JPH07210819A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH07210819A
JPH07210819A JP6005656A JP565694A JPH07210819A JP H07210819 A JPH07210819 A JP H07210819A JP 6005656 A JP6005656 A JP 6005656A JP 565694 A JP565694 A JP 565694A JP H07210819 A JPH07210819 A JP H07210819A
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JP
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magnetic
film
magnetic head
forming surface
oxide
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JP6005656A
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English (en)
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Hirosuke Mikami
寛祐 三上
Koichi Osano
浩一 小佐野
Kenta Ito
健太 伊藤
Hiroshi Sakakima
博 榊間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MIGヘッドの再生時の疑似ギャップ出力を
抑制すると同時に、磁性膜の基体からの剥離を抑制す
る。 【構成】 酸化物磁性材料基体1と金属磁性膜2または
金属窒化磁性膜の界面に挿入する拡散防止膜5を、磁気
ギャップ4形成面及びそれに平行面においては膜厚を5
nm以上20nm以下とし、磁気ギャップ形成面に非平
行面では0nm以上4nm以下とする。拡散防止膜には
酸化アルミニウム、酸化けい素、(Cr 2N+CrN)
混合膜を用いる。さらには金属窒化磁性膜の場合には拡
散防止膜を形成せずに、金属窒化磁性膜の酸化物磁性材
料基体との界面付近を5nm以上の範囲にわたって、組
成変調構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置に用
いられる磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度磁気記録に対する要求は極めて強
いものであるが、これを実現するには磁気ヘッドの記録
再生特性の改善が必須である。磁気ヘッドの形式には種
々あるが、近年多く用いられている形式は、高透磁率フ
ェライトコア上に高飽和磁束密度の金属磁性膜を形成し
た磁気ヘッドコア半体同士を、磁気ギャップを介してガ
ラスにより接合した、いわゆるMIG(Metal I
n Gap)ヘッドと呼ばれる形式のものである。
【0003】(図1)にその構造の一例を示す。トラッ
ク幅規制溝、巻線溝等が形成された酸化物磁性材料基体
上1に金属磁性膜2等がスパッタ法等の薄膜形成法によ
り成膜された一対の高透磁率コア半体が、高透磁率コア
半体側面及び後背部のガラス3により、磁気ギャップを
介して相対向するように接着されている。
【0004】(図2)にはその磁気ギャップ近傍の構造
の拡大図を示す。酸化物磁性材料基体1上のほぼ全面に
酸化けい素等から成る拡散防止膜5が形成されている。
次いでその上に高透磁率・高飽和磁束密度の金属磁性膜
2が数μmの厚さに形成される。さらにその上に非磁性
酸化物からなる磁気ギャップ規制膜6が、必要な磁気ギ
ャップ長を得るために0.1〜0.2μmの厚さに形成
され、最後に接着用ガラス3との濡れ性を改善するため
のCr膜7が0.1μm以下の厚さで形成されている。
【0005】ここで拡散防止膜とはフェライト基体と金
属磁性膜間の拡散を防止するためのものであり、広く実
