JPH04267193A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JPH04267193A JPH04267193A JP3049122A JP4912291A JPH04267193A JP H04267193 A JPH04267193 A JP H04267193A JP 3049122 A JP3049122 A JP 3049122A JP 4912291 A JP4912291 A JP 4912291A JP H04267193 A JPH04267193 A JP H04267193A
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- JP
- Japan
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- recording layer
- recording medium
- optical recording
- dye
- layer
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体、特にコン
パクトディスク対応のライト・ワンス型の光記録ディス
クに関する。
パクトディスク対応のライト・ワンス型の光記録ディス
クに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(以下、CDと略称
する)規格に対応して追記ないし記録を行なうことので
きる光記録ディスクが提案されている(日経エレクトロ
ニクス1989年1月23日号,No.465,P10
7、社団法人近畿化学協会機能性色素部会,1989年
3月3日,大阪科学技術センター、SPIE vol
1078 Optical Data Storage
Topical Meeting, 80 1989
等)。
する)規格に対応して追記ないし記録を行なうことので
きる光記録ディスクが提案されている(日経エレクトロ
ニクス1989年1月23日号,No.465,P10
7、社団法人近畿化学協会機能性色素部会,1989年
3月3日,大阪科学技術センター、SPIE vol
1078 Optical Data Storage
Topical Meeting, 80 1989
等)。
【0003】このものは、透明樹脂基板上に、色素を含
有する記録層、Au反射層および保護膜をこの順に設層
して形成される。すなわち、反射層を記録層に密着して
設けるものである。
有する記録層、Au反射層および保護膜をこの順に設層
して形成される。すなわち、反射層を記録層に密着して
設けるものである。
【0004】このような反射層と、色素を含有する記録
層とを密着して設ける密着型の媒体の場合には、特に、
記録層の記録光および再生光波長での消衰係数kが、0
.02〜0.05の所定の値をもち、未記録部での反射
率が60%以上、特に70%以上なければならない。
層とを密着して設ける密着型の媒体の場合には、特に、
記録層の記録光および再生光波長での消衰係数kが、0
.02〜0.05の所定の値をもち、未記録部での反射
率が60%以上、特に70%以上なければならない。
【0005】ところで、色素層を記録層として用いる場
合、光吸収色素の耐光性が低く、特に、くり返し再生を
行なうと色素がフォトンモードの劣化を受け、これによ
り再生劣化が生じることが知られている。
合、光吸収色素の耐光性が低く、特に、くり返し再生を
行なうと色素がフォトンモードの劣化を受け、これによ
り再生劣化が生じることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この記
録層の再生劣化を防止して、耐光性を向上するために、
色素カチオンと、一重項酸素クエンチャーとしての遷移
金属錯体のアニオンとのイオン結合体を用いる旨を提案
している(特開昭60−159087号、同60−16
2691号、同60−203488号、同60−163
243号等)。
録層の再生劣化を防止して、耐光性を向上するために、
色素カチオンと、一重項酸素クエンチャーとしての遷移
金属錯体のアニオンとのイオン結合体を用いる旨を提案
している(特開昭60−159087号、同60−16
2691号、同60−203488号、同60−163
243号等)。
【0007】このような結合体は、色素カチオンとクエ
ンチャーアニオンとが1対1で存在している。
ンチャーアニオンとが1対1で存在している。
【0008】一方、カチオン型の色素とクエンチャーと
を混合して記録層とするときには、色素カチオンと、ク
エンチャーイオンと、それぞれの対イオンとの4種のイ
オンが、色素とクエンチャーの混合比に応じて存在する
。従って、結合体を用いるときには、色素およびクエン
チャーのそれぞれの対イオンが存在しないので、混合系
と比較して、再生劣化がより一層減少し、耐光性が向上
するものである。このため、ヒートモードの再生劣化も
減少し、保存性も向上する。さらには、耐水性等も向上
する。
を混合して記録層とするときには、色素カチオンと、ク
エンチャーイオンと、それぞれの対イオンとの4種のイ
オンが、色素とクエンチャーの混合比に応じて存在する
。従って、結合体を用いるときには、色素およびクエン
チャーのそれぞれの対イオンが存在しないので、混合系
と比較して、再生劣化がより一層減少し、耐光性が向上
するものである。このため、ヒートモードの再生劣化も
減少し、保存性も向上する。さらには、耐水性等も向上
する。
【0009】また、混合系では、融点が低下し、軟化点
がブロードとなり、熱安定性が低下するのに対し、結合
体は、高い明確な融点をもつものが多い。
がブロードとなり、熱安定性が低下するのに対し、結合
体は、高い明確な融点をもつものが多い。
【0010】しかし、通常のクエンチャーアニオンは、
特にkが大きい。 このため、密着型の媒体に結合体
を用いると、記録層の特にkが増大してしまい、反射率
が低下してしまうため良好な再生を行なうことができな
い。このため、kを所定の値に制御しようとするには、
kの低い他の光吸収性色素をさらに混合しなければなら
ず、耐光性、熱安定性等が低下してしまう。
特にkが大きい。 このため、密着型の媒体に結合体
を用いると、記録層の特にkが増大してしまい、反射率
が低下してしまうため良好な再生を行なうことができな
い。このため、kを所定の値に制御しようとするには、
kの低い他の光吸収性色素をさらに混合しなければなら
ず、耐光性、熱安定性等が低下してしまう。
【0011】このように、密着型の媒体では、すぐれた
耐光性等を示す結合体の特長を活かしきっていないのが
実状である。
耐光性等を示す結合体の特長を活かしきっていないのが
実状である。
【0012】本発明の主たる目的は、十分な耐光性、耐
