JPH0413144B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0413144B2
JPH0413144B2 JP61130095A JP13009586A JPH0413144B2 JP H0413144 B2 JPH0413144 B2 JP H0413144B2 JP 61130095 A JP61130095 A JP 61130095A JP 13009586 A JP13009586 A JP 13009586A JP H0413144 B2 JPH0413144 B2 JP H0413144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resin
layer
polyethylene terephthalate
biaxially oriented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61130095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62286734A (ja
Inventor
Atsuo Tanaka
Akihiro Hanabusa
Harunori Kojo
Tsuneo Inui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kohan Co Ltd filed Critical Toyo Kohan Co Ltd
Priority to JP13009586A priority Critical patent/JPS62286734A/ja
Publication of JPS62286734A publication Critical patent/JPS62286734A/ja
Publication of JPH0413144B2 publication Critical patent/JPH0413144B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、容器用樹脂被覆鋼板に関する。更に
詳しくは、美観性、加工耐食性に優れた容器用樹
脂被覆鋼板に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、製缶工業においては、ぶりき、電解クロ
ム酸処理鋼板などの表面処理鋼板に一回あるいは
複数回の塗装が行われてきた。時に、ぶりきは、
光輝性を有しているため、外観を重視される用途
に広く利用されてきた。このように複数回の塗装
を施すことは、焼付工程が煩雑であるばかりでは
なく、多大な焼付時間を必要としていた。また、
塗膜形形成時に多量の溶剤成分を排出し、特別の
焼却炉に導き焼却しなければならないという欠点
を有していた。また、塗装に供せられる塗料は、
エポキシ系樹脂を主成分とした熱硬化性樹脂が主
として用いられていたため、厳しい加工を施す
と、塗膜にクラツク等が発生し、その結果、内容
物によつては、該表面処理鋼板を腐食させる場合
があつた。これらの欠点を解決するために、熱可
塑性樹脂フイルムを金属板に積層しようとする試
みがなされてきた。一例として、ポリオレフイン
フイルムを金属板に積層したもの(特開昭53−
141786)、共重合ポリエステル樹脂フイルムを金
属板に積層したもの(特公昭57−23584)あるい
は、ポリエステルフイルムを接着剤を用いて金属
板に積層したもの(特開昭58−39448)などがあ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、ポリオレフインフイルムラミネート鋼
板は、耐食性、耐熱性に関して満足のいくもので
はなく共重合ポリエステルラミネート鋼板は、コ
ストが高く実用性に欠ける欠点を有していた。ま
た、ポリエステルフイルムと金属板の界面に、金
属粉末等を含有した接着剤層を有したポリエステ
ルフイルムラミネート鋼板は、初期密着性は確保
できるもののレトルト殺菌のような高温熱水処理
を施すと接着力の低下が認められること、あるい
は金属粉末等を含有しているため、接着剤の薄膜
塗布性に欠けるなどの欠点を有していた。また、
該プラスチツクフイルムラミネート鋼板に用いら
れる鋼板としては、美観性に優れたぶりきを使用
することは可能であるが、高価なため実用的でな
い。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の問題点を解決すべく種々検討
を重ねた結果、鋼板の片面あるいは両面に、特定
のAl蒸着層を有した二軸配向ポリエチレンテレ
フタレート樹脂フイルムを積層した樹脂被覆鋼板
は、加工密着性、加工耐食性に優れるばかりでは
なく、美観性にも優れている画期的な容器用樹脂
被覆鋼板である。
以下、本発明の内容について詳細に説明する。
