JPH0424199Y2 - - Google Patents
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- JPH0424199Y2 JPH0424199Y2 JP1984201117U JP20111784U JPH0424199Y2 JP H0424199 Y2 JPH0424199 Y2 JP H0424199Y2 JP 1984201117 U JP1984201117 U JP 1984201117U JP 20111784 U JP20111784 U JP 20111784U JP H0424199 Y2 JPH0424199 Y2 JP H0424199Y2
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- JP
- Japan
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- damping force
- shock absorber
- switching
- valve
- opening degree
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、タイヤから車体に伝達される振動を
減衰するとともに、その減衰力を可変とした減衰
力可変式シヨツクアブソーバに関し、特に、減衰
力を切換える際に、2次的に振動が生じるのを防
止するための改良を施した減衰力可変式シヨツク
アブソーバに関するものである。
減衰するとともに、その減衰力を可変とした減衰
力可変式シヨツクアブソーバに関し、特に、減衰
力を切換える際に、2次的に振動が生じるのを防
止するための改良を施した減衰力可変式シヨツク
アブソーバに関するものである。
(従来の技術)
従来の減衰力可変式シヨツクアブソーバとして
は、例えば特開昭58−30542号公報に示されるも
のがある。
は、例えば特開昭58−30542号公報に示されるも
のがある。
これは、電磁ソレノイドのON/OFFによつて
切換え駆動されて、通流断面積の切換えを行う減
衰力切換バルブを具えるもので、該減衰力切換バ
ルブは、大小2種の通流断面積の切換えを行うこ
とで、減衰力を高低2種に切換えることができ
る。
切換え駆動されて、通流断面積の切換えを行う減
衰力切換バルブを具えるもので、該減衰力切換バ
ルブは、大小2種の通流断面積の切換えを行うこ
とで、減衰力を高低2種に切換えることができ
る。
そして、上記電磁ソレノイドは、車両の車高値
を電気的に検出する車高センサの出力に基づい
て、走行状態に応じたシヨツクアブソーバの減衰
力制御を行つて乗心地を向上させるようにしたも
のである。
を電気的に検出する車高センサの出力に基づい
て、走行状態に応じたシヨツクアブソーバの減衰
力制御を行つて乗心地を向上させるようにしたも
のである。
(考案が解決しようとする課題)
しかし、上記従来の減衰力可変式シヨツクアブ
ソーバにあつては、減衰力の切換えを高速で行え
る利点はあるが、この切換え動作に伴う2次的振
動が発生して、これが不快音や不快な振動として
乗員に感じられることになる場合がある。
ソーバにあつては、減衰力の切換えを高速で行え
る利点はあるが、この切換え動作に伴う2次的振
動が発生して、これが不快音や不快な振動として
乗員に感じられることになる場合がある。
これは、特に、シヨツクアブソーバが伸び過程
にある場合に、減衰力が高い状態か低い状態に切
換えられると、シヨツクアブソーバのピストンロ
ツド上部にある車体との連結部に介装したゴムブ
ツシユが切換え直前まで撓められていたものが急
激に開放されるため、シヨツクアブソーバ自体が
振動発生源となつて、この発生した振動および振
動音が乗員に感じられるためである。
にある場合に、減衰力が高い状態か低い状態に切
換えられると、シヨツクアブソーバのピストンロ
ツド上部にある車体との連結部に介装したゴムブ
ツシユが切換え直前まで撓められていたものが急
激に開放されるため、シヨツクアブソーバ自体が
振動発生源となつて、この発生した振動および振
動音が乗員に感じられるためである。