熱性と耐水性を有し、しかも十分な感度や出力やC/N
が得られる密着型の光記録媒体を提供することにある。
熱性と耐水性を有し、しかも十分な感度や出力やC/N
が得られる密着型の光記録媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
クレーム(1)〜(5)の本発明により達成される
。
クレーム(1)〜(5)の本発明により達成される
。
【0014】(1) 基板上に色素を含有する記録層
を有し、この記録層上に密着して反射層を積層して構成
される光記録媒体であって、前記記録層が、色素カチオ
ンとビスフェニレンジチオールの銅錯体のアニオンとの
イオン結合体と、色素カチオンとビスフェニレンジチオ
ールの銅以外の遷移金属錯体のアニオンとのイオン結合
体の1種以上との混合体を含有することを特徴とする光
記録媒体。
を有し、この記録層上に密着して反射層を積層して構成
される光記録媒体であって、前記記録層が、色素カチオ
ンとビスフェニレンジチオールの銅錯体のアニオンとの
イオン結合体と、色素カチオンとビスフェニレンジチオ
ールの銅以外の遷移金属錯体のアニオンとのイオン結合
体の1種以上との混合体を含有することを特徴とする光
記録媒体。
【0015】(2) 基板側から再生光を照射したと
き、未記録部分の反射率が60%以上であり、記録部分
の反射率が未記録部分の反射率の60%以下である上記
(1)に記載の光記録媒体。
き、未記録部分の反射率が60%以上であり、記録部分
の反射率が未記録部分の反射率の60%以下である上記
(1)に記載の光記録媒体。
【0016】(3) 記録光および再生光の波長にお
ける前記記録層の消衰係数kが0.02〜0.25であ
る上記(1)または(2)に記載の光記録媒体。
ける前記記録層の消衰係数kが0.02〜0.25であ
る上記(1)または(2)に記載の光記録媒体。
【0017】(4) 前記色素カチオンがシアニン色
素カチオンである上記(1)ないし(3)のいずれかに
記載の光記録媒体。
素カチオンである上記(1)ないし(3)のいずれかに
記載の光記録媒体。
【0018】(5) 前記シアニン色素カチオンがイ
ンドレニン系シアニン色素カチオンである上記(4)に
記載の光記録媒体。
ンドレニン系シアニン色素カチオンである上記(4)に
記載の光記録媒体。
【0019】
【作用】本発明においては、記録層に、色素カチオンと
ビスフェニレンジチオールの銅錯体のアニオンとの第1
のイオン結合体と、この第1のイオン結合体の錯体アニ
オンの銅を、銅以外の他の遷移金属に置き換えたイオン
結合体との混合体を用いる。このイオン結合体の混合物
は、消衰係数kの値が0.02〜0.05と小さく、そ
の混合比によってkを所定の値に制御することができ、
良好な記録再生特性が得られる。
ビスフェニレンジチオールの銅錯体のアニオンとの第1
のイオン結合体と、この第1のイオン結合体の錯体アニ
オンの銅を、銅以外の他の遷移金属に置き換えたイオン
結合体との混合体を用いる。このイオン結合体の混合物
は、消衰係数kの値が0.02〜0.05と小さく、そ
の混合比によってkを所定の値に制御することができ、
良好な記録再生特性が得られる。
【0020】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
に説明する。
【0021】第1図には、本発明の光記録媒体1の1例
が示される。この光記録媒体1は、基板2上に、色素を
含有する記録層3を有し、記録層3に密着して、反射層
4、保護膜5を形成した密着型のものである。
が示される。この光記録媒体1は、基板2上に、色素を
含有する記録層3を有し、記録層3に密着して、反射層
4、保護膜5を形成した密着型のものである。
【0022】基板2は、記録光および再生光(600〜
900nm程度、特に770〜830nm程度の半導体
レーザー光、特に780nm)に対し、実質的に透明(
好ましくは透過率80%以上)な樹脂あるいはガラスか
ら形成される。これにより、基板裏面側からの記録およ
び再生が可能となる。基板2は、通常のサイズのディス
ク状であって、CDとして用いる場合、厚さは1.2m
m程度、直径は80ないし120mm程度とする。
900nm程度、特に770〜830nm程度の半導体
レーザー光、特に780nm)に対し、実質的に透明(
好ましくは透過率80%以上)な樹脂あるいはガラスか
ら形成される。これにより、基板裏面側からの記録およ
び再生が可能となる。基板2は、通常のサイズのディス
ク状であって、CDとして用いる場合、厚さは1.2m
m程度、直径は80ないし120mm程度とする。
【0023】この場合、基板材質としては、樹脂を用い
ることが好ましく、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹
脂、アモルファスポリオレフィン、TPX等の各種熱可
塑性樹脂が好適である。なお、必要に応じ、基板2の外
表面、内表面の少なくとも一方と、さらに必要に応じ、
内・外周面に酸素遮断性の被膜を形成してもよい。
ることが好ましく、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹
脂、アモルファスポリオレフィン、TPX等の各種熱可
塑性樹脂が好適である。なお、必要に応じ、基板2の外
表面、内表面の少なくとも一方と、さらに必要に応じ、
内・外周面に酸素遮断性の被膜を形成してもよい。
【0024】基板2の記録層3形成面には、トラッキン
グ用のグルーブが形成されることが好ましい。グルーブ
は、スパイラル状の連続型グルーブであることが好まし
く、深さは250〜1800A 、幅は0.3〜1.1
μm 、特に0.4〜0.6μm 、ランド(隣り合う
グルーブ同士の間の部分)幅は0.5〜1.3μm 、
特に1.0〜1.2μm であることが好ましい。
グ用のグルーブが形成されることが好ましい。グルーブ
は、スパイラル状の連続型グルーブであることが好まし
く、深さは250〜1800A 、幅は0.3〜1.1
μm 、特に0.4〜0.6μm 、ランド(隣り合う
グルーブ同士の間の部分)幅は0.5〜1.3μm 、
特に1.0〜1.2μm であることが好ましい。
【0025】グルーブをこのような構成とすることによ
り、グルーブ部の反射レベルを下げることなく良好なト
ラッキング信号を得ることができる。なお、グルーブに
は、アドレス信号用の凹凸を設けることもできる。
り、グルーブ部の反射レベルを下げることなく良好なト
ラッキング信号を得ることができる。なお、グルーブに
は、アドレス信号用の凹凸を設けることもできる。
【0026】本発明では、基板がグルーブを有する場合
、記録光はグルーブ内の記録層に照射されるよう構成さ
れることが好ましい。すなわち、本発明の光記録媒体は
、グルーブ記録の光記録媒体として用いられることが好
