JPH04252406A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH04252406A JPH04252406A JP3008326A JP832691A JPH04252406A JP H04252406 A JPH04252406 A JP H04252406A JP 3008326 A JP3008326 A JP 3008326A JP 832691 A JP832691 A JP 832691A JP H04252406 A JPH04252406 A JP H04252406A
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- soft magnetic
- ferrite
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッド、特に磁気ギ
ャップ部に高飽和磁束密度、高透磁率の磁性材を配置し
た、いわゆるMIGタイプの磁気ヘッドに関するもので
ある。
ャップ部に高飽和磁束密度、高透磁率の磁性材を配置し
た、いわゆるMIGタイプの磁気ヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、映像、音響、情報関連機器の進歩
はめざましい。これらの分野での記録の主流は磁気記録
であり、磁気ヘッドに於いても、急速な進歩からくる種
々の要請に応じるため、積層ヘッドや薄膜ヘッド等様々
なタイプの磁気ヘッドが研究されている。
はめざましい。これらの分野での記録の主流は磁気記録
であり、磁気ヘッドに於いても、急速な進歩からくる種
々の要請に応じるため、積層ヘッドや薄膜ヘッド等様々
なタイプの磁気ヘッドが研究されている。
【0003】それらのヘッドの中では、製造コストや耐
摩耗性等の面で、磁気ギャップ部に高飽和磁束密度、高
透磁率の磁性材を配置したメタルインギャップ(MIG
)タイプの磁気ヘッドが優れている。
摩耗性等の面で、磁気ギャップ部に高飽和磁束密度、高
透磁率の磁性材を配置したメタルインギャップ(MIG
)タイプの磁気ヘッドが優れている。
【0004】しかしながら従来の磁性材では、記録媒体
の高密度化にともなって進んでいる、媒体の高保磁力化
、単位記録面積の微細化に対して、その飽和磁束密度、
透磁率がほぼ限界に達している。
の高密度化にともなって進んでいる、媒体の高保磁力化
、単位記録面積の微細化に対して、その飽和磁束密度、
透磁率がほぼ限界に達している。
【0005】そこでより高い飽和磁束密度と透磁率を兼
ね備えた磁性材料として、Co系アモルファスとその窒
化物との多層膜(例えば、「電子情報通信学会技術研究
報告」MR87−14(1987))あるいは、Fe系
アモルファスとその窒化物との多層膜(例えば、「電子
情報通信学会技術研究報告」MR88−55(1989
))等が研究されている。
ね備えた磁性材料として、Co系アモルファスとその窒
化物との多層膜(例えば、「電子情報通信学会技術研究
報告」MR87−14(1987))あるいは、Fe系
アモルファスとその窒化物との多層膜(例えば、「電子
情報通信学会技術研究報告」MR88−55(1989
))等が研究されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のC
o系あるいはFe系アモルファスとその窒化物との軟磁
性膜は、当初積層タイプの磁気ヘッド材料として、セラ
ミックやガラス基板上で開発された材料であったので、
MIGタイプの磁気ヘッドとしてフェライト上に着膜し
、ギャップ形成のために熱処理を行うと、フェライトと
の間でO、Co等の元素の拡散が起こる。そのため、M
IGタイプの磁気ヘッドの中では最も製造が容易で最も
コストの低い、フェライトと軟磁性膜との界面と、メイ
ンギャップとが平行なタイプのMIGヘッド(以後、平
行ギャップ型MIGヘッドと呼ぶ)に応用した場合、疑
似ギャップが生じてヘッド出力の周波数特性にうねりが
生じる等の課題を有していた。
o系あるいはFe系アモルファスとその窒化物との軟磁