従つて、減衰力の切換えを自動制御装置を用い
て走行状態に応じて行うようにしたものにあつて
は、減衰力切換え毎な上記の振動や振動音が発生
するため煩わしさが増大する。
て走行状態に応じて行うようにしたものにあつて
は、減衰力切換え毎な上記の振動や振動音が発生
するため煩わしさが増大する。
(課題を解決するための手段)
上記問題を解決するために、本考案は、シヨツ
クアブソーバピストンの移動に伴つて作動油が流
れる流路に、該流路の開度を変更する減衰力可変
バルブを具え、該減衰力可変バルブの切換動作に
よる前記開度の切換えでシヨツクアブソーバの減
衰力を切換えるようにした減衰力可変式シヨツク
アブソーバにおいて、 前記減衰力可変バルブによる前記開度の切換え
を、開度を増大させる切換え時においてのみ該切
換えの過程における過渡的減衰力の平均変化率が
緩和されるよう徐々に行わせる減衰力切換速度緩
和手段を設けたものである。
クアブソーバピストンの移動に伴つて作動油が流
れる流路に、該流路の開度を変更する減衰力可変
バルブを具え、該減衰力可変バルブの切換動作に
よる前記開度の切換えでシヨツクアブソーバの減
衰力を切換えるようにした減衰力可変式シヨツク
アブソーバにおいて、 前記減衰力可変バルブによる前記開度の切換え
を、開度を増大させる切換え時においてのみ該切
換えの過程における過渡的減衰力の平均変化率が
緩和されるよう徐々に行わせる減衰力切換速度緩
和手段を設けたものである。
(作用)
ピストンストローク中、これに伴つて作動油が
流れる流路の流動抵抗で振動減衰作用が生じ、該
流路の開度を減衰力可変バルブで切換えることに
より、当該作用を生起して減衰力を切換えること
ができる。
流れる流路の流動抵抗で振動減衰作用が生じ、該
流路の開度を減衰力可変バルブで切換えることに
より、当該作用を生起して減衰力を切換えること
ができる。
ところで上記の切換えのうち、開度を増大する
切換え時(減衰力を低下させる切換え時)におい
ては減衰力切換速度緩和手段が、当該切換えの過
程における減衰力の平均変化率が緩和されるよう
開度切換えを徐々に行わせる。このため、当該切
換え時に問題となる前記振動や振動音を生じなく
し、2次的な振動の発生を防止し得る。
切換え時(減衰力を低下させる切換え時)におい
ては減衰力切換速度緩和手段が、当該切換えの過
程における減衰力の平均変化率が緩和されるよう
開度切換えを徐々に行わせる。このため、当該切
換え時に問題となる前記振動や振動音を生じなく
し、2次的な振動の発生を防止し得る。
しかして、この問題を生じない逆方向の切換え
時、つまり開度を減少する(減衰力を増大させ
る)切換え時は、この切換えが迅速に行われ、減
衰力切換えの応答性が不必要に損なわれるのを回
避し得る。
時、つまり開度を減少する(減衰力を増大させ
る)切換え時は、この切換えが迅速に行われ、減
衰力切換えの応答性が不必要に損なわれるのを回
避し得る。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す減衰力可変
式シヨツクアブソーバの全体構成図であり、作動
油7が充填されたシリンダ4内に、先端にピスト
ン2を具えるピストンロツド1が挿入されてい
る。
式シヨツクアブソーバの全体構成図であり、作動
油7が充填されたシリンダ4内に、先端にピスト
ン2を具えるピストンロツド1が挿入されてい
る。
シリンダ4の外周には、同心円筒状の外筒5を
設け、この外筒5とシリンダ4との間の室5aに
作動油7が入り込んでいる。外筒5およびシリン
ダ4の上端はグランドパツキン6により密閉され
ており、作動油7は、ピストン2の上下運動に伴
つて、シリンダ4内と、室5aとの間をベースバ
ルブ12を介して移動する。ピストン2には、減
衰プレートバルブ13を設け、これによりピスト
ン2の移動速度を規制して、シヨツクアブソーバ
の減衰作用を生じさせる。
設け、この外筒5とシリンダ4との間の室5aに
作動油7が入り込んでいる。外筒5およびシリン
ダ4の上端はグランドパツキン6により密閉され
ており、作動油7は、ピストン2の上下運動に伴
つて、シリンダ4内と、室5aとの間をベースバ
ルブ12を介して移動する。ピストン2には、減
