JPH0361676B2 - - Google Patents
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- JPH0361676B2 JPH0361676B2 JP58036930A JP3693083A JPH0361676B2 JP H0361676 B2 JPH0361676 B2 JP H0361676B2 JP 58036930 A JP58036930 A JP 58036930A JP 3693083 A JP3693083 A JP 3693083A JP H0361676 B2 JPH0361676 B2 JP H0361676B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- color
- antibiotic
- methanol
- streptomyces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新抗生物質RK−1339物質及びその
製造法に関するものである。
製造法に関するものである。
更に詳しくは、本発明はストレプトミセス
(Streptomyces)属に属する抗生物質RK−1339
物質生産菌を培養して得られる培養物より新抗生
物質RK−1339物質を分離、採取することを特徴
とする新抗生物質RK−1339物質の製造法及び該
抗生物質RK−1339物質に係るものであり、前記
RK−1339物質は既知文献未載の新規物質であ
る。
(Streptomyces)属に属する抗生物質RK−1339
物質生産菌を培養して得られる培養物より新抗生
物質RK−1339物質を分離、採取することを特徴
とする新抗生物質RK−1339物質の製造法及び該
抗生物質RK−1339物質に係るものであり、前記
RK−1339物質は既知文献未載の新規物質であ
る。
本発明者らは、吉田肉腫細胞(Yoshida sarco
−ma cells)に対して細胞変性作用を示す新規
活性物質の探索を目的として多数の土壌中より微
生物を分離し、その産生する二次代謝物質を分
離、探索した結果、ストレプトミセス属に属する
微生物の培養液中に文献未載の新規活性物質が産
生、蓄積されることの新たな知見を得て、ここに
本発明を完成するに至つた。
−ma cells)に対して細胞変性作用を示す新規
活性物質の探索を目的として多数の土壌中より微
生物を分離し、その産生する二次代謝物質を分
離、探索した結果、ストレプトミセス属に属する
微生物の培養液中に文献未載の新規活性物質が産
生、蓄積されることの新たな知見を得て、ここに
本発明を完成するに至つた。
以下に、本発明の新抗生物質RK−1339物質及
びその製造法について詳述する。
びその製造法について詳述する。
本発明方法において用いる微生物は、新抗生物
質RK−1339物質の生産能を有するストレプトミ
セス属に属する菌種である。
質RK−1339物質の生産能を有するストレプトミ
セス属に属する菌種である。
その一例として、ストレプトミセス・エスピ
ー・RK−1339((Streptomyces sp.RK−1339)
(以下、単に「RK−1339株」という。)と呼称さ
れる微生物が前記の特性を有する新菌株で、本発
明の新抗生物質RK−1339物質を有利に生産する
ものであり、本発明方法に有効に利用し得る微生
物として挙げられる。
ー・RK−1339((Streptomyces sp.RK−1339)
(以下、単に「RK−1339株」という。)と呼称さ
れる微生物が前記の特性を有する新菌株で、本発
明の新抗生物質RK−1339物質を有利に生産する
ものであり、本発明方法に有効に利用し得る微生
物として挙げられる。
また、前記ストレプトミセス・エスピー・RK
−1339の自然的及び人工的変異株は勿論、ストレ
プトミセス属に属する菌種で、後述の新抗生物質
RK−1339物質(以下、単に「RK−1339物質」
という。)の生産能を有する微生物は、すべて本
発明方法において使用することができる。
