JPH0425308B2 - - Google Patents

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JPH0425308B2
JPH0425308B2 JP1708383A JP1708383A JPH0425308B2 JP H0425308 B2 JPH0425308 B2 JP H0425308B2 JP 1708383 A JP1708383 A JP 1708383A JP 1708383 A JP1708383 A JP 1708383A JP H0425308 B2 JPH0425308 B2 JP H0425308B2
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JP
Japan
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aminophenoxy
bis
phenyl
aromatic
group
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JP1708383A
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JPS59142247A (ja
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Susumu Era
Toshiaki Fukushima
Isamu Hatsutori
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0425308B2 publication Critical patent/JPH0425308B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は芳香族ポリエーテルアミド樹脂に改質
剤を配合してなる樹脂組成物に関する。 一般式() (式中、R1〜R4は水素、低級アルキル、低級
アルコキシ基、塩素または臭素を示し、互いに同
じであつても異なつていてもよい。R5およびR6
は水素、メチル基、エチル基、トリフルオロメチ
ル基またはトリクロロメチル基であり、互いに同
じであつても異なつていてもよい)で示されるエ
ーテル結合を含む芳香族ジアミンと芳香族ジカル
ボン酸ハライドから芳香族ポリアミドを得ること
は特開昭52−23198号公報及び米国特許第3505288
号明細書などによつて公知である。 ところで、このような特殊なジアミンを原料と
して得られる芳香族ポリエーテルアミドは、引張
り強度、曲げ強度、衝撃強さなどの機械的性質、
熱変形温度や熱分解などの熱的性質、耐アーク、
誘電率、誘電損失などの電気的性質、耐炎性、寸
法安定性などにおいて秀れた性質を保持し、この
ため射出成形、押出成形、プレス成形等で作られ
た一般成形物、フイルム等は広い用途が期待され
ている。 しかしながら、この種の芳香族ポリエーテルア
ミドの欠点として、成形性が悪いことがあげられ
る。一般に、プラスチツクにおいては成形性に関
する評価が極めて重要な位置を占め、たとえ、そ
のものが本質的に優れた性質を有していても成形
性が悪いと製品を経済的に製造することができな
いばかりでなく、その優れた性質を製品において
充分に発揮することができない。たとえば、軟化
温度が高く溶融温度が高いポリマーを用いて射出
成形法により製品を作るとき、高い可塑化温度、
高い射出圧、高い金型温度などが必要であり、そ
れはコスト高の原因となるばかりでなく、高い可
塑化温度はポリマーの熱分解を誘発し、高い射出
圧は製品中の歪の原因となる。また、かかる厳し
い条件が満たされない場合には、シヨートシヨツ
ト、ひけ、フローマークなどの外観上の欠点を生
じたり、機械的性質が低下したりする。このた
め、芳香族ポリエーテルアミドにおいても成形性
の改良が望まれていた。 本発明者らは、芳香族ポリエーテルアミドの優
れた性質を保持しつつ、樹脂の流動性を改良する
べく鋭意検討の結果、本発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は、一般式() (但し、式()中、R1〜R4は水素、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基、塩素または臭素を
示し、互いに同じであつても異なつていてもよ
い。R5およびR6は水素、メチル基、エチル基、
トリフルオロメチル基またはトリクロロメチル基
であり、互いに同じであつても異なつていてもよ
い。Arはp−フエニレン基、メタフエニレン基、
ジフエニレンエーテル基、ジフエニレンスルホン
基、ジフエニレン基、ナフチレン基を示す)で示
