JPH04251449A - 光記録媒体および光記録ディスク用基板 - Google Patents

光記録媒体および光記録ディスク用基板

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JPH04251449A
JPH04251449A JP2418745A JP41874590A JPH04251449A JP H04251449 A JPH04251449 A JP H04251449A JP 2418745 A JP2418745 A JP 2418745A JP 41874590 A JP41874590 A JP 41874590A JP H04251449 A JPH04251449 A JP H04251449A
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JP
Japan
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substrate
layer
softening point
optical recording
recording medium
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Application number
JP2418745A
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English (en)
Inventor
Toshiki Aoi
利樹 青井
Atsuko Motai
甕 敦子
Hideki Hirata
秀樹 平田
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体、特にコン
パクトディスク対応のライト・ワンス型の光記録ディス
クと、光記録ディスク用基板とに関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に反射層を有する光情報媒体とし
て、例えば、コンパクトディスク(以下、CDと略称す
る)規格に対応して追記ないし記録を行なうことのでき
る光記録ディスクが提案されている(日経エレクトロニ
クス1989年1月23日号,No.465,P107
、社団法人近畿化学協会機能性色素部会,1989年3
月3日,大阪科学技術センター、SPIE  vol 
 1078  OpticalData  Stora
ge  Topical  Meeting,  80
  1989等)。
【0003】このものは、透明樹脂基板上に、色素層、
Au反射層および保護膜をこの順に設層して形成される
。すなわち、反射層を色素層に密着して設けるものであ
る。従来は、色素層にピットを形成するために色素層上
に空気層を設けていたが、この提案では、反射層を色素
層に密着して設ける密着型であるので、CD規格のディ
スク全厚1.2mmの構成が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Au等の金属
製反射膜を密着して積層すると、記録感度が低下し、ま
た十分なC/Nが得られないことが判明した。
【0005】本発明の主たる目的は、記録層上に反射層
を積層した密着型の光記録媒体において、記録感度を向
上し、C/Nを向上させることにある。また、他の目的
は、高い記録感度とC/Nとを得ることのできる光記録
ディスク用基板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明によって達成される。
【0007】(1)樹脂製の基板上に記録層を有し、こ
の記録層上に反射層を有し、前記基板は、記録層側表層
部に、熱軟化点140℃以下のスキン層を有することを
特徴とする光記録媒体。
【0008】(2)前記基板は、射出成形によって形成
されているディスク状基板である上記(1)に記載の光
記録媒体。
【0009】(3)前記熱軟化点が100〜140℃で
ある上記(1)または(2)に記載の光記録媒体。
【0010】(4)前記記録層は色素を含有する上記(
1)ないし(3)のいずれかに記載の光記録媒体。
【0011】(5)前記基板は、前記スキン層の熱軟化
点と、この熱軟化点より10℃以上高い第2の熱軟化点
とを有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
光記録媒体。
【0012】(6)前記基板は、環状ポリオレフインま
たはポリカーボネート製である上記(1)ないし(5)
のいずれかに記載の光記録媒体。
【0013】(7)前記反射層上に保護膜を有する上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載の光記録媒体。
【0014】(8)表層部に熱軟化点140℃以下のス
キン層を有することを特徴とする光記録ディスク用基板