−1339の自然的及び人工的変異株は勿論、ストレ
プトミセス属に属する菌種で、後述の新抗生物質
RK−1339物質(以下、単に「RK−1339物質」
という。)の生産能を有する微生物は、すべて本
発明方法において使用することができる。
RK−1339株は本発明者により、岩手県宮古市
で採取した土壌試料中より発見されたストレプト
ミセス属に属する土壌放線菌であり、工業技術院
微生物工業技術研究所に昭和58年2月26日に寄託
され、その微生物受託番号は、微工研菌寄第6934
号(FERM P−6934)である。RK−1339株の
菌学的性質は次の通りである。
で採取した土壌試料中より発見されたストレプト
ミセス属に属する土壌放線菌であり、工業技術院
微生物工業技術研究所に昭和58年2月26日に寄託
され、その微生物受託番号は、微工研菌寄第6934
号(FERM P−6934)である。RK−1339株の
菌学的性質は次の通りである。
() 形態的特徴
RK−1339株はストレプトミセス属に属し、ス
ターチ無機寒天培地、チロシン寒天培地、イース
ト麦芽寒天培地、オートミール寒天培地上で豊富
な気中菌糸の生育と共に良好な発育をする。シユ
ークロース硝酸塩寒天培地、グルコースアスパラ
ギン寒天培地、ペプトンイースト鉄寒天培地上で
の気中菌糸の発育は不良か又はないが、基底菌糸
は良好に生育する。グリセロールアスパラギン寒
天培地、栄養寒天培地上の発育はやや不良で気中
菌糸の発育も充分でない。検査対象の炭素源に対
しては全て生育するがL−アラビノースで発育が
若干悪い。気中菌糸は全般に灰白色で、可溶性色
素の生成は少ない。気中菌糸の光学顕微鏡観察で
は分枝は不規則に分枝し、その先端に約1μmの胞
子鎖を形成する。胞子は楕円形状で数十個がつら
なる。スターチ無機寒天培地に生育したものは菌
糸先端がカール状である。
ターチ無機寒天培地、チロシン寒天培地、イース
ト麦芽寒天培地、オートミール寒天培地上で豊富
な気中菌糸の生育と共に良好な発育をする。シユ
ークロース硝酸塩寒天培地、グルコースアスパラ
ギン寒天培地、ペプトンイースト鉄寒天培地上で
の気中菌糸の発育は不良か又はないが、基底菌糸
は良好に生育する。グリセロールアスパラギン寒
天培地、栄養寒天培地上の発育はやや不良で気中
菌糸の発育も充分でない。検査対象の炭素源に対
しては全て生育するがL−アラビノースで発育が
若干悪い。気中菌糸は全般に灰白色で、可溶性色
素の生成は少ない。気中菌糸の光学顕微鏡観察で
は分枝は不規則に分枝し、その先端に約1μmの胞
子鎖を形成する。胞子は楕円形状で数十個がつら
なる。スターチ無機寒天培地に生育したものは菌
糸先端がカール状である。
() 各種培地上での生育状態
特許庁産業別審査基準に従い、各種培地を調製
し、接種後3週間後に観察した結果を次に記載す
る。尚色調の記載に於て( )内の記号はデイス
クリプテイプ・カラー・ネームズ・デイクシヨナ
リー(Descriptive Color names dictionary)
第4版の色名記号に従つたものである。
し、接種後3週間後に観察した結果を次に記載す
る。尚色調の記載に於て( )内の記号はデイス
クリプテイプ・カラー・ネームズ・デイクシヨナ
リー(Descriptive Color names dictionary)
第4版の色名記号に従つたものである。
1 シユークロース硝酸塩寒天培地
生 育 :普通
気中菌糸の着性 :なし
気中菌糸の色 :不明
基底菌糸の色 :(6ngインデイアンレツド)
可溶性色素 :(6ieレツドウツド)生成は少な
い。
い。
2 グルコース・アスパラギン寒天培地
生 育 :やや不良
気中菌糸の着生 :不良、わずかに着生がみら
れる。
れる。
気中菌糸の色 :(3cbサンド)
基底菌糸の色 :(3neトパーズ)
可溶性色素 :(3gcライトタン)生成は少
ない。
ない。
3 グリセロール・アスパラギン寒天培地
生 育 :やや不良
気中菌糸の着生:やや不良
気中菌糸の色 :(4ecベイジユ)
基底菌糸の色 :(3ieキヤメル)
可溶性色素 :なし
4 スターチ無機塩寒天培地
生 育 :良好
