JPH04288078A - 新規物質pf1070a物質、pf1070b物質およびその製造法 - Google Patents

新規物質pf1070a物質、pf1070b物質およびその製造法

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JPH04288078A
JPH04288078A JP5093691A JP5093691A JPH04288078A JP H04288078 A JPH04288078 A JP H04288078A JP 5093691 A JP5093691 A JP 5093691A JP 5093691 A JP5093691 A JP 5093691A JP H04288078 A JPH04288078 A JP H04288078A
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JP
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substance
pf1070a
pf1070b
culture
substances
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JP5093691A
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Inventor
Shigemi Yoshida
茂美 吉田
Takashi Yaguchi
貴志 矢口
Miyuki Ichikawa
市川 美由紀
Osamu Ito
理 伊藤
Osamu Hara
修 原
Masao Koyama
小山 正夫
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗腫瘍活性を有する新
規物質PF1070A物質およびPF1070B物質な
らびにその製造法に関する。なお、以後PF1070A
物質およびPF1070B物質をPF1070物質と総
称することがある。
【0002】
【従来の技術】本発明による抗腫瘍性物質PF1070
A物質およびPF1070B物質と類似する化合物とし
ては、TrapoxinA,B[J. Antibio
tics 43: 1524〜1532, 1990]
、WF3161[J. Antibiotics 36
: 478〜483, 1983]、HC−toxin
[Tetrahedron 38: 45〜48, 1
982]、Chlamydocin[Helv. Ch
im. Acta. 57: 533〜545, 19
74]、Cyl−1[Agric. Biol. Ch
em. 48: 839〜842, 1984]、Cy
l−2[Agric. Biol. Chem. 37
: 955〜956,1973]等の環状ペプチド系抗
腫瘍性物質が知られているが、PF1070A物質およ
びPF1070B物質はこれらの既知物質とは構成アミ
ノ酸が異なり明確に区別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、微生物が生産す
る種々の抗腫瘍性物質が知られているが、これら公知の
化合物よりも優れた、医薬として有用な抗腫瘍活性を有
する新規物質の出現が常に要望されている。本発明者ら
は以上のような点に着目し、新規な抗腫瘍性物質を提供
するとともに、その製造法を確立することによって、こ
れを解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の期
待にこたえるべく抗腫瘍活性を有する物質の探索を続け
ていたところ、フミコラ属に属する1菌株の培養物中に
マウス白血病(P−388)に対する細胞障害性その他
の抗腫瘍活性および抗真菌活性を有する物質が生産され
ていることを見いだし、有効物質PF1070A物質お
よびPF1070B物質を単離し、本発明を完成させた
。さらに本発明の目的は、新規抗腫瘍活性物質PF10
70A物質およびPF1070B物質ならびにその製造
法を提供することにある。第1の本発明の要旨とすると
ころは、下記の式(I)で表されるPF1070A物質
を提供するものであり、
【化3】 第2の本発明の要旨とするところは、下記の式(II)
で表わされるPF1070B物質を提供するものであり
【化4】 さらに第3の発明は、糸状菌に属するPF1070物質
生産菌を培養し、その培養物からPF1070A物質お
よびPF1070B物質を採取するPF1070物質の
製造法にある。本発明に使用されるPF1070生産菌
の一例としては、1989年、長野県大町市の土壌から
分離されたPF1070株がある。
【0005】1.1070株の菌学的性状I.培養の特
徴 ポテト・デキストロース寒天培地、ポテト・キャロット
寒天培地、麦芽エキス寒天培地、オートミール寒天培地
にて、25℃で 10日間培養したところ、どの培地で
も同様の性状を示した。コロニーの大きさは20〜30
mm程度となり、暗灰色から黒色で平坦なコロニーを形
成した。何れの培地においても裏面の色調は表面と同系
色で、可溶性色素は生成せず、37℃では生育しなかっ
た。 II.形態学的特徴 分生子は滑面、暗色、単細胞で、菌糸の側面に直接形成
されるか、もしくは菌糸から垂直に延びた小柄上に形成
された。単生で連鎖することはほとんどなかった。その
形は、楕円形から倒卵形もしくは洋なし形、その大きさ
は 5.5〜7.5 x2.5〜4.0μmであった。
【0006】以上の菌学的性状より、PF1070株は
フミコラ属(Humicola sp.)に属すると考
えられる。従って、本菌株をHumicola sp.