ましい。グルーブ記録とすることにより、記録層の有効
厚さを大きくすることができる。
、記録光はグルーブ内の記録層に照射されるよう構成さ
れることが好ましい。すなわち、本発明の光記録媒体は
、グルーブ記録の光記録媒体として用いられることが好
ましい。グルーブ記録とすることにより、記録層の有効
厚さを大きくすることができる。
【0027】また、基板2上に図示しない樹脂層を例え
ば2P法により設層して、樹脂層にトラッキング用の溝
やアドレス信号用の凹凸を設けてもよい。樹脂層を構成
する樹脂材質に特に制限はなく、いわゆる2P法に用い
られる公知の樹脂から適宜に選択すればよいが、通常、
放射線硬化型化合物が用いられる。なお、基板には、ハ
ブが一体化されていてもよい。ハブには、割れやクラッ
ク防止のため、ガラス繊維を混入することが好ましい。
ば2P法により設層して、樹脂層にトラッキング用の溝
やアドレス信号用の凹凸を設けてもよい。樹脂層を構成
する樹脂材質に特に制限はなく、いわゆる2P法に用い
られる公知の樹脂から適宜に選択すればよいが、通常、
放射線硬化型化合物が用いられる。なお、基板には、ハ
ブが一体化されていてもよい。ハブには、割れやクラッ
ク防止のため、ガラス繊維を混入することが好ましい。
【0028】記録層3は、後述の結合体の混合物を含有
し、記録層3の記録光および再生光波長における消衰係
数(複素屈折率の虚部)kは、0.02〜0.05、特
に0.03〜0.05であることが好ましい。
し、記録層3の記録光および再生光波長における消衰係
数(複素屈折率の虚部)kは、0.02〜0.05、特
に0.03〜0.05であることが好ましい。
【0029】kが0.02未満となると記録層の吸収率
が低下し、通常の記録パワーで記録を行なうことが困難
である。また、kが0.05をこえると、反射率が60
%を下回ってしまい、CD規格による再生を行なうこと
が困難となる。
が低下し、通常の記録パワーで記録を行なうことが困難
である。また、kが0.05をこえると、反射率が60
%を下回ってしまい、CD規格による再生を行なうこと
が困難となる。
【0030】記録層の反射率は、kによっても変化する
が、kが一定であっても膜厚を変えると反射率は変化す
る。従って、他の特性をも含めて膜厚の設定は重要であ
る。例えば、k=0.04では、図2に示されるように
、膜厚を例えば1800A 以下、あるいは2500〜
3200A とすると70%以上の反射率がえられる。 この場合、図2は、ポリカーボネート基板(n=1.5
8、k=0)上にn=2.5、k=0.4の記録層を膜
厚をかえて設層し、この上に1000A のAu反射層
を設層した場合の反射率のグラフであり、シミュレーシ
ョンの結果とよく一致している。
が、kが一定であっても膜厚を変えると反射率は変化す
る。従って、他の特性をも含めて膜厚の設定は重要であ
る。例えば、k=0.04では、図2に示されるように
、膜厚を例えば1800A 以下、あるいは2500〜
3200A とすると70%以上の反射率がえられる。 この場合、図2は、ポリカーボネート基板(n=1.5
8、k=0)上にn=2.5、k=0.4の記録層を膜
厚をかえて設層し、この上に1000A のAu反射層
を設層した場合の反射率のグラフであり、シミュレーシ
ョンの結果とよく一致している。
【0031】なお、記録層の屈折率(複素屈折率の実部
)nは、1.8〜4.0、より好ましくは、2.2〜3
.3であることが好ましい。n<1.8では反射率が低
下し、CD規格による再生が困難となる傾向にある。 また、n>4.0とするためには、原料色素の入手が難
しい。
)nは、1.8〜4.0、より好ましくは、2.2〜3
.3であることが好ましい。n<1.8では反射率が低
下し、CD規格による再生が困難となる傾向にある。 また、n>4.0とするためには、原料色素の入手が難
しい。
【0032】用いる結合体は、色素カチオンと、一重項
酸素クエンチャーアニオンとの第1および第2のイオン
結合体である。
酸素クエンチャーアニオンとの第1および第2のイオン
結合体である。
【0033】用いる第1のイオン結合体の一重項酸素ク
エンチャーのアニオンは、ビスフェニレンジチオールの
銅錯体のアニオンであり、特に化1で表わされるものが
好適である。
エンチャーのアニオンは、ビスフェニレンジチオールの
銅錯体のアニオンであり、特に化1で表わされるものが
好適である。
【0034】
【化1】
【0035】化1において、R1 〜R4 は、それぞ
れ、水素原子、好ましくは炭素原子数1〜8のアルキル
基、ハロゲン原子またはアミノ基もしくは炭素原子数1
〜5のアルキル基等によって置換されたアミノ基である
ことが好ましい。
れ、水素原子、好ましくは炭素原子数1〜8のアルキル
基、ハロゲン原子またはアミノ基もしくは炭素原子数1
〜5のアルキル基等によって置換されたアミノ基である
ことが好ましい。
【0036】これらクエンチャーアニオンは、通常、4
級アンモニウムイオン等のカチオンを対イオンとして存
在している。 そして、このようなクエンチャーは常
法に従い容易に合成することができる。
級アンモニウムイオン等のカチオンを対イオンとして存
在している。 そして、このようなクエンチャーは常
法に従い容易に合成することができる。
【0037】このような銅錯体のkは非常に小さく、6
00〜900nmにおいてほぼ0となる。そして、これ
らのクエンチャーアニオンから得られた結合体のkは、
色素カチオンのkとほぼ等しいか、わずかに小さくなる
。 また、色素カチオンの性質から、結合体のkの波長依存
性は、波長に対し平坦であるか、あるいは短波長側でk
が大きくなる傾向がある。
00〜900nmにおいてほぼ0となる。そして、これ
らのクエンチャーアニオンから得られた結合体のkは、
色素カチオンのkとほぼ等しいか、わずかに小さくなる
。 また、色素カチオンの性質から、結合体のkの波長依存
性は、波長に対し平坦であるか、あるいは短波長側でk
が大きくなる傾向がある。
【0038】以下に、化1で表わされるクエンチャーア
ニオンQ− を有するアニオン型クエンチャーの具体例
を挙げる。
ニオンQ− を有するアニオン型クエンチャーの具体例
を挙げる。
【0039】なお、下記において、R1 〜R4 のう
ちのいずれかがHであるときには、表示しないものとす
る。
ちのいずれかがHであるときには、表示しないものとす
る。
【0040】
【0041】第2のイオン結合体の一重項酸素クエンチ
ャーのアニオンはビスフェニレンジチオールの銅以外の
他の遷移金属の錯体のアニオンであり、特に化2で表わ
されるものが好適である。
ャーのアニオンはビスフェニレンジチオールの銅以外の
他の遷移金属の錯体のアニオンであり、特に化2で表わ
されるものが好適である。
【0042】
【化2】
