JPH0412735B2 - - Google Patents
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- JPH0412735B2 JPH0412735B2 JP12085985A JP12085985A JPH0412735B2 JP H0412735 B2 JPH0412735 B2 JP H0412735B2 JP 12085985 A JP12085985 A JP 12085985A JP 12085985 A JP12085985 A JP 12085985A JP H0412735 B2 JPH0412735 B2 JP H0412735B2
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- Japan
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- copolymer
- weight
- vinyl
- food packaging
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明、食品包装フイルムおよびシートに関
し、特に耐熱性、機械的強度、寸法安定性及び材
料の成形加工性に優れた食品包装フイルムおよび
シートに関する。 〔従来の技術〕 従来、種々の食品を包装するのに用いられる食
品包装用フイルムおよびシート(以下、「食品包
装フイルム・シート」と称する)としては、ポリ
塩化ビニル系樹脂よりなるものが機械的強度、成
形加工性、寸法安定性等に優れているために多用
されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、通常のポリ塩化ビニル系樹脂よりなる
食品包装フイルム・シートは耐熱性が劣るため、
高温下でのパツケージや、高温下で包装した食品
を熱処理するなどの使用が困難であるという問題
点を有する。耐熱性を改良したものとして塩素化
ポリ塩化ビニル樹脂が知られているが、通常のポ
リ塩化ビニル樹脂に比較して成形加工性が劣る欠
点を有する。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、前記の従来のポリ塩化ビニル系樹脂
よりなる食品包装フイルム・シートの問題点を解
決するものとして、塩化ビニルに由来する構成単
位50〜90重量%、及び一般式(): 〔式中、Rは炭素原子数1〜30の置換もしくは非
置換の脂肪族、脂環式又は芳香族の基であり;
R′及びR″は、同一でも異なつてもよく、水素、
フツ素、塩素もしくは臭素の原子、シアン基又は
炭素原子数3以下のアルキル基である。〕 で表わされるN−置換マレイミドに由来する構成
単位1〜50重量%を含有する共重合体を用いて成
形された食品包装フイルム・シートを提供するも
のである。 食品包装フイルム・シートとしては、例えば、
卵、豆腐等のパツク、ブリスターパツク、レトル
ト食品用パツク等を挙げられ、特にレトルト食品
用パツク等の高温処理を施すなどのために耐熱性
を要するものに対し本発明は有効であり、2次真
空成型を行なうものである。 本発明に用いる共重合体は、塩化ビニルと、一
般式()のN−置換マレイミドとをフリーラジ
カル生成触媒の存在下において重合することによ
り得ることができる。 一般式()のN−置換マレイミドの具体例と
しては、 N−メチルマレイミド、 N−エチルマレイミド、 N−n−プロピルマレイミド、 N−イソプロピルマレイミド、 N−n−ブチルマレイミド、 N−t−ブチルマレイミド、 N−ヘキシルマレイミド、 N−シクロヘキシルマレイミド、 N−フエニルマレイミド、 N−(p,m,o)−ヒドロキシフエニルマレイ
ミド、 N−(p,m,o)−メトキシフエニルマレイミ
ド、 N−(p,m,o)−クロロフエニルマレイミ
ド、 N−(p,m,o)−カルボキシフエニルマレイ
ミド、 N−(p,m,o)−ニトロフエニルマレイミ
ド、 N−ラウリルマレイミド、 N−ビシクロ−(2,2,1)−ヘプチル−2−
メチルマレイミド、 N−9,10−エタノ−9,10−ジヒドロアント
ラセンマレイミド、 N−トリフエニルメチルベンジルマレイミド等
を挙げることができ、特に好ましいものとして
は、Rがメチル、t−ブチル、シクロヘキシル、
ビシクロ−(2,2,1)−ヘプチル−2−メチ
ル、9,10−エタノ−9,10−ジヒドロアントラ
セン残基、トリフエニルメチルベンジル等である
ものを挙げることができる。 本発明に用いる共重合体は、塩化ビニルに由来
する構成単位が50〜99重量%、好ましくは70〜95
重量%であり、一般式()のN−置換マレイミ
ドに由来する構成単位が1〜50重量%、好ましく
は5〜30重量%である。共重合体中のN−置換マ
レイミドに由来する構成単位の含有量が1重量%
未満であると共重合体の耐熱性の向上が困難であ
り、また50重量%を超えると得られる共重合体の
