JPH0414474Y2 - - Google Patents

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JPH0414474Y2
JPH0414474Y2 JP11408087U JP11408087U JPH0414474Y2 JP H0414474 Y2 JPH0414474 Y2 JP H0414474Y2 JP 11408087 U JP11408087 U JP 11408087U JP 11408087 U JP11408087 U JP 11408087U JP H0414474 Y2 JPH0414474 Y2 JP H0414474Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、不織布、織編物などの走行中のシ
ート状物に、均一に液体を含浸することができる
装置、特に含浸に際して含浸液の洩れが発生する
ことのない含浸装置に関する。
(従来の技術) 不織布、織編物などの布帛およびこれらの各種
加工品などのシート状物(以下、シートという)
にポリウレタン、各種ゴム状溶液、エマルジヨン
など(以下、液体という)を含浸し、例えば天然
皮革状風合を得るなど、更に特性の優れた有用な
シートを作ることは良く知られており、かつ、工
業的にも広く活用されている。
従来、このような液体の含浸装置の一つとし
て、例えば特開昭54−96184号公報に記載の装置
が知られている。この装置は、マングル含浸法の
欠点である蛇行、シワ、変形の発生を防止するた
めに提案された含浸装置で、前記マングルを使用
しないで含浸する装置、すなわち走行中のシート
状物の通路に沿つて、その片側もしくは両側にス
リツト状もしくは多孔状の開口部を有する噴出ノ
ズルを複数設け、そのノズルを通して加圧された
液体をシートに向かつて噴出することにより含浸
させる装置である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の装置は、走行中のシ
ートに対して噴出ノズルが静止しているのでシー
トと噴出ノズル間には若干の隙間がどうしても残
り、噴出ノズルの液圧が高い場合、シートへの含
浸液の透過性が悪い場合等は含浸液がシートを透
過する前にこの隙間から洩れだす問題があつた。
これらの含浸液漏れのうち、特にシート両端部
からの漏れは、シートが厚い場合、その他シート
自体に幅の不揃いがある場合、シートが蛇行する
場合などには、シート耳端部の位置がシート幅方
向で移動するので有効なシールができず、更に前
記含浸液の漏れを助成する結果となつてやつかい
な問題であつた。
かかる含浸液の漏れがあると装置周囲を汚ごす
ばかりか、適正な含浸液の圧入圧力の設定が困難
であり、一定量の含浸液を付与するには、ある程
度の漏れを覚悟のうえ大量の含浸液を準備して圧
入室に送るか、あるいはシートの反対側から含浸
液を補助的に吸引する必要があるなどの問題点が
あつた。
この考案は、シート厚さが厚くても、また、た
とえシート走行中に蛇行、幅の不揃いなどシート
耳端部の位置移動があつても、シート両端部から
含浸液の漏れ、およびこれに伴う圧力低下が発生
せず、しかもシート両端部まで液体を均一、か
つ、十分に含浸し得るシール性の良い液体の含浸
装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、この考案は以下の
構成を有する。すなわち、 長さが被処理シートの幅より長く、一面が開口
された箱状体Aと、長さが被処理シートの幅より
長く、一面が開口され、かつ、該開口側に被処理
シートを支持するプレートを備えた箱状体Bと、
被処理シートの幅方向両端面を幅方向に押圧する
一対の板状の押圧手段Cと、 上記両箱状体A,Bのいずれか一方を他方へ押
圧する押圧手段Dとからなり、上記一対の押圧手
段Cは、被処理シートを幅方向に押圧する位置に
設置されると共に、上記両箱状体A,Bは、両箱
状体の開口側周面が被処理シートおよび前記一対
の押圧手段Cの板状体を挟む位置に設置されてな
り、かつ、上記箱状体Aには、被処理シートへ含
浸せしめる液体導入口を、また、上記箱状体Bに
は、余剰液体を排出する排出口をそれぞれ設けた
液体の含浸装置である。
(作用) この装置は、開口幅がシート幅よりも広い開口
幅の圧入室を有する箱状体Aを設け、更にこの箱
状体Aの上面にシートを介して箱状体Bを押圧手
段Dで押圧して密閉状の含浸液の圧入室を形成し