【0043】化2においてR1 〜R4 は、それぞれ
、前記と同義であり、Mは、Ni、Co、Pd、Pb等
の遷移金属原子を表わす。
、前記と同義であり、Mは、Ni、Co、Pd、Pb等
の遷移金属原子を表わす。
【0044】以下に化2で表わされるクエンチャーアニ
オンQ’−を有するアニオン型クエンチャーの具体例を
挙げる。
オンQ’−を有するアニオン型クエンチャーの具体例を
挙げる。
【0045】
【0046】これらのクエンチャーアニオンは、銅錯体
と異なり、600〜900nmにて比較的大きなkを有
する。従って、これらを用いた結合体のkは、一般に色
素カチオンのkよりも大きくなる。この傾向は、特に長
波長側で顕著になり、色素カチオンを選択することによ
り、銅錯体を用いた第1の結合体に波長依存性がある場
合に、第2の結合体に逆の波長依存性を持たせることが
でき、これらを混合することにより、第1の結合体のk
の波長依存性を補償して、所定値のkで、kの波長依存
性の極めて平坦な記録層を形成することができる。
と異なり、600〜900nmにて比較的大きなkを有
する。従って、これらを用いた結合体のkは、一般に色
素カチオンのkよりも大きくなる。この傾向は、特に長
波長側で顕著になり、色素カチオンを選択することによ
り、銅錯体を用いた第1の結合体に波長依存性がある場
合に、第2の結合体に逆の波長依存性を持たせることが
でき、これらを混合することにより、第1の結合体のk
の波長依存性を補償して、所定値のkで、kの波長依存
性の極めて平坦な記録層を形成することができる。
【0047】本発明の第1および第2のイオン結合体に
用いる光吸収性のカチオン型の色素には特に制限はなく
、吸収極大が600〜900nm、好ましくは600〜
800nm、より好ましくは650〜750nmのカチ
オン型の色素、例えばシアニン色素、ピリリウム色素、
チアピリリウム色素、アズレニウム色素などが使用可能
であるが、シアニン色素が好適である。シアニン色素と
しては、特に、インドレニン環やベンゾインドレニン環
やジベンゾインドレニン環等を有するインドレニン系の
シアニン色素であることが好ましい。インドレニン系シ
アニン色素は左右対称な構造であってもよいが、溶解性
を向上させるためには、左右非対称な環構造をもち、ま
たこれに加え、あるいはこれにかえて非対称なN−アル
キル基をもつものが好ましい。以下に、特に好適な色素
カチオンを有する色素の具体的な例を挙げる。
用いる光吸収性のカチオン型の色素には特に制限はなく
、吸収極大が600〜900nm、好ましくは600〜
800nm、より好ましくは650〜750nmのカチ
オン型の色素、例えばシアニン色素、ピリリウム色素、
チアピリリウム色素、アズレニウム色素などが使用可能
であるが、シアニン色素が好適である。シアニン色素と
しては、特に、インドレニン環やベンゾインドレニン環
やジベンゾインドレニン環等を有するインドレニン系の
シアニン色素であることが好ましい。インドレニン系シ
アニン色素は左右対称な構造であってもよいが、溶解性
を向上させるためには、左右非対称な環構造をもち、ま
たこれに加え、あるいはこれにかえて非対称なN−アル
キル基をもつものが好ましい。以下に、特に好適な色素
カチオンを有する色素の具体的な例を挙げる。
【0048】
【化3】
【0049】
【化4】
【0050】
【化5】
【0051】これら色素カチオンは、各種酸アニオンと
結合してカチオン型色素を構成している。
結合してカチオン型色素を構成している。
【0052】このようなカチオン型色素とアニオン型ク
エンチャーとは、前記公報に記載の方法により、容易に
色素カチオンとクエンチャーアニオンとの結合体として
合成される。
エンチャーとは、前記公報に記載の方法により、容易に
色素カチオンとクエンチャーアニオンとの結合体として
合成される。
【0053】以下に、本発明の結合体の具体例を挙げる
。なお、例えば上記クエンチャーQ1のアニオンをQ−
1、色素D1のカチオンをD+ 1等として表わす。
。なお、例えば上記クエンチャーQ1のアニオンをQ−
1、色素D1のカチオンをD+ 1等として表わす。
【0054】第1のイオン結合体
C1 D+ 1 Q
− 1C2 D+ 2
Q− 1C3 D+ 3
Q− 1C4 D+ 4
Q− 1C5 D
+ 5 Q− 1C6
D+ 6 Q− 1C7
D+ 7 Q− 1C8
D+ 8 Q− 1C
9 D+ 1 Q−
5C10 D+ 1
Q− 6C11 D+ 3
Q− 6C12 D+ 4
Q− 6
− 1C2 D+ 2
Q− 1C3 D+ 3
Q− 1C4 D+ 4
Q− 1C5 D
+ 5 Q− 1C6
D+ 6 Q− 1C7
D+ 7 Q− 1C8
D+ 8 Q− 1C
9 D+ 1 Q−
5C10 D+ 1
Q− 6C11 D+ 3
Q− 6C12 D+ 4
Q− 6
【0055】これら第1のイオン結合
性のkは0〜0.01程度、nは2.2〜2.6程度で
ある。
性のkは0〜0.01程度、nは2.2〜2.6程度で
ある。
【0056】第2のイオン結合体
C20 D+ 2 Q’
−1C21 D+ 3
Q’−1C22 D+ 4
Q’−1C23 D+ 5
Q’−1C24 D+ 6
Q’−1C25 D+ 7
Q’−1C26 D+
2 Q’−2C27
D+ 2 Q’−3C28
D+ 2 Q’−4C29
D+ 2 Q’−5C30
D+ 2 Q’−6C31
D+ 7 Q’−5
−1C21 D+ 3
Q’−1C22 D+ 4
Q’−1C23 D+ 5
Q’−1C24 D+ 6
Q’−1C25 D+ 7
Q’−1C26 D+
2 Q’−2C27
D+ 2 Q’−3C28
D+ 2 Q’−4C29
D+ 2 Q’−5C30
D+ 2 Q’−6C31
D+ 7 Q’−5
【
0057】これら第2のイオン結合体のkは0.005
〜0.2程度、nは2.2〜2.6程度である。
0057】これら第2のイオン結合体のkは0.005
〜0.2程度、nは2.2〜2.6程度である。
【0058】本発明においては上記一重項酸素クエンチ
ャーのアニオンとしての銅錯体であるQ− と色素カチ
オンとの第1のイオン結合体と、中心金属が銅以外の好
ましくは化2で表わされる遷移金属錯体のカチオンQ’
−と色素カチオンとの第2のイオン結合体の1種ないし
2種以上の混合体を用いて記録層を構成する。
ャーのアニオンとしての銅錯体であるQ− と色素カチ
オンとの第1のイオン結合体と、中心金属が銅以外の好
ましくは化2で表わされる遷移金属錯体のカチオンQ’
−と色素カチオンとの第2のイオン結合体の1種ないし
2種以上の混合体を用いて記録層を構成する。
【0059】これら第1の結合体D+ Q− と第2の
結合体D+ Q’−との混合比は、消衰係数kが0.0
3〜0.05という所定の値となるように決定すればよ
いが、D+ Q− /D+ Q’−はモル比で1:0.