衰プレートバルブ13を設け、これによりピスト
ン2の移動速度を規制して、シヨツクアブソーバ
の減衰作用を生じさせる。
そして、外筒5の下端には、車体への取付用ア
イブツシユ11を設け、中央部外周には、スプリ
ングシート8を取付ける。
イブツシユ11を設け、中央部外周には、スプリ
ングシート8を取付ける。
ピストンロツド1の上部には、ゴムブツシユ9
及びバンパラバー10を取付けると共に、外筒5
の外周に空〓を隔てて重なるように配設された変
位センサ14の上端部を固定する。
及びバンパラバー10を取付けると共に、外筒5
の外周に空〓を隔てて重なるように配設された変
位センサ14の上端部を固定する。
この変位センサ14は、2重円筒内に巻線を配
置し、ピストンロツド1の上下動によるインダク
タンス変化を変位検出信号として出力するもの
で、その検出信号は、コネクタ15を介して車載
回路へ入力する。
置し、ピストンロツド1の上下動によるインダク
タンス変化を変位検出信号として出力するもの
で、その検出信号は、コネクタ15を介して車載
回路へ入力する。
また、ピストンロツド1の下部におけるピスト
ン2の上方には、減衰力切換バルブ3を設け、こ
の減衰力切換バルブ3の切換動作により、シヨツ
クアブソーバの減衰力を高低2段に切換え得るも
のとする。
ン2の上方には、減衰力切換バルブ3を設け、こ
の減衰力切換バルブ3の切換動作により、シヨツ
クアブソーバの減衰力を高低2段に切換え得るも
のとする。
第2図は、減衰力切換バルブ3の構成を明示す
る断面図である。
る断面図である。
比例ソレノイド30は、ソレノイドコイル3
3、シム38、内円筒35、ガイド36、プラン
ジャ41、プランジャヘツド32、ストツパ34
等から構成し、プランジャ41は、ガイド36に
摺動可能に連通する。また、プランジャヘツド3
2も内円筒35内で摺動可能となつている。ガイ
ド36は、比例ソレノイド30のヨークの役割を
兼ねる。
3、シム38、内円筒35、ガイド36、プラン
ジャ41、プランジャヘツド32、ストツパ34
等から構成し、プランジャ41は、ガイド36に
摺動可能に連通する。また、プランジャヘツド3
2も内円筒35内で摺動可能となつている。ガイ
ド36は、比例ソレノイド30のヨークの役割を
兼ねる。
プランジャ41の下端は、スプール31の上底
に当接させ、このスプール31を、その内部に設
けられたリターンスプリング39によつて上方に
付勢する。従つて、プランジャ41も上方へ付勢
されており、ソレノイドコイル33へ通電を行う
ことによつて、プランジャ41は、上記リターン
スプリング39のばね力に抗して下方へ移動す
る。このとき、スプール31もプランジャ41に
押圧されて下方へ移動することになる。
に当接させ、このスプール31を、その内部に設
けられたリターンスプリング39によつて上方に
付勢する。従つて、プランジャ41も上方へ付勢
されており、ソレノイドコイル33へ通電を行う
ことによつて、プランジャ41は、上記リターン
スプリング39のばね力に抗して下方へ移動す
る。このとき、スプール31もプランジャ41に
押圧されて下方へ移動することになる。
スプール31の外周には、上下2つに分けられ
たスリーブ45,46を設け、これらスリーブ4
5,46は、ハウジング43内に収容し、その上
端をクランパ61により、また下端をスナツプリ
ング55により夫々位置決め固定する。
たスリーブ45,46を設け、これらスリーブ4
5,46は、ハウジング43内に収容し、その上
端をクランパ61により、また下端をスナツプリ
ング55により夫々位置決め固定する。
スプール31の内部に形成されたスプール中空
孔53は、リリーフ弁52を具える弁本体47に
形成された連通孔49を介して、ピストン2が取
付けられるスタツド48の中空孔51に連通させ
る。
孔53は、リリーフ弁52を具える弁本体47に
形成された連通孔49を介して、ピストン2が取
付けられるスタツド48の中空孔51に連通させ
る。
このスプール31は、スリーブ45,46内で
摺動可能とし、側面中央には、内外面に貫通する
複数の外周条溝60を形成する。
摺動可能とし、側面中央には、内外面に貫通する
複数の外周条溝60を形成する。
