JPH07116033B2 - 抗アレルギ−薬剤 - Google Patents
抗アレルギ−薬剤Info
- Publication number
- JPH07116033B2 JPH07116033B2 JP5178087A JP5178087A JPH07116033B2 JP H07116033 B2 JPH07116033 B2 JP H07116033B2 JP 5178087 A JP5178087 A JP 5178087A JP 5178087 A JP5178087 A JP 5178087A JP H07116033 B2 JPH07116033 B2 JP H07116033B2
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- Japan
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- acid
- methanol
- compound
- lipoxygenase
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、キナ酸のカフェイン酸エステル又はキナ酸の
カフェイン酸シナピン酸エステル又はこれらの混合物を
有効成分とする抗アレルギー薬剤に関するものである。
カフェイン酸シナピン酸エステル又はこれらの混合物を
有効成分とする抗アレルギー薬剤に関するものである。
(発明の背景) 近年、生体機能、特に呼吸器系並びに炎症、免疫につい
てプロスタグランジン(PG)及びその関連物質の関与が
明らかにされている。PG及びその関連物質は、アラキド
ン酸から特定の酵素によって作られ、アラキドン酸カス
ケードと呼ばれる代謝系を構成している。そこで、アラ
キドン酸代謝異常を来たすと、脈管系、呼吸器系、免疫
系等の諸疾患を惹起することも知られている。
てプロスタグランジン(PG)及びその関連物質の関与が
明らかにされている。PG及びその関連物質は、アラキド
ン酸から特定の酵素によって作られ、アラキドン酸カス
ケードと呼ばれる代謝系を構成している。そこで、アラ
キドン酸代謝異常を来たすと、脈管系、呼吸器系、免疫
系等の諸疾患を惹起することも知られている。
PGは、羊の精のう腺に多量に含まれ、この発見を契機
に、PGE1、E2、E3、F1α、F2α、F3αの6種のPGが最初
に抽出、単離され、その化学構造も明らかにされた。こ
れらのPGは、平滑筋の収縮及び弛緩に対する作用、血小
板凝集に対する作用、アデニル酸シクラーゼに対する作
用、胃酸分泌に対する作用、生殖生理に対する作用等の
生理活性を有する脂溶性物質で、安定であるため、比較
的作用の強いPGE1、E2及びF2α等がすでに製剤化され、
末梢血管拡張剤、抗血栓薬剤及び分娩促進剤として用い
られている。
に、PGE1、E2、E3、F1α、F2α、F3αの6種のPGが最初
に抽出、単離され、その化学構造も明らかにされた。こ
れらのPGは、平滑筋の収縮及び弛緩に対する作用、血小
板凝集に対する作用、アデニル酸シクラーゼに対する作
用、胃酸分泌に対する作用、生殖生理に対する作用等の
生理活性を有する脂溶性物質で、安定であるため、比較
的作用の強いPGE1、E2及びF2α等がすでに製剤化され、
末梢血管拡張剤、抗血栓薬剤及び分娩促進剤として用い
られている。
また、不安定なエンドペルオキシド(PGG2及びPGH2)が
単離され、その化学構造も解明されて、PGの生合成経路
が明らかにされるに至った。更に、生理活性物質として
知られるトロンボキサンA2、プロスタサイクリン及びロ
イコトリエン等のPG関連物質は前記PGと共にすべて細胞
膜の燐脂質中に蓄えられているアラキドン酸から生合成
されており、アラキドン酸の生体機能の調節に果す役割
は極めて大きい。アラキドン酸の一部は、リポキシゲナ
ーゼ(Lipoxygenase)によってヒドロペロキシエイコサ
テトラエン酸(Hydroperxyeicosatetraenoic acid)(H
PETE)を経てヒドロキシエイコサテトラエン酸(Hydrox
yeicosatetraenoic acid)(HETE)と称される生理活性
物質へと変換され、そのうち、5−リポキシゲナーゼに