性膜は、当初積層タイプの磁気ヘッド材料として、セラ
ミックやガラス基板上で開発された材料であったので、
MIGタイプの磁気ヘッドとしてフェライト上に着膜し
、ギャップ形成のために熱処理を行うと、フェライトと
の間でO、Co等の元素の拡散が起こる。そのため、M
IGタイプの磁気ヘッドの中では最も製造が容易で最も
コストの低い、フェライトと軟磁性膜との界面と、メイ
ンギャップとが平行なタイプのMIGヘッド(以後、平
行ギャップ型MIGヘッドと呼ぶ)に応用した場合、疑
似ギャップが生じてヘッド出力の周波数特性にうねりが
生じる等の課題を有していた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、従来の磁性材料
より高い飽和磁束密度と透磁率をもつ、上記Co系ある
いはFe系アモルファスとその窒化物との多層膜等の膜
を用い、かつ疑似ギャップの影響の小さな平行ギャップ
型MIGタイプの磁気ヘッドを提供するものである。
より高い飽和磁束密度と透磁率をもつ、上記Co系ある
いはFe系アモルファスとその窒化物との多層膜等の膜
を用い、かつ疑似ギャップの影響の小さな平行ギャップ
型MIGタイプの磁気ヘッドを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の磁気ヘッドは、アモルファス合金または微結
晶合金と、その窒化物を交互に積層させた軟磁性膜、あ
るいは膜厚方向に少なくとも窒素の組成が変調された、
窒化アモルファス合金または窒化微結晶合金の軟磁性膜
を、フェライトコアのキャップ部に配したMIGタイプ
の磁気ヘッドにおいて、軟磁性膜のフェライトと接する
層すなわち第1層が窒化層あるいは窒素富裕層であり、
第1層の膜厚が非窒化層あるいは窒素欠乏層である第2
層の膜厚の半分以上であり、かつ300nm以下である
という構成を備えたものである。
に本発明の磁気ヘッドは、アモルファス合金または微結
晶合金と、その窒化物を交互に積層させた軟磁性膜、あ
るいは膜厚方向に少なくとも窒素の組成が変調された、
窒化アモルファス合金または窒化微結晶合金の軟磁性膜
を、フェライトコアのキャップ部に配したMIGタイプ
の磁気ヘッドにおいて、軟磁性膜のフェライトと接する
層すなわち第1層が窒化層あるいは窒素富裕層であり、
第1層の膜厚が非窒化層あるいは窒素欠乏層である第2
層の膜厚の半分以上であり、かつ300nm以下である
という構成を備えたものである。
【0009】
【作用】アモルファス合金または微結晶合金と、その窒
化物を交互に積層させた軟磁性膜、あるいは膜厚方向に
少なくとも窒素の組成が変調された、窒化アモルファス
合金または窒化微結晶合金の軟磁性膜においては、熱処
理時に非窒化層あるいは窒素欠乏層に、両隣の窒化層あ
るいは窒素富裕層から過剰な窒素が拡散して、非窒化層
あるいは窒素欠乏層中の未結合の元素を窒化する。従っ
て軟磁性膜のフェライトと接する層すなわち第1層の層
厚が、非窒化層あるいは窒素欠乏層である第2層の膜厚
の半分以下であれば、第2層中の未結合の元素を充分に
窒化できず、フェライト中の酸素が窒素富裕層を突き抜
けて、軟磁性膜中に拡散する。しかしながら非窒化層あ
るいは窒素欠乏層である第2層へは、両隣の窒化層ある
いは窒素富裕層から窒素が拡散して来るので、第1層の
窒化層あるいは窒素富裕層の膜厚は、第2層の膜厚の半
分以上であれば充分である。また第1層が300nm以
上であれば、この窒素富裕層自体にかなりの量の酸素が
フェライトから拡散してしまう。従って第1層の膜厚を
第2層の膜厚の半分以上かつ300nm以下にすること
により、多層膜とフェライトとの間での元素の拡散が抑
えられて、従って疑似ギャップの発生が抑えられて、生
産性のよい平行ギャップ型のMIGヘッドを採用しても
、ヘッド特性の低下が防がれることとなる。
化物を交互に積層させた軟磁性膜、あるいは膜厚方向に
少なくとも窒素の組成が変調された、窒化アモルファス
合金または窒化微結晶合金の軟磁性膜においては、熱処
理時に非窒化層あるいは窒素欠乏層に、両隣の窒化層あ
るいは窒素富裕層から過剰な窒素が拡散して、非窒化層