05〜1:50、特に1:0.1〜1:10とするのが
好ましい。
結合体D+ Q’−との混合比は、消衰係数kが0.0
3〜0.05という所定の値となるように決定すればよ
いが、D+ Q− /D+ Q’−はモル比で1:0.
05〜1:50、特に1:0.1〜1:10とするのが
好ましい。
【0060】また、第1および第2の結合体を混合する
ことによって、例えば770〜830nmの範囲で常に
適切なnおよびk値が得られるように設定することがで
きる。
ことによって、例えば770〜830nmの範囲で常に
適切なnおよびk値が得られるように設定することがで
きる。
【0061】なお、nおよびkの測定に際しては、所定
の透明基板上に記録層を例えば400〜800A 程度
の厚さに実際の条件にて設層して、測定サンプルを作製
する。次いで、基板を通しての、あるいは記録層側から
の反射率を測定する。反射率は記録再生光波長を用いて
鏡面反射(5°程度)にて測定する。また、サンプルの
透過率を測定する。これらの測定値から、例えば、共立
全書「光学」石黒浩三P168〜178に準じ、n、k
を算出すればよい。
の透明基板上に記録層を例えば400〜800A 程度
の厚さに実際の条件にて設層して、測定サンプルを作製
する。次いで、基板を通しての、あるいは記録層側から
の反射率を測定する。反射率は記録再生光波長を用いて
鏡面反射(5°程度)にて測定する。また、サンプルの
透過率を測定する。これらの測定値から、例えば、共立
全書「光学」石黒浩三P168〜178に準じ、n、k
を算出すればよい。
【0062】本発明の記録層は、これら本発明の銅錯体
アニオンの結合体と、ニッケル等の錯体アニオンの結合
体との、それぞれ1種ないし、2種以上とから形成され
てもよいが、この他、他の光吸収性の色素や、クエンチ
ャーや、結合体が含有されていてもよい。ただし、本発
明の第1および第2の結合体は、総計で記録層の80〜
100重量%を占めていることが好ましい。
アニオンの結合体と、ニッケル等の錯体アニオンの結合
体との、それぞれ1種ないし、2種以上とから形成され
てもよいが、この他、他の光吸収性の色素や、クエンチ
ャーや、結合体が含有されていてもよい。ただし、本発
明の第1および第2の結合体は、総計で記録層の80〜
100重量%を占めていることが好ましい。
【0063】このような記録層3の厚さは、1000〜
3000A とすることが好ましい。この範囲外では反
射率が高すぎて低感度となったり、逆に低下したり、さ
らにはジッターが増大するなどして、CD規格の再生を
行なうことが難しくなる。
3000A とすることが好ましい。この範囲外では反
射率が高すぎて低感度となったり、逆に低下したり、さ
らにはジッターが増大するなどして、CD規格の再生を
行なうことが難しくなる。
【0064】記録層3の設層方法に特に制限はないが、
本発明では、色素選択や、媒体設計や、製造上の自由度
や容易さがより拡大する点で、塗布によって設層するこ
とが好ましい。記録層3の塗設には、ケトン系、エステ
ル系、エーテル系、芳香族系、ハロゲン化アルキル系、
アルコール系等の各種溶媒を用いることができ、溶媒選
択の自由度も大きい。塗布には、スピンコート等を用い
ればよい。なお、記録層3は、場合によっては、蒸着膜
によって形成されてもよい。
本発明では、色素選択や、媒体設計や、製造上の自由度
や容易さがより拡大する点で、塗布によって設層するこ
とが好ましい。記録層3の塗設には、ケトン系、エステ
ル系、エーテル系、芳香族系、ハロゲン化アルキル系、
アルコール系等の各種溶媒を用いることができ、溶媒選
択の自由度も大きい。塗布には、スピンコート等を用い
ればよい。なお、記録層3は、場合によっては、蒸着膜
によって形成されてもよい。
【0065】このような記録層3には、直接密着して反
射層が設層される。反射層4にはAu、Ag、Cu等の
高反射率金属ないし合金を用いればよい。
射層が設層される。反射層4にはAu、Ag、Cu等の
高反射率金属ないし合金を用いればよい。
【0066】反射層4の厚さは500A 以上であるこ
とが好ましく、蒸着、スパッタ等により設層すればよい
。 また、厚さの上限に特に制限はないが、コスト、生産作
業時間等を考慮すると、1200A 程度以下であるこ
とが好ましい。これにより、反射層4単独での反射率は
、90%以上、媒体の未記録部の基板をとおしての反射
率は、60%以上、特に70%以上がえられる。
とが好ましく、蒸着、スパッタ等により設層すればよい
。 また、厚さの上限に特に制限はないが、コスト、生産作
業時間等を考慮すると、1200A 程度以下であるこ
とが好ましい。これにより、反射層4単独での反射率は
、90%以上、媒体の未記録部の基板をとおしての反射
率は、60%以上、特に70%以上がえられる。
【0067】反射層4上には、保護膜5が設層されるこ
とが好ましい。保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等の
各種樹脂材質から、通常は、0.1〜100μm 程度
の厚さに設層すればよい。保護膜5は、層状であっても
シート状であってもよい。
とが好ましい。保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等の
各種樹脂材質から、通常は、0.1〜100μm 程度
の厚さに設層すればよい。保護膜5は、層状であっても
シート状であってもよい。
【0068】保護膜9は、特に放射線硬化型化合物およ
び光重合増感剤を含有する塗膜を放射線硬化したもので
あることが好ましい。そして、保護膜5の硬度が、25
℃における鉛筆硬度(JIS K−5400)で、H
〜8H、特に2H〜7Hであるように構成されることが
好ましい。このように構成することにより、アイパター
ンが良好になり、ジッターが格段と減少する。また、高
温・高湿あるいは温湿度変化条件下の保存においても、
保護膜と反射層との剥離が生じない。より具体的には、
保護膜の硬度がHより軟らかいとアイパターンが乱れ、
ジッターが増大し、8Hより硬くなると塗膜がもろくな
り膜形成能が低下する他、反射層との接着力が低下する
。
び光重合増感剤を含有する塗膜を放射線硬化したもので
あることが好ましい。そして、保護膜5の硬度が、25
℃における鉛筆硬度(JIS K−5400)で、H
〜8H、特に2H〜7Hであるように構成されることが
好ましい。このように構成することにより、アイパター
ンが良好になり、ジッターが格段と減少する。また、高
温・高湿あるいは温湿度変化条件下の保存においても、
保護膜と反射層との剥離が生じない。より具体的には、
保護膜の硬度がHより軟らかいとアイパターンが乱れ、
ジッターが増大し、8Hより硬くなると塗膜がもろくな
り膜形成能が低下する他、反射層との接着力が低下する
。
【0069】このような保護膜形成に用いる放射線硬化
型化合物には、オリゴエステルアクリレートが含まれる
ことが好ましい。オリゴエステルアクリレートは、アク
リレート基またはメタクリレート基を複数有するオリゴ
エステル化合物である。そして好ましいオリゴエステル
アクリレートとしては、分子量1000〜10000、