気中菌糸の着性:豊富
気中菌糸の色 :(3cbサンド)
基底菌糸の色 :(3eaライナメロンイエロー)
可溶性色素 :なし
5 チロシン寒天培地
生 育 :良好
気中菌糸の着生:豊富
気中菌糸の色 :(cライトグレー)
基底菌糸の色 :(3caシエル)
可溶性色素 :なし
6 栄養寒天培地
生 育 :やや不良
気中菌糸の着生 :なし
気中菌糸の色 :不明
基底菌糸の色 :(3caシエル)
可溶性色素 :なし
7 イースト麦芽寒天培地
生 育 :良好
気中菌糸の着生 :豊富
気中菌糸の色 :(dグレー)
基底菌糸の色 :(3ieキヤメル)
可溶性色素 :(3icライトアンバー)生成は少
ない。
ない。
8 オートミール寒天培地
生 育 :良好
気中菌糸の着生:豊富
気中菌糸の色 :(bオイスターホワイト)
基底菌糸の色 :(3ieキヤメル)
可溶性色素 :なし
9 ペプトン・イースト鉄寒天培地
生 育 :普通
気中菌糸の着生 :なし
気中菌糸の色 :不明
基底菌糸の色 :(2eaライトメイズ)
可溶性色素 :なし
() 炭素源の資化性(プリドハム・ゴツトリ
ーブ寒天培地) 1 L−アラビノース + 2 D−キシロース +++ 3 D−グルコース +++ 4 D−フラクトース +++ 5 シユークロス +++ 6 イノシトール ++ 7 L−ラムノース +++ 8 ラフイノース +++ 9 D−マンニツト +++ + : 利用する。
ーブ寒天培地) 1 L−アラビノース + 2 D−キシロース +++ 3 D−グルコース +++ 4 D−フラクトース +++ 5 シユークロス +++ 6 イノシトール ++ 7 L−ラムノース +++ 8 ラフイノース +++ 9 D−マンニツト +++ + : 利用する。
++: よく利用する。
+++:非常によく利用する。
() 生理的性質
1 至適生育温度
27−30℃
2 ゼラチンの液化(グルコース・ペプトンゼラ
チン培地上) なし 3 スターチの加水分解(スターチ寒天培地上)
分解する。
チン培地上) なし 3 スターチの加水分解(スターチ寒天培地上)
分解する。
4 脱脂牛乳の凝固・ペプトン化
なし
5 メラニン様色素の生成(チロシン寒天培地及
びペプトンイースト鉄寒天培地上) なし 上記の諸性質を有するRK−1339株を野々村氏
によるジヤーナル・オブ・フアーメンテイシヨ
ン・テクノロジー52巻2号記載の放線菌l.S.P.458
菌種の分類法の記載(キイ・フオア・クラシイフ
イケイシヨン・アンド・アイデンテイフイケイシ
ヨン・オブ・458スペシス・オブ・ザ・ストレプ
トミセス・インクル−デツド・インl.S.P)(Key
for classification and identification of
458species of streptomyces included in l.S.P.)
により探索すると、気中菌糸が、白から灰色を
呈する点、メラノイド色素を生成しない点、
菌の裏が特徴的な色を呈さない点、可溶性色素
を生成しない点、胞子がスムースである点及び
糖をすべて利用する点、等の特徴を有すること
から、RK−1339株は、ストレプトミセス・スク
レロテイアラス(Streptomyces sclerotialus)、
ストレプトミセス・カルブス(Streptomyces
calvus)、ストレプトミセス・グラミノフアシエ
ンス(Streptomyces graminofaciens)に近緑の
一菌種と考えられる。
びペプトンイースト鉄寒天培地上) なし 上記の諸性質を有するRK−1339株を野々村氏
によるジヤーナル・オブ・フアーメンテイシヨ
ン・テクノロジー52巻2号記載の放線菌l.S.P.458
菌種の分類法の記載(キイ・フオア・クラシイフ
イケイシヨン・アンド・アイデンテイフイケイシ
ヨン・オブ・458スペシス・オブ・ザ・ストレプ
トミセス・インクル−デツド・インl.S.P)(Key
for classification and identification of
458species of streptomyces included in l.S.P.)