あるいは窒素欠乏層中の未結合の元素を窒化する。従っ
て軟磁性膜のフェライトと接する層すなわち第1層の層
厚が、非窒化層あるいは窒素欠乏層である第2層の膜厚
の半分以下であれば、第2層中の未結合の元素を充分に
窒化できず、フェライト中の酸素が窒素富裕層を突き抜
けて、軟磁性膜中に拡散する。しかしながら非窒化層あ
るいは窒素欠乏層である第2層へは、両隣の窒化層ある
いは窒素富裕層から窒素が拡散して来るので、第1層の
窒化層あるいは窒素富裕層の膜厚は、第2層の膜厚の半
分以上であれば充分である。また第1層が300nm以
上であれば、この窒素富裕層自体にかなりの量の酸素が
フェライトから拡散してしまう。従って第1層の膜厚を
第2層の膜厚の半分以上かつ300nm以下にすること
により、多層膜とフェライトとの間での元素の拡散が抑
えられて、従って疑似ギャップの発生が抑えられて、生
産性のよい平行ギャップ型のMIGヘッドを採用しても
、ヘッド特性の低下が防がれることとなる。
【0010】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例の磁
気ヘッドについて、図面を参照しながら説明する。(図
1)は本発明の全ての実施例における磁気ヘッドの、熱
処理前の、磁気記録媒体との摺動面の、ギャップ近傍を
示した平面図である。
気ヘッドについて、図面を参照しながら説明する。(図
1)は本発明の全ての実施例における磁気ヘッドの、熱
処理前の、磁気記録媒体との摺動面の、ギャップ近傍を
示した平面図である。
【0011】(図1)において、1はメインギャップ、
2フェライトコア、3は軟磁性膜であり、製膜直後には
4に示す窒化層あるいは窒素富裕層と、5に示す非窒化
層あるいは窒素欠乏層からなる。本図はメインギャップ
1と、フェライトコア2および軟磁性膜3との境界が平
行な、平行ギャップ型MIGの一例である。図中の円内
は、フェライトコア2と軟磁性層3との近傍の拡大図で
ある。この4に示す窒化層あるいは窒素富裕層と、5に
示す非窒化層あるいは窒素欠乏層は、材料と組成によっ
ては、熱処理後にほとんど層構造がなくなってしまうこ
ともある。6はモールドガラスである。
2フェライトコア、3は軟磁性膜であり、製膜直後には
4に示す窒化層あるいは窒素富裕層と、5に示す非窒化
層あるいは窒素欠乏層からなる。本図はメインギャップ
1と、フェライトコア2および軟磁性膜3との境界が平
行な、平行ギャップ型MIGの一例である。図中の円内
は、フェライトコア2と軟磁性層3との近傍の拡大図で
ある。この4に示す窒化層あるいは窒素富裕層と、5に
示す非窒化層あるいは窒素欠乏層は、材料と組成によっ
ては、熱処理後にほとんど層構造がなくなってしまうこ
ともある。6はモールドガラスである。
【0012】以上のように構成された磁気ヘッドについ
て、以下(表1)および(表2)を用いてその特徴を説
明する。
て、以下(表1)および(表2)を用いてその特徴を説
明する。
【0013】(表1)は、単結晶磁性フェライト基板上
に、窒化層4と非窒化層5とを27nmづつ形成し、軟
磁性膜のフェライトと接する層すなわち第1層である窒
化層の厚さのみを変化させた場合に、フェライトの酸素
が軟磁性膜中に拡散する深さと、第1窒化層厚との関係
を示した表である。
に、窒化層4と非窒化層5とを27nmづつ形成し、軟
磁性膜のフェライトと接する層すなわち第1層である窒
化層の厚さのみを変化させた場合に、フェライトの酸素
が軟磁性膜中に拡散する深さと、第1窒化層厚との関係
を示した表である。
【0014】この時、軟磁性膜のフェライトと接する層
から数えて第3層以降の平均組成は、Co86Nb6Z
r2.5N5.5であり、製膜後550℃、回転磁界中
で30分間熱処理を施す。フェライトの酸素が軟磁性膜
中に拡散する深さは、各試料の膜厚方向への元素の分布
状態を、オージェ電子分光分析によって測定し、酸素原
子からのオージェ電子のエネルギー強度が、ノイズレベ
ル以下になっている位置の、軟磁性膜とフェライトとの
境界からの距離によって表している。また酸素以外の元
