JPH04255394A - 熱転写記録用転写体、受像体及び熱転写記録方法 - Google Patents

熱転写記録用転写体、受像体及び熱転写記録方法

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JPH04255394A
JPH04255394A JP3017530A JP1753091A JPH04255394A JP H04255394 A JPH04255394 A JP H04255394A JP 3017530 A JP3017530 A JP 3017530A JP 1753091 A JP1753091 A JP 1753091A JP H04255394 A JPH04255394 A JP H04255394A
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JP
Japan
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resin
polyvinyl butyral
thermal transfer
layer
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Pending
Application number
JP3017530A
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English (en)
Inventor
Akihiro Imai
章博 今井
Yasuo Fukui
康雄 福井
Nobuyoshi Taguchi
田口 信義
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サ−マルヘッド、レ−
ザ等の光ヘッド、通電ヘッド等の記録手段を用いた熱転
写記録用転写体、受像体及び熱転写記録方法に関する。 特に昇華型熱転写記録の高速度記録条件下における転写
体と受像体との熱融着防止特性及び記録感度の優れた転
写体、受像体及び熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昇華型熱転写記録は、通常、基材上に色
材層を有する転写体と基材上に受像層を有する受像体と
を重ね合わせ記録ヘッドにより色材層の色材を昇華ある
いは拡散等させて受像層に画像を記録させる。この時、
色材層と受像層とが押圧下の面接触状態で高温度下にさ
らされるため、色材層と受像層とが熱融着してしまい、
記録後、色材層を受像層から剥離することが困難になっ
たり、又、色材層の1部が転写体の基材から剥離して受
像層側に転移して著しく受像層の画像品位を劣化させる
問題を発生させる。従来、この問題点に関しては、色材
層や受像層に変性シリコ−ンオイル等の離型剤を添加す
ることや各種の高分子材料等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】昇華型熱転写記録は、
記録速度が遅い欠点を有しているため更に記録速度の向
上が要望されている。高速記録化は、必要な記録濃度を
得るため、従来より短時間でさらに高温度の熱パルスを
記録材料に印加することになる。その結果、従来以上に
色材層と受像層間の熱融着防止特性の向上が問題となる
。又、高速記録においても必要な記録濃度を得るために
は色材層や受像層にあまり耐熱性の優れた高分子材料を
使用できないため、色材層や受像層に用いる構成材料の
選択がより重要になる。又、高速記録においても熱融着
が無く、十分な記録感度の得られる記録方法が要望され
ている。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、高速記録にお
いても優れた熱融着防止特性を有し、且つ、記録感度の
優れた転写体、受像体及び記録方法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の転写体は、色材層が含フッ素湿分硬化型樹
脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少
なくとも1種と色材と主結着樹脂であるポリビニルブチ
ラ−ルとを用いて形成されているものである。
【0006】又、本発明の受像体は、受像層が含フッ素
湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂か
ら選ばれた少なくとも1種と主受像樹脂であるポリビニ
ルブチラ−ルとを用いて形成されているものである。
【0007】又、本発明の記録方法は、基材上に色材層
を有する転写体と、基材上に受像層を有する受像体とを
用いて受像体の受像層に画像を形成する熱転写記録方法
において、前記色材層の主結着樹脂がポリビニルブチラ
−ル以外の樹脂である転写体と、前記受像層が含フッ素
湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂か
ら選ばれた少なくとも1種と主受像樹脂であるポリビニ
ルブチラ−ルとを用いて形成されている受像体とを用い
て記録するものである。
【0008】又、本発明の他の記録方法は、基材上に色
材層を有する転写体と、基材上に受像層を有する受像体
とを用いて受像体の受像層に画像を形成する熱転写記録
方法において、前記色材層が含フッ素湿分硬化型樹脂あ
るいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なく
とも1種と色材と主結着樹脂であるポリビニルブチラ−
ルとを用いて形成されている転写体と、前記受像層の主
受像樹脂がポリビニルブチラ−ル以外の樹脂である受像
体とを用いて記録するものである。
【0009】又、本発明の他の記録方法は、基材上に色
材層を有する転写体と、基材上に受像層とを有する受像
体とを用いて受像体の受像層に画像を形成する熱転写記
録方法において、前記色材層の主結着樹脂と前記受像層
の主受像樹脂とが共にポリビニルブチラ−ルであり、且
つ、前記色材層と前記受像層との少なくともいずれか一
方の層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン
湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種を構成成分
として形成されている転写体と受像体とを用いて記録す
るものである。
【0010】
【作用】受像層の主受像樹脂としてポリビニルブチラ−
ルを用い、且つ、受像層が含フッ素湿分硬化型樹脂ある
いは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくと
も1種を含有している受像層は、色材層との高速熱転写
記録時においても色材層との熱融着が特に発生しにくく
、又、高記録濃度が得られる。
【0011】この理由は、例えば、上記の湿分硬化型樹
脂とポリビニルブチラ−ルとを含む塗料を基材上に塗工
して受像層を形成させた時、含フッ素湿分硬化型樹脂そ
して/あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂が表面配向
してから湿分硬化型樹脂同士あるいは湿分硬化型樹脂と
ポリビニルブチラ−ルとが反応するため表面にフッ素成
分そして/あるいはシリコ−ン成分が十分存在すること
により熱融着防止特性が従来以上に発揮されるものと考
えられる。又、ポリビニルブチラ−ルのアセタ−ル化度
としてブチラ−ル化度の高いもの程、熱融着防止特性が
優れている傾向を示すことからポリビニルブチラ−ルは
、特に熱融着防止の観点から優れた材料と考えられる。 これは、ポリビニルブチラ−ルが側鎖のブチラ−ル部分
にアルキル鎖長の長い非極性のブチル基を有し、且つ、
側鎖の大きなブチラ−ル基が分子内のヒドロキシル基よ
りも表面を支配しやすいというポリビニルブチラ−ルの
分子構造的な立体効果が大きく寄与しているものと考え
られる。又、ポリビニルブチラ−ルの表面接着性に関係
するヒドロキシル基が湿分硬化型樹脂との反応で減少す
るため色材層と熱融着しにくくなるものとも考えられる
【0012】又、高記録濃度は、熱融着防止特性が優れ
ていることから軟化点の低い材料を用いることが可能と
なり、特にポリビニルブチラ−ルは、低軟化点の高分子
を合成することが容易であり、且つ、ブチラ−ル化度を
変化させることにより、特にブチラ−ル化度を高くする
ことにより画像信頼性に関係するガラス転移点をあまり
低下させずに軟化点をさらに低下させることができるた
め記録感度を大きく向上させることができる。
【0013】色材層も同様に主結着樹脂としてポリビニ
ルブチラ−ルを用い、且つ、色材層が含フッ素湿分硬化
型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれ
た少なくとも1種を含有している色材層は、色材を含有
しているため受像層の場合よりも熱融着防止特性は低下
するが上記の理由から高速熱転写記録時においても優れ
た熱融着防止特性を示し、又、高記録濃度が得られる。
【0014】又、色材層の主結着樹脂がポリビニルブチ
ラ−ル以外の高分子である転写体と、受像層の主受像樹
脂がポリビニルブチラ−ルであり、且つ、受像層が含フ
ッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹
脂から選ばれた少なくとも1種を含有している受像体と
を用いる熱転写記録方法においては、色材層の主結着樹
脂と受像層の主受像樹脂としていずれもポリビニルブチ
ラ−ルを使用している場合よりさらに熱融着防止効果が
優れている。これは、受像層の優れた熱融着防止特性に
加え、さらに色材層と受像層との主高分子材料が異なる
ため界面の親和性が低くより優れた熱融着防止効果が現
れると考えられる。
【0015】又、色材層が含フッ素湿分硬化型樹脂ある
いは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくと
も1種と色材と主結着樹脂であるポリビニルブチラ−ル
とを用いて形成されている転写体と、受像層の主受像樹
脂がポリビニルブチラ−ル以外の樹脂である受像体とを
用いて記録する熱転写記録方法の場合も同様に色材層と
受像層との主高分子材料が異なるため界面の親和性が低
くより優れた熱融着防止効果が現れると考えられる。
【0016】主結着樹脂と主受像樹脂とがいずれもポリ
ビニルブチラ−ルである場合は、色材層そして/あるい
は受像層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサ
ン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種を含有し
ていることにより優れた熱融着防止効果を示す。これは
、主結着樹脂と主受像樹脂とがポリビニルブチラ−ル同
士という同系統の樹脂による親和性の高い組合せにもか
かわらずポリビニルブチラ−ルと、含フッ素湿分硬化型
樹脂そして/あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂とい
う構成が優れた熱融着防止特性を有していることから利
用可能になると考えられる。
【0017】
【実施例】図1、図2に本発明の各実施例である転写体
の断面模式図を示す。図1において基材1上に色材層2
が形成されている。図2においては、高分子フイルム3
の片方の面に滑性耐熱層4、他方の面にアンカ−コ−ト
層5が形成されている基材6を用いており、この基材の
アンカ−コ−ト層上に色材層2が形成されている。
【0018】転写体は、基材上に少なくとも色材層を有
している。転写体は、色材層以外に高分子物質を含有す
る高分子物質層等を有していても良い。色材層は、少な
くとも含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿
分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種と色材とポリ
ビニルブチラ−ルとを用いて形成されている。ポリビニ
ルブチラ−ルは、主結着樹脂として用いられている。主
結着樹脂とは、色材層に用いられている全高分子中、5
0重量%以上を占める高分子であると定義する。色材層
は、本発明で述べる色材層を少なくとも1層以上有する
多層構成でも良い。
【0019】基材は特に限定されない。例えば、各種高
分子フイルム、あるいは塗工、放電等により表面処理さ
