JPH0411556B2 - - Google Patents
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- JPH0411556B2 JPH0411556B2 JP62088530A JP8853087A JPH0411556B2 JP H0411556 B2 JPH0411556 B2 JP H0411556B2 JP 62088530 A JP62088530 A JP 62088530A JP 8853087 A JP8853087 A JP 8853087A JP H0411556 B2 JPH0411556 B2 JP H0411556B2
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- JP
- Japan
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- antibiotic
- culture
- powder
- streptomyces
- strain
- Prior art date
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は、抗生物質RK−16及びその製造法に
関するものである。本発明のRK−16は、ストレ
プトミセス(Streptomyces)属に属する抗生物
質RK−16生産菌を培養して、その培養物中から
分離採取される文献未載の新規抗生物質である。
関するものである。本発明のRK−16は、ストレ
プトミセス(Streptomyces)属に属する抗生物
質RK−16生産菌を培養して、その培養物中から
分離採取される文献未載の新規抗生物質である。
(発明の背景)
抗生物質は、医療用のみならず農薬用としても
利用しうるものが現在までに数多く見出されてい
る。
利用しうるものが現在までに数多く見出されてい
る。
本発明者らは、従来より上記の如き有用な抗生
物質の探索を目的として、多数の土壌中から微生
物を分離し、その産出する抗生物質について、精
製、同定及び用途の開発を行つてきた。
物質の探索を目的として、多数の土壌中から微生
物を分離し、その産出する抗生物質について、精
製、同定及び用途の開発を行つてきた。
その結果、ストレプトミセス(Streptomyces)
属に属する微生物の培養物中に文献未載の新規抗
生物質が産出、蓄積されることの知見を得、その
単離、精製に成功した。
属に属する微生物の培養物中に文献未載の新規抗
生物質が産出、蓄積されることの知見を得、その
単離、精製に成功した。
(発明の目的)
本発明の目的は、新規な抗生物質および該抗生
物質を放射菌ストレプトミセス属に属する微生物
から分離・採取する方法を提供することにある。
物質を放射菌ストレプトミセス属に属する微生物
から分離・採取する方法を提供することにある。
(発明の構成)
<使用する微生物>
まず、本発明において用いる微生物は、抗生物
質RK−16の生産能を有するものであり、ストレ
プトミセス属に属する菌種である。
質RK−16の生産能を有するものであり、ストレ
プトミセス属に属する菌種である。
その一例として、ストレプトミセス・エスピ
ー・No.16(Streptomyces sp.No.16)(以下“No.16
株”という)と呼称される微生物は上記の特性を
有し、本発明の抗生物質RK−16を有利に生産す
るものであり、本発明方法に有効に利用し得るも
のである。
ー・No.16(Streptomyces sp.No.16)(以下“No.16
株”という)と呼称される微生物は上記の特性を
有し、本発明の抗生物質RK−16を有利に生産す
るものであり、本発明方法に有効に利用し得るも
のである。
また、上記No.16株の自然的及び人工的変異株は
勿論、ストレプトミセス属に属する菌種で後述す
る抗生物質RK−16の生産能を有する微生物はす
べて本発明方法において使用することができる。
勿論、ストレプトミセス属に属する菌種で後述す
る抗生物質RK−16の生産能を有する微生物はす
べて本発明方法において使用することができる。
上記No.16株は、本発明者により和歌山県伊都群