素で、軟磁性膜とフェライトとの境界を越えて拡散する
元素はコバルトのみであり、しかもコバルトが拡散する
のは、酸素がかなり激しく拡散する時だけであった。
から数えて第3層以降の平均組成は、Co86Nb6Z
r2.5N5.5であり、製膜後550℃、回転磁界中
で30分間熱処理を施す。フェライトの酸素が軟磁性膜
中に拡散する深さは、各試料の膜厚方向への元素の分布
状態を、オージェ電子分光分析によって測定し、酸素原
子からのオージェ電子のエネルギー強度が、ノイズレベ
ル以下になっている位置の、軟磁性膜とフェライトとの
境界からの距離によって表している。また酸素以外の元
素で、軟磁性膜とフェライトとの境界を越えて拡散する
元素はコバルトのみであり、しかもコバルトが拡散する
のは、酸素がかなり激しく拡散する時だけであった。
【0015】
【表1】
【0016】(表1)から理解されるように、軟磁性膜
のフェライトと接する第1層の窒化層厚が、薄すぎても
厚すぎてもフェライトの酸素の軟磁性膜中への拡散は大
きくなる。軟磁性膜のフェライトと接する第2層の非窒
化層以降の膜厚が27nmの場合、軟磁性膜とフェライ
トとの間の元素の拡散が少なく抑えられる第1窒化層の
膜厚の下限は、第2層の非窒化層の半分の13.5nm
であり、上限はこの表からでは判断が難しい。
のフェライトと接する第1層の窒化層厚が、薄すぎても
厚すぎてもフェライトの酸素の軟磁性膜中への拡散は大
きくなる。軟磁性膜のフェライトと接する第2層の非窒
化層以降の膜厚が27nmの場合、軟磁性膜とフェライ
トとの間の元素の拡散が少なく抑えられる第1窒化層の
膜厚の下限は、第2層の非窒化層の半分の13.5nm
であり、上限はこの表からでは判断が難しい。
【0017】(表2)は、(表1)に示した試料と同じ
軟磁性膜を、単結晶フェライト上に4μm形成し、平行
ギャップ型のMIGヘッドに加工して、ヘッドと磁気記
録媒体との相対速度が3.1m/sの時の、起磁力55
0mA・turn、書き込み周波数65kHz、に於け
る疑似出力(メインギャツプに於ける出力VM に対す
る、疑似ギャップにおける出力VG の比)と、周波数
特性のうねりを示したものである。
軟磁性膜を、単結晶フェライト上に4μm形成し、平行
ギャップ型のMIGヘッドに加工して、ヘッドと磁気記
録媒体との相対速度が3.1m/sの時の、起磁力55
0mA・turn、書き込み周波数65kHz、に於け
る疑似出力(メインギャツプに於ける出力VM に対す
る、疑似ギャップにおける出力VG の比)と、周波数
特性のうねりを示したものである。
【0018】
【表2】
【0019】(表2)から、軟磁性膜のフェライトと接
する第2層の非窒化層以降の膜厚が27nmの場合、第
1窒化層の膜厚が第2層の膜厚の半分以上かつ300n
m以下の時に、疑似ギャップの影響が小さくなっている
ことが分かる。
する第2層の非窒化層以降の膜厚が27nmの場合、第
1窒化層の膜厚が第2層の膜厚の半分以上かつ300n
m以下の時に、疑似ギャップの影響が小さくなっている
ことが分かる。
【0020】以上のように本実施例によれば、Co−N
b−Zrとその窒化膜を、27nmづつ交互に積層させ
た軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した平
行ギャップ型のMIGヘッドにおいて、軟磁性膜のフェ
ライトと接する第1層の窒化層の膜厚を第2層の膜厚の
半分以上かつ300nm以下にすることにより、軟磁性
膜とフェライトとの間の元素の拡散を抑えて疑似ギャッ
プの影響を小さくし、軟磁性膜の高飽和磁束密度、高透
磁率を活かした、生産性の良いMIGヘッドを提供する
ことができる。
b−Zrとその窒化膜を、27nmづつ交互に積層させ
た軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した平
行ギャップ型のMIGヘッドにおいて、軟磁性膜のフェ
ライトと接する第1層の窒化層の膜厚を第2層の膜厚の
半分以上かつ300nm以下にすることにより、軟磁性
膜とフェライトとの間の元素の拡散を抑えて疑似ギャッ
プの影響を小さくし、軟磁性膜の高飽和磁束密度、高透
磁率を活かした、生産性の良いMIGヘッドを提供する
ことができる。
【0021】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて(表3)および(表4)を参照しながら説明する
。
ついて(表3)および(表4)を参照しながら説明する
。
【0022】(表3)は、単結晶磁性フェライト基板上
に、窒化層4と非窒化層5とを5nmづつ形成し、軟磁
性膜のフェライトと接する層すなわち第1層である窒化
層の厚さのみを変化させた場合に、フェライトの酸素が
軟磁性膜中に拡散する深さと、第1窒化層厚との関係を
示した表である。
に、窒化層4と非窒化層5とを5nmづつ形成し、軟磁
性膜のフェライトと接する層すなわち第1層である窒化
層の厚さのみを変化させた場合に、フェライトの酸素が
軟磁性膜中に拡散する深さと、第1窒化層厚との関係を
示した表である。
【0023】この時、軟磁性膜の組成は(実施例1)の
ものと同じであり、製膜後550℃、回転磁界中で30
分間熱処理を施す。フェライトの酸素が軟磁性膜中に拡
散する深さは、各試料の膜厚方向への元素の分布状態を
、オージェ電子分光分析によって測定し、酸素原子から
のオージェ電子のエネルギー強度が、ノイズレベル以下
になっている位置の、軟磁性膜とフェライトとの境界か
らの距離によって表している。また酸素以外の元素で、
軟磁性膜とフェライトとの境界を越えて拡散する元素は
コバルトのみであり、しかもコバルトが拡散するのは、
酸素がかなり激しく拡散する時だけであった。
ものと同じであり、製膜後550℃、回転磁界中で30
分間熱処理を施す。フェライトの酸素が軟磁性膜中に拡
散する深さは、各試料の膜厚方向への元素の分布状態を
、オージェ電子分光分析によって測定し、酸素原子から
のオージェ電子のエネルギー強度が、ノイズレベル以下
になっている位置の、軟磁性膜とフェライトとの境界か
らの距離によって表している。また酸素以外の元素で、
軟磁性膜とフェライトとの境界を越えて拡散する元素は
コバルトのみであり、しかもコバルトが拡散するのは、
酸素がかなり激しく拡散する時だけであった。
【0024】
【表3】
【0025】(表3)からわかるように、軟磁性膜のフ
ェライトと接する第1層の窒化層厚が、薄すぎても厚す
ぎてもフェライトの酸素の軟磁性膜中への拡散は大きく
なる。軟磁性膜のフェライトと接する第2層の非窒化層
以降の膜厚が5nmの場合、軟磁性膜とフェライトとの
間の元素の拡散が少なく抑えられる第1窒化層の膜厚の
下限は、第2層の非窒化層の半分の2.5nmであり、
上限はこの表からでは判断が難しい。
ェライトと接する第1層の窒化層厚が、薄すぎても厚す
ぎてもフェライトの酸素の軟磁性膜中への拡散は大きく
なる。軟磁性膜のフェライトと接する第2層の非窒化層
以降の膜厚が5nmの場合、軟磁性膜とフェライトとの
間の元素の拡散が少なく抑えられる第1窒化層の膜厚の
下限は、第2層の非窒化層の半分の2.5nmであり、
上限はこの表からでは判断が難しい。
【0026】(表4)は、(表3)に示した試料と同じ
軟磁性膜を、単結晶フェライト上に4μm形成し、平行
ギャップ型のMIGヘッドに加工して、ヘッドと磁気記
録媒体との相対速度が3.1m/sの時の、起磁力55
0mA・turn、書き込み周波数65kHz、に於け
る疑似出力(メインギャツプに於ける出力VM に対す
る、疑似ギャップにおける出力VG の比)と、周波数
特性のうねりを示したものである。
軟磁性膜を、単結晶フェライト上に4μm形成し、平行
ギャップ型のMIGヘッドに加工して、ヘッドと磁気記
録媒体との相対速度が3.1m/sの時の、起磁力55
0mA・turn、書き込み周波数65kHz、に於け
る疑似出力(メインギャツプに於ける出力VM に対す
る、疑似ギャップにおける出力VG の比)と、周波数
特性のうねりを示したものである。
【0027】
【表4】
【0028】(表4)から、軟磁性膜のフェライトと接
する第2層の非窒化層以降の膜厚が5nmの場合、第1
窒化層の膜厚が第2層の膜厚の半分以上かつ300nm
以下の時に、疑似ギャップの影響が小さくなっているこ
とが分かる。
する第2層の非窒化層以降の膜厚が5nmの場合、第1
窒化層の膜厚が第2層の膜厚の半分以上かつ300nm
以下の時に、疑似ギャップの影響が小さくなっているこ
とが分かる。
【0029】以上のように本実施例によれば、Co−N
b−Zrとその窒化膜を、5nmづつ交互に積層させた
軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した平行
ギャップ型のMIGヘッドにおいて、軟磁性膜のフェラ
イトと接する第1層の窒化層の膜厚を、第2層の膜厚の
半分以上かつ300nm以下にすることにより、軟磁性
膜とフェライトとの間の元素の拡散を抑えて疑似ギャッ
プの影響を小さくし、軟磁性膜の高飽和磁束密度、高透
磁率を生かした、生産性の良いMIGヘッドを提供する
ことができる。
b−Zrとその窒化膜を、5nmづつ交互に積層させた
軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した平行
ギャップ型のMIGヘッドにおいて、軟磁性膜のフェラ
イトと接する第1層の窒化層の膜厚を、第2層の膜厚の
半分以上かつ300nm以下にすることにより、軟磁性
膜とフェライトとの間の元素の拡散を抑えて疑似ギャッ
プの影響を小さくし、軟磁性膜の高飽和磁束密度、高透
磁率を生かした、生産性の良いMIGヘッドを提供する
ことができる。
【0030】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて(表5)を参照しながら説明する。
ついて(表5)を参照しながら説明する。
【0031】(表5)は、単結晶磁性フェライト基板上
に、窒化層4と非窒化層5とを27nmづつ形成し、軟
磁性膜のフェライトと接する層の次の第2層の厚さを5
nmにした場合の、第1層である窒化層の厚さと、フェ
ライトの酸素が軟磁性膜中に拡散する深さとの関係を示
した表である。
に、窒化層4と非窒化層5とを27nmづつ形成し、軟
磁性膜のフェライトと接する層の次の第2層の厚さを5
nmにした場合の、第1層である窒化層の厚さと、フェ
ライトの酸素が軟磁性膜中に拡散する深さとの関係を示
した表である。
【0032】この時、軟磁性膜の組成は(実施例1)の
ものと同じであり、製膜後550℃、回転磁界中で30
分間熱処理を施す。フェライトの酸素が軟磁性膜中に拡
散する深さは、各試料の膜厚方向への元素の分布状態を
、オージェ電子分光分析によって測定し、酸素原子から
のオージェ電子のエネルギー強度が、ノイズレベル以下
になっている位置の、軟磁性膜とフェライトとの境界か
らの距離によって表している。また酸素以外の元素で、
軟磁性膜とフェライトとの境界を越えて拡散する元素は
コバルトのみであり、しかもコバルトが拡散するのは、
酸素がかなり激しく拡散する時だけであった。
ものと同じであり、製膜後550℃、回転磁界中で30
分間熱処理を施す。フェライトの酸素が軟磁性膜中に拡
散する深さは、各試料の膜厚方向への元素の分布状態を
、オージェ電子分光分析によって測定し、酸素原子から
のオージェ電子のエネルギー強度が、ノイズレベル以下
になっている位置の、軟磁性膜とフェライトとの境界か
らの距離によって表している。また酸素以外の元素で、
軟磁性膜とフェライトとの境界を越えて拡散する元素は
コバルトのみであり、しかもコバルトが拡散するのは、
酸素がかなり激しく拡散する時だけであった。
【0033】
【表5】
【0034】(表5)からわかるように、軟磁性膜のフ
ェライトと接する層から数えて第3層以降の膜厚が第2
層の膜厚と異なる場合でも、軟磁性膜とフェライトとの
間の元素の拡散が少なく抑えられる第1窒化層の膜厚の
下限は、膜厚が5nmである第2層の非窒化層の膜厚の
半分の2.5nmである。
ェライトと接する層から数えて第3層以降の膜厚が第2
層の膜厚と異なる場合でも、軟磁性膜とフェライトとの
間の元素の拡散が少なく抑えられる第1窒化層の膜厚の
下限は、膜厚が5nmである第2層の非窒化層の膜厚の
半分の2.5nmである。
【0035】以上のように本実施例によれば、Co−N
b−Zrとその窒化膜を、27nmづつ交互に積層させ
た軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した平
行ギャップ型のMIGヘッドにおいても、軟磁性膜のフ
ェライトと接する第2層の膜厚を薄くすることにより、
軟磁性膜とフェライトとの間の元素の拡散を抑えて疑似
ギャップの影響を小さくし、軟磁性膜の高飽和磁束密度
、高透磁率を生かした、生産性の良いMIGヘッドを提
供することができる、第1層の窒化層の膜厚の下限を、
2.5nmと薄くすることができる。
b−Zrとその窒化膜を、27nmづつ交互に積層させ
た軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した平
行ギャップ型のMIGヘッドにおいても、軟磁性膜のフ
ェライトと接する第2層の膜厚を薄くすることにより、
軟磁性膜とフェライトとの間の元素の拡散を抑えて疑似
ギャップの影響を小さくし、軟磁性膜の高飽和磁束密度
、高透磁率を生かした、生産性の良いMIGヘッドを提
供することができる、第1層の窒化層の膜厚の下限を、
2.5nmと薄くすることができる。
【0036】なお第1、第2および第3の実施例に於い
て、軟磁性膜3はCo−Nb−Zr系の組成変調窒化膜
としたが、Co系の他の組成の組成変調窒化膜、あるい
はFe系の組成変調窒化膜を用いてもよい。また第1、
第2および第3の実施例において、軟磁性膜の各層の層
厚は、5nmと27nmの場合以外示さなかったが、磁
気特性の許す範囲の別の層厚でもよい。
て、軟磁性膜3はCo−Nb−Zr系の組成変調窒化膜
としたが、Co系の他の組成の組成変調窒化膜、あるい
はFe系の組成変調窒化膜を用いてもよい。また第1、
第2および第3の実施例において、軟磁性膜の各層の層
厚は、5nmと27nmの場合以外示さなかったが、磁
気特性の許す範囲の別の層厚でもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、アモルファス合
金または微結晶合金と、その窒化物を交互に積層させた
軟磁性膜、あるいは膜厚方向に少なくとも窒素の組成が
変調された、窒化アモルファス合金または窒化微結晶合
金の軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した
平行ギャップ型のMIGヘッドにおいて、軟磁性膜のフ
ェライトと接する層、すなわち第1層が、窒化層あるい
は窒素富裕層であり、第1層の膜厚が非窒化層あるいは
窒素欠乏層である第2層の膜厚の半分以上であり、かつ
300nm以下にすることにより、疑似ギャップの影響
を抑え、より高い飽和磁束密度と透磁率を持つ上記軟磁
性膜を用いることにより、ヘッドの記録、再生特性が、
従来のMIGタイプの磁気ヘッドより優れ、かつ生産性
の良いMIGタイプの磁気ヘッドを提供することができ
る。
金または微結晶合金と、その窒化物を交互に積層させた
軟磁性膜、あるいは膜厚方向に少なくとも窒素の組成が
変調された、窒化アモルファス合金または窒化微結晶合
金の軟磁性膜を、フェライトコアのキャップ部に配した
平行ギャップ型のMIGヘッドにおいて、軟磁性膜のフ
ェライトと接する層、すなわち第1層が、窒化層あるい
は窒素富裕層であり、第1層の膜厚が非窒化層あるいは
窒素欠乏層である第2層の膜厚の半分以上であり、かつ
300nm以下にすることにより、疑似ギャップの影響
を抑え、より高い飽和磁束密度と透磁率を持つ上記軟磁
性膜を用いることにより、ヘッドの記録、再生特性が、
従来のMIGタイプの磁気ヘッドより優れ、かつ生産性
の良いMIGタイプの磁気ヘッドを提供することができ
る。
【図1】本発明の第1、第2の実施例における磁気ヘッ
ドの、磁気記録媒体との摺動面のギャップ近傍を示した
平面図
ドの、磁気記録媒体との摺動面のギャップ近傍を示した
平面図
1 メインギャップ
2 フェライトコア
3 軟磁性膜
4 窒化層
5 非窒化層
6 モールドガラス
Claims (2)
- 【請求項1】 アモルファス合金または微結晶合金と
、その窒化物を交互に積層させた軟磁性膜、あるいは膜
厚方向に少なくとも窒素の組成が変調された、窒化アモ
ルファス合金または窒化微結晶合金の軟磁性膜を、フェ
ライトコアのギャップ部に配したMIGタイプのヘッド
において、軟磁性膜のフェライトと接する層すなわち第
1層が窒化層あるいは窒素富裕層であり、第1層の膜厚
が非窒化層あるいは窒素欠乏層である第2層の膜厚の半
分以上であり、かつ300nm以下であることを特徴と
する磁気ヘッド。 - 【請求項2】 少なくとも(多層膜のフェライトと接
する第1層に隣接する)第2層を、他の層の厚さよりも
薄く構成したことを特徴とする、請求項1記載の磁気ヘ
ッド。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3008326A JPH04252406A (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 磁気ヘッド |
| US07/769,852 US5227193A (en) | 1990-10-02 | 1991-10-02 | Method for manufacturing magnetic head |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3008326A JPH04252406A (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04252406A true JPH04252406A (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=11690059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3008326A Pending JPH04252406A (ja) | 1990-10-02 | 1991-01-28 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04252406A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01315109A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-20 | Alps Electric Co Ltd | 非晶質軟磁性膜および磁気ヘッド |
| JPH02208811A (ja) * | 1989-02-08 | 1990-08-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘッド |
| JPH03238606A (ja) * | 1990-02-16 | 1991-10-24 | Hitachi Ltd | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP3008326A patent/JPH04252406A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01315109A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-20 | Alps Electric Co Ltd | 非晶質軟磁性膜および磁気ヘッド |
| JPH02208811A (ja) * | 1989-02-08 | 1990-08-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘッド |
| JPH03238606A (ja) * | 1990-02-16 | 1991-10-24 | Hitachi Ltd | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
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