されるくり返し単位を有する芳香族ポリエーテル
アミド樹脂100重量部 および ポリオルガノシロキサン0.1〜15重量部を含有
してなる芳香族ポリエーテルアミド樹脂組成物に
関する。 本発明において用いられる芳香族ポリエーテル
アミド樹脂は、例えば前述の一般式()で示さ
れる芳香族ジアミンと下記一般式()で示され
る芳香族ジカルボン酸ジハライド、 XCO−Ar−COX () (但し、式中、Arはp−フエニレン基、m−
フエニレン基、ジフエニレンエーテル基、ジフエ
ニレンスルホン基、ジフエニレン基、ナフチレン
基を示し、Xは塩素または臭素を示す)を重縮合
反応させて得られる。 一般式()で表わされる芳香族ジアミンとし
ては、2,2−ビス〔4−(4−アミノフエノキ
シ)フエニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−メ
チル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕
プロパン、2,2−ビス〔3−クロロ−4−(4
−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、2,
2−ビス〔3−ブロモ−4−(4−アミノフエノ
キシ)フエニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−
エチル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕
プロパン、2,2−ビス〔3−プロピル−4−
(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、
2,2−ビス〔3−イソプロピル−4−(4−ア
ミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、2,2−
ビス〔3−ブチル−4−(4−アミノフエノキシ)
フエニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−sec−
ブチル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕
プロパン、2,2−ビス〔3−メトキシ−4−
(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、
2,2−ビス〔3−エトキシ−4−(4−アミノ
フエノキシ)フエニル〕プロパン、2,2−ビス
〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフエノキ
シ)フエニル〕プロパン、2,2−ビス〔3,5
−ジクロロ−4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕プロパン、2,2−ビス〔3,5−ジブロ
モ−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プ
ロパン、2,2−ビス〔3,5−ジメトキシ−4
−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、
2,2−ビス〔3−クロロ−4−(4−アミノフ
エノキシ)−5−メチルフエニル〕プロパン、1,
1−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニ
ル〕エタン、1,1−ビス〔3−メチル−4−
(4−アミノフエノキシ)フエニル〕エタン、1,
1−ビス〔3−クロロ−4−(4−アミノフエノ
キシ)フエニル〕エタン、1,1−ビス〔3−ブ
ロモ−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕
エタン、1,1−ビス〔3−エチル−4−(4−
アミノフエノキシ)フエニル〕エタン、1,1−
ビス〔3−プロピル−4−(4−アミノフエノキ
シ)フエニル〕エタン、1,1−ビス〔3−イソ
プロピル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニ
ル〕エタン、1,1−ビス〔3−ブチル−4−
(4−アミノフエノキシ)フエニル〕エタン、1,
1−ビス〔3−sec−ブチル−4−(4−アミノフ
エノキシ)フエニル〕エタン、1,1−ビス〔3
−メトキシ−4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕エタン、1,1−ビス〔3−エトキシ−4
−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕エタン、
1,1−ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−ア
ミノフエノキシ)フエニル〕エタン、1,1−ビ