高野町で採取された土壌中より発見された土壌放
射菌であり、工業技術院微生物工業技術研究所に
昭和62年2月12日付受託され、その微生物受託番
号は、微工研菌寄第9196号(FERM P−9196)
である。
高野町で採取された土壌中より発見された土壌放
射菌であり、工業技術院微生物工業技術研究所に
昭和62年2月12日付受託され、その微生物受託番
号は、微工研菌寄第9196号(FERM P−9196)
である。
上記No.16株は、次の菌学的性質を有する。
1 形態的特徴
本菌株は和歌山県伊都群高野町に於て採集し
た土壌より分離されたもので、本菌株の菌体塩
酸加水分解物はL,L−ジアミノピメリン酸を
与える。本菌株は寒天培地上にて発育したもの
は、螺旋状の気菌糸を豊富にもち長い胞子鎖を
形成する。胞子は長円形のスピニーであり、メ
ラノイド色素を形成し、キサンチンと澱粉を利
用し、脱脂乳をペプトン化するが、硝酸を還元
せずゼラチン、セルローズを利用しない。以上
のことから本菌株はストレプトミセスに属す
る。本菌株を各種寒天培地上で27℃3週間培養
したものの生育状態は次の様である。(G:発
育、AM:気菌糸の着生と色調、R:裏面の色
調、SP:可溶性色素の生成、色調はデイスク
リテイブ・カラー・ネームズ・デイクシヨナリ
による。) 2 各種培地での生育状態 (1) スターチ・イースト寒天培地 G:良好 AM:豊富、3lg+g=ライト・ブラウン+
グレイ R:3nl=ダーク・ブラウン SP:なし (2) イーストエキス・マルツエキス寒天培地 G:良好 AM:豊富、c=ライト・グレイ R:3pg=ゴールデンブラウン SP:なし (3) オートミール寒天培地 G:不良 AM:貧弱 f=グレイ R:c=ライト・グレイ SP:なし (4) スターチ無機塩寒天培地 G:良好 AM:貧弱 R:la+b=ブライト・イエロー+グレイ SP:なし (5) チロシン寒天培地 G:良好 AM:貧弱 R:p=ブラツク SP:メラノイド色素多量 (6) シユクロース・硝酸塩寒天培地 G:不良 AM:貧弱 c=ライト・グレイ R:a=ホワイト SP:なし (7) グルコース・アスパラギン寒天培地 G:普通 AM:貧弱 ca+c=クリーム+ライト・グ
レイ R:ca+c=クリーム+ライト・グレイ SP:なし (8) グリセロール・アスパラギン寒天培地 G:良好 AM:普通 ca+c=クリーム+ライト・グ
レイ R:ca+c=クリーム+ホワイト SP:なし (9) 栄養寒天培地 G:不良 AM:貧弱 R:lc=ゴールド SP:なし (10) ペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地 G:不良 AM:貧弱 R:pe=アンテイーク・ゴールド SP:メラノイド色素多量 3 炭素源の利用 利用 L−アラビノース + D−キシロース + D−グルコース + D−フラクトース − シユクロース + イノシトール + L−ラムノース + ラフイノース + D−マンニトール + +…生育する −…生育しない 以上の性質を有する灰色系ストレプトミセス属
のものはS.durhamensis(ストレプトミセス デ
ユルハメンシス)が最も近縁のものである。
(Bergey′s Determinative Bacteriology8 th Ed
による。
た土壌より分離されたもので、本菌株の菌体塩
酸加水分解物はL,L−ジアミノピメリン酸を
与える。本菌株は寒天培地上にて発育したもの
は、螺旋状の気菌糸を豊富にもち長い胞子鎖を
形成する。胞子は長円形のスピニーであり、メ
ラノイド色素を形成し、キサンチンと澱粉を利
用し、脱脂乳をペプトン化するが、硝酸を還元
せずゼラチン、セルローズを利用しない。以上
のことから本菌株はストレプトミセスに属す
る。本菌株を各種寒天培地上で27℃3週間培養
したものの生育状態は次の様である。(G:発
育、AM:気菌糸の着生と色調、R:裏面の色
調、SP:可溶性色素の生成、色調はデイスク
リテイブ・カラー・ネームズ・デイクシヨナリ
による。) 2 各種培地での生育状態 (1) スターチ・イースト寒天培地 G:良好 AM:豊富、3lg+g=ライト・ブラウン+
