JPH04284291A - 感熱転写記録方法 - Google Patents

感熱転写記録方法

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JPH04284291A
JPH04284291A JP3049326A JP4932691A JPH04284291A JP H04284291 A JPH04284291 A JP H04284291A JP 3049326 A JP3049326 A JP 3049326A JP 4932691 A JP4932691 A JP 4932691A JP H04284291 A JPH04284291 A JP H04284291A
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image
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heat
thermal transfer
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Application number
JP3049326A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Takeyama
敏久 竹山
Atsushi Nakajima
厚志 仲島
Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱転写記録方法に関し
、さらに詳しくは、色素の定着性、耐熱保存性、耐光保
存性に優れた高濃度の画像が得られる感熱転写記録方法
に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来から
、カラーハードコピーを得る方式として、インクジェッ
ト、電子写真、感熱転写記録等によるカラー記録技術が
検討されている。
【0003】これらのうち、特に感熱転写記録方式は、
操作や保守が容易であること、装置の小型化、低コスト
化が可能であること等の利点を有している。
【0004】この感熱転写記録方式には、以下の二種類
がある。
【0005】すなわち、支持体上に溶融性インク層を有
する転写シートをレーザーあるいは感熱ヘッドによりイ
メージワイズに加熱して、該溶融性インク層を感熱転写
記録用受像シート上に溶融転写する方式と、支持体上に
熱拡散性色素(昇華性色素)を含むインク層を有する感
熱転写記録用インクシートを用いて、感熱転写記録用受
像シートに前記熱拡散性色素を拡散転写する熱拡散転写
方式との二種類である。
【0006】これらのうち、熱拡散転写方式は感熱ヘッ
ドの熱的エネルギーの変化に応じて、色素の転写量を変
化させて画像の階調をコントロールすることができるの
で、シアン、マゼンタ、イエローの重ね記録を行なうこ
とによって、色の濃淡に連続的な変化を有するカラー画
像が得られる方式として、近年注目されている。
【0007】しかしながら、これまでの熱拡散転写方式
は、種々の問題点を抱えている。
【0008】たとえば、従来の感熱転写記録用受像シー
トでは、感熱転写時に、感熱転写記録用インクシートか
ら移行してくる色素の定着性が必ずしも良好でない。
【0009】また、形成された画像の耐熱保存性、耐光
保存性も十分でなく、特に光りに晒したり高温環境下で
長期間にわたって保存しておくと、色素が滲んだり色素
のブリードアウトが生じて、画像形成時の鮮明な高品質
の画像を維持することができない。
【0010】なお、画像の耐熱保存性等を高めるために
、画像を形成した感熱転写記録用受像シートに樹脂フィ
ルムを接着層を介してラミネ−トしたり、あるいは単層
構造の受像層に画像を有する感熱転写記録用受像シート
に熱処理を施す対策が一部で行なわれているが、前者の
場合では接着層に熱拡散性色素が移行してしまうという
問題点が生じ、また後者の場合では十分な効果が得られ
ないという問題点がある。
【0011】本発明は上記事情を改善するためになされ
たものである。すなわち、本発明の目的は、色素の定着
性、耐熱保存性、耐光保存性に優れた高濃度の画像が得
られる感熱転写記録方法に関する。
【0012】
【前記課題を解決するための手段】前記目的を達成する
ための本発明は、支持体上に第一受像層と第二受像層と
をこの順に積層してなり、かつ第一受像層の熱拡散性色
素受容性が第二受像層の熱拡散性色素受容性よりも大き
い感熱転写記録用受像シートと感熱転写記録用インクシ
ートとを重ね合わせて加熱することにより、感熱転写記
録用受像シ−トに熱拡散性色素を転写して画像を形成し
、その後、この画像を有する感熱転写記録用受像シ−ト
を熱処理することを特徴とする感熱転写記録方法である
【0013】(1)感熱転写記録用受像シート本発明の
感熱転写記録用受像シートは、基本的に、支持体上に第
一受像層と第二受像層とをこの順に積層してなる。
【0014】−支持体− 支持体としては、たとえば紙、コート紙、合成紙(ポリ
プロピレン、ポリスチレンもしくは、それらを紙または
プラスチックフィルムにはり合せた複合材料)、白色の
ポリエチレンテレフタレートベースフィルム、透明ポリ
エチレンテレフタレートベースフィルム、白色のポリ塩
化ビニルベースフィルム、ポリオレフィン被覆紙等を挙
げることができる。
【0015】支持体の厚みは、通常20〜1000μm
、好ましくは50〜800μmである。
【0016】−受像層− 第一受像層も第二受像層も、受像層用バインダーと各種
の添加剤とで形成することができる。
【0017】また、場合によっては受像層用バインダー
のみで第一受像層と第二受像層とを形成することができ
る。
【0018】本発明においては、第一受像層の熱拡散性
色素の受容性が第二受像層の熱拡散性色素の受容性より
も優れている。
【0019】ただし、本発明に言う「熱拡散性色素の受
