JPH0429667B2 - - Google Patents
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- JPH0429667B2 JPH0429667B2 JP13025483A JP13025483A JPH0429667B2 JP H0429667 B2 JPH0429667 B2 JP H0429667B2 JP 13025483 A JP13025483 A JP 13025483A JP 13025483 A JP13025483 A JP 13025483A JP H0429667 B2 JPH0429667 B2 JP H0429667B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture
- solvent
- methanol
- bacterial cells
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、式
で表わされる化合物(以下「T−23−」と称す
る)またはその還元型である式 で表わされる化合物(以下「T−23−」と称す
る)ならびにそれらの製造法に関する。
る)またはその還元型である式 で表わされる化合物(以下「T−23−」と称す
る)ならびにそれらの製造法に関する。
本発明者は、先にストレプトマイシス・リシリ
エンシスT−23株(微工研菌寄第6141号)を培養
してその培養物からT−23−物質またはT−23
−物質を採取する方法(特願昭56−189237号参
照)を見出したが、さらにこれらの化合物を微生
物によつて他の化合物に変換する方法を検索した
結果、これらの化合物とバチルス属に属する微生
物の培養物またはその処理物とを作用させること
によりそれらをそれぞれT−23−物質およびT
−23−物質に変換できることを見出して本発明
を完成するに至つた。
エンシスT−23株(微工研菌寄第6141号)を培養
してその培養物からT−23−物質またはT−23
−物質を採取する方法(特願昭56−189237号参
照)を見出したが、さらにこれらの化合物を微生
物によつて他の化合物に変換する方法を検索した
結果、これらの化合物とバチルス属に属する微生
物の培養物またはその処理物とを作用させること
によりそれらをそれぞれT−23−物質およびT
−23−物質に変換できることを見出して本発明
を完成するに至つた。
本発明は、式
で表わされるT−23−物質、およびその還元型
である式 で表わされるT−23−物質、ならびに式 で表わされるT−23−物質、およびその還元型
である式 で表わされるT−23−物質にそれらをそれぞれ
T−23−およびT−23−物質に変換する能力
を有するバチルス属に属する微生物の培養物また
はその処理物を接触させることを特徴とするT−
23−およびT−23−物質の製造法である。
である式 で表わされるT−23−物質、ならびに式 で表わされるT−23−物質、およびその還元型
である式 で表わされるT−23−物質にそれらをそれぞれ
T−23−およびT−23−物質に変換する能力
を有するバチルス属に属する微生物の培養物また
はその処理物を接触させることを特徴とするT−
23−およびT−23−物質の製造法である。
本発明方法で用いられる微生物は、バチルス
(Bacillus)属に属し且つT−23−およびT−
23−をそれらの34−ヒドロキシ体であるT−23
−およびT−23−に変換する能力を有する微
生物およびその変異株であればいずれでもよい。
本発明方法で使用できる菌株は土壌からの分離に
より選ぶこともできるし、また、菌株寄託機関に
寄託されているタイプ・カルチヤーの中から選ぶ
こともできる。たとえばバチルス・メガテリウム
(Bacillus megaterium)IAM1030、IAM1032、
IAM1166などが挙げられる。
(Bacillus)属に属し且つT−23−およびT−
23−をそれらの34−ヒドロキシ体であるT−23
−およびT−23−に変換する能力を有する微
生物およびその変異株であればいずれでもよい。
本発明方法で使用できる菌株は土壌からの分離に
より選ぶこともできるし、また、菌株寄託機関に
寄託されているタイプ・カルチヤーの中から選ぶ
こともできる。たとえばバチルス・メガテリウム
(Bacillus megaterium)IAM1030、IAM1032、
IAM1166などが挙げられる。
一般にバチルス属菌はその性状が変化しやす
く、たとえばX線照射、紫外線照射、放射線照
射、人工変異剤(例えばニトロソグアジニン、エ
チレンイミンなど)を用いる人工変異手段で容易
に変異しうる。このような変異株であつてもT−
23−またはT−23−をT−23−およびT−