まず、二軸配向ポリエチレンテレフタレート樹脂
フイルムとしては、ポリエチレングリコールとテ
レフタール酸の重縮合物であつて、公知の押し出
し機より押し出し加工後フイルム成形され、その
後、縦、横二軸方向に延伸されたものであつて、
フイルム厚みとしては、特に制限するものではな
いが5〜50μmが好ましい。厚みが5μm以下の場
合は、鋼板への積層作業性が著しく低下するとと
もに、充分な加工耐食性が得られない。一方50μ
m以上となつた場合は、製缶分野で広く用いられ
ているエポキシ系樹脂塗料と比較した時、経済的
でない。
該フイルムに、Alを蒸着する前処理工程とし
て蒸着Alと該フイルムとの密着力を向上させる
ために、該フイルムにエポキシ樹脂及びその硬化
剤として、フエノール系、ユリヤ系、アミド系、
エステル系、アクリル系、ウレタン系の1種以上
の組成物を、乾燥塗布重量で、0.05〜5.0g/m2
塗布することが好ましい。
ここで用いられるエポキシ樹脂としては、エポ
キシ当量400〜4000のエポキシ樹脂が好ましい。
エポキシ当量が400以下のエポキシ樹脂を用いた
場合、溶液状態で該フイルムに連続的に塗布し、
ドライヤーオーブンで溶剤を蒸発せしめた後で
も、エポキシ樹脂が粘着性を有しているため、フ
イルム巻き取り作業は可能であつても、巻きほど
く作業は全く不可能となり実用には供し得ない。
一方、エポキシ当量が4000以上のエポキシ樹脂を
用いた場合は、硬化剤との硬化反応後の該フイル
ムへの密着性が低下する傾向にあるので好ましく
ない。
エポキシ樹脂と硬化剤との配合量比は、硬化剤
の種類により異なり一義的に決定できないが、一
般的にエポキシ樹脂固形分100重量部に対して5
〜100重量部添加すればよい。
つぎに、エポキシ樹脂及びその硬化剤からなる
組成物の塗布重量が0.05〜5.0g/m2の範囲内が
好ましい理由は、0.05g/m2以下になつた場合
は、該フイルムへの均一塗布が困難となりAl蒸
着層との密着力が部分的に低下してくる傾向にあ
る。一方、塗布重量が5.0g/m2以上の場合は、
該フイムとAl蒸着層との密着力は確保されるも
のの、該フイルムへの塗布後、ドライヤーオーブ
ンにおける溶剤離脱性が低下し作業性が著しく低
下する。
つぎに、該フイルムにエポキシ樹脂及びその硬
化剤からなる組成物を溶液状態で塗布後、ドライ
ヤーオーブンで乾燥させる工程も重要で、乾燥温
度が60〜150℃内であることが好ましい。乾燥温
度が60℃以下になつた場合は、溶剤離脱性が著し
く低下し作業性が大幅に低下する。一方乾燥温度
が150℃以上になつた場合は、エポキシ樹脂とそ
の硬化剤の反応が著しく進み、その結果、該フイ
ルム及びAl蒸着層との密着性が低下してくる。
つぎに、エポキシ樹脂組成物を塗布した二軸配
向ポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムのエ
ポキシ樹脂組成物の塗布面に、Alを真空蒸着法
等により50〜3000Åの範囲内で蒸着することが好
ましい。ここでAlの蒸着法としては公知の真空
蒸着法でよく特に制限するものではない。50Å以
下の蒸着厚みの場合は、美観性が向上せず、3000
Åを上廻る場合は、美観性は確保できるものの蒸
着速度を低下させなければならず、生産性が著し
く低下する。
また、供重合ポリエステル樹脂としては、つぎ
に示す飽和多価カルボン酸と飽和多価アルコール
の重合体があげられる。
飽和多価値カルボン酸:フタール酸、イソフタ
ール酸、テレフタール酸、コハク酸、アゼライン
酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、ジフエニルカルボン酸、2,6ナフタレンジ
カルボン酸、1,4シクロヘキサンジカルボン
酸、無水トリメツト酸の1種あるいは2種以上。
飽和多価アルコール:エチレングリコール、
1,4ブタンジオール、1,5ペンタンジオー
ル、1,6ヘキサンジオール、プロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール、トリメチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
1,4シクロヘキサンジメタノール、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトールの1種ある
いは2種以上。
該重合体は、溶液状、フイルム状いずれの形態
でも差支えなく特に規制するものではない。
例えば、溶液型該重合体組成物の場合は、金属
板にローラーコーターにより連続的に塗布し、乾
燥オーブンにて溶剤成分を蒸発させた後、前述の
二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムを
該重合体組成物の上にラミネートすることができ
る。また、予め、二軸配向ポリエチレンテレフタ
レートフイルム上にローラーコーターにより該重