容性」は、次ぎのような測定法で評価することができる
【0020】後述する各種樹脂バインダーと色素との比
率(重量比率)が100:1になる割合で混合してなる
塗布液を調製し、支持体上にこの塗布液を乾燥膜厚が4
μmになるように塗布・乾燥することにより第1着色層
を設け、次いでその上に、第1着色層とは異なる樹脂バ
インダーと第1着色層で使用した色素とで調製した塗布
液を乾燥膜厚が4μmになるように積層塗布・乾燥する
ことにより第2着色層を設ける。
【0021】上記のように積層した着色層を100℃に
加熱しながら、24時間放置した後、積層方向に対し垂
直方向に厚さ3μmにスライスし、ミクロトームで断層
面を観察し色素の着色度合いにより樹脂バインダーの受
容性の優劣を判断する。
【0022】また、後述する添加剤についても同様の方
法を用いて判断する。
【0023】第一受像層の熱拡散性色素の受容性が第二
受像層の熱拡散性色素の受容性よりも優れていると、感
熱転写記録用受像シートは、熱拡散性色素の定着性、画
像保存性、熱拡散性色素の滲み防止性を高めることがで
きる。
【0024】このような効果は後述する画像形成後の熱
処理の導入によって一層顕著なものとなる。
【0025】なお、第一受像層と第二受像層とにおいて
、上記した如く熱拡散性色素に対する受容性に優劣を付
けさせるには、後述する受像層用バインダー、添加剤等
の中から適宜に材料を選択したり、これらの配合量や受
像層の厚み等を調整すればよい。
【0026】1. 受像層用バインダー本発明に用いる
受像層用バインダーとしては、例えばポリ塩化ビニル樹
脂、塩化ビニルと他のモノマー(たとえばアルキルビニ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、プロピオン酸
ビニル等)との共重合体樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹
脂、ポリエステル樹脂、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステル、ポリビニルピロリドン、ポリカーボネー
ト、ポリサルフォン、ポリアリレート、ポリパラバン酸
、三酢酸セルロース、スチレンアクリレート樹脂、ビニ
ルトルエンアクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
アミド樹脂、尿素樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、スチ
レン−無水マレイン酸樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂
、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂などを挙げることがで
きる。
【0027】これらの樹脂は一種を単独に用いることも
できるし、二種以上を組み合わせて用いることもできる
【0028】上記各種の樹脂は新たに合成して使用して
も良いが、市販品を使用することもできる。
【0029】いずれにしても、物性面から見ると、受像
層用バインダーとしては、特にガラス転移点(Tg)が
−20〜150℃の範囲にある樹脂、特に30〜150
℃の範囲にある樹脂が好ましく、また分子量の点から言
うと、Mwが2,000〜100,000の範囲にある
樹脂が好ましい。
【0030】なお、受像層の形成に際しては、上述した
各種の樹脂はその反応活性点を利用して(反応活性点が
無い場合はそれを樹脂に付与する。)、放射線、熱、湿
気、触媒等により架橋もしくは硬化しても良い。
【0031】その場合には、エポキシ、アクリルの如き
放射線活性モノマーや、イソシアナートの如き架橋剤を
用いることができる。
【0032】上記の樹脂において、色素の受容能力に優
れる樹脂としては、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、セルロース系
樹脂、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、
ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリビニルアルコ
ール等が挙げられる。
【0033】また、比較的色素受容能力に劣る樹脂とし
てはポリ塩化ビニル、ポリサルフォン、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂
等が挙げられる。
【0034】しかしながら、上記の区分は樹脂そのもの
の優劣であり、共重合体の場合には、共重合させるモノ
マーの種類やモノマー比あるいは共重合体の変性のさせ
方により大きく変わる。
【0035】また、受像層として考えた場合には後述す
る添加剤に依存するところが大きく、必ずしも上記の受
容能力の違いによって第一受像層、第二受像層のバイン
ダーを決定する必要はない。
【0036】2. 添加剤 受像層には、剥離剤、酸化防止剤、UV吸収剤、光安定
剤、フィラー(無機微粒子、有機樹脂粒子)、顔料を添
加しても良い。また増感剤として可塑剤、熱溶剤などを
添加しても良い。
【0037】剥離剤は、感熱転写記録用インクシートと
感熱転写記録用受像シートとの剥離性を向上させるため
のものであり、本発明においては特に第二受像層に添加
されるのが好ましい。
【0038】このような剥離剤としては、シリコーンオ
イル(シリコーン樹脂と称されるものも含む。);ポリ
エチレンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー
等の固型ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活
性剤等が挙げられ、中でもシリコーンオイルが好ましい