好ましくは2000〜7000であって、重合度2〜1
0、好ましくは、3〜5のものが挙げられる。また、こ
れらのうちアクリレート基またはメタクリレート基を2
〜6個、好ましくは3〜6個有する多官能オリゴエステ
ルアクリレートが好ましい。また、上記の化合物に加え
て、あるいはこれにかえて熱可塑性樹脂を放射線感応変
性することによって得られる放射線硬化型化合物を用い
てもよい。
型化合物には、オリゴエステルアクリレートが含まれる
ことが好ましい。オリゴエステルアクリレートは、アク
リレート基またはメタクリレート基を複数有するオリゴ
エステル化合物である。そして好ましいオリゴエステル
アクリレートとしては、分子量1000〜10000、
好ましくは2000〜7000であって、重合度2〜1
0、好ましくは、3〜5のものが挙げられる。また、こ
れらのうちアクリレート基またはメタクリレート基を2
〜6個、好ましくは3〜6個有する多官能オリゴエステ
ルアクリレートが好ましい。また、上記の化合物に加え
て、あるいはこれにかえて熱可塑性樹脂を放射線感応変
性することによって得られる放射線硬化型化合物を用い
てもよい。
【0070】このような放射線硬化型化合物の保護膜の
膜厚は0.1〜30μm 、より好ましくは1〜10μ
m である。この膜厚が0.1μm 未満になると、一
様な膜を形成しにくく、湿度が高い雰囲気中での防湿効
果が十分でなく、記録層の耐久性が下がる。しかも、ジ
ッター防止効果が低下する。また、30μm をこえる
と、樹脂膜の硬化の際に伴う収縮により記録媒体の反り
や保護膜中のクラックが生じやすい。
膜厚は0.1〜30μm 、より好ましくは1〜10μ
m である。この膜厚が0.1μm 未満になると、一
様な膜を形成しにくく、湿度が高い雰囲気中での防湿効
果が十分でなく、記録層の耐久性が下がる。しかも、ジ
ッター防止効果が低下する。また、30μm をこえる
と、樹脂膜の硬化の際に伴う収縮により記録媒体の反り
や保護膜中のクラックが生じやすい。
【0071】このような塗膜は、通常、スピンナーコー
ト、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピング等、
種々の公知の方法を組み合わせて設層すればよい。この
時の塗膜の設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的
とする塗膜厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
ト、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピング等、
種々の公知の方法を組み合わせて設層すればよい。この
時の塗膜の設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的
とする塗膜厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
【0072】保護膜硬化に際して照射する放射線として
は、紫外線、電子線等が挙げられるが、紫外線が好まし
い。紫外線を用いる場合には、前述したような放射線硬
化型化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられる
。
は、紫外線、電子線等が挙げられるが、紫外線が好まし
い。紫外線を用いる場合には、前述したような放射線硬
化型化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられる
。
【0073】光重合増感剤としては、例えば、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、α−メ
チルベンゾイン、α−クロルデオキシベンゾイン等のベ
ンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフェノン、モルホ
リノジメチルメチル−4−メチルチオフェニルケトン、
ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン類、ア
ントラキノン、フェナントラキノン等のキノン類、ベン
ジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド等のスルフィド類等を挙げることができる。
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、α−メ
チルベンゾイン、α−クロルデオキシベンゾイン等のベ
ンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフェノン、モルホ
リノジメチルメチル−4−メチルチオフェニルケトン、
ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン類、ア
ントラキノン、フェナントラキノン等のキノン類、ベン
ジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド等のスルフィド類等を挙げることができる。
【0074】そして、このような光重合増感剤と放射線
硬化型化合物を含有する塗膜を紫外線によって硬化させ
るには、公知の種々の方法に従えばよい。たとえば、キ
セノン放電管、水銀放電管などの紫外線電球等を用いれ
ばよい。また、場合によっては電子線を用いることもで
きる。
硬化型化合物を含有する塗膜を紫外線によって硬化させ
るには、公知の種々の方法に従えばよい。たとえば、キ
セノン放電管、水銀放電管などの紫外線電球等を用いれ
ばよい。また、場合によっては電子線を用いることもで
きる。
【0075】このような構成の光記録媒体1に記録ない
し追記を行なうには、例えば780nmの記録光を、基
板2をとおしてパルス状に照射する。
し追記を行なうには、例えば780nmの記録光を、基
板2をとおしてパルス状に照射する。
【0076】これにより、記録層3が光を吸収して発熱
し、同時に基板2も加熱される。この結果、基板2と記
録層3との界面近傍において、色素等の記録層材質の融
解や分解が生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加
わり、グルーブ23の底壁や側壁を変形させる。
し、同時に基板2も加熱される。この結果、基板2と記
録層3との界面近傍において、色素等の記録層材質の融
解や分解が生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加
わり、グルーブ23の底壁や側壁を変形させる。
【0077】この場合記録層3の融解物や分解物を含有
する分解物層61が、通常グルーブ23の底部および基
板2との境界を覆うような形状に残存する。しかも、基
板表層部は所定の熱軟化点をもつので、分解物層61は
、さらに凸状に基板側に侵入し、ピット部6の形状はよ
り大きく形成される。基板2のへこみ量は、ピット部6
の寸法が大きい程大きく、300A 程度以下の深さで
ある。
する分解物層61が、通常グルーブ23の底部および基
板2との境界を覆うような形状に残存する。しかも、基
