JPH04284604A - 磁気記録用六方晶系フェライトの製造方法 - Google Patents
磁気記録用六方晶系フェライトの製造方法Info
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- JPH04284604A JPH04284604A JP3048256A JP4825691A JPH04284604A JP H04284604 A JPH04284604 A JP H04284604A JP 3048256 A JP3048256 A JP 3048256A JP 4825691 A JP4825691 A JP 4825691A JP H04284604 A JPH04284604 A JP H04284604A
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は主に高密度磁気記録媒体
の構成に用いられる六方晶系フェライトの製造方法に関
する。
の構成に用いられる六方晶系フェライトの製造方法に関
する。
【0003】
【従来の技術】たとえば塗布形の磁気記録媒体は、ポリ
エチレンテレフタレートフイルムなどから成る基体と、
この基体面上に形成された磁性粉およびバインダレジン
を主成分とする磁性層とで構成されている。そして、こ
のような磁気記録媒体の構成に用いられる磁性粉として
は、従来γ−Fe2 O3 、Co被着γ−Fe2 O
3 、CrO2 あるいは金属Feなどの針状磁性粉を
用い、面内長手方向の磁化を利用する磁気記録方式が採
られていた。
エチレンテレフタレートフイルムなどから成る基体と、
この基体面上に形成された磁性粉およびバインダレジン
を主成分とする磁性層とで構成されている。そして、こ
のような磁気記録媒体の構成に用いられる磁性粉として
は、従来γ−Fe2 O3 、Co被着γ−Fe2 O
3 、CrO2 あるいは金属Feなどの針状磁性粉を
用い、面内長手方向の磁化を利用する磁気記録方式が採
られていた。
【0004】しかし、前記面内長手方向の磁化を利用す
る磁気記録媒体においては、高周波域における記録再生
の向上を図ろうとすると、記録媒体内の減磁界が増加す
るため、記録密度をそれほど向上させることができない
という問題がある。
る磁気記録媒体においては、高周波域における記録再生
の向上を図ろうとすると、記録媒体内の減磁界が増加す
るため、記録密度をそれほど向上させることができない
という問題がある。
【0005】一方、磁気記録密度の大幅な改善・向上を
図るため、磁気記録媒体の基体と垂直な方向の磁化を利
用する垂直磁気記録方式が提案されている。つまり、こ
の垂直磁気記録方式の場合は、高周波域においても記録
媒体内の減磁界の問題が生じないので、高密度記録に適
するからである。
図るため、磁気記録媒体の基体と垂直な方向の磁化を利
用する垂直磁気記録方式が提案されている。つまり、こ
の垂直磁気記録方式の場合は、高周波域においても記録
媒体内の減磁界の問題が生じないので、高密度記録に適
するからである。
【0006】前記垂直磁気記録方式に適する記録媒体と
して、Co−Cr合金などを真空蒸着法やスパッタ法に
より基体面上に被着・形成した構成のものが知られてい
る。しかしながら、この種の磁気記録媒体の場合、環境
安定性、走行耐久性、生産性などの点で問題がある。
して、Co−Cr合金などを真空蒸着法やスパッタ法に
より基体面上に被着・形成した構成のものが知られてい
る。しかしながら、この種の磁気記録媒体の場合、環境
安定性、走行耐久性、生産性などの点で問題がある。
【0007】また、このような問題のない磁気記録媒体
として、基体面上に垂直な方向の磁化を用いる垂直記録
方式に適した高密度垂直記録媒体として、垂直方向に磁
化容易軸を配向し易い六方晶系フェライト、たとえばM
型のBaFe12O19、W型のBaMe2 Fe16
O27(Meは置換金属元素)、M型フェライトとスピ
ネルフェライトとを同時に含むもの、あるいはそれらの
原子の一部を他の元素で置換した六方晶系フェライトを
用いたものが知られている。すなわち、前記六方晶系フ
ェライト粉末を、バインダレジン、溶剤および各種添加
剤とともに混合して磁性塗料を調製し、この磁性塗料を
非磁性基体上に塗布したものが知られている。
として、基体面上に垂直な方向の磁化を用いる垂直記録
方式に適した高密度垂直記録媒体として、垂直方向に磁
化容易軸を配向し易い六方晶系フェライト、たとえばM
型のBaFe12O19、W型のBaMe2 Fe16
O27(Meは置換金属元素)、M型フェライトとスピ
ネルフェライトとを同時に含むもの、あるいはそれらの
原子の一部を他の元素で置換した六方晶系フェライトを
用いたものが知られている。すなわち、前記六方晶系フ
ェライト粉末を、バインダレジン、溶剤および各種添加
剤とともに混合して磁性塗料を調製し、この磁性塗料を
非磁性基体上に塗布したものが知られている。
【0008】ところで、このような磁気記録媒体用の六
方晶系フェライトを製造する方法としては、たとえば、
六方晶系フェライトの基本成分と、保磁力低減用の置換
成分と、飽和磁化向上など特性改善用の添加成分および
ガラス形成成分・ガラス修飾成分を混合して加熱溶融さ
せ、この溶融物を急速に冷却して非晶質化(ガラス化)
し、得られた非晶質体に熱処理を施して六方晶系フェラ
イトの結晶粒子を析出させた後、これを粉砕し、得られ
た微粉末をリン酸や酢酸などの希酸で洗浄処理し、ガラ
ス形成成分を溶解除去することなどによって、六方晶系
フェライトを分離抽出するという、ガラス結晶化法が採
られている。