。  このシリコーンオイルは、単に添加するタイプ(
単純添加型)と、硬化もしくは反応させるタイプ(硬化
反応型)とがある。
【0039】単純添加型の場合には、バインダーとの相
溶性を向上させるために、変性シリコーンオイル(例え
ばポリエステル変性シリコン樹脂、ウレタン変性シリコ
ン樹脂、アクリル変性シリコン樹脂等)を使用するのが
好ましい。
【0040】これらの単純添加型のシリコーンオイルの
添加量は、その種類に応じて様々に変化することがある
から一律に決定することができないが、一般的にいうと
、通常、受像層用バインダーに対して0.1〜50重量
%であり、好ましくは0.5〜20重量%である。
【0041】硬化反応型のシリコーンオイルとしては、
反応硬化型(たとえばアミノ変性シリコーンオイルとエ
ポキシ変性シリコーンオイルとを反応硬化させたもの等
)、光硬化型、触媒硬化型等が挙げられる。
【0042】これら硬化型シリコーンオイルの添加量は
受像層用バインダーの0.5〜30重量%が好ましい。
【0043】なお、受像層の表面の一部に、上記剥離剤
を適当な溶媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾
燥させる等によって剥離剤層を設けることもできる。
【0044】次に前記酸化防止剤としては、特開昭59
−182785号公報、同60−130735号公報、
特開平1−127387号公報等に記載の酸化防止剤、
および写真その他の画像記録材料における画像耐久性を
改善するものとして公知の化合物を挙げることができる
【0045】前記UV吸収剤および光安定剤としては、
特開昭59−158287号公報、同63−74686
号公報、同63−145089号公報、同59−196
292号公報、同62−229594号公報、63−1
22596号公報、同61−283595号公報、特開
平1−204788号公報などに記載の化合物、および
写真その他の画像記録材料における画像耐久性を改善す
るものとして公知の化合物を挙げることができる。
【0046】前記フィラーとしては、無機微粒子や有機
樹脂粒子を挙げることができる。
【0047】この無機微粒子としてはシリカゲル、炭酸
カルシウム、酸化チタン、酸性白土、活性白土、アルミ
ナ等を挙げることができ、有機微粒子としてはフッ素樹
脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリ
コン樹脂粒子等の樹脂粒子を挙げることができる。これ
らの無機・有機樹脂粒子は比重により異なるが、0〜3
0重量%の添加が好ましい。
【0048】前記顔料としては、代表例としてチタンホ
ワイト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シ
リカ、タルク、クレー、カオリン、活性白土、酸性白土
などを挙げることができる。
【0049】前記可塑剤としてはフタル酸エステル類、
トリメリット酸エステル類、アジピン酸エステル類、そ
の他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、クエン
酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油
、エポキシステアリン酸エポキシ類、正リン酸エステル
類、亜燐酸エステル類、グリコールエステル類などがあ
げられる。
【0050】なお、本発明では、添加剤全体の添加量は
、通常、受像層用バインダーに対して0〜30重量%の
範囲である。
【0051】−その他の層− 受像層と支持体との間に断熱性、バリアー性、クッショ
ン性、接着性等の性質を付与する目的として中間層(下
引層)を設けてもよい。
【0052】また、受像層の表面には感熱転写記録用イ
ンクシートと感熱転写記録用受像シートとの融着防止等
を目的にして、オーバーコート層が積層されていても良
い。さらに、受像層と反対の面(支持体面)に帯電防止
やカール防止等を目的としてバッキング層を設けてもよ
い。
【0053】(2)感熱転写記録用受像シートの製造感
熱転写記録用受像シートは、前記受像層の形成成分を溶
媒に分散あるいは溶解して受像層用塗工液を調製し、こ
の受像層用塗工液を支持体の表面に塗布し乾燥する塗工
法や、前記受像層の形成成分を有する混合物を溶融押出
し、支持体の表面にラミネートするラミネート法等によ
り、形成することができる。
【0054】上記塗工法に用いる溶媒としては、水、ア
ルコール類(例えばエタノール、プロパノール)、セロ
ソルブ類(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソルブ
)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロルベン
ゼン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケト
ン)、エステル系溶剤(たとえば酢酸エチル、酢酸ブチ
ルなど)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジ
オキサン)、塩素系溶剤(例えばクロロホルム、トリク
ロルエチレン)等が挙げられる。
【0055】前記塗工には、従来から公知のグラビアロ
ールによる塗布法、押し出し塗布法、ワイヤーバー塗布
法、ロール塗布法等を採用することができる。
【0056】受像層は、支持体表面全体に渡って形成さ
れていても良いし、表面の一部に形成されていても良い
【0057】本発明においては、受像層の厚みについて
好ましい条件がある。
【0058】すなわち、第一受像層の厚みは3μm以上
、好ましくは5〜20μmであること、また第二受像層
の厚みは3μm未満、好ましくは0.5〜2μmである
ことが好ましい。第一受像層の厚みが3μm未満である
と、熱拡散性色素の保持能力が十分ではなく画像保存が