23−に変換する能力を有する微生物はすべて本
発明に使用し得る。
く、たとえばX線照射、紫外線照射、放射線照
射、人工変異剤(例えばニトロソグアジニン、エ
チレンイミンなど)を用いる人工変異手段で容易
に変異しうる。このような変異株であつてもT−
23−またはT−23−をT−23−およびT−
23−に変換する能力を有する微生物はすべて本
発明に使用し得る。
次に本発明方法に使用する菌株のうちバチル
ス・メガテリウムIAM1030の菌学的性質を示せ
ば下記のとおりである。
ス・メガテリウムIAM1030の菌学的性質を示せ
ば下記のとおりである。
1 形態的所見
1.2〜1.5×2.0〜4.0μ
グラム陽性、桿菌
運動性あり、周鞭毛
2 培地上の所見
肉汁液体培養中30℃24時間後の生育は良好で、
均一に混濁して沈降性を示し、被膜は生成しな
い。
均一に混濁して沈降性を示し、被膜は生成しな
い。
肉汁寒天平板培養における30℃24時間後の生育
は良好で、コロニーは白色から淡黄色で光沢あ
り、円形で周縁は全縁、隆起は滑らかな中央凸
状、柔軟で湿潤し半透明である。
は良好で、コロニーは白色から淡黄色で光沢あ
り、円形で周縁は全縁、隆起は滑らかな中央凸
状、柔軟で湿潤し半透明である。
ポテトデキストロース寒天中における30℃5日
後の生育は良好で、コロニーは白桃から茶色で光
沢あり、湿潤し中央凸状隆起する。培地は褐変す
る。
後の生育は良好で、コロニーは白桃から茶色で光
沢あり、湿潤し中央凸状隆起する。培地は褐変す
る。
3 生理的性質
(1) 生育条件 生育PH 5〜10
(最適PH7.0〜8.0)
生育温度 7〜45℃
(最適28〜35℃)
(2) 酸素要求性 好気性
(3) ゼラチン液化能 やや液化
(4) でんぷん液化能 液化する
(5) カタラーゼ 陽性
(6) ウレアーゼ 陽性
(7) クエン酸利用性 利用する
(8) リトマスミルク アルカリ化
(9) メチレンブルー 還元する
(10) 硝酸塩 還元する
(11) 硫化水素 生成する
(12) 脱窒反応 ガス生成せず
(13) インドール 生成せず
(14) 抗酸性 弱い
(15) 炭素源の利用性
利用されるもの:グルコース、マンノー
ス、フラクトース、リボース、マルトース、
トレハロース、セロビオース、マンニツト、
グリセリン、でんぷん 利用されないもの:アラビノース、キシロ
ース、ガラクトース、ラムノース、サツカロ
ース、ラクトース、ラフイノース、ソルビツ
ト、イノシツト、グルシツト、サリシン、イ
ヌリン 本発明の方法における上記の微生物の培養に用
いられる培地は該菌株が利用し得る栄養源を含む
ものであれば液状でも固状でもよいが、大量を処
理するときには液体培地を用いるのがより適当で
ある。培地には上記の微生物が同化し得る炭素
源、消化し得る窒素源、無機物質、微量栄養素等
が適宜配合される。炭素源としては例えば葡萄
糖、乳糖、蔗糖、麦芽糖、デキストリン、殿粉、
グリセロール、マニトール、ソルビトール等、油
脂類(例えば大豆油、ラード油、チキン油等)が
用いられ、また窒素源としては例えば肉エキス、
酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーンスチープ
リカー、ペプトン、棉実粉、廃糖蜜、尿素、アン
モニウム塩類(例えば硫酸アンモニウム、塩化ア
ンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム等)その他が用いられる。さらにナトリウム、
カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含む
塩類、鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、ニツケル
などの金属塩類、燐酸、硼酸などの塩類や酢酸、
プロピオン酸などの有機酸の塩類が適宜用いられ
る。その他にアミノ酸(例えばグルタミン酸、ア
スパラギン酸、アラニン、グリシン、リジン、メ
チオニン、プロリン等)、ペプチド(例えばジペ
プチド、トリペプチド等)、ビタミン類(例えば
B1、B2、ニコチン酸、B12、C、E等)、核酸類
(例えばプリン、ピリミジンおよびその誘導体等)
を含有させてもよい。もちろん培地のPHを調節す
る目的で無機または有機の酸、アルカリ類、緩衝
剤等を加え、あるいは消泡の目的で油脂類、表面
活性剤等の適量を添加してもよい。
ス、フラクトース、リボース、マルトース、
トレハロース、セロビオース、マンニツト、
グリセリン、でんぷん 利用されないもの:アラビノース、キシロ
ース、ガラクトース、ラムノース、サツカロ
ース、ラクトース、ラフイノース、ソルビツ
ト、イノシツト、グルシツト、サリシン、イ
ヌリン 本発明の方法における上記の微生物の培養に用
いられる培地は該菌株が利用し得る栄養源を含む
ものであれば液状でも固状でもよいが、大量を処
理するときには液体培地を用いるのがより適当で
ある。培地には上記の微生物が同化し得る炭素
源、消化し得る窒素源、無機物質、微量栄養素等
が適宜配合される。炭素源としては例えば葡萄
糖、乳糖、蔗糖、麦芽糖、デキストリン、殿粉、
グリセロール、マニトール、ソルビトール等、油
脂類(例えば大豆油、ラード油、チキン油等)が
用いられ、また窒素源としては例えば肉エキス、
酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーンスチープ
リカー、ペプトン、棉実粉、廃糖蜜、尿素、アン
モニウム塩類(例えば硫酸アンモニウム、塩化ア
ンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム等)その他が用いられる。さらにナトリウム、
カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含む
塩類、鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、ニツケル
などの金属塩類、燐酸、硼酸などの塩類や酢酸、
プロピオン酸などの有機酸の塩類が適宜用いられ
る。その他にアミノ酸(例えばグルタミン酸、ア
スパラギン酸、アラニン、グリシン、リジン、メ
チオニン、プロリン等)、ペプチド(例えばジペ
プチド、トリペプチド等)、ビタミン類(例えば
B1、B2、ニコチン酸、B12、C、E等)、核酸類
(例えばプリン、ピリミジンおよびその誘導体等)
を含有させてもよい。もちろん培地のPHを調節す
る目的で無機または有機の酸、アルカリ類、緩衝
剤等を加え、あるいは消泡の目的で油脂類、表面
活性剤等の適量を添加してもよい。
培養の手段は静置培養でも、振盪培養あるいは
通気撹拌培養法等の手段を用いてもよい。大量の
処理にはいわゆる深部通気撹拌培養によるのが望
ましい。培養の条件は培地の状態、組成、菌株の
種類、培養の手段等によつて変化しうるが、それ
らは通常20℃〜45℃の温度で初発PHを中性付近に
選択するのがよい。とりわけ、培養中期の温度は
24℃〜37℃、また初発PHは6.5〜8.5の条件が望ま
しい。培養時間は6〜100時間程度でよいが、と
くに16〜48時間が良好である。
通気撹拌培養法等の手段を用いてもよい。大量の
処理にはいわゆる深部通気撹拌培養によるのが望
ましい。培養の条件は培地の状態、組成、菌株の
種類、培養の手段等によつて変化しうるが、それ
らは通常20℃〜45℃の温度で初発PHを中性付近に
選択するのがよい。とりわけ、培養中期の温度は
24℃〜37℃、また初発PHは6.5〜8.5の条件が望ま
しい。培養時間は6〜100時間程度でよいが、と
くに16〜48時間が良好である。
本発明で用いられる「培養物」とは上記の培養
で得られるものをいう。また本発明で用いられる
「処理物」とは上記で得られる培養物を物理化学
的処理たとえば過、遠心分離、超音波処理、フ
レンチプレス処理、アルミナ磨砕、溶菌酵素処
理、界面活性剤または有機溶媒処理などで得た菌
体あるいは水酸化酵素を含む菌体破砕物をいう。
また既知の方法で精製して得られる水酸化酵素ま
たは既知の方法で固定化した菌体または水酸化酵
素も用いることができる。
で得られるものをいう。また本発明で用いられる
「処理物」とは上記で得られる培養物を物理化学
的処理たとえば過、遠心分離、超音波処理、フ
レンチプレス処理、アルミナ磨砕、溶菌酵素処
理、界面活性剤または有機溶媒処理などで得た菌
体あるいは水酸化酵素を含む菌体破砕物をいう。
また既知の方法で精製して得られる水酸化酵素ま
たは既知の方法で固定化した菌体または水酸化酵
素も用いることができる。
本発明方法は、原料化合物T−23−またはT
−23−と上記の微生物の培養物またはその処理
物とを接触させて行なわれる。反応液中の原料化
合物の濃度は10〜500μg/mlが適当である。反
応温度は20〜50℃、PHは5〜9が適当であるが、
特に温度24〜40℃、PH5〜7が適当である。反応
時間は1〜100時間、さらに好ましくは12〜36時
間が適当である。また反応は静止状態でも振盪、
通気または撹拌条件下でもよいが、後者の方が適
当である。
−23−と上記の微生物の培養物またはその処理
物とを接触させて行なわれる。反応液中の原料化
合物の濃度は10〜500μg/mlが適当である。反
応温度は20〜50℃、PHは5〜9が適当であるが、
特に温度24〜40℃、PH5〜7が適当である。反応
時間は1〜100時間、さらに好ましくは12〜36時
間が適当である。また反応は静止状態でも振盪、
通気または撹拌条件下でもよいが、後者の方が適
当である。
このようにして生成された反応生成物質の検出
は薄層クロマトグラフイー(以下「TLC」と略
する)による。反応液を酢酸エチルで抽出し、1/
100容量まで濃縮した液をシリカゲルガラスプレ
ート(西独メルク社キーゼルゲル60F254、0.25
mm、20×20cm)を担体としたTLC(溶媒:クロロ
ホルム/メタノール=7:1)に付し紫外線2537
Åを照射して検出される吸収像で測定する。
は薄層クロマトグラフイー(以下「TLC」と略
する)による。反応液を酢酸エチルで抽出し、1/
100容量まで濃縮した液をシリカゲルガラスプレ
ート(西独メルク社キーゼルゲル60F254、0.25
mm、20×20cm)を担体としたTLC(溶媒:クロロ
ホルム/メタノール=7:1)に付し紫外線2537
Åを照射して検出される吸収像で測定する。
このようなT−23−およびT−23−を採取
するには本物質群が中性脂溶性であるので通常微
生物代謝物を採取するために用いられる分離精製
の方法を適宜利用することができる。たとえば不
純物との溶解度の差を利用する手段、活性炭マク
ロポーラス非イオン系樹脂、シリカゲル、アルミ
ナ等の各種吸着剤の吸着親和力の差を利用する手
段、イオン交換樹脂による不純物の除去手段のい
ずれもがそれぞれ単独かまたは組合せて、あるい
は反復して利用される。
するには本物質群が中性脂溶性であるので通常微
生物代謝物を採取するために用いられる分離精製
の方法を適宜利用することができる。たとえば不
純物との溶解度の差を利用する手段、活性炭マク
ロポーラス非イオン系樹脂、シリカゲル、アルミ
ナ等の各種吸着剤の吸着親和力の差を利用する手
段、イオン交換樹脂による不純物の除去手段のい
ずれもがそれぞれ単独かまたは組合せて、あるい
は反復して利用される。
T−23−およびT−23−は培養液との菌
体の両方に含まれているので、これら吸着剤を用
いる場合には培養液では直接あるいは溶媒抽出
後、そして菌体では溶媒抽出後吸着剤に吸着させ
て分離精製する。溶媒で抽出する場合には、(1)菌
体を分離しない全培養物から溶媒抽出するか、あ
るいは(2)過または遠心分離などで分離した菌体
および培養液のそれぞれから溶媒抽出するかの
いずれの方法も使用しうる。液と菌体とを個別
に抽出する場合には、以下の方法で実施するのが
有利である。
体の両方に含まれているので、これら吸着剤を用
いる場合には培養液では直接あるいは溶媒抽出
後、そして菌体では溶媒抽出後吸着剤に吸着させ
て分離精製する。溶媒で抽出する場合には、(1)菌
体を分離しない全培養物から溶媒抽出するか、あ
るいは(2)過または遠心分離などで分離した菌体
および培養液のそれぞれから溶媒抽出するかの
いずれの方法も使用しうる。液と菌体とを個別
に抽出する場合には、以下の方法で実施するのが
有利である。
液からの抽出に適当な溶媒としては水非混和
性有機溶媒たとえば酢酸エチル、酢酸アミルなど
の脂肪酸エステル、ブタノールなどのアルコール
類、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類が用いられ
る。抽出は中性付近で行なわれ、好ましくはPH7
に調整された培養液から酢酸エチルを用いて行
なわれる。抽出液を水洗後減圧下に濃縮し、石油
エーテル、n−ヘキサンのような非極性溶媒を加
えてT−23−およびT−23−を含む混合物A
が得られる。この中にはTLC上でT−23−、
T−23−以外にも多数のスポツトが認められる
ために段階的につぎの精製工程が利用される。
性有機溶媒たとえば酢酸エチル、酢酸アミルなど
の脂肪酸エステル、ブタノールなどのアルコール
類、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類が用いられ
る。抽出は中性付近で行なわれ、好ましくはPH7
に調整された培養液から酢酸エチルを用いて行
なわれる。抽出液を水洗後減圧下に濃縮し、石油
エーテル、n−ヘキサンのような非極性溶媒を加
えてT−23−およびT−23−を含む混合物A
が得られる。この中にはTLC上でT−23−、
T−23−以外にも多数のスポツトが認められる
ために段階的につぎの精製工程が利用される。
一方菌体からの抽出には水混和性有機溶媒と水
との混合物たとえばメタノール、エタノールなど
の低級アルコール類と水との混合物、アセトンま
たはメチルエチルケトンのようなケトン類と水と
の混合物、または水非混和性有機溶媒たとえば二
塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素類を使
用して抽出することができるが、70%アセトン水
を用いるのが有利である。すなわち、菌体にその
液と同量の70%アセトン水を加え室温で2時間
撹拌することによつて菌体中のT−23−および
T−23−はすべて抽出される。抽出操作は必要
に応じて繰り返し行なえる。
との混合物たとえばメタノール、エタノールなど
の低級アルコール類と水との混合物、アセトンま
たはメチルエチルケトンのようなケトン類と水と
の混合物、または水非混和性有機溶媒たとえば二
塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素類を使
用して抽出することができるが、70%アセトン水
を用いるのが有利である。すなわち、菌体にその
液と同量の70%アセトン水を加え室温で2時間
撹拌することによつて菌体中のT−23−および
T−23−はすべて抽出される。抽出操作は必要
に応じて繰り返し行なえる。
溶媒抽出液を集め、溶媒(例えばアセトン)を
減圧下に留去し、水溶液を液と同じように酢酸
エチル等で抽出し、得られた溶媒層を水洗後無水
硫酸ナトリウムで脱水してから溶倍を留去し、T
−23−およびT−23−を含む混合物Bが得ら
れる。この中には混合物Aと同様にTLC上でT
−23−およびT−23−以外の多数のスポツト
が認められるために段階的につぎの精製工程が利
用される。
減圧下に留去し、水溶液を液と同じように酢酸
エチル等で抽出し、得られた溶媒層を水洗後無水
硫酸ナトリウムで脱水してから溶倍を留去し、T
−23−およびT−23−を含む混合物Bが得ら
れる。この中には混合物Aと同様にTLC上でT
−23−およびT−23−以外の多数のスポツト
が認められるために段階的につぎの精製工程が利
用される。
混合物Aおよび混合物Bよりの精製に通常用い
られる方法として種々の吸着クロマトグラフイー
が有効であり、吸着剤としては一般に使用される
担体たとえばシリカゲル、アルミナ、マクロポー
ラス非イオン系吸着樹脂等が使用できるが、シリ
カゲルが最も有効に利用され、ジクロルメタン、
クロロホルムのような含ハロゲン炭化水素類から
展開をはじめ、エタノール、メタノールのような
アルコール類、アセトン、メチルエチルケトンの
ようなケトン類の極性溶媒を添加することにより
T−23−およびT−23−の溶出を行なう。そ
の一例を示すと、シリカゲル(メルク社製)を担
体とし、クロロホルム/メタノールの混合比を順
次増加したがらカラムクロマトグラフイーを行な
い、溶出液を薄層クロマトグラフイーで調べてT
−23−およびT−23−を含有するフラクシヨ
ンをそれぞれ集め、それぞれを減圧濃縮して溶媒
を留去するとそれぞれのフラクシヨンからT−23
−およびT−23−の粗粉末が得られる。それ
ぞれの粗粉末は、酢酸エチルに溶解後、n−ヘキ
サンを加えてそれぞれの不定形結晶を得ることが
できる。また、シリカゲルを用いる調製的薄層ク
ロマトグラフイーにより分離することができ、そ
れぞれの区分をかきとり、かきとつたシリカゲル
はクロロホルム/メタノール系の溶媒で溶出し、
減圧濃縮してn−ヘキサンを加えるとT−23−
およびT−23−がそれぞれ不定形結晶として単
離採取される。
られる方法として種々の吸着クロマトグラフイー
が有効であり、吸着剤としては一般に使用される
担体たとえばシリカゲル、アルミナ、マクロポー
ラス非イオン系吸着樹脂等が使用できるが、シリ
カゲルが最も有効に利用され、ジクロルメタン、
クロロホルムのような含ハロゲン炭化水素類から
展開をはじめ、エタノール、メタノールのような
アルコール類、アセトン、メチルエチルケトンの
ようなケトン類の極性溶媒を添加することにより
T−23−およびT−23−の溶出を行なう。そ
の一例を示すと、シリカゲル(メルク社製)を担
体とし、クロロホルム/メタノールの混合比を順
次増加したがらカラムクロマトグラフイーを行な
い、溶出液を薄層クロマトグラフイーで調べてT
−23−およびT−23−を含有するフラクシヨ
ンをそれぞれ集め、それぞれを減圧濃縮して溶媒
を留去するとそれぞれのフラクシヨンからT−23
−およびT−23−の粗粉末が得られる。それ
ぞれの粗粉末は、酢酸エチルに溶解後、n−ヘキ
サンを加えてそれぞれの不定形結晶を得ることが
できる。また、シリカゲルを用いる調製的薄層ク
ロマトグラフイーにより分離することができ、そ
れぞれの区分をかきとり、かきとつたシリカゲル
はクロロホルム/メタノール系の溶媒で溶出し、
減圧濃縮してn−ヘキサンを加えるとT−23−
およびT−23−がそれぞれ不定形結晶として単
離採取される。
このようにして得られたT−23−およびT−
23−は酸化還元によつて可逆的に相互変換が可
能である。すなわちT−23−をハイドロサルフ
アイトのような還元剤で還元するとT−23−に
なり、またT−23−を塩化第二鉄のような酸化
剤で酸化するとT−23−になる。
23−は酸化還元によつて可逆的に相互変換が可
能である。すなわちT−23−をハイドロサルフ
アイトのような還元剤で還元するとT−23−に
なり、またT−23−を塩化第二鉄のような酸化
剤で酸化するとT−23−になる。
このようにして得られたT−23−およびT−
23−は文献未載の新規物質であつてそれらの物
理化学的性状はつぎのとおりである。
23−は文献未載の新規物質であつてそれらの物
理化学的性状はつぎのとおりである。
〔T−23−の物理化学的性状〕
1 外観 黄色不定形結晶
2 分子式 C36H48O9
3 分子量 652
4 〔α〕20 D 36.4゜(c=0.4 クロロホルム)
5 融点 109℃
6 元素分析
計算値 実測値
C 66.25 66.10
H 7.36 7.38
N 4.29 4.40
O 22.10 22.12
7 紫外部吸収スペクトル(メタノール中)
λmax 262nm(ε34200)
271nm(ε41600)
281nm(ε32900)
382nm(ε 1200)
8 赤外部吸収スペクトル(臭化カリウム錠剤
中)(第1図参照) 3400cm-1 2930 1720 1630 1500 1445 1360 1290 1200 1060 990 9 溶解性 メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エ
チル、クロロホルムおよびピリジンに可溶、 n−ヘキサン、石油エーテルおよび水に不
溶。
中)(第1図参照) 3400cm-1 2930 1720 1630 1500 1445 1360 1290 1200 1060 990 9 溶解性 メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エ
チル、クロロホルムおよびピリジンに可溶、 n−ヘキサン、石油エーテルおよび水に不
溶。
10 1H−NMR 第2図参照
11 13C−NMR化学シフト(重クロロホルム中)
8.9〓(q) 79.4(d)
17.5 (q) 114.6(d)
20.9 (q) 122.5(d)
25.8 (t) 129.5(d)×2
27.8 (t)×2 131.5(d)
29.6 (t) 133.3(d)×2
33.3 (t) 133.8(d)×2
34.7 (t)×2 137.9(d)
40.0 (d) 140.0(s)
44.0 (t) 145.5(s)
45.2 (d) 169.4(s)
48.9 (d) 173.0(s)
56.8 (q) 176.1(s)
68.2 (d) 182.6(s)
69.9 (d) 188.3(s)
75.4 (d)
(注) 〓オフレゾナンススペクトル多重度
q:四重線、t:三重線、d:二重線、s:
一重線 〔T−23−の物理化学的性状〕 1 外観 白色不定形 2 分子式 C36H50O9 3 分子量 654 4 〔α〕20 D 230゜(c=0.44 メタノール) 5 融点 117℃ 6 元素分析 計算値 実測値 C 66.06 66.18 H 7.65 7.30 N 4.28 4.25 O 22.01 22.27 7 紫外部吸収スペクトル(メタノール中) λmax 252nm(ε22700) 262nm(ε29300) 271nm(ε37300) 281nm(ε28800) 303nm(ε 4000) 8 赤外部吸収スペクトル(臭化カリウム錠剤
中)(第3図参照) 3350cm-1 2920 2400 1700 1620 1440 1200 1150 1070 990 9溶解性 メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エ
チル、ピリジンおよびクロロホルムに可溶、 n−ヘキサン、石油エーテルおよび水に不
溶。
一重線 〔T−23−の物理化学的性状〕 1 外観 白色不定形 2 分子式 C36H50O9 3 分子量 654 4 〔α〕20 D 230゜(c=0.44 メタノール) 5 融点 117℃ 6 元素分析 計算値 実測値 C 66.06 66.18 H 7.65 7.30 N 4.28 4.25 O 22.01 22.27 7 紫外部吸収スペクトル(メタノール中) λmax 252nm(ε22700) 262nm(ε29300) 271nm(ε37300) 281nm(ε28800) 303nm(ε 4000) 8 赤外部吸収スペクトル(臭化カリウム錠剤
中)(第3図参照) 3350cm-1 2920 2400 1700 1620 1440 1200 1150 1070 990 9溶解性 メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エ
チル、ピリジンおよびクロロホルムに可溶、 n−ヘキサン、石油エーテルおよび水に不
溶。
10 1H−NMR 第4図参照
11 13C−NMR化学シフト(重メタノール中)
9.8〓(q) 45.9(d) 130.6(d)
17.2 (q) 50.1(d) 131.1(d)
21.0 (q) 56.7(t) 133.1(s)
27.5 (t) 69.6(d) 134.7(d)
28.9 (t) 70.5(d) 135.6(d)
29.0 (t) 76.5(d) 136.5(d)
32.5 (t) 81.6(d) 139.5(s)
33.8 (t) 108.4(d) 142.0(s)
35.4 (t) 116.3(d) 150.7(s)
35.6 (t) 124.9(d) 171.5(s)
39.6 (d) 127.2(s) 173.8(s)
43.6 (t) 130.5(d) 179.2(s)
(注) 〓オフレゾナンススペクトル多重度
q:四重線、t:三重線、d:二重線、s:
一重線 本発明によるT−23−およびT−23−物質
はマウス白血病L−5178Y細胞に対して生物学的
活性を示す。
一重線 本発明によるT−23−およびT−23−物質
はマウス白血病L−5178Y細胞に対して生物学的
活性を示す。
イーグルMEM培地(ニツスイ製)に馬血清を
10%、L−グルタミンを0.05%およびアスパラギ
ンを0.05%それぞれ補添した培養液においてマウ
ス白血病L−5178Y細胞を37℃において120時間
培養して細胞の生育の有無を判定した。その結
果、T−23−およびT−23−はマウス白血病
L−5178Y細胞に対して次の生育最小抑制濃度
(MIC)を示す。
10%、L−グルタミンを0.05%およびアスパラギ
ンを0.05%それぞれ補添した培養液においてマウ
ス白血病L−5178Y細胞を37℃において120時間
培養して細胞の生育の有無を判定した。その結
果、T−23−およびT−23−はマウス白血病
L−5178Y細胞に対して次の生育最小抑制濃度
(MIC)を示す。
MIC(μg/ml)
T−23− 2.0
T−23− 1.0
上記のようにT−23−およびT−23−物質
は抗腫瘍活性を有するので、抗腫瘍剤としての用
途が期待される。
は抗腫瘍活性を有するので、抗腫瘍剤としての用
途が期待される。
次に実施例について本発明を説明するが本発明
はこれに限定されるものではない。
はこれに限定されるものではない。
実施例 1
バチルス・メガテリウムIAM1030をデキスト
リン1%、葡萄糖1%、ペプトン0.5%、酵母エ
キス0.5%、肉エキス0.5%および沈降性炭酸カル
シウム0.5%を含む培地(PH7.2)に接種し、28℃
で48時間振盪培養する。培養液5を遠心分離
(10000回転、10分)して得られる菌体を0.1M燐
酸緩衝液((PH6.0)5に懸濁する。
リン1%、葡萄糖1%、ペプトン0.5%、酵母エ
キス0.5%、肉エキス0.5%および沈降性炭酸カル
シウム0.5%を含む培地(PH7.2)に接種し、28℃
で48時間振盪培養する。培養液5を遠心分離
(10000回転、10分)して得られる菌体を0.1M燐
酸緩衝液((PH6.0)5に懸濁する。
T−23−350mgをエタノール5mlに溶解し、
前記の菌体懸濁液に加え、28℃で16時間振盪す
る。
前記の菌体懸濁液に加え、28℃で16時間振盪す
る。
反応液を遠心分離して菌体と液に分離する。
得られる菌体に70%アセトン水1を加え、2時
間撹拌しそして過して抽出液を得る。減圧下に
アセトンを留去し、得られる水溶液をPH7.0に調
節した後、酢酸エチル500mlを加えて撹拌抽出す
る。酢酸エチル層は水洗後無水硫酸ナトリウムを
加えて乾燥し、減圧濃縮して溶媒を留去しそして
混合物Aを得る。一方、液はPH7.0に調節した
後酢酸エチル5を加えて撹拌抽出する。酢酸エ
チル層は水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して
から減圧濃縮すると混合物Bが得られる。得られ
た混合物AおよびBをメタノールに溶解して合
し、シリカゲル(西独メルク社HF254)の薄層ク
ロマトグラフイー〔溶媒系:クロロホルム/メタ
ノール(7:1)〕に付してT−23−およびT
−23−に相当する各区分をかき取り、それぞれ
をクロロホルム/メタノール(10:1)の混合溶
媒で溶出する。溶出液はそれぞれ減圧濃縮しそし
てn−ヘキサンを添加するとT−23−およびT
−23−の粉末それぞれ5mgおよび55mgが得られ
た。これらはそれぞれ先に掲げたような理化学的
性状を示した。
得られる菌体に70%アセトン水1を加え、2時
間撹拌しそして過して抽出液を得る。減圧下に
アセトンを留去し、得られる水溶液をPH7.0に調
節した後、酢酸エチル500mlを加えて撹拌抽出す
る。酢酸エチル層は水洗後無水硫酸ナトリウムを
加えて乾燥し、減圧濃縮して溶媒を留去しそして