板表層部は所定の熱軟化点をもつので、分解物層61は
、さらに凸状に基板側に侵入し、ピット部6の形状はよ
り大きく形成される。基板2のへこみ量は、ピット部6
の寸法が大きい程大きく、300A 程度以下の深さで
ある。
【0078】分解物層61の材質は、実質的に基板材質
を含まない材質であり、記録層材質の分解物あるいは記
録層材質の分解物と、記録層材質との混合物によって構
成される。分解物層61は、グルーブ内の記録層3の厚
さの通常30〜100%程度の厚さである。そして、通
常、分解物層61上には、反射層との界面に空隙が形成
され、分解物層61と、空隙63とがピット部6に形成
される。空隙63は、記録層3の厚さの通常5〜70%
程度の厚さである。
を含まない材質であり、記録層材質の分解物あるいは記
録層材質の分解物と、記録層材質との混合物によって構
成される。分解物層61は、グルーブ内の記録層3の厚
さの通常30〜100%程度の厚さである。そして、通
常、分解物層61上には、反射層との界面に空隙が形成
され、分解物層61と、空隙63とがピット部6に形成
される。空隙63は、記録層3の厚さの通常5〜70%
程度の厚さである。
【0079】また、ピツト部の外形形状や、凹形状も良
好なものである。そして、スキン層の存在により、ピッ
ト形状が大きくなるとともに良好ともなり、C/Nが向
上し、感度が向上するものである。
好なものである。そして、スキン層の存在により、ピッ
ト形状が大きくなるとともに良好ともなり、C/Nが向
上し、感度が向上するものである。
【0080】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。
をさらに詳細に説明する。
【0081】実施例1
トラッキング用のグルーブを有するポリカーボネート製
の基板上に色素を含有する記録層を設層した。
の基板上に色素を含有する記録層を設層した。
【0082】記録層の設層は、基板を500rpm で
回転させながらスピンコート塗布により行なった。塗布
溶液としては、3.5wt% ジアセトンアルコール溶
液を用いた。乾燥後の色素層の厚さは2000A であ
った。
回転させながらスピンコート塗布により行なった。塗布
溶液としては、3.5wt% ジアセトンアルコール溶
液を用いた。乾燥後の色素層の厚さは2000A であ
った。
【0083】記録層に含有される色素は前記のD+ 1
を用い、クエンチャーとしての銅錯体Q− 1と、前記
の組み合わせのイオン結合体D+ 1Q− 1(C1)
を作製した。
を用い、クエンチャーとしての銅錯体Q− 1と、前記
の組み合わせのイオン結合体D+ 1Q− 1(C1)
を作製した。
【0084】これとは別に、前記D+ 2とクエンチャ
ーとしての化2の中心金属がニッケルである錯体Q’−
1とからイオン結合体D+ 1Q’−1(C20)を作
製し、C1とC20を混合した。
ーとしての化2の中心金属がニッケルである錯体Q’−
1とからイオン結合体D+ 1Q’−1(C20)を作
製し、C1とC20を混合した。
【0085】2種のイオン結合体C1およびC20の混
合比、770、780および790nmにおける記録層
の屈折率(n)および消衰係数(k)とさらには融点(
mp)を、下記表1に示す。nおよびkは、上記色素を
含有する溶液を測定用基板上に乾燥膜厚600A に成
膜して被検記録層とし、この被検記録層のnおよびkを
測定することにより求めた。なお、この測定は、「光学
」(石黒浩三著、共立全書)第168〜178ページの
記載に準じて行なった。
合比、770、780および790nmにおける記録層
の屈折率(n)および消衰係数(k)とさらには融点(
mp)を、下記表1に示す。nおよびkは、上記色素を
含有する溶液を測定用基板上に乾燥膜厚600A に成
膜して被検記録層とし、この被検記録層のnおよびkを
測定することにより求めた。なお、この測定は、「光学
」(石黒浩三著、共立全書)第168〜178ページの
記載に準じて行なった。
【0086】
【表1】
【0087】この記録層上に、スパッタリングによりA
n膜を1000A 厚に設層して反射層とし、さらに保
護膜を設層した。
n膜を1000A 厚に設層して反射層とし、さらに保
護膜を設層した。
【0088】なお、保護膜は、下記の放射線硬化型化合
物および光重合増感剤を含む塗布組成物をスピンナーコ
ートで設層した。
物および光重合増感剤を含む塗布組成物をスピンナーコ
ートで設層した。
【0089】
(塗布組成物)
多官能オリゴエステルアクリレート[オリゴエステ
ルアクリレート(3官能以上)30重量%、トリメチル
プロパンアクリレート70重量%、商品名アロニックス
M−8030;東亜合成社製]
100重量部光重合増感剤(前記化合物A:商品
名 IRGACURE907;日本チバガイギー社製)
5重量部
ルアクリレート(3官能以上)30重量%、トリメチル
プロパンアクリレート70重量%、商品名アロニックス
M−8030;東亜合成社製]
100重量部光重合増感剤(前記化合物A:商品
名 IRGACURE907;日本チバガイギー社製)
5重量部
【0090】このような塗布組成
物を設層後、120W/cmの紫外線を15sec 照
射し架橋硬化させ、硬化膜とした。この膜の鉛筆硬度は
2Hであった。
物を設層後、120W/cmの紫外線を15sec 照
射し架橋硬化させ、硬化膜とした。この膜の鉛筆硬度は
2Hであった。
【0091】得られた各サンプルに対し、波長780n
m、7mWのレーザーにてコンパクトディスク信号の記
録を行ない、次いで市販のコンパクトディスクプレーヤ
で再生を行なった。
m、7mWのレーザーにてコンパクトディスク信号の記
録を行ない、次いで市販のコンパクトディスクプレーヤ
で再生を行なった。
【0092】その結果、未記録部で、70%以上の反射
率が得られ、CD信号の11Tパルスの記録部の反射率
は、未記部の40%以下であり、良好な記録再生を行な
うことができた。
率が得られ、CD信号の11Tパルスの記録部の反射率
は、未記部の40%以下であり、良好な記録再生を行な
うことができた。
【0093】また、このサンプルにつき0.5kwのX
eランプを15cmの距離から基板をとおして照射し、
20時間後の色素残有率を測定して耐光性を評価した。
eランプを15cmの距離から基板をとおして照射し、
20時間後の色素残有率を測定して耐光性を評価した。
【0094】色素残有率は、(100−R)/(100
−R0)[ただし、R0 およびRは、それぞれ、初期
および照射後の780nmでの反射率]により求めた。 結果を表2に示す。
−R0)[ただし、R0 およびRは、それぞれ、初期
および照射後の780nmでの反射率]により求めた。 結果を表2に示す。
【0095】さらに、70℃、相対湿度10%および6
0℃、相対湿度90%にて、それぞれ250時間および
500時間保存し、保存後に再生を行ない、耐熱性およ
び耐湿性を評価した。
0℃、相対湿度90%にて、それぞれ250時間および
500時間保存し、保存後に再生を行ない、耐熱性およ
び耐湿性を評価した。
【0096】評価は下記のとおりである。
○:エラー増なし
△:エラー増多少あり
×:エラー増大