劣化することがあり、また第二受像層の厚みが3μmを
超えると、熱拡散性色素の拡散が不十分になり前者同様
十分な画像保存性が得られないことがあるからである。
【0059】(3)感熱転写記録用インクシート感熱転
写記録用インクシートは、基本的に支持体上にインク層
を積層してなる。
【0060】−支持体− 本発明に用いられる支持体としては、寸法安定性がよく
、感熱ヘッドでの記録の際の熱に耐えるものならば、何
でもよいが、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉
紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、
ポリサルフォン、ポリビニルアルコール、セロファン、
ポリスチレンのような耐熱性のプラスチックフィルムを
用いることができる。
【0061】支持体の厚さは、2〜10μmが好ましい
。支持体の形状については特に制限がなく、たとえば広
幅のシートやフィルム、細幅のテープやカードなど任意
の形状がある。
【0062】−インク層− 上記インク層は、必須成分として熱拡散性色素とバイン
ダーとを含有する。
【0063】1.熱拡散性色素 熱拡散性色素としてはシアン色素、マゼンタ色素、イエ
ロー色素を挙げることができる。
【0064】前記シアン色素としては、特開昭59−7
8896号、同59−227948号、同60−249
66号、同60−53563号、同60−130735
号、同60−131292号、同60−239289号
、同61−19396号、同61−22993号、同6
1−31292号、同61−31467号、同61−3
5994号、同61−49893号、同61−1482
69号、同62−191191号、同63−91288
号、同63−91287号、同63−290793号等
の各公報に記載されているナフトキノン系色素、アント
ラキノン系色素、アゾメチン系色素等が挙げられる。
【0065】マゼンタ色素としては、特開昭59− 7
8896号、特開昭60−30392号、特開昭60−
30394号、特開昭60−253595号、特開昭6
1−262190号、特開昭63−5992号、特開昭
63−205288号、特開昭64−159号、特開昭
64−63194号等の各公報に記載されているアント
ラキノン系色素、アゾ色素、アゾメチン系色素等が挙げ
られる。
【0066】イエロー色素としては、特開昭59−78
896号、特開昭60−27594号、特開昭60−3
1560号、特開昭60−53565号、特開昭61−
12394号、特開昭63−122594号等の各公報
に記載されているメチン系色素、アゾ系色素、キノフタ
ロン系色素、アントライソチアゾール系色素が挙げられ
る。
【0067】また、熱拡散性色素として特に好ましいの
は、開鎖型または閉鎖型の活性メチレン基を有する化合
物を、p−フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp
−アミノフェノール誘導体の酸化体とのカップリング反
応により得られるアゾメチン色素およびフェノールまた
はナフトール誘導体またはp−フェニレンジアミン誘導
体の酸化体またはp−アミノフェノール誘導体の酸化体
とのカップリング反応により得られるインドアニリン色
素である。
【0068】インク層に含有される熱拡散性色素は、形
成しようとする画像が単色であるならば、イエロー色素
、マゼンタ色素、およびシアン色素の何れであっても良
い。
【0069】また、形成しようとする画像の色調によっ
ては、前記三種の色素のいずれか二種以上もしくは他の
熱拡散性色素を含んでいても良い。
【0070】前記熱拡散性色素の使用量は、通常、支持
体1m2 当たり0.1〜5g、好ましくは0.2〜2
gである。
【0071】2. バインダ− インク層のバインダーとしてはセルロース付加化合物、
セルロースエステル、セルロースエーテル等のセルロー
ス系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルブチラー
ル等のポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロリド
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、スチレン系
樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸系エステル、ポリ(メタ
)アクリル酸、(メタ)アクリル酸共重合体などのビニ
ル系樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂、オレフィン
系樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。
【0072】これらの樹脂のうちでも保存性の優れたポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタールある
いはセルロース系樹脂が好ましい。
【0073】前記各種のバインダーは、その一種を単独
で使用することもできるし、またその二種以上を併用す
ることもできる。
【0074】バインダーと前記熱拡散性色素との重量比
は、1:10〜10:1が好ましく、2:8〜7:3の
範囲が特に好ましい。
【0075】3. その他の任意成分 さらに前記インク層には、各種の添加剤を適宜に添加す
ることができる。
【0076】その添加剤としては、シリコン樹脂、シリ
コンオイル(反応硬化タイプも可)、シリコン変性樹脂
、フッ素樹脂、界面活性剤、およびワックス類等の剥離
性化合物、金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カー
ボンブラック、および樹脂微粉末等のフィラー、バイン