合体組成物を塗布し、乾燥オーブンで乾燥させて
もよい。
つぎに、フイルム状の場合としては、二軸配向
ポリエチレンテレフタレートフイルムを作る際に
共押し出し機により、ポリエチレンテレフタレー
トフイルムと該重合体組成物を共押し出しし、そ
の後、縦、横の二軸延伸、熱固定工程を経た二層
樹脂フイルムなどとしてもよい。
該重合体組成物の塗布量は、乾燥重量で0.5〜
30g/m2が好ましい。塗布量が0.5g/m2以下の
場合は、金属板と前述の二軸配向ポリエチレンテ
レフタレートフイルムとの密着性が大きく低下
し、容器用材料として厳しい加工を施すと、二軸
配向ポリエチレンテレフタレートフイルムが、後
述の鋼板から剥離しやすくなる。一方、30g/m2
以上になると、コストアツプとなり経済的でな
い。
該重合体組成物は、基本的には熱可塑性樹脂で
あるが、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ユリヤ樹
脂などの硬化剤を添加して、熱硬化性樹脂として
も差支えない。
つぎに、本発明に用いられる鋼板としては、シ
ート状及びコイル状の鋼板、鋼箔、鉄箔及び該鋼
板に表面処理を施したものがあげられる。特に、
上層がクロム水和酸化物、下層が金属クロムの二
層構造をもつ電解クロム酸処理鋼板、ニツケルめ
つき鋼板、亜鉛めつき鋼板、クロム水和酸化物被
覆鋼板、カルボキシル基等の極性基あるいはキレ
ート構造を有した有機物処理鋼板、あるいは、リ
ン酸塩処理、クロム酸塩処理した鋼板などがあげ
られる。
つぎに、該二軸配向ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂フイルムを、前述の鋼板にラミネートする
方法の一例をあげると、該鋼板の片面に、前述の
共重合ポリエステル樹脂を通常のロールコード法
により塗布し、加熱、乾燥させた後、予め、前述
の処理法にてAl蒸着された二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフイルムを非蒸着面を共重合ポ
リエステル面に相接するようにラミネートする。
ラミネート後は、急冷あるいは徐冷いずれのプロ
セスを経ても差支えない。
本発明の特徴の1つとして、ラミネート時に瞬
時に密着力が出現し、一般に実施されているラミ
ネート後の再加熱などの熱活性化処理を必要とし
ない点があげられる。当然、ラミネート後、再加
熱処理を施しても差支えないことはいう迄もな
い。
かくして得られたAl蒸着二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂フイルム積層鋼板は、美観
性、加工耐食性、加工密着性に優れ、容器用樹脂
被覆鋼板として広く使用できるものがあるが、レ
トルト殺菌処理が必要な内容品に対しては、Al
蒸着層の上にトツプコートとして、従来使用され
てきたエポキシ/フエノール塗料、エポキシ/ユ
リヤ塗料、ビニル系塗料、オルガノゾル系塗料な
どをオーバーコートすることが好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。
実施例 1 板厚0.21mmの冷延鋼板を70g/の水酸化ナト
リウム溶液中で電解脱脂し、100g/の硫酸溶
液で酸洗し、水洗した後、無水クロム酸60g/
、フツ化ナトリウム3g/の溶液中で、電流
密度20A/dm2、電解液温度50℃の条件下で陰極
電解処理を施し、ただちに80℃の温水を用いて湯
洗し乾燥した。得られた電解クロム酸処理鋼板の
金属クロム量は、120mg/m2で、水和酸化クロム
はクロムとして10mg/m2であつた。
このように処理された電解クロム酸処理鋼板
に、つぎに示す条件で処理された二軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフイルムを、連続的に片面
にラミネートした。
Al蒸着層厚み 550Å Al蒸着層の下層のエポキシ樹脂組成物の乾燥重
量 0.06g/m2 (エポキシ樹脂(エポキシ当量3000) 80部 パラクレゾール系レゾール 20部) 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム
(商品名 ルミラー 東レ(株)) 12μm 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムの
下層の共重合ポリエステル樹脂組成物(商品名
バイロン20S 東洋紡(株))の乾燥重量 8g/m2 共重合ポリエステル樹脂の該鋼板への塗布方法
ロールコーテイング法 共重合ポリエステル樹脂の加熱、乾燥条件ガスオ
ーブンで220℃、60秒 ラミネート直前の鋼板の温度 220℃ ラミネート後の再加熱条件 210℃、30秒 ラミネート後の冷却方法 急冷 得られたAl蒸着樹脂被覆鋼板の片面(非ラミ
ネート面)にエポキシ/フエノール塗料を乾燥重