【0097】結果を表2に示す。
【0098】
【表2】
【0099】表1および表2に示される結果から、本発
明の結合体を用いた記録層は、所定の値のn,kおよび
反射率をもち、良好な記録再生特性を示すことがわかる
。また、耐光性、耐熱性、耐湿性とも、混合系に比較し
て、格段とすぐれた特性を示すことがわかる。
明の結合体を用いた記録層は、所定の値のn,kおよび
反射率をもち、良好な記録再生特性を示すことがわかる
。また、耐光性、耐熱性、耐湿性とも、混合系に比較し
て、格段とすぐれた特性を示すことがわかる。
【0100】実施例2
実施例1において結合体をC7とC25にかえ表1に示
される記録層組成とした他は同様にしてサンプルNo.
2を作製し、同様の評価を行った。結果を表1および
表2に示す。このものも、良好な記録層としての特性を
示した。
される記録層組成とした他は同様にしてサンプルNo.
2を作製し、同様の評価を行った。結果を表1および
表2に示す。このものも、良好な記録層としての特性を
示した。
【0101】実施例3
第1の結合体をC6、第2の結合体をC25とした他は
同様にしてサンプルNo. 3を作製し、同様の評価を
行った。結果を表1および表2に併記する。
同様にしてサンプルNo. 3を作製し、同様の評価を
行った。結果を表1および表2に併記する。
【0102】比較例1
実施例1で用いたイオン結合体であるC2を単独で記録
層に含有させて、サンプルNo.4を作製し、同様の評
価を行った。結果を表1および表2に併記する。
層に含有させて、サンプルNo.4を作製し、同様の評
価を行った。結果を表1および表2に併記する。
【0103】比較例2
実施例1で用いたイオン結合体であるC20を単独で記
録層上に含有させてサンプルNo. 5を作製し、同様
の評価を行った。結果を表1および表2に併記する。
録層上に含有させてサンプルNo. 5を作製し、同様
の評価を行った。結果を表1および表2に併記する。
【0104】以上の結果から、本発明のサンプルNo.
1〜No.3が比較例のサンプルNo.4およびNo
.5よりも良好な結果を与えることが明らかである。
1〜No.3が比較例のサンプルNo.4およびNo
.5よりも良好な結果を与えることが明らかである。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、高反射率で、耐光性、
耐熱性、耐湿性等の耐久性の高い記録層を有する光記録
媒体が得られる。
耐熱性、耐湿性等の耐久性の高い記録層を有する光記録
媒体が得られる。
【図1】本発明の光記録媒体の1例を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図2】記録層の膜厚をかえたときの反射率変化を示す
グラフである。
グラフである。
1 光記録媒体
2 基板
21 ランド部
23 グルーブ
24 基板ピット部
3 記録層
4 反射層
5 保護膜
6 ピット部
61 分解物層
63 空隙
Claims (5)
- 【請求項1】 基板上に色素を含有する記録層を有し
、この記録層上に密着して反射層を積層して構成される
光記録媒体であって、前記記録層が、色素カチオンとビ
スフェニレンジチオールの銅錯体のアニオンとのイオン
結合体と、色素カチオンとビスフェニレンジチオールの
銅以外の遷移金属錯体のアニオンとのイオン結合体の1
種以上との混合体を含有することを特徴とする光記録媒
体。 - 【請求項2】 基板側から再生光を照射したとき、未
記録部分の反射率が60%以上であり、記録部分の反射
率が未記録部分の反射率の60%以下である請求項1に
記載の光記録媒体。 - 【請求項3】 記録光および再生光の波長における前
記記録層の消衰係数kが0.02〜0.05である請求
項1または2に記載の光記録媒体。 - 【請求項4】 前記色素カチオンがシアニン色素カチ
オンである請求項1ないし3のいずれかに記載の光記録
媒体。 - 【請求項5】 前記シアニン色素カチオンがインドレ
ニン系シアニン色素カチオンである請求項4に記載の光
記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049122A JP3016610B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049122A JP3016610B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 光記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04267193A true JPH04267193A (ja) | 1992-09-22 |
| JP3016610B2 JP3016610B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=12822263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3049122A Expired - Fee Related JP3016610B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3016610B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021192795A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 東レ株式会社 | 色変換組成物、色変換フィルム、それを含む光源ユニット、ディスプレイおよび照明ならびに化合物 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3049122A patent/JP3016610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021192795A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 東レ株式会社 | 色変換組成物、色変換フィルム、それを含む光源ユニット、ディスプレイおよび照明ならびに化合物 |
| JPWO2021192795A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | ||
| EP4130009A4 (en) * | 2020-03-23 | 2023-12-13 | Toray Industries, Inc. | Color conversion composition, color conversion film, light source unit, display, and lighting including same, and compound |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3016610B2 (ja) | 2000-03-06 |
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