【0015】
【作用】本発明の、基板は、基板内記録層側表層部に、
熱軟化点140℃以下のスキン層を形成する。この結果
、記録感度およびC/Nは臨界的に向上する。
【0016】このような効果が臨界的に発現する理由の
詳細については必ずしも明らかではないが、以下のよう
な理由によるものであると考えられる。
【0017】すなわち、ピット形成に際しては、記録層
を形成する色素等の分解物が生成する。そして、この分
解物生成の際には圧力が発生する。この際、基板表層部
の熱軟化点を規制すると、基板表層部は容易かつ速やか
に変形する。また、ピット面積も大面積化し、しかもピ
ット境界部の形状も良好なものとなる。この結果、高い
記録感度とS/N比が得られるものであると考えられる
【0018】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0019】本発明の光記録媒体の好適例が図2に示さ
れる。この光記録媒体1は、基板2上に、色素を含有す
る記録層3を有し、記録層3に密着して、反射層4、保
護膜5を形成した密着型の光記録ディスクである。
【0020】基板2は、記録光および再生光(600〜
900nm程度、特に700〜800nm程度の半導体
レーザー光、特に780nm)に対し、実質的に透明(
好ましくは透過率80%以上)な樹脂あるいはガラスか
ら形成される。これにより、基板裏面側からの記録およ
び再生が可能となる。基板2は、通常のサイズのディス
ク状であって、CDとして用いる場合、厚さは1.2m
m程度、直径は80ないし120mm程度とする。
【0021】この場合、基板材質としては樹脂を用いる
。樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂
、ポリオレフィン等の各種熱可塑性樹脂が好適である。
【0022】このような基板2の記録層設層側の表層部
にはスキン層が存在し、このスキン層の熱軟化点は、1
40℃以下、特に100〜140℃、より好ましくは1
00〜135℃、さらに好ましくは110〜135℃で
ある。熱軟化点が140℃をこえると、記録感度が低下
し、C/Nが劣化してしまう。また、100℃未満とな
ると、例えば反射層積層時の耐熱性に問題が生じたり、
寸法精度が低下してきたりする。
【0023】この場合、表層部のスキン層の熱軟化点と
は、下記のように測定された温度である。まず、被検基
板の上に針を置いて、5g程度の荷重を加え、昇温速度
2℃/min程度で、30℃程度から昇温していって、
針の進入量を測定する。針の断面は直径1mm程度の円
柱形とする。
【0024】このように測定される温度と針進入量との
関係が図1に示される。図1に示されるように、本発明
の基板では、針進入量の温度特性プロファイルにおいて
、第1の屈曲点と第2の屈曲点とが生じる。
【0025】例えば、注型基板や、ある種の射出成形基
板では、針進入量の温度特性には1つの屈曲点しか現わ
れないか、あるいは第1の屈曲点はわずかにしか現われ
ない。また、第1の屈曲点によって生じる1段目の針進
入量は、概ね200μm程度以下である。従って、これ
らから第1の屈曲点は、基板表層のスキン層の軟化点に
由来するものと考えられる。
【0026】そこで、温度特性プロファイルの第1の屈
曲点近傍にて、針進入前の直線部と、1段目の進入時の
直線部との交点をT1とし、これをスキン層の熱軟化点
T1と定義する。そして、本発明では、このT1を前記
のとおり規制するものである。
【0027】一方、第2の屈曲点近傍においても、1段
目の進入時と2段目の進入時との直線部の交点をT2と
し、これを第2の熱軟化点T2と定義する。この第2の
熱軟化点T2は、基板中心部での熱軟化点であると考え
られる。
【0028】そして、この第2の熱軟化点T2は、第1
の熱軟化点T1より10℃以上、より好ましくは10〜
50℃高い温度であり、140℃以上、特に145〜1
80℃の温度であると好ましい。これにより、寸法精度
や機械的特性や耐熱性等がすぐれたものとなる。
【0029】なお、スキン層は、基板表層部断面のSE
M像からも、周囲と色の異なる層として確認でき、その
厚さは、一般に1〜200μm、特に10〜100μm
程度であると考えられる。また、前記の針進入量の温度
特性プロファイルは、TMA(熱機械分析装置、サーモ
メカニカルアナライザー)として市販されている各種装
置、例えばデュポン社製943熱機械分折装置等によっ
て測定すればよい。
【0030】このようなスキン層を形成するには、特に
環状ポリオレフィンや、ポリカーボネートを用いて射出
成形によって基板を形成することが好ましい。
【0031】環状ポリオレフィンとしては、下記化1を
くり返し構造単位とする環状ポリオレフィンである。
【0032】
【化1】
【0033】化1において、R1およびR2は、炭化水
素残基であるが、特に、炭素数1〜5の非置換のアルキ