ス〔3,5−ジクロロ−4−(4−アミノフエノ
キシ)フエニル〕エタン、1,1−ビス〔3,5
−ジブロモ−4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕エタン、1,1−ビス〔3,5−ジメトキ
シ−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕エ
タン、1,1−ビス〔3−クロロ−4−(4−ア
ミノフエノキシ)フエニル−5−メチルフエニ
ル〕エタン、ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)
フエニル〕メタン、ビス〔3−メチル−4−(4
−アミノフエノキシ)フエニル〕メタン、ビス
〔3−クロロ−4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕メタン、ビス〔3−ブロモ−4−(4−ア
ミノフエノキシ)フエニル〕メタン、ビス〔3−
エチル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕
メタン、ビス〔3−プロピル−4−(4−アミノ
フエノキシ)フエニル〕メタン、ビス〔3−イソ
プロピル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニ
ル〕メタン、ビス〔3−ブチル−4−(4−アミ
ノフエノキシ)フエニル〕メタン、ビス〔3−
sec−ブチル−4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕メタン、ビス〔3−メトキシ−4−(4−
アミノフエノキシ)フエニル〕メタン、ビス〔3
−エトキシ−4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕メタン、ビス〔3,5−ジメチル−4−
(4−アミノフエノキシ)フエニル〕メタン、ビ
ス〔3,5−ジクロロ−4−(4−アミノフエノ
キシ)フエニル〕メタン、ビス〔3,5−ジブロ
モ−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕メ
タン、ビス〔3,5−ジメトキシ−4−(4−ア
ミノフエノキシ)フエニル〕メタン、ビス〔3−
クロロ−4−(4−アミノフエノキシ)−5−メチ
ルフエニル〕メタン、1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロ−2,2−ビス〔4−(4−アミ
ノフエノキシ)フエニル〕プロパン、1,1,
1,3,3,3−ヘキサクロロ−2,2−ビス
〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパ
ン、3,3−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)
フエニル〕ペンタン、1,1−ビス〔4−(4−
アミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−
ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフエ
ノキシ)フエニル〕プロパン、1,1,1,3,
3,3−ヘキサクロロ−2,2−ビス〔3,5−
ジメチル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニ
ル〕プロパン、3,5−ビス〔3,5−ジメチル
−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕ペン
タン、1,1−ビス〔3,5−ジメチル−4−
(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロロ−
2,2−ビス〔3,5−ジブロモ−4(4−アミ
ノフエノキシ)フエニル〕プロパン、1,1,
1,3,3,3−ヘキサクロロ−2,2−ビス
〔3,5−ジブロモ−4−(4−アミノフエノキ
シ)フエニル〕プロパン、3,3−ビス〔3,5
−ジブロモ−4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕ペンタン、1,1−ビス〔3,5−ジブロ
モ−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プ
ロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフエノ
キシ)フエニル〕ブタン、2,2−ビス〔3−メ
チル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕
ブタン、2,2−ビス〔3,5−ジメチル−4−
(4−アミノフエノキシ)フエニル〕ブタン、2,