また、上下のスリーブ45,46間にシム38
を介在させることによつて、微小間〓のスリーブ
内周条溝59を、上記外周条溝60に対応して複
数形成し、これらスリーブ内周条溝59は、ハウ
ジング43および減衰力切換バルブ3部分を覆う
ピストンロツド1の延長部に各々設けられたポー
ト56,58を介して外部に連通させる。
を介在させることによつて、微小間〓のスリーブ
内周条溝59を、上記外周条溝60に対応して複
数形成し、これらスリーブ内周条溝59は、ハウ
ジング43および減衰力切換バルブ3部分を覆う
ピストンロツド1の延長部に各々設けられたポー
ト56,58を介して外部に連通させる。
そして、上記外周条溝60と、スリーブ内周条
溝59とは、比例ソレノイド30がOFF状態で
スプール31が上限位置にあるとき(第2図の状
態)に最大開口面積で連通し、比例ソレノイド3
0がON状態でスプール31が下限位置にあると
きには、両条溝59,60の位置が完全にずれる
ことによつて、外周条溝60は閉じられるものと
する。
溝59とは、比例ソレノイド30がOFF状態で
スプール31が上限位置にあるとき(第2図の状
態)に最大開口面積で連通し、比例ソレノイド3
0がON状態でスプール31が下限位置にあると
きには、両条溝59,60の位置が完全にずれる
ことによつて、外周条溝60は閉じられるものと
する。
従つて、比例ソレノイド30のON/OFFを切
換えることにより、スプール31を上下に変位さ
せて外周条溝60の開閉を行い、これにより、中
空孔51から外周条溝60を経てポート58へ至
る流路の作動油流量を変えて、シヨツクアブソー
バの減衰力を切換えるである。すなわち、比例ソ
レノイド30をON状態として、外周条溝60を
閉じると減衰力は大きくなり、逆に比例ソレノイ
ド30をOFF状態として、外周条溝60を開け
ば減衰力は小さくなる。
換えることにより、スプール31を上下に変位さ
せて外周条溝60の開閉を行い、これにより、中
空孔51から外周条溝60を経てポート58へ至
る流路の作動油流量を変えて、シヨツクアブソー
バの減衰力を切換えるである。すなわち、比例ソ
レノイド30をON状態として、外周条溝60を
閉じると減衰力は大きくなり、逆に比例ソレノイ
ド30をOFF状態として、外周条溝60を開け
ば減衰力は小さくなる。
さらに、本実施例では、外部の制御回路(図示
略)により、比例ソレノイド30のソレノイドコ
イル33に流す電流の制御を行う構成とする。こ
こで、ソレノイドコイル33と制御回路とはリー
ド線で接続することとし、このためシヨツクアブ
ソーバ内には、第2図に示すように、リード引出
孔21内に挿通されてソレノイドコイル33に接
続されたリード線22を設け、このリード線22
を、第1図に示すコネクタ15まで配線する。
略)により、比例ソレノイド30のソレノイドコ
イル33に流す電流の制御を行う構成とする。こ
こで、ソレノイドコイル33と制御回路とはリー
ド線で接続することとし、このためシヨツクアブ
ソーバ内には、第2図に示すように、リード引出
孔21内に挿通されてソレノイドコイル33に接
続されたリード線22を設け、このリード線22
を、第1図に示すコネクタ15まで配線する。
上記比例ソレノイド30は、第3図に示すよう
に、ソレノイドコイル33に流れる電流iを2
倍,3倍……と変化させると、その推力fも2
倍,3倍と比例して変化する特性を有しており、
プランジャ41のストロークには無関係に電流値
のみに依存する特性となつている。
に、ソレノイドコイル33に流れる電流iを2
倍,3倍……と変化させると、その推力fも2
倍,3倍と比例して変化する特性を有しており、
プランジャ41のストロークには無関係に電流値
のみに依存する特性となつている。
したがつて、本実施例では、上記のような比例
ソレノイド30の特性を利用して、減衰力の切換
時に比例ソレノイド30に与える電流iを制御す
ることで、過渡的減衰力の平均変化率が緩和する
ように動作させ得る。
ソレノイド30の特性を利用して、減衰力の切換
時に比例ソレノイド30に与える電流iを制御す
ることで、過渡的減衰力の平均変化率が緩和する
ように動作させ得る。