ダー成分と反応可能な硬化剤(たとえばイソシアネート
類やアクリル類やエポキシ類等の放射線活性化合物)な
どを挙げることができる。
【0077】さらにまた、添加剤として転写を促進する
ための熱溶融性物質、たとえばワックスや高級脂肪酸エ
ステルなどの、特開昭59−106997号公報記載の
化合物を挙げることができる。
【0078】−その他の層− なお、感熱転写記録用インクシートは、支持体とインク
層とからなる二層構成に限られず、その他の層が形成さ
れていても良い。
【0079】例えば、感熱転写記録用受像シートとの融
着や熱拡散性色素の裏移り(ブロッキング)を防止する
目的で、インク層の表面にオーバーコート層を設けても
良い。
【0080】また支持体にはバインダーとの接着性の改
良や色素の支持体側への転写、染着を防止する目的で下
引層を有していてもよい。
【0081】さらに支持体の裏面(インク層と反対側)
には、走行安定性、耐熱性、帯電防止等の目的でバッキ
ング層を設けてもよい。
【0082】このオーバーコート層、下引層およびバッ
キング層の厚みは通常、0.1〜1μmである。
【0083】(4)感熱転写記録用インクシートの製造
感熱転写記録用インクシートは、インク層を形成する前
記各種の成分を溶媒に分散ないし溶解してなるインク層
形成用塗工液を調製し、これを支持体の表面に塗工し、
乾燥することにより製造することができる。
【0084】なお、前記バインダーは、一種または二種
以上を溶媒に溶解もしくはラテックス状に分散させて用
いる。
【0085】前記溶媒としては、水、エタノール、テト
ラヒドロフラン、メチルエチルケトン、トルエン、キシ
レン、クロロホルム、ジオキサン、アセトン、シクロヘ
キサン、酢酸ノルマルブチルなどを挙げることができる
【0086】前記塗工には、従来から公知のグラビアロ
ールによる面順次塗り別け塗布法、押し出し塗布法、ワ
イヤーバー塗布法、ロール塗布法等を採用することがで
きる。
【0087】インク層は、支持体の表面の全面あるいは
一部の表面に、単色の熱拡散性色素を含有する層として
形成されても良いし、また、バインダーとイエロー色素
とを含有するイエローインク層、バインダーとマゼンタ
色素とを含有するマゼンタインク層およびバインダーと
シアン色素とを含有するシアンインク層が、平面方向に
沿って一定の繰り返しで支持体の表面の全面あるいは一
部の表面に形成されていても良い。
【0088】また、平面方向に沿って配列された前記三
層のインク層に加えて、黒色画像形成物質を含む黒色イ
ンク層が、介在していても良い。
【0089】なお、黒色インク層については、拡散転写
型でも溶融転写型でも、鮮明な画像が得られる。
【0090】かくして形成されたインク層の膜厚は、通
常、0.2〜10μmであり、好ましくは、0.3〜3
μmである。
【0091】なお、感熱転写記録用インクシートに、パ
ーフォレーションを形成したり、あるいは色相の異なる
区域の位置を検出するための検知マークなどを設けるこ
とによって、使用時の便を図ることもできる。
【0092】(5) 熱転写記録方法 画像を形成するには、感熱転写記録用インクシートのイ
ンク層と感熱転写記録用受像シートの受像層とを重ねあ
わせ、インク層と受像層との界面にイメージワイズに熱
エネルギーを与える。
【0093】インク層中の熱拡散性色素は、この画像形
成時に加えられた熱エネルギーに応じた量だけ気化ある
いは昇華し、受像層側に移行され受容される結果、受像
層に画像が形成される。
【0094】受像層に画像が形成されるといっても、そ
の受像層が二層構造である場合は、熱散性色素の濃度は
第一受像層よりも第二受像層の方が高いのが普通である
【0095】そこで、本発明では、この第二受像層に存
在する熱拡散性色素をできるだけ第一受像層側に拡散さ
せるために、予め第一受像層の熱拡散性色素受容性を第
二受像層のそれより大きくした上で、前記画像を形成し
た感熱転写記録用受像シ−トをさらに熱処理するのであ
る。
【0096】このように、第一受像層の熱拡散性色素受
容性が第二受像層のそれより大きいという条件下で画像
形成後に熱処理を行なうと、第一受像層における熱拡散
性色素の濃度が単に高くなるだけでなく、熱拡散性色素
の定着性が向上し、しかも光・熱などによる色素の滲み
やブリ−ドアウトが防止され、画像の耐熱保存性、耐光
保存性が向上する。
【0097】前記熱処理の手段としては公知の手段が用
いられ、たとえば通常よく用いられるヒ−トロ−ル、ホ
ットスタンプ以外に画像形成時に用いられる後述の熱源
、すなわちサ−マルヘッド、レ−ザ−光、赤外線フラッ
シュ、熱ペンなども用いることができる。
【0098】これらの熱源のうち、サ−マルヘッドを用
いる場合には、ヘッド等を保護するために、インク層の
ない領域を設けた感熱転写記録用インクシ−トあるいは
別の熱処理用のシートを介して、画像を有する感熱転写
記録用受像シ−トを熱処理することが好ましい。
【0099】いずれの場合にせよ、第一受像層側に色素
を拡散させるのであるから、十分に第一受像層に熱エネ
ルギーが供給される必要がある。熱処理時の加熱は、受
像層表面側(第二受像層表面側)、支持体側あるいはそ
の両側からのいずれであってもよいが、効率的な熱処理
としては、支持体側から加熱するのが好ましい。
【0100】前記熱処理の加熱温度、および加熱時間は
熱源によって異なるが、後述の画像を記録する際に用い
る熱源はいずれも使用でき、通常の画像記録を行う範囲
内で熱処理を行うことができる。
【0101】前記熱処理にヒートロールを用いる場合の
加熱温度は、通常、70〜200℃、好ましくは100
〜150℃の範囲であり、またその搬送速度は、通常、
0.01〜20mm/秒、好ましくは0.05〜5mm
/秒である。また、前記熱処理にホットスタンプを用い
る場合の加熱温度は、通常、50〜200℃、好ましく
は80〜150℃の範囲で、圧力としては、通常、0.