よって5−HPETEを介してロイコトリエン群が作られ
る。ロイコトリエン(Leukotriene)は、喘息の発作時
に肺で作られ、肺、気管支筋を強く収縮する作用がある
他に、血管透過性の亢進作用、白血球遊送作用等の炎症
反応と深い係りをもつ生理活性があり、実際に炎症組織
にロイコトリエンの生合成活性があることも知られてい
る。このようにロイコトリエンと喘息、炎症との関係が
明らかになっている。従って、末梢循環促進作用及び動
脈硬化予防、治療作用等も保持しているPGの合成を抑制
することなく、ロイコトリエン合成活性を阻害する5−
リポキシゲナーゼの特異的阻害剤を見出すことは、喘
息、炎症等のアレルギー性疾患の原因療法につながる重
要な事柄である。
単離され、その化学構造も解明されて、PGの生合成経路
が明らかにされるに至った。更に、生理活性物質として
知られるトロンボキサンA2、プロスタサイクリン及びロ
イコトリエン等のPG関連物質は前記PGと共にすべて細胞
膜の燐脂質中に蓄えられているアラキドン酸から生合成
されており、アラキドン酸の生体機能の調節に果す役割
は極めて大きい。アラキドン酸の一部は、リポキシゲナ
ーゼ(Lipoxygenase)によってヒドロペロキシエイコサ
テトラエン酸(Hydroperxyeicosatetraenoic acid)(H
PETE)を経てヒドロキシエイコサテトラエン酸(Hydrox
yeicosatetraenoic acid)(HETE)と称される生理活性
物質へと変換され、そのうち、5−リポキシゲナーゼに
よって5−HPETEを介してロイコトリエン群が作られ
る。ロイコトリエン(Leukotriene)は、喘息の発作時
に肺で作られ、肺、気管支筋を強く収縮する作用がある
他に、血管透過性の亢進作用、白血球遊送作用等の炎症
反応と深い係りをもつ生理活性があり、実際に炎症組織
にロイコトリエンの生合成活性があることも知られてい
る。このようにロイコトリエンと喘息、炎症との関係が
明らかになっている。従って、末梢循環促進作用及び動
脈硬化予防、治療作用等も保持しているPGの合成を抑制
することなく、ロイコトリエン合成活性を阻害する5−
リポキシゲナーゼの特異的阻害剤を見出すことは、喘
息、炎症等のアレルギー性疾患の原因療法につながる重
要な事柄である。
このような背景から、5−リポキシゲナーゼ阻害活性及
びロイコトリエン生成阻害活性を有する化合物を探索し
た結果、本発明者らは、キナ酸のカフェイン酸エステル
又はキナ酸のカフェイン酸シナピン酸エステルが、5−
リポキシゲナーゼ活性を阻害する優れた生理活性を有す
ることを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
びロイコトリエン生成阻害活性を有する化合物を探索し
た結果、本発明者らは、キナ酸のカフェイン酸エステル
又はキナ酸のカフェイン酸シナピン酸エステルが、5−
リポキシゲナーゼ活性を阻害する優れた生理活性を有す
ることを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
(発明の目的) 本発明の目的は、新規な抗アレルギー薬剤を提供するこ
とにある。
とにある。
(発明の構成) 本発明はキナ酸のカフェイン酸エステル又はキナ酸のカ
フェイン酸シナピン酸エステル又はこれらの混合物を有
効成分とする抗アレルギー薬剤である。
フェイン酸シナピン酸エステル又はこれらの混合物を有
効成分とする抗アレルギー薬剤である。
本発明の有効成分化合物であるキナ酸のエステルとし
て、次の化合物を挙げることができる。
て、次の化合物を挙げることができる。
(1) 3−O−カフェオイル−4−O−シナポイルキ
ナ酸 (2) 3,5−O−ジカフェオイルキナ酸 (3) 4,5−O−ジカフェオイルキナ酸 (4) 3,4−O−ジカフェオイルキナ酸 構造式は、次のとおりである。
ナ酸 (2) 3,5−O−ジカフェオイルキナ酸 (3) 4,5−O−ジカフェオイルキナ酸 (4) 3,4−O−ジカフェオイルキナ酸 構造式は、次のとおりである。
本発明の有効成分の化合物(1)は、後述の物理的性質
を有し、中国や台湾などに産生する薬用植物である山梔
子より抽出単離された新規化合物である。以下にその抽
出・単離方法の一例を示す。