れた高分子フイルム、あるいは各種導電性フイルム等が
ある。各種高分子フイルムとして、例えば、ポリオレフ
ィン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリイミド系
、ポリエ−テル系、セルロ−ス系、ポリパラバン酸系、
ポリオキサジアゾ−ル系、ポリスチレン系、フッ素系フ
イルム等がある。特に、ポリエチレンテレフタレ−ト、
ポリエチレンナフタレ−ト、アラミド、ポリパラバン酸
、ポリサルホン、トリアセチルセルロ−ス、ポリプロピ
レン、セロファン等の各フイルムが有用である。各種高
分子フイルムは、色材層との接着性を良くするためのア
ンカ−コ−ト層、あるいは高分子フイルムの熱変形等の
耐熱性を補強するための耐熱層、あるいは帯電防止層、
あるいは必要ならば各種の塗工層が設けられていても良
い。例えば、図2のように基材6が高分子フイルム3の
片面に滑性耐熱層4及び他方の面にアンカ−コ−ト層2
からなる構成の場合、滑性耐熱層4はサ−マルヘッド等
の記録ヘッドとの走行安定性を良好にし、又、アンカ−
コ−ト層5は、高分子フイルム3と色材層2間との接着
性を良好にする効果がある。
【0020】各種導電性フイルムとして、例えば、カ−
ボンブラック、金属粉末等の各種導電性粒子含有高分子
フイルム、導電性塗工層を形成された高分子フイルム、
導電性蒸着層を有する高分子フイルム等が有用である。 記録ヘッドとして通電ヘッドを使用した場合は、上記の
ような各種導電性フイルムが必要とされる。基材の厚さ
は、特に限定されるものでないが、通常2〜30μmが
使用される。取扱いや記録上問題が無い範囲で厚さが薄
い程、記録感度の面で望ましい。
【0021】色材は、特に限定されないが分散染料、塩
基性染料、カラ−フォ−マ−等が使用できる。
【0022】色材層に用いられる主結着樹脂であるポリ
ビニルブチラ−ルは、特に限定されない。主結着樹脂と
して用いることによりポリビニルブチラ−ルの特性を十
分活用できる。ポリビニルブチラ−ルが分子構造中にブ
チラ−ル基以外の各種のアセタ−ル基を有していても良
いがアセタ−ル基がすべてブチラ−ル基であるもの、あ
るいはブチラ−ル基以外の各種のアセタ−ル基含量が少
ないもの程、熱融着防止特性が良好であるためブチラ−
ル基以外の各種のアセタ−ル基が少ないポリビニルブチ
ラ−ルが特に望ましい。例えば、ブチラ−ル基以外の各
種のアセタ−ル基含量がポリビニルブチラ−ル中、15
mol%以下であるポリビニルブチラ−ルが特に望まし
い。 又、さらにブチラ−ル化度が高い程、熱融着防止特性及
び記録感度の観点から望ましい。例えば、ブチラ−ル化
度が60mol%以上である樹脂が特に望ましい。又、
記録感度の観点から、重合度が2500以下、あるいは
、フロ−軟化点が90℃〜250℃のポリビニルブチラ
−ルが特に望ましい。軟化点は、フロ−テスタ−による
測定値(昇温速度:6℃/min、押出圧力:9.8×
106 Pa、ダイ:φ1mm×10mm)である。ポ
リビニルブチラ−ルとして、例えば、積水化学工業株式
会社の品種、BH−S(ブチラ−ル化度=70mol%
以上、フロ−軟化点、160℃)、BM−S(ブチラ−
ル化度=70mol%以上、フロ−軟化点、150℃)
、BL−S(ブチラ−ル化度=70mol%以上、フロ
−軟化点、110℃)、BH−3(ブチラ−ル化度=6
5±3mol%、フロ−軟化点、205℃)、BM−2
(ブチラ−ル化度=68±3mol%、フロ−軟化点、
140℃)、BM−1(ブチラ−ル化度=65±3mo
l%、フロ−軟化点、130℃)、BL−1(ブチラ−
ル化度=63±3mol%、フロ−軟化点、105℃)
、BL−2(ブチラ−ル化度=63±3mol%、フロ
−軟化点、120℃)等が特に有用である。
【0023】含フッ素湿分硬化型樹脂として例えば、加
水分解性シリル基を有する含フッ素重合体等、例えば、
特開昭62−558号公報記載の湿分硬化型樹脂等が有
り、特に含フッ素アクリルシリコン樹脂が有用である。 又、分子末端あるいは側鎖に加水分解性イソシアネ−ト
基を有する含フッ素湿分硬化型樹脂も有用である。含シ
ロキサン湿分硬化型樹脂として例えば、加水分解性シリ
ル基を有する含シロキサンビニル重合体等が有り、特に
含シロキサンアクリルシリコン樹脂が有用である。又、
分子末端あるいは側鎖に加水分解性イソシアネ−ト基を
有する含シロキサン湿分硬化型樹脂も有用である。含フ
ッ素アクリルシリコン樹脂及び含シロキサンアクリルシ
リコン樹脂等がウレタン樹脂等で変性されていても良い
。含フッ素アクリルシリコン樹脂として、例えば、含フ
ッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A,三洋化成工
業株式会社)、含シロキサンアクリルシリコン樹脂とし
て、例えば、含シロキサンアクリルシリコン樹脂溶液(
F−6A,三洋化成工業株式会社)、加水分解性イソシ
アネ−ト基を有する含シロキサン湿分硬化型樹脂として
、例えば、含シロキサン湿分硬化型樹脂溶液(SAT−
300P、シンコ−技研株式会社)等がある。色材層2
には、必要により湿分硬化型樹脂の反応促進剤を使用し
てもよい。反応促進剤としてはチタネ−ト類、アミン類
、有機錫化合物、酸性化合物等、例えば、アルキルチタ
ン酸塩、オクチル酸錫、ジブチル錫ジラウレ−ト、ジブ
チル錫マレエ−ト等のカルボン酸の金属塩、ジブチルア
ミン−2−ヘキソエ−ト等のアミン塩、その他特開昭5
8−19361号公報に記載の触媒を用いることができ
る。反応促進剤の添加量は樹脂に対し通常0.001〜
100重量%である。
【0024】湿分硬化型樹脂を塗料等の形態として用い
る場合、必要に応じて保存安定剤を添加して用いられ例
えば、特開昭60−51724号公報、同57−147
511号公報等に記載されている安定剤がある。
【0025】含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキ
サン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種と色材
と主結着樹脂であるポリビニルブチラ−ルとを少なくと
も用いて形成された色材層は、受像層に対する融着防止
効果及び記録感度が特に優れている。
【0026】図3、図4に本発明の各実施例である受像