量が60mg/dm2になるように塗布し、200℃で10
分間加熱硬化させた後、徐冷した。
該Al蒸着樹脂被覆鋼板を、Al蒸着面が外面に
なるようにして、202型の缶蓋及び絞り比2.14の
絞り缶を得た。成型した缶蓋及び絞り缶を公知の
製缶方法により二重巻締めしたが、二軸配向ポリ
エチレンテレフタレートフイルムよりAlの剥離
はなく、光輝性を有した外観を呈していた。ま
た、二重巻締めし一体化された容器を37℃、90%
の相対湿度のもとで、10日間経時したが外面錆の
発生は認められず、また、Alの剥離も全く認め
られなかつた。
比較例 1 実施例1と同様の電解クロム酸処理鋼板を用い
て、Al蒸着層の下層のエポキシ樹脂組成物のみ
をとり除いた他は、実施例1と同様の条件で処理
された二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムを、実施例1と同様な方法で積層し、他の片
面にエポキシ/フエノール系塗料を乾燥重量が60
mg/dm2になるように塗布し、200℃で10分間加
熱硬化させた後、徐冷した。
該Al蒸着樹脂被覆鋼板を、Al蒸着面が外面に
なるようにして、202型の缶蓋及び絞り比2.14の
絞り缶を得た。成型した缶蓋及び絞り缶を公知の
製缶方法により二重巻締めすると、二重巻締め近
傍で二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイル
ムより蒸着Al層が一部剥離していた。また二重
巻締めし一体化された容器を、37℃、90%の相対
湿度のもとで、10日間経時すると、外面錆の発生
は認められなかつたが、絞り缶の二重巻締め近傍
の蒸着Alが一部欠落していた。
実施例 2 板厚0.21mmの冷延鋼板を70g/の水酸化ナト
リウム溶液中で電解脱脂し、100g/の硫酸溶
液で酸洗し、水洗した後、無水クロム酸80g/
、硫酸0.8g/、ケイフツ化ソーダ1g/
の混液中で、電流密度20A/dm2、電解液温度50
℃の条件下で陰極電解処理を施し、ただちに80℃
の温水を用いて湯洗し、乾燥した。得られらた電
解クロム酸処理鋼板を金属クロム量は、160mg/
m2で、水和酸化物クロムはクロムとして22mg/m2
であつた。
このように処理された電解クロム酸処理鋼板に
つぎに示す条件で処理された二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフイルムを、連続的に両面にラ
ミネートした。
Al蒸着層厚み 1400Å Al蒸着層の下層のエポキシ樹脂組成物の乾燥重
量 1.0g/m2 (エポキシ樹脂(エポキシ当量2500) 75部 パラクレゾール系レゾール 25部) 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム
(商品名 ルミラー 東レ(株)) 12μm 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムの
下層の共重合ポリエステル樹脂組成物の乾燥重量
25g/m2 (テレフタール酸/イソフタール酸=8/2とポ
リエチレングリコールの重縮合体を共押し出し法
により該フイルムにコート) 鋼板の加熱方法 ヒーターロール方式 ラミネート直前の鋼板温度 245℃ ラミネート後の冷却方法 急冷 得られたAl蒸着樹脂被覆鋼板の両面に、ビニ
ルオルガノゾル塗料を乾燥重量が65mg/m2になる
ように塗布し、190℃で10分間加熱硬化させた後、
徐冷した。
該Al蒸着樹脂被覆鋼板を、公知の製缶方法に
より202型の缶該及び絞り比2・14の絞り缶を得
た。成型した絞り缶に市販のトマトジユースを充
填し、脱気した後、二重巻締めし115℃で60分加
熱殺菌後、50℃で6ケ月の実缶貯蔵テストを行つ
た。実缶テスト後、開缶し、缶内面の腐食状態及
び二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム
の密着力を調査したが全く異常は認められず、光
輝性のある美麗な外観を有していた。
また、50℃で相対湿度90%の雰囲気で14日間貯
蔵テストを行い、缶蓋の二重巻締め近傍の糸状
錆、あるいは点錆を調査したが全く異常は認めら
れず、美麗なAl色を有していた。
比較例 2 実施例2と同様の電解クロム酸処理鋼板を用い
て、その両面にビニルオルガノゾル塗料を乾燥重
量が65mg/m2になるように塗布した後、190℃で
10分間加熱硬化させた後、徐冷した。
該塗装鋼板を実施例2と同様の加工を施し、缶
蓋及び絞り缶を得て、実施例2と同様の処理方法
にてトマトジユースを充填し、50℃で6ケ月の実
缶貯蔵テストを行つた。
実缶テスト後、開缶し、缶内面の腐食状態を調
査したところ、絞り缶の二重巻締め近傍及び缶蓋
のコンパウンド挿入部付近に黒い点錆が数ケ所認
められた。
また、50℃で相対湿度90%の雰囲気で14日間貯