により探索すると、気中菌糸が、白から灰色を
呈する点、メラノイド色素を生成しない点、
菌の裏が特徴的な色を呈さない点、可溶性色素
を生成しない点、胞子がスムースである点及び
糖をすべて利用する点、等の特徴を有すること
から、RK−1339株は、ストレプトミセス・スク
レロテイアラス(Streptomyces sclerotialus)、
ストレプトミセス・カルブス(Streptomyces
calvus)、ストレプトミセス・グラミノフアシエ
ンス(Streptomyces graminofaciens)に近緑の
一菌種と考えられる。
次に、本発明を実施するに当つては、ストレプ
トミセス属に属する抗生物質RK−1339物質生産
菌を、抗生物質を生産する通常の方法で培養する
ことができる。培養の形態は、液体培養でも固体
培養でもよく、工業的に有利に培養するために
は、前記生産菌の胞子懸濁液又は培養液を培地に
接種し、通気撹拌培養を行えばよい。
トミセス属に属する抗生物質RK−1339物質生産
菌を、抗生物質を生産する通常の方法で培養する
ことができる。培養の形態は、液体培養でも固体
培養でもよく、工業的に有利に培養するために
は、前記生産菌の胞子懸濁液又は培養液を培地に
接種し、通気撹拌培養を行えばよい。
培地の栄養源としては特に限定されることはな
く、微生物の培養に通常用いられる炭素源、窒素
源その他を培地中に含有させることができる。炭
素源としては、殿粉、デキストリン、グリセリ
ン、グルコース、シユークロース、ガラクトー
ス、イノシトール、マンニトールなどが、また窒
素源としてはペプトン、大豆粉、肉エキス、米ぬ
か、〓、尿素、コーンステイープリカー、アンモ
ニウメム塩、硝酸塩、その他の有機または無機の
窒素化合物が用いられる。その他、無機塩類、た
とえば、食塩、燐酸塩類、カリウム、カルシウ
ム、亜鉛、マンガン、鉄等の金属塩類等を適宜に
添加してもよく、必要に応じて消泡剤として、
動・植・鉱物油等を添加してもよい。培養温度、
培養時間等の培養条件は使用菌の発育に適し、し
かもRK−1339物質の生産が最高となるような条
件が選ばれる。たとえば培地のPHは4〜9、特に
中性付近がよく、培養の適温は25°〜35℃程度が
よい。
く、微生物の培養に通常用いられる炭素源、窒素
源その他を培地中に含有させることができる。炭
素源としては、殿粉、デキストリン、グリセリ
ン、グルコース、シユークロース、ガラクトー
ス、イノシトール、マンニトールなどが、また窒
素源としてはペプトン、大豆粉、肉エキス、米ぬ
か、〓、尿素、コーンステイープリカー、アンモ
ニウメム塩、硝酸塩、その他の有機または無機の
窒素化合物が用いられる。その他、無機塩類、た
とえば、食塩、燐酸塩類、カリウム、カルシウ
ム、亜鉛、マンガン、鉄等の金属塩類等を適宜に
添加してもよく、必要に応じて消泡剤として、
動・植・鉱物油等を添加してもよい。培養温度、
培養時間等の培養条件は使用菌の発育に適し、し
かもRK−1339物質の生産が最高となるような条
件が選ばれる。たとえば培地のPHは4〜9、特に
中性付近がよく、培養の適温は25°〜35℃程度が
よい。
しかし、これらの培養組成物、培地の水素イオ
ン濃度、培養温度、撹拌条件などの培養条件は使
用する菌株の種類や、外部の条件などに応じて好
ましい結果が得られるように適宜調節されるべき
であることはいうまでもない。このようにして得
られる培養物からRK−1339物質を得るには、代
謝産物を採取するのに通常用いられる手段を適宜
に利用し得る。たとえば、RK−1339物質と不純
物との溶解度差を利用する手段、吸着親和力の差
を利用する手段のいずれも、それぞれ単独で、ま
たは組合わせて、あるいは反復して使用される。
具体的には、培養液を遠心分離により上清及び菌
体に分ける。上清は酢酸エチル等により抽出す
る。一方菌体は、含水アセトン等で撹拌抽出し、
次いで過、減圧濃縮して得た水溶液を酢酸エチ
ル等で抽出する。両抽出液を合わせ、水洗、乾燥
後、減圧乾固してシロツプ状物質を得る。得られ
た粗物質は、更にシリカゲル、セルロース等への