たので、この圧入室に導入された含浸液はシート
の全幅に渡り一定の圧入圧力となり、シートは幅
方向に均一に含浸される作用を有する。
しかも、シート両端面は、常時一対の押圧手段
Cで押圧されているので、たとえシート厚さの変
動、シート自体の幅の不揃い、多少の蛇行などが
あつてもシールプレートは、シート両端部のシー
ル性を維持したままシート両端部の移動に自動的
に追従し得る作用を有する。
この考案に係る含浸装置は、布帛、紙、フイル
ム等のシート状物への風合向上のための含浸液の
含浸の他、熱処理や冷却、乾燥のためのガス、反
応性のガス等の気体の含浸にも用いることができ
る。
また、本考案の装置のうち、シート状物をはさ
んで一対の圧入室が併設された型式のものは、両
面から異なる液体をそれぞれ一定の深さまで均一
に含浸させることができ、必要な場合にはシート
状物内でその二液体を接触させることもできる。
(実施例) 以下、この考案をその一実施例を示す図面を用
いて説明する。
第1図は、この考案に係る液体の含浸装置の斜
視図、第2図は、第1図のA−A矢視の縦断面
図、第3図は、第2図のB−B矢視の平面図であ
り、これらの図を用いて、まず本装置の概要を説
明する。
第1図において、2は、この考案に係る含浸装
置で、その主たる構成は、白矢印方向に走行する
二点鎖線で図示されたシート1(幅W1、厚さT
1)を上下から挟持するようにシート1の幅方向
に配設された一対の箱状体、すなわちシート1の
上部に配設された箱状体Bである箱状体(以下、
上部箱状体という)3と、下部に配設された箱状
体Aである箱状体(以下、下部箱状体という)4
と、この両箱状体3,4の挟持間隔T2を設定す
るため、その両端部に介挿された円柱状のスペー
サ5と、両箱状体3,4間に介挿され、シート1
の両端面近傍からの漏れを防止する一対の板状の
押圧手段Cである押圧手段6および前記下部箱状
体4に上部箱状体3をスペーサ5を介して押圧す
る一対の押圧手段Dである押圧手段7とから構成
されている。
第2図と第3図において、8は、前記下部箱状
体4のシート通過側が開口部である含浸液を保有
する圧入室で、その形状は、幅方向長さがシート
幅W1以上の幅W2を有し、シート走行方向の断
面形状は、〓の字状断面である2個のリツプ部9
(第6図参照)を有し、そのリツプ部先端の周縁
面10がシート裏面に当接している。
また、11は、含浸液の導入口、12は、該含
浸液を前記圧入室内の幅方向に均一に分配するた
めの整流板であり、シートの幅方向導入口11の
位置に対応して複数設けられている。なお、前記
両箱状体3,4の外形形状は、箱状の他、例え
ば、半円筒状、楕円状などであつても良く、特に
制限するものではない。6は、シートの両端面を
押圧する一対の押圧手段で、この実施例では、下
部箱状体4に固定されたエヤシリンダ13と、ロ
ツド14の先端に設けられたシールプレート15
とから構成され、ロツド14などの可動部は、下
部箱状体4の両端部に穿設された駆動部収納室2
3に収納されている。この押圧手段6は、本実施
例でエヤーシリンダ13を用いたが、その他、油
圧シリンダ、スプリングなど、常時シールプレー
ト15をシート両端面に押圧し得る手段であれば
特に制限はない。
また上部箱状体3のシート表面に設けられた1
6は、前記導入口11から図示しないポンプで圧
入された含浸液がシート1を透過した後、その余
剰透過液を収納するための収液室で、前記下部箱
状体とほぼ同一形状、同一断面形状を有してい
る。またこの収液室内に設けられた17は、シー
ト1に含浸液の圧入圧力が加えられた際に、シー
ト1が収液室側に押されないようにシート上面か
ら支える支持プレートで、シート幅W1以上の幅
を有し、図示しないブラケツトでシート1の上面
に接する位置で固定されている。この支持プレー
ト17は、本実施例ではプレートの全面に小穴が
設けられたパンチングメタルを用いているが、そ
の他例えば、多孔板、格子状物、網状物、または
布帛、フエルト、スポンジなど含浸液に対して耐
食性を有し、加圧液体の透過を許すものであれば
特に制限はない。
また、18は、含浸液の排出口で、シート幅方
向に渡り均一に含浸液を排出させるため、上部箱
状体3のシート幅方向に複数設けられている。
なお、前記上部箱状体3は、上記の様な構成を
とらずとも適当な剛性を有し、上部箱状体全体を
前記多孔板、格子状物、網状物など含浸液を透過
させ、前記押圧手段7でシート1を下部箱状体4