2−ビス〔3,5−ジブロモ−4−(4−アミノ
フエノキシ)フエニル〕ブタン、1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス〔3
−メチル−4−(4−アミノフエノキシ)フエニ
ル〕プロパンなどがある。 本発明に用いられる一般式()で表わされる
芳香族ジカルボン酸ジハライドとしては公知のこ
れに属するものの総てが有用である。例えばテレ
フタル酸ジクロライド、テレフタル酸ジブロマイ
ド、イソフタル酸ジクロライド、イソフタル酸ジ
ブロマイド、ジフエニルエーテルジカルボン酸ジ
クロライド−4,4′、ジフエニルエーテルカルボ
ン酸ジブロマイド−4,4′、ジフエニルスルホン
ジカルボン酸ジクロライド−4,4′、ジフエニル
スルホンジカルボン酸ジブロマイド−4,4′、ジ
フエニルジカルボン酸ジクロライド−4,4′、ジ
フエニルジカルボン酸ジブロマイド−4,4′、ナ
フタリンジカルボン酸ジクロライド−1,5ある
いはナフタリンジカルボン酸ジブロマイド−1,
5などがあり、少なくとも1種が用いられる。 前記芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸ジハ
ライドの配合割合は、前者1当量に対し、後者
0.9〜1.2当量の範囲に設定すればよい。上前範囲
を外れると高分子量のものが得られにくく、樹脂
状を呈さないオリゴマー程度のものしか得られな
くなる。望ましいのは後者の芳香族ジカルボン酸
ジハライドが0.97〜1.03当量の範囲である。特に
等当量の場合は目的芳香族ポリエーテルアミド樹
脂の分子量は最大のものが得られる。 本発明においては前記芳香族ジアミンの一部を
他の公知の芳香族ジアミンで置き換えることがで
きる。その量は合目的には50モル%(芳香族ジア
ミン全量を基準とする。)を上限とすべきである。
50モル%を超えると、特に成形加工性を損う惧れ
がある。ここに、他の芳香族ジアミンとしては例
えばm−フエニレンジアミン、p−フエニレンジ
アミン、4,4′−ジアミノジフエニルメタン、
4,4′−ジアミノジフエニルエーテル、4,4′−
ジアミノジフエニルスルホン、4,4′−ジアミノ
ジフエニルプロパン−2,2、4,4′−ジアミノ
ジフエニルスルフイド、1,5−ジアミノナフタ
リン、4,4′−ジアミノジフエニルエタン、m−
トルイレンジアミン、p−トルイレンジアミン、
3,4′−ジアミノベンズアニリド、1,4−ジア
ミノナフタリン、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジ
アミノジフエニル、ベンチジン、4,4′−ジアミ
ノジフエニルアミン、4,4′−ジアミノジフエニ
ル−N−メチルアミン、4,4′−ジアミノジフエ
ニル−N−フエニルアミン、3,3′−ジアミノジ
フエニルスルホン、4,4′−ジアミノジフエニル
ジエチルシラン、4,4′−ジアミノジフエニルシ
ランなどがあり、これらの少なくとも1種が用い
られる。 また、本発明においては公知の脂肪族ジアミ
ン、たとえば、ピペラジン、ヘキサメチレンジア
ミン、ヘブタメチレンジアミン、オクタメチレン
ジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレン
ジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ドデカ
メチレンジアミン、4,4−ジメチルヘプタメチ
レンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジアミ
ン、2,11−ジアミノドデカン、1,12−ジアミ
ノオクタデカンなどを併用することもできる。脂
肪族ジアミンの併用は目的芳香族ポリエーテルア
ミド樹脂の成形加工性をさらに改善するという効
果がある。しかし、その配合量を増すにしたがつ
て耐熱性は次第に低下するので、本発明の目的を
損わないようにその配合量を設定すべきであり、
通常の場合は30モル%以下好ましくは10モル%以
下(全ジアミン量を基準とする。)の範囲で併用
すべきである。該脂肪族ジアミンはこれは単独
で、または前記他の芳香族ジアミンと共に、前記
一般式()で示される芳香族ジアミンと組合せ
て用いられる。 前述の各種ジアミンを併用する場合、全ジアミ
ン成分と芳香族ジカルボン酸ジハライドとの配合
割合は前述と全く同じ基準で設定することができ
る。 本発明において、反応に際しては既に公知のア
ミンと酸との反応に用いられている方法をそのま
ま採用することができ、諸条件などについても、
特に限定されるものではない。例えば界面重縮合
法、溶液重縮合法あるいは溶液重縮合法などによ
つて達成することができる。界面重縮合反応に際
しては後述の公知の水溶性中和剤が用いられる。