吸着性を利用して、これらの吸着剤を用いたカラ
ムクロマトグラフイーに付し、活性区分を集めて
減圧濃縮してシロツプ状物質を得る。最終的な精
製は、Nucleosil5C18等を用いた高速液体クロマ
トグラフイーにより行い、活性ピーク部分を集
め、濃縮、抽出、粉末化して純粋なRK−1339物
質を得ることができる。
ン濃度、培養温度、撹拌条件などの培養条件は使
用する菌株の種類や、外部の条件などに応じて好
ましい結果が得られるように適宜調節されるべき
であることはいうまでもない。このようにして得
られる培養物からRK−1339物質を得るには、代
謝産物を採取するのに通常用いられる手段を適宜
に利用し得る。たとえば、RK−1339物質と不純
物との溶解度差を利用する手段、吸着親和力の差
を利用する手段のいずれも、それぞれ単独で、ま
たは組合わせて、あるいは反復して使用される。
具体的には、培養液を遠心分離により上清及び菌
体に分ける。上清は酢酸エチル等により抽出す
る。一方菌体は、含水アセトン等で撹拌抽出し、
次いで過、減圧濃縮して得た水溶液を酢酸エチ
ル等で抽出する。両抽出液を合わせ、水洗、乾燥
後、減圧乾固してシロツプ状物質を得る。得られ
た粗物質は、更にシリカゲル、セルロース等への
吸着性を利用して、これらの吸着剤を用いたカラ
ムクロマトグラフイーに付し、活性区分を集めて
減圧濃縮してシロツプ状物質を得る。最終的な精
製は、Nucleosil5C18等を用いた高速液体クロマ
トグラフイーにより行い、活性ピーク部分を集
め、濃縮、抽出、粉末化して純粋なRK−1339物
質を得ることができる。
かくして得られたRK−1339物質の理化学的及
び生物学的性状は通の通りである。
び生物学的性状は通の通りである。
〔RK−1339物質の理化学的性質及び生物学的性
状〕 (1) 元素分析値 炭素:66.38%,水素:9.68% 窒素:1.52% (2) 分子量(FDマススペクトルによる) 907 (3) 融点 88〜91℃ (4) 比旋光度 〔α〕23 D−28.6゜(c=0.5,メタノール) (5) 紫外線吸収スペクトル 第1図に示す通り、メタノール中、256mμに
ε12510の吸収を示す。
状〕 (1) 元素分析値 炭素:66.38%,水素:9.68% 窒素:1.52% (2) 分子量(FDマススペクトルによる) 907 (3) 融点 88〜91℃ (4) 比旋光度 〔α〕23 D−28.6゜(c=0.5,メタノール) (5) 紫外線吸収スペクトル 第1図に示す通り、メタノール中、256mμに
ε12510の吸収を示す。
(6) 赤外線吸収スペクトル
第2図に示すとおり、臭化カリ錠剤中で次の主
な極大値を示す。
な極大値を示す。
3400,2920,1714,1670,1558,1460,1380,
1260,1148,1130,1090,1078,1055,1003,
975cm-1 (7) 13C−核磁気共鳴スペクトル CD2Cl2中で、第3図のスペクトルを示す。
1260,1148,1130,1090,1078,1055,1003,
975cm-1 (7) 13C−核磁気共鳴スペクトル CD2Cl2中で、第3図のスペクトルを示す。
(8) 溶解性
メタノール、クロロホルム、ベンゼン、酢酸エ
チルに可溶、水、ヘキサンに難溶 (9) 呈色反応 過マンガン酸カリ、沃素、アニスアルデヒド−
硫酸反応陽性、ニンヒドリン、アンスロン反応陰
性である。
チルに可溶、水、ヘキサンに難溶 (9) 呈色反応 過マンガン酸カリ、沃素、アニスアルデヒド−
硫酸反応陽性、ニンヒドリン、アンスロン反応陰
性である。
(10) 塩基性、中性、酸性の区別
塩基性物質である。
物質の色、
無色粉末
生物活性
吉田肉腫細胞(Yoshida sarcoma cells)に対
し0.01〜10mcg/mlの濃度で細胞変性作用を示
す。クロレラ・ブルガリス(Chlorella
Vulgaris)に対し0.1〜3.12mcg/ml濃度で生育
の部分阻害を示し、6.25〜100mcg/mlで完全阻
害する。
し0.01〜10mcg/mlの濃度で細胞変性作用を示