を有し、中国や台湾などに産生する薬用植物である山梔
子より抽出単離された新規化合物である。以下にその抽
出・単離方法の一例を示す。
(抽出・単離例) 粉砕した山梔子(3.7kg)を50%含水アセトン(7)
で室温12時間抽出する。抽出液を分離後、残渣をさらに
3の50%含水アセトンで2回同様に抽出する。抽出液
を合わせ約1.5まで濃縮した後、n−ヘキサン(11×
3回)、酢酸エチル(1×3回)続いてn−ブタノー
ル(1×3回)で分配し、ヘキサン可溶部(2.3g)、
酢酸エチル可溶部(18.9g)、ブタノール可溶部(182.1
g)および水可溶部(445.5g)に分けた。ブタノール可
溶部171gを200mlの水に溶解しダイアイオン(Diaion)H
P−20(8.5φ×27cm)のカラムにマウントし、水とメタ
ノールのステップワイズグラジェント溶離法で下記のよ
うに分画した。
で室温12時間抽出する。抽出液を分離後、残渣をさらに
3の50%含水アセトンで2回同様に抽出する。抽出液
を合わせ約1.5まで濃縮した後、n−ヘキサン(11×
3回)、酢酸エチル(1×3回)続いてn−ブタノー
ル(1×3回)で分配し、ヘキサン可溶部(2.3g)、
酢酸エチル可溶部(18.9g)、ブタノール可溶部(182.1
g)および水可溶部(445.5g)に分けた。ブタノール可
溶部171gを200mlの水に溶解しダイアイオン(Diaion)H
P−20(8.5φ×27cm)のカラムにマウントし、水とメタ
ノールのステップワイズグラジェント溶離法で下記のよ
うに分画した。
分画 溶離液 液量() 分画重量(g) 1 水 3 82.6 2 10%メタノール 3 25.4 3 20%メタノール 3 13.6 4 40%メタノール 3 17.9 分画 溶離液 液量() 分画重量(g) 5 60%メタノール 4 24.3 6 80%メタノール 3 16.8 7 メタノール 4 6.8 80%メタノール溶出分画(10.1g)をさらにダイアイオ
ン(Diaion)HP−40(4.5φ×20cm)を用いるカラムク
ロマトグラフィーで下記のように分画した。
ン(Diaion)HP−40(4.5φ×20cm)を用いるカラムク
ロマトグラフィーで下記のように分画した。
分画 溶離液 液量(ml) 分画重量(g) 1 水 300 0 2 60%メタノール 400 2.22 3 65%メタノール 400 3.34 4 70%メタノール 400 2.23 5 75%メタノール 400 1.34 6 80%メタノール 400 0.67 7 85%メタノール 400 0.25 8 90%メタノール 500 0.06 9 メタノール 500 0.02 このうち60%および65%メタノール溶出分画をFuji gel
RQ−2を用いる分取高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)で分画を繰り返し[溶離液:アセトニトリル(20〜3
0%)−水−酢酸(1%)]、 (1)256mgを単離した。
RQ−2を用いる分取高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)で分画を繰り返し[溶離液:アセトニトリル(20〜3
0%)−水−酢酸(1%)]、 (1)256mgを単離した。
高速液体クロマトグラフィー(カラム:TSKODS SOTM
[4.6φ×250mm]、溶離液;アセトニトリル:水:ギ酸
=32:68:1、流速1.2ml/min、検出330nm)による分析の
結果、(1)はDiaion HP−40の分画3および酢酸エチ
ル層のFolch分配(クロロホルム:メタノール:水=8:
4:3)の水層にも検出された。〔化合物(1)の物理的
性質〕 形状:淡黄色不定形粉末 質量分析:FD−MS m/z 560(M-) 1H−NMR(アセトン−d6−D2O,270MHz)δ: 7.61(1H,d,J=15.9)、7.54(1H,d,J=15.9)、7.13
(1H,d,J=2.0)、7.01(1H,dd,J=2.0,8.3)、6.98(2
H,s)、6.84(1H,d,J=8.3)、6.40(1H,d,J=15.9)、
6.22(1H,d,J=15.9)、5.68(1H,ddd,J=4.8,9.7,10.