また、溶液重合法の場合にはトリエチルアミン、
ピリジン、トリブチルアミン、ピリジンなどの公
知の第3級アミンからなる中和剤が使用される。
界面重縮合法および溶液重合法においては反応溶
媒が用いられるが、この溶媒としては芳香族ジア
ミンまたは芳香族ジカルボン酸ジハライドのう
ち、少なくともいずれか一方をなるべくは両方を
溶解しうるものでなければならない。本発明にお
いて使用する特に有効な反応溶媒の代表例として
はシクロヘキサノンがある。その他に使用しうる
溶媒を幾つか例示すると、塩化メチレン、トリク
レン、バークレン、二塩化エタン、ニトロベンゼ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジイソブチルケ
トン、アセトフエノン、p−メチルアセトフエノ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N,N−ジエチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルアセトアミド、N,N−
ジメチルメトキシアセトアミド、ジメチルスルホ
キシド、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジ
ン、ジメチルスルホン、ヘキサメチルホスホルア
ミド、テトラメチレンスルホン、ジメチルテトラ
メチレンスルホンなどがあげられる。 反応溶媒は溶解操作を容易にするなど必要に応
じて2種以上混合して用いることもできる。ま
た、可及的に高分子量のものを得る場合には芳香
族ジカルボン酸ジハライドを溶解する溶媒はより
高度に脱水したものを用いるとよい。特に、N,
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルア
セトアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの
極性溶媒を用いて溶液重縮合する場合、助溶剤と
して、5〜10重量%の塩化リチウム、塩化カルシ
ウム、ロダンカルシウム等を加えて合成すると、
著しく溶解性が増し好都合である。助溶剤として
はこれ以外にも後述のような他の公知の助溶剤の
総てが有効である。また、本発明者らの研究によ
れば次のような効果的な反応方法を見出した。 即ち、それは通常の界面重縮合法のように、ア
ルカリ水溶液にジアミンを溶解する方法とは異な
り、ジアミンをアルカリ水溶液に分散させ、これ
に芳香族ジカルボン酸ジハライドを有機溶媒に溶
かした溶液を加えて反応させる方法である。この
方法で重合させることにより、生成したハロゲン
化水液は中和剤で中和され水とハロゲン化金属と
なり水に溶解し、有機相からポリマーを沈澱させ
た場合、ポリマーに塩酸や中和剤が残存しないた
め、ポリマーの諸特性に好ましい結果を与えるも
のである。この場合、アルカリの使用量は、芳香
族ジカルボン酸ハライドと当量以上1.3当量以下
であり、好ましくは1.0〜1.1当量である。ここ
で、使用される中和剤としては水に溶解する水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウムなどが例示されるが、こ
れに限定されるものではない。また、水の量は上
記の中和剤が室温で十分に溶解する程度であれば
十分である。勿論それ以上使用しても、反応には
さしつかえない。また反応温度は水が液体である
状態、即ち0〜100℃、好ましくは5〜60℃の範
囲である。上記重縮合方法は、例えば次のような
手順によつて遂行することができる。まず、中和
剤を適当量の水に溶解し、これに芳香族ジアミン
を加える。更に有機溶剤に芳香族ジカルボン酸ハ
ライドを溶かした溶液を加え反応させる。この
際、好ましくは、攪拌して芳香族ジアミンをアル
カリ水溶液に分散させた状態で反応させるのがよ
い。次いで、有機相のみを分離し、ポリマーを溶
解しない、かつ反応溶剤と相溶しやすい有機溶媒
に投入し、ポリマーを沈澱させる。これを濾取す
ることにより、芳香族ポリエーテルアミド樹脂を
得る。本発明では前述の各種芳香族ジアミンおよ
び脂肪族ジアミンを中和剤として作用させること
が可能である。この場合、1当量以下の割合(反
応に関与しない量)で増量すればよい。 また、芳香族ジカルボン酸ジハライド以外のア
ミド形成性誘導体と一般式()で示される芳香
族ジアミンとの公知のポリアミド生成反応、例え
ば、りん系触媒による高温重縮合あるいはエステ
ル交換法などによつても一般式()で示される
くり返し単位を有する芳香族ポリエーテルアミド
樹脂を得ることができる。 本発明の芳香族ポリエーテルアミド樹脂は粘度
(ジメチルホルムアミド中、0.2g/dlの濃度、30
℃)が0.2〜1.5dl/g、好ましくは、0.4〜0.8
dl/gである。0.2dl/g未満では強度が低下し、