方晶系フェライトを製造する方法としては、たとえば、
六方晶系フェライトの基本成分と、保磁力低減用の置換
成分と、飽和磁化向上など特性改善用の添加成分および
ガラス形成成分・ガラス修飾成分を混合して加熱溶融さ
せ、この溶融物を急速に冷却して非晶質化(ガラス化)
し、得られた非晶質体に熱処理を施して六方晶系フェラ
イトの結晶粒子を析出させた後、これを粉砕し、得られ
た微粉末をリン酸や酢酸などの希酸で洗浄処理し、ガラ
ス形成成分を溶解除去することなどによって、六方晶系
フェライトを分離抽出するという、ガラス結晶化法が採
られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガラス結晶化法では、ガラス形成成分・ガラス修飾成分
としてAO(AはBa、Sr、CaおよびPbから選ば
れた少なくとも1種の元素)となり得る化合物およびB
2 O3 となり得る化合物を用いている。しかして、
これら原料混合物成分の溶融物から得られる非晶質体に
おいては、630 ℃程度の温度で六方晶系フェライト
結晶の析出が始るが、結晶性のよい六方晶系フェライト
を得るためには、非晶質体の熱処理温度を可及的に高く
することが望まれ、たとえば850℃程度以上の温度に
設定すると、逆に高密度磁気記録用に適した微粒子とな
らずに、粒径の大きいものとなり多磁区粒子の生成が起
こるなどという問題がある。
ガラス結晶化法では、ガラス形成成分・ガラス修飾成分
としてAO(AはBa、Sr、CaおよびPbから選ば
れた少なくとも1種の元素)となり得る化合物およびB
2 O3 となり得る化合物を用いている。しかして、
これら原料混合物成分の溶融物から得られる非晶質体に
おいては、630 ℃程度の温度で六方晶系フェライト
結晶の析出が始るが、結晶性のよい六方晶系フェライト
を得るためには、非晶質体の熱処理温度を可及的に高く
することが望まれ、たとえば850℃程度以上の温度に
設定すると、逆に高密度磁気記録用に適した微粒子とな
らずに、粒径の大きいものとなり多磁区粒子の生成が起
こるなどという問題がある。
【0010】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、粒度分布が狭くて結晶性の良好な六方
晶系フェライトを常に製造し得る方法の提供を目的とす
る。[発明の構成]
なされたもので、粒度分布が狭くて結晶性の良好な六方
晶系フェライトを常に製造し得る方法の提供を目的とす
る。[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気記録用
六方晶系フェライトの製造方法は、一般式、AO・n(
Fe12−x−yM1 x M2 y O18−a)(
但し、0.8 ≦n≦2.0 、0.55≦x≦2.7
、0.0 ≦y<2.0 、0.0 ≦a≦1.0
、AはBa、Sr、CaおよびPbの中から選ばれた少
なくとも1種の元素、M1はCo、 Ni、Cu、Z
n、MnおよびMgの中から選ばれた少なくとも1種の
元素、M2 はTi、Nb、Sn、Zr、V、Al、C
r、Mo、GeおよびWの中から選ばれた少なくとも1
種の元素)で示される六方晶系フェライトを形成する各
元素の化合物と、ガラス形成成分・ガラス修飾成分とし
てのSiO2 になり得る化合物とAO(AはBa、S
r、CaおよびPbの中から選ばれた少なくとも1種)
になり得る化合物とを、混合して加熱溶融させた後、急
速冷却を施して非晶質化した後、その非晶質体に熱処理
を施して六方晶系フェライトを析出させ、さらに析出し
た六方晶系フェライトを抽出することを特徴とする。
六方晶系フェライトの製造方法は、一般式、AO・n(
Fe12−x−yM1 x M2 y O18−a)(
但し、0.8 ≦n≦2.0 、0.55≦x≦2.7
、0.0 ≦y<2.0 、0.0 ≦a≦1.0
、AはBa、Sr、CaおよびPbの中から選ばれた少
なくとも1種の元素、M1はCo、 Ni、Cu、Z
n、MnおよびMgの中から選ばれた少なくとも1種の
元素、M2 はTi、Nb、Sn、Zr、V、Al、C
r、Mo、GeおよびWの中から選ばれた少なくとも1
種の元素)で示される六方晶系フェライトを形成する各
元素の化合物と、ガラス形成成分・ガラス修飾成分とし
てのSiO2 になり得る化合物とAO(AはBa、S
r、CaおよびPbの中から選ばれた少なくとも1種)
になり得る化合物とを、混合して加熱溶融させた後、急
速冷却を施して非晶質化した後、その非晶質体に熱処理
を施して六方晶系フェライトを析出させ、さらに析出し
た六方晶系フェライトを抽出することを特徴とする。
【0012】さらに要すれば、前記においてガラス形成
成分・ガラス修飾成分の組成比を、 0.8 <AO/SiO2 <2.5 に選択・設定することを特徴とする。
成分・ガラス修飾成分の組成比を、 0.8 <AO/SiO2 <2.5 に選択・設定することを特徴とする。
【0013】ここで、n、x、y、aが上記範囲を外れ
ると、形成される六方晶系フェライトの保磁力が200
〜2000 Oe の範囲外となって、記録信号の保
持が不可能となったり、あるいは記録が困難となる。さ
らに、ガラス形成成分・ガラス修飾成分の比率は必ずし
も限定されないが、上記のように0.8 <AO/Si
O2 <2.5 の範囲外に選択・設定した場合は、熱
処理が施された物質から六方晶系フェライトを抽出し難
い傾向や、六方晶系フェライト以外の相も生成する傾向
がある。さらにまた、六方晶系フェライトの基本成分お
よび保磁力制御用の置換成分の量の和は、30〜50モ
ル% の範囲が好ましい。つまり、30モル% より少
ないと粒径が大きくなり過ぎの傾向があり、また50モ