6)、5.16(1H,dd,J=2.9,9.7)、4.5(1H,br,d,J=2.
9)、3.89(6H,s)、2.39(1H,ddd,J=2.5,4.8,13.
2)、2.29(2H,m)、2.18(1H,dd,J=11.0,13.2)。13 C−NMR(アセトン−d6−D2O,22.5MHz)δ: 167.7、167.4、163.9、155.1、152.9、149.4(2C)、14
7.2、147.0、146.8、127.7、126.5、123.1、116.7、11
6.2、115.2(2C)、107.4(2C)、78.1、76.1、69.7、6
8.8、57.2(2C)、40.3、38.5 又、化合物(2)、(3)、(4)は、コーヒー豆から
抽出・単離された化合物である(Phytochemisery.196
5、Vol.4、pp 527−529参照)。
[4.6φ×250mm]、溶離液;アセトニトリル:水:ギ酸
=32:68:1、流速1.2ml/min、検出330nm)による分析の
結果、(1)はDiaion HP−40の分画3および酢酸エチ
ル層のFolch分配(クロロホルム:メタノール:水=8:
4:3)の水層にも検出された。〔化合物(1)の物理的
性質〕 形状:淡黄色不定形粉末 質量分析:FD−MS m/z 560(M-) 1H−NMR(アセトン−d6−D2O,270MHz)δ: 7.61(1H,d,J=15.9)、7.54(1H,d,J=15.9)、7.13
(1H,d,J=2.0)、7.01(1H,dd,J=2.0,8.3)、6.98(2
H,s)、6.84(1H,d,J=8.3)、6.40(1H,d,J=15.9)、
6.22(1H,d,J=15.9)、5.68(1H,ddd,J=4.8,9.7,10.
6)、5.16(1H,dd,J=2.9,9.7)、4.5(1H,br,d,J=2.
9)、3.89(6H,s)、2.39(1H,ddd,J=2.5,4.8,13.
