(C)
の条件を備えたプロピレン−エチレンブロツク共
重合体が用いられる。 上記条件(A)は、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタ
クチツクペンタツド分率が0.96以上、好ましくは
0.965以上、さらに好ましくは0.970以上となるこ
とである。0.96未満では得られる改質ポリプロピ
レン樹脂の剛性および熱変形温度が低下し、耐衝
撃性とのバランスがとれない。ここで、沸騰ヘプ
タン不溶部とは、用いるプロピレン−エチレンブ
ロツク共重合体を沸騰キシレンに完全に溶解させ
たのち、20℃に降温して4時間放置し、その後濾
過して不溶部を分離し、この不溶部を乾燥させて
から、さらに沸騰ヘプタンで8時間ソツクスレー
抽出して得られた抽出残渣を指称する。また、ア
イソタクチツクペンタツド分率とは、A.
ZambelliらによつてMacromolecules6,925
(1973)に発表されている方法により定義される。
これは13C−NMRを使用して測定されるポリプ
ロピレン分子鎖中のペンタツド単位でのアイソタ
クチツク連鎖、換言すればプロピレンモノマー単
位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にある
プロピレンモノマー単位の分率である。ただし、
13C−NMR吸収ピークの帰属に関しては、その
後発刊されたMacromolecules8,687(1975)に
基いて行なう。 次に条件(B)は、プロピレン−エチレンブロツク
共重合体全体に対するプロピレン−エチレン共重
合部の割合を3〜40重量%、好ましくは8〜35重
量%の範囲に調節することである。ここでプロピ
レン−エチレン共重合部の割合が3重量%未満で
は、得られる改質ポリプロピレン樹脂の耐衝撃性
が劣る。一方、40重量%を超えると剛性、熱変形
温度および光沢の低下した改質ポリプロピレン樹
脂となる。 さらに条件(C)は、プロピレン−エチレン共重合
部のエチレン単位含量が、該共重合部に対して10
重量%以上50重量%未満、好ましくは15重量%以
上50重量%未満となるように調節することであ
る。ここでエチレン単位含量が、10重量%未満で
は得られる改質ポリプロピレン樹脂の剛性や耐衝
撃性が低下し、逆に50重量%以上では光沢の著し
く低下したものとなる。 上記(A),(B)および(C)の条件を満たしたプロピレ
ン−エチレンブロツク共重合体は様々な方法によ
り製造することができる。例えば三塩化チタンと
有機アルミニウム化合物とからなる触媒、またマ
グネシウム化合物に担持されたチタン複合体と有
機アルミニウム化合物および電子供与性化合物と
からなる触媒などを用いて、二段または三段以上
の多段重合法で製造することができる。さらに具
体的には、一段目でプロピレンのホモポリマーを
製造し、その後プロピレンモノマーを除去し、あ
るいは除去せずに二段目以降ではエチレンの存在
下、またはエチレンとプロピレンの共存下で重合
を進めることにより製造する。各段の圧力は数気
圧〜40気圧、温度は室温〜80℃とし、重合の形式
は溶液重合、スラリー重合、気相重合あるいはこ
れらの併合法が適用できる。なお、電子供与性化
合物、例えばアルコール類、アルデヒド類、エー
テル類、ラクトン類、ケトン類、アミン類、アミ
ド類、有機リン化合物、有機ケイ素化合物、チオ
ール類、チオエーテル類、チオエステル類などを
添加すると立体規則性が向上し、また必要に応じ
て水素を供給すれば分子量を調節することができ
る。なお、本発明で用いるプロピレン−エチレン
ブロツク共重合体は、MIが0.5〜20g/10分のも
のである。 本発明の方法においては、このようにして得ら
れるプロピレン−エチレンブロツク共重合体を、
有機過酸化物の存在下に熱処理して、分解度1.2
〜40の範囲に調節する。ここで用いることのでき
る有機過酸化物としては、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキ
サイド等のケトンパーオキサイド;n−ブチル−
4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレイ
ト等のパーオキシケタール;クメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド等のハイドロパーオキサイド;1,
3−ビス(t−ビチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン、ジクミルパーオキサイド等のジアルキ
ルパーオキサイド;ベンゾイルパーオキサイド、
デカノイルパーオキサイド等のジアシルパーオキ
サイド;ビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)
パーオキシジカーボネート等のパーカーボネー
ト;t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチ
ルパーオキシラウレート等のパーオキシエステル
などが挙げられるが、10時間半減期温度が100℃
以上で、かつ1分間半減期温度がプロピレン−エ
チレンブロツク共重合体の融点以上であることが
好ましい。このようなものとしては、クメンハイ
ドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハ
イドロパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジクミル
パーオキサイドなどがある。 また、プロピレン−エチレンブロツク共重合体
の熱処理は、通常この共重合体の溶融温度以上、
分解温度未満において、該共重合体に上述の有機
過酸化物を適量加え、一軸押出機、二軸混練機、
ニーダー、バンバリーミキサー、ロール等で溶融
混練することにより行う。この際の熱処理条件は
分解度(即ち、改質前の樹脂のメルトインデツク
スと改質後の軸脂のメルトインデツクスとの比)
が1.2〜40、好ましくは1.5〜30の範囲になるよう
に選定すればよい。分解度が1.2未満では改質の
程度が小さく、得られる改質ポリプロピレン樹脂
組成物の流動性が充分なものとならないため加工
性に劣る。逆に40を超えると分解が進みすぎ、耐
衝撃性の低下したものとなる。 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、流動性、剛性と耐衝撃
性とのバランスが良好であるとともに、光沢の良
好な改質ポリプロピレン樹脂を得ることができ
る。 このようにして得られた改質ポリプロピレン樹
脂は、自動車部材、家電部材、農業資材をはじめ
各種産業資材として有効に利用される。 〔実施例〕 次に本発明を実施例により、さらに詳しく説明
する。 実施例1〜10および比較例1〜8 (1) プロピレン−エチレンブロツク共重合体の製
造 10容の撹拌機付きオートクレーブに乾燥n−
ヘプタン4、三塩化チタン0.3gおよびジエチ
ルアルミニウムクロライド3gを仕込んだ。次い
で0.4〜0.8モル/モル−Tiの範囲で安息香酸メチ
ルを添加した(但し、比較例1では安息香酸メチ
ル無添加)。続いて水素を加え、その後昇温し、
65℃に保持しながらプロピレンを供給し、重合し
た。その後未反応のプロピレンを脱気し、次い
で、プロピレンとエチレンの混合ガスおよび水素
ガスを供給し、共重合した。共重合終了後、ブタ
ノールを添加し、濾過後、乾燥して白色のパウダ
ー状のプロピレン−エチレンブロツク共重合体を
得た。この共重合体の物性を第1表に示す。 (2) 改質ポリプロピレン樹脂の製造 上記(1)で得られたプロピレン−エチレンブロツ
ク共重合体に、所定量の1,3−ビス(t−ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼンを加え、均
一に混合して、220℃にて押出機で溶融混練して
改質ポリプロピレン樹脂のペレツトを得た。この
ペレツトを射出成形機で試験片を作成し、その物
性を調べた。結果を第1表に示す。
【表】
Claims (1)
- 1 主とししてプロピレン単独重合部とプロピレ
ン−エチレン共重合部よりなり、かつ(A)沸騰ヘプ
タン不溶部のアイソタクチツクペンタツド分率が
0.96以上、(B)全体に対するプロピレン−エチレン
共重合部の割合が3〜40重量%および(C)プロピレ
ン−エチレン共重合部のエチレン単位含量が該共
重合部に対して10重量%以上50重量%未満であ
り、メルトインデツクス(MI)が0.5〜20g/10
分であるプロピレン−エチレンブロツク共重合体
を、有機過酸化物の存在下に熱処理して分解度
1.2〜40の範囲に調節することを特徴とする改質
ポリプロピレン樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060285A JPS61211306A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060285A JPS61211306A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61211306A JPS61211306A (ja) | 1986-09-19 |
| JPH038642B2 true JPH038642B2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=12863512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5060285A Granted JPS61211306A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61211306A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69910967T2 (de) * | 1998-08-20 | 2004-07-22 | Basell Poliolefine Italia S.P.A. | Kristalline propylene-copolymerzusammensetzungen mit heissversiegelungseigenschaften, optischen eigenschaften und reduzierter löslichkeit |
| KR20020046389A (ko) * | 2000-12-13 | 2002-06-21 | 유현식 | 폴리프로필렌계 수지 조성물 |
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-
1985
- 1985-03-15 JP JP5060285A patent/JPS61211306A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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