施されているものである(例えば特公昭62−1455
10号公報)。つまり500℃以上の温度に加熱して行
うガラス接着の際に、フェライト基体中の酸素や鉄が金
属磁性膜中に拡散することによりフェライトが変質して
透磁率が低下するために、磁気ギャップと平行な部分が
疑似ギャップとして作用することを防止するための薄膜
であり、通常は厚さ数nm〜数10nmの酸化物が用い
られる。
【0006】しかしながらフェライトを構成する原子が
金属磁性膜中に拡散することは、両者が一体となって接
着力が高まることでもあり、逆に拡散を防止することは
両者の金属磁性膜の密着力を弱めることでもある。
【0007】実際我々が作製した磁気ヘッドにおいて
は、拡散防止膜を設けた場合には疑似ギャップの発生が
抑制されて再生特性は向上したものの、逆に拡散防止膜
と金属磁性膜の界面で両者が剥離する現象が多発した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は拡散防止膜を
改善することにより、疑似ギャップの発生を抑制して再
生特性の低下を防止すると同時に、金属磁性膜の剥離も
防止して生産性の改善を行うものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記問題
点を解決するために、磁気ギャップ形成面及び磁気ギャ
ップ形成面と平行な面には拡散防止膜を必要な厚さだけ
形成するが、それ以外の部分にはそれ以下の厚さとする
か、または全く形成しない構成とした。そのような構成
を実現する手段としてはスパッタエッチング法を用い、
スパッタガス粒子を主に磁気ギャップ形成面の法線方向
から入射させることにより、磁気ギャップ形成面に非平
行な面を優先的にエッチングした。
【0010】また磁性膜に金属窒化膜を用いる場合に
は、磁気ギャップ形成面も含めて拡散防止膜を全く形成
せず、代わりに酸化物磁性材料との界面近傍を組成変調
構造とすることで、金属磁性膜自体に拡散防止効果をも
たせることでも、上記問題点を解決可能とした。
【0011】
【作用】前述のように拡散層が問題になるのは、その部
分の透磁率が低下して疑似ギャップとして作用するから
である。しかしながら厳密に述べれば、疑似ギャップと
して作用するのは、磁気ギャップと平行な拡散層のみで
あり非平行の部分には拡散層が存在しても問題とはなら
ない。
【0012】従って磁気ギャップ形成面及び磁気ギャッ
プ形成面と平行な面には拡散防止膜を疑似ギャップの発
生を抑制するのに必要な厚さだけ形成する必要がある
が、それ以外の面に関しては、それ以下の厚さで形成し
ても、または全く形成しなくても疑似ギャップの発生に
は何等支障は無い。
【0013】しかも金属磁性膜と酸化物磁性材料基体と
の接着力を考えれば、拡散防止膜の厚さが薄いか、また
は全く形成されないことにより拡散が進行すれば、両者
の接着力は向上することになり、磁気ヘッド作製時の各
種機械加工により、金属磁性膜が酸化物磁性材料基体か
ら剥離する現象を低減することができる。
【0014】この場合、拡散防止膜の厚さが5nm以下
では拡散層の発生を抑制できない。また20nm以上で
は拡散防止膜自体が疑似ギャップとして作用する。従っ
て磁気ギャップ形成面及び磁気ギャップ形成面に平行な
面に形成される拡散防止膜の厚さは5nm以上20nm
以下でなければならない。同時に磁気ギャップ形成面に
非平行な面についてはそれ以下の厚さが望ましいのであ
るから、その厚さは0nm以上4nm以下となる。
【0015】拡散防止膜の材質としては酸化アルミニウ
ムや酸化けい素でも可能であるが、窒化クロム系の材料
でCr2NとCrNが混在する組織を主成分とするもの
が望ましい。
【0016】そしてこのような構成を実現する手段とし
ては、スパッタ率の入射角度依存性を利用する方法があ
る。つまり一旦は、磁気ギャップ形成面にもそれに非平
行な面にも同様に拡散防止膜を成膜する。しかしその後
磁気ギャップ形成面の法線方向からスパッタガス粒子が
入射するようにコア半体をスパッタエッチングする。
【0017】(図3)にMnZn単結晶フェライト基板
