JPH04293108A - 移動車の走行制御装置 - Google Patents
移動車の走行制御装置Info
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- JPH04293108A JPH04293108A JP3058446A JP5844691A JPH04293108A JP H04293108 A JPH04293108 A JP H04293108A JP 3058446 A JP3058446 A JP 3058446A JP 5844691 A JP5844691 A JP 5844691A JP H04293108 A JPH04293108 A JP H04293108A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動車の予定走行経路
に沿って設置された複数個のステーションの夫々に、そ
の基準位置を表示する基準部材が設けられ、前記移動車
に、前記基準部材の位置を検出する位置検出手段と、こ
の位置検出手段の情報より前記移動車の前記予定走行経
路からのずれ量を判別するずれ量判別手段と、前記予定
走行経路の座標情報を記憶する座標記憶手段と、前記ず
れ量及び前記座標情報に基づいて前記移動車を前記予定
走行経路に沿って走行させるように走行制御する走行制
御手段とが設けられた移動車の走行制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の移動車の走行制御装置において
は、座標情報として記憶されている予定走行経路に沿っ
て移動車を自律走行させることになり、また、各ステー
ションにおいては、そこに設置されている基準部材の基
準位置を移動車側の位置検出手段で検出し、この検出情
報に基づいて前記ステーション間の自律走行に伴い発生
した前記予定走行経路からのずれ量を判別し、このずれ
量分を修正してからあるいは走行中に修正しながら次の
ステーションに向かって走行させることになる。 【0003】そして、従来では、前記座標情報及び前記
ずれ量のみを走行のための基本情報として走行制御する
ように構成されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
移動車の走行制御装置においては、前記基準部材の設置
誤差等に起因する位置検出誤差のため、前記ステーショ
ン間の自律走行距離を大きくすると前記移動車の予定走
行経路からのずれ量が大きくなり、この為前記ステーシ
ョンでのずれ量が移動車側の位置検出手段で検出できる
範囲を外れるほど大きくなる虞がある。従って、隣り合
うステーションを充分大きく離して設けることができな
いものとなり、作業工程上最適なステーションのレイア
ウトを考えてもそのまま実施することが出来なくなる等
の不都合があった。 【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、前記移動車が各ステーション間
を自律走行する際に発生する予定走行経路からのずれ量
を小さくする事にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明による移動車の走
行制御装置の第一の特徴構成は、前記移動車に、一つの
ステーションから他のステーションへ走行したときにお
いて各ステーションの夫々について判別される前記ずれ
量に基づいて、それらステーション間を走行させる際の
走行補正値を判別する走行補正値判別手段が設けられ、
前記走行制御手段が、前記走行補正値判別手段にて判別
された走行補正値にも基づいて前記移動車を前記予定走
行経路に沿って走行させるように走行制御するように構
成されている点にある。 【0007】また第二の特徴構成は、前記走行補正値判
別手段は、前記移動車が前記一つのステーションから他
のステーションに走行する毎に、前記走行補正値を更新
するように構成されている点にある。 【0008】 【作用】第一の特徴構成によれば、先ず、移動車を前記
座標記憶手段が記憶する移動車の予定走行経路に沿って
一つのステーションから他のステーションへ走行させる
。この際、出発側および到着側の各ステーションで、そ
の基準位置を表示する基準部材の位置を前記移動車に設
けられた位置検出手段で検出し、この位置検出情報より
前記ずれ量判別手段が移動車の前記予定走行経路からの
ずれ量を判別する。そして、このずれ量に基づいて、前
記走行補正値判別手段が移動車を前記一つのステーショ
ンから他のステーション間へ走行させる際の走行補正値
を判別するのである。 【0009】次に移動車を前記の一つのステーションか
ら他のステーションへ走行させる際には、前記走行制御
手段が、前記座標記憶手段が記憶する移動車の予定走行
経路の座標情報と、前記ずれ量判別手段が判別したずれ
量、及び、前記のようにして求められた走行補正値にも
基づいて前記移動車を前記予定走行経路に沿って走行さ
せるように走行制御するのである。この場合において、
前記走行補正値には前記基準部材の設置誤差等に起因す
る前記一つのステーションから他のステーションへ走行
させる際に発生する固有の走行誤差が含まれており、し
たがって、前記走行補正値にも基づいて走行制御するこ
とで前記固有の走行誤差が除去され、前記予定走行経路
からの走行位置のずれ量を小さく出来るものとなる。 【0010】また第二の特徴構成によれば、移動車を前
記一つのステーションから他のステーションへ走行させ
る毎に、前記走行補正値判別手段が判別する最新の走行
補正値で、前記走行補正値を更新するのである。この更
新操作により、前記走行補正値は走行回数を重ねる毎に
前記一つのステーションから他のステーションへ走行さ
せる際の固有の走行誤差に近づいていくものとなる。 【0011】 【発明の効果】第一の特徴構成によれば、前記移動車が
各ステーション間を自律走行する場合に発生する予定走
行経路からのずれ量が小さくなるので、前記ステーショ
ンの設置間隔を大きくすることが出来るものとなり、作
業工程上最適なステーションのレイアウトを実現できる
等、移動車を一層便利に使用できるものとなる。 【0012】また第二の特徴構成によれば、前記移動車
が各ステーション間を自律走行する場合に発生する予定
走行経路からのずれ量が、走行を繰り返す毎に自動的に
より小さくなっていくので、前記第一の特徴構成による
効果をより高めるものとなる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図2及び図6〜図7に示すように、荷移載
用マニプレータ1が搭載された移動車Aの予定走行経路
L0 の横側部に、荷移載用のステーションSTの複数
個が設置されている。そして、前記移動車Aが指示され
たステーションSTに停止するに伴って、前記マニプレ
ータ1によって、ステーションSTと移動車Aとの間で
荷Nの移載作業を自動的に行うように構成されている。 【0014】尚、詳述はしないが、一つのステーション
STで前記移動車Aに移載された荷Nは、他のステーシ
ョンSTで卸されたり、ステーションSTでの加工作業
等が終了する毎に再度移動車Aに移載されて、次のステ
ーションSTに運搬されることになる。 【0015】前記マニプレータ1について説明すれば、
図1及び図2に示すように、いわゆる多関節型に構成さ
れているものであって、その先端部に、荷把持具2と、
ステーションSTに設置されている基準部材3の表示情
報を読み取る位置検出手段としてのイメージセンサSa
とが取り付けられている。尚、詳述はしないが、前記マ
ニプレータ1は、各関節に設けられた電動モータの作動
量を、その作動量を検出するエンコーダの情報と、予め
記憶された各種制御情報とに基づいて制御されて、荷移
載作業を行うことになる。 【0016】但し、前記移動車Aは、走行用ガイド等を
用いないでステーションST間に亘って自律走行するよ
うに構成されている。そして、詳しくは後述するが、前
記移動車Aが、一つのステーションSTn から他のス
テーションSTm へ向って前記予定走行経路L0 を
走行する時には、予定走行経路LO の座標情報、各ス
テーションSTn ,STm の夫々において判別され
る予定走行経路からのずれ量、及び、そのずれ量に基づ
いて判別される、前記一つのステーションSTn から
他のステーションSTm へ走行する際の固有の走行補
正値にも基づいて、移動車Aを予定走行経路L0 に沿
って走行するように走行制御される構成となっている。 【0017】図中、本発明が適用される移動車の走行制
御システムの静止基準座標軸(以下、レイアウト座標軸
と称する)を、X”,Y”軸とし、移動車Aに固定され
た基準座標軸として、車体前後方向を、X’軸、車体横
幅方向をY’軸とする。そして、移動車Aの中心ACを
、X’,Y’座標軸の原点として、更に移動車Aがステ
ーションSTに対する設定適正停止状態で停止する場合
には、前記中心ACがレイアウト座標軸上の基準位置L
Cと一致し、且つ、X”軸とX’軸およびY”軸とY’
軸は夫々平行である。 【0018】前記ステーションST間の予定走行経路L
0 について説明を加えれば、図6に示すように、5つ
のステーションST1 〜ST5 が設置してあり、そ
の5つのステーションST1 〜ST5 の間のX”軸
方向での距離w1 〜w4 と、前記ステーションST
1 と4つのステーションST2 〜ST5 との間の
Y”軸方向での距離w5 と、車体横幅方向における前
記ステーションST1 〜ST5 と前記予定走行経路
L0 との間の距離であるr1 〜r5 とに基づい
て、前記移動車Aを自律走行させる予定走行経路L0
の座標情報が予め移動車A内の後述の座標記憶手段10
2に設定記憶されることになる。尚、前記4つのステー
ションST2 〜ST5 はX”軸方向で一直線上にあ
り、また前記移動車Aは、各ステーションST1 〜S
T5 間に亘って正進及び逆進方向に走行させるものと
する。ここで、ステーションの番号の小さいものから大
きいものへ走行する方向を正進方向とする。 【0019】前記予定走行経路L0 のうち、一直線上
にない2つのステーションST1,ST2 間について
説明すれば、複数個の直線に分割された直線区間T1,
T2,T3 夫々の距離情報と、各直線区間T1,T2
,T3 の接続点において向き変更させるための旋回半
径R1,R2 及び旋回角度θ1,θ2 の情報として
設定され、それらの距離情報や旋回角度の情報が、前記
と同様に設定記憶されている。 【0020】つまり、前記移動車Aは、前記記憶した座
標情報に基づいて、一方のステーションST1 から他
方のステーションST2 に向けて、前記各直線区間T
1,T2,T3 をその順序で直進するように、各区間
の接続点において設定半径で設定角度を旋回させながら
自律走行して、自動的に次のステーションST2 で停
止することができるようにしているのである。また、上
記と逆方向にステーションST2 からステーションS
T1 に逆進する場合は、前記各直線区間T1,T2,
T3 を逆の順序で進行する。 【0021】又、前記予定走行経路L0 は、移動車A
が前記ステーションSTn に停止したときの、ステー
ションSTn に対する平面視での基準位置に対する車
体横幅方向での位置ずれ量Yn 、車体前後方向での位
置ずれ量Xn 、及び、車体前後方向での傾きである角
度ずれ量θn の各ずれ量情報に基づいて、補正される
ように構成されている(図7参照)。 【0022】そして、前記移動車Aが指示されたステー
ションSTにおいて停止したときに、ステーションST
に対する前記移動車Aの設定適正停止状態からのずれ量
を検出するために、図1〜図2及び図8に示すように、
前記移動車Aには、車体前後方向に対応するX軸方向の
所定距離Lを隔てた箇所を撮像する2個の撮像部Sai
を備えた前記イメージセンサSaが設けられ、同時に、
前記ステーションSTには、前記2個の撮像部Saiの
夫々にて各別に撮像されるように配置された2個の被撮
像部3iを備えた前記ステーションSTに対する基準位
置情報を表示する基準部材3が設けられている。 【0023】一方、前記基準部材3には、図9乃至図1
1に示すように、2個の被撮像部3iのうちの1個が、
その被撮像部3iの全体に対する自己の配置箇所を特定
するための情報を表示する要素部としての2種類の要素
マーク3Cを備え、この2種類の要素マーク3Cが、前
記被撮像部3iの中央点O’を中心とする2個の所定半
径の円周上に2次元的に分散配置されている。尚、1個
の上記円周上には、同じ種類の要素マーク3Cのみが配
置されている。また、図中、X軸を車体前後方向、Y軸
を車体横幅方向、また前記中央点O’をX,Y座標軸の
原点とする。 【0024】前記2種類の要素マーク3Cのうち1個の
ものは、2個の径の異なる円(大円と小円)がそれらの
重心を結ぶ一直線上に所定距離離して配置され、且つ、
この直線の延長上で径の大きい側の所定距離の所に、前
記中央点O’が位置しており、更に、中央点O’を中心
としてX軸上及びY軸上に各2個、計4個配置されてい
る。 【0025】また、前記2種類の要素マーク3Cのうち
他のものは、3個の径の異なる円(大円、中円、小円)
がそれらの重心を結ぶ一直線上に、しかも大きさの順で
所定距離離して配置され、且つ、この直線がX,Y軸と
45°の角度をなすようにし、その延長上で径の大きい
側の所定距離の所に、前記中央点O’が位置しており、
更に、中央点O’を中心としてX,Y軸と45°の角度
をなす方向に各2個、計4個が配置されている。 【0026】また、前記基準部材3のもう1個の被撮像
部3iは、1個の中円であり、その重心位置がX軸上の
前記中央点O’から所定距離Lの所で、且つ、前記要素
マーク3Cの位置より外側の基準部材3の端部に近い位
置に配置されている。 【0027】又、前記最初の被撮像部3iの中央部つま
り、前記中央点O’付近には、前記移動車Aが停止して
いるステーションSTが何れであるかを識別するために
、予め付与されたアドレス情報を同時に表示するように
構成されている。 【0028】図12に示すように、前記基準部材3は、
入射光をその入射方向に全反射するシート状のプリズム
型光反射体3aを設定大きさに形成して、その表面に、
黒色艶消し塗装された樹脂製の平板3bを貼着したもの
である。尚、図12は、図9のX軸に沿った断面を示し
ている。 【0029】前記黒色の平板3bには、前記ステーショ
ンSTに対する基準位置情報を表示する四個の基準位置
基準部材a〜dと、前記アドレス情報をバイナリーコー
ドの形態で表示する複数個のアドレス基準部材e〜lと
、そのアドレス基準部材e〜lに対するパリティー基準
部材m〜pとの三種類の基準部材の夫々を形成する同一
径の複数個の貫通孔が所定の配置で並ぶように形成され
ている。つまり、前記基準部材3は、前記各基準部材3
i,3C,a〜pが形成された箇所のみが反射して周囲
よりも明るく見えるように形成されているのである。 【0030】ここで、前記四個の基準位置基準部材a〜
dの重心位置が、前記1個の被撮像部3iの中央点O’
に一致するようにしている。 【0031】また、何れのステーションであるかの認識
を容易にするために、前記四個の基準位置基準部材a〜
dは、前記中央点O’を中心とする正方形の各頂点に各
一個が位置し、前記アドレス基準部材e〜lは、前記基
準位置基準部材a〜dの内側において、車体前後方向に
沿うX軸方向に向けて上位と下位に二分割された状態で
且つ車体横幅方向に沿うY軸方向に並ぶように位置し、
そして、前記パリティー基準部材m〜pは、前記アドレ
ス基準部材e〜l夫々のX軸方向横側に位置するように
配置してある。 【0032】図1及び図2に示すように、前記移動車A
は、一対の電動モータ5にて各別に駆動停止並びに逆転
自在な状態で、車体前後方向の略中央に設けられた左右
一対の推進車輪6と、車体前後端部の夫々に設けられた
左右一対の遊転輪7とを備えている。つまり、前記移動
車Aはその場で向き変更することができるように構成さ
れているのである。 【0033】又、前記移動車Aには、角度検出センサで
ある光ファイバ式のジャイロ装置Sbが搭載され、その
ジャイロ装置Sbの情報に基づいて前記予定走行経路L
0 に対する走行方向のずれを検出して、前記左右一対
の推進車輪6の回転速度に差を付けるように前記一対の
電動モータ5を変速操作して走行させるようになってい
る。尚、図1中、Scは前記左右一対の推進車輪6の旋
回中心となる箇所に設けられた接地輪式の走行距離検出
センサである。 【0034】次に、前記移動車Aの制御構成を図3にて
示せば、前記移動車Aの運行を管理する地上側の中央制
御装置8と前記移動車Aとの間で、前記移動車Aの行き
先情報や前記マニプレータ1の作動指令情報等の各種情
報を通信するための無線式の通信装置9a,9bが、前
記移動車Aと地上側に設けられている。尚、前記地上側
の通信装置9bは前記中央制御装置8に接続され、移動
車側の通信装置9aは、前記移動車Aの走行及び前記マ
ニプレータ1の作動を制御するために前記移動車Aに搭
載されたマイクロコンピュータ利用の移動車コントロー
ラ10に接続されている。 【0035】図3中、11はイメージセンサSaの撮像
情報を画像処理して前記基準部材3の情報を前記移動車
コントローラ10に伝達する画像処理部、12は前記移
動車コントローラ10の指令に基づいて前記マニプレー
タ1の作動を制御するマニプレータ用コントローラ、1
3は前記ジャイロ装置Sbからの角度信号や前記走行距
離検出センサScからの走行距離信号を入力処理したり
、前記左右両推進車輪6を駆動する走行用モータ5の作
動を制御する走行用コントローラ、14は前記走行用コ
ントローラ13の指令に基づいて前記走行用モータ5を
駆動する駆動装置、15は前記移動車Aに対して行き先
情報を手動設定したり、非常停止時等の復旧を行うため
に各種情報を手動設定するための設定器である。尚、前
記走行用モータ5には、その回転数を検出するためのパ
ルスエンコーダ4が取りつけられており、その検出信号
は前記駆動装置14に入力され、前記走行用モータ5の
駆動制御に使われる。 【0036】また、前記移動車コントローラ10および
前記画像処理部11を利用して、前記イメージセンサS
aの撮像情報から前記移動車の前記予定走行経路からの
ずれ量を判別するずれ量判別手段100と、前記ずれ量
判別のために前記イメージセンサSaを移動操作すべき
補正位置を判別する補正位置判別手段101とが構成さ
れ、また前記移動車コントローラ10を利用して、前記
移動車Aを自律走行させる予定走行経路L0 の座標情
報が記憶されている座標記憶手段102と、一つのステ
ーションから他のステーションへ走行したときにおいて
各ステーションの夫々について判別される前記ずれ量に
基づいて、それらステーション間を走行させる際の走行
補正値を判別する走行補正値判別手段103とが構成さ
れている(図4参照)。 【0037】また、前記移動車コントローラ10及び前
記走行用コントローラ13を利用して、前記ずれ量判別
手段100で判別されたずれ量と、前記座標記憶手段1
02の座標情報と、前記走行補正値判別手段103にて
判別された走行補正値とに基づいて前記移動車Aを前記
予定走行経路L0 に沿って走行させるように走行制御
する走行制御手段104が構成されている。尚、上記走
行制御手段104は、上記の各種情報から走行制御量を
算出する走行制御量演算手段104Aと、前記前記ジャ
イロ装置Sbからの角度信号や前記走行距離検出センサ
Scからの走行距離信号に基づいて前記移動車Aの現在
方向及び位置を識別する方向位置識別手段104Bと、
前記駆動装置14を制御する駆動輪制御手段104Cと
から成っている(図4参照)。 【0038】次に、移動車AがステーションSTn に
停止した状態において、前記ずれ量判別手段100が移
動車Aの設定適正停止状態からのずれ量Xn ,Yn
,θn を検出する停止位置検出について説明すれば、
先ず、前記マニプレータ1が、マニプレータ用コントロ
ーラ12の指令に基づいて、前記基準部材3に対応する
読み取り用設定位置に、前記イメージセンサSaを自動
移動させ、ここでイメージセンサSaが基準部材3を読
み取った読み取り情報に基づいて、前記補正位置判別手
段101がイメージセンサSaを移動操作すべき補正位
置を判別し、次に、この補正位置にイメージセンサSa
を自動移動させて、基準部材3の表示情報を読み取る。 【0039】そして、前記ずれ量判別手段100が、前
記補正位置でイメージセンサSaが読み取った読み取り
情報と前記基準部材3に対応する読み取り用設定位置で
イメージセンサSaが読み取った読み取り情報に基づい
て、前記ずれ量Xn ,Yn ,θn を判別するよう
に構成されている。尚、イメージセンサSaは、基準部
材3を高い分解能で読み取るように、狭い撮像視野に構
成され、又、イメージセンサSaの画像上の座標軸x,
yの夫々は、前記基準部材3に対応する読み取り用設定
位置で移動車Aの座標軸X’,Y’と平行となるように
構成されている。 【0040】位置ずれ検出の動作手順を、図13乃至図
15を用いて説明すれば、先ず、前記マニプレータ1を
予め設定記憶させた作動量で作動させて、前記イメージ
センサSaを基準部材3に対応する読み取り用設定位置
に移動させる。ここにおいて、イメージセンサSaの2
個の撮像部Saiのうち、1個の撮像部Saiが、前記
各基準部材3C,a〜pで構成される基準部材3の1個
の被撮像部3iを撮像するように、また、他の1個の撮
像部Saiが、他の1個の被撮像部3iを撮像するよう
に設定されている。 【0041】しかし、通常、自律走行による誤差が発生
するので、基準部材3のX−Y軸とイメージセンサSa
の撮像視野S1のx−y軸は一致せず、またX−Y軸の
原点である中央点O’とx−y軸の原点Gもずれている
(図13参照)。図示の状態は、イメージセンサSaが
、狭視野の撮像視野であり、また位置ずれが大きい為に
、基準部材3の中央点O’が撮像視野S1内に入ってい
ないが、要素マーク3Cの1個をとらえている状態を示
す。尚、図において、要素マーク3Cを構成する3個の
円のうち、大円の重心をP、小円の重心をRとする。 【0042】ここにおいて、イメージセンサSaからの
撮像信号は画像処理部11に入力され、その撮像信号の
コントラストの大小に基づいて2値化されてから、撮像
視野S1にある要素マーク3Cの属している被撮像部3
iの全体に対する座標検出情報として出力される。 【0043】既述のように、点Pと点Rを結ぶ延長線上
にX−Y軸の原点である中央点O’があり、x軸y軸に
夫々平行で点O’と点Pを各々通る線分の交点をQとす
ると3点O’,P,Qで直角三角形ができる。また線分
O’,Pとy軸とのなす角をθ3とし、前記円の重心位
置P,Rのx−y座標軸での座標値を各々(x1,y1
),(x2,y2)とする。 【0044】次に上記画像処理部11の情報は、移動車
コントローラ10に入力される。そして図より、θ3=
tan−1(|x2 −x1 |/|y2 −y1 |
)であり、従って、X軸とx軸のずれ角θ4は、θ4=
45°−θ3となる。 【0045】また、イメージセンサSaの画面座標軸x
−y軸の原点Gに対する前記中央点O’のずれ量に相当
する座標値(x0,y0)は、下式で求められる。 x0 =O’Q+x1 =O’Psinθ3+x1 y
0 =QP+y1 =O’Pcosθ3+y1 ここで
、線分O’Pは基準部材3の構成上予め決っているので
、上記座標値(x0,y0)は、具体的な検出情報量と
して決定される。 【0046】最終的に、ずれ量判別のためにイメージセ
ンサSaを移動操作すべき補正量として、上記ずれ量(
x0,y0)とずれ角θ4が与えられるのである。 【0047】次に、イメージセンサSaの撮像視野S1
のx−y座標軸が、基準部材3のX−Y座標軸と重なる
ように、イメージセンサSaを、その画像座標軸原点G
を中心として、上記ずれ角θ4だけ回転し、更にずれ量
(x0,y0)分平行移動させる。但し、上記回転操作
と平行移動操作の順序は、任意にできる。 【0048】そうすると、撮像視野は図14のS2とな
る。なお、ここで、S3はもう1個の撮像部Saiが角
度検出のために設けられた、1個の円から成る前記被撮
像部3iの撮像した撮像視野である。通常はこの段階で
も、前記計測及び動作の誤差により、中央点O’と画面
座標軸原点Gはずれており、座標軸も平行でない。 【0049】S2の状態で、前記中央点O’と画像座標
軸原点Gとのずれ量である座標値(x3,y3)を求め
る。 具体的には、S2視野内の四個の基準位置基準部材a〜
dの重心位置が、前記中央点O’に一致しているので、
上記座標値(x3,y3)が下式のように求められる(
図15参照)。 x3 =(xa +xd )/2=(xb +xc )
/2y3 =(ya +yd )/2=(yb +yc
)/2【0050】以上のような補正操作の過程で得
られた検出値を加算処理することで、前記読み取り用設
定位置における基準部材3の中央点O’から画面座標の
原点までのずれ量(xg, yg) が、精度よく検出
されるのである。 xg =x0 +x3 yg =y0 +y3 【0051】又、S2画面上で、読み取られるアドレス
基準部材e〜l及び前記パリティー基準部材m〜pを、
それらの大きさと予め設定記憶されている前記基準位置
基準部材a〜dに対する位置関係とから、前記アドレス
基準部材e〜l及び前記パリティー基準部材m〜pの有
無を判別し、且つ、その基準部材有無の組み合わせに基
づいて、前記移動車Aが現在停止しているステーション
STnのアドレスを判別させることができる。 【0052】次に、角度ずれの検出のために、既述のよ
うに基準部材3の中央点O’からX軸上の所定距離Lに
ある被撮像部3iに対応する撮像視野S3において、上
記被撮像部3iである円の重心と、画面座標軸の原点と
のずれ量である座標値(x4,y4)を検出する。ここ
で、基準部材3のX座標軸と画面座標x軸とのずれ角を
θ5とすると、θ5=sin−1(|y4 −y3 |
/L)となる(図14参照)。 【0053】結局、基準部材3の座標軸と画面座標軸と
のずれ角は、前記読み取り用設定位置での検出値θ4と
、補正操作後の検出値θ5を加算処理した、θ=θ4+
θ5で求められる。ここにおいて、前記のように当初の
角度ずれθ4をイメージセンサSaを回転させる補正操
作で、修正しているので、上記θ5は、0に近い値にな
っている。このため、角度ずれ量を、画面座標値より処
理する時も、画面歪みの少ない撮像領域で行えるので、
精度のよい結果が得られる。また、万が一、角度のずれ
が異常に大きい時にも、前記位置ずれ検出の補正位置に
イメージセンサSaを移動させた場合、撮像視野からは
み出すことなく、検出操作ができるのである。 【0054】一方、基準部材3の車体前後方向に対応す
るX軸は、ステーションSTn の車体前後方向に対応
するレイアウト座標軸X”軸に平行になるように取りつ
けられており、画面座標軸の車体前後方向に対応するx
軸は、車体A上に固定された座標軸の車体前後方向に対
応するX’軸と平行になるように構成されているので、
結局、ステーションSTn に対する車体Aのずれ角が
θn で与えられることになる。 【0055】また、移動車Aの中心ACの座標値も、前
記のように、読み取り用設定位置にイメージセンサSa
が予じめ決められた作動量分移動させられていることよ
り、撮像画面の座標原点と前記移動車Aの中心ACの配
置関係が決まるので、これに前記基準部材3の中央点O
’と撮像画面の座標原点との距離に相当する座標値(x
g,yg)を修正量として座標変換してやることで求め
る事ができ、最終的にレイアウト座標軸での基準停止位
置LCn と、移動車Aの中心位置ACとの座標の差に
相当するずれ量(Xn ,Yn ) を求める事ができ
るのである。 【0056】前記ずれ量判別手段100で判別されたず
れ量に基づいて、前記走行制御手段104が走行方向を
修正する方法について説明を加えれば、図7に示すよう
に、前記移動車Aが前記ステーションSTn に対して
近づく方向に位置ずれ及び角度ずれが生じている状態で
停止しているとすると、先ず、前記ずれ量(Xn ,Y
n ,θn )に基づいて、前記移動車Aが前記ステー
ションSTn に衝突しない範囲で、前記設定記憶され
た予定走行経路L0 の方向に向き変更可能な最大角度
θsと、前記予定走行経路L0 との接点Oまでの走行
距離Tsとを求める。尚、前記角度ずれθn の停止状
態で、前記ジャイロ装置Sbをリセットして、走行方向
の検出情報をθn の値で初期化する。 【0057】次に、前記ジャイロ装置Sbの情報に基づ
いて、前記左右の推進車輪6を逆転させることによりそ
の場でスピンターンさせて、前記角度ずれθn と前記
向き変更可能な最大角度θsとを加算した角度(θn
+θs)分、前記予定走行経路L0 の方向に向き変更
させた後、前記走行距離検出用センサーScの情報に基
づいて、低速で前記求めた走行距離Tsを直進走行させ
て、前記予定走行経路L0 との接点Oで停止させる。 その後は、スピンターンで前記最大角度θsだけ回転さ
せて向き変更し、前記移動車Aを前記予定走行経路L0
の正規位置にのせ、前記予定走行経路L0 に沿って
自動走行を開始する。尚、前記接点Oで停止した位置で
、前記走行距離検出用センサーScの検出情報を,ステ
ーションSTn の基準停止位置LCn を基準とした
次の値で初期化する。 Ts・cosθs+Xn 【0058】そして、前記走行制御手段104が、前記
ジャイロ装置Sbおよび前記走行距離検出用センサーS
cの方向および位置の検出情報と前記座標記憶手段10
2の座標情報とを比較しながら、前記移動車Aを操向制
御し、前記予定走行経路L0 上の次のステーションS
Tm の基準停止位置LCm に停止させようとするも
のである。 【0059】次に、前記走行補正値判別手段103が各
ステーション間を走行させる際の前記走行補正値を判別
するやり方について説明する。ここで、出発側ステーシ
ョンをSTn ,出発側ステーションSTn に隣接す
る到着側ステーションをSTm とする。先ず、前記移
動車Aを出発側ステーションSTn に停止させ、その
時の前記ステーションSTn に対する設定適正停止状
態からのずれ量を検出し、この値を(Xn ,Yn ,
θn )とする。 次に、前記走行制御手段104が前記述べたように、こ
の検出されたずれ量(Xn ,Yn ,θn )を修正
しながら到着側ステーションSTm に向かって前記移
動車Aを走行させ、その基準停止位置LCm で停止さ
せる。そして、前記と同様に到着側ステーションSTm
で設定適正停止状態からのずれ量(Xm ,Ym ,
θm )を検出すれば、これが即ちステーションSTn
からステーションSTm に走行する際の走行補正値
(Xn−m ,Yn−m , θn−m )となるので
ある。 Xn−m =Xm ,Yn−m =Ym , θn−m
=θm 【0060】以上のやり方で、自動運転に先
立って予備走行させて、すべてのステーション間での正
進及び逆進方向の走行補正値を求めるのである。5つの
ステーションST1 〜ST5 が設置してある本例の
場合は、ステーションST1 〜ST2 , ステーシ
ョンST2 〜ST3 , ステーションST3 〜S
T4 ,ステーションST4 〜ST5 間で正進及び
逆進方向があるので、合計8組の走行補正値がある。
因みに、出発側ステーションST1 から到着側ステ
ーションST2 に走行する際の前記走行補正値は、(
X1−2 ,Y1−2 , θ1−2)と表される。尚
、上記の予備走行は、マニュアル運転にて行うものとす
る。ここで、マニュアル運転とは、前記設定器15から
人手により前記出発側および到着側のステーションST
の番号を指定をして運転させることを意味する。 【0061】上記のように予備走行にて走行補正値を求
めたあと、自動運転について説明すれば、先ず、一つス
テーションSTn に前記移動車Aが停止し、そこでの
所定の荷移載作業が終了した後、予め前記設定器15に
よって設定されるか、又は、前記通信装置9a,9bを
介して前記中央制御装置8から指示される走行指令情報
に基づき前記座標記憶手段102が出力する座標情報で
表される次のステーションSTm までの予定走行経路
L0 を、前記ずれ量判別手段100で判別された前記
基準位置LCn に対する移動車Aの中心ACのずれ量
(Xn ,Yn ,θn )と前記走行補正値判別手段
103にて判別された走行補正値(Xn−m ,Yn−
m , θn−m )に基づいて修正し、自動走行を開
始させることになる。 【0062】つまり、前記走行制御手段104が、前記
ステーションSTnでのずれ量(Xn ,Yn ,θn
)に、前記予備走行にて求められている前記走行補正
値(Xn−m ,Yn−m , θn−m )を加算し
たもの(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m ,
θn +θn−m )を、新たな修正すべきずれ量とし
て判断し、次のステーションSTm へ向かって操向制
御する。更に詳しく言えば、前記走行量演算手段104
Aが、前記座標記憶手段102が出力する座標情報と前
記走行補正値(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m
, θn +θn−m )と前記方向位置識別手段1
04Bの識別情報とに基づいて、前記駆動輪制御手段1
04Cに出力する走行制御量を演算するのである。 【0063】前記走行制御手段104が操向方向を修正
する方法について説明を加えれば、図5に示すように、
前記移動車Aが前記ステーションSTn に対して近づ
く方向に位置ずれ量及び角度ずれ量(Xn ,Yn,θ
n )が生じている状態で停止しているとすると、先ず
、前記ずれ量(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m
, θn +θn−m )に基づいて、前記移動車Aが
前記ステーションSTn に衝突しない範囲で、前記設
定記憶された予定走行経路L0 の方向に向き変更可能
な最大角度θs1 と、前記予定走行経路L0 との接
点Oまでの走行距離Ts1 とを求める。ここで、前記
ずれ量(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m ,
θn +θn−m )は仮想の停止位置ずれ量を表して
おり、実際には前記予定走行経路L0 からY軸方向に
Yn−m ずれたY軸に平行な仮想線L01にある上記
接点Oに対応する接点O1 迄の距離が上記Ts1 で
ある。尚、前記停止状態で、前記ジャイロ装置Sbをリ
セットして、走行方向の検出情報を(θn +θn−m
)の値で初期化する。 【0064】次に、前記ジャイロ装置Sbの情報に基づ
いて、前記左右の推進車輪6を逆転させることによりそ
の場でスピンターンさせて、前記角度ずれ(θn +θ
n−m )と前記向き変更可能な最大角度θs1 とを
加算した角度(θn +θn−m +θs1 )分、前
記予定走行経路L0 の方向に向き変更させた後、前記
走行距離検出用センサScの情報に基づいて、低速で前
記求めた走行距離Ts1を直進走行させて、前記接点O
1 で停止させる。 その後は、スピンターンで前記角度θs1 だけ角度を
戻して向き変更し、この向き変更した角度で前記予定走
行経路L0 の方向に合っていると判断し、自動走行を
開始する。尚、前記接点O1 で停止した位置で、前記
走行距離検出用センサScの検出情報を,ステーション
STn の基準停止位置LCn を基準とした次の値で
初期化する。 Ts1 ・cosθs1 +Xn +Xn−m 【00
65】そして、上記自動走行を開始した後は、前記ジャ
イロ装置Sbの情報および前記走行距離検出センサSc
の情報に基づいて、前記予定走行経路L0 上における
前記移動車Aの方向および位置を判別させて、前記左右
の推進車輪6に回転速度差を付けて操向し、次のステー
ションSTm に達するに伴って自動停止させることに
なる。 【0066】尚、前記各ステーション間を走行させる際
の前記走行補正値(Xn−m ,Yn−m , θn−
m )を使って、隣接していないステーション間を走行
させることもできる。例えば、ステーションST1 か
らステーションST3 へ走行させる場合を例にとると
、まずステーションST1 からステーションST2
間は走行補正値(X1−2 ,Y1−2 , θ1−2
)を使って補正走行させ、ステーションST2 の位
置に到達したらそこで停止せずに、ステーションST2
からステーションST3 間を走行補正値(X2−3
,Y2−3 , θ2−3 )を使って補正走行させ
るのである。 【0067】〔別実施例〕上記実施例では、各ステーシ
ョン間を走行させる際の各ステーション間に固有の前記
走行補正値を予備走行させて求めるのに、いちいち前記
設定器15から人手により出発側および到着側のステー
ションSTの番号を指定をして運転させるマニュアル運
転にて行っているが、これ以外に、例えばその操作順序
をプログラム化した一部自動運転にて迅速に行うことも
出来る。 【0068】又、上記実施例では、前記各ステーション
間に固有の前記走行補正値を予備走行させて求める時に
、ステーションSTに設置されている基準部材3の表示
情報を移動車A側の位置検出手段としてのイメージセン
サSaにて読み取ることが出来るとしている。しかし、
停止位置のずれが大きい場合には、読み取りができない
ことがある。この場合には、スケール等の他の距離計測
手段により前記ずれ量を直接求めることになる。 【0069】以下、図16にて具体的に説明する。図は
、ステーションST3 からステーションST2 に移
動車Aを逆進走行させたとき、ステーションST2 で
の停止位置のずれが大きい状態を示している。そこで、
ステーションST2 での基準停止位置LC2 を通り
、レイアウト座標軸X”,Y”軸に平行なXe,Ye軸
において、前記移動車Aの車体前後方向の中心線上のC
点及びB点迄の距離をスケールで測り、夫々の座標値を
(x10,y10),(x20, y20)とする。こ
れより前記基準停止位置LC2 から前記移動車Aの車
体中心AC迄のずれ量(XAC,YAC)及び車体前後
方向とレイアウト座標軸X”軸とのずれ角θ20を次式
のように求める。 XAC=(x10+x20)/2,
YAC=(y10+y20)/2 θ
20=sin(|y10−y20|/AL)但し、上式
中、ALは、前記移動車Aの車体長さである。 【0070】最終的に、上記ずれ量(XAC,YAC)
及びずれ角θ20を移動車Aに設置されている設定器1
5より入力して、前記ステーションST3 からステー
ションST2 に移動車Aを走行させる際の前記走行補
正値とすることができる。また、別の方法として、前記
座標値(x10,y10),(x20, y20)を前
記設定器15より入力して、上記ずれ量(XAC,YA
C)及びずれ角θ20、並びに、前記ステーションST
3 からステーションST2 に移動車Aを走行させる
際の前記走行補正値を求めることが出来る。 【0071】又、上記実施例では、隣接しないステーシ
ョン間を走行制御させる場合、隣接するステーション間
の走行補正値を順番に使うやり方を示したが、これ以外
のやり方として、隣接しないステーション間の走行補正
値を直接求め、これに基づいて隣接しないステーション
間を走行制御させることも可能である。この場合、前記
走行補正値の数は、5つのステーションST1 〜ST
5 がある走行制御設備を例にとれば、その組み合わせ
より正進及び逆進方向合わせて、合計20組の前記走行
補正値(Xn−m ,Yn−m , θn−m )があ
ることになる。 【0072】又、上記実施例では、前記走行制御手段1
04がステーション間の走行補正値に基づいてその走行
方向を修正する方法として、出発側ステーションでの停
止位置から前記移動車Aを前記予定走行経路L0 の正
規位置にのせる際のずれ量修正時のずれ量に加算して同
時に修正しているが、このやり方以外に、次のステーシ
ョンへの走行経路の途中で一度に、あるいは少しずつ修
正するようにすることも可能である。 【0073】又、上記実施例では、前記走行補正値判別
手段103が各ステーション間の走行補正値を求めるの
に、自動運転に先立ってマニュアル運転で予備走行をさ
せて求めているが、これ以外の別のやり方として、自動
運転時に各ステーション間の走行により前記走行補正値
が判別できる事を利用するやり方が可能である。即ち、
先ず前記予備走行で求めた走行補正値を使って自動運転
を開始し、その後は各ステーション間を走行をする毎に
新たに走行補正値を判別し、この得られた走行補正値で
もって前記走行補正値判別手段103の走行補正値情報
を更新するのである。以下、具体的に説明する。 【0074】5つのステーションST1 〜ST5 が
あって、その隣接間の走行補正値を使って正進及び逆進
方向に走行させる場合を考えると、つぎの8通りの走行
補正値が前記予備走行の結果得られる。 ステーションST1 〜ST2 間
X1−21 ,Y1−21 ,θ1−21
X2−11 ,Y2−11
,θ2−11 ステーションST2 〜ST
3 間 X2−31 ,Y2−31 ,θ
2−31
X3−21
,Y3−21 ,θ3−21 ステーショ
ンST3 〜ST4 間 X3−41 ,
Y3−41 ,θ3−41
X4−31 ,Y4−31 ,θ4−31
ステーションST4 〜ST5 間
X4−51 ,Y4−51 ,θ4−51
X5−41 ,Y5−41 ,
θ5−41 【0075】また、各ステーションST
1 〜ST5 間を自動運転で(N−1)回目に走行さ
せた時に得られる走行補正値を下記のように表現する。 ステーションST1 〜ST2 間
X1−2N ,Y1−2N , θ1−2N
X2−1N ,Y2−1N ,
θ2−1N ステーションST2 〜ST3
間 X2−3N ,Y2−3N , θ2−
3N
X3−2N ,Y3
−2N , θ3−2N ステーションST3
〜ST4 間 X3−4N ,Y3−4N
, θ3−4N
X4−
3N ,Y4−3N , θ4−3N ステー
ションST4 〜ST5 間 X4−5N
,Y4−5N , θ4−5N
X5−4N ,Y5−4N , θ5−4N 【
0076】そして、各ステーションST1 〜ST5
間を次(N回目)に走行させる時は、その走行補正値と
して上記の最初の補正値から直前の(N−1)回目の補
正値を加算したものを使うのである。ステーションST
1 〜ST2 間を正進方向に走行する場合を例にとる
と、下式のように表され、他についても同様である。 【0077】 【数1】 【0078】尚、上記の説明では、最初に予備走行させ
て走行補正値を求めているが、予備走行させずに最初か
ら自動運転させるやり方も可能である。この場合は、1
回目の走行は出発側ステーションSTn で検出した前
記適正停止状態からのずれ量(Xn ,Yn ,θn
)のみに基づいて次のステーションSTm 迄補正走行
させ、2回目のステーションSTn からSTm への
走行時には、その前記走行補正値として1回目の走行の
結果得られる走行補正値を使って走行制御させるのであ
る。そして、3回目以降は上記と同様につぎつぎに得ら
れる走行補正値を加算したものを使っていくのである。 また、上記の説明では、隣接するステーション間につい
ての走行補正値を自動運転時に更新する例を示したが、
隣接しないステーション間についての走行補正値を使っ
た自動運転時にも勿論適用できる。 【0079】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
に沿って設置された複数個のステーションの夫々に、そ
の基準位置を表示する基準部材が設けられ、前記移動車
に、前記基準部材の位置を検出する位置検出手段と、こ
の位置検出手段の情報より前記移動車の前記予定走行経
路からのずれ量を判別するずれ量判別手段と、前記予定
走行経路の座標情報を記憶する座標記憶手段と、前記ず
れ量及び前記座標情報に基づいて前記移動車を前記予定
走行経路に沿って走行させるように走行制御する走行制
御手段とが設けられた移動車の走行制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の移動車の走行制御装置において
は、座標情報として記憶されている予定走行経路に沿っ
て移動車を自律走行させることになり、また、各ステー
ションにおいては、そこに設置されている基準部材の基
準位置を移動車側の位置検出手段で検出し、この検出情
報に基づいて前記ステーション間の自律走行に伴い発生
した前記予定走行経路からのずれ量を判別し、このずれ
量分を修正してからあるいは走行中に修正しながら次の
ステーションに向かって走行させることになる。 【0003】そして、従来では、前記座標情報及び前記
ずれ量のみを走行のための基本情報として走行制御する
ように構成されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
移動車の走行制御装置においては、前記基準部材の設置
誤差等に起因する位置検出誤差のため、前記ステーショ
ン間の自律走行距離を大きくすると前記移動車の予定走
行経路からのずれ量が大きくなり、この為前記ステーシ
ョンでのずれ量が移動車側の位置検出手段で検出できる
範囲を外れるほど大きくなる虞がある。従って、隣り合
うステーションを充分大きく離して設けることができな
いものとなり、作業工程上最適なステーションのレイア
ウトを考えてもそのまま実施することが出来なくなる等
の不都合があった。 【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、前記移動車が各ステーション間
を自律走行する際に発生する予定走行経路からのずれ量
を小さくする事にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明による移動車の走
行制御装置の第一の特徴構成は、前記移動車に、一つの
ステーションから他のステーションへ走行したときにお
いて各ステーションの夫々について判別される前記ずれ
量に基づいて、それらステーション間を走行させる際の
走行補正値を判別する走行補正値判別手段が設けられ、
前記走行制御手段が、前記走行補正値判別手段にて判別
された走行補正値にも基づいて前記移動車を前記予定走
行経路に沿って走行させるように走行制御するように構
成されている点にある。 【0007】また第二の特徴構成は、前記走行補正値判
別手段は、前記移動車が前記一つのステーションから他
のステーションに走行する毎に、前記走行補正値を更新
するように構成されている点にある。 【0008】 【作用】第一の特徴構成によれば、先ず、移動車を前記
座標記憶手段が記憶する移動車の予定走行経路に沿って
一つのステーションから他のステーションへ走行させる
。この際、出発側および到着側の各ステーションで、そ
の基準位置を表示する基準部材の位置を前記移動車に設
けられた位置検出手段で検出し、この位置検出情報より
前記ずれ量判別手段が移動車の前記予定走行経路からの
ずれ量を判別する。そして、このずれ量に基づいて、前
記走行補正値判別手段が移動車を前記一つのステーショ
ンから他のステーション間へ走行させる際の走行補正値
を判別するのである。 【0009】次に移動車を前記の一つのステーションか
ら他のステーションへ走行させる際には、前記走行制御
手段が、前記座標記憶手段が記憶する移動車の予定走行
経路の座標情報と、前記ずれ量判別手段が判別したずれ
量、及び、前記のようにして求められた走行補正値にも
基づいて前記移動車を前記予定走行経路に沿って走行さ
せるように走行制御するのである。この場合において、
前記走行補正値には前記基準部材の設置誤差等に起因す
る前記一つのステーションから他のステーションへ走行
させる際に発生する固有の走行誤差が含まれており、し
たがって、前記走行補正値にも基づいて走行制御するこ
とで前記固有の走行誤差が除去され、前記予定走行経路
からの走行位置のずれ量を小さく出来るものとなる。 【0010】また第二の特徴構成によれば、移動車を前
記一つのステーションから他のステーションへ走行させ
る毎に、前記走行補正値判別手段が判別する最新の走行
補正値で、前記走行補正値を更新するのである。この更
新操作により、前記走行補正値は走行回数を重ねる毎に
前記一つのステーションから他のステーションへ走行さ
せる際の固有の走行誤差に近づいていくものとなる。 【0011】 【発明の効果】第一の特徴構成によれば、前記移動車が
各ステーション間を自律走行する場合に発生する予定走
行経路からのずれ量が小さくなるので、前記ステーショ
ンの設置間隔を大きくすることが出来るものとなり、作
業工程上最適なステーションのレイアウトを実現できる
等、移動車を一層便利に使用できるものとなる。 【0012】また第二の特徴構成によれば、前記移動車
が各ステーション間を自律走行する場合に発生する予定
走行経路からのずれ量が、走行を繰り返す毎に自動的に
より小さくなっていくので、前記第一の特徴構成による
効果をより高めるものとなる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図2及び図6〜図7に示すように、荷移載
用マニプレータ1が搭載された移動車Aの予定走行経路
L0 の横側部に、荷移載用のステーションSTの複数
個が設置されている。そして、前記移動車Aが指示され
たステーションSTに停止するに伴って、前記マニプレ
ータ1によって、ステーションSTと移動車Aとの間で
荷Nの移載作業を自動的に行うように構成されている。 【0014】尚、詳述はしないが、一つのステーション
STで前記移動車Aに移載された荷Nは、他のステーシ
ョンSTで卸されたり、ステーションSTでの加工作業
等が終了する毎に再度移動車Aに移載されて、次のステ
ーションSTに運搬されることになる。 【0015】前記マニプレータ1について説明すれば、
図1及び図2に示すように、いわゆる多関節型に構成さ
れているものであって、その先端部に、荷把持具2と、
ステーションSTに設置されている基準部材3の表示情
報を読み取る位置検出手段としてのイメージセンサSa
とが取り付けられている。尚、詳述はしないが、前記マ
ニプレータ1は、各関節に設けられた電動モータの作動
量を、その作動量を検出するエンコーダの情報と、予め
記憶された各種制御情報とに基づいて制御されて、荷移
載作業を行うことになる。 【0016】但し、前記移動車Aは、走行用ガイド等を
用いないでステーションST間に亘って自律走行するよ
うに構成されている。そして、詳しくは後述するが、前
記移動車Aが、一つのステーションSTn から他のス
テーションSTm へ向って前記予定走行経路L0 を
走行する時には、予定走行経路LO の座標情報、各ス
テーションSTn ,STm の夫々において判別され
る予定走行経路からのずれ量、及び、そのずれ量に基づ
いて判別される、前記一つのステーションSTn から
他のステーションSTm へ走行する際の固有の走行補
正値にも基づいて、移動車Aを予定走行経路L0 に沿
って走行するように走行制御される構成となっている。 【0017】図中、本発明が適用される移動車の走行制
御システムの静止基準座標軸(以下、レイアウト座標軸
と称する)を、X”,Y”軸とし、移動車Aに固定され
た基準座標軸として、車体前後方向を、X’軸、車体横
幅方向をY’軸とする。そして、移動車Aの中心ACを
、X’,Y’座標軸の原点として、更に移動車Aがステ
ーションSTに対する設定適正停止状態で停止する場合
には、前記中心ACがレイアウト座標軸上の基準位置L
Cと一致し、且つ、X”軸とX’軸およびY”軸とY’
軸は夫々平行である。 【0018】前記ステーションST間の予定走行経路L
0 について説明を加えれば、図6に示すように、5つ
のステーションST1 〜ST5 が設置してあり、そ
の5つのステーションST1 〜ST5 の間のX”軸
方向での距離w1 〜w4 と、前記ステーションST
1 と4つのステーションST2 〜ST5 との間の
Y”軸方向での距離w5 と、車体横幅方向における前
記ステーションST1 〜ST5 と前記予定走行経路
L0 との間の距離であるr1 〜r5 とに基づい
て、前記移動車Aを自律走行させる予定走行経路L0
の座標情報が予め移動車A内の後述の座標記憶手段10
2に設定記憶されることになる。尚、前記4つのステー
ションST2 〜ST5 はX”軸方向で一直線上にあ
り、また前記移動車Aは、各ステーションST1 〜S
T5 間に亘って正進及び逆進方向に走行させるものと
する。ここで、ステーションの番号の小さいものから大
きいものへ走行する方向を正進方向とする。 【0019】前記予定走行経路L0 のうち、一直線上
にない2つのステーションST1,ST2 間について
説明すれば、複数個の直線に分割された直線区間T1,
T2,T3 夫々の距離情報と、各直線区間T1,T2
,T3 の接続点において向き変更させるための旋回半
径R1,R2 及び旋回角度θ1,θ2 の情報として
設定され、それらの距離情報や旋回角度の情報が、前記
と同様に設定記憶されている。 【0020】つまり、前記移動車Aは、前記記憶した座
標情報に基づいて、一方のステーションST1 から他
方のステーションST2 に向けて、前記各直線区間T
1,T2,T3 をその順序で直進するように、各区間
の接続点において設定半径で設定角度を旋回させながら
自律走行して、自動的に次のステーションST2 で停
止することができるようにしているのである。また、上
記と逆方向にステーションST2 からステーションS
T1 に逆進する場合は、前記各直線区間T1,T2,
T3 を逆の順序で進行する。 【0021】又、前記予定走行経路L0 は、移動車A
が前記ステーションSTn に停止したときの、ステー
ションSTn に対する平面視での基準位置に対する車
体横幅方向での位置ずれ量Yn 、車体前後方向での位
置ずれ量Xn 、及び、車体前後方向での傾きである角
度ずれ量θn の各ずれ量情報に基づいて、補正される
ように構成されている(図7参照)。 【0022】そして、前記移動車Aが指示されたステー
ションSTにおいて停止したときに、ステーションST
に対する前記移動車Aの設定適正停止状態からのずれ量
を検出するために、図1〜図2及び図8に示すように、
前記移動車Aには、車体前後方向に対応するX軸方向の
所定距離Lを隔てた箇所を撮像する2個の撮像部Sai
を備えた前記イメージセンサSaが設けられ、同時に、
前記ステーションSTには、前記2個の撮像部Saiの
夫々にて各別に撮像されるように配置された2個の被撮
像部3iを備えた前記ステーションSTに対する基準位
置情報を表示する基準部材3が設けられている。 【0023】一方、前記基準部材3には、図9乃至図1
1に示すように、2個の被撮像部3iのうちの1個が、
その被撮像部3iの全体に対する自己の配置箇所を特定
するための情報を表示する要素部としての2種類の要素
マーク3Cを備え、この2種類の要素マーク3Cが、前
記被撮像部3iの中央点O’を中心とする2個の所定半
径の円周上に2次元的に分散配置されている。尚、1個
の上記円周上には、同じ種類の要素マーク3Cのみが配
置されている。また、図中、X軸を車体前後方向、Y軸
を車体横幅方向、また前記中央点O’をX,Y座標軸の
原点とする。 【0024】前記2種類の要素マーク3Cのうち1個の
ものは、2個の径の異なる円(大円と小円)がそれらの
重心を結ぶ一直線上に所定距離離して配置され、且つ、
この直線の延長上で径の大きい側の所定距離の所に、前
記中央点O’が位置しており、更に、中央点O’を中心
としてX軸上及びY軸上に各2個、計4個配置されてい
る。 【0025】また、前記2種類の要素マーク3Cのうち
他のものは、3個の径の異なる円(大円、中円、小円)
がそれらの重心を結ぶ一直線上に、しかも大きさの順で
所定距離離して配置され、且つ、この直線がX,Y軸と
45°の角度をなすようにし、その延長上で径の大きい
側の所定距離の所に、前記中央点O’が位置しており、
更に、中央点O’を中心としてX,Y軸と45°の角度
をなす方向に各2個、計4個が配置されている。 【0026】また、前記基準部材3のもう1個の被撮像
部3iは、1個の中円であり、その重心位置がX軸上の
前記中央点O’から所定距離Lの所で、且つ、前記要素
マーク3Cの位置より外側の基準部材3の端部に近い位
置に配置されている。 【0027】又、前記最初の被撮像部3iの中央部つま
り、前記中央点O’付近には、前記移動車Aが停止して
いるステーションSTが何れであるかを識別するために
、予め付与されたアドレス情報を同時に表示するように
構成されている。 【0028】図12に示すように、前記基準部材3は、
入射光をその入射方向に全反射するシート状のプリズム
型光反射体3aを設定大きさに形成して、その表面に、
黒色艶消し塗装された樹脂製の平板3bを貼着したもの
である。尚、図12は、図9のX軸に沿った断面を示し
ている。 【0029】前記黒色の平板3bには、前記ステーショ
ンSTに対する基準位置情報を表示する四個の基準位置
基準部材a〜dと、前記アドレス情報をバイナリーコー
ドの形態で表示する複数個のアドレス基準部材e〜lと
、そのアドレス基準部材e〜lに対するパリティー基準
部材m〜pとの三種類の基準部材の夫々を形成する同一
径の複数個の貫通孔が所定の配置で並ぶように形成され
ている。つまり、前記基準部材3は、前記各基準部材3
i,3C,a〜pが形成された箇所のみが反射して周囲
よりも明るく見えるように形成されているのである。 【0030】ここで、前記四個の基準位置基準部材a〜
dの重心位置が、前記1個の被撮像部3iの中央点O’
に一致するようにしている。 【0031】また、何れのステーションであるかの認識
を容易にするために、前記四個の基準位置基準部材a〜
dは、前記中央点O’を中心とする正方形の各頂点に各
一個が位置し、前記アドレス基準部材e〜lは、前記基
準位置基準部材a〜dの内側において、車体前後方向に
沿うX軸方向に向けて上位と下位に二分割された状態で
且つ車体横幅方向に沿うY軸方向に並ぶように位置し、
そして、前記パリティー基準部材m〜pは、前記アドレ
ス基準部材e〜l夫々のX軸方向横側に位置するように
配置してある。 【0032】図1及び図2に示すように、前記移動車A
は、一対の電動モータ5にて各別に駆動停止並びに逆転
自在な状態で、車体前後方向の略中央に設けられた左右
一対の推進車輪6と、車体前後端部の夫々に設けられた
左右一対の遊転輪7とを備えている。つまり、前記移動
車Aはその場で向き変更することができるように構成さ
れているのである。 【0033】又、前記移動車Aには、角度検出センサで
ある光ファイバ式のジャイロ装置Sbが搭載され、その
ジャイロ装置Sbの情報に基づいて前記予定走行経路L
0 に対する走行方向のずれを検出して、前記左右一対
の推進車輪6の回転速度に差を付けるように前記一対の
電動モータ5を変速操作して走行させるようになってい
る。尚、図1中、Scは前記左右一対の推進車輪6の旋
回中心となる箇所に設けられた接地輪式の走行距離検出
センサである。 【0034】次に、前記移動車Aの制御構成を図3にて
示せば、前記移動車Aの運行を管理する地上側の中央制
御装置8と前記移動車Aとの間で、前記移動車Aの行き
先情報や前記マニプレータ1の作動指令情報等の各種情
報を通信するための無線式の通信装置9a,9bが、前
記移動車Aと地上側に設けられている。尚、前記地上側
の通信装置9bは前記中央制御装置8に接続され、移動
車側の通信装置9aは、前記移動車Aの走行及び前記マ
ニプレータ1の作動を制御するために前記移動車Aに搭
載されたマイクロコンピュータ利用の移動車コントロー
ラ10に接続されている。 【0035】図3中、11はイメージセンサSaの撮像
情報を画像処理して前記基準部材3の情報を前記移動車
コントローラ10に伝達する画像処理部、12は前記移
動車コントローラ10の指令に基づいて前記マニプレー
タ1の作動を制御するマニプレータ用コントローラ、1
3は前記ジャイロ装置Sbからの角度信号や前記走行距
離検出センサScからの走行距離信号を入力処理したり
、前記左右両推進車輪6を駆動する走行用モータ5の作
動を制御する走行用コントローラ、14は前記走行用コ
ントローラ13の指令に基づいて前記走行用モータ5を
駆動する駆動装置、15は前記移動車Aに対して行き先
情報を手動設定したり、非常停止時等の復旧を行うため
に各種情報を手動設定するための設定器である。尚、前
記走行用モータ5には、その回転数を検出するためのパ
ルスエンコーダ4が取りつけられており、その検出信号
は前記駆動装置14に入力され、前記走行用モータ5の
駆動制御に使われる。 【0036】また、前記移動車コントローラ10および
前記画像処理部11を利用して、前記イメージセンサS
aの撮像情報から前記移動車の前記予定走行経路からの
ずれ量を判別するずれ量判別手段100と、前記ずれ量
判別のために前記イメージセンサSaを移動操作すべき
補正位置を判別する補正位置判別手段101とが構成さ
れ、また前記移動車コントローラ10を利用して、前記
移動車Aを自律走行させる予定走行経路L0 の座標情
報が記憶されている座標記憶手段102と、一つのステ
ーションから他のステーションへ走行したときにおいて
各ステーションの夫々について判別される前記ずれ量に
基づいて、それらステーション間を走行させる際の走行
補正値を判別する走行補正値判別手段103とが構成さ
れている(図4参照)。 【0037】また、前記移動車コントローラ10及び前
記走行用コントローラ13を利用して、前記ずれ量判別
手段100で判別されたずれ量と、前記座標記憶手段1
02の座標情報と、前記走行補正値判別手段103にて
判別された走行補正値とに基づいて前記移動車Aを前記
予定走行経路L0 に沿って走行させるように走行制御
する走行制御手段104が構成されている。尚、上記走
行制御手段104は、上記の各種情報から走行制御量を
算出する走行制御量演算手段104Aと、前記前記ジャ
イロ装置Sbからの角度信号や前記走行距離検出センサ
Scからの走行距離信号に基づいて前記移動車Aの現在
方向及び位置を識別する方向位置識別手段104Bと、
前記駆動装置14を制御する駆動輪制御手段104Cと
から成っている(図4参照)。 【0038】次に、移動車AがステーションSTn に
停止した状態において、前記ずれ量判別手段100が移
動車Aの設定適正停止状態からのずれ量Xn ,Yn
,θn を検出する停止位置検出について説明すれば、
先ず、前記マニプレータ1が、マニプレータ用コントロ
ーラ12の指令に基づいて、前記基準部材3に対応する
読み取り用設定位置に、前記イメージセンサSaを自動
移動させ、ここでイメージセンサSaが基準部材3を読
み取った読み取り情報に基づいて、前記補正位置判別手
段101がイメージセンサSaを移動操作すべき補正位
置を判別し、次に、この補正位置にイメージセンサSa
を自動移動させて、基準部材3の表示情報を読み取る。 【0039】そして、前記ずれ量判別手段100が、前
記補正位置でイメージセンサSaが読み取った読み取り
情報と前記基準部材3に対応する読み取り用設定位置で
イメージセンサSaが読み取った読み取り情報に基づい
て、前記ずれ量Xn ,Yn ,θn を判別するよう
に構成されている。尚、イメージセンサSaは、基準部
材3を高い分解能で読み取るように、狭い撮像視野に構
成され、又、イメージセンサSaの画像上の座標軸x,
yの夫々は、前記基準部材3に対応する読み取り用設定
位置で移動車Aの座標軸X’,Y’と平行となるように
構成されている。 【0040】位置ずれ検出の動作手順を、図13乃至図
15を用いて説明すれば、先ず、前記マニプレータ1を
予め設定記憶させた作動量で作動させて、前記イメージ
センサSaを基準部材3に対応する読み取り用設定位置
に移動させる。ここにおいて、イメージセンサSaの2
個の撮像部Saiのうち、1個の撮像部Saiが、前記
各基準部材3C,a〜pで構成される基準部材3の1個
の被撮像部3iを撮像するように、また、他の1個の撮
像部Saiが、他の1個の被撮像部3iを撮像するよう
に設定されている。 【0041】しかし、通常、自律走行による誤差が発生
するので、基準部材3のX−Y軸とイメージセンサSa
の撮像視野S1のx−y軸は一致せず、またX−Y軸の
原点である中央点O’とx−y軸の原点Gもずれている
(図13参照)。図示の状態は、イメージセンサSaが
、狭視野の撮像視野であり、また位置ずれが大きい為に
、基準部材3の中央点O’が撮像視野S1内に入ってい
ないが、要素マーク3Cの1個をとらえている状態を示
す。尚、図において、要素マーク3Cを構成する3個の
円のうち、大円の重心をP、小円の重心をRとする。 【0042】ここにおいて、イメージセンサSaからの
撮像信号は画像処理部11に入力され、その撮像信号の
コントラストの大小に基づいて2値化されてから、撮像
視野S1にある要素マーク3Cの属している被撮像部3
iの全体に対する座標検出情報として出力される。 【0043】既述のように、点Pと点Rを結ぶ延長線上
にX−Y軸の原点である中央点O’があり、x軸y軸に
夫々平行で点O’と点Pを各々通る線分の交点をQとす
ると3点O’,P,Qで直角三角形ができる。また線分
O’,Pとy軸とのなす角をθ3とし、前記円の重心位
置P,Rのx−y座標軸での座標値を各々(x1,y1
),(x2,y2)とする。 【0044】次に上記画像処理部11の情報は、移動車
コントローラ10に入力される。そして図より、θ3=
tan−1(|x2 −x1 |/|y2 −y1 |
)であり、従って、X軸とx軸のずれ角θ4は、θ4=
45°−θ3となる。 【0045】また、イメージセンサSaの画面座標軸x
−y軸の原点Gに対する前記中央点O’のずれ量に相当
する座標値(x0,y0)は、下式で求められる。 x0 =O’Q+x1 =O’Psinθ3+x1 y
0 =QP+y1 =O’Pcosθ3+y1 ここで
、線分O’Pは基準部材3の構成上予め決っているので
、上記座標値(x0,y0)は、具体的な検出情報量と
して決定される。 【0046】最終的に、ずれ量判別のためにイメージセ
ンサSaを移動操作すべき補正量として、上記ずれ量(
x0,y0)とずれ角θ4が与えられるのである。 【0047】次に、イメージセンサSaの撮像視野S1
のx−y座標軸が、基準部材3のX−Y座標軸と重なる
ように、イメージセンサSaを、その画像座標軸原点G
を中心として、上記ずれ角θ4だけ回転し、更にずれ量
(x0,y0)分平行移動させる。但し、上記回転操作
と平行移動操作の順序は、任意にできる。 【0048】そうすると、撮像視野は図14のS2とな
る。なお、ここで、S3はもう1個の撮像部Saiが角
度検出のために設けられた、1個の円から成る前記被撮
像部3iの撮像した撮像視野である。通常はこの段階で
も、前記計測及び動作の誤差により、中央点O’と画面
座標軸原点Gはずれており、座標軸も平行でない。 【0049】S2の状態で、前記中央点O’と画像座標
軸原点Gとのずれ量である座標値(x3,y3)を求め
る。 具体的には、S2視野内の四個の基準位置基準部材a〜
dの重心位置が、前記中央点O’に一致しているので、
上記座標値(x3,y3)が下式のように求められる(
図15参照)。 x3 =(xa +xd )/2=(xb +xc )
/2y3 =(ya +yd )/2=(yb +yc
)/2【0050】以上のような補正操作の過程で得
られた検出値を加算処理することで、前記読み取り用設
定位置における基準部材3の中央点O’から画面座標の
原点までのずれ量(xg, yg) が、精度よく検出
されるのである。 xg =x0 +x3 yg =y0 +y3 【0051】又、S2画面上で、読み取られるアドレス
基準部材e〜l及び前記パリティー基準部材m〜pを、
それらの大きさと予め設定記憶されている前記基準位置
基準部材a〜dに対する位置関係とから、前記アドレス
基準部材e〜l及び前記パリティー基準部材m〜pの有
無を判別し、且つ、その基準部材有無の組み合わせに基
づいて、前記移動車Aが現在停止しているステーション
STnのアドレスを判別させることができる。 【0052】次に、角度ずれの検出のために、既述のよ
うに基準部材3の中央点O’からX軸上の所定距離Lに
ある被撮像部3iに対応する撮像視野S3において、上
記被撮像部3iである円の重心と、画面座標軸の原点と
のずれ量である座標値(x4,y4)を検出する。ここ
で、基準部材3のX座標軸と画面座標x軸とのずれ角を
θ5とすると、θ5=sin−1(|y4 −y3 |
/L)となる(図14参照)。 【0053】結局、基準部材3の座標軸と画面座標軸と
のずれ角は、前記読み取り用設定位置での検出値θ4と
、補正操作後の検出値θ5を加算処理した、θ=θ4+
θ5で求められる。ここにおいて、前記のように当初の
角度ずれθ4をイメージセンサSaを回転させる補正操
作で、修正しているので、上記θ5は、0に近い値にな
っている。このため、角度ずれ量を、画面座標値より処
理する時も、画面歪みの少ない撮像領域で行えるので、
精度のよい結果が得られる。また、万が一、角度のずれ
が異常に大きい時にも、前記位置ずれ検出の補正位置に
イメージセンサSaを移動させた場合、撮像視野からは
み出すことなく、検出操作ができるのである。 【0054】一方、基準部材3の車体前後方向に対応す
るX軸は、ステーションSTn の車体前後方向に対応
するレイアウト座標軸X”軸に平行になるように取りつ
けられており、画面座標軸の車体前後方向に対応するx
軸は、車体A上に固定された座標軸の車体前後方向に対
応するX’軸と平行になるように構成されているので、
結局、ステーションSTn に対する車体Aのずれ角が
θn で与えられることになる。 【0055】また、移動車Aの中心ACの座標値も、前
記のように、読み取り用設定位置にイメージセンサSa
が予じめ決められた作動量分移動させられていることよ
り、撮像画面の座標原点と前記移動車Aの中心ACの配
置関係が決まるので、これに前記基準部材3の中央点O
’と撮像画面の座標原点との距離に相当する座標値(x
g,yg)を修正量として座標変換してやることで求め
る事ができ、最終的にレイアウト座標軸での基準停止位
置LCn と、移動車Aの中心位置ACとの座標の差に
相当するずれ量(Xn ,Yn ) を求める事ができ
るのである。 【0056】前記ずれ量判別手段100で判別されたず
れ量に基づいて、前記走行制御手段104が走行方向を
修正する方法について説明を加えれば、図7に示すよう
に、前記移動車Aが前記ステーションSTn に対して
近づく方向に位置ずれ及び角度ずれが生じている状態で
停止しているとすると、先ず、前記ずれ量(Xn ,Y
n ,θn )に基づいて、前記移動車Aが前記ステー
ションSTn に衝突しない範囲で、前記設定記憶され
た予定走行経路L0 の方向に向き変更可能な最大角度
θsと、前記予定走行経路L0 との接点Oまでの走行
距離Tsとを求める。尚、前記角度ずれθn の停止状
態で、前記ジャイロ装置Sbをリセットして、走行方向
の検出情報をθn の値で初期化する。 【0057】次に、前記ジャイロ装置Sbの情報に基づ
いて、前記左右の推進車輪6を逆転させることによりそ
の場でスピンターンさせて、前記角度ずれθn と前記
向き変更可能な最大角度θsとを加算した角度(θn
+θs)分、前記予定走行経路L0 の方向に向き変更
させた後、前記走行距離検出用センサーScの情報に基
づいて、低速で前記求めた走行距離Tsを直進走行させ
て、前記予定走行経路L0 との接点Oで停止させる。 その後は、スピンターンで前記最大角度θsだけ回転さ
せて向き変更し、前記移動車Aを前記予定走行経路L0
の正規位置にのせ、前記予定走行経路L0 に沿って
自動走行を開始する。尚、前記接点Oで停止した位置で
、前記走行距離検出用センサーScの検出情報を,ステ
ーションSTn の基準停止位置LCn を基準とした
次の値で初期化する。 Ts・cosθs+Xn 【0058】そして、前記走行制御手段104が、前記
ジャイロ装置Sbおよび前記走行距離検出用センサーS
cの方向および位置の検出情報と前記座標記憶手段10
2の座標情報とを比較しながら、前記移動車Aを操向制
御し、前記予定走行経路L0 上の次のステーションS
Tm の基準停止位置LCm に停止させようとするも
のである。 【0059】次に、前記走行補正値判別手段103が各
ステーション間を走行させる際の前記走行補正値を判別
するやり方について説明する。ここで、出発側ステーシ
ョンをSTn ,出発側ステーションSTn に隣接す
る到着側ステーションをSTm とする。先ず、前記移
動車Aを出発側ステーションSTn に停止させ、その
時の前記ステーションSTn に対する設定適正停止状
態からのずれ量を検出し、この値を(Xn ,Yn ,
θn )とする。 次に、前記走行制御手段104が前記述べたように、こ
の検出されたずれ量(Xn ,Yn ,θn )を修正
しながら到着側ステーションSTm に向かって前記移
動車Aを走行させ、その基準停止位置LCm で停止さ
せる。そして、前記と同様に到着側ステーションSTm
で設定適正停止状態からのずれ量(Xm ,Ym ,
θm )を検出すれば、これが即ちステーションSTn
からステーションSTm に走行する際の走行補正値
(Xn−m ,Yn−m , θn−m )となるので
ある。 Xn−m =Xm ,Yn−m =Ym , θn−m
=θm 【0060】以上のやり方で、自動運転に先
立って予備走行させて、すべてのステーション間での正
進及び逆進方向の走行補正値を求めるのである。5つの
ステーションST1 〜ST5 が設置してある本例の
場合は、ステーションST1 〜ST2 , ステーシ
ョンST2 〜ST3 , ステーションST3 〜S
T4 ,ステーションST4 〜ST5 間で正進及び
逆進方向があるので、合計8組の走行補正値がある。
因みに、出発側ステーションST1 から到着側ステ
ーションST2 に走行する際の前記走行補正値は、(
X1−2 ,Y1−2 , θ1−2)と表される。尚
、上記の予備走行は、マニュアル運転にて行うものとす
る。ここで、マニュアル運転とは、前記設定器15から
人手により前記出発側および到着側のステーションST
の番号を指定をして運転させることを意味する。 【0061】上記のように予備走行にて走行補正値を求
めたあと、自動運転について説明すれば、先ず、一つス
テーションSTn に前記移動車Aが停止し、そこでの
所定の荷移載作業が終了した後、予め前記設定器15に
よって設定されるか、又は、前記通信装置9a,9bを
介して前記中央制御装置8から指示される走行指令情報
に基づき前記座標記憶手段102が出力する座標情報で
表される次のステーションSTm までの予定走行経路
L0 を、前記ずれ量判別手段100で判別された前記
基準位置LCn に対する移動車Aの中心ACのずれ量
(Xn ,Yn ,θn )と前記走行補正値判別手段
103にて判別された走行補正値(Xn−m ,Yn−
m , θn−m )に基づいて修正し、自動走行を開
始させることになる。 【0062】つまり、前記走行制御手段104が、前記
ステーションSTnでのずれ量(Xn ,Yn ,θn
)に、前記予備走行にて求められている前記走行補正
値(Xn−m ,Yn−m , θn−m )を加算し
たもの(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m ,
θn +θn−m )を、新たな修正すべきずれ量とし
て判断し、次のステーションSTm へ向かって操向制
御する。更に詳しく言えば、前記走行量演算手段104
Aが、前記座標記憶手段102が出力する座標情報と前
記走行補正値(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m
, θn +θn−m )と前記方向位置識別手段1
04Bの識別情報とに基づいて、前記駆動輪制御手段1
04Cに出力する走行制御量を演算するのである。 【0063】前記走行制御手段104が操向方向を修正
する方法について説明を加えれば、図5に示すように、
前記移動車Aが前記ステーションSTn に対して近づ
く方向に位置ずれ量及び角度ずれ量(Xn ,Yn,θ
n )が生じている状態で停止しているとすると、先ず
、前記ずれ量(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m
, θn +θn−m )に基づいて、前記移動車Aが
前記ステーションSTn に衝突しない範囲で、前記設
定記憶された予定走行経路L0 の方向に向き変更可能
な最大角度θs1 と、前記予定走行経路L0 との接
点Oまでの走行距離Ts1 とを求める。ここで、前記
ずれ量(Xn +Xn−m ,Yn +Yn−m ,
θn +θn−m )は仮想の停止位置ずれ量を表して
おり、実際には前記予定走行経路L0 からY軸方向に
Yn−m ずれたY軸に平行な仮想線L01にある上記
接点Oに対応する接点O1 迄の距離が上記Ts1 で
ある。尚、前記停止状態で、前記ジャイロ装置Sbをリ
セットして、走行方向の検出情報を(θn +θn−m
)の値で初期化する。 【0064】次に、前記ジャイロ装置Sbの情報に基づ
いて、前記左右の推進車輪6を逆転させることによりそ
の場でスピンターンさせて、前記角度ずれ(θn +θ
n−m )と前記向き変更可能な最大角度θs1 とを
加算した角度(θn +θn−m +θs1 )分、前
記予定走行経路L0 の方向に向き変更させた後、前記
走行距離検出用センサScの情報に基づいて、低速で前
記求めた走行距離Ts1を直進走行させて、前記接点O
1 で停止させる。 その後は、スピンターンで前記角度θs1 だけ角度を
戻して向き変更し、この向き変更した角度で前記予定走
行経路L0 の方向に合っていると判断し、自動走行を
開始する。尚、前記接点O1 で停止した位置で、前記
走行距離検出用センサScの検出情報を,ステーション
STn の基準停止位置LCn を基準とした次の値で
初期化する。 Ts1 ・cosθs1 +Xn +Xn−m 【00
65】そして、上記自動走行を開始した後は、前記ジャ
イロ装置Sbの情報および前記走行距離検出センサSc
の情報に基づいて、前記予定走行経路L0 上における
前記移動車Aの方向および位置を判別させて、前記左右
の推進車輪6に回転速度差を付けて操向し、次のステー
ションSTm に達するに伴って自動停止させることに
なる。 【0066】尚、前記各ステーション間を走行させる際
の前記走行補正値(Xn−m ,Yn−m , θn−
m )を使って、隣接していないステーション間を走行
させることもできる。例えば、ステーションST1 か
らステーションST3 へ走行させる場合を例にとると
、まずステーションST1 からステーションST2
間は走行補正値(X1−2 ,Y1−2 , θ1−2
)を使って補正走行させ、ステーションST2 の位
置に到達したらそこで停止せずに、ステーションST2
からステーションST3 間を走行補正値(X2−3
,Y2−3 , θ2−3 )を使って補正走行させ
るのである。 【0067】〔別実施例〕上記実施例では、各ステーシ
ョン間を走行させる際の各ステーション間に固有の前記
走行補正値を予備走行させて求めるのに、いちいち前記
設定器15から人手により出発側および到着側のステー
ションSTの番号を指定をして運転させるマニュアル運
転にて行っているが、これ以外に、例えばその操作順序
をプログラム化した一部自動運転にて迅速に行うことも
出来る。 【0068】又、上記実施例では、前記各ステーション
間に固有の前記走行補正値を予備走行させて求める時に
、ステーションSTに設置されている基準部材3の表示
情報を移動車A側の位置検出手段としてのイメージセン
サSaにて読み取ることが出来るとしている。しかし、
停止位置のずれが大きい場合には、読み取りができない
ことがある。この場合には、スケール等の他の距離計測
手段により前記ずれ量を直接求めることになる。 【0069】以下、図16にて具体的に説明する。図は
、ステーションST3 からステーションST2 に移
動車Aを逆進走行させたとき、ステーションST2 で
の停止位置のずれが大きい状態を示している。そこで、
ステーションST2 での基準停止位置LC2 を通り
、レイアウト座標軸X”,Y”軸に平行なXe,Ye軸
において、前記移動車Aの車体前後方向の中心線上のC
点及びB点迄の距離をスケールで測り、夫々の座標値を
(x10,y10),(x20, y20)とする。こ
れより前記基準停止位置LC2 から前記移動車Aの車
体中心AC迄のずれ量(XAC,YAC)及び車体前後
方向とレイアウト座標軸X”軸とのずれ角θ20を次式
のように求める。 XAC=(x10+x20)/2,
YAC=(y10+y20)/2 θ
20=sin(|y10−y20|/AL)但し、上式
中、ALは、前記移動車Aの車体長さである。 【0070】最終的に、上記ずれ量(XAC,YAC)
及びずれ角θ20を移動車Aに設置されている設定器1
5より入力して、前記ステーションST3 からステー
ションST2 に移動車Aを走行させる際の前記走行補
正値とすることができる。また、別の方法として、前記
座標値(x10,y10),(x20, y20)を前
記設定器15より入力して、上記ずれ量(XAC,YA
C)及びずれ角θ20、並びに、前記ステーションST
3 からステーションST2 に移動車Aを走行させる
際の前記走行補正値を求めることが出来る。 【0071】又、上記実施例では、隣接しないステーシ
ョン間を走行制御させる場合、隣接するステーション間
の走行補正値を順番に使うやり方を示したが、これ以外
のやり方として、隣接しないステーション間の走行補正
値を直接求め、これに基づいて隣接しないステーション
間を走行制御させることも可能である。この場合、前記
走行補正値の数は、5つのステーションST1 〜ST
5 がある走行制御設備を例にとれば、その組み合わせ
より正進及び逆進方向合わせて、合計20組の前記走行
補正値(Xn−m ,Yn−m , θn−m )があ
ることになる。 【0072】又、上記実施例では、前記走行制御手段1
04がステーション間の走行補正値に基づいてその走行
方向を修正する方法として、出発側ステーションでの停
止位置から前記移動車Aを前記予定走行経路L0 の正
規位置にのせる際のずれ量修正時のずれ量に加算して同
時に修正しているが、このやり方以外に、次のステーシ
ョンへの走行経路の途中で一度に、あるいは少しずつ修
正するようにすることも可能である。 【0073】又、上記実施例では、前記走行補正値判別
手段103が各ステーション間の走行補正値を求めるの
に、自動運転に先立ってマニュアル運転で予備走行をさ
せて求めているが、これ以外の別のやり方として、自動
運転時に各ステーション間の走行により前記走行補正値
が判別できる事を利用するやり方が可能である。即ち、
先ず前記予備走行で求めた走行補正値を使って自動運転
を開始し、その後は各ステーション間を走行をする毎に
新たに走行補正値を判別し、この得られた走行補正値で
もって前記走行補正値判別手段103の走行補正値情報
を更新するのである。以下、具体的に説明する。 【0074】5つのステーションST1 〜ST5 が
あって、その隣接間の走行補正値を使って正進及び逆進
方向に走行させる場合を考えると、つぎの8通りの走行
補正値が前記予備走行の結果得られる。 ステーションST1 〜ST2 間
X1−21 ,Y1−21 ,θ1−21
X2−11 ,Y2−11
,θ2−11 ステーションST2 〜ST
3 間 X2−31 ,Y2−31 ,θ
2−31
X3−21
,Y3−21 ,θ3−21 ステーショ
ンST3 〜ST4 間 X3−41 ,
Y3−41 ,θ3−41
X4−31 ,Y4−31 ,θ4−31
ステーションST4 〜ST5 間
X4−51 ,Y4−51 ,θ4−51
X5−41 ,Y5−41 ,
θ5−41 【0075】また、各ステーションST
1 〜ST5 間を自動運転で(N−1)回目に走行さ
せた時に得られる走行補正値を下記のように表現する。 ステーションST1 〜ST2 間
X1−2N ,Y1−2N , θ1−2N
X2−1N ,Y2−1N ,
θ2−1N ステーションST2 〜ST3
間 X2−3N ,Y2−3N , θ2−
3N
X3−2N ,Y3
−2N , θ3−2N ステーションST3
〜ST4 間 X3−4N ,Y3−4N
, θ3−4N
X4−
3N ,Y4−3N , θ4−3N ステー
ションST4 〜ST5 間 X4−5N
,Y4−5N , θ4−5N
X5−4N ,Y5−4N , θ5−4N 【
0076】そして、各ステーションST1 〜ST5
間を次(N回目)に走行させる時は、その走行補正値と
して上記の最初の補正値から直前の(N−1)回目の補
正値を加算したものを使うのである。ステーションST
1 〜ST2 間を正進方向に走行する場合を例にとる
と、下式のように表され、他についても同様である。 【0077】 【数1】 【0078】尚、上記の説明では、最初に予備走行させ
て走行補正値を求めているが、予備走行させずに最初か
ら自動運転させるやり方も可能である。この場合は、1
回目の走行は出発側ステーションSTn で検出した前
記適正停止状態からのずれ量(Xn ,Yn ,θn
)のみに基づいて次のステーションSTm 迄補正走行
させ、2回目のステーションSTn からSTm への
走行時には、その前記走行補正値として1回目の走行の
結果得られる走行補正値を使って走行制御させるのであ
る。そして、3回目以降は上記と同様につぎつぎに得ら
れる走行補正値を加算したものを使っていくのである。 また、上記の説明では、隣接するステーション間につい
ての走行補正値を自動運転時に更新する例を示したが、
隣接しないステーション間についての走行補正値を使っ
た自動運転時にも勿論適用できる。 【0079】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】移動車がステーションで停止している状態の正
面図
面図
【図2】同平面図
【図3】制御構成のブロック図
【図4】制御構成の一部ブロック図
【図5】走行補正値に基づく走行制御を説明する図
【図
6】予定走行経路の説明図
6】予定走行経路の説明図
【図7】移動車のずれ修正の説明図
【図8】基準部材の撮像状態を示す斜視図
【図9】基準
部材の平面図
部材の平面図
【図10】同部分平面図
【図11】同部分平面図
【図12】同部分正面断面図
【図13】基準部材による位置ずれ検出の説明図
【図1
4】基準部材による位置ずれ検出の説明図
4】基準部材による位置ずれ検出の説明図
【図15】基
準部材による位置ずれ検出の説明図
準部材による位置ずれ検出の説明図
【図16】走行補正
値を求める別実施例の説明図
値を求める別実施例の説明図
A 移動車
ST ステーション
Sa 位置検出手段
L0 予定走行経路
3 基準部材
100 ずれ量判別手段
102 座標記憶手段
103 走行補正値判別手段
104 走行制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 移動車(A)の予定走行経路(L0
)に沿って設置された複数個のステーション(ST)の
夫々に、その基準位置を表示する基準部材(3)が設け
られ、前記移動車(A)に、前記基準部材(3)の位置
を検出する位置検出手段(Sa)と、この位置検出手段
(Sa)の情報より前記移動車(A)の前記予定走行経
路(L0 )からのずれ量を判別するずれ量判別手段(
100)と、前記予定走行経路(L0 )の座標情報を
記憶する座標記憶手段(102)と、前記ずれ量及び前
記座標情報に基づいて前記移動車(A)を前記予定走行
経路(L0 )に沿って走行させるように走行制御する
走行制御手段(104)とが設けられた移動車の走行制
御装置であって、前記移動車(A)に、一つのステーシ
ョン(ST)から他のステーション(ST)へ走行した
ときにおいて各ステーション(ST)の夫々について判
別される前記ずれ量に基づいて、それらステーション(
ST)間を走行させる際の走行補正値を判別する走行補
正値判別手段(103)が設けられ、前記走行制御手段
(104)が、前記走行補正値判別手段(103)にて
判別された走行補正値にも基づいて前記予定走行経路(
L0 )に沿って走行させるように走行制御するように
構成されている移動車の走行制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の移動車の走行制御装置
であって、前記走行補正値判別手段(103)は、前記
移動車(A)が前記一つのステーション(ST)から他
のステーション(ST)に走行する毎に、前記走行補正
値を更新するように構成されている移動車の走行制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3058446A JPH04293108A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 移動車の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3058446A JPH04293108A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 移動車の走行制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04293108A true JPH04293108A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=13084635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3058446A Pending JPH04293108A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 移動車の走行制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04293108A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011123631A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 自動搬送車 |
| US9782896B2 (en) | 2013-11-28 | 2017-10-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Robot system and control method for robot system |
| JP2021030371A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | セイコーエプソン株式会社 | ロボットシステムおよび制御方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6320508A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-28 | Tsubakimoto Chain Co | 自律走行車の誘導方法 |
| JPH01187608A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-27 | Komatsu Ltd | 無人移動体の誘導位置補正装置 |
| JPH0281104A (ja) * | 1988-09-17 | 1990-03-22 | Nippon Yusoki Co Ltd | 車体位置検出方法 |
| JPH02257313A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-18 | Daifuku Co Ltd | 移動車の運転制御設備 |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP3058446A patent/JPH04293108A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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