溶融温度が高過ぎて成形加工性が低下する。 本発明の共重合体の製造方法には、必要に応じ
て、他の重合性単量体及び塩化ビニルとグラフト
重合し得る重合体の少なくとも1種を原料として
使用することができる。 他の重合性単量体としては、酢酸ビニル、カプ
ロン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸
ビニル等のビニルエステル類、エチレン、プロピ
レン、イソブチレン等のオレフイン類、イソブチ
ルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル、フエニルビニルエーテル
等のアルキルビニルエーテル類、塩化ビニリデ
ン、フツ化ビニル、塩化プロピレン、臭化ビニル
等のハロゲン化オレフイン類、エチルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、ステアリルメ
タクリレート等のアクリル酸およびメタクリル酸
エステル類、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、アクリロニトリル、無水マレイン酸、無水
イタコン酸等のアクリル系誘導体等が例示され
る。これらは1種類に限られず、2種以上を同時
に使用してもよい。 また、塩化ビニルとグラフト重合し得る重合体
としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、
塩素化ポリエチレン、ポリウレタン、ポリブタジ
エン−スチレン−メチルメタクリレート
(MBS)、ポリブタジエン−アクリロニトリル−
(α−メチル)スチレン(ABS)、ポリブチルア
クリレート、ブチルゴム、ポリスチレン、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、架橋アクリルゴム等が
例示される。 上記の他の重合性単量体及び重合体は、それに
由来する構成部分が、得られる共重合体中におい
て、30重量%未満、好ましくは15重量%以下であ
るように使用することが好ましい。これらに由来
する構成部分が30重量%を超えると、ポリ塩化ビ
ニル樹脂が本来有している特長、即ち高い機械的
強度、耐久性等が失われる。 共重合体の製造において、得られる共重合体中
における各原料単量体および場合により使用され
る重合体に由来する構成部分が上述の割合となる
ように原料の使用量、重合条件を制御することは
当業者には適宜、容易になし得ることであり、例
えば、各単量体の仕込量、特定の単量体の反応率
をモニターするなどの方法により目的とする組成
の共重合体を製造することができる。 共重合体の製造は、塊状重合法、懸濁重合法、
乳化重合法等のいずれの方法によつても行なうこ
とができるが、一般的には、懸濁重合法によるの
が工業的、経済的に有利である。 重合に使用されるフリーラジカル生成触媒とし
ては、塩化ビニルの重合に通常使用されるものを
使用することができ、デカノイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパー
オキサイド、ジ(イソプロピル)パーオキシジカ
ーボネート、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキ
シカーボネート、アセチルシクロヘキシルスルホ
ニルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド
類、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert−
ブチルパーオキシネオデカネート等のパーオキシ
エステル類の有機過酸化物、およびα,α′−アゾ
ビスイソブチロニトリル、α−α−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル、α−α′−アゾ
ビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニ
トリル等のアゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム等の水溶性過酸化物が例示され、こ
れらは1種単独でも2種以上の組合わせでも使用
できる。 重合法としては、前述のように懸濁重合法が好
ましいが、その場合に使用される懸濁安定剤等
は、通常塩化ビニル単量体の重合に使用されてい
るものでよく、例えば懸濁安定剤としては完全け
ん化もしくは部分けん化のポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドン、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体
等の合成高分子化合物、デンプン、ゼラチン等の
天然高分子物質などが例示され、これらは1種に
限られず2種以上併用してもよい。 本発明の食品包装フイルム・シートは、前記の