す。クロレラ・ブルガリス(Chlorella
Vulgaris)に対し0.1〜3.12mcg/ml濃度で生育
の部分阻害を示し、6.25〜100mcg/mlで完全阻
害する。
以上のRK−1339物質の理化学的性質及び生物
学的性質を、既知の抗生物質と比較すると、吉田
肉腫細胞及びクロレラに対して特異的活性を示す
点において、更に上述の理化学的性状において一
致する物質を見出せないので、RK−1339物質
は、新規物質であると結論された。RK−1339物
質は、吉田肉腫細胞に対して細胞変性作用を示す
ところから、抗腫瘍剤としての利用が期待され
る。
学的性質を、既知の抗生物質と比較すると、吉田
肉腫細胞及びクロレラに対して特異的活性を示す
点において、更に上述の理化学的性状において一
致する物質を見出せないので、RK−1339物質
は、新規物質であると結論された。RK−1339物
質は、吉田肉腫細胞に対して細胞変性作用を示す
ところから、抗腫瘍剤としての利用が期待され
る。
以下に、本発明を実施例によつて詳述するが、
本発明は、何らこれに限定されるものではない。
本発明は、何らこれに限定されるものではない。
実施例
グルコース2%、可溶性殿粉1%、肉エキス1
%、乾燥酵母0.4%、食塩0.2%、、第二燐酸カリ
0.005%、大豆粉2.5%よりなる培地に前記RK−
1339株〔微生物受託番号微工研菌寄6934号
(FERM P−6934)を接種して96時間28℃で振
盪培養する。
%、乾燥酵母0.4%、食塩0.2%、、第二燐酸カリ
0.005%、大豆粉2.5%よりなる培地に前記RK−
1339株〔微生物受託番号微工研菌寄6934号
(FERM P−6934)を接種して96時間28℃で振
盪培養する。
培養終了後、培養液2を遠心分離により菌体
と上清に分ける。上清は酢酸エチル2で一回抽
出する。菌体は2の80%アセトンで撹拌抽出
し、過後、減圧濃縮して得た水溶液を1の酢
酸エチルで抽出する。両醋酸エチル層を合し、水
洗後、芒硝で脱水し、減圧乾固して粗シラツプを
得る。これをベンゼン−酢酸エチル(7:1)の
溶剤系を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーを行う(カラムサイズ:2×70cm)。溶出液
を分取し、クロレラに対する活性区分を集めて減
圧濃縮してシラツプを得る。最終的な精製は
Nucleosil5C18(2×30cm)のカラムを用いて高速
液体クロマトグラフイーによる分取を行つた。1
%ジエチルアミン−ギ酸緩衝液(PH6.0)−60%ア
セトニトリル−メタノール(1:6:3)よりな
る溶剤系を用いて溶出を行い、保持時間50分のと
ころに溶出する活性ピークを分取した。この区分
を濃縮して得た無色の油状物質を熱ヘキサンで抽
出し、これを濃縮するとRK−1339物質30mgが白
色粉末として得られた。
と上清に分ける。上清は酢酸エチル2で一回抽
出する。菌体は2の80%アセトンで撹拌抽出
し、過後、減圧濃縮して得た水溶液を1の酢
酸エチルで抽出する。両醋酸エチル層を合し、水
洗後、芒硝で脱水し、減圧乾固して粗シラツプを
得る。これをベンゼン−酢酸エチル(7:1)の
溶剤系を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーを行う(カラムサイズ:2×70cm)。溶出液
を分取し、クロレラに対する活性区分を集めて減
圧濃縮してシラツプを得る。最終的な精製は
Nucleosil5C18(2×30cm)のカラムを用いて高速
液体クロマトグラフイーによる分取を行つた。1
%ジエチルアミン−ギ酸緩衝液(PH6.0)−60%ア
セトニトリル−メタノール(1:6:3)よりな
る溶剤系を用いて溶出を行い、保持時間50分のと
ころに溶出する活性ピークを分取した。この区分
を濃縮して得た無色の油状物質を熱ヘキサンで抽
出し、これを濃縮するとRK−1339物質30mgが白
色粉末として得られた。
第1図は、RK−1339物質のメタノール中の紫
外線吸収スペクトルを示す図面であり、第2図
は、RK−1339物質のKBr錠剤中の赤外線吸収ス