第4図に上記比例ソレノイド30に与える電流
(ソレノイド駆動電流)の制御内容をフローチヤ
ートで示す。
(ソレノイド駆動電流)の制御内容をフローチヤ
ートで示す。
この制御を行う処理ルーチンは、タイマ割込に
よつて一定時間毎に行われ、車速センサの出力に
基づいて車両が停車中か否かの判別が最初に行わ
れる(ステツプ201,202)。
よつて一定時間毎に行われ、車速センサの出力に
基づいて車両が停車中か否かの判別が最初に行わ
れる(ステツプ201,202)。
ここで、車両が停車中であれば、ステツプ211,
212の処理がなされて、減衰力指令として
「Hard」が出力され、ソレノイド駆動電流iを
ONとする処理が行われる。ここで、減衰力指令
は、前記比例ソレノイド30をONにするかOFF
にするかを指令する判定信号であり、「Hard」
は、比例ソレノイド30をONとして減衰力を高
くする指令、「Soft」は比例ソレノイド30を
OFFとして減衰力を低くする指令を表わす。
212の処理がなされて、減衰力指令として
「Hard」が出力され、ソレノイド駆動電流iを
ONとする処理が行われる。ここで、減衰力指令
は、前記比例ソレノイド30をONにするかOFF
にするかを指令する判定信号であり、「Hard」
は、比例ソレノイド30をONとして減衰力を高
くする指令、「Soft」は比例ソレノイド30を
OFFとして減衰力を低くする指令を表わす。
そして、上記ステツプ212の処理では、一定値
の電流(比例ソレノイド30を完全ONとする電
流値)を継続して出力する動作を行う。
の電流(比例ソレノイド30を完全ONとする電
流値)を継続して出力する動作を行う。
従つて、車両が停車中の状態では、シヨツクア
ブソーバの減衰力は、高い状態に維持される。
ブソーバの減衰力は、高い状態に維持される。
次に、車両が走行中の状態では、ステツプ203,
204の処理によつて、シヨツクアブソーバに装備
されている変位センサ14の出力に基づいて、ピ
ストンロツド1とシリンダ4との相対変位Xiを求
め、さらに、この微分値xi、すなわち、相対変位
Xiの変化率を求める。
204の処理によつて、シヨツクアブソーバに装備
されている変位センサ14の出力に基づいて、ピ
ストンロツド1とシリンダ4との相対変位Xiを求
め、さらに、この微分値xi、すなわち、相対変位
Xiの変化率を求める。
そして、上記相対変位Xiが、シヨツクアブソー
バの伸び・縮みとも「0」の状態すなわち中立位
置にあるときの基準値Xoより大きいか小さいか
を判断し(ステツプ205,206)、さらに、その変
化率xiが負あるいは正であるか否かを判別して
(ステツプ209,210)、これらの判別結果に基づい
て、減衰力指令を「Hard」にするか(ステツプ
211,212)、「Soft」にするか(ステツプ207,
208)を決定する。
バの伸び・縮みとも「0」の状態すなわち中立位
置にあるときの基準値Xoより大きいか小さいか
を判断し(ステツプ205,206)、さらに、その変
化率xiが負あるいは正であるか否かを判別して
(ステツプ209,210)、これらの判別結果に基づい
て、減衰力指令を「Hard」にするか(ステツプ
211,212)、「Soft」にするか(ステツプ207,
208)を決定する。
このような処理により、ソレノイド駆動電流i
は、第5図に示すように、シヨツクアブソーバの
状態が、伸び過程あるいは縮み過程にあるときに
は、減衰力指令が「Soft」となつて、シヨツクア
ブソーバの減衰力を低くする動作がなされ、上記
伸び状態あるいは縮み状態から中立位置へ復帰す
る過程では、減衰力指令が「Hard」となつて、
シヨツクアブソーバの減衰力を高くする動作が行
われる。
は、第5図に示すように、シヨツクアブソーバの
状態が、伸び過程あるいは縮み過程にあるときに
は、減衰力指令が「Soft」となつて、シヨツクア
ブソーバの減衰力を低くする動作がなされ、上記
伸び状態あるいは縮み状態から中立位置へ復帰す
る過程では、減衰力指令が「Hard」となつて、
シヨツクアブソーバの減衰力を高くする動作が行
われる。
そして、減衰力指令が「Hard」のときには、
前述したように、ソレノイド駆動電流iは、一定