共重合体単独で成形することができるが、他のポ
リ塩化ビニル系樹脂と配合してなる組成物として
成形に用いることもできる。他のポリ塩化ビニル
系樹脂との組成物として使用する場合には、組成
物中の、一般式()のN−置換マレイミドに由
来する構成単位の含有量が1〜50重量%の範囲に
あることが必要である。 本発明の共重合体と併用することができるポリ
塩化ビニル系樹脂としては、例えば、塩化ビニル
の単独重合体のほかに、塩化ビニルとエチレン、
プロピレン等との共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、塩素化ポリエチレン等のエチレン系重合体に
塩化ビニルをグラフト共重合させた多元共重合
体、さらにはそれらのブレンドも含まれる。 上述した共重合体又は該共重合体とポリ塩化ビ
ニル系樹脂との組成物を食品包装フイルム・シー
トに成形する際には、安定剤又は必要に応じて滑
剤、加工助剤、充填剤、及び顔料等をミキサー中
で混合し、その混合物を押出機等で混練し、射出
成形機等で成形する。 使用することができる安定剤は、低毒性又は無
毒性安定剤であり、例えば、カルシウム、または
亜鉛のステアレート等の金属塩類および石けん
類;ジ−n−オクチル錫ビス(イソオクチルチオ
グリコール酸エステル)塩、ジ−n−オクチル錫
マレートポリマー等の錫安定剤類;エポキシ化大
豆油等のエポキシ化合物類、トリス(ノニルフエ
ニル)ホスフエートのようなホスフエート類が挙
げられる。 滑剤としては、金属石けん、ステアリン酸、モ
ノステアリン酸グリセリル、ジアミノステアリン
酸エチル、パラフインおよび低分子量ワツクス等
が挙げられる。 そのほか、アクリロニトリル−α−メチルスチ
レン−ブタジエン共重合体、PMMAとアクリル
酸エステル共重合体等の耐熱性改良剤、あるいは
さらに他の一般に塩化ビニル樹脂に配合されてい
る加工助剤、充填剤、難燃剤、発煙抑制剤、酸化
防止剤等が、本発明の目的を損わない範囲で添加
してもよい。 〔実施例〕 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例1〜19、比較例1〜4 各実施例、比較例において、塩化ビニル−(N
−置換マレイミド)共重合体100重量部に、ジ−
n−オクチル錫マレートポリマー3重量部を混合
し、50mmφ押出機にてペレツトコンパウンドを製
造した。各実施例、比較例で使用した共重合体に
おけるN−置換マレイミドの種類、含有量を表−
1に示す。このペレツトコンパウンドを190℃で
10分間プレス成型して、2mm厚板を得た。この板
からJIS−K−6739に準じて引張試験及び加熱針
入試験を行つた。一方、前記ペレツトコンパウン
ドを使用して50mmφ押出機にて0.1mmフイルムを
成型し、製品外観を観察して、成形加工性を評価
した。結果を表−2に示す。 なお、成形加工性の評価は次の基準で行なつ
た。 成形加工性の評価 ◎:表面が平滑でフローマーク艶むらがなく均一
である。 ○:表面が平滑でフローマーク艶むらがほとんど
認められない。 △:表面にフローマーク艶むらが認められる。 ×:表面が平滑でなく、大きなフローマーク艶む
らがある。
し、特に耐熱性、機械的強度、寸法安定性及び材
料の成形加工性に優れた食品包装フイルムおよび
シートに関する。 〔従来の技術〕 従来、種々の食品を包装するのに用いられる食
品包装用フイルムおよびシート(以下、「食品包
装フイルム・シート」と称する)としては、ポリ
塩化ビニル系樹脂よりなるものが機械的強度、成
形加工性、寸法安定性等に優れているために多用
されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、通常のポリ塩化ビニル系樹脂よりなる
食品包装フイルム・シートは耐熱性が劣るため、
高温下でのパツケージや、高温下で包装した食品
を熱処理するなどの使用が困難であるという問題
点を有する。耐熱性を改良したものとして塩素化
ポリ塩化ビニル樹脂が知られているが、通常のポ
リ塩化ビニル樹脂に比較して成形加工性が劣る欠
点を有する。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、前記の従来のポリ塩化ビニル系樹脂
よりなる食品包装フイルム・シートの問題点を解
決するものとして、塩化ビニルに由来する構成単
位50〜90重量%、及び一般式(): 〔式中、Rは炭素原子数1〜30の置換もしくは非
置換の脂肪族、脂環式又は芳香族の基であり;
R′及びR″は、同一でも異なつてもよく、水素、
フツ素、塩素もしくは臭素の原子、シアン基又は
炭素原子数3以下のアルキル基である。〕 で表わされるN−置換マレイミドに由来する構成
単位1〜50重量%を含有する共重合体を用いて成
形された食品包装フイルム・シートを提供するも
のである。 食品包装フイルム・シートとしては、例えば、
卵、豆腐等のパツク、ブリスターパツク、レトル