上に各種材料を成膜した試料を、アノード電極に対して
0゜、30゜、45゜、60゜、90゜傾けた際のエッ
チングレートを示すが、材料はアノード電極に対して3
0゜から60゜傾いた角度からスパッタガスが入射した
際にスパッタ率は最大となる。(図3)はスパッタガス
にArガスを用い、その圧力を4mTorr(Arガス
導入口近傍に設置したバラトロンゲージで測定)、投入
電力200Wの場合についての測定結果をまとめた図で
あるが、Arガス圧が2〜5mTorrの範囲では殆ど
同じ結果が得られた。
【0018】(図3)の結果から、磁気ギャップ形成面
の法線方向からスパッタガスを入射させれば、磁気ギャ
ップ形成面及びそれに平行な面のエッチバック速度は遅
く、逆に磁気ギャップ形成面に非平行な面ではエッチバ
ック速度は速くなり、結果として本発明のような構成を
実現することが可能となる。
【0019】一方上記のような構成では、磁気ギャップ
形成面に非平行な面に形成した拡散防止膜を磁気ギャッ
プ形成面や磁気ギャップ形成面に平行な面よりも薄くす
る工程が必要となる。そこで磁性膜が金属窒化膜の場合
には、拡散防止膜を全く形成せず、金属磁性膜自体に拡
散防止機能を持たせる手法も可能である。
【0020】つまり近年実用化され始めた金属窒化磁性
膜の酸化物磁性材料基体との界面近傍を、窒化層と非窒
化層が微細に積層された組成変調構造とする。このよう
な構造とすることにより、現在実用化されている金属窒
化磁性膜には必ず含有されているNb、Ta、Al、Z
r等の酸素や窒素との親和力が大きい元素は、非窒化層
において酸化物磁性材料基体から拡散して来た酸素を反
応・捕捉し、よって酸素のより広範囲の拡散を抑制し、
拡散層の厚さを疑似ギャップが問題とならない程度にま
で抑制するものである。またこの手法の長所は、界面近
傍では金属磁性膜と酸化物磁性材料との間に拡散が発生
するので、両者が一体化して接着力が向上することであ
る。
【0021】
【実施例】以下、具体的な実施例により本発明の効果を
説明する。
【0022】(実施例1)組成がFe23:54.5モ
ル%、MnO:27モル%、ZnO:18.5モル%の
MnZn単結晶フェライトを用いて、(図4)に示す形
状及び面方位の磁気ヘッド、即ちそれぞれがベース部か
ら凸状に突き出した突出部分8を有し、この突出部分同
士が磁気ギャップ4を介して相互に向き合うように対向
配置された一対のコア半体と、一対のコア半体の両サイ
ド面に溶着されて一対のコア半体を相互に連結する一対
の接着ガラス3から構成され、各突出部分8は磁気ギャ
ップ4にほぼ直交する両サイド面にトラック幅を決定す
るトラック幅規制溝を有し、各ベース部分のトラック幅
方向長は前記突出部分から遠ざかるに従って徐々に大き
くなり、前記突出部分の突出長が5μm〜15μmであ
る形状を持ち、主磁路面が{110}面に平行で、磁気
ギャップ形成面を(100)面、磁気記録媒体との摺動
面が(110)面を中心に30度以内の面であり、フェ
ライト基体1上に酸化アルミニウムを主成分とする拡散
防止膜5と、Fe86Ta1113磁性膜2、結晶化ガラス
から成るギャップ規制膜6と、Cr膜7を成膜した磁気
ヘッドを作製した。
【0023】本発明による磁気ヘッドにおいては、拡散
防止膜5は最初は10nm成膜し、その後Arガス圧4
mTorr(Arガス導入口近傍に設置したバラトロン
ゲージで測定)、投入電力200Wでスパッタエッチす
ることにより、(図5a)に示すように、磁気ギャップ
形成面においては膜厚が7nmであるが、磁気ギャップ
形成面に非平行な面の膜厚は3nm以下とした。また従
来技術による磁気ヘッドでは最初から拡散防止膜を7n
m成膜し、(図5b)に示すように磁気ギャップ形成面
での膜厚を7nm、それに非平行な面での膜厚を7nm
以下とした。各場合の再生出力特性を(図6)に示す
が、いずれの場合も疑似ギャップによるうねりは1dB
以下であり、実用的には問題の無いレベルとなった。
【0024】一方、FeTaN磁性膜2のフェライト基
体1からの剥離は(表1)に示すように、非平行部の拡