に押圧し得るものであつても良く、更にはシート
1の送り張力や加圧液体の圧力等の条件によつて
は、上記箱状体3を用いなくともシート1の裏面
と下部箱状体4の周縁面10とで形成される隙間
(以下、シート裏面の隙間という)を十分にシー
ルし、圧入室内の圧力を必要なレベルに保つこと
ができる場合もある。
また、前記押圧手段7は、上部箱状体3を下部
箱状体4方向にスペーサ5を介して押圧すると共
に、シート1を本装置に通布するときに上部箱状
体3を下部箱状体4に対して昇降させる昇降手段
で、その細部は特に図示しないがシリンダ本体が
上部箱状体4側に固定され、ロツドが上部箱状体
3側に固定されているので上部箱状体3を下部箱
状体4に方向に昇降できるように構成されてい
る。この押圧に際しては、上部箱状体3と下部箱
状体4の周縁面10の対置間隔、すなわち挟持間
隔T2(第5図参照)は、シート1が両箱状体
3,4間を容易に通過することができ、かつ、前
記シート裏面の隙間からの含浸液の漏れを極力す
くなくするため、シート1の厚みに応じた最適の
間隙を保つように設定されている。このような条
件を満たすためのシート厚さT1と挟持間隔T2
の関係は、シート厚さT1に対して挟持間隔T2
がシート厚さT1の0.70〜0.95倍となるように設
定するのが好ましい。この場合、挟持間隔T2が
シート厚さT1の0.95倍を越えると含浸液の漏れ
が激しくなり、逆に0.7倍未満であるとシート1
が周縁面10でしごかれて走行が困難となるから
である。
次に、前記押圧手段6について、第4図と第5
図を用いて更に詳細に説明する。
第4図は、第1図から押圧手段6のみを取出し
て示した全体斜視図である。
本図でシールプレート15は、シート1の両端
面を押圧シールするプレートで、ベースプレート
19に固定されている。ベアリング20は、シー
ルプレート15が容易にシート幅方向のみにスラ
イドできるように案内ガイドの役目をするもの
で、前記ベースプレートに軸支されている。ま
た、エヤーシリンダ13は、そのブラケツト21
が下部箱状体4に固定され、そのロツド14が前
記ベースプレート19に止金22を介して固定さ
れている。
ここでシールプレートの厚さT3は、両箱状体
間の挟持間隔T2よりやや薄ければ十分にシール
の役目を果たすが、含浸液圧力がシールプレート
裏面に加えられた状態で容易に両箱状体間をスラ
イドし、かつ、両箱状体3,4間の周縁面10を
傷つけずに押圧シールするには、挟持間隔T2に
対して、シールプレートの厚さT3が挟持間隔T
2の0.80〜0.98倍となるように設定されるのが好
ましい。また、その材質は、両箱状体間で容易に
スライドし得るようにシールプレート先端付近も
しくはシールプレート全体の材質を例えば、鉄系
金属の他、合成樹脂あるいは、アルミニユーム、
銅などの非鉄系合金など柔軟な材料で構成する
か、あるいは四フツ化エチレン樹脂などの摺動性
付与処理を施すのが好ましい。この他、ゴムなど
の材料をシールプレート先端部に用いることによ
り、押圧力を利用して前記挟持間隔T2内でシー
ルプレートを弾性変形させて両箱状体3,4の周
縁面10に密着させシール性を高める場合もあ
る。
次に、第5図は、第4図で説明した押圧手段6
が両箱状体3,4の両端部付近に収納された状態
を示す図で、前記エヤーシリンダ13は、そのブ
ラケツト21で下部箱状体側に固定され、ロツド
14の先端に位置するベアリング20、止金2
2、ベースプレート19などの可動部は、下部箱
状体4の両端部に穿設された矩形上の駆動部収納
室23内に収納されている。この場合、2個のベ
アリングの外幅W3(第4図)が前記駆動部収納
室23のシート走行方向の内壁面寸法よりやや小
さくなるように設計されているので、シールプレ
ート15は、この駆動部収納室の内壁面を案内ガ
イトして両箱状体間をシート幅方向に滑かにスラ
イドすることができる。
ところで、含浸液の圧入圧力が高い場合は、シ
ールプレート15は、その裏面に上部箱状体3方
向への押圧力が加わるのでシート幅方向への滑ら
かなスライドを妨げられる可能性があるが、この
ような場合は、第5図に示すように上部箱状体3
の収液室16に例えば、合成樹脂あるいは、アル
ミニユーム、銅、ステンレスなどの非鉄系合金ま
たはメツキ処理した鉄系金属からなるシールブロ
ツク25を上部箱状体3に装着して密閉状空間2
6を設け、更にその上部の排出口18から含浸液
の圧入圧力とほぼ同圧のエヤーを圧入させて対抗
させれば、シールプレート15の上下の圧力は平
衡状態となり、容易にスライドをすることができ
る。
また、圧入室8に圧入された含浸液が前記シー
ル裏面の隙間から漏れだすことがあるが、この問
題を解決する好ましい態様を示すのが第6図であ
る。
すなわち、本図aに示すようにシールプレート
15の裏面に本図bで示されるような例えば、合
成樹脂製フイルム、ゴムなどの可撓性シート24
を予め2面が解放された箱状にに成型し、圧入室
8内に密着装置させることにより解決できる。
このようにすれば、可撓性シート24は、圧入
室8内に流入した含浸液の圧力を全面に受けるの
で、圧入室内で拡開され、次にシールプレート1
5の裏面と周縁面10との隙間に押しつけられ、
この隙間をシールする。またこの場合に可撓性シ
ート24の角部に切込み25を入れることによ
り、圧入室8の壁面への密着性が増し、よりシー
ル性を向上させることができる。
次に、上記のように構成されたこの装置の作用
を第1図ないし第3図を用いて説明する。
第1図において、まず左右に設けられた押圧手
段7の図示しないエヤ入口からエヤーが送られる
と、上部箱状体3が下部箱状体4に対して数mm程
度シート上方に上げられ、シート1が上部箱状体
と下部箱状体4間に通布される。
ここで、再びエヤシリンダにエヤーが通され、
上部箱状体3がスペーサ5に接触する位置まで下
降すると、第3図における両箱状体3,4の周縁
面10がシート1を介して対置された状態、すな
わち両箱状体の挟持間隔がT2にセツトされ、通
布準備が完了する。
次に、第2図において、シート1を走行させ、
下部箱状体4の導入口11から図示しないポンプ
で含浸液を圧入すると、含浸液は、整流板12に
衝突した後、均一に圧入室8内に流入する。この
圧入室内8を充満した含浸液は、シート両端部が
シールプレート15でエヤーシリンダ13の押圧
力により押圧シールされ、また、シールプレート
15と下部箱状体4間の隙間も密着状態となつて
いるので逃げ場がなく、結局最も流路抵抗の少な
いシート1にシートの裏面から表面方向に向つて
浸透し始める。この際、含浸液は、シート1と圧
入室8とが密閉状の部屋を形成するので、シート
の全幅にわたり一定の圧入圧力となる。更にこの
際、シート1は、裏面から含浸液からの圧入圧力
を受けるので表面方向に反り返ろうとするが、表
面付近に設けられた支持プレート17によつて遮
られているので水平状態を維持する。また、一部
の含浸液は、前記シートの裏面の隙間から漏れだ
そうとするが、シート1の裏表の両面を両箱状体
の周縁面10で一定間隔T2で挟持された状態
で、シート1がシールプレート15でシートの中
心方向に両側から押圧されると弾性変形した分だ
けシート1は、前記挟持間隔T2に設定された両
箱状体3と4の両周縁面10をシート1自体で塞
ぎ、自己シールする。
このようにしてシート1を含浸した後の余剰含
浸液は、更に支持プレート17の全面に設けられ
た小穴を通過し、上部箱状体の排出口18から外
部に排出される。
ここで、仮にシートの蛇行の発生、シート幅の
不揃い部分が含浸装置に進入したとすると、第3
図において、ガイドローラ14が駆動部収納室2
3の内壁面に案内されてシート幅方向に転動する
ので、シールプレート15は、エヤシリンダ16
の押圧力によつて耳端部の移動に自動的に追従
し、依然としてシールを良好に保つことができ
る。
よつて、上述した含浸装置2は、シート幅以上
の広い幅を有する圧入室8が設けられ、この圧入
室内では含浸圧力が一定の圧入圧力を受けるの
で、シート幅の全幅に渡り均一に含浸することが
できる。また、蛇行、シート自体の幅の不揃いな
ど耳端部の位置移動があつてもシールプレート1
5とエヤシリンダ13による自己シール、自動追
従効果が生じる。
なお、シートに蛇行がある場合において、シー
トの両端位置を検出する位置検出器を別に設け、
この両端位置の変位量をエヤシリンダにフイード
バツクさせて変位量に対応する修正押圧力をシー
ルプレートに出力させる構成とすれば、蛇行防止
をしつつ含浸し得る装置とすることもできる。
下部箱状体4のシート走行方向の全幅を100mm、
リツプ部9の周縁面10の幅を10mm、圧入室8の
シート幅方向の寸法を1370mm、挟持間隔T2を
1.9mm、シールプレート15の材質を鉄系材料に
クロムメツキを施したもの、シールプレート厚さ
T3を1.85mm、幅を100mmとなるように含浸装置
2を構成した。
これに対し、ポリエチレンテレフタレートの繊
維からなる幅W1が960mm、厚さT1が2.1mmから
なるシートを通布速度3.5m/分で走行しつつ、
前記含浸装置に対しシールプレート15を両端面
に1.5Kg(押圧力換算)でシートを押圧し、導入
口11から予め調合した溶媒がジメチルホルムア
ミド、溶質がポリウレタンゴムで濃度12%の溶液
からなる含浸液を圧入圧力0.3Kg/cm2で圧入した
ところ、シート裏面の隙間、シールプレート15
と下部箱状体4の周縁面10からの含浸液の漏れ
は、わずかの漏れしかなく、しかもシート1は、
全幅に渡り均一に含浸することができた。
更に、この装置に対して、圧入室8にポリエチ
レンテレフタレートからなる合成樹脂製のフイル
ムを圧入室の内壁面に密着配置し、上記と同一条
件にて含浸処理したところシールプレート15と
下部箱状体4との周縁面10の隙間からの含浸液
の漏れはなくなつた。
(考案の効果) 以上に述べたように本考案の液体の含浸装置
は、開口幅がシート幅よりも広い開口幅を有する
圧入室を有する箱状体Aを設け、更にこの箱状体
Aの上面からシートを介して箱状体Bを押圧手段
Dを押圧し、密閉状の含浸液の圧入室を形成した
ので、この圧入室に導入された含浸液は、シート
の全幅に渡り一定の含浸圧力で均一に含浸するこ
とができる。
更に、常時シート両端面を押圧する押圧手段C
を設けたので、この押圧手段によるシート裏面の
隙間に対する自己シール作用が生じ、たとえ、含
浸処理中にシート厚さの変動、シート幅の不揃
い、多少のシート自体の蛇行などがあつてもシー
ルプレートが耳端部に自動的に追従してシールす
る効果を奏する。
このように含浸液の漏れが無くなる結果、含浸
液の圧入圧力の設定も容易となり、含浸液の圧入
に際して圧入圧力をより高圧に維持することも可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の液体の含浸装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は、第1図のA−A矢視の
縦断面図、第3図は、第2図のB−B矢視の平面
図、第4図は、押圧手段Cの全体斜視図、第5図
は、押圧手段C周辺の部分縦断面図、第6図a
は、押圧手段Cの別の実施例を示す斜視図、同図
bは、シールプレートに装着されている部品の斜
視図である。 図面中の符号の説明、1……シート、2……含
浸装置、3……上部箱状体B、4……下部箱状体
A、5……スペーサ、6……押圧手段C、7……
押圧手段D、8……圧入室、9……リツプ部、1
0……周縁面、11……導入口、12……整流
板、13……エヤシリンダ、14……ロツド、1
5……シールプレート、16……収液室、17…
…支持プレート、18……排出口、19……ベー
スプレート、20……ベアリング、21……ブラ
ケツト、22……止金、23……駆動部収納室、
24……可撓性シート、25……切れ目、26…
…密閉状空間、T1……シート厚さ、T2……挟
持間隔、T3……シールプレートの厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長さが被処理シートの幅より長く、一面が開
    口された箱状体Aと、長さが被処理シートの幅
    より長く、一面が開口され、かつ、該開口側に
    被処理シートを支持するプレートを備えた箱状
    体Bと、被処理シートの幅方向両端面を幅方向
    に押圧する一対の板状の押圧手段Cと、上記両
    箱状体A,Bのいずれか一方を他方へ押圧する
    押圧手段Dとからなり、上記一対の押圧手段C
    は、被処理シートを幅方向に押圧する位置に設
    置されると共に、上記両箱状体A,Bは、両箱
    状体の開口側周面が被処理シートおよび前記一
    対の押圧手段Cの板状体を挟む位置に設置され
    てなり、かつ、上記箱状体Aには、被処理シー
    トへ含浸せしめる液体導入口を、また、上記箱
    状体Bには、余剰液体を排出する排出口をそれ
    ぞれ設けた液体の含浸装置。 (2) 一対の板状の押圧手段Cは、エヤーシリンダ
    のロツド先端にスライドプレートを設けた押圧
    手段であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の液体の含浸装置。
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