2)、2.29(2H,m)、2.18(1H,dd,J=11.0,13.2)。13 C−NMR(アセトン−d6−D2O,22.5MHz)δ: 167.7、167.4、163.9、155.1、152.9、149.4(2C)、14
7.2、147.0、146.8、127.7、126.5、123.1、116.7、11
6.2、115.2(2C)、107.4(2C)、78.1、76.1、69.7、6
8.8、57.2(2C)、40.3、38.5 又、化合物(2)、(3)、(4)は、コーヒー豆から
抽出・単離された化合物である(Phytochemisery.196
5、Vol.4、pp 527−529参照)。
なお、本発明に用いる化合物(1)〜(4)は、マウス
に対し、50mg/kg連続投与しても何ら毒性を認めない。
に対し、50mg/kg連続投与しても何ら毒性を認めない。
次に、前記化合物の投与量及び投与方法について述べ
る。本発明の薬剤は、錠剤、カプセル剤、エアゾール剤
等の経口投与剤として、又注射(静脈内、皮下)、点滴
用製剤、座薬製剤等の非経口投与剤として投与される。
有効量は、症状、投与経路、剤型、投与回数等によって
変え得る。成人の治療に用いられる場合の有効量は、通
常、経口投与剤では1日当り、有効成分の前記化合物と
してほゞ0.005〜100mg/体重kgの範囲で、好ましくは0.2
〜50mg/体重kg、更に好ましくは0.5〜10mg/体重kgが適
当であり、また非経口投与剤では1日当り、有効成分の
前記化合物としてほゞ0.002〜200mg/体重kgの範囲で、
好ましくは0.02〜100mg/体重kg、更に好ましくは0.2〜2
0mg/体重kgが適当である。
る。本発明の薬剤は、錠剤、カプセル剤、エアゾール剤
等の経口投与剤として、又注射(静脈内、皮下)、点滴
用製剤、座薬製剤等の非経口投与剤として投与される。
有効量は、症状、投与経路、剤型、投与回数等によって
変え得る。成人の治療に用いられる場合の有効量は、通
常、経口投与剤では1日当り、有効成分の前記化合物と
してほゞ0.005〜100mg/体重kgの範囲で、好ましくは0.2
〜50mg/体重kg、更に好ましくは0.5〜10mg/体重kgが適
当であり、また非経口投与剤では1日当り、有効成分の
前記化合物としてほゞ0.002〜200mg/体重kgの範囲で、
好ましくは0.02〜100mg/体重kg、更に好ましくは0.2〜2
0mg/体重kgが適当である。
前記化合物を注射、点滴用製剤とするときは、単位投与
量アンプル或いは添加剤と共に投与量の容器中で供し得
る。この製剤は、懸濁液、溶液、油性又は水性ビヒクル
中の乳液の如き形態でもよく、懸濁化剤、安定化剤又は
分散剤の如き処方剤を含有させることも可能である。
量アンプル或いは添加剤と共に投与量の容器中で供し得
る。この製剤は、懸濁液、溶液、油性又は水性ビヒクル
中の乳液の如き形態でもよく、懸濁化剤、安定化剤又は
分散剤の如き処方剤を含有させることも可能である。
懸濁化剤としては、グルコース、ゼラチン、ステアリン
酸アルミニウムゲル等、安定化剤としては、レシチン、
リノール酸、モノオレイン酸ソルビタン等、非水性ビヒ
クルとしてアーモンド油、ココナット油、精製ゴマ油、
油性エステル等、防腐剤としては、P−ヒドロキシ安息
香酸メチル、ソルビン酸等が用いられる。
酸アルミニウムゲル等、安定化剤としては、レシチン、
リノール酸、モノオレイン酸ソルビタン等、非水性ビヒ
クルとしてアーモンド油、ココナット油、精製ゴマ油、
油性エステル等、防腐剤としては、P−ヒドロキシ安息
香酸メチル、ソルビン酸等が用いられる。
前記化合物を経口投与用製剤とする場合は、カプセル剤
のように腸管からの吸収に好適な形態で投与されること
が望ましい。
のように腸管からの吸収に好適な形態で投与されること
が望ましい。
経口投与用のカプセルでは、結合剤、例えばゼラチン、
ソルビット等、賦形剤、例えば乳糖、砂糖、澱粉、グリ
シン等、安定剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ア
スコルビン酸等、崩壊剤として馬鈴薯澱粉等を適宜含有
させることができる。前記化合物の経口投与製剤の調製
に当っては、更に医薬用に許容し得る腸溶性皮膜形成物
質を用いて皮膜を施すことができる。この皮膜形成物質
としては、セルロース、糖類等の炭水化物誘導体として
酢酸フタル酸セルロース(CAP)、又アクリル酸系共重
合体、二塩基酸モノエステル類等のポリビニル誘導体と
してアクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体、メタ
アクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体が挙げられ
る。
ソルビット等、賦形剤、例えば乳糖、砂糖、澱粉、グリ