ト食品用パツク等を挙げられ、特にレトルト食品
用パツク等の高温処理を施すなどのために耐熱性
を要するものに対し本発明は有効であり、2次真
空成型を行なうものである。 本発明に用いる共重合体は、塩化ビニルと、一
般式()のN−置換マレイミドとをフリーラジ
カル生成触媒の存在下において重合することによ
り得ることができる。 一般式()のN−置換マレイミドの具体例と
しては、 N−メチルマレイミド、 N−エチルマレイミド、 N−n−プロピルマレイミド、 N−イソプロピルマレイミド、 N−n−ブチルマレイミド、 N−t−ブチルマレイミド、 N−ヘキシルマレイミド、 N−シクロヘキシルマレイミド、 N−フエニルマレイミド、 N−(p,m,o)−ヒドロキシフエニルマレイ
ミド、 N−(p,m,o)−メトキシフエニルマレイミ
ド、 N−(p,m,o)−クロロフエニルマレイミ
ド、 N−(p,m,o)−カルボキシフエニルマレイ
ミド、 N−(p,m,o)−ニトロフエニルマレイミ
ド、 N−ラウリルマレイミド、 N−ビシクロ−(2,2,1)−ヘプチル−2−
メチルマレイミド、 N−9,10−エタノ−9,10−ジヒドロアント
ラセンマレイミド、 N−トリフエニルメチルベンジルマレイミド等
を挙げることができ、特に好ましいものとして
は、Rがメチル、t−ブチル、シクロヘキシル、
ビシクロ−(2,2,1)−ヘプチル−2−メチ
ル、9,10−エタノ−9,10−ジヒドロアントラ
セン残基、トリフエニルメチルベンジル等である
ものを挙げることができる。 本発明に用いる共重合体は、塩化ビニルに由来
する構成単位が50〜99重量%、好ましくは70〜95
重量%であり、一般式()のN−置換マレイミ
ドに由来する構成単位が1〜50重量%、好ましく
は5〜30重量%である。共重合体中のN−置換マ
レイミドに由来する構成単位の含有量が1重量%
未満であると共重合体の耐熱性の向上が困難であ
り、また50重量%を超えると得られる共重合体の
溶融温度が高過ぎて成形加工性が低下する。 本発明の共重合体の製造方法には、必要に応じ
て、他の重合性単量体及び塩化ビニルとグラフト
重合し得る重合体の少なくとも1種を原料として
使用することができる。 他の重合性単量体としては、酢酸ビニル、カプ
ロン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸
ビニル等のビニルエステル類、エチレン、プロピ
レン、イソブチレン等のオレフイン類、イソブチ
ルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル、フエニルビニルエーテル
等のアルキルビニルエーテル類、塩化ビニリデ
ン、フツ化ビニル、塩化プロピレン、臭化ビニル
等のハロゲン化オレフイン類、エチルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、ステアリルメ
タクリレート等のアクリル酸およびメタクリル酸
エステル類、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、アクリロニトリル、無水マレイン酸、無水
イタコン酸等のアクリル系誘導体等が例示され
る。これらは1種類に限られず、2種以上を同時
に使用してもよい。 また、塩化ビニルとグラフト重合し得る重合体
としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、
塩素化ポリエチレン、ポリウレタン、ポリブタジ
エン−スチレン−メチルメタクリレート
(MBS)、ポリブタジエン−アクリロニトリル−
(α−メチル)スチレン(ABS)、ポリブチルア
クリレート、ブチルゴム、ポリスチレン、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、架橋アクリルゴム等が
例示される。 上記の他の重合性単量体及び重合体は、それに
由来する構成部分が、得られる共重合体中におい
て、30重量%未満、好ましくは15重量%以下であ
るように使用することが好ましい。これらに由来
する構成部分が30重量%を超えると、ポリ塩化ビ
ニル樹脂が本来有している特長、即ち高い機械的
強度、耐久性等が失われる。 共重合体の製造において、得られる共重合体中
における各原料単量体および場合により使用され
る重合体に由来する構成部分が上述の割合となる
ように原料の使用量、重合条件を制御することは
当業者には適宜、容易になし得ることであり、例
えば、各単量体の仕込量、特定の単量体の反応率
をモニターするなどの方法により目的とする組成
の共重合体を製造することができる。 共重合体の製造は、塊状重合法、懸濁重合法、
乳化重合法等のいずれの方法によつても行なうこ
とができるが、一般的には、懸濁重合法によるの
が工業的、経済的に有利である。 重合に使用されるフリーラジカル生成触媒とし
ては、塩化ビニルの重合に通常使用されるものを