体の断面模式図を示す。図3において基材7上に受像層
8が形成されている。図4においては、高分子フイルム
9の片面にアンカ−コ−ト層10が形成されている基材
11を用いており、この基材のアンカ−コ−ト上に受像
層8が形成されている。
【0027】受像体は、基材上に少なくとも受像層を有
している。受像層は、少なくとも主受像樹脂であるポリ
ビニルブチラ−ルと、含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは
含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1
種とを用いて形成されている。主受像樹脂とは、受像層
に用いられている全高分子中、50重量%以上を占める
高分子であると定義する。受像層は、本発明で述べる受
像層を少なくとも1層以上有する多層構成でも良い。
【0028】基材は特に限定されない。例えば、上記の
転写体の基材について述べた各種の基材を用いることが
出来る。又、各種セルロ−ス紙、合成紙、白色フイルム
、ラミネ−ト処理紙、各種塗工紙等がある。又、基材の
厚さも特に限定されないで用いることができる。基材が
その表面に接着層あるいは、離型層等が設けられていて
も良い。
【0029】受像層に用いられる主受像樹脂であるポリ
ビニルブチラ−ルは、特に限定されない。主受像樹脂と
して用いることによりポリビニルブチラ−ルの特性を十
分活用できる。ポリビニルブチラ−ルが分子構造中にブ
チラ−ル基以外の各種のアセタ−ル基を有していても良
いがアセタ−ル基がすべてブチラ−ル基であるもの、あ
るいはブチラ−ル基以外の各種のアセタ−ル基含量が少
ないもの程、熱融着防止特性が良好であるためブチラ−
ル基以外の各種のアセタ−ル基が少ないポリビニルブチ
ラ−ルが特に望ましい。例えば、ブチラ−ル基以外の各
種のアセタ−ル基含量がポリビニルブチラ−ル中、15
mol%以下であるポリビニルブチラ−ルが特に望まし
い。
【0030】又、さらにブチラ−ル化度が高い程、熱融
着防止特性及び記録感度の観点から望ましい。例えば、
ブチラ−ル化度が60mol%以上である樹脂が特に望
ましい。又、記録感度の観点から、重合度が2000以
下、あるいは、フロ−軟化点が80℃〜230℃のポリ
ビニルブチラ−ルが特に望ましい。軟化点は、転写体の
項で述べた方法による測定値である。ポリビニルブチラ
−ルとして、例えば、積水化学工業株式会社の品種、B
H−S等転写体の説明の項で例示したポリビニルブチラ
−ルが特に有用である。
【0031】含フッ素湿分硬化型樹脂及び含シロキサン
湿分硬化型樹脂は、転写体の項で説明した樹脂を用いる
ことが出来る。反応促進剤、保存安定剤についても同様
である。含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン
湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種と主受像樹
脂であるポリビニルブチラ−ルとを少なくとも用いて形
成された受像層は、色材層に対する融着防止効果及び記
録感度が特に優れている。特に、受像層の場合は、色材
層の場合のように多量の色材を含有しないため熱融着防
止特性がより効果的に現われる。
【0032】又、本発明の受像層は、基材にポリエチレ
ンテレフタレ−トを使用した時、この基材と受像層間と
の接着性があまり強固でないため、例えば、普通紙等に
この受像層だけを熱そして/あるいは圧力等により転写
させることがたいへん容易であり、又、この受像層に熱
転写画像を形成するときには、基材から剥離せず、次に
画像形成された受像層を普通紙等に熱そして/あるいは
圧力等により転写させる時には、普通紙に対する接着性
が大きいため容易に基材から剥離するという優れた特性
を有する。特にこのような目的のためには、ブチラ−ル
化度が高い程および重合度が低い程軟化点が低下して普
通紙等の任意の基材に対する接着性及び紙中への含浸性
が容易になるため、ブチラ−ル化度の高いポリビニルブ
チラ−ル、あるいは低重合度のポリビニルブチラ−ルが
、特に有用である。
【0033】上記に示した転写体の色材層、あるいは受
像体の受像層には、各種高分子材料をさらに添加して利
用できる。例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、
エステル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、セルロ−ス系樹脂等がある。
【0034】次に記録方法について説明する。基材上に
色材層を有する転写体と、基材上に受像層を有する受像
体とを用いて受像体の受像層に画像を形成する熱転写記
録方法において、前記色材層の主結着樹脂がポリビニル
ブチラ−ル以外の樹脂である転写体と、前記受像層が含
フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型
樹脂から選ばれた少なくとも1種と主受像樹脂であるポ
リビニルブチラ−ルとを用いて形成されている受像体と
を用いて記録する熱転写記録方法について説明する。
【0035】転写体は、基材上に少なくともポリビニル
ブチラ−ル以外の樹脂が主結着樹脂である樹脂と色材と
からなる色材層を有している。主結着樹脂はポリビニル
ブチラ−ル以外の樹脂であるならば、各種の樹脂の組合
せによる重量和が50重量%以上でも良い。例えば、色
材層の樹脂中のポリビニルブチラ−ル以外の異なる2種
の樹脂の重量和が50重量%以上の場合である。
【0036】受像体は、上記において説明した本発明の
受像体と同一である。色材層の主結着樹脂として、受像
層の主受像樹脂のポリビニルブチラ−ルとは異なる樹脂
を使用して熱転写記録した時、特に、熱融着防止特性の
優れた記録が容易になる。この理由は、受像体の受像層
が特に熱融着防止特性に優れていることに加え、色材層
と受像層との主成分樹脂を異なる樹脂にすることにより
樹脂間の親和性が排除され熱融着防止特性がさらに向上
するものと考えられる。特に、ポリビニルブチラ−ルは
、側鎖のブチラ−ル部分にアルキル鎖長の長い非極性の
ブチル基を有し、この非極性のブチル基が表面を支配し
やすいことから、他の樹脂との表面親和性が特に小さい