1.5dl/gを越えると成形加工性が劣る傾向にあ
る。 本発明に用いられるポリオルガノシロキサン
は、ケイ素原子と酸素原子が交互にある分子幹を
有しており、ケイ素原子に有機基が結合してい
る。有機基の種類及び分子間の架橋結合の程度
が、ポリオルガノシロキサンが流体になるか、エ
ラストマーになるかガム状になるかを決定する。
本発明においては、通常よく知られている液状ま
たはガム状鎖端停止ポリオルガノシロキサンの何
れでも、すなわち、シリコーンオイル、シリコー
ン樹脂、シリコーンゴム等を使用し得る。 本発明において、ポリオルガノシロキサンを芳
香族ポリエーテルアミド中に分散させる方法には
特に制限はない。要は、ポリオルガノシロキサン
が芳香族ポリエーテルアミド全体にわたつて均一
に分散されることである。不完全なもしくは不均
質な分散においては、凝集が形成する傾向があ
り、組成物の物理的性質を損うおそれがある。 分散操作は種々の公知の方法で行なうことがで
きる。たとえば、バンバリミキサー及び/または
ロールミル中で流体、粒状、または粉末状で混合
する方法、芳香族ポリエーテルアミド樹脂粉末に
直接添加する方法、芳香族ポリエーテルアミド樹
脂粉末をアルコール、ケトン及び炭化水素等の低
沸点溶剤に溶解または膨潤浸漬し、これにポリオ
ルガノシロキサンを攪拌混合し、溶剤を留去する
ことにより、芳香族ポリエーテルアミド樹脂粉末
にポリオルガノシロキサンを含浸または付着させ
る方法、混合物を押出機で押し出す方法などが用
いられる。 前記ポリオルガノシロキサンの添加量について
は少なすぎるとその効果は認められず、また多す
ぎれば、流動性が著しく向上するが、機械的強度
が低下する。したがつてポリオルガノシロキサン
の添加量としては、芳香族ポリエーテルアミド樹
脂100重量部に対して0.1〜15重量部が実用的で、
好ましくは0.1〜10重量部、更に好ましくは0.2〜
5重量部が使用される。 さらに、本発明の樹脂組成物に他種のポリマー
を配合することにより、その性質を改善すること
もでき、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、難燃
剤などの添加物を共存せしめることにより、その
性質を改良することもできる。 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、これに限定されるものではない。以下、
「%」は「重量%」を意味する。 実施例 1 テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジク
ロライドとの混合比が1:1(重量比)からなる
酸クロライド混合物の10%シクロヘキサノン溶液
と、2,2−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)
フエニルプロパンの20%シクロヘキサノン溶液を
10%苛性ソーダ水溶液の存在下に接触して反応さ
せることにより、芳香族ポリエーテルアミドを製
造した。ただし、酸クロライド混合物と芳香族ジ
アミンの配合比は等モルである。これのジメチル
ホルムアミド中(0.2g/dl)の還元粘度は0.94
dl/gであつた。この芳香族ポリエーテルアミド
樹脂粉末100重量部に、シリコーンオイル(トー
レシリコーン(株)製SH710、粘度500cs/25℃、メ
チルフエニルポリシロキサン)を表1に示す量だ
け添加し、押出機にて300〜320℃でペレツト化し
た。表1に各ペレツトの流動性及び引張り特性を
示す。流動性は島津製作所製高化式フローテスタ
ーを用い、300℃、100Kg/cm2で測定した。
【表】 実施例 2 テレフタル酸ジクロライド:イソフタル酸ジク
ロライドの混合比が4:6(モル比)の酸クロラ
イド混合物の10%シクロヘキサン溶液と、2,2
−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕
プロパンより、実施例1と同様にして芳香族ポリ
エーテルアミド樹脂を製造した。重合終了後、水
相と分離して得られたポリマー溶液を水洗後、シ
リコーンオイル(トーレシリコーン(株)製、
SH200、1000cs/25℃、ジメチルポリシロキサ
ン)をポリマー100重量部に対し、2重量部の割
合で添加した。これを濃縮固化して、ジメチルポ
リシロキサン含有芳香族ポリエーテルアミド樹脂
組成物を得た。還元粘度は0.78であつた。これを
300〜310℃にてペレツト化し、試験片を成形し
た。300℃、100Kg/cm2での流動性は5.6×10-3
cc/s、引張り強さ820Kg/cm2、伸び10%、引張
り弾性率3.1×104Kg/cm2であつた。 実施例 3 テレフタル酸ジクロライド:イソフタル酸ジク
ロライドの混合比が1:1(重量比)の酸クロラ