05〜20Kg/cm2 、好ましくは0.5〜5Kg
/cm2 、また加熱時間は、通常0.1〜20秒、好
ましくは0.5〜10秒である。
【0102】ところで、前記画像形成時に加える熱エネ
ルギーを与える熱源としては、サーマルヘッドが一般的
であるが、このほかにレーザー光、赤外線フラッシュ、
熱ペンなどの公知のものを使用することができる。
【0103】上記サーマルヘッドを用いるときは、サー
マルヘッドに印加する電圧あるいはパルス巾を変調する
ことにより、与える熱エネルギーを連続的にあるいは多
段階に変化させることができる。
【0104】前記レーザー光を用いるときは、レーザー
光の光量や照射面積を変化させることにより与える熱エ
ネルギーを変化させることができる。
【0105】この場合、レーザー光を吸収し易くするた
め、レーザー光吸収材料(例えば、半導体レーザーの場
合、カーボンブラックや近赤外線吸収物質など)をイン
ク層中、もしくはインク層近傍に存在せしめるとよい。
【0106】なお、レーザー光を用いるときは感熱転写
記録用インクシートと感熱転写記録用受像シートとを充
分に密着させて行なうとよい。
【0107】音響光学素子を内蔵したドットジェネレー
ターを用いれば網点の大小に応じた熱エネルギーを与え
ることもできる。
【0108】前記赤外線フラッシュランプを用いるとき
は、レーザー光を用いる場合と同様に、加熱を黒色ある
いは赤外線吸収物質を含有するの着色層を介して行なう
とよい。
【0109】あるいは黒色などの、画像の濃淡を連続的
に表現したパターンあるいは網点パターンを介して加熱
を行なってもよいし、また一面の黒色などの着色層と前
記のパターンのネガに相当するネガパターンを組み合わ
せて加熱を行なってもよい。画像形成時の熱エネルギー
の与え方としては、感熱転写記録用インクシート側から
行なっても、感熱転写記録用受像シート側から行なって
も、或いは両側から行なってもよいが、熱エネルギーの
有効利用を優先させるなら、感熱転写記録用インクシー
ト側から行なうのが望ましい。
【0110】以上の熱転写記録により、感熱転写記録用
受像シートの受像層に一色の画像を記録することができ
るが、下記の方法によると、各色の掛け合せからなるカ
ラー写真調のカラー画像を得ることもできる。
【0111】たとえばイエロー、マゼンタ、シアンおよ
び必要に応じて黒色の感熱転写記録用感熱シートを順次
取り換えて、各色に応じた熱転写を行なうと、各色のか
けあわせからなるカラー写真調のカラー画像を得ること
もできる。
【0112】それから、次の方法も有効である。
【0113】すなわち、上記のように各色の感熱転写記
録用インクシートを用いるかわりに、予め各色に塗り分
けて形成した区域を有する感熱転写記録用インクシート
を用いるのである。
【0114】そして、まずイエローの区域を用いてイエ
ローの分色画像を熱転写し、次にマゼンタの区域を用い
てマゼンタの分色画像を熱転写し、以下、順次に繰り返
すことによりイエロー、マゼンタ、シアン、及び必要に
より黒色の分色画像と順に熱転写する方法を採る。
【0115】この方法でも、カラー写真調のカラー画像
を得ることが可能であるが、さらに好都合なことに、こ
の方法には前記のような感熱転写記録用感熱シートの交
換が不要になるという利点がある。
【0116】また、前記熱処理をサーマルヘッドで行う
場合に、上記記載のように予め各色に塗り分けて形成し
た区域を有する感熱転写記録用インクシートにインク層
を付していない領域をさらに設けておくと、熱処理する
ために別のシートを用意するという問題がなくなる。
【0117】
【実施例】次に実施例に基いて本発明をさらに具体的に
説明する。なお、以下において「部」は「重量部」を表
わす。
【0118】(実施例1)支持体として厚み6μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム[東レ(株)製]の
コロナ処理された表面に、下記組成のインク層形成用塗
工液をワイヤーバーコーティング法により、乾燥後の厚
みが1μmになるように塗布、乾燥するとともに、コロ
ナ処理されていない裏面にシリコーン樹脂[大日精化(
株)製、SP−2105]を含有するニトロセルロース
溶液をスポイトで1、2滴垂らして全面に広げ、背面処
理コートを行なうことにより感熱転写記録用インクシー
トを得た。
【0119】                   インク層形成用
塗工液;        分散染料・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・4.0部        [
日本化薬(株)製、カヤセットブルー136]    
      ポリビニルブチラール・・・・・・・・・
・・・・・・4.0部        [積水化学工業
(株)製、エスレックBX− 1]         
 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・
・  82部        シクロヘキサノン・・・
・・・・・・・・・・・・・・  10部  次に、支
持体として厚み150μmの合成紙[商品名ユポFPG
−150;王子油化合成紙(株)製]上に下記組成の第
一受像層形成用塗工液と第二受像層用塗工液を塗工法に
より順次、塗布・乾燥し、合成紙上に厚み10μmの第
一受像層と厚み2μmの第二受像層とを形成することに
よって、感熱転写記録用受像シートを得た。
【0120】                       第一受
像層形成用塗工液;        塩化ビニルーイソ
ブチルビニルエ−テル共重合体・・・9.0部    
    [BASF社製、ラロフレックスMP25] 
       トリメリット酸アルキルエステル・・・
・・・・・・・1.0部        [旭電化工業
(株)製、アデカサイザーC79]         
 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・
・  80部        シクロヘキサノン・・・
・・・・・・・・・・・・・・  10部      
                第二受像層形成用塗
工液;        ポリ塩化ビニル・・・・・・・
・・・・・・・・・・・9.5部        [信
越化学工業(株)製、TK600]        ポ
リエステル変性シリコーン樹脂・・・・・・・・・・0
.5部        [信越シリコーン(株)製、X
− 24− 8300]        メチルエチル
ケトン・・・・・・・・・・・・・・・・  80部 
       シクロヘキサノン・・・・・・・・・・
・・・・・・・  10部  次に、前記感熱転写記録
用インクシートと上記感熱転写記録用受像シートとを、
前者のインク層表面と後者の受像層表面とが接するよう
に重ねあわせ、感熱転写記録用インクシートの支持体側
よりサーマルヘッドを用いて出力0.4W/ドット、パ
ルス幅0.3〜10msec、ドット密度6ドット/m
mの条件で加熱することにより、画像記録を行なった。
【0121】画像記録後、受像層に画像を有する感熱転
写記録用受像シ−トをヒ−トロ−ル(加熱温度130℃
)に通して搬送速度0.1mm/秒で支持体側から熱処
理した。
【0122】受像層表面の転写濃度、画像の耐熱保存性
、耐光保存性、色素の定着性および滲み防止性について
、下記の基準で評価した。結果を表1に示す。
【0123】転写濃度:光学濃度計で反射濃度OD値を
測定した。 ◎・・・・OD値が2.5以上 〇・・・・OD値が2.0〜2.5 △・・・・OD値が1.7〜2.0 X・・・・OD値が1.7以下。
【0124】耐熱性(耐熱画像保存性):画像を記録し
た感熱転写記録用受像シートを77℃、相対湿度80%
の環境下に72時間保持して、色素のブリードアウトお
よび色素の変色や褪色の有無(目視で判断)を調べた。 ○・・・・画像を手でこすっても色素が落ちにくい。 また変色や褪色がない。
【0125】X・・・・画像を手でこすると色素が落ち
たり、あるいは変色や褪色が認められた。
【0126】耐光性(耐光画像保存性)画像を記録した
感熱転写用受像シートをキセノンウェーザーメーターで
72時間露光した後、画像を目視で判断した。 ○・・・・色素の変色や褪色が認められない。 ×・・・・色素の変色や褪色が著しい。
【0127】色素の定着性:画像を記録した感熱転写記
録用受像シートを画像を記録していない感熱転写記録用
受像シートと対面させ、40g/cm2 の荷重を掛け
、60℃で48時間放置後、画像を記録していない感熱
転写記録用受像シートに転写した色素の転写濃度で判断
した。 ◎・・・・転写した色素濃度が0.10未満であった。 ○・・・・転写した色素濃度が0.10〜0.15であ
った。 ×・・・・転写した色素濃度が0.15以上であった。
【0128】色素の滲み防止性:画像を記録した感熱転
写記録用受像シートを、60℃で1週間放置後、色素の
滲み具合を目視で判断した。 ○・・・・滲みがほとんど認められない。 ×・・・・滲みが認められた。 (実施例2)実施例1において、第二受像層形成塗工液
の組成を下記の組成に変えた以外は、実施例1と同様に
行った。
【0129】                       第二受
像層形成用塗工液;        塩化ビニルーベン
ジルメタクリレート共重合体・・・・9.5部    
    [塩化ビニル含有量;83.7%、Tg;51
℃]        ポリエステル変性シリコーン樹脂
・・・・・・・・・・0.5部        [信越
シリコーン(株)製、X− 24− 8300]   
     メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・
・・・・・  80部        シクロヘキサノ
ン・・・・・・・・・・・・・・・・・  10部。
【0130】(実施例3)実施例1において、画像形成
後に行なうヒ−トロ−ルによる熱処理に代えて、サ−マ
ルヘッドにより、画像形成部分全面に対してエネルギー
を掛け、熱処理を行なったこと以外は、実施例1と同様
にして感熱転写記録方法を実施した。
【0131】この感熱転写記録方法を図1(断面図)に
模式的に示す。すなわち、初めに支持体1上に第一受像
層2と第二受像層3とをこの順に有する感熱転写記録用
受像シ−ト4と、支持体5上にインク層6を有する感熱
転写記録用インクシ−ト7とを、受像層3とインク層6
とが接するように重ね合わせ(A)、支持体5側よりサ
−マルヘッド8を用いて加熱する。
【0132】なお、感熱転写記録用インクシ−ト7は、
上面から見ると図2の平面図に示すようにインク層6の
領域と支持体5の領域とが交互に露出した構造を有する
【0133】前記のように加熱すると、インク層6中の
熱拡散性色素9は第二受像層3および第一受像層2側に
移行し、そこに画像を形成する。このとき、熱拡散性色
素9の濃度は第二受像層3の方が第一受像層2よりも高
い(B)。
【0134】この状態で、次に感熱転写記録用インクシ
ート7の支持体5が露出する領域を介して同じサ−マル