特性を有すると考えられる。
【0037】次に、基材上に色材層を有する転写体と、
基材上に受像層を有する受像体とを用いて受像体の受像
層に画像を形成する熱転写記録方法において、前記色材
層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分
硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種と色材と主結着
樹脂であるポリビニルブチラ−ルとを用いて形成されて
いる転写体と、前記受像層の主受像樹脂がポリビニルブ
チラ−ル以外の樹脂である受像体とを用いて記録する熱
転写記録方法について説明する。
【0038】転写体は、基材上に色材層を有し、前記色
材層が主結着樹脂としてポリビニルブチラ−ルを用い、
且つ含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分
硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種と色材とを用い
て形成されている。この転写体構成は、本発明の転写体
の構成と同一であり上記において説明してある。受像体
は、基材上に少なくとも主受像樹脂がポリビニルブチラ
−ル以外の樹脂からなる受像層を有している。主受像樹
脂はポリビニルブチラ−ル以外の樹脂であるならば、各
種の樹脂の組合せによる重量和が50重量%以上でも良
い。例えば、受像層の樹脂中のポリビニルブチラ−ル以
外の異なる2種の樹脂の重量和が50重量%以上の場合
である。この場合は、受像層の主受像樹脂がポリビニル
ブチラ−ル以外の樹脂である受像体を用いて記録する方
法であり、最初に述べた色材層の主結着樹脂がポリビニ
ルブチラ−ル以外の樹脂である転写体を用いる記録方法
とは逆の構成である。即ち、転写体の色材層が特に熱融
着防止特性に優れていることに加え、色材層と受像層と
の主成分樹脂を異なる樹脂にすることにより樹脂間の親
和性が排除され熱融着防止特性がさらに向上するものと
考えられる。
【0039】上記色材層、あるいは受像層に用いられる
ポリビニルブチラ−ル以外の樹脂としては、特に限定さ
れずに使用できる。例えば、アクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂、エステル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン
系樹脂、塩化ビニル系樹脂、セルロ−ス系樹脂等がある
。具体的には、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂
、スチレン樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重
合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ニトロセ
ルロ−ス、フェノキシ樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ウ
レタン樹脂、ポリメチルメタクリレ−ト等が有用である
【0040】次に、基材上に色材層を有する転写体と、
基材上に受像層を有する受像体とを用いて受像体の受像
層に画像を形成する熱転写記録方法において、前記色材
層の主結着樹脂と前記受像層の主受像樹脂とが共にポリ
ビニルブチラ−ルであり、且つ、前記色材層と前記受像
層との少なくともいずれか一方の層が含フッ素湿分硬化
型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれ
た少なくとも1種を構成成分として形成されている転写
体と受像体とを用いて記録することを特徴とする熱転写
記録方法について説明する。
【0041】ここで用いられているポリビニルブチラ−
ル、含フッ素湿分硬化型樹脂及び含シロキサン湿分硬化
型樹脂については、本発明の転写体の項で述べてあるた
め説明を略す。この場合は、色材層の主結着樹脂と受像
層の主受像樹脂とが共にポリビニルブチラ−ルというお
互いに親和性のある構成であるため、色材層の主結着樹
脂と受像体の主受像樹脂がポリビニルブチラ−ルと異な
る主成分樹脂との組合せの場合よりも熱融着防止特性は
低下するが、含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキ
サン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種とポリ
ビニルブチラ−ルとの組合せが優れた熱融着防止特性を
示すためこの構成において十分な熱融着防止特性が得ら
れる。特に、含フッ素湿分硬化型樹脂が優れた熱融着防
止特性を有するためポリビニルブチラ−ルと含フッ素湿
分硬化型樹脂との組合せが、良好である。
【0042】ポリビニルブチラ−ルには各種の樹脂を添
加して用いることができる。例えば、アクリル系樹脂、
ウレタン系樹脂、エステル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、
スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、セルロ−ス系樹脂
、等がある。
【0043】本発明におけるポリビニルブチラ−ルがイ
ソシアネ−ト等で架橋構造を形成するようにポリビニル
ブチラ−ルが各種の架橋剤等の添加により架橋構造を形
成していても良い。又、上記の各色材層、あるいは各受
像層が各種反応性シリコ−ンオイル、変性シリコ−ンオ
イル等の各種シリコ−ン系材料、フッ素系界面活性剤等
の各種フッ素系材料、炭酸カルシウム、酸化チタン、ア
ルミナ、シリカ等の無機(超)微粒子、シリコ−ン系、
フッ素系、ポリイミド系、ベンゾグアナミン系、アクリ
ル系、スチレン系等の有機(超)微粒子等の各(超)微
粒子、界面活性剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤等を含有していても良い。又、各受像層には、色材
層に使用する色素の種類に応じてさらにシリカ等の電子
受容性物質が含有されていても良い。以下、具体的実施
例を示す。
【0044】実施例1 ポリエチレンテレフタレ−ト(以下、PETと略す)フ