使用することができ、デカノイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパー
オキサイド、ジ(イソプロピル)パーオキシジカ
ーボネート、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキ
シカーボネート、アセチルシクロヘキシルスルホ
ニルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド
類、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert−
ブチルパーオキシネオデカネート等のパーオキシ
エステル類の有機過酸化物、およびα,α′−アゾ
ビスイソブチロニトリル、α−α−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル、α−α′−アゾ
ビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニ
トリル等のアゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム等の水溶性過酸化物が例示され、こ
れらは1種単独でも2種以上の組合わせでも使用
できる。 重合法としては、前述のように懸濁重合法が好
ましいが、その場合に使用される懸濁安定剤等
は、通常塩化ビニル単量体の重合に使用されてい
るものでよく、例えば懸濁安定剤としては完全け
ん化もしくは部分けん化のポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドン、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体
等の合成高分子化合物、デンプン、ゼラチン等の
天然高分子物質などが例示され、これらは1種に
限られず2種以上併用してもよい。 本発明の食品包装フイルム・シートは、前記の
共重合体単独で成形することができるが、他のポ
リ塩化ビニル系樹脂と配合してなる組成物として
成形に用いることもできる。他のポリ塩化ビニル
系樹脂との組成物として使用する場合には、組成
物中の、一般式()のN−置換マレイミドに由
来する構成単位の含有量が1〜50重量%の範囲に
あることが必要である。 本発明の共重合体と併用することができるポリ
塩化ビニル系樹脂としては、例えば、塩化ビニル
の単独重合体のほかに、塩化ビニルとエチレン、
プロピレン等との共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、塩素化ポリエチレン等のエチレン系重合体に
塩化ビニルをグラフト共重合させた多元共重合
体、さらにはそれらのブレンドも含まれる。 上述した共重合体又は該共重合体とポリ塩化ビ
ニル系樹脂との組成物を食品包装フイルム・シー
トに成形する際には、安定剤又は必要に応じて滑
剤、加工助剤、充填剤、及び顔料等をミキサー中
で混合し、その混合物を押出機等で混練し、射出
成形機等で成形する。 使用することができる安定剤は、低毒性又は無
毒性安定剤であり、例えば、カルシウム、または
亜鉛のステアレート等の金属塩類および石けん
類;ジ−n−オクチル錫ビス(イソオクチルチオ
グリコール酸エステル)塩、ジ−n−オクチル錫
マレートポリマー等の錫安定剤類;エポキシ化大
豆油等のエポキシ化合物類、トリス(ノニルフエ
ニル)ホスフエートのようなホスフエート類が挙
げられる。 滑剤としては、金属石けん、ステアリン酸、モ
ノステアリン酸グリセリル、ジアミノステアリン
酸エチル、パラフインおよび低分子量ワツクス等
が挙げられる。 そのほか、アクリロニトリル−α−メチルスチ
レン−ブタジエン共重合体、PMMAとアクリル
酸エステル共重合体等の耐熱性改良剤、あるいは
さらに他の一般に塩化ビニル樹脂に配合されてい
る加工助剤、充填剤、難燃剤、発煙抑制剤、酸化
防止剤等が、本発明の目的を損わない範囲で添加
してもよい。 〔実施例〕 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例1〜19、比較例1〜4 各実施例、比較例において、塩化ビニル−(N
−置換マレイミド)共重合体100重量部に、ジ−
n−オクチル錫マレートポリマー3重量部を混合
し、50mmφ押出機にてペレツトコンパウンドを製
造した。各実施例、比較例で使用した共重合体に
おけるN−置換マレイミドの種類、含有量を表−
1に示す。このペレツトコンパウンドを190℃で
10分間プレス成型して、2mm厚板を得た。この板
からJIS−K−6739に準じて引張試験及び加熱針
入試験を行つた。一方、前記ペレツトコンパウン
ドを使用して50mmφ押出機にて0.1mmフイルムを
成型し、製品外観を観察して、成形加工性を評価
した。結果を表−2に示す。 なお、成形加工性の評価は次の基準で行なつ
た。 成形加工性の評価 ◎:表面が平滑でフローマーク艶むらがなく均一