蔵テストを行つたところ、缶蓋の二重巻締め近傍
の長さ3〜15mmの糸状錆が多数発生し、容器の外
観を著しく損わせていた。
実施例 3 板厚0.21mmの冷延鋼板を70g/の水酸化ナト
リウム溶液中で電解脱脂し、100g/の硫酸溶
液で酸洗し水洗した後、ドライヤーで乾燥した。
このように清浄化されたブラツクプレートの両
面につぎに示す条件で処理された二軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフイルムを連続的に両面に
ラミネートした。
Al蒸着層厚み 2000Å Al蒸着層の下層のエポキシ樹脂組成物の乾燥重
量 4.5g/m2 (エポキシ樹脂(エポキシ当量550) 70部 ユリヤ系樹脂 30部) 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム
(商品名 ルミラー 東レ(株)) 16μm 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムの
下層の共重合ポリエステル樹脂組成物(商品名
バイロン103S 東洋紡(株))の乾燥重量12g/m2 共重合ポリエステル樹脂の該鋼板への塗布方法…
ロールコーテイング法 共重合ポリエステル樹脂の加熱、乾燥条件ガスオ
ーブンで230℃、30秒 ラミネート直前の鋼板の温度 230℃ ラミネート後の冷却方法 徐冷 得られたAl蒸着樹脂被覆鋼板の両面に、エポ
キシ/フエノール系塗料を乾燥重量が40mg/dm2
になるように塗布し、205℃で10分間加熱硬化さ
せた後、徐冷した。
該Al蒸着樹脂被覆鋼板を、公知の製缶方法に
より、202型の缶蓋及び絞り比2.14の絞り缶を得
た。成型した絞り缶に0.5%の食塩水を充填し、
二重巻締めを施した後、37℃で20日間実缶貯蔵テ
ストを行つた。
実缶テスト後、開缶し、缶内面の腐食状態及び
二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムの
密着力を調査したが、全く異常は認められず、
Alの光輝性のある外観はそのまま残存していた。
また、実缶テスト後の0.5%の食塩水中の鉄溶
出量を原子吸光分析で測定したが検出限界以下で
あつた。
また、37℃で相対湿度90%の雰囲気で14日間貯
蔵テストを行い、缶蓋の二重巻締め近傍の糸状錆
あるいは点錆を調査したところ、糸状錆は、二重
巻締め近傍で2〜5mm出現しているものの、Al
蒸着層の下層で出現しているため、外観的には全
く美麗なAlの光輝性を有していた。
比較例 3 実施例3と同様のブラツクプレートの両面に、
実施例3と同様の処理方法にてエポキシ/フエノ
ール系塗料を乾布した後、実施例3と同様の製缶
方法にて缶蓋及び絞り缶を作成し、0.5%の食塩
水を充填し、二重巻締めを施した後、37℃で20日
間実缶貯蔵テストを行つた。
実缶テスト後、開缶し、缶内面の腐食状態を調
査したところ、缶内面全面にわたり赤錆が発生
し、薄膜の殆んどが、基体鋼板から剥離されてい
た。また、37℃で相対湿度90%の雰囲気で14日間
貯蔵テストを行い、糸状錆あるいは点錆を調査し
たところ、糸状錆は6〜19mmの長さで缶蓋及び鋼
り缶部に出現し、著しい外観不良となつていた。
また、二重巻締め近傍は、塗膜のクラツクが発生
し、黒褐色の錆が全面に出現していた。
〔発明の効果〕
かくして得られたAl蒸着樹脂被覆鋼板は、光
輝性を有しているため、外観に優れるばかりでは
なく、加工耐食性、加工密着性に優れるため、容
器用材料として幅広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の樹脂被覆鋼板の
構成断面図である。第3図および第4図は本発明
の樹脂被覆鋼板を用いて成形された容器の構成断
面図である。 1……鋼板、2……共重合ポリエステル樹脂、
3……二軸配向ポリエチレンテレフタレート樹脂
層、4……エポキシ樹脂および硬化剤、5……
Al蒸着層、6……エポキシフエノール塗料、7
……ビニルオルガノゾル塗料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 最外層に50〜3000ÅのAl蒸着層を有し、そ
    の内層にエポキシ樹脂及びその硬化剤であるフエ
    ノール系、ユリヤ系、アミド系、エステル系、ア
    クリル系、ウレタン系の1種以上からなる組成物
    層を有し、その内層に二軸配向ポリエチレンテレ
    フタレート樹脂層を有し、最下層に共重合ポリエ
    ステル樹脂層を有してなる容器用樹脂被覆鋼板。