電流値に設定されるため(ステツプ212)、減衰力
指令が「Soft」から「Hard」へ切換わつた時点
でのソレノイド駆動電流iの立上がりは、急峻に
行われる。従つて、減衰力の切換えが急峻に行わ
れることになり、高応答を保ち得る。
前述したように、ソレノイド駆動電流iは、一定
電流値に設定されるため(ステツプ212)、減衰力
指令が「Soft」から「Hard」へ切換わつた時点
でのソレノイド駆動電流iの立上がりは、急峻に
行われる。従つて、減衰力の切換えが急峻に行わ
れることになり、高応答を保ち得る。
これは、減衰力を低い状態から高い状態へ切換
える場合には、シヨツクアブソーバの変位の抑制
力が増大する方向へ切換わるため、振動の発生も
抑えられることになり、このため、減衰力の急峻
な切換えを行つても支障が無いからである。
える場合には、シヨツクアブソーバの変位の抑制
力が増大する方向へ切換わるため、振動の発生も
抑えられることになり、このため、減衰力の急峻
な切換えを行つても支障が無いからである。
これに対し、前述したように、減衰力を高い状
態から低い状態へ切換えると、振動が発生する虞
れがあるため、減衰力指令が「Soft」のときに
は、次のような作動が行われる。
態から低い状態へ切換えると、振動が発生する虞
れがあるため、減衰力指令が「Soft」のときに
は、次のような作動が行われる。
すなわち、減衰力指令が「Soft」のときには、
シヨツクアブソーバの減衰力を低くするために、
比例ソレノイド30をOFFにする動作(駆動電
流iをOFFにする動作)が行われるのであるが、
減衰力を高い状態から低い状態に切換える時点で
は、駆動電流iを一定の減少率で徐々に低下させ
てOFFとする処理が行われる(ステツプ208)。
従つて、このときの駆動電流iの波形は、第5図
に示されるような逆台形波となるように制御され
る。
シヨツクアブソーバの減衰力を低くするために、
比例ソレノイド30をOFFにする動作(駆動電
流iをOFFにする動作)が行われるのであるが、
減衰力を高い状態から低い状態に切換える時点で
は、駆動電流iを一定の減少率で徐々に低下させ
てOFFとする処理が行われる(ステツプ208)。
従つて、このときの駆動電流iの波形は、第5図
に示されるような逆台形波となるように制御され
る。
このような動作によつて、減衰力が高い状態か
ら低い状態へ切換わるときには、比例ソレノイド
30の推力fは徐々に低減してゆくことになる。
これにより、この減衰力切換動作がなされる際の
過渡的減衰力の平均変化率の緩和がなされること
になる。具体的には、この平均変化率は3000〜
10000Kgf/secの範囲内の値となるように制御が
なされることになる。
ら低い状態へ切換わるときには、比例ソレノイド
30の推力fは徐々に低減してゆくことになる。
これにより、この減衰力切換動作がなされる際の
過渡的減衰力の平均変化率の緩和がなされること
になる。具体的には、この平均変化率は3000〜
10000Kgf/secの範囲内の値となるように制御が
なされることになる。
よつて、本実施例は、シヨツクアブソーバの減
衰力を高い状態から低い状態へ切換える際に、シ
ヨツクアブソーバから振動が発生するのを防止す
ることができ、2次的振動も防止し得て乗心地の
向上を図ることができる。
衰力を高い状態から低い状態へ切換える際に、シ
ヨツクアブソーバから振動が発生するのを防止す
ることができ、2次的振動も防止し得て乗心地の
向上を図ることができる。
上述の効果を確認するために行つた実験結果を
従来のものと比較して示す。第6図は、従来のも
のにおいて減衰力Fd1を高い状態から低い状態に
切換えたときのピストンロツドの上下方向加速度
Gr1、外筒の上下方向の加速度GS1、および弁スト
ローク(スプールの上下方向の変位量)XS1を示
すものであり、第7図は同様に本実施例における
減衰力Fd2、ピストンロツド1の上下方向加速度
Gr2、外筒5の上下方向の加速度GS2、および弁ス
トローク(スプール31の上下方向の変位量)
XS2を示すものである。なお、ソレノイドコイル
33のON・OFF切換えは、時点Tcにおいてなさ
れたものとする。
従来のものと比較して示す。第6図は、従来のも
のにおいて減衰力Fd1を高い状態から低い状態に
切換えたときのピストンロツドの上下方向加速度
Gr1、外筒の上下方向の加速度GS1、および弁スト
ローク(スプールの上下方向の変位量)XS1を示
すものであり、第7図は同様に本実施例における
減衰力Fd2、ピストンロツド1の上下方向加速度
Gr2、外筒5の上下方向の加速度GS2、および弁ス
トローク(スプール31の上下方向の変位量)
XS2を示すものである。なお、ソレノイドコイル
33のON・OFF切換えは、時点Tcにおいてなさ
れたものとする。
第6図を見てみると、弁ストロークXS1は、時
点Tcから約2msecで上限から下限へ移行し、この
間の減衰力の平均変化率は、(160−30)Kgf/
2msecとなつて約65000Kgf/secのように大きな
値となる。このため、ピストンロツドとゴムブツ
シユで形成される振動系が大きく振動する。その
様子がピストンロツドの上下方向加速度Gr1およ
び外筒の上下方向加速度GS1に現れている。
点Tcから約2msecで上限から下限へ移行し、この
間の減衰力の平均変化率は、(160−30)Kgf/
2msecとなつて約65000Kgf/secのように大きな
値となる。このため、ピストンロツドとゴムブツ
シユで形成される振動系が大きく振動する。その
様子がピストンロツドの上下方向加速度Gr1およ
び外筒の上下方向加速度GS1に現れている。
また、これにより、ピストンロツドと外筒の相
対変位速度、すなわちピストンの移動速度が上昇
し、減衰力Fdの乱れも生じる。
対変位速度、すなわちピストンの移動速度が上昇
し、減衰力Fdの乱れも生じる。
これに対し、第7図に示される本実施例の場合
には、前述したように減衰力の平均変化率が緩和
されるため、従来のもののような振動は生じな
い。すなわち、弁ストロークXS2は、時点Tcから
約20msecで上限から下限へ移動し、この間の減
衰力の平均変化率は、(160−30)Kgf/20msec
となつて約6500Kgf/secと従来のものの10分の
1に緩和される。
には、前述したように減衰力の平均変化率が緩和
されるため、従来のもののような振動は生じな
い。すなわち、弁ストロークXS2は、時点Tcから
約20msecで上限から下限へ移動し、この間の減
衰力の平均変化率は、(160−30)Kgf/20msec
となつて約6500Kgf/secと従来のものの10分の
1に緩和される。
従つて、ピストンロツド1の上下方向加速度
Gr2や外筒5の上下方向加速度GS2が従来のものの
ように大きく振動することがなく、減衰力Fdも
滑らかに変化することとなる。
Gr2や外筒5の上下方向加速度GS2が従来のものの
ように大きく振動することがなく、減衰力Fdも
滑らかに変化することとなる。
(考案の効果)
以上詳細に説明したように本考案は、減衰力可
変式シヨツクアブソーバの減衰力切換動作が減衰
力低減方向になされる場合に限り、過渡的減衰力
の平均変化率を緩和するようにしたから、減衰力
増大方向の切換え時における高応答を不変に保つ
て、減衰力低減方向の切換時に生ずる振動や振動
音の問題を回避すると共に、2次的振動の発生を
防止することができる。
変式シヨツクアブソーバの減衰力切換動作が減衰
力低減方向になされる場合に限り、過渡的減衰力
の平均変化率を緩和するようにしたから、減衰力
増大方向の切換え時における高応答を不変に保つ
て、減衰力低減方向の切換時に生ずる振動や振動
音の問題を回避すると共に、2次的振動の発生を
防止することができる。
第1図は本考案シヨツクアブソーバの一実施例
を示す断面図、第2図は第1図中の減衰力切換バ
ルブに係る詳細断面図、第3図は第2図中の比例
ソレノイドに関する作動特性図、第4図は同比例
ソレノイドの制御プログラムを示すフローチヤー
ト、第5図は同比例ソレノイドの制御動作タイム
チヤート、第6図は従来のものにおける減衰力切
換え動作タイムチヤート、第7図は図示例の減衰
力切換え動作タイムチヤートである。 1……ピストンロツド、2……ピストン、3…
…減衰力切換バルブ、4……シリンダ、5……外
筒、12……ベースバルブ、13……減衰プレー
トバルブ、14……変位センサ、30……比例ソ
レノイド、31……スプール、59……スリーブ
内周条溝、60……外周条溝。
を示す断面図、第2図は第1図中の減衰力切換バ
ルブに係る詳細断面図、第3図は第2図中の比例
ソレノイドに関する作動特性図、第4図は同比例
ソレノイドの制御プログラムを示すフローチヤー
ト、第5図は同比例ソレノイドの制御動作タイム
チヤート、第6図は従来のものにおける減衰力切
換え動作タイムチヤート、第7図は図示例の減衰
力切換え動作タイムチヤートである。 1……ピストンロツド、2……ピストン、3…
…減衰力切換バルブ、4……シリンダ、5……外
筒、12……ベースバルブ、13……減衰プレー
トバルブ、14……変位センサ、30……比例ソ
レノイド、31……スプール、59……スリーブ
内周条溝、60……外周条溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 シヨツクアブソーバピストンの移動に伴つて作
動油が流れる流路に、該流路の開度を変更する減
衰力可変バルブを具え、該減衰力可変バルブの切
換動作による前記開度の切換えでシヨツクアブソ
ーバの減衰力を切換えるようにした減衰力可変式
シヨツクアブソーバにおいて、 前記減衰力可変バルブによる前記開度の切換え
を、開度を増大させる切換え時においてのみ該切
換えの過程における過渡的減衰力の平均変化率が
緩和されるよう徐々に行わせる減衰力切換速度緩
和手段を設けたことを特徴とする減衰力可変式シ
ヨツクアブソーバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984201117U JPH0424199Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984201117U JPH0424199Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61114139U JPS61114139U (ja) | 1986-07-18 |
| JPH0424199Y2 true JPH0424199Y2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=30762601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984201117U Expired JPH0424199Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0424199Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4911433B2 (ja) * | 1971-05-19 | 1974-03-16 | ||
| JPS5922359Y2 (ja) * | 1979-03-22 | 1984-07-04 | 本田技研工業株式会社 | 車輌用油圧緩衝装置 |
| JPS583560A (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-10 | Secoh Giken Inc | 電気的に制御できる遅動装置 |
| JPS58172142U (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-17 | 厚木自動車部品株式会社 | 液圧緩衝器 |
| JPS59139643U (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-18 | 株式会社小松製作所 | サスペンシヨン装置 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP1984201117U patent/JPH0424199Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61114139U (ja) | 1986-07-18 |
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