散防止膜の膜厚が薄い本発明の場合は低い発生率を示し
た。
【0025】
【表1】
【0026】(実施例2)実施例1に示した組成のMn
Zn単結晶フェライトとFeTaN磁性膜を用いて実施
例1と同じ形状及び面方位の磁気ヘッドを作製した。た
だし拡散防止膜5は、当初は14nm成膜し、次いでA
rガス圧3mTorr、投入電力200Wでスパッタエ
ッチングすることにより、(図7)に示すように、磁気
ギャップ形成面に非平行な面上の拡散防止膜5を全て除
去し、磁気ギャップ形成面にのみ7nm形成した。その
再生出力特性を(図8)に示すが、疑似ギャップによる
うねりは1dB以下となり、実用的には問題の無いレベ
ルとなった。
【0027】一方、磁性膜のフェライト基体からの剥離
は(表2)に示すように、従来技術に比べて改善され
た。
【0028】
【表2】
【0029】(実施例3)実施例1に示した組成のMn
Zn単結晶フェライトとFeTaN磁性膜を用いて実施
例1と同じ形状及び方位の磁気ヘッドを作製した。ただ
し拡散防止膜には酸化けい素を用い、膜厚は磁気ギャッ
プ形成面には8nm、磁気ギャップ形成面に非平行な面
には8nm以下(従来技術)、4nm以下(本発明)の
2種類とした。スパッタエッチング条件も実施例1と同
じである。その再生出力特性を(図9)に示すが、疑似
ギャップによるうねりは1dB以下であり、実用的には
問題の無いレベルであった。
【0030】一方、磁性膜のフェライト基体からの剥離
は(表3)に示すように、従来技術に比べて改善され
た。
【0031】
【表3】
【0032】(実施例4)実施例1に示した組成のMn
Zn単結晶フェライトとFeTaN磁性膜を用いて実施
例1と同じ形状及び方位の磁気ヘッドを作製した。ただ
し拡散防止膜には(a)Cr膜、(b)(Cr2N+C
rN)混合膜、 (c)CrN膜の3種類を用い、膜厚
はいずれも磁気ギャップ形成面で7nm、磁気ギャップ
形成面に非平行な面では4nm以下とした。スパッタエ
ッチング条件も、実施例1と同じとした。その再生出力
特性を(図10)に示すが、(b)と(c)の(Cr2
N+CrN)混合膜とCrN膜では疑似ギャップによる
うねりは1dB以下であり実用的には問題の無いレベル
であった。しかしながら(a)のCr膜では疑似ギャッ
プによるうねりは2dB以上となり、実用には適さな
い。
【0033】一方、金属磁性膜のフェライト基体からの
剥離は(表4)に示すように、Cr膜が最も発生率が低
く、次いで (Cr2N+CrN)、CrN膜の順に発生
率が高くなる。
【0034】
【表4】
【0035】以上の結果より、(Cr2N+CrN)膜
を拡散防止膜に用いれば、疑似ギャップも抑制できると
同時に、金属磁性膜のフェライト基体からの剥離も抑制
できることが分かった。
【0036】(実施例5)実施例1に示した組成のMn
Zn単結晶フェライトとFeTaN磁性膜を用いて、実
施例1と同じ形状及び方位の磁気ヘッドを作製した。た
だし拡散防止膜は成膜せず、酸化物磁性材料との界面か
ら(a)4nm、(b)8nm、(c)20nmの3種
類の範囲でFeTaN膜を組成変調化した。つまり(図
11)に示すように、成膜時に非窒化層9を1nm、窒
化層10を1nm、非窒化層9を1nm...の順に2
周期、4周期、10周期積層後、一様な組成のFe86
1113を成膜、熱処理することにより、N濃度を0〜
13at%の間で周期的に変化させてある。なお当然の
ことながら、FeとTaはN濃度と逆の傾向でその組成
が変化する。
【0037】各場合の再生出力特性を(図12)に示
す。(a)の組成変調範囲が4nmの場合では、厚さが
薄くて拡散防止効果が不十分なためか、3dB以上の疑
似ギャップによるうねりが発生した。しかし(b)
(c)では拡散防止効果が十分なため、疑似ギャップに
よるうねりは1dB以下であり、実用的に問題の無い値
となった。
【0038】本実施例における組成変調化膜は、それ自
体が透磁率の非常に高い、優れた特性を持つ磁性材料で
あることが特徴である。そのため他の実施例と異なり、
拡散防止のための組成変調部分が疑似ギャップとして作