 PF1070株と呼称することにした。尚、本菌株は
工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第119
99号(FERMP−11999)として寄託されてい
る。PF1070株は、他のカビに見られるようにその
性状が変化し易い。PF1070株に由来する突然変異
株(自然発生または誘発性)、形質接合体または遺伝子
組換え体であっても、PF1070物質を生産するもの
は全て本発明に使用できる。
【0007】2.PF1070物質生産菌の培養法不完
全菌類に属するPF1070物質生産菌を通常の微生物
が利用しうる栄養物を含有する培地で培養する。栄養源
としては、従来カビの培養に利用されている公知のもの
が使用できる。例えば、炭素源としては、グルコース、
シュクロース、水飴、デキストリン、澱粉、グリセロー
ル、糖蜜、動・植物油等を使用しうる。また、窒素源と
しては、大豆粉、小麦胚芽、コーン・スティープ・リカ
ー、綿実粕、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、硫酸ア
ンモニウム、硝酸ナトリウム、尿素等を使用しうる。そ
の他必要に応じ、ナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウム、コバルト、塩素、燐酸、硫酸およびその
他のイオンを生成することができる無機塩類を添加する
ことは有効である。また、菌の発育を助け、PF107
0物質の生産を促進するような有機および無機物を適当
に添加することができる。培養法としては、好気的条件
での培養法、特に深部培養法が最も適している。培養に
適当な温度は15〜30℃であるが、多くの場合26℃
付近で培養する。PF1070物質の生産は培地や培養
条件により異なるが、振盪培養、タンク培養のいずれに
おいても通常2〜10日間でその蓄積が最高に達する。 培養中のPF1070物質の蓄積量が最高になった時に
培養を停止し、培養液から目的物質を単離精製する。
【0008】3.PF1070物質の精製法本発明によ
って得られるPF1070物質の培養物からの採取に当
たっては、その性状を利用した通常の分離手段、例えば
、溶剤抽出法、イオン交換樹脂法、吸着または分配カラ
ムクロマト法、ゲルろ過法、透析法、沈澱法等を単独で
または適宜組み合わせて抽出精製することができる。例
えば、PF1070物質は、培養菌体中からはアセトン
−水、メタノール−水または酢酸エチル等で抽出される
。また、培養液中に蓄積されたPF1070物質は、水
と混ざらない有機溶剤、例えば、ブタノール、酢酸エチ
ル等で抽出すればPF1070物質は有機溶剤層に抽出
される。PF1070物質を更に精製するには、シリカ
ゲル(ワコーゲル C−300、和光純薬工業社製等)
、アルミナ等の吸着剤やセファデックス LH−20(
ファルマシア社製)、トヨパールHW−40(株式会社
東ソー社製)等を用いるクロマトグラフィーを行うとよ
い。以上のような方法により、あるいはこれらを適宜組
み合わせることにより、高純度のPF1070Aおよび
B物質が得られる。得られたPF1070AおよびB物
質の物理化学的性状は次の通りである。
【0009】1.PF1070A物質の物理化学的性状
(1)  色および形状:無色針状結晶(2)  分子
式:C31H44N4O6(3)  マススペクトル 
 (EI−MS): m/z 568 (M+)(4)
  比旋光度:[α]D24 = −97.3°(c1
.0, CHCl3)(5)  紫外部吸収スペクトル λmaxnm(MeOH,ε):280(51)(6)
  赤外部吸収スペクトル 臭化カリウム錠で測定したスペクトルは図1に示すとお
りである。 νmax cm−1(KBr):3400, 3280
,2940, 1710, 1660, 1640, 
1510,1460,1370,1230(7)  1
H NMRスペクトル:重クロロホルム溶液中で測定し
たスペクトルは図2に示す通りである。 (8)  13C NMRスペクトル:重クロロホルム
溶液中で測定したスペクトルは図3に示す通りである。 (9)  溶解性:クロロホルム、アセトン、酢酸エチ
ル、メタノールに可溶で、水に不溶である。 (10)  塩基性、酸性、中性の区別:中性物質
【0
010】2.PF1070B物質の物理化学的性状(1
)  色および形状:無色針状結晶(2)  分子式:
C30H42N4O6(3)  マススペクトル (E
I,FD−MS):m/z 554 (M+)(4) 
 比旋光度:[α]D24 = −114.9°(c 
1.0, CHCl3)(5)  紫外部吸収スペクト
ル λmaxnm(MeOH,ε):280(47)(6)
  赤外部吸収スペクトル 臭化カリウム錠で測定したスペクトルは図4に示すとお
りである。 νmax cm−1(KBr) :3280, 293
0, 1710, 1660, 1640, 1520
, 1410,1235 (7)  1H NMRスペクトル:重クロロホルム溶
液中で測定したスペクトルは図5に示す通りである。 (8)  13C NMRスペクトル:重クロロホルム
溶液中で測定したスペクトルは図6に示す通りである。 (9)  溶解性:クロロホルムに可溶で、水、アセト
ン、酢酸エチル、メタノールに不溶である。 (10)  塩基性、酸性、中性の区別:中性物質さら
に構造研究の結果、PF1070AおよびB物質の化学
構造を、前記の式(I)および(II)のごとく決定し
た。
【0011】以下に本発明の実施例を示すが、PF10
70物質の性状が本発明によって明らかにされたので、
それらの性状にもとずきPF1070物質の製造法を種
々考案することができる。従って本発明は実施例に限定
されるものではなく、実施例の修飾手段は勿論、本発明
によって明らかにされたPF1070物質の性状にもと
ずいて公知の手段を施してPF1070物質を生産、濃
縮、抽出、精製する方法をすべて包括する。
【0012】
【試験例】1.PF1070物質の抗真菌活性ペーパー
ディスク法により測定したPF1070物質の1mg/
mlの濃度における各種真菌に対する抗真菌活性を第1
表に示した。                         第
1表───────────────────────
────────                 
                   阻止円直径(
mm)                      
      被検菌                
        1        2       
 3    ───────────────────
────────────            P
F1070A物質           0     
    0         16  PF1070B
物質           0         0 
        14───────────────
────────────────         
 被検菌 1.Saccharomyces cerevisia
e SHY−32.Candida albicans
 M90013.Candida pseudotro
picalis M90352.PF1070物質の抗
腫瘍活性
【0013】PF1070AおよびB物質のマウス白血
病P−388に対する抗腫瘍作用を第2表に示す。試験
は腹腔内にP−388腫瘍細胞を移植したマウスにPF
1070AおよびB物質を1日1回で4日間、腹腔内投
与して行い、その延命効果をT/C(%)で表 示した。                         第
2表───────────────────────
─────────────      PF1070
A物質                PF1070
B物質  投与量(mg/kg)  T/C(%)  
   投与量(mg/kg)  T/C(%)────
─────────────────────────
───────      40          
  137.1               20 
           130.9      10 
           116.5         
       5            134.0
       2.5          110.3
                1.3      
    110.3       0.63     
    103.1                
0.31          95.9───────
─────────────────────────
────
【0014】
【実施例】種培地として、可溶性澱粉 2.0%、グル
コース 1.0%、ポリペプトン 0.5%、小麦胚芽
 0.6%、酵母エキス 0.3%、大豆粕 0.2%
、炭酸カルシウム 0.2%の組成からなる培地を用い
た。また生産培地として、グルコース 2.0%、澱粉
 2.0%、小麦胚芽 1.0%、大豆粕 1.0%、
肉エキス 0.5%、塩化ナトリウム0.2%、炭酸カ
ルシウム 0.3%の組成からなる培地を用いた。なお
、殺菌前pHはすべてpH 7.0に調整して使用した
。前記の種培地(20 ml)を分注した100 ml
容三角フラスコを120℃で15分間殺菌し、これにH
umicola sp. PF1070株(FERM 
P−11999)の斜面寒天培養の 2〜3白金耳を接
種し、26℃で72時間振盪培養して種培養とした。次
いで、前記の生産培地(100 ml)を分注した50
0 ml容三角フラスコ(20本)を120℃で15分
間殺菌し、これに前記種培養(各4 ml)を接種して
、26℃で 96時間振盪培養した。培養終了後、濾過
助剤として珪藻土を加えて濾過し、濾液と菌体を得た。
【0015】この菌体に50%アセトン水(2 L)を
加え、1時間撹拌後菌体を濾別して菌体抽出液を得た。 菌体抽出液は、減圧下でアセトンを留去して1 Lの濃
縮液とした。この濃縮液と濾液を合わせ酢酸エチル(2
 L)で活性成分を抽出し、酢酸エチル層を濃縮乾固し
油状物質(261mg)を得た。この油状物質をシリカ
ゲルカラム(40 g)の上部に載せ、クロロホルム 
300 mlで洗浄した後、クロロホルム−メタノール
(100:1)を展開溶媒とするクロマトグラフィーを
行い、溶出液を8 gずつ分画した。PF1070A物
質を含む画分(フラクション番号117〜131)、P
F1070B物質を含む画分(フラクション番号132
〜153)を濃縮乾固し、淡黄色粉末をそれぞれ10.
0 mg、12.7 mg得た。次いでPF1070A
物質を含む粉末を分取用TLC(展開系:クロロホルム
−メタノール、15:1)で精製し、PF1070A物
質(7.1 mg)を無色粉末として得た。同様な方法
でPF1070B物質を含む粉末を精製し、PF107
0B物質(8.9 mg)を無色粉末として得た。さら
に、PF1070A物質を含む無色粉末をクロロホルム
−メタノール(3:7)を展開溶媒とするセファデック
ス LH−20(250 ml)カラムクロマトグラフ
ィーで精製した後、メタノール−水の混合溶媒より結晶
化を行い、PF1070Aの無色針状結晶 5.9 m
gを得た。同様にPF1070B物質を含む粉末をクロ
ロホルム−メタノール(3:7)を展開溶媒とするセフ
ァデックス LH−20(250 ml)カラムクロマ
トグラフィーで精製した後、クロロホルム−メタノール
の混合溶媒より結晶化を行い、PF1070Bの無色針
状結晶 5.9 mgを得た。本物質は前記の物理化学
的性状を有する。
【0016】
【発明の効果】本発明のPF1070A物質およびPF
1070B物質は、第1表に示したごとく抗真菌作用を
有しており抗真菌剤としての用途が期待される。また第
2表に示したごとく有効な抗腫瘍活性を有していること
から、この性質に基づき本発明のPF1070Aおよび
PF1070B物質を抗腫瘍剤、あるいはそれへの変換
素材として用いることができる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】PF1070A物質の臭化カリウム錠での赤外
部吸収スペクトル
【図2】PF1070A物質の重クロロホルム溶液中で
の400 MHz1H NMRスペクトル
【図3】PF1070A物質の重クロロホルム溶液中で
の100 MHz13C NMRスペクトル
【図4】PF1070B物質の臭化カリウム錠での赤外
部吸収スペクトル
【図5】PF1070B物質の重クロロホルム溶液中で
の400 MHz1H NMRスペクトル
【図6】PF1070B物質の重クロロホルム溶液中で
の100 MHz 13C NMRスペクトル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記の式(I)で表わされるPF10
    70A物質。 【化1】
  2. 【請求項2】  下記の式(II)で表わされるPF1
    070B物質。 【化2】
  3. 【請求項3】  フミコラ属(Humicola属)に
    属する、PF1070A物質およびPF1070B物質
    生産菌を培養し、その培養物からPF1070A物質お
    よびPF1070B物質を採取することを特徴とするP
    F1070A物質およびPF1070B物質の製造法。
JP5093691A 1991-03-15 1991-03-15 新規物質pf1070a物質、pf1070b物質およびその製造法 Pending JPH04288078A (ja)

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