ル基であることが好ましい。
【0034】用いる環状ポリオレフィンは、このような
化2のくり返し単位のみからなるホモポリマーであるこ
とが好ましいが、R1、R2の異なる化1のくり返し単
位の複数からなるコポリマーであってもよい。そして、
その数平均分子量は、1万〜10万、特に2万〜5万で
あることが好ましい。
【0035】このような環状ポリオレフィンは、別途常
法に従い重合を行なって用いてもよく、また、例えば日
本ゼオン社製Zeonex  280等として市販され
ているものを用いてもよい。
【0036】また、環状ポリオレフィンとしては、特開
平2−257446号等に記載された下記化2の環状オ
レフィンとエチレンとの共重合体の好ましくはブレンド
体も好適である。
【0037】
【化2】
【0038】さらに、ポリカーボネートとしては、数平
均分子量8000〜13000程度のものや、末端にエ
ステル結合をもつもの、例えば三菱ガス化学社製H−4
500等が好ましい。
【0039】そして、これらは、例えば注型したとき、
前記の第2の熱軟化点T2をもつものとする。
【0040】このような樹脂を用いて、射出成形時にス
キン層を形成するには、射出圧を250〜400Kg/
cm2、程度に設定することが好ましい。そして、溶融
温度は300〜400℃程度、金型温度は80〜120
℃程度とし、その他、保圧や型締力等は通常の条件とす
ればよい。
【0041】なお、必要に応じ、基板2の外表面や、外
周面等に酸素遮断性の被膜を形成してもよい。
【0042】基板2の記録層3形成面には、トラッキン
グ用のグルーブ23が形成されることが好ましい。グル
ーブ23は、スパイラル状の連続型グルーブであること
が好ましく、深さは250〜1800A、幅は0.2〜
1.1μm、特に0.3〜0.6μm、ランド(隣り合
うグルーブ同士の間の部分)幅は0.5〜1.4μm、
特に1.0〜1.3μmであることが好ましい。グルー
ブをこのような構成とすることにより、グルーブ部の反
射レベルを下げることなく、良好なトラッキング信号を
得ることができる。なお、グルーブには、アドレス信号
用の凹凸を設けることもできる。
【0043】本発明では、基板2がグルーブを有する場
合、記録光はグルーブ23内の記録層3に照射されるよ
う構成されることが好ましい。すなわち、本発明の光記
録媒体は、グルーブ記録の光記録媒体として用いられる
ことが好ましい。グルーブ記録とすることにより、記録
層の有効厚さを大きくすることができる。
【0044】記録層3は、1種あるいは2種以上の色素
を相溶して形成される。
【0045】この場合、光吸収色素にクエンチャーを混
合してもよく、さらに、色素カチオンとクエンチャーア
ニオンとのイオン結合体を光吸収色素として用いてもよ
い。
【0046】記録層3の記録光および再生光波長におけ
る消衰係数(複素屈折率の虚部)kは、0.03〜0.
25であることが好ましい。kが0.03未満となると
記録層の吸収率が低下し、通常の記録パワーで記録を行
うことが困難となってくる。また、kが0.25をこえ
ると、反射率が60%を下回ってきて、CD規格による
再生を行うことが困難となってくる。
【0047】また、屈折率(複素屈折率の実部)nは、
1.8〜4.0、より好ましくは、2.2〜3.3であ
ることが好ましい。n<1.8では反射率が低下し、C
D規格による再生が困難となる傾向にある。また、n>
4.0とするためには、原料色素の入手が難しい。
【0048】nおよびkの測定に際しては、所定の透明
基板上に、記録層を例えば400〜1000A程度の厚
さに実際の条件にて設層して、測定サンプルを作製する
。次いで、基板を通しての、あるいは記録層側からの反
射率を測定する。反射率は記録再生光波長を用いて鏡面
反射(5°程度)にて測定する。また、サンプルの透過
率を測定する。これらの測定値から、例えば、共立全書
「光学」石黒浩三P168〜178に準じ、n、kを算
出すればよい。
【0049】用いる光吸収性の色素としては、吸収極大
が600〜900nm、好ましくは600〜800nm
、より好ましくは650〜750nmであれば、他に特
に制限はないが、シアニン系、フタロシアニン系、ナフ
タロシアニン系、アントラキノン系、アゾ系、トリフェ
ニルメタン系、ピリリウムないしチアピリリウム塩系、
スクワリリウム系、クロコニウム系、金属錯体色素系等
の1種ないし2種以上が好ましい。シアニン色素として
は、インドレニン環、特にベンゾインドレニン環を有す
るシアニン色素であることが好ましい。
【0050】記録層3の設層方法には特に制限がなく、
例えば、各種溶媒等を用いて塗布によって設層したり、
蒸着等公知の方法を用いればよい。この他、記録層は、
他の無機膜であってもよい。
【0051】記録層3の厚さは、500〜2000Aと
することが好ましい。この範囲外では反射率が低下して
、CD規格の再生を行うことが難しくなってくる。