用することは無い。よって本実施例のより、組成変調範
囲が5〜6nm以上あれば、疑似ギャップの発生を抑制
することができる。
【0039】一方、金属窒化膜のフェライト基体からの
剥離は(表5)に示すように、各場合とも低い値を示し
た。
【0040】
【表5】
【0041】以上の結果より、金属窒化磁性膜を酸化物
磁性材料基体の界面から5nm以上の範囲にわたって組
成変調化すれば、疑似ギャップの発生を抑制できると同
時に、金属窒化磁性膜の酸化物磁性材料基体からの剥離
も抑制できることが分かった。
【0042】
【発明の効果】本発明により、磁気記録用MIGヘッド
において、疑似ギャップの発生が抑制されると同時に、
金属磁性膜のフェライト基体からの剥離も抑制できるの
で、磁気ヘッドの再生特性が改善されると同時に生産性
を向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるMIGヘッドの外観図
【図2】従来技術によるMIGヘッドの磁気ギャップ近
傍の構造図
【図3】アノード電極に対して角度を持って配置した各
種材料をスパッタエッチングした時の、基板角度とスパ
ッタエッチング速度との関係を示した図。
【図4】本発明によるMIGヘッドの外観図
【図5】(a)は従来技術を用いたMIGヘッドの磁気
ギャップ近傍の構造図 (b)は本発明を用いた実施例1におけるMIGヘッド
の磁気ギャップ近傍の構造図
【図6】(a)は従来技術を用いたMIGヘッドの再生
出力特性図 (b)は本発明を用いた実施例1におけるMIGヘッド
の再生出力特性図
【図7】本発明を用いた実施例2におけるMIGヘッド
の磁気ギャップ近傍の構造図
【図8】本発明を用いた実施例2におけるMIGヘッド
の再生出力特性図
【図9】(a)は従来技術を用いたMIGヘッドの再生
出力特性図 (b)は本発明を用いた実施例3におけるMIGヘッド
の再生出力特性図
【図10】(a)は本発明を用いた実施例4におけるM
IGヘッドにおいて、拡散防止膜にCr膜を用いた場合
の再生出力特性図 (b)は本発明を用いた実施例4におけるMIGヘッド
において、拡散防止膜に(Cr2N+CrN)混合膜を
用いた場合の再生出力特性図 (c)は本発明を用いた実施例4におけるMIGヘッド
において、拡散防止膜にCrN膜を用いた場合の再生出
力特性図
【図11】(a)は本発明を用いた実施例5におけるM
IGヘッドの金属窒化磁性膜の酸化物磁性材料基体界面
近傍の構造図で、組成変調範囲が2周期の場合 (b)は本発明を用いた実施例5におけるMIGヘッド
の金属窒化磁性膜の酸化物磁性材料基体界面近傍の構造
図で、組成変調範囲が4周期の場合 (c)は本発明を用いた実施例5におけるMIGヘッド
の金属窒化磁性膜の酸化物磁性材料基体界面近傍の構造
図で、組成変調範囲が10周期の場合
【図12】(a)は本発明を用いた実施例5におけるM
IGヘッドにおいて、組成変調範囲が4nmの場合の再
生出力特性図 (b)は本発明を用いた実施例5におけるMIGヘッド
において、組成変調範囲が8nmの場合の再生出力特性
図 (c)は本発明を用いた実施例5におけるMIGヘッド
において、組成変調範囲が20nmの場合の再生出力特
性図
【符号の説明】
1 酸化物磁性材料基体 2 金属磁性膜 3 接着ガラス 4 磁気ギャップ 5 拡散防止膜 6 ギャップ規制膜 7 Cr膜 8 凸状の突出部分 9 非窒化層 10 窒化層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊間 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ギャップを介して相対向する一対の高
    透磁率コア半体の少なくとも一方が、単結晶または単結
    晶と多結晶の複合構造を有する酸化物磁性材料より成る
    基体上に金属磁性膜が形成されていると共に、一対のコ
    ア半体を相互に連結するガラス部がコア半体の両側面ま
    たは後背部に形成された磁気ヘッドにおいて、酸化物磁
    性材料基体と金属磁性膜の界面に、両者を構成する原子