ル% を超えると溶融温度が高くなるばかりでなく、熱
処理後における六方晶系フェライトの抽出が困難な傾向
があるからである。
ると、形成される六方晶系フェライトの保磁力が200
〜2000 Oe の範囲外となって、記録信号の保
持が不可能となったり、あるいは記録が困難となる。さ
らに、ガラス形成成分・ガラス修飾成分の比率は必ずし
も限定されないが、上記のように0.8 <AO/Si
O2 <2.5 の範囲外に選択・設定した場合は、熱
処理が施された物質から六方晶系フェライトを抽出し難
い傾向や、六方晶系フェライト以外の相も生成する傾向
がある。さらにまた、六方晶系フェライトの基本成分お
よび保磁力制御用の置換成分の量の和は、30〜50モ
ル% の範囲が好ましい。つまり、30モル% より少
ないと粒径が大きくなり過ぎの傾向があり、また50モ
ル% を超えると溶融温度が高くなるばかりでなく、熱
処理後における六方晶系フェライトの抽出が困難な傾向
があるからである。
【0014】本発明において、六方晶系フェライトの基
本成分は、BaO、SrO、CaOおよびPbOから選
ばれた少なくとも1種とFe2 O3 であり、また、
保磁力制御のための置換成分は、CoO、NiO、Cu
O、ZnO、MgO、TiO2 、Nb2 O5 、S
nO2 、ZrO2 、V2 O5 、CrO2 、M
oO2 、MoO、Al2 O3 、GeO2 および
WO2 から選ばれた少なくとも1種である。さらに、
ガラス形成成分・ガラス修飾成分は、BaO、SrO、
CaOおよびPbOから選ばれる少なくとも1種と、S
iO2 が用いられる。そして、これらの各成分は、た
とえば炭酸化合物など他の形態の化合物を用いてもよい
。
本成分は、BaO、SrO、CaOおよびPbOから選
ばれた少なくとも1種とFe2 O3 であり、また、
保磁力制御のための置換成分は、CoO、NiO、Cu
O、ZnO、MgO、TiO2 、Nb2 O5 、S
nO2 、ZrO2 、V2 O5 、CrO2 、M
oO2 、MoO、Al2 O3 、GeO2 および
WO2 から選ばれた少なくとも1種である。さらに、
ガラス形成成分・ガラス修飾成分は、BaO、SrO、
CaOおよびPbOから選ばれる少なくとも1種と、S
iO2 が用いられる。そして、これらの各成分は、た
とえば炭酸化合物など他の形態の化合物を用いてもよい
。
【0015】本発明に係る製造方法は、一般的に次のよ
うに行なわれる。すなわち、上記のように選択された原
料を十分に混合し、たとえば1350〜1600℃程度
の温度で加熱溶融した後、この溶融物をたとえば双ロー
ル間に落として急冷し非晶質体とする。次いで、この非
晶質体に800 〜1050℃程度好ましくは900
℃以上の温度で熱処理を施し、六方晶系フェライトを析
出させた後、粉砕してから酸および水によりガラス成分
を除去し、前記析出した六方晶系フェライトを抽出して
乾燥することによって、所望の結晶性良好な六方晶系フ
ェライトが得られる。
うに行なわれる。すなわち、上記のように選択された原
料を十分に混合し、たとえば1350〜1600℃程度
の温度で加熱溶融した後、この溶融物をたとえば双ロー
ル間に落として急冷し非晶質体とする。次いで、この非
晶質体に800 〜1050℃程度好ましくは900
℃以上の温度で熱処理を施し、六方晶系フェライトを析
出させた後、粉砕してから酸および水によりガラス成分
を除去し、前記析出した六方晶系フェライトを抽出して
乾燥することによって、所望の結晶性良好な六方晶系フ
ェライトが得られる。
【0016】
【作用】本発明に係る磁気記録用六方晶系フェライトの
製造方法においては、ガラス形成成分・ガラス修飾成分
としてSiO2 となり得る化合物、AOとなり得る化
合物とを用いることによって、均一性のよい溶融物が容
易に得られるばかりでなく、微粒径で粒度分布が狭くか
つ板状比も大きくて、磁気記録用に適する結晶性の良好
な六方晶系フェライトを再現性よく得ることができる。
製造方法においては、ガラス形成成分・ガラス修飾成分
としてSiO2 となり得る化合物、AOとなり得る化
合物とを用いることによって、均一性のよい溶融物が容
易に得られるばかりでなく、微粒径で粒度分布が狭くか
つ板状比も大きくて、磁気記録用に適する結晶性の良好
な六方晶系フェライトを再現性よく得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0018】六方晶系フェライトの基本成分および保磁
力制御用の置換成分の和が、37.5モル% になるよ
うにし、各原料組成分を秤量した。なお、CoおよびT
iを置換成分としてその置換量x=y=0.77とし、
n=1.0 、a=0.0 とし、さらにAO=BaO
とした。
力制御用の置換成分の和が、37.5モル% になるよ
うにし、各原料組成分を秤量した。なお、CoおよびT
iを置換成分としてその置換量x=y=0.77とし、
n=1.0 、a=0.0 とし、さらにAO=BaO
とした。
【0019】また、析出した六方晶系フェライトの形状
は、透過電子顕微鏡写真上で400 個の粒子について
測定を行い算出し、結晶性の比較のため酸洗浄廃液中の
CoO量をICP発光分析により調べた。さらに磁気特
性は振動試料型磁力計にて最大磁界10 KOeを印加
して測定した。
は、透過電子顕微鏡写真上で400 個の粒子について
測定を行い算出し、結晶性の比較のため酸洗浄廃液中の
CoO量をICP発光分析により調べた。さらに磁気特
性は振動試料型磁力計にて最大磁界10 KOeを印加
して測定した。
【0020】実施例1
上記原料組成分の調製において、BaO/SiO2 =
1.0 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を900 ℃
で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを
析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄
、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出し
、これを乾燥処理して六方晶系Baフェライト粉末を得
た。
1.0 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を900 ℃
で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを
析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄
、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出し
、これを乾燥処理して六方晶系Baフェライト粉末を得
た。
【0021】前記で得た六方晶系Baフェライトの磁気
特性などを測定したところ、保磁力910 Oe、飽和
磁化 56 emu/g 、角型比 0.50 、平均
粒径 48 nm、比表面積40 m2 /gであった
。また、酸洗浄廃液中のCoO量は 8 ppmであっ
た。
特性などを測定したところ、保磁力910 Oe、飽和
磁化 56 emu/g 、角型比 0.50 、平均
粒径 48 nm、比表面積40 m2 /gであった
。また、酸洗浄廃液中のCoO量は 8 ppmであっ
た。
【0022】実施例2
上記原料組成分の調製において、BaO/SiO2 =
2.0 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を900 ℃
で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを
析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄
、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出し
、これを乾燥処理して六方晶系Baフェライト粉末を得
た。
2.0 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を900 ℃
で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを
析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄
、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出し
、これを乾燥処理して六方晶系Baフェライト粉末を得
た。
【0023】前記で得た六方晶系Baフェライトの磁気
特性などを測定したところ、保磁力1100 Oe 、
飽和磁化 55 emu/g 、角型比 0.50 、
比表面積46 m2 /gであった。また、酸洗浄廃液
中のCoO量は 10 ppm であった。
特性などを測定したところ、保磁力1100 Oe 、
飽和磁化 55 emu/g 、角型比 0.50 、
比表面積46 m2 /gであった。また、酸洗浄廃液
中のCoO量は 10 ppm であった。
【0024】比較例1
上記原料組成分の調製において、BaO/B2 O3
=1.14と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ル
ツボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれ
の溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷
して非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を760
℃で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライト
を析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗
浄、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出
し、これを乾燥処理して六方晶系Baフェライト粉末を
得た。
=1.14と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ル
ツボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれ
の溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷
して非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を760
℃で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライト
を析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗
浄、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出
し、これを乾燥処理して六方晶系Baフェライト粉末を
得た。
【0025】前記で得た六方晶系Baフェライトの磁気
特性などを測定したところ、保磁力1070 Oe 、
飽和磁化 53.5 emu/g 、角型比 0.47
、平均粒径 48 nm、比表面積40m2 /gで
あった。また、酸洗浄廃液中のCoO量は 38 pp
m であった。
特性などを測定したところ、保磁力1070 Oe 、
飽和磁化 53.5 emu/g 、角型比 0.47
、平均粒径 48 nm、比表面積40m2 /gで
あった。また、酸洗浄廃液中のCoO量は 38 pp
m であった。
【0026】比較例2
上記原料組成分の調製において、BaO/SiO2 =
0.5 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を900 ℃
で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを
析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄
、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出し
たが、X線回析したところガラスの結晶化したものが残
存していた。
0.5 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。こうして得た非晶質体を900 ℃
で5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを
析出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄
、水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出し
たが、X線回析したところガラスの結晶化したものが残
存していた。
【0027】比較例3
上記原料組成分の調製において、BaO/SiO2 =
3.0 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。うして得た非晶質体を1050℃で
5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを析
出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄、
水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出した
が、X線回析したところFe3 O4 が生成していた
。 上記実施例および比較例から分かるように、非晶
質体の熱処理を低温で行った場合、酸洗浄廃液中のCo
O量も多い。このことは、置換成分としてのCoOが十
分に、六方晶系Baフェライト中に取り込まれておらず
結晶性の悪いことを示唆しており、また十分な置換が行
われていないことは、たとえば実施例1の場合に対して
比較例1の場合の方が、飽和磁化および角型比が小さい
ことからも容易に推察し得る。
3.0 と選択調製した原料組成分をそれぞれ白金ルツ
ボ内に収容し、1500℃で溶融した。このそれぞれの
溶融物を急速回転する双ローラ上に落とし、圧延急冷し
て非晶質体を得た。うして得た非晶質体を1050℃で
5時間保持の条件で熱処理して六方晶系フェライトを析
出させた後、粉砕しさらに20%酢酸溶液での酸洗浄、
水洗浄を順次施して六方晶系Baフェライトを抽出した
が、X線回析したところFe3 O4 が生成していた
。 上記実施例および比較例から分かるように、非晶
質体の熱処理を低温で行った場合、酸洗浄廃液中のCo
O量も多い。このことは、置換成分としてのCoOが十
分に、六方晶系Baフェライト中に取り込まれておらず
結晶性の悪いことを示唆しており、また十分な置換が行
われていないことは、たとえば実施例1の場合に対して
比較例1の場合の方が、飽和磁化および角型比が小さい
ことからも容易に推察し得る。
【0028】なお、本発明に係る磁気記録用六方晶系フ
ェライトの製造方法は、前記例示に限定されるものでな
く、たとえば六方晶系フェライトの基本成分および置換
成分の量の和が37.5 mol% 以外の場合、Ba
フェライトの代わりにSrフェライトなど他のフェライ
トの場合、あるいは置換元素がCoやTi以外の場合で
も同様な傾向ないし結果が認められた。
ェライトの製造方法は、前記例示に限定されるものでな
く、たとえば六方晶系フェライトの基本成分および置換
成分の量の和が37.5 mol% 以外の場合、Ba
フェライトの代わりにSrフェライトなど他のフェライ
トの場合、あるいは置換元素がCoやTi以外の場合で
も同様な傾向ないし結果が認められた。
【0029】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、ガラ
ス結晶化法による六方晶系フェライトの製造に当たり、
ガラス形成成分・ガラス修飾成分として、SiO2 と
なり得る化合物およびAOとなり得る化合物を特に用い
る本発明の製造方法によれば、非晶質体の熱処理温度を
高めることが可能となるため、結晶性の良好な六方晶系
フェライトを析出し、しかもその粒度分布が狭くかつ板
状比が大きく、また塗料化の際も良好な分散性を呈する
。 すなわち、本発明の製造方法によれば、高密度磁気記録
用として好適する六方晶系フェライトを、再現性よく得
ることができる。
ス結晶化法による六方晶系フェライトの製造に当たり、
ガラス形成成分・ガラス修飾成分として、SiO2 と
なり得る化合物およびAOとなり得る化合物を特に用い
る本発明の製造方法によれば、非晶質体の熱処理温度を
高めることが可能となるため、結晶性の良好な六方晶系
フェライトを析出し、しかもその粒度分布が狭くかつ板
状比が大きく、また塗料化の際も良好な分散性を呈する
。 すなわち、本発明の製造方法によれば、高密度磁気記録
用として好適する六方晶系フェライトを、再現性よく得
ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式、 AO・n(Fe12−x−yM1 x M2 y O1
8−a)(但し、0.8 ≦n≦2.0 、0.55≦
x≦2.7 、0.0 ≦y<2.0 、0.0 ≦a
≦1.0 、AはBa、Sr、CaおよびPbの中から
選ばれた少なくとも1種の元素、M1はCo、 Ni
、Cu、Zn、MnおよびMgの中から選ばれた少なく
とも1種の元素、M2 はTi、Nb、Sn、Zr、V
、Al、Cr、Mo、GeおよびWの中から選ばれた少
なくとも1種の元素)で示される六方晶系フェライトを
形成する各元素の化合物と、ガラス形成成分・ガラス修
飾成分としてのSiO2 になり得る化合物と、AO(
AはBa、Sr、CaおよびPbの中から選ばれた少な
くとも1種)になり得る化合物とを、混合して加熱溶融
させた後、急速冷却を施して非晶質化する工程と、前記
形成した非晶質体に所定温度の熱処理を施して六方晶系
フェライトを析出させる工程と、前記析出した六方晶系
フェライトを抽出する工程とを備えたことを特徴とする
磁気記録用六方晶系フェライトの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、ガラス形成成分・
ガラス修飾成分としての化合物が酸化物換算でのモル比
で、0.8 <AO/SiO2 <2.5 に選択・設
定された磁気記録用六方晶系フェライトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048256A JPH04284604A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 磁気記録用六方晶系フェライトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048256A JPH04284604A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 磁気記録用六方晶系フェライトの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04284604A true JPH04284604A (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=12798368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3048256A Withdrawn JPH04284604A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 磁気記録用六方晶系フェライトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04284604A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110244272A1 (en) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | Fujifilm Corporation | Hexagonal ferrite magnetic particle and method of manufacturing the same, and magnetic recording medium |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP3048256A patent/JPH04284604A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110244272A1 (en) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | Fujifilm Corporation | Hexagonal ferrite magnetic particle and method of manufacturing the same, and magnetic recording medium |
| US8545714B2 (en) * | 2010-03-31 | 2013-10-01 | Fujifilm Corporation | Hexagonal ferrite magnetic particle and method of manufacturing the same, and magnetic recording medium |
| US9251833B2 (en) | 2010-03-31 | 2016-02-02 | Fujifilm Corporation | Hexagonal ferrite magnetic particle and method of manufacturing the same, and magnetic recording medium |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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