グレイ R:3nl=ダーク・ブラウン SP:なし (2) イーストエキス・マルツエキス寒天培地 G:良好 AM:豊富、c=ライト・グレイ R:3pg=ゴールデンブラウン SP:なし (3) オートミール寒天培地 G:不良 AM:貧弱 f=グレイ R:c=ライト・グレイ SP:なし (4) スターチ無機塩寒天培地 G:良好 AM:貧弱 R:la+b=ブライト・イエロー+グレイ SP:なし (5) チロシン寒天培地 G:良好 AM:貧弱 R:p=ブラツク SP:メラノイド色素多量 (6) シユクロース・硝酸塩寒天培地 G:不良 AM:貧弱 c=ライト・グレイ R:a=ホワイト SP:なし (7) グルコース・アスパラギン寒天培地 G:普通 AM:貧弱 ca+c=クリーム+ライト・グ
レイ R:ca+c=クリーム+ライト・グレイ SP:なし (8) グリセロール・アスパラギン寒天培地 G:良好 AM:普通 ca+c=クリーム+ライト・グ
レイ R:ca+c=クリーム+ホワイト SP:なし (9) 栄養寒天培地 G:不良 AM:貧弱 R:lc=ゴールド SP:なし (10) ペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地 G:不良 AM:貧弱 R:pe=アンテイーク・ゴールド SP:メラノイド色素多量 3 炭素源の利用 利用 L−アラビノース + D−キシロース + D−グルコース + D−フラクトース − シユクロース + イノシトール + L−ラムノース + ラフイノース + D−マンニトール + +…生育する −…生育しない 以上の性質を有する灰色系ストレプトミセス属
のものはS.durhamensis(ストレプトミセス デ
ユルハメンシス)が最も近縁のものである。
(Bergey′s Determinative Bacteriology8 th Ed
による。
(培養法及び精製法)
本発明の抗生物質RK−16を得るに当つては、
ストレプトミセス属に属する上記抗生物質生産菌
を、抗生物質を生産する通常の方法で培養すれば
よい。培養の形態は、液体培養でも固体培養でも
よく、工業的に有利に培養するためには、前記生
産菌の胞子懸濁液又は培養液を培地に接種し、通
気撹拌培養を行えばよい。
ストレプトミセス属に属する上記抗生物質生産菌
を、抗生物質を生産する通常の方法で培養すれば
よい。培養の形態は、液体培養でも固体培養でも
よく、工業的に有利に培養するためには、前記生
産菌の胞子懸濁液又は培養液を培地に接種し、通
気撹拌培養を行えばよい。
培地の栄養源としては特に限定されることはな
く、微生物の培養に通常用いられる炭素源、窒素
源その他を培地中に含有させることができる。炭
素源としては、澱粉、デキストリン、グリセリ
ン、グルコース、シユクロース、ガラクトース、
イノシトール、マンニトールなどが、また窒素源
としては、ペプトン、大豆粉、肉エキス、米ぬ
か、麸、尿素、コーンステイープリカー、アンモ
ニア塩、硝酸塩、その他の有機または無機の窒素
化合物が用いられる。その他、無機塩類、たとえ
ば食塩、燐酸塩類、カリウム、カルシウム、亜
鉛、マンガン、鉄等の金属塩類等を適宜に添加し
てもよく、必要に応じて消泡剤として、動、植、
鉱物油等を添加してもよい。培養温度、培養時間
等の培養条件は使用菌の発育に適し、しかもRK
−16の生産が最高となるような条件が選ばれる。
たとえば、培地のPHは4〜9、特に7.3〜7.5付近
がよく、培養の適温は25〜35℃程度がよい。しか
し、これらの培養組成物、培地の水素イオン濃
度、培地温度、撹拌条件などの培養条件は使用す
る菌株の種類や、外部の条件などに応じて好まし
い結果が得られるように適宜調節されるべきであ
ることはいうまでもない。このようにして得られ
る培養物から、RK−16を得るには、代謝産物を
採取するのに通常用いられる手段を適宜に利用し
て採取し得る。たとえば、RK−16と不純物との
溶解度差を利用する手段、イオン結合力の差を利
用する手段、吸着親和力の差を利用する手段、分
子量の差を利用する手段のいずれも、それぞれ単
独、又は適宜組合わせて、あるいは反復して使用
される。具体的には、RK−16は、培養瀘液にそ
の大部分が存在する。その遠心瀘液を陽イオン交