    の拡散を防止する薄膜が形成され、かつ磁気ギャップ形
    成面に対して非平行な面に形成された拡散防止膜の膜厚
    が、磁気ギャップ形成面及び磁気ギャップ形成面と平行
    な面に形成された拡散防止膜の膜厚よりも薄いことを特
    徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】磁気ギャップ形成面に対して非平行な面に
    形成された拡散防止膜の膜厚が4nm以下であり、また
    磁気ギャップ形成面及び磁気ギャップ形成面に平行な面
    に成膜された拡散防止膜の膜厚が5nm以上20nm以
    下であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】磁気ギャップを介して相対向する一対の高
    透磁率コア半体の少なくとも一方が、単結晶または単結
    晶と多結晶の複合構造を有する酸化物磁性材料より成る
    基体上に金属磁性膜が形成されていると共に、一対のコ
    ア半体を相互に連結するガラス部がコア半体の両側面ま
    たは後背部に形成された磁気ヘッドにおいて、磁気ギャ
    ップ形成面及び磁気ギャップ形成面に平行な面にのみ、
    酸化物磁性材料基体と金属磁性膜を構成する原子の拡散
    を防止する薄膜が形成されたことを特徴とする磁気ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】拡散防止膜が、少なくともCr2NとCr
    Nが混在する薄膜で形成されていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】拡散防止膜が酸化けい素または酸化アルミ
    ニウムを主成分とする薄膜で形成されていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】拡散防止膜を一旦成膜後、スパッタエッチ
    ング法を用い、スパッタガス粒子を主に磁気ギャップ形
    成面の法線方向から入射させることで、磁気ギャップ形
    成面に非平行な面上の拡散防止膜を優先的に薄くするこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の磁気ヘ
    ッドの製造方法。
  7. 【請求項7】金属磁性膜に組成がFeXYZで表され
    る薄膜を用いたことを特徴とする請求項1〜6にいずれ
    かに記載の磁気ヘッド。ただしMはTi,Zr,Hf,
    Nb,V,Ta,Cr,Mo,W,Mnの群から選ばれ
    た1種類以上の金属、Nは窒素を表し、3≦Y≦30、
    1≦Z≦20、X+Y+Z=100 である。
  8. 【請求項8】磁気ギャップを介して相対向する一対の高
    透磁率コア半体の少なくとも一方が、単結晶または単結
    晶と多結晶の複合構造を有する酸化物磁性材料より成る
    基体上に金属窒化磁性膜が形成されていると共に、一対
    のコア半体を相互に連結するガラス部がコア半体の両側
    面または後背部に形成された磁気ヘッドにおいて、酸化
    物磁性材料基体と金属窒化磁性膜の界面近傍の金属窒化
    磁性膜が膜厚方向に組成変調されていることを特徴とす
    る磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】金属窒化磁性膜の組成変調部分の厚さが5
    nm以上であることを特徴とする請求項8記載の磁気ヘ
    ッド。
  10. 【請求項10】金属窒化磁性膜に組成がFeXYZ
    表される薄膜を用いたことを特徴とする請求項8または
    9記載の磁気ヘッド。ただしMはTi,Zr,Hf,N
    b,V,Ta,Cr,Mo,W,Mnの群から選ばれた
    1種類以上の金属、Nは窒素を表し、3≦Y≦30、1
    ≦Z≦20、X+Y+Z=100 である。
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