ペクトルを示す図面であり、第3図は、RK−
1339物質のCD2Cl2中の13C−核磁気共鳴スペクト
ルを示す図面である。
外線吸収スペクトルを示す図面であり、第2図
は、RK−1339物質のKBr錠剤中の赤外線吸収ス
ペクトルを示す図面であり、第3図は、RK−
1339物質のCD2Cl2中の13C−核磁気共鳴スペクト
ルを示す図面である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の理化学的性質及び生物学的性質を有す
ることを特徴とする新抗生物質RK−1339物質。 (1) 元素分析値 炭素:66.38%、水素:9.68%、 窒素:1.52% (2) 分子量(FDマススペクトルによる)907 (3) 融点 88〜91℃ (4) 比旋光度 〔α〕23 D−28.6゜(c=0.5、メタノール) (5) 紫外線吸収スペクトル メタノール中256mμにε12510の吸収を示す。 (6) 赤外線吸収スペクトル (臭化カリ錠剤中の主な極大値) 3400、2920、1714、1670、1558、1460、1380、
1260、1148、1130、1090、1078、1055、1003、
975(cm-1) (7) 溶解性 メタノール、酢酸エチル、クロロホルム、ベン
ゼンに可溶、水、ヘキサンに難溶 (8) 呈色反応 過マンガン酸カリ、沃素、アニスアルデヒド−
硫酸反応は陽性、ニンヒドリン、アンスロン反応
は陰性である。 (9) 塩基性、酸性、中性の区別 塩基性物質 (10) 物質の色 無色粉末 (11) 生物活性 吉田肉腫細胞に対し、細胞変性作用を示し、ク
ロレラ・ブルガリスに対し、生育阻害作用を示
す。 2 ストレプトミセス(Streptomyces)属に属
する抗生物質RK−1339物質生産菌を培養し、そ
の培養物から新抗生物質RK−1339物質を分離、
採取することを特徴とする新抗生物質RK−1339
物質の製造法。 3 ストレプトミセス(Streptomyces)属に属
する抗生物質RK−1339物質生産菌がストレプト
ミセス・エスピー・RK−1339 (Streptomyces sp.RK−1339)である特許請求
の範囲第2項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58036930A JPS59162892A (ja) | 1983-03-07 | 1983-03-07 | 新抗生物質rk−1339物質及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58036930A JPS59162892A (ja) | 1983-03-07 | 1983-03-07 | 新抗生物質rk−1339物質及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59162892A JPS59162892A (ja) | 1984-09-13 |
| JPH0361676B2 true JPH0361676B2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=12483469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58036930A Granted JPS59162892A (ja) | 1983-03-07 | 1983-03-07 | 新抗生物質rk−1339物質及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59162892A (ja) |
-
1983
- 1983-03-07 JP JP58036930A patent/JPS59162892A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59162892A (ja) | 1984-09-13 |
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