シン等、安定剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ア
スコルビン酸等、崩壊剤として馬鈴薯澱粉等を適宜含有
させることができる。前記化合物の経口投与製剤の調製
に当っては、更に医薬用に許容し得る腸溶性皮膜形成物
質を用いて皮膜を施すことができる。この皮膜形成物質
としては、セルロース、糖類等の炭水化物誘導体として
酢酸フタル酸セルロース(CAP)、又アクリル酸系共重
合体、二塩基酸モノエステル類等のポリビニル誘導体と
してアクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体、メタ
アクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体が挙げられ
る。
本発明の有効成分の崩壊、溶出を良好ならしめるため
に、界面活性剤、例えばアルコール、エステル類、ポリ
エチレングリコール誘導体、ソルビタン脂肪酸エステル
類等の1種又は2種以上を添加することができる。ま
た、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、澱粉、結晶セル
ロース、マンニット、軽質無水珪酸、アルミン酸マグネ
シウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸水素ナトリウム等の1種又は2種以上を組合
せて添加することができる。滑沢剤としては、例えばス
テアリン酸マグネシウム、タルク、硬化油等を1種又は
2種以上添加することができ、また矯味剤又は矯臭剤と
して、食塩、サッカリン、糖、マンニット、オレンジ
油、カンゾウエキス、クエン酸、ブドウ糖、メントー
ル、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘味剤、香料、着色剤、
保存料等を含有させてもよい。懸濁剤、湿潤剤の如き佐
剤としては、例えばココナット油、オリーブ油、ゴマ
油、落花生油、乳酸カルシウム、ベニバナ油、大豆燐脂
質等を含有させることができる。
に、界面活性剤、例えばアルコール、エステル類、ポリ
エチレングリコール誘導体、ソルビタン脂肪酸エステル
類等の1種又は2種以上を添加することができる。ま
た、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、澱粉、結晶セル
ロース、マンニット、軽質無水珪酸、アルミン酸マグネ
シウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸水素ナトリウム等の1種又は2種以上を組合
せて添加することができる。滑沢剤としては、例えばス
テアリン酸マグネシウム、タルク、硬化油等を1種又は
2種以上添加することができ、また矯味剤又は矯臭剤と
して、食塩、サッカリン、糖、マンニット、オレンジ
油、カンゾウエキス、クエン酸、ブドウ糖、メントー
ル、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘味剤、香料、着色剤、
保存料等を含有させてもよい。懸濁剤、湿潤剤の如き佐
剤としては、例えばココナット油、オリーブ油、ゴマ
油、落花生油、乳酸カルシウム、ベニバナ油、大豆燐脂
質等を含有させることができる。
本発明の薬剤を経口投与する場合は、懸濁剤、軟・硬カ
プセル剤又は錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、エアゾール
剤として投与され、非経口投与する場合は、固体状又は
懸濁粘稠液状として持続的な粘膜吸収が維持できるよう
に投与される。
プセル剤又は錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、エアゾール
剤として投与され、非経口投与する場合は、固体状又は
懸濁粘稠液状として持続的な粘膜吸収が維持できるよう
に投与される。
以下に、本発明を、製剤例及び試験例によって説明す
る。
る。
製剤例1.(注射・点滴剤) 前記化合物(1)又は(2)500mgを含有するように粉
末ブドウ糖5gを加えてバイアルに無菌的に分配し、密封
して保存する。使用前に、0.85%生理的食塩水500mlを
添加して静脈内注射剤とし、1日、10〜500mlを症状に
応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
末ブドウ糖5gを加えてバイアルに無菌的に分配し、密封
して保存する。使用前に、0.85%生理的食塩水500mlを
添加して静脈内注射剤とし、1日、10〜500mlを症状に
応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
製剤例2.(錠 剤) 以下の成分組成で大人用錠剤100個を調製した。
前記化合物(3) 10g 乳 糖 9.94g ヒドロキシプロピルセルロース 0.06g ステアリン酸マグネシウム 0.2g 〔B〕 酢酸フタル酸セルロース 0.6g ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート 0.6g Aの成分をとり、よく混合し、これを直接加圧するか、
又はよく練合した後、押し出し型製粒機のスクリーンを
通して顆粒成形を行い、十分乾燥した後、加圧して錠剤
を調製した。
又はよく練合した後、押し出し型製粒機のスクリーンを
通して顆粒成形を行い、十分乾燥した後、加圧して錠剤
を調製した。
更に、必要に応じ、成形した錠剤によく溶解したBの基
材を被覆して腸溶性錠剤とする。
材を被覆して腸溶性錠剤とする。
製剤例3.(カプセル剤) 以下の成分で大人用カプセル剤100個を調製した。
前記化合物(4) 10g 乳 糖 2.46g ヒドロキシプロピルセルロース 0.04g 〔B〕 酢酸フタル酸セルロース 1g ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート 1g 上記のA成分をとり、よく混合した後、常法に従って粒
状に成形し、これをよく乾燥して篩別し、カプセル用に
適した顆粒剤とし、これをカプセルに充填してカプセル
剤を調製した。更に、必要に応じ、この顆粒剤を浮遊流
動させながら溶解したBの基材を被覆し、腸溶性の顆粒
剤として、これをカプセルに充填して腸溶性カプセル剤
とする。
状に成形し、これをよく乾燥して篩別し、カプセル用に
適した顆粒剤とし、これをカプセルに充填してカプセル
剤を調製した。更に、必要に応じ、この顆粒剤を浮遊流
動させながら溶解したBの基材を被覆し、腸溶性の顆粒
剤として、これをカプセルに充填して腸溶性カプセル剤
とする。
抗アレルギー作用 試験例1.(5−リポキシゲナーゼ阻害活性) 1)5−リポキシゲナーゼ活性のアッセイ 癌化肥満細胞腫のマストサイトーマ(Mastocytoma)P
−815細胞をin vitroの浮遊培養の系に移し、クローニ
ングを行って得た5−リポキシゲナーゼ活性の高い細胞
株、2−E−6株〔Koshihara,Y.et al:Biochim.Biophy
s.Acta,712,42(1982)参照〕を、40時間、n−酪酸処
理して5−リポキシゲナーゼ活性及びPG合成酵素活性を
顕著に増大させた〔Koshihara,Y.et al:J.Biol.Chem.,2
57、7302、(1982)参照〕。
−815細胞をin vitroの浮遊培養の系に移し、クローニ
ングを行って得た5−リポキシゲナーゼ活性の高い細胞
株、2−E−6株〔Koshihara,Y.et al:Biochim.Biophy
s.Acta,712,42(1982)参照〕を、40時間、n−酪酸処
理して5−リポキシゲナーゼ活性及びPG合成酵素活性を
顕著に増大させた〔Koshihara,Y.et al:J.Biol.Chem.,2
57、7302、(1982)参照〕。
第1図(a)に示すように、前記癌化肥満細胞腫の場合
は、5−リポキシゲナーゼ(5−HETE)活性よりも12−
リポキシゲナーゼ(12−HETE)活性がはるかに高いが、
第1図(b)のように、前記2−E−6株ではその比が
完全に逆転している。
は、5−リポキシゲナーゼ(5−HETE)活性よりも12−
リポキシゲナーゼ(12−HETE)活性がはるかに高いが、
第1図(b)のように、前記2−E−6株ではその比が
完全に逆転している。
2)5−リポキシゲナーゼ活性 n−酪酸処理した前記2−E−6株から得た50mM燐酸緩
衝液(pH7.4)、1mM EDTA及び0.1%ゼラチンのホモジネ
ートの10,000×g上清を酵素源として用い、その5−リ
ポキシゲナーゼ活性に対する前記化合物の薬効を、同化
合物を添加しない場合を対照として比較した。なお、阻
害効果は、ラジオスペクトラムによるカウント数(cp
m)より求め、対照(化合物を加えないもの)を100とし
て示した。この結果を以下に示す。
衝液(pH7.4)、1mM EDTA及び0.1%ゼラチンのホモジネ
ートの10,000×g上清を酵素源として用い、その5−リ
ポキシゲナーゼ活性に対する前記化合物の薬効を、同化
合物を添加しない場合を対照として比較した。なお、阻
害効果は、ラジオスペクトラムによるカウント数(cp
m)より求め、対照(化合物を加えないもの)を100とし
て示した。この結果を以下に示す。
(発明の効果) 本発明の抗アレルギー薬剤は、極めて優れた5−リポキ
シゲナーゼ阻害活性を示し、優れたロイコトリエン産生
抑制作用を有する。すなわち、強力な喘息治療剤、抗炎
症薬剤、免疫賦活剤等の抗アレルギー薬剤として、その
安全性と相まって極めて有用である。
シゲナーゼ阻害活性を示し、優れたロイコトリエン産生
抑制作用を有する。すなわち、強力な喘息治療剤、抗炎
症薬剤、免疫賦活剤等の抗アレルギー薬剤として、その
安全性と相まって極めて有用である。
第1図は、癌化肥満細胞腫マストサイトーマP−815
(a)及びそのクローン株培養細胞2−E−6株(b)
のリポキシゲナーゼ活性を示す薄層クロマトグラフィー
のラジオスペクトラムである。
(a)及びそのクローン株培養細胞2−E−6株(b)
のリポキシゲナーゼ活性を示す薄層クロマトグラフィー
のラジオスペクトラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 J.Nat.Prod.,50(3), P.392−9(1987)
Claims (3)
- 【請求項1】キナ酸のカフェイン酸エステル又はキナ酸
のカフェイン酸シナピン酸エステルを有効成分とする抗
アレルギー剤。 - 【請求項2】非経口投与形態による特許請求の範囲第
(1)項記載の抗アレルギー薬剤。 - 【請求項3】経口投与形態による特許請求の範囲第
(1)項記載の抗アレルギー薬剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178087A JPH07116033B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 抗アレルギ−薬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178087A JPH07116033B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 抗アレルギ−薬剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63218619A JPS63218619A (ja) | 1988-09-12 |
| JPH07116033B2 true JPH07116033B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12896464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5178087A Expired - Lifetime JPH07116033B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 抗アレルギ−薬剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07116033B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2287137T3 (es) * | 2000-06-28 | 2007-12-16 | Kikkoman Corporation | Agentes antialergicos, farmacos, alimentos, bebidas o cosmeticos que los contienen y procedimiento para obtenerlos. |
| JP5311708B2 (ja) * | 2005-08-12 | 2013-10-09 | 国立大学法人佐賀大学 | トリカフェオイルキナ酸を含むポリフェノールの抽出方法 |
| JP5549008B2 (ja) * | 2009-10-27 | 2014-07-16 | 国立大学法人 鹿児島大学 | イモ焼酎粕又はそれに由来する物質を含む抗アレルギー剤又は抗アトピー性炎症剤 |
| EP3821901B1 (en) * | 2018-07-10 | 2023-09-13 | Korea Institute of Oriental Medicine | Composition for preventing, alleviating or treating allergic skin diseases, containing, as active ingredient, extract of gardenia fruits from which pigments are removed |
| KR102253008B1 (ko) * | 2019-03-07 | 2021-05-17 | 한국 한의학 연구원 | 색소가 제거된 치자 추출물을 유효성분으로 포함하는 아토피 피부염의 예방, 개선 또는 치료용 조성물 |
-
1987
- 1987-03-06 JP JP5178087A patent/JPH07116033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| J.Nat.Prod.,50(3),P.392−9(1987) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63218619A (ja) | 1988-09-12 |
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