混合物Aを得る。一方、液はPH7.0に調節した
後酢酸エチル5を加えて撹拌抽出する。酢酸エ
チル層は水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して
から減圧濃縮すると混合物Bが得られる。得られ
た混合物AおよびBをメタノールに溶解して合
し、シリカゲル(西独メルク社HF254)の薄層ク
ロマトグラフイー〔溶媒系:クロロホルム/メタ
ノール(7:1)〕に付してT−23−およびT
−23−に相当する各区分をかき取り、それぞれ
をクロロホルム/メタノール(10:1)の混合溶
媒で溶出する。溶出液はそれぞれ減圧濃縮しそし
てn−ヘキサンを添加するとT−23−およびT
−23−の粉末それぞれ5mgおよび55mgが得られ
た。これらはそれぞれ先に掲げたような理化学的
性状を示した。
実施例 2
バチルス・メガテリウムIAM1030の代りにバ
チルス・メガテリウムIAM1032およびIAM1166
を使用する以外は前記実施例1と同様にしてT−
23−およびT−23−を得た。目的物の収量は
次のとおりである。
チルス・メガテリウムIAM1032およびIAM1166
を使用する以外は前記実施例1と同様にしてT−
23−およびT−23−を得た。目的物の収量は
次のとおりである。
T−23− T−23−
IAM1032 6mg 50mg
IAM1166 6mg 50mg
第1図はT−23−の赤外吸収スペクトルを示
す図であり、第2図はT−23−の1H−NMRを
示す図であり、第3図はT−23−の赤外吸収ス
ペクトルを示す図でありそして第4図はT−23−
の1H−NMRを示す図である。
す図であり、第2図はT−23−の1H−NMRを
示す図であり、第3図はT−23−の赤外吸収ス
ペクトルを示す図でありそして第4図はT−23−
の1H−NMRを示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 またはその還元型である式 を有する化合物。 2 式 またはその還元型である式 を有する化合物を、バチルス・メガテリウム
IAM1030、IAM1032またはIAM1166から選ばれ
たバチルス属に属する微生物の培養物またはその
処理物と接触させてその各相当する34−ヒドロキ
シ体に変換することを特徴とする、式 またはその還元型である式 を有する化合物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58130254A JPS6023368A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | T−23−5およびt−23−6物質ならびにその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58130254A JPS6023368A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | T−23−5およびt−23−6物質ならびにその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023368A JPS6023368A (ja) | 1985-02-05 |
| JPH0429667B2 true JPH0429667B2 (ja) | 1992-05-19 |
Family
ID=15029852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58130254A Granted JPS6023368A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | T−23−5およびt−23−6物質ならびにその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023368A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996015114A1 (fr) * | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Composes ucf116 |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP58130254A patent/JPS6023368A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6023368A (ja) | 1985-02-05 |
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