【0052】このような記録層3には、直接密着して反
射層4が設層される。反射層4には、Au、Ag、Cu
等の高反射率金属ないし合金を用いればよい。
【0053】反射層4の厚さは500A以上であること
が好ましく、蒸着、スパッタ等により設層すればよい。 また、厚さの上限に特に制限はないが、コスト、生産作
業時間等を考慮すると、1200A程度以下であること
が好ましい。これにより、反射層4単独での反射率は、
90%以上、媒体の未記録部の基板をとおしての反射率
は、60%以上、特に70%以上がえられる。
【0054】反射層4上には、保護膜5が設層されるこ
とが好ましい。保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等の
各種樹脂材質から、通常は、0.1〜100μm程度の
厚さに設層すればよい。保護膜5は、層状であってもシ
ート状であってもよい。保護膜5は、特に放射線硬化型
化合物および光重合増感剤を含有する塗膜を放射線硬化
したものであることが好ましい。
【0055】そして、保護膜5の硬度が、25℃におけ
る鉛筆硬度(JIS  K−5400)で、H〜8H、
特に2H〜7Hであるように構成されることが好ましい
【0056】このように構成することにより、アイパタ
ーンが良好になり、ジッターが格段と減少する。また、
高温・高湿あるいは温湿度変化条件下の保存においても
、保護膜と反射層との剥離が生じない。より具体的には
、保護膜の硬度がHより軟らかいとアイパターンが乱れ
、ジッターが増大し、8Hより硬くなると塗膜がもろく
なり膜形成能が低下する他、反射層との接着力が低下す
る。
【0057】このような保護膜形成に用いる放射線硬化
型化合物には、オリゴエステルアクリレートが含まれる
ことが好ましい。オリゴエステルアクリレートは、アク
リレート基またはメタクリレート基を複数有するオリゴ
エステル化合物である。そして好ましいオリゴエステル
アクリレートとしては、分子量1000〜10000、
好ましくは2000〜7000であって、重合度2〜1
0、好ましくは、3〜5のものが挙げられる。また、こ
れらのうちアクリレート基またはメタクリレート基を2
〜6個、好ましくは3〜6個有する多官能オリゴエステ
ルアクリレートが好ましい。また、上記の化合物に加え
て、あるいはこれにかえて熱可塑性樹脂を放射線感応変
性することによって得られる放射線硬化型化合物を用い
てもよい。
【0058】このような放射線硬化型化合物の保護膜の
膜厚は0.1〜30μm、より好ましくは1〜10μm
である。この膜厚が0.1μm未満になると、一様な膜
を形成しにくく、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十
分でなく、記録層の耐久性が下がる。しかも、ジッター
防止効果が低下する。また、30μmをこえると、樹脂
膜の硬化の際に伴う収縮により記録媒体の反りや保護膜
中のクラックが生じやすい。
【0059】このような塗膜は、通常、スピンナーコー
ト、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピング等、
種々の公知の方法を組み合わせて設層すればよい。この
時の塗膜の設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的
とする塗膜厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
【0060】本発明において塗膜に照射する放射線とし
ては、紫外線、電子線等が挙げられるが、紫外線が好ま
しい。紫外線を用いる場合には、前述したような放射線
硬化型化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられ
る。
【0061】光重合増感剤としては、例えば、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、α−メ
チルベンゾイン、α−クロルデオキシベンゾイン等のベ
ンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフェノン、モルホ
リノジメチルメチル−4−メチルチオフェニルケトン、
ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン類、ア
ントラキノン、フェナントラキノン等のキノン類、ベン
ジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド等のスルフィド類等を挙げることができる。
【0062】そして、このような光重合増感剤と放射線
硬化型化合物を含有する塗膜を紫外線によって硬化させ
るには、公知の種々の方法に従えばよい。たとえば、キ
セノン放電管、水銀放電管などの紫外線電球等を用いれ
ばよい。また、場合によっては電子線を用いることもで