である。 ○:表面が平滑でフローマーク艶むらがほとんど
認められない。 △:表面にフローマーク艶むらが認められる。 ×:表面が平滑でなく、大きなフローマーク艶む
らがある。
【表】
【表】
本発明の食品包装フイルム・シートは、機械的
強度、寸法安定性及び材料の成形加工性がポリ塩
化ビニル樹脂等と同等に優れている上に、高い耐
熱性も兼ね備えており、従来のポリ塩化ビニル系
樹脂からなる食品包装フイルム・シートが使用困
難であつた、高温下でのパツケージや、包装した
食品の高温下での熱処理などの用途にも使用する
ことができる。特に、レトルト食品用パツク等
の、高温処理を行なう場合や二次真空成型を行な
う場合の食品包装フイルムシートとして有用であ
る。
強度、寸法安定性及び材料の成形加工性がポリ塩
化ビニル樹脂等と同等に優れている上に、高い耐
熱性も兼ね備えており、従来のポリ塩化ビニル系
樹脂からなる食品包装フイルム・シートが使用困
難であつた、高温下でのパツケージや、包装した
食品の高温下での熱処理などの用途にも使用する
ことができる。特に、レトルト食品用パツク等
の、高温処理を行なう場合や二次真空成型を行な
う場合の食品包装フイルムシートとして有用であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニルに由来する構成単位50〜99重量
%、及び一般式() 〔式中、Rは、炭素原子数1〜30の置換もしくは
非置換の脂肪族、脂環式又は芳香族の基であり;
R′及びR″は、同一でも異なつてもよく、水素、
フツ素、塩素もしくは臭素の原子、シアン基又は
炭素原子数3以下のアルキル基である。〕 で表わされるN−置換マレイミドに由来する構成
単位1〜50重量%を含有する共重合体を用いて成
形された食品包装フイルム・シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12085985A JPS61278534A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 食品包装フィルム・シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12085985A JPS61278534A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 食品包装フィルム・シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61278534A JPS61278534A (ja) | 1986-12-09 |
| JPH0412735B2 true JPH0412735B2 (ja) | 1992-03-05 |
Family
ID=14796715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12085985A Granted JPS61278534A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 食品包装フィルム・シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61278534A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63245413A (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-12 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 耐熱性ポリ塩化ビニル系樹脂 |
| JPS63251446A (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 耐熱性ポリ塩化ビニル系樹脂組成物 |
| JPH0247148A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-16 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 耐熱、耐衝撃ポリ塩化ビニル混合物、成形方法及び成形品 |
| JPH02229813A (ja) * | 1989-03-02 | 1990-09-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 耐熱塩化ビニル系共重合樹脂の製造方法 |
-
1985
- 1985-06-04 JP JP12085985A patent/JPS61278534A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61278534A (ja) | 1986-12-09 |
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