イルム(厚さ、6μm)の下面に滑性耐熱層が形成され
ており、又、上面にはアンカ−コ−ト層が設けられたフ
イルムを基材として使用した。アンカ−コ−ト層は、飽
和ポリエステル樹脂3重量部、ポリイソシアネ−ト(コ
ロネ−トL、日本ポリウレタン工業株式会社)0.5重
量部、トルエン70重量部、2−ブタノン70重量部か
らなる塗料をPETフイルムに塗工乾燥して形成(膜厚
、0.1μm)した。この基材のアンカ−コ−ト層上に
アゾ系分散染料3.5重量部、ポリビニルブチラ−ル〔
BH−S(重合度=約1000)、積水化学工業株式会
社〕4重量部、含シロキサンアクリルシリコン樹脂溶液
(F−6A,有効成分54wt%,三洋化成工業株式会
社)1.85重量部、ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0
.02重量部、トルエン25重量部、2−ブタノン25
重量部からなる塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥後、60
℃、30分間熱処理して厚さ約1μmの色材層を有する
転写体を得た。
【0045】次に、厚さ12μmのPETフイルム上に
飽和ポリエス樹脂(VYLON、RV200、東洋紡績
株式会社)10重量部、トルエン20重量部、2−ブタ
ノン20重量部からなる塗料を塗工乾燥させ、厚さ約3
μmの受像層を有する受像体を得た。
【0046】次に、上記の転写体と受像体とを約3kg
の押圧下のサ−マルヘッドとプラテン間に挟み込み下記
の記録条件にて受像層部分に色材層の染料を熱転写記録
した。
【0047】 記録速度:          4.1ms/line
記録パルス幅:      0〜2ms最大記録エネル
ギ−:  4.5J/cm2その結果、受像層面間と色
材層面間には、熱融着がまったく発生せず転写体と受像
体とが容易に剥離し、受像層に階調パタ−ンが明瞭に記
録されていた。パルス幅2msにおいて1.8の反射記
録濃度が得られた。
【0048】実施例2 実施例1に使用した転写体の基材を使用する。この基材
のアンカ−コ−ト層上にアゾ系分散染料3.5重量部、
アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂4重量部、トル
エン25重量部、2−ブタノン25重量部からなる塗料
をワイヤ−バ−で塗工乾燥させ、厚さ約1μmの色材層
を有する転写体を得た。
【0049】次に、厚さ12μmのPETフイルム上に
ポリビニルブチラ−ル〔BL−S(重合度=約350)
、積水化学工業株式会社〕10重量部、含シロキサンア
クリルシリコン樹脂溶液(F−6A)1.2重量部、ジ
−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.01重量部、トルエン
20重量部、2−ブタノン20重量部からなる塗料を塗
工乾燥後、100℃、30分間熱処理して厚さ約2μm
の受像層を有する受像体を得た。この転写体と受像体と
を用い、以下、実施例1と同一の記録条件にて熱転写記
録した。
【0050】その結果、受像層面間と色材層面間には、
熱融着がまったく発生せず転写体と受像体とが容易に剥
離し、受像層に階調パタ−ンが明瞭に記録されていた。 パルス幅2msにおいて2.2の反射記録濃度が得られ
た。
【0051】実施例3 転写体は、実施例2と同一である。厚さ12μmのPE
Tフイルム上にポリビニルブチラ−ル〔BM−S(重合
度=約850)、積水化学工業株式会社〕10重量部、
含フッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A,有効成
分48wt%,三洋化成工業株式会社)1.3重量部、
ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.01重量部、トルエ
ン25重量部、2−ブタノン25重量部からなる塗料を
塗工乾燥後、100℃、30分間熱処理して厚さ約2μ
mの受像層を有する受像体を得た。  この転写体と受
像体とを用い、以下、実施例1と同一の記録条件にて熱
転写記録した。その結果、受像層面間と色材層面間には
、熱融着がまったく発生せず転写体と受像体とが容易に
剥離し、受像層に階調パタ−ンが明瞭に記録されていた
。 パルス幅2msにおいて2.1の反射記録濃度が得られ
た。
【0052】実施例4 実施例1に使用した転写体の基材を使用する。この基材
のアンカ−コ−ト層上にアゾ系分散染料3.5重量部、
ポリビニルブチラ−ル(BH−S)4重量部、トルエン
25重量部、2−ブタノン25重量部からなる塗料をワ
イヤ−バ−で塗工乾燥させ、厚さ約1μmの色材層を有
する転写体を得た。
【0053】次に、厚さ12μmのPETフイルム上に
ポリビニルブチラ−ル(BL−S)10重量部、含フッ
素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A)2.1重量部
、ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.01重量部、トル
エン20重量部、2−ブタノン20重量部からなる塗料
を塗工乾燥後、100℃、30分間熱処理して厚さ約2
μmの受像層を有する受像体を得た。
【0054】この転写体と受像体とを用い、以下、実施
例1と同一の記録条件にて熱転写記録した。その結果、
受像層面間と色材層面間には、熱融着がまったく発生せ
ず転写体と受像体とが容易に剥離し、受像層に階調パタ
−ンが明瞭に記録されていた。パルス幅2msにおいて
2.3の反射記録濃度が得られた。
【0055】実施例5 実施例1に使用した転写体の基材を使用する。この基材
のアンカ−コ−ト層上にアゾ系分散染料3.5重量部、
ポリビニルブチラ−ル(BH−S)2.5重量部、含シ
ロキサンアクリルシリコン樹脂溶液(F−6A)3.7
重量部、ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.04重量部
、トルエン25重量部、2−ブタノン25重量部からな
る塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥させ、厚さ約1μmの
色材層を有する転写体を得た。