換クロマトグラフイー(例えば、ダウエツクス
(Dowex)50W、溶出液:0.5Nアンモニア水)に
付し、更に溶出液を中和後吸着クロマトグラフイ
ー(例えば、ダイヤイオンHP−20、溶出液:含
水メタノール)に付した後、溶出液を減圧濃縮、
凍結乾燥すると、RK−16の粗粉末を得る。得ら
れた粗粉末の水溶液を活性炭カラムを通過させ、
含水アセトンで溶出し、活性区分を集め濃縮、凍
結乾燥する。得られた粉末を、ブタノール−メタ
ノール−水混合溶液に溶かし、セルロース粉末の
カラムに乗せ、同じ溶媒で展開する。活性区分を
濃縮、凍結乾燥すると活性物質の粗粉末が得られ
る。このものを、更に次の方法によつて精製す
る。すなわち、上記粗粉末の水溶液をゲル濾過ク
ロマトグラフイー(例えば、セフアデツクス
(Sephadex)LH−20、溶出液:含水メタノー
ル)に付し、活性区分を集めて、減圧濃縮、凍結
乾燥及び再結晶化を行うと、RK−16の純品が得
られる。
く、微生物の培養に通常用いられる炭素源、窒素
源その他を培地中に含有させることができる。炭
素源としては、澱粉、デキストリン、グリセリ
ン、グルコース、シユクロース、ガラクトース、
イノシトール、マンニトールなどが、また窒素源
としては、ペプトン、大豆粉、肉エキス、米ぬ
か、麸、尿素、コーンステイープリカー、アンモ
ニア塩、硝酸塩、その他の有機または無機の窒素
化合物が用いられる。その他、無機塩類、たとえ
ば食塩、燐酸塩類、カリウム、カルシウム、亜
鉛、マンガン、鉄等の金属塩類等を適宜に添加し
てもよく、必要に応じて消泡剤として、動、植、
鉱物油等を添加してもよい。培養温度、培養時間
等の培養条件は使用菌の発育に適し、しかもRK
−16の生産が最高となるような条件が選ばれる。
たとえば、培地のPHは4〜9、特に7.3〜7.5付近
がよく、培養の適温は25〜35℃程度がよい。しか
し、これらの培養組成物、培地の水素イオン濃
度、培地温度、撹拌条件などの培養条件は使用す
る菌株の種類や、外部の条件などに応じて好まし
い結果が得られるように適宜調節されるべきであ
ることはいうまでもない。このようにして得られ
る培養物から、RK−16を得るには、代謝産物を
採取するのに通常用いられる手段を適宜に利用し
て採取し得る。たとえば、RK−16と不純物との
溶解度差を利用する手段、イオン結合力の差を利
用する手段、吸着親和力の差を利用する手段、分
子量の差を利用する手段のいずれも、それぞれ単
独、又は適宜組合わせて、あるいは反復して使用
される。具体的には、RK−16は、培養瀘液にそ
の大部分が存在する。その遠心瀘液を陽イオン交
換クロマトグラフイー(例えば、ダウエツクス
(Dowex)50W、溶出液:0.5Nアンモニア水)に
付し、更に溶出液を中和後吸着クロマトグラフイ
ー(例えば、ダイヤイオンHP−20、溶出液:含
水メタノール)に付した後、溶出液を減圧濃縮、
凍結乾燥すると、RK−16の粗粉末を得る。得ら
れた粗粉末の水溶液を活性炭カラムを通過させ、
含水アセトンで溶出し、活性区分を集め濃縮、凍
結乾燥する。得られた粉末を、ブタノール−メタ
ノール−水混合溶液に溶かし、セルロース粉末の
カラムに乗せ、同じ溶媒で展開する。活性区分を
濃縮、凍結乾燥すると活性物質の粗粉末が得られ
る。このものを、更に次の方法によつて精製す
る。すなわち、上記粗粉末の水溶液をゲル濾過ク
ロマトグラフイー(例えば、セフアデツクス
(Sephadex)LH−20、溶出液:含水メタノー
ル)に付し、活性区分を集めて、減圧濃縮、凍結
乾燥及び再結晶化を行うと、RK−16の純品が得
られる。
かくして得られたRK−16の理化学的性質及び
生物学的性質は、次のとおりである。
生物学的性質は、次のとおりである。
〔RK−16の理化学的性質及び生物学的性質〕
(1) 形状:無色粉末
(2) 融点:230℃以上(分解)
(3) 分子式:C16H24N7O8P・H2O
(4) 元素分析:炭素39.22%、水素4.90%、窒素
19.94% (5) 比旋光度:〔α〕20 D−19.6°(H2O) (6) 紫外部吸収スペクトル:λnaxnm(E1% 1cm) 第1図のとおり 酸性:0.1N−HCl 264nm(261) 中性:H2O 269nm(311)、255nm(sh) 塩基性:0.1N−NaOH 280nm(355) (7) 赤外部吸収スペクトル:νKBr nax 第2図のとおり 3400、1720、1660、1590、1400 1370、1340、1200、1110、1040cm-1 (8) 核磁気共鳴スペクトル:( 31P NMR)δP
10.5ppm (9) 分子量:(FAB−MS)MH+m/z474.1493 (10) 溶解性:水の可溶、メタノールに難溶、酢酸
エチル、クロロホルム、ベンゼン、エーテル、
ヘキサン、アセトンに不溶。
19.94% (5) 比旋光度:〔α〕20 D−19.6°(H2O) (6) 紫外部吸収スペクトル:λnaxnm(E1% 1cm) 第1図のとおり 酸性:0.1N−HCl 264nm(261) 中性:H2O 269nm(311)、255nm(sh) 塩基性:0.1N−NaOH 280nm(355) (7) 赤外部吸収スペクトル:νKBr nax 第2図のとおり 3400、1720、1660、1590、1400 1370、1340、1200、1110、1040cm-1 (8) 核磁気共鳴スペクトル:( 31P NMR)δP
10.5ppm (9) 分子量:(FAB−MS)MH+m/z474.1493 (10) 溶解性:水の可溶、メタノールに難溶、酢酸
エチル、クロロホルム、ベンゼン、エーテル、
ヘキサン、アセトンに不溶。
(11) 呈色反応:ニンヒドリン(Ninhydrin)反
応……陽性 レミユー(Lemieux)試薬……陽性 (12) Rf値:シリカゲル薄層クロマトグラフイー
(Merck F254)溶媒系 Rf値 ブタノール−メタノール−水(4:1:2)
0.27 ブタノール−酢酸−水(4:1:2) 0.48 プロパノール−1N・NH4OH(7:3) 0.22 (13) 塩基性、酸性、中性の区別:両性物質 (pKa:4.4、8.9) (14) 抗菌スペクトル:寒天平板希釈法による検
定を行い、胞子形成阻害の最低濃度を求めた 供試菌 胞子形成阻害最低濃度(μg/ml) Γ ボトリチス・シネリア(Botrytis
cinerea) 0.25 Γ アスパジラス・ニガー(Aspergillus
niger) 1.0 (15) 構造式 (他物質との比較) 本物質は特徴的な抗菌スペクトルを示し、植物
病原性糸状菌のうちボトリチス シネレア
(Botrytis cinerea)に対し、特徴的に活性が認
められる。これまでに、B.シネレア(B.cinerea)
に選択的に抗菌作用を有する抗生物質として、プ
ルマイシン(prumycin)、エゾマイシン
(ezomycin)が見出されているが、本物質と比較
すると、薄層クロマトグラフイーでRf値は著し
く異なり、また紫外部吸収極大にも大きな相違が
認められ、明らかに異なる物質である。その紫外
部吸収スペクトルを既知抗生物質と比較したが、
一致するものはなく、本物質を新規抗生物質であ
ると結論し、フオスミドシン(Phosmidosine)
と命名した。
応……陽性 レミユー(Lemieux)試薬……陽性 (12) Rf値:シリカゲル薄層クロマトグラフイー
(Merck F254)溶媒系 Rf値 ブタノール−メタノール−水(4:1:2)
0.27 ブタノール−酢酸−水(4:1:2) 0.48 プロパノール−1N・NH4OH(7:3) 0.22 (13) 塩基性、酸性、中性の区別:両性物質 (pKa:4.4、8.9) (14) 抗菌スペクトル:寒天平板希釈法による検
定を行い、胞子形成阻害の最低濃度を求めた 供試菌 胞子形成阻害最低濃度(μg/ml) Γ ボトリチス・シネリア(Botrytis
cinerea) 0.25 Γ アスパジラス・ニガー(Aspergillus
niger) 1.0 (15) 構造式 (他物質との比較) 本物質は特徴的な抗菌スペクトルを示し、植物
病原性糸状菌のうちボトリチス シネレア
(Botrytis cinerea)に対し、特徴的に活性が認
められる。これまでに、B.シネレア(B.cinerea)
に選択的に抗菌作用を有する抗生物質として、プ
ルマイシン(prumycin)、エゾマイシン
(ezomycin)が見出されているが、本物質と比較
すると、薄層クロマトグラフイーでRf値は著し
く異なり、また紫外部吸収極大にも大きな相違が
認められ、明らかに異なる物質である。その紫外
部吸収スペクトルを既知抗生物質と比較したが、
一致するものはなく、本物質を新規抗生物質であ
ると結論し、フオスミドシン(Phosmidosine)
と命名した。
(有用性)
RK−16は、上記の如く植物病原性の糸状菌に
対し、生育阻害作用を示すことから農業用抗生物
質としての利用が期待される。
対し、生育阻害作用を示すことから農業用抗生物
質としての利用が期待される。
実施例
放線菌No.RK−16株を、グルコース2%、可溶
性デンプン1%、肉エキス0.1%、酵母0.4%、大
豆粉2.5%、食塩0.2%、第二燐酸カリウム0.005%
の組成の液体培地、18を含む30容ジヤー・フ
アーメンター中に接種し、27℃、72時間、
350rpm、通気量18/minで通気撹拌培養を行
つた。培養液の最終PH値は7.3〜7.5であつた。ジ
ヤーフアーメンター4基分の培養液に濾過助剤セ
ライトを加えて遠心濾過し菌体と瀘液とに分け
た。瀘液(40)を陽イオン交換樹脂
Dowex50W×8(10)のカラムに通過させ、カ
ラムを水40で洗條した後、0.5Nアンモニア水
を用いて活性物質を溶出した。溶出液(40)を
3N・塩酸によつて中和し、溶液をダイヤイオン
HP−20(10)のカラムに通過させ、カラムを
水10で洗滌した。次いで:活性成分を60%含水
メタノール20を用いて溶出した。溶出液を減圧
濃縮し少量(300ml)にして凍結乾燥することに
よつて、8.3gの粗粉末を得た。この粉末を200ml
の水に溶解して活性炭のカラム(250ml)を通過
させた。カラムを水1で洗滌後、70%含水メタ
ノール1で更に洗滌した。次いで、50%含水ア
セトンを用いて溶出し、溶出液は50mlづつ分別し
た。寒天プレート法によつて、ボトリチス シネ
リア(Botrytis cinerea)に阻害活性を示す画分
を集めて濃縮し、得られる水溶液50mlを凍結乾燥
すると、粉末1.06gが得られた。この粉末500mg
を5mlの溶媒系、ブタノール:メタノール:水=
4:1:2に溶かし、同じ溶媒系でつめたセルロ
ース粉末のカラム(33mmφ×100cm)に乗せた。
同じ溶媒系で試料を展開し、フラクシヨン、コレ
クターによつて20mlづつ分画した。およそ200番
から300番の間の試験管に活性物質が溶出された。
有効部分を集めて濃縮し、約15mlの水溶液にし
た。これを凍結乾燥すると55mgの活性物質の粗粉
末が得られた。この粉末を2mlの水に溶解し、セ
フアデツクスLH20のカラム(26mmφ×70cm)に
乗せた。カラムを30%含水メタノールで展開し、
フラクシヨンコレクターによつて10mlづつ分画し
た。ボトリチチスシネリア(Botrytis cinerea)
に対し阻害活性を示す15番目から35番目の試験管
のうち強い活性画分を集めて減圧濃縮し、10mlの
水溶液を得た。これを凍結乾燥し、得られる粉末
(40mg)を水−エタノールによつて再結晶し、濾
過乾燥することによつて、30mgのRK−16物質が
純品とし得られた。
性デンプン1%、肉エキス0.1%、酵母0.4%、大
豆粉2.5%、食塩0.2%、第二燐酸カリウム0.005%
の組成の液体培地、18を含む30容ジヤー・フ
アーメンター中に接種し、27℃、72時間、
350rpm、通気量18/minで通気撹拌培養を行
つた。培養液の最終PH値は7.3〜7.5であつた。ジ
ヤーフアーメンター4基分の培養液に濾過助剤セ
ライトを加えて遠心濾過し菌体と瀘液とに分け
た。瀘液(40)を陽イオン交換樹脂
Dowex50W×8(10)のカラムに通過させ、カ
ラムを水40で洗條した後、0.5Nアンモニア水
を用いて活性物質を溶出した。溶出液(40)を
3N・塩酸によつて中和し、溶液をダイヤイオン
HP−20(10)のカラムに通過させ、カラムを
水10で洗滌した。次いで:活性成分を60%含水
メタノール20を用いて溶出した。溶出液を減圧
濃縮し少量(300ml)にして凍結乾燥することに
よつて、8.3gの粗粉末を得た。この粉末を200ml
の水に溶解して活性炭のカラム(250ml)を通過
させた。カラムを水1で洗滌後、70%含水メタ