ヘッド8を用いて熱処理を行なうと、第二受像層3中の
熱拡散性色素9は第一受像層2側に移行し、その結果、
第一受像層2における熱拡散性色素9の濃度が高くなる
(C)。
【0135】(実施例4)実施例1において、画像形成
後に行なうヒ−トロ−ルによる熱処理に代えて、ホット
スタンプ(加熱温度140℃、圧力1.5Kg/cm2
 、加熱時間5秒)で熱処理を行った以外は、実施例1
と同様に行った。
【0136】この感熱転写記録方法も上記実施例1〜3
と同様に、第一受像層の色素受容能力が第二受像層のそ
れよりも勝るように受像層が積層されているために、第
二受像層中の熱拡散性色素が、ホットスタンプによる熱
処理により、第一受像層側に移行し、その結果、第一受
像層における熱拡散性色素の濃度が高くなる。
【0137】(実施例5)受像形成塗工液を下記の組成
に代え、実施例1において、画像形成後に行なうヒ−ト
ロ−ルによる熱処理に代えて、赤外線フラッシュランプ
を支持体側から照射して熱処理を行った以外は、実施例
1と同様に行った。
【0138】                       第一受
像層形成用塗工液;        塩化ビニル−イソ
ブチルビニルエ−テル共重合体・・・8.9部    
    [BASF社製、ラロフレックスMP25] 
       トリメリット酸アルキルエステル・・・
・・・・・・・1.0部        [旭電化工業
(株)製、アデカサイザーC79]         
 赤外線吸収剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・0.1部        [日本化薬(株)製、カヤ
ソーブCY−9]        メチルエチルケトン
・・・・・・・・・・・・・・・・  80部    
    シクロヘキサノン・・・・・・・・・・・・・
・・・・  10部                
      第二受像層形成用塗工液;       
 ポリ塩化ビニル・・・・・・・・・・・・・・・・・
・9.5部        [信越化学工業(株)製、
TK600]        ポリエステル変性シリコ
ーン樹脂・・・・・・・・・・0.5部       
 [信越シリコーン(株)製、X− 24− 8300
]        赤外線吸収剤・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・0.01部        [日本
化薬(株)製、カヤソーブCY−9]        
メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・
  80部        シクロヘキサノン・・・・
・・・・・・・・・・・・・  10部この感熱転写記
録方法も上記実施例1〜4と同様に、第一受像層の色素
受容能力が第二受像層のそれよりも勝るように受像層が
積層されている。また、それぞれの層に赤外線吸収物質
が含まれているため、赤外線フラッシュランプによる光
り照射を効率的に熱エネルギーに変換する。更に、第一
受像層に含まれる赤外線吸収物質の量が、第二受像層に
含まれるそれよりも多くなっていることから、熱効率と
しては第一受像層のほうが良い。そのために、第一受像
層側の方が第二受像層側よりもより加熱される。その結
果、第二受像層中の熱拡散性色素が、赤外線フラッシュ
ランプによる熱処理により、第一受像層側に移行し、そ
の結果、第一受像層における熱拡散性色素の濃度が高く
なる。
【0139】(比較例1)実施例1の第一受像層形成用
塗工液の代わりに、実施例1の第二受像層形成用塗工液
を用いて第一受像層を形成したこと以外は実施例1と同
様に感熱転写記録方法を実施した。
【0140】(比較例2)実施例1において画像形成後
に行なう熱処理を省いたこと以外は実施例1と同様にし
て感熱転写記録方法を実施した。
【0141】
【表1】
【0142】
【発明の効果】本発明の感熱転写記録方法は、感熱転写
記録用受像シ−トの第一受像層の熱拡散性色素受容性を
第二受像層のそれよりも大きくし、画像形成後に感熱転
写記録用受像シ−トを熱処理するので、色素の定着性、
転写濃度が向上し、熱や光に対する画像の保存性が改良
され、色素の滲みの防止された高品質の画像を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱転写記録方法の一例を示す模式的
な断面図である。
【図2】本発明に使用する感熱転写記録用インクシ−ト
の模式的な平面図である。
【符合の説明】
1  感熱転写記録用受像シート支持体2  第一受像
層 3  第二受像層 4  感熱転写記録用受像シ−ト 5  感熱転写記録用インクシ−ト支持体6  インク
層 7  感熱転写記録用インクシ−ト 9  熱拡散性色素

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に第一受像層と第二受像層と
    をこの順に積層してなり、かつ第一受像層の熱拡散性色
    素受容性が第二受像層の熱拡散性色素受容性よりも大き
    い感熱転写記録用受像シートと感熱転写記録用インクシ
    ートとを重ね合わせて加熱することにより、感熱転写記
    録用受像シ−トに熱拡散性色素を転写して画像を形成し
    、その後、この画像を有する感熱転写記録用受像シ−ト
    を熱処理することを特徴とする感熱転写記録方法。
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