イド混合物と2,2−ビス〔4−(4−アミノフ
エノキシ)フエニル〕プロパンとから、N−メチ
ルピロリドンを溶媒として溶液重合法により還元
粘度0.77dl/gの芳香族ポリエーテルアミド樹脂
を得た。このポリマー100重量部に、シリコーン
オイル(トーレシリコーン(株)製、SH550、粘度
125cs/25℃、メチルフエニルポリシロキサン1
重量部添加し、300〜310℃にてペレツト化し、試
験片を成形した。300℃,100Kg/cm2での流動性は
7.1×10-3cc/s、引張り強さは800Kg/cm2、伸び
11%、引張り弾性率3.1×104Kg/cm2であつた。 実施例 4 10セパラブルフラスコに、攪拌棒、温度計、
滴下ロートをセツトし、NaOH171.8gを水800ml
に溶解してフラスコに入れる。次に2,2−ビス
〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパ
ン594g及び4,4′−ジアミノジフエニルエーテ
ル66gをシクロヘキサノン3.4Kgに溶解して、さ
きのフラスコに注ぎ込み、−2℃まで冷却する。
一方、テレフタル酸ジクロライド182g、イソフ
タル酸ジクロライド182gをシクロヘキサノン2.4
Kgに溶解する。この酸クロライド溶液を滴下ロー
トから注ぎ込むが、この際、反応温度が10℃を超
えないようにする。滴下から3時間後、反応液を
メタノールに注ぎ込み、ポリマーを単離する。乾
燥して得られた芳香族ポリエーテルアミド樹脂粉
末100重量部にシリコーン樹脂(信越化学(株)製
KE550)13重量部を細かくして混合し、押出機に
て300〜320℃でペレツト化し、試験片を成形し
た。300℃、100Kg/cm2での流動性は、5.8×10-3
cc/s、引張り強さ814Kg/cm2、伸び24%、引張
り弾性率3.0×10-4Kg/cm2であつた。 実施例 5 下記組成の原料を用いて、実施例4と同様の装
置、方法で芳香族ポリエーテルアミドの粉末を得
た。 NaOH 159.4g 水 800ml 4,4′−ジアミノジフエニルスルホン 33g 2,2−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)
フエニル〕プロパン 627g シクロヘキサノン 3.4Kg テレフタル酸ジクロライド 171g イソフタル酸ジクロライド 171g シクロヘキサノン 2.4Kg 得られた樹脂粉末100重量部に、シリコーンオ
イル(トーレシリコーン(株)製、SH510,500cs/
25℃、メチルフエニルポリシロキサン)2重量部
添加し、300℃にてペレツト化し、試験片を成形
した。300℃,100Kg/cm2での流動性は6.4×10-3
cc/s、引張り強さ814Kg/cm2、伸び19%、引張
り弾性率3.1×104Kg/cm2であつた。 実施例 6 下記組成の原料を用いて、実施例4と同様の装
置、方法でポリマーを得た。 NaOH 162.6g 水 800ml 4,4′−ジアミノジフエニルメタン 33g 2,2−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)
フエニル〕プロパン 627g シクロヘキサノン 3.4Kg テレフタル酸ジクロライド 172g イソフタル酸ジクロライド 172g シクロヘキサノン 2.4Kg 得られた樹脂粉末100重量部に、フツ素変性シ
リコーンオイル(トーレシリコーン(株)製、FS−
1265,300cs/25℃)0.5重量部添加し、300℃に
てペレツト化し、試験片を成形した。300℃,100
Kg/cm2での流動性は5.4×10-3cc/s、引張り強
さ814Kg/cm2、伸び7%、引張り弾性率3.2×104
Kg/cm2であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (但し、式()中、R1〜R4は水素、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基、塩素または臭素を
    示し、互いに同じであつても異なつていてもよ
    い。R5およびR6は水素、メチル基、エチル基、
    トリフルオロメチル基またはトリクロロメチル基
    であり、互いに同じであつても異なつていてもよ
    い。Arはp−フエニレン、メタフエニレン、ジ
    フエニレンエーテル、ジフエニレンスルホン、ジ
    フエニレン、ナフチレン基を示す)で示されるく
    り返し単位を有する芳香族ポリエーテルアミド樹
    脂100重量部 および ポリオルガノシロキサン0.1〜15重量部を含有
    してなる芳香族ポリエーテルアミド樹脂組成物。
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