きる。
【0063】このような構成の光記録媒体1に記録ない
し追記を行なうには、例えば780nmの記録光を、基
板2をとおしてパルス状に照射する。
【0064】これにより、記録層3が光を吸収して発熱
し、同時に基板2も加熱される。この結果、基板2と記
録層3との界面近傍において、色素等の記録層材質の融
解や分解が生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加
わり、グルーブ23の底壁や側壁を変形させる。
【0065】この場合記録層3の融解物や分解物を含有
する分解物層61が、通常グルーブ23の底部および基
板2との境界を覆うような形状に残存する。しかも、基
板表層部は所定の熱軟化点をもつので、分解物層61は
、さらに凸状に基板側に侵入し、ピット部6の形状はよ
り大きく形成される。基板2のへこみ量は、ピット部6
の寸法が大きい程大きく、300A程度以下の深さであ
る。
【0066】分解物層61の材質は、実質的に基板材質
を含まない材質であり、記録層材質の分解物あるいは記
録層材質の分解物と、記録層材質との混合物によって構
成される。分解物層61は、グルーブ内の記録層3の厚
さの通常30〜100%程度の厚さである。そして、通
常、分解物層61上には、反射層との界面に空隙63が
形成され、分解物層61と、空隙63とがピット部6に
形成される。空隙63は、記録層3の厚さの通常5〜7
0%程度の厚さである。
【0067】また、ピット部の外形形状や、凹形状も良
好なものである。そして、その結果、ピット形状が大き
くなるとともに良好となり、C/Nが向上するものであ
る。
【0068】なお、記録光のパワーは5〜9mW程度、
基板回転線速度は1.2〜1.4m/S程度とする。
【0069】このようにして、微小記録部ないしピット
部6を形成したのち、例えば780nmの再生光を、基
板2をとおして照射すると、ピット部6により未記録部
やランド部21との間に反射光の位相差を生じ、再生反
射レベルが未記録部分の60%以下、特に50%以下、
さらには40%以下に低下する。
【0070】一方、未記録部では、60%以上、特に7
0%以上の高反射率を示しているので、CD規格による
再生が可能となる。再生光のパワーは、0.1〜2mW
程度とする。
【0071】
【実施例】以下、本発明の具休的実施例を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0072】[実施例1]前記化1において、R1=R
2=エチルの1,4−ジメチレン−2,3−ジエチルシ
クロペンタンをくり返し単位とし、分子量29,000
の環状ポリオレフィンのペレットを得た。これを350
℃にて溶融し、金型温度100℃、射出圧350Kg/
cm2で射出成形し、120mm径、厚さ1.2mmの
基板サンプルNo.1を得た。
【0073】基板の熱軟化点を、TMAにて下記のよう
に測定した。
【0074】針断面:1mm径円柱 荷重:5g 昇温速度:2℃/min
【0075】上記条件にて、針進入量の温度プロファイ
ルを測定し、第1および第2の熱軟化点T1、T2を算
出した。表1に使用基板のT1、T2を示す。また、こ
の基板のSEM像から、スキン層の厚さは100μm程
度以下であると考えられた。
【0076】この基板上に色素を含有する記録層を設層
した。記録層に含有される色素を下記に示す。
【0077】
【化3】
【0078】記録層の設層は、基板を500rpmで回
転させながら、スピンコート塗布により行なった。塗布
溶液としては、3.5wt%シクロヘキサノンの溶液を
用いた。乾燥後の色素層の厚さはグルーブ部で1400
A、ランド部で900Aであった。
【0079】記録層に含有される色素およびその含有量
比はA1が60wt%、A2が30wt%、一重項酸系
クエンチャーが10wt%であり、記録層の屈折率(n
)は2、6、消衰係数(k)は、0.06であった。n
およびkは、上記色素を含有する溶液を測定用基板上に
乾燥膜厚1000Aに成膜して被検記録層とし、この被
検記録層のnおよびkを測定することにより求めた。な
お、この測定は、「光学」(石黒浩三著、共立全書)第
168〜178ページの記載に準じて行なった。
【0080】さらにこの記録層上に、スパッタリングに
よりAu膜を1000A厚に設層して反射層とし、さら
に、オリゴエステルアクリレートを含有する紫外線硬化
型樹脂を塗布した後、紫外線硬化して5μm厚の保護膜
とし、光記録ディスクサンプルを得た。
【0081】保護膜は、下記の放射線硬化型化合物およ
び光重合増感剤を含む塗布組成物をスピンナーコートで
設層した。
【0082】(塗布組成物)多官能オリゴエステルアク
リレート[オリゴエステルアクリレート(3官能以上)
30重量%、トリメチルプロパンアクリレート70重量
%、商品名アロニックスM−8030;東亜合成社製]
        100重量部 光重合増感剤(前記化合物A:商品名IRGACURE
907;日本チバガイギー社製)      5重量部
【0083】このような塗布組成物を設層後、120W
/cmの紫外線を15sec照射し架橋硬化させ、硬化
膜とした。この膜の鉛筆硬度は2Hであった。
【0084】得られた各サンプルに対し、感度を測定し
た。感度の測定は、CD信号としてEFM変調信号によ
り記録を行ない、再生HF信号のアイパターンからアシ
ンメトリーが−5%となる記録パワーをもって記録感度
とした。結果を表1に示す。
【0085】
【表1】
【0086】次いで、波長780nm、7mWのレーザ
ーにてコンパクトディスク信号の記録を行ない、次いで
市販のコンパクトディスクプレーヤで再生を行なったと
ころ、良好な結果を得た。
【0087】なお、各サンプルとも未記録部で70%以
上の反射率が得られ、記録部の反射率は未記録部の反射
率の40%以下であり、しかもジッターの少ないもので
あった。
【0088】実施例2 実施例1における環状ポリオレフィン基板の代わりに、
数平均分子量11,000のビスフェノール系ポリカー
ボネートを用い、これを射出圧300kg/cm2溶解
温度330℃、金型温度95℃にて射出成形を行なった
基板サンプルNo.2を作製し、実施例1と同様にディ
スクサンプルを得た。結果を表1に併記する。このもの
も良好なC/Nおよびジッター特性を示した。
【0089】比較例1 実施例2のポリカーボネートの数平均分子量を15,0
00、射出圧を300kg/cm2、溶融温度を340
℃、金型温度を100℃とした他は、同様にディスクサ
ンプルを作製した。結果を表1に併記する。
【0090】比較例2 実施例2のポリカーボネートの数平均分子量を17,0
00、射出圧を300kg/cm2、溶融温度を350
℃、金型温度を105℃とした他は同様にディスクサン
プルを作製した。結果を表1に併記する。
【0091】表1に示される結果から、本発明の効果が
明らかである。
【0092】なお、前記化2の環状ポリオレフィンのブ
レンド体を用いて、実施例1と同様の射出成形を行ない
、スキン層を形成したところ、ほぼ同等の結果が得られ
た。
【0093】
【発明の効果】本発明の光記録媒体によれば、高い記録
感度とC/Nとを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の熱軟化点を説明するため
のグラフである。
【図2】本発明の光記録媒体の1例を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1  光記録媒体 2  基板 21  ランド部 23  グルーブ 24  基板ピット部 3  記録層 4  反射層 5  保護膜 6  ピット部 61  分解物層 63  空隙 T1  第1の熱軟化点 T2  第2の熱軟化点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  樹脂製の基板上に記録層を有し、この
    記録層上に反射層を有し、前記基板は、記録層側表層部
    に、熱軟化点140℃以下のスキン層を有することを特
    徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】  前記基板は、射出成形によって形成さ
    れているディスク状基板である請求項1に記載の光記録
    媒体。
  3. 【請求項3】  前記熱軟化点が100〜140℃であ
    る請求項1または2に記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】  前記記録層は色素を含有する請求項1
    ないし3のいずれかに記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】  前記基板は、前記スキン層の熱軟化点
    と、この熱軟化点より10℃以上高い第2の熱軟化点と
    を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の光記録媒
    体。
  6. 【請求項6】  前記基板は、環状ポリオレフィンまた
    はポリカーボネート製である請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】  前記反射層上に保護膜を有する請求項
    1ないし6のいずれかに記載の光記録媒体。
  8. 【請求項8】  表層部に熱軟化点140℃以下のスキ
    ン層を有することを特徴とする光記録ディスク用基板。
JP2418745A 1990-12-28 1990-12-28 光記録媒体および光記録ディスク用基板 Pending JPH04251449A (ja)

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