ノール1で更に洗滌した。次いで、50%含水ア
セトンを用いて溶出し、溶出液は50mlづつ分別し
た。寒天プレート法によつて、ボトリチス シネ
リア(Botrytis cinerea)に阻害活性を示す画分
を集めて濃縮し、得られる水溶液50mlを凍結乾燥
すると、粉末1.06gが得られた。この粉末500mg
を5mlの溶媒系、ブタノール:メタノール:水=
4:1:2に溶かし、同じ溶媒系でつめたセルロ
ース粉末のカラム(33mmφ×100cm)に乗せた。
同じ溶媒系で試料を展開し、フラクシヨン、コレ
クターによつて20mlづつ分画した。およそ200番
から300番の間の試験管に活性物質が溶出された。
有効部分を集めて濃縮し、約15mlの水溶液にし
た。これを凍結乾燥すると55mgの活性物質の粗粉
末が得られた。この粉末を2mlの水に溶解し、セ
フアデツクスLH20のカラム(26mmφ×70cm)に
乗せた。カラムを30%含水メタノールで展開し、
フラクシヨンコレクターによつて10mlづつ分画し
た。ボトリチチスシネリア(Botrytis cinerea)
に対し阻害活性を示す15番目から35番目の試験管
のうち強い活性画分を集めて減圧濃縮し、10mlの
水溶液を得た。これを凍結乾燥し、得られる粉末
(40mg)を水−エタノールによつて再結晶し、濾
過乾燥することによつて、30mgのRK−16物質が
純品とし得られた。
第1図は、RK−16の紫外線吸収スペクトルを
示す図であり、第2図は、RK−16の赤外線吸収
スペクトルを示す図である。
示す図であり、第2図は、RK−16の赤外線吸収
スペクトルを示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の構造式で表される抗生物質RK−16。 2 ストレプトミセス層(Streptomyces)属に
属する抗生物質RK−16生産菌を培養し、その培
養物から抗生物質RK−16を分離採取することを
特徴とする抗生物質RK−16の製造法。 3 抗生物質RK−16生産菌が、ストレプトミセ
ス・エスピー・No.16(Streptomyces sp.No.16)で
ある特許請求の範囲第2項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62088530A JPS63255292A (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 抗生物質rk−16及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62088530A JPS63255292A (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 抗生物質rk−16及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63255292A JPS63255292A (ja) | 1988-10-21 |
| JPH0411556B2 true JPH0411556B2 (ja) | 1992-02-28 |
Family
ID=13945392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62088530A Granted JPS63255292A (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 抗生物質rk−16及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63255292A (ja) |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP62088530A patent/JPS63255292A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63255292A (ja) | 1988-10-21 |
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