【0056】次に、厚さ12μmのPETフイルム上に
ポリビニルブチラ−ル(BM−S)6重量部、飽和ポリ
エス樹脂(VYLON、RV220、東洋紡績株式会社
)4重量部、トルエン25重量部、2−ブタノン25重
量部からなる塗料を塗工乾燥後、100℃、30分間熱
処理して厚さ約2μmの受像層を有する受像体を得た。   この転写体と受像体とを用い、以下、実施例1と同
一の記録条件にて熱転写記録した。その結果、受像層面
間と色材層面間には、熱融着がまったく発生せず転写体
と受像体とが容易に剥離し、受像層に階調パタ−ンが明
瞭に記録されていた。パルス幅2msにおいて2.0の
反射記録濃度が得られた。
【0057】実施例6 転写体は、実施例2と同一である。厚さ12μmのPE
Tフイルム上にポリビニルブチラ−ル(BH−S)2重
量部、SAT−300P(シンコ−技研株式会社)3重
量部、トルエン15重量部、2−ブタノン15重量部か
らなる塗料を塗工乾燥後、100℃、60分間熱処理し
て厚さ約2μmの受像層を有する受像体を得た。
【0058】この転写体と受像体とを用い、以下、実施
例1と同一の記録条件にて熱転写記録した。その結果、
受像層面間と色材層面間には、熱融着がまったく発生せ
ず転写体と受像体とが容易に剥離し、受像層に階調パタ
−ンが明瞭に記録されていた。パルス幅2msにおいて
1.9の反射記録濃度が得られた。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明は、基材上に含フッ
素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂
から選ばれた少なくとも1種と色材と主結着樹脂である
ポリビニルブチラ−ルとを用いて形成されている色材層
を有する転写体により、あるいは基材上に含フッ素湿分
硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選
ばれた少なくとも1種と主受像樹脂であるポリビニルブ
チラ−ルとを用いて形成されている受像層を有する受像
体により、あるいは基材上に色材層を有する転写体と、
基材上に受像層を有する受像体とを用いて受像体の受像
層に画像を形成する熱転写記録方法において、前記色材
層の主結着樹脂がポリビニルブチラ−ル以外の樹脂であ
る転写体と、前記受像層が含フッ素湿分硬化型樹脂ある
いは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくと
も1種と主受像樹脂であるポリビニルブチラ−ルとを用
いて形成されている受像体とを用いて記録することによ
り、あるいは基材上に色材層を有する転写体と、基材上
に受像層を有する受像体とを用いて受像体の受像層に画
像を形成する熱転写記録方法において、前記色材層が含
フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型
樹脂から選ばれた少なくとも1種と色材と主結着樹脂で
あるポリビニルブチラ−ルとを用いて形成されている転
写体と、前記受像層の主受像樹脂がポリビニルブチラ−
ル以外の樹脂である受像体とを用いて記録することによ
り、あるいは基材上に色材層を有する転写体と、基材上
に受像層とを有する受像体とを用いて受像体の受像層に
画像を形成する熱転写記録方法において、前記色材層の
主結着樹脂と前記受像層の主受像樹脂とが共にポリビニ
ルブチラ−ルであり、且つ、前記色材層と前記受像層と
の少なくともいずれか一方の層が含フッ素湿分硬化型樹
脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少
なくとも1種を構成成分として形成されている転写体と
受像体とを用いて記録することにより、高速記録におい
ても優れた熱融着防止特性を有し、且つ、記録感度の優
れた転写体、受像体及び記録方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における転写体の断面模式図で
ある。
【図2】本発明の実施例における転写体の断面模式図で
ある。
【図3】本発明の実施例における受像体の断面模式図で
ある。
【図4】本発明の実施例における受像体の断面模式図で
ある。
【符号の説明】 1  基材 2  色材層 3  高分子フイルム 4  滑性耐熱層 5  アンカ−コ−ト層 6  基材 7  基材 8  受像層 9  高分子フイルム 10  アンカ−コ−ト層 11  基材

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に色材層を有する転写体において、
    前記色材層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキ
    サン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種と色材
    と主結着樹脂であるポリビニルブチラ−ルとを用いて形
    成されている転写体。
  2. 【請求項2】基材上に受像層を有する受像体において、
    前記受像層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキ
    サン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種と主受
    像樹脂であるポリビニルブチラ−ルとを用いて形成され
    ている受像体。
  3. 【請求項3】基材上に色材層を有する転写体と、基材上
    に受像層を有する受像体とを用いて受像体の受像層に画
    像を形成する熱転写記録方法において、前記色材層の主
    結着樹脂がポリビニルブチラ−ル以外の樹脂である転写
    体と、前記受像層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含
    シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種
    と主受像樹脂であるポリビニルブチラ−ルとを用いて形
    成されている受像体とを用いて記録する熱転写記録方法
  4. 【請求項4】基材上に色材層を有する転写体と、基材上
    に受像層を有する受像体とを用いて受像体の受像層に画
    像を形成する熱転写記録方法において、前記色材層が含
    フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型
    樹脂から選ばれた少なくとも1種と色材と主結着樹脂で
    あるポリビニルブチラ−ルとを用いて形成されている転
    写体と、前記受像層の主受像樹脂がポリビニルブチラ−
    ル以外の樹脂である受像体とを用いて記録する熱転写記
    録方法。
  5. 【請求項5】基材上に色材層を有する転写体と、基材上
    に受像層を有する受像体とを用いて受像体の受像層に画
    像を形成する熱転写記録方法において、前記色材層の主
    結着樹脂と前記受像層の主受像樹脂とが共にポリビニル
    ブチラ−ルであり、且つ、前記色材層と前記受像層との
    少なくともいずれか一方の層が含フッ素湿分硬化型樹脂
    あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少な
    くとも1種を構成成分として形成されている転写体と受
    像体とを用いて記録する熱転写記録方法。
  6. 【請求項6】主結着樹脂がポリビニルブチラ−ルである
    転写体と、受像層が含フッ素湿分硬化型樹脂と主受像樹
    脂であるポリビニルブチラ−ルとを用いて形成されてい
    る受像体とを用いて記録する請求項5記載の熱転写記録
    方法。
  7. 【請求項7】含フッ素湿分硬化型樹脂が含フッ素アクリ
    ルシリコン樹脂である請求項1記載の熱転写記録用転写
    体。
  8. 【請求項8】含フッ素湿分硬化型樹脂が含フッ素アクリ
    ルシリコン樹脂である請求項2記載の熱転写記録用受像
    体。
  9. 【請求項9】含フッ素湿分硬化型樹脂が含フッ素アクリ
    ルシリコン樹脂である請求項3、4または5記載の熱転
    写記録方法。
  10. 【請求項10】含シロキサン湿分硬化型樹脂が含シロキ
    サンアクリルシリコン樹脂である請求項1記載の熱転写
    記録用転写体。
  11. 【請求項11】含シロキサン湿分硬化型樹脂が含シロキ
    サンアクリルシリコン樹脂である請求項2記載の熱転写
    記録用受像体。
  12. 【請求項12】含シロキサン湿分硬化型樹脂が含シロキ
    サンアクリルシリコン樹脂である請求項3、4または5
    記載の熱転写記録方法。
  13. 【請求項13】ポリビニルブチラ−ルの重合度が250
    0以下である請求項1記載の熱転写記録用転写体。
  14. 【請求項14】ポリビニルブチラ−ルの重合度が200
    0以下である請求項2記載の熱転写記録用受像体。
  15. 【請求項15】色材層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    重合度が2500以下である請求項4または5記載の熱
    転写記録方法。
  16. 【請求項16】受像層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    重合度が2000以下である請求項3または5記載の熱
    転写記録方法。
  17. 【請求項17】ポリビニルブチラ−ルのブチラ−ル化度
    が60mol%以上である請求項1記載の熱転写記録用
    転写体。
  18. 【請求項18】ポリビニルブチラ−ルのブチラ−ル化度
    が60mol%以上である請求項2記載の熱転写記録用
    受像体。
  19. 【請求項19】色材層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    ブチラ−ル化度が60mol%以上である請求項4また
    は5記載の熱転写記録方法。
  20. 【請求項20】受像層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    ブチラ−ル化度が60mol%以上である請求項3また
    は5記載の熱転写記録方法。
  21. 【請求項21】ポリビニルブチラ−ルのフロ−軟化点が
    90℃〜250℃である請求項1記載の熱転写記録用転
    写体。
  22. 【請求項22】ポリビニルブチラ−ルのフロ−軟化点が
    80℃〜230℃である請求項2記載の熱転写記録用受
    像体。
  23. 【請求項23】色材層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    フロ−軟化点が90℃〜250℃である請求項4または
    5記載の熱転写記録方法。
  24. 【請求項24】受像層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    フロ−軟化点が80℃〜230℃である請求項3または
    5記載の熱転写記録方法。
  25. 【請求項25】ポリビニルブチラ−ルのブチラ−ル基以
    外の各種のアセタ−ル基含量が15mol%以下である
    請求項1記載の熱転写記録用転写体。
  26. 【請求項26】ポリビニルブチラ−ルのブチラ−ル基以
    外の各種のアセタ−ル基含量が15mol%以下である
    請求項2記載の熱転写記録用受像体。
  27. 【請求項27】色材層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    ブチラ−ル基以外の各種のアセタ−ル基含量が15mo
    l%以下である請求項4または5記載の熱転写記録方法
  28. 【請求項28】受像層に用いるポリビニルブチラ−ルの
    ブチラ−ル基以外の各種のアセタ−ル基含量が15mo
    l%以下ある請求項3または5記載の熱転写記録方法。
  29. 【請求項29】ポリビニルブチラ−ル以外の樹脂のガラ
    ス転移点が100℃以下あるいはフロ−軟化点が80℃
    〜250℃である請求項3または4記載の熱転写記録方
    法。
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