JP13009586A 1986-06-06 1986-06-06 容器用樹脂被覆鋼板 Granted JPS62286734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13009586A JPS62286734A (ja) 1986-06-06 1986-06-06 容器用樹脂被覆鋼板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13009586A JPS62286734A (ja) 1986-06-06 1986-06-06 容器用樹脂被覆鋼板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62286734A JPS62286734A (ja) 1987-12-12
JPH0413144B2 true JPH0413144B2 (ja) 1992-03-06

Family

ID=15025837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13009586A Granted JPS62286734A (ja) 1986-06-06 1986-06-06 容器用樹脂被覆鋼板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62286734A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61280928A (ja) * 1985-06-07 1986-12-11 東洋製罐株式会社 鉄乃至鋼箔を用いた包装材料
JPH085159B2 (ja) * 1988-01-28 1996-01-24 新日本製鐵株式会社 2層被膜構造を有するラミネート鋼板及びその製造方法
GB2242159B (en) * 1990-03-19 1994-02-02 Toyo Kohan Co Ltd Copolyester resin film-metal sheet laminates
GB2303330B (en) * 1995-07-21 1999-09-08 British Steel Plc Improvements in and relating to laminated tin mill products and methods of producing the same
JP4714974B2 (ja) * 2000-09-07 2011-07-06 Jfeスチール株式会社 フィルムラミネート鋼板

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62286734A (ja) 1987-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5729230B2 (ja) 容器用鋼板およびその製造方法
JPS5882717A (ja) ポリエステル樹脂フイルム被覆金属板の製造方法
JP3189551B2 (ja) 金属板ラミネート用ポリエステルフイルム
JPH0571035B2 (ja)
JPS62286734A (ja) 容器用樹脂被覆鋼板
JP2017136815A (ja) 有機樹脂被覆表面処理金属板
JPH0413143B2 (ja)
JPS61149341A (ja) ポリエステル樹脂フイルム被覆金属板の製造方法
JP2002113809A (ja) 樹脂フィルム積層めっき鋼板、それを用いた缶、および樹脂フィルム積層めっき鋼板の製造方法
JP3862051B2 (ja) フィルム貼着缶体の製造方法
JP3693820B2 (ja) 熱可塑性樹脂被覆金属板を用いた缶蓋の製造方法および缶蓋
JPS6120736A (ja) 樹脂被覆鋼板
JP2807482B2 (ja) 製缶用両面被覆鋼板およびその製造法
JP3427655B2 (ja) 缶用有機被覆鋼板およびその製造方法
KR870000781B1 (ko) 수지 피복 강판
JP2000263692A (ja) 液体を入れるための容器用樹脂被覆金属板
JPH0270430A (ja) 絞りしごき缶用ポリエステル樹脂被覆金属板
JPH11302898A (ja) 鋼板の表面処理方法、表面処理鋼板、および表面処理鋼板を用いた熱可塑性樹脂被覆鋼板
JP3282994B2 (ja) 鋼板の表面処理方法、表面処理鋼板、および表面処理鋼板を用いた熱可塑性樹脂被覆鋼板
JP3218923B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JPS62225340A (ja) 容器蓋用樹脂被覆金属板
JP3218925B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
WO2019077746A1 (ja) 有機樹脂被覆表面処理金属板
JP3147718B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3134133B2 (ja) カラーフィルム積層缶体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees