JPH04295423A - 制がん剤および制がん増強剤 - Google Patents
制がん剤および制がん増強剤Info
- Publication number
- JPH04295423A JPH04295423A JP3061884A JP6188491A JPH04295423A JP H04295423 A JPH04295423 A JP H04295423A JP 3061884 A JP3061884 A JP 3061884A JP 6188491 A JP6188491 A JP 6188491A JP H04295423 A JPH04295423 A JP H04295423A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- acid
- anticancer
- active ingredient
- carcinostatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な制がん剤および制
がん増強剤に関するものである。
がん増強剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から制がん剤には、核酸や酵素など
重要な機能を有する生体高分子をアルキル化することに
より制がん性を発揮するアルキル化剤、核酸代謝を阻害
する代謝拮抗剤、細胞の核酸の生合成に関与する細胞分
裂毒であり、分裂増殖の盛んな細胞に対して殺細胞作用
を示す制がん抗生物質、さらには植物由来の制がん物質
やホルモン剤などがある。一方、がん細胞に吸収されに
くい薬物の吸収改善に効果を示し、制がん剤ブレオマイ
シン、アドリアマイシンなどの制がん効果を強くする制
がん増強剤としてはアンフォテリシンBなどが研究され
ているが著効にはいたっていない。
重要な機能を有する生体高分子をアルキル化することに
より制がん性を発揮するアルキル化剤、核酸代謝を阻害
する代謝拮抗剤、細胞の核酸の生合成に関与する細胞分
裂毒であり、分裂増殖の盛んな細胞に対して殺細胞作用
を示す制がん抗生物質、さらには植物由来の制がん物質
やホルモン剤などがある。一方、がん細胞に吸収されに
くい薬物の吸収改善に効果を示し、制がん剤ブレオマイ
シン、アドリアマイシンなどの制がん効果を強くする制
がん増強剤としてはアンフォテリシンBなどが研究され
ているが著効にはいたっていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の制がん剤は、い
ずれも副作用があり、有効性に満足できるものは少なく
、よりすぐれた制がん剤の開発が要望されている。また
、制がん剤の効果を充分に発揮させるためにすぐれた制
がん増強剤が必要である。
ずれも副作用があり、有効性に満足できるものは少なく
、よりすぐれた制がん剤の開発が要望されている。また
、制がん剤の効果を充分に発揮させるためにすぐれた制
がん増強剤が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、副作用が
ない制がん剤について鋭意研究の結果、一般式が、
ない制がん剤について鋭意研究の結果、一般式が、
【0
005】
005】
【化11】
【0006】で示され、R が炭素数1〜5のアルキル
基、およびnが4〜22の整数である高級脂肪酸が顕著
な制がん作用を有することを見出したものである。すな
わち、本発明は一般式(I) :
基、およびnが4〜22の整数である高級脂肪酸が顕著
な制がん作用を有することを見出したものである。すな
わち、本発明は一般式(I) :
【0007】
【化12】
【0008】(式中、R は炭素数1〜5のアルキル基
、およびnは4〜22の整数を表わす)で示される高級
脂肪酸を有効成分とする制がん剤を提供するものである
。また、本発明は前記高級脂肪酸を有効成分とする制が
ん増強剤を提供するものである。
、およびnは4〜22の整数を表わす)で示される高級
脂肪酸を有効成分とする制がん剤を提供するものである
。また、本発明は前記高級脂肪酸を有効成分とする制が
ん増強剤を提供するものである。
【0009】
【実施例】本発明において、高級脂肪酸のアルキル鎖の
鎖長は一般式(I) におけるnが4〜22の整数であ
り、またR は炭素数1〜5のアルキル基であるもので
ある。nが4より小さいときおよび22より大きいとき
制がん作用および制がん増強作用を発揮しない。またR
が炭素数6以上のアルキル基であるばあいも、制がん
作用および制がん増強作用を発揮しない。前記一般式(
I) 中、制がん作用および制がん増強作用がとくに強
いものは、nの値が9〜14、R がメチル基あるいは
エチル基のばあいである。なかでも、式(II):
鎖長は一般式(I) におけるnが4〜22の整数であ
り、またR は炭素数1〜5のアルキル基であるもので
ある。nが4より小さいときおよび22より大きいとき
制がん作用および制がん増強作用を発揮しない。またR
が炭素数6以上のアルキル基であるばあいも、制がん
作用および制がん増強作用を発揮しない。前記一般式(
I) 中、制がん作用および制がん増強作用がとくに強
いものは、nの値が9〜14、R がメチル基あるいは
エチル基のばあいである。なかでも、式(II):
【0010】
【化13】
【0011】で示される12− メチルトリデシル酸、
式(III) :
式(III) :
【0012】
【化14】
【0013】で示される12− メチルテトラデシル酸
、式(IV):
、式(IV):
【0014】
【化15】
【0015】で示される14− メチルペンタデシル酸
、および式(V):
、および式(V):
【0016】
【化16】
【0017】で示される14− メチルヘキサデシル酸
はとくに高い制がん作用および制がん増強作用を示し、
とくに好ましい。
はとくに高い制がん作用および制がん増強作用を示し、
とくに好ましい。
【0018】本発明に用いる高級脂肪酸はワックスのよ
うな天然物を分解してえられる。用いる天然物としては
、羊毛ロウ、鯨ロウ、ミツロウ、虫白ロウ、カルナウバ
ロウなどのワックスがあげられる。
うな天然物を分解してえられる。用いる天然物としては
、羊毛ロウ、鯨ロウ、ミツロウ、虫白ロウ、カルナウバ
ロウなどのワックスがあげられる。
【0019】本発明に用いる高級脂肪酸は、たとえば以
下の方法によってうることができる。
下の方法によってうることができる。
【0020】(鹸化反応)たとえば、ウールグリースの
ような天然物を1.18倍モルのアルカリ(たとえばN
aOH)存在下水中で懸濁物とし、135 ±5℃で加
圧下で3時間撹拌しながら鹸化反応を行なう(オートク
レーブ使用)。
ような天然物を1.18倍モルのアルカリ(たとえばN
aOH)存在下水中で懸濁物とし、135 ±5℃で加
圧下で3時間撹拌しながら鹸化反応を行なう(オートク
レーブ使用)。
【0021】(脂肪酸とアルコールの分離)鹸化反応終
了物(高級脂肪酸のNa塩と高級アルコールの混合物)
に H2 O とCH3 COC2 H5 (以下
、MEK という)を加え、分液漏斗に移し、70〜7
5℃に加熱してアルコールをMEK 中に抽出分離除去
する。水層の高級脂肪酸ナトリウム塩を塩酸で遊離の脂
肪酸とし、MEK で抽出する。ウール脂肪酸のMEK
溶液を減圧下で溶媒を除去して固形物としてのウール
脂肪酸をうる。
了物(高級脂肪酸のNa塩と高級アルコールの混合物)
に H2 O とCH3 COC2 H5 (以下
、MEK という)を加え、分液漏斗に移し、70〜7
5℃に加熱してアルコールをMEK 中に抽出分離除去
する。水層の高級脂肪酸ナトリウム塩を塩酸で遊離の脂
肪酸とし、MEK で抽出する。ウール脂肪酸のMEK
溶液を減圧下で溶媒を除去して固形物としてのウール
脂肪酸をうる。
【0022】(ウール脂肪酸の分子蒸留)固形ウール脂
肪酸を分子蒸留し低沸点留分(温度:<80℃、圧力:
1×10−2Torr)をうる。この留分をMD1−A
cidとする。
肪酸を分子蒸留し低沸点留分(温度:<80℃、圧力:
1×10−2Torr)をうる。この留分をMD1−A
cidとする。
【0023】(MD1−Acidの逆相カラムクロマト
グラフィーによる分画)MD1−Acidの逆相カラム
クロマトグラフィー(オープンカラム)で5分画する。
グラフィーによる分画)MD1−Acidの逆相カラム
クロマトグラフィー(オープンカラム)で5分画する。
【0024】最初から3番目と4番目に溶出した画分を
それぞれMD1−3−Acid、MD1−4−Acid
とする。
それぞれMD1−3−Acid、MD1−4−Acid
とする。
【0025】これら2つの画分をそれぞれ高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)で分画し、MD1−3−A
cidより、たとえば12− メチルトリデシル酸、1
2− メチルテトラデシル酸、MD1−4−Acidよ
り、たとえば14− メチルペンタデシル酸、14−
メチルヘキサデシル酸などの目的化合物を単離する。
マトグラフィー(HPLC)で分画し、MD1−3−A
cidより、たとえば12− メチルトリデシル酸、1
2− メチルテトラデシル酸、MD1−4−Acidよ
り、たとえば14− メチルペンタデシル酸、14−
メチルヘキサデシル酸などの目的化合物を単離する。
【0026】分画条件
充填剤:オクチル基修飾シリカゲル、破砕状、細孔径6
0オングストローム、粒径60/200 メッシュ(商
品名:YMC ・GEL 、山村化学研究所(株)製)
溶離液:CH3 OH/ H2 O =92/8(容量
比)そのほか、このようにしてえられる高級脂肪酸とし
ては、たとえばR がメチル基であるとき、イソ−C1
0−COOH (9−メチルデシル酸)、イソ−C11
−COOH (10− メチルウンデシル酸)、イソ−
C12−COOH (11− メチルドデシル酸)、イ
ソ−C14−COOH (13− メチルテトラデシル
酸)、イソ−C15−COOH (14− メチルペン
タデシル酸)などがあげられ、また、R がエチル基で
あるとき、イソ−C12−COOH (10− メチル
ドデシル酸)、イソ−C13−COOH (11− メ
チルトリデシル酸)、イソ−C15−COOH (13
− メチルペンタデシル酸)、イソ−C17−COOH
(15−メチルヘプタデシル酸)などがあげられる。
0オングストローム、粒径60/200 メッシュ(商
品名:YMC ・GEL 、山村化学研究所(株)製)
溶離液:CH3 OH/ H2 O =92/8(容量
比)そのほか、このようにしてえられる高級脂肪酸とし
ては、たとえばR がメチル基であるとき、イソ−C1
0−COOH (9−メチルデシル酸)、イソ−C11
−COOH (10− メチルウンデシル酸)、イソ−
C12−COOH (11− メチルドデシル酸)、イ
ソ−C14−COOH (13− メチルテトラデシル
酸)、イソ−C15−COOH (14− メチルペン
タデシル酸)などがあげられ、また、R がエチル基で
あるとき、イソ−C12−COOH (10− メチル
ドデシル酸)、イソ−C13−COOH (11− メ
チルトリデシル酸)、イソ−C15−COOH (13
− メチルペンタデシル酸)、イソ−C17−COOH
(15−メチルヘプタデシル酸)などがあげられる。
【0027】これらの高級脂肪酸は単独または2種以上
混合して使用してもよい。
混合して使用してもよい。
【0028】本発明の制がん剤および制がん増強剤を注
射、点滴用製剤とするにはプルロニックF−68(商品
名、旭電化工業(株)製)、HCO−60(商品名、日
光ケミカルズ(株)製)などの界面活性剤を添加し、超
音波で分散させるか、リポソームまたは水中油乳液とし
、p−ヒドロキシ安息香酸メチルなどの防腐剤、レシチ
ン、リノール酸などの安定剤、ココナツ油などの非水性
ビヒクル、グルコースなどの懸濁剤を含ませることがで
きる。
射、点滴用製剤とするにはプルロニックF−68(商品
名、旭電化工業(株)製)、HCO−60(商品名、日
光ケミカルズ(株)製)などの界面活性剤を添加し、超
音波で分散させるか、リポソームまたは水中油乳液とし
、p−ヒドロキシ安息香酸メチルなどの防腐剤、レシチ
ン、リノール酸などの安定剤、ココナツ油などの非水性
ビヒクル、グルコースなどの懸濁剤を含ませることがで
きる。
【0029】また、経口用製剤とするには腸管吸収に適
したカプセルとして、ゼラチンのような結合剤、ステア
リン酸マグネシウムのような安定剤、乳糖のような賦形
剤、ポテトスターチのような崩壊剤を含ませ、酢酸フタ
ル酸セルロース、アクリル酸メチル/メタクリル酸共重
合体などで腸溶性皮膜を形成することができる。その他
、顆粒剤、徐放性埋没カプセル、坐剤、ネブライザー、
バッカル剤としても製剤化できる。
したカプセルとして、ゼラチンのような結合剤、ステア
リン酸マグネシウムのような安定剤、乳糖のような賦形
剤、ポテトスターチのような崩壊剤を含ませ、酢酸フタ
ル酸セルロース、アクリル酸メチル/メタクリル酸共重
合体などで腸溶性皮膜を形成することができる。その他
、顆粒剤、徐放性埋没カプセル、坐剤、ネブライザー、
バッカル剤としても製剤化できる。
【0030】本発明の制がん剤は、静脈内、皮下注射、
点滴などの非経口投与剤では、有効成分の投与量(成人
の体重1kg、1日あたり)10〜2000mg、とく
に50〜600mg が好ましく、カプセルなどの経口
投与剤では、0.2 〜70g 、とくに1〜15g
が好ましい。制がん増強剤として用いるばあいは、非経
口投与剤として1.00〜200mg 、好ましくは3
〜50mg、経口投与剤としては0.05〜80g 、
好ましくは0.1 〜3.0gである。
点滴などの非経口投与剤では、有効成分の投与量(成人
の体重1kg、1日あたり)10〜2000mg、とく
に50〜600mg が好ましく、カプセルなどの経口
投与剤では、0.2 〜70g 、とくに1〜15g
が好ましい。制がん増強剤として用いるばあいは、非経
口投与剤として1.00〜200mg 、好ましくは3
〜50mg、経口投与剤としては0.05〜80g 、
好ましくは0.1 〜3.0gである。
【0031】本発明の制がん剤および制がん増強剤は、
腹水がんや、白血病だけでなく固形がんにも有効であり
、各組織の腺がん、扁平上皮がん、未分化がん、肉腫な
ど広範囲の適応症を有する。また、がん移植動物だけで
なく、ヒト、マウス、ラット、ハムスターなどの培養悪
性細胞に対しても有効なので、直接的がん細胞致死効果
を有し、種特異性もなく、医薬や家畜および動物のがん
化学療法剤として使用できる。
腹水がんや、白血病だけでなく固形がんにも有効であり
、各組織の腺がん、扁平上皮がん、未分化がん、肉腫な
ど広範囲の適応症を有する。また、がん移植動物だけで
なく、ヒト、マウス、ラット、ハムスターなどの培養悪
性細胞に対しても有効なので、直接的がん細胞致死効果
を有し、種特異性もなく、医薬や家畜および動物のがん
化学療法剤として使用できる。
【0032】なお、制がん増強剤としては、たとえば、
ブレオマイシン、アドリアマイシン、ビンクリスチンな
どの制がん剤と併用して使用することができる。
ブレオマイシン、アドリアマイシン、ビンクリスチンな
どの制がん剤と併用して使用することができる。
【0033】さらに本発明の制がん剤および制がん増強
剤は、腫瘍移植部位への直接投与だけでなく、遠隔投与
でも治療効果が認められる。毒性LD50はラット皮下
注射で8.0 〜25 g/kgであり、1〜2g /
kgの10日間連続投与でも副作用は認められない。
剤は、腫瘍移植部位への直接投与だけでなく、遠隔投与
でも治療効果が認められる。毒性LD50はラット皮下
注射で8.0 〜25 g/kgであり、1〜2g /
kgの10日間連続投与でも副作用は認められない。
【0034】以下に製造例および試験例をあげて本発明
の制がん剤および制がん増強剤の有効成分である高級脂
肪酸の製造法および有効性を説明するが、本発明はかか
る実施例のみに限定されるものではない。
の制がん剤および制がん増強剤の有効成分である高級脂
肪酸の製造法および有効性を説明するが、本発明はかか
る実施例のみに限定されるものではない。
【0035】製造実施例1
ウールグリースを鹸化反応することによってえたウール
脂肪酸200gを分子蒸留し、低沸点留分MD1−Ac
id(温度:<80℃、圧力:1×10−2Torr)
26g をえた。
脂肪酸200gを分子蒸留し、低沸点留分MD1−Ac
id(温度:<80℃、圧力:1×10−2Torr)
26g をえた。
【0036】MD1−Acidを逆相カラムクロマトグ
ラフィー(オープンカラム)に付し、移動相CH3 O
H/ H2 O :92/8(容量比)で5分画した。
ラフィー(オープンカラム)に付し、移動相CH3 O
H/ H2 O :92/8(容量比)で5分画した。
【0037】このうち、3番めと4番めに溶出した画分
をそれぞれMD1−3−Acid、MD1−4−Aci
dとする。
をそれぞれMD1−3−Acid、MD1−4−Aci
dとする。
【0038】これらMD1−3−Acid、MD1−4
−Acidを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
で分画し、目的化合物を単離した。
−Acidを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
で分画し、目的化合物を単離した。
【0039】MD1−3−Acidより、たとえば12
− メチルトリデシル酸、12− メチルテトラデシル
酸、MD1−4−Acidより、たとえば14− メチ
ルペンタデシル酸、14− メチルヘキサデシル酸をえ
た。
− メチルトリデシル酸、12− メチルテトラデシル
酸、MD1−4−Acidより、たとえば14− メチ
ルペンタデシル酸、14− メチルヘキサデシル酸をえ
た。
【0040】そして、キャピラリーガスクロマトグラフ
ィーで各々の高級脂肪酸が明らかに単離されていること
を確認した。
ィーで各々の高級脂肪酸が明らかに単離されていること
を確認した。
【0041】構造決定には、13C−NMR およびG
C−MS を使用し、単離物質が本発明の一般式で示さ
れる高級脂肪酸群であることを同定した。
C−MS を使用し、単離物質が本発明の一般式で示さ
れる高級脂肪酸群であることを同定した。
【0042】試験例1
5週令のddY 系マウスの腹腔にエールリッヒ腹水が
ん細胞106個を接種し、24時間後より0.25%(
重量%、以下同様)プルロニックF68 生理食塩水溶
液に各試料を50mg/mlの濃度に懸濁した液を1群
10匹、10mg/kg/日で5日間腹腔内注射した。
ん細胞106個を接種し、24時間後より0.25%(
重量%、以下同様)プルロニックF68 生理食塩水溶
液に各試料を50mg/mlの濃度に懸濁した液を1群
10匹、10mg/kg/日で5日間腹腔内注射した。
【0043】試料を含まない同液を投与した対照群は接
種後平均生存日数14.0日であるのに対して、12−
メチルトリデシル酸の投与群は50日以上、14−
メチルペンタデシル酸は43日であり、これらの等量混
合物は45日以上であり、有意の延命効果が認められた
。
種後平均生存日数14.0日であるのに対して、12−
メチルトリデシル酸の投与群は50日以上、14−
メチルペンタデシル酸は43日であり、これらの等量混
合物は45日以上であり、有意の延命効果が認められた
。
【0044】試験例2
C57BL/6 とDBA/2 系の一代雑種の6週令
マウスの背部皮下にアデノカルシノーマ755 細胞1
06 個を移植し、24時間後より0.25%HCO−
60生理食塩水溶液に各試料を50mg/mlの濃度に
懸濁した液を1群8匹、10mg/kg/日で5日間皮
下注射した。アデノカルシノーマ755 細胞移植後1
0日に、マウスを屠殺し、腫瘍を切取した。
マウスの背部皮下にアデノカルシノーマ755 細胞1
06 個を移植し、24時間後より0.25%HCO−
60生理食塩水溶液に各試料を50mg/mlの濃度に
懸濁した液を1群8匹、10mg/kg/日で5日間皮
下注射した。アデノカルシノーマ755 細胞移植後1
0日に、マウスを屠殺し、腫瘍を切取した。
【0045】平均腫瘍重量(g )は、対照群の6.3
に対して12− メチルテトラデシル酸および14−
メチルヘキサデシル酸投与群はそれぞれ2.5 およ
び3.1 であり、有意の腫瘍抑制効果が認められた。
に対して12− メチルテトラデシル酸および14−
メチルヘキサデシル酸投与群はそれぞれ2.5 およ
び3.1 であり、有意の腫瘍抑制効果が認められた。
【0046】試験例3および4ならびに比較試験例1ブ
レオマイシンを単独で用いたばあいおよびブレオマイシ
ンと12− メチルテトラデシル酸または14− メチ
ルヘキサデシル酸を併用したばあいについて、マウス腹
水がんエールリッヒ細胞およびヒト肺がん種A549細
胞を用いて殺細胞効果(IC90)を調べた。その結果
を表1に示す。
レオマイシンを単独で用いたばあいおよびブレオマイシ
ンと12− メチルテトラデシル酸または14− メチ
ルヘキサデシル酸を併用したばあいについて、マウス腹
水がんエールリッヒ細胞およびヒト肺がん種A549細
胞を用いて殺細胞効果(IC90)を調べた。その結果
を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】表1に示した結果から明らかなように、本
発明の高級脂肪酸を制がん剤と併用したばあいには、制
がん剤を単独使用したばあいと比して格段に殺細胞効果
が向上することがわかる。
発明の高級脂肪酸を制がん剤と併用したばあいには、制
がん剤を単独使用したばあいと比して格段に殺細胞効果
が向上することがわかる。
【0049】試験例5および比較試験例2ブレオマイシ
ン(60μg /ml)と10− メチルウンデシル酸
(0.05μM)を併用したばあいについて、ブレオマ
イシンがエールリッヒ細胞内に取り込まれる量を経時的
に調べた。その結果を表2に示す。
ン(60μg /ml)と10− メチルウンデシル酸
(0.05μM)を併用したばあいについて、ブレオマ
イシンがエールリッヒ細胞内に取り込まれる量を経時的
に調べた。その結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】表2に示した結果から明らかなように、本
発明の高級脂肪酸を制がん剤と併用したばあいには、制
がん剤を単独使用したばあいと比して制がん剤のエール
リッヒ細胞内への取り込み量が短時間で増大することが
わかる。
発明の高級脂肪酸を制がん剤と併用したばあいには、制
がん剤を単独使用したばあいと比して制がん剤のエール
リッヒ細胞内への取り込み量が短時間で増大することが
わかる。
【0052】製剤例(代表的な剤型における配合比)
制がん剤(ブレオマイシンなど) 0
.005 〜100 mg/kg
(成人の体重1kg、1日当り) 制がん増強
剤(本発明の高級脂肪酸) 1.00〜200m
g /kg
(成人の体重1
kg、1日当り) 賦形剤(乳糖、結晶セルロースな
ど) 10〜99.8%(w/w ) 滑沢剤
(ステアリン酸マグネシウムなど) 0〜50%(w/
w )
制がん剤(ブレオマイシンなど) 0
.005 〜100 mg/kg
(成人の体重1kg、1日当り) 制がん増強
剤(本発明の高級脂肪酸) 1.00〜200m
g /kg
(成人の体重1
kg、1日当り) 賦形剤(乳糖、結晶セルロースな
ど) 10〜99.8%(w/w ) 滑沢剤
(ステアリン酸マグネシウムなど) 0〜50%(w/
w )
【0053】
【発明の効果】本発明の制がん剤および制がん増強剤は
、すぐれた制がん効果および制がん増強効果を示し、し
かもその有効成分は生体(高等動物)由来であり、生体
に重篤な副作用を示さないものである。
、すぐれた制がん効果および制がん増強効果を示し、し
かもその有効成分は生体(高等動物)由来であり、生体
に重篤な副作用を示さないものである。
Claims (12)
- 【請求項1】 一般式(I) : 【化1】 (式中、R は炭素数1〜5のアルキル基、およびnは
4〜22の整数を表わす)で示される高級脂肪酸を有効
成分とする制がん剤。 - 【請求項2】 前記一般式(I) において、R が
メチル基またはエチル基、およびnが9〜14の整数で
ある請求項1記載の制がん剤。 - 【請求項3】 有効成分が、式(II):【化2】 で示される12− メチルトリデシル酸である請求項1
記載の制がん剤。 - 【請求項4】 有効成分が、式(III) :【化3
】 で示される12− メチルテトラデシル酸である請求項
1記載の制がん剤。 - 【請求項5】 有効成分が式(IV):【化4】 で示される14− メチルペンタデシル酸である請求項
1記載の制がん剤。 - 【請求項6】 有効成分が式(V) :【化5】 で示される14− メチルヘキサデシル酸である請求項
1記載の制がん剤。 - 【請求項7】 一般式(I) : 【化6】 (式中、R は炭素数1〜5のアルキル基、およびnは
4〜22の整数を表わす)で示される高級脂肪酸を有効
成分とする制がん増強剤。 - 【請求項8】 前記一般式(I) において、R が
メチル基またはエチル基、およびnが9〜14の整数で
ある請求項7記載の制がん増強剤。 - 【請求項9】 有効成分が、式(II):【化7】 で示される12− メチルトリデシル酸である請求項7
記載の制がん増強剤。 - 【請求項10】 有効成分が、式(III) :【化
8】 で示される12− メチルテトラデシル酸である請求項
7記載の制がん増強剤。 - 【請求項11】 有効成分が式(IV):【化9】 で示される14− メチルペンタデシル酸である請求項
7記載の制がん増強剤。 - 【請求項12】 有効成分が式(V) :【化10】 で示される14− メチルヘキサデシル酸である請求項
7記載の制がん増強剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3061884A JPH0772134B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 制がん剤および制がん増強剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3061884A JPH0772134B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 制がん剤および制がん増強剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04295423A true JPH04295423A (ja) | 1992-10-20 |
| JPH0772134B2 JPH0772134B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=13184021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3061884A Expired - Fee Related JPH0772134B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 制がん剤および制がん増強剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772134B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0762115A1 (de) * | 1995-09-04 | 1997-03-12 | Büchi Labortechnik AG | Verfahren zum Bestimmen des Fettgehaltes von organischen Proben |
| WO1998030532A1 (en) * | 1997-01-14 | 1998-07-16 | Croda International Plc | Woolgrease |
| US7976830B2 (en) | 2000-03-29 | 2011-07-12 | Croda, Inc. | Fatty quat based on ante-iso compounds |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58213716A (ja) * | 1982-06-05 | 1983-12-12 | Junichi Iwamura | 制癌剤 |
| JPS6067425A (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-17 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | 制癌剤 |
| JPS6212716A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-21 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 制がん剤 |
| JPS62265222A (ja) * | 1986-02-14 | 1987-11-18 | ナギ− アドリ− ハビブ | 細胞膜の脂質構造および機能の修飾法並びにこれに使用する製剤組成物 |
| JPS63154626A (ja) * | 1986-12-17 | 1988-06-27 | Harumi Okuyama | 腫瘍細胞の転移抑制用油脂組成物 |
| JPS63258816A (ja) * | 1987-04-16 | 1988-10-26 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 抗癌剤組成物 |
| JPS63303925A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-12 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 制癌剤組成物 |
| JPH01153629A (ja) * | 1987-12-11 | 1989-06-15 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 制癌剤 |
| JPH02300139A (ja) * | 1989-03-01 | 1990-12-12 | Roberto L Ceriani | 不飽和脂肪酸投与により癌の治療を増強させる方法 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3061884A patent/JPH0772134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58213716A (ja) * | 1982-06-05 | 1983-12-12 | Junichi Iwamura | 制癌剤 |
| JPS6067425A (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-17 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | 制癌剤 |
| JPS6212716A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-21 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 制がん剤 |
| JPS62265222A (ja) * | 1986-02-14 | 1987-11-18 | ナギ− アドリ− ハビブ | 細胞膜の脂質構造および機能の修飾法並びにこれに使用する製剤組成物 |
| JPS63154626A (ja) * | 1986-12-17 | 1988-06-27 | Harumi Okuyama | 腫瘍細胞の転移抑制用油脂組成物 |
| JPS63258816A (ja) * | 1987-04-16 | 1988-10-26 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 抗癌剤組成物 |
| JPS63303925A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-12 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 制癌剤組成物 |
| JPH01153629A (ja) * | 1987-12-11 | 1989-06-15 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 制癌剤 |
| JPH02300139A (ja) * | 1989-03-01 | 1990-12-12 | Roberto L Ceriani | 不飽和脂肪酸投与により癌の治療を増強させる方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0762115A1 (de) * | 1995-09-04 | 1997-03-12 | Büchi Labortechnik AG | Verfahren zum Bestimmen des Fettgehaltes von organischen Proben |
| WO1998030532A1 (en) * | 1997-01-14 | 1998-07-16 | Croda International Plc | Woolgrease |
| US7976830B2 (en) | 2000-03-29 | 2011-07-12 | Croda, Inc. | Fatty quat based on ante-iso compounds |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0772134B2 (ja) | 1995-08-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0248047B1 (de) | Hexadecylphosphocolin enthaltende arzneimittel mit antitumorwirkung | |
| JP6027722B2 (ja) | 脳梗塞の予防及び治療用医薬品の製造におけるl−ブチルフタリドの使用 | |
| KR100442096B1 (ko) | 이중 디카르복실산 디아미노플라틴 착체의 항종양 유도체, 그의 제조방법, 그것을 함유하는 약학조성물 및 그 유도체의 적용 | |
| EP0758549A1 (en) | Medicinal composition as a remedy for nonsmall cell lung cancer | |
| JP3075358B2 (ja) | 肝機能改善剤 | |
| US5190978A (en) | Carcinostatic compositions and methods | |
| JPH10158156A (ja) | 抗腫瘍剤 | |
| JPH04295423A (ja) | 制がん剤および制がん増強剤 | |
| US4534975A (en) | Pharmaceutical composition containing 24,25-dihydroxycholecalciferol in methods of treatment | |
| JP2883396B2 (ja) | 制がん増強剤 | |
| JPH03118317A (ja) | 発がん防止剤 | |
| EP0452941B1 (en) | Use of isomonools in the treatment and prophylaxis of cancer | |
| JP2820459B2 (ja) | 制がん剤 | |
| EA002290B1 (ru) | Противоопухолевое средство | |
| JP2820458B2 (ja) | 制がん剤 | |
| GB2285804A (en) | Terpinol esters & their use as biotenside solvents for pharmaceuticals and cosmetics | |
| JPH07116033B2 (ja) | 抗アレルギ−薬剤 | |
| JPH0426620A (ja) | 制がん増強剤 | |
| JPH0426621A (ja) | 制がん増強剤 | |
| US5306714A (en) | (S)-2,3-dihydropolyprenyl, monophosphate, and agents for inhibiting the metastasis of cancers | |
| EP0121856A2 (de) | Verwendung von Pyrazolonderivaten bei der Bekämpfung des Wachstums von Tumorzellen und der Metastasenbildung, Arzneimittel hierfür und Verfahren zu deren Herstellung | |
| CN114948927B (zh) | 一种含亚苄基的3-苯并呋喃酮衍生物在制备抗肿瘤药物中的应用 | |
| JPH045229A (ja) | 発がん防止剤 | |
| JPH0285211A (ja) | 新規フェネチルアルコール配糖体および免疫抑制剤 | |
| JPH11302178A (ja) | 脂肪肝予防及び治療剤 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |