JPH045039B2 - - Google Patents
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- JPH045039B2 JPH045039B2 JP23278883A JP23278883A JPH045039B2 JP H045039 B2 JPH045039 B2 JP H045039B2 JP 23278883 A JP23278883 A JP 23278883A JP 23278883 A JP23278883 A JP 23278883A JP H045039 B2 JPH045039 B2 JP H045039B2
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- culture
- substance
- methanol
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
本発明は式
で表わされる新規化合物T−23−およびその製
造法に関する。 本発明者らは微生物によつて抗生物質T−23−
を他の化合物に変換する方法の検索を行つたと
ころ、バチルス属に属する微生物の培養物または
その菌体を該化合物に作用させるとT−23−に
変換される事実を見い出して本発明を完成するに
至つた。 すなわち、本発明の第一の要旨とするところ
は、式 で表わされる抗生物質T−23−にある。 また本発明の第二の要旨とするところは、式 で表わされるT−23−物質をT−23−物質に
変換する能力を有するある種の微生物の培養物ま
たはその菌体にT−23−物質を接触させること
を特徴とする抗生物質T−23−の製造法にあ
る。出発物質たるT−23−物質はたとえばスト
レプトミセス・リシリエンシス(Streptomyces
rishiriensis)T−23の培地培養物から採取精製
することにより得られる。 本発明方法で用いられる微生物はバチルス属に
属しT−23−物質をT−23−物質に変換する
能力を有する微生物であればよい。本発明方法で
用いることのできる菌株は、土壌中から分離する
ことによつて選ぶことも可能であり、菌株寄託機
関に寄託されているタイプカルチヤーの中から選
ぶこともできる。たとえばバチルス・メガテリウ
ム(Bacillus megaterium)IAM1030、
IAM1032、IAM1166などが挙げられる。 一般にバチルス属菌はその性状が変化しやすく
紫外線照射、X線照射、ニトロソグアニジンその
他の人工変異剤などによる人工変異手段で容易に
変異させることができる。そのような変異株でも
T−23−物質をT−23−物質に変換する能力
を有する微生物はすべて本発明に使用し得る。 本発明を実施するに当つてバチルス・メガテリ
ウムIAM1166株の培養は20〜45℃好ましくは24
℃〜37℃の温度範囲で、初発PHを中性附近好まし
くは6.5〜8.5の条件が望ましい。培養時間は10〜
100時間程度でよいが、とくに24〜48時間で良好
である。培養手段としては静置培養、振盪培養あ
るいは通気撹拌培養を用いうるが大量処理には深
部通気撹拌培養によるのが望ましい。 培養のための培地としては通常の細菌が利用で
きる栄養源を含むものであれば液状でも固状でも
よいが、大量処理の場合には液体培地がより適し
ている。培地組成としてはグルコース、乳糖、蔗
糖、麦芽糖、デキストリン、殿粉、グリセロー
ル、マニトールなどの炭素源、およびカゼイン、
ポリペプトン、大豆粉、綿実粉、肉エキス、乾燥
酵母、コーンステイープリカー、廃糖密などの有
機態窒素もしくは硫酸アンモニウム、塩化アンモ
ニウムなどの無機態窒素などの窒素源を単独ない
しは組合せて使用できる。さらにナトリウム、カ
リウム、カルシウム、マグネシウムなどを含む塩
類、鉄、マンガン、亜鉛、ニツケル、コバルトな
どの金属塩類、燐酸、硼酸などの塩類や酢酸、プ
ロピオン酸などの有機酸の塩類を使用できる。ま
たグルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、ア
ラニン、リジン、プロリンメチオニンなどのアミ
ノ酸や各種ペプチド類、さらには各種ビタミン類
やプリン、ピリミジンなどの核酸類を含有させて
もよい。また培地のPHを調節する目的で無機また
は有機の酸またはアルカリ類、緩衝剤などを添加
することはもちろん、必要に応じてシリコーン
油、植物油、合成消泡剤などを添加して発泡を抑
えることも可能である。 本発明で用いられる「培養物」とは上記した培
養で得られるものをいい、また「菌体」は上記の
培養物を過あるいは遠心分離することによつて
得られたものである。 本発明方法は原料化合物T−23−をN−123
株の培養物またはその菌体と接触させて行なわれ
る。反応液中の原料化合物の濃度は通常1〜
500μg/ml、好適には10〜100μg/ml程度であ
る。反応の温度は通常20〜50℃特に24〜40℃が適
当である。反応のためのPHは通常5〜9好適には
5〜7である。反応時間は通常1〜100時間好ま
しくは3〜24時間である。 このようにして得られたT−23−物質を採取
するためには通常の脂溶性低分子物質の分離精製
手段を適用できる。すなわち各種溶媒による抽
出、シリカゲル、アルミナ、マクロポーラス非イ
オン系樹脂等の吸着剤によるカラムクロマトグラ
フイー、さらに液滴クロマトグラフイーやセフア
デツクスLH−20等によるゲル過クロマトグラ
フイーなどが単独あるいは組み合わせて利用でき
る。 T−23−は培養液および菌体に含まれてい
るために培養物を過または遠心分離などで分離
し、それぞれから溶媒抽出するのが有利である。 培養液からの抽出には水と混合しない酢酸エ
チル、クロロホルム、ブタノールなどの溶媒が用
いられる。抽出は中性附近のPH、好ましくはPH7
で酢酸エチルによつて行なわれる。抽出液を飽和
食塩水などの溶液で洗浄すれば水溶性の不純物な
どの除去に効果がある。かくして得られた溶媒層
に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した後、溶媒
を減圧留去すればT−23−を含む粗抽出物(a)を
得ることができる。 一方、菌体からの抽出には、メタノール、エタ
ノール、アセトンなどの水混和性有機溶媒と水と
の混合物を用いることができるが、70%アセトン
水を用いるのが有利である。すなわち菌体に液
と同量の70%アセトン水を加え、室温で2時間撹
拌することによつて菌体中のT−23−はすべて
抽出される。抽出操作は必要に応じて繰り返し行
える。このようにしてT−23−を含む抽出液を
得た後、減圧下に混合溶媒を除去する。得られた
T−23−を含む水溶液は液と同様に酢酸エチ
ル等で抽出し、溶媒層を水洗後、無水硫酸ナトリ
ウムで脱水してから溶媒を留去し、T−23−を
含む粗抽出物(b)が得ることができる。 更にT−23−を精製するには種々の吸着クロ
マトグラフイーが有効であり、吸着剤としてはシ
リカゲル、アルミナ、マクロポーラス非イオン系
樹脂等が使用できるが、前記の粗抽出物(a)および
(b)よりの精製はシリカゲルを用いるのが適してお
り、クロロホルム/メタノールの混合溶媒系で溶
出するのが有利である。 すなわち、シリカゲルを担体としてクロロホル
ム/メタノール(10:1)の混合溶媒系でカラム
クロマトグラフイーを行ない、溶出液をシリカゲ
ル薄層クロマトグラフイー〔西独メルク社キーゼ
ルゲル60F254、0.25mm、20×20cm、溶媒系クロロ
ホルム/メタノール(7:1)〕に付し、紫外線
2537Åを照射して検出する吸収像で確認すること
によつてT−23−を含有するフラクシヨンを集
め、減圧下に濃縮乾固するとT−23−の粗粉末
が得られる。得られた粗粉末は酢酸エチルに溶解
した後、n−ヘキサンを加えて無色不定形結晶を
得ることができる。またシリカゲルを用いる調整
的薄層クロマトグラフイーによつて分離すること
もできる。すなわち粗抽出物(a)および(b)をシリカ
ゲルガラスプレート(西独メルク社キーゼルゲル
60F254、0.5mm、20×20cm)に付し、クロロホル
ム/メタノール(7:1)混合溶媒系で展開して
Rf=0.15附近のT−23−に相当する区分をかき
とり、かき取つたシリカゲルをクロロホルム/メ
タノール(7:1)混合溶媒系で溶出し、減圧濃
縮してn−ヘキサンを加えるとT−23−が無色
不定形結晶として単離採取される。 このようにして得られたT−23−は新規な抗
生物質であつてその物理化学的性状および生物活
性は次のとおりである。 1 結晶形態 無色不定形結晶 2 分子量 FD−MS(M+H)+801、(M+
Na)+823 3 分子式 C42H60B2O13 4 元素分析値 理論値% 実測値% C: 63.00 63.61 H: 7.50 7.95 N: 3.50 3.23 O: 26.00 25.21 5 〔α〕25 D=+179゜(c=1.28、CH3OH) 6 融 点 148〜151℃ 7 紫外部吸収スペクトル(メタノール中) λnax 251nm(ε23600) 261nm(ε29600) 271nm(ε38600) 281nm(ε28000) 305nm(ε2200) 8 赤外部吸収スペクトル(KBr錠中)(第1図
参照) νnax 3350cm-1、2920cm-1、2850cm-1、 1720cm-1、1655cm-1、1635cm-1、 1540cm-1、1530cm-1、1475cm-1、 1450cm-1、1375cm-1、1285cm-1、 1210cm-1、1200cm-1、1170cm-1、 1075cm-1、995cm-1、890cm-1、 790cm-1。 9 13C−NMRスペクトル化学シフト(重メタ
ノール中)
造法に関する。 本発明者らは微生物によつて抗生物質T−23−
を他の化合物に変換する方法の検索を行つたと
ころ、バチルス属に属する微生物の培養物または
その菌体を該化合物に作用させるとT−23−に
変換される事実を見い出して本発明を完成するに
至つた。 すなわち、本発明の第一の要旨とするところ
は、式 で表わされる抗生物質T−23−にある。 また本発明の第二の要旨とするところは、式 で表わされるT−23−物質をT−23−物質に
変換する能力を有するある種の微生物の培養物ま
たはその菌体にT−23−物質を接触させること
を特徴とする抗生物質T−23−の製造法にあ
る。出発物質たるT−23−物質はたとえばスト
レプトミセス・リシリエンシス(Streptomyces
rishiriensis)T−23の培地培養物から採取精製
することにより得られる。 本発明方法で用いられる微生物はバチルス属に
属しT−23−物質をT−23−物質に変換する
能力を有する微生物であればよい。本発明方法で
用いることのできる菌株は、土壌中から分離する
ことによつて選ぶことも可能であり、菌株寄託機
関に寄託されているタイプカルチヤーの中から選
ぶこともできる。たとえばバチルス・メガテリウ
ム(Bacillus megaterium)IAM1030、
IAM1032、IAM1166などが挙げられる。 一般にバチルス属菌はその性状が変化しやすく
紫外線照射、X線照射、ニトロソグアニジンその
他の人工変異剤などによる人工変異手段で容易に
変異させることができる。そのような変異株でも
T−23−物質をT−23−物質に変換する能力
を有する微生物はすべて本発明に使用し得る。 本発明を実施するに当つてバチルス・メガテリ
ウムIAM1166株の培養は20〜45℃好ましくは24
℃〜37℃の温度範囲で、初発PHを中性附近好まし
くは6.5〜8.5の条件が望ましい。培養時間は10〜
100時間程度でよいが、とくに24〜48時間で良好
である。培養手段としては静置培養、振盪培養あ
るいは通気撹拌培養を用いうるが大量処理には深
部通気撹拌培養によるのが望ましい。 培養のための培地としては通常の細菌が利用で
きる栄養源を含むものであれば液状でも固状でも
よいが、大量処理の場合には液体培地がより適し
ている。培地組成としてはグルコース、乳糖、蔗
糖、麦芽糖、デキストリン、殿粉、グリセロー
ル、マニトールなどの炭素源、およびカゼイン、
ポリペプトン、大豆粉、綿実粉、肉エキス、乾燥
酵母、コーンステイープリカー、廃糖密などの有
機態窒素もしくは硫酸アンモニウム、塩化アンモ
ニウムなどの無機態窒素などの窒素源を単独ない
しは組合せて使用できる。さらにナトリウム、カ
リウム、カルシウム、マグネシウムなどを含む塩
類、鉄、マンガン、亜鉛、ニツケル、コバルトな
どの金属塩類、燐酸、硼酸などの塩類や酢酸、プ
ロピオン酸などの有機酸の塩類を使用できる。ま
たグルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、ア
ラニン、リジン、プロリンメチオニンなどのアミ
ノ酸や各種ペプチド類、さらには各種ビタミン類
やプリン、ピリミジンなどの核酸類を含有させて
もよい。また培地のPHを調節する目的で無機また
は有機の酸またはアルカリ類、緩衝剤などを添加
することはもちろん、必要に応じてシリコーン
油、植物油、合成消泡剤などを添加して発泡を抑
えることも可能である。 本発明で用いられる「培養物」とは上記した培
養で得られるものをいい、また「菌体」は上記の
培養物を過あるいは遠心分離することによつて
得られたものである。 本発明方法は原料化合物T−23−をN−123
株の培養物またはその菌体と接触させて行なわれ
る。反応液中の原料化合物の濃度は通常1〜
500μg/ml、好適には10〜100μg/ml程度であ
る。反応の温度は通常20〜50℃特に24〜40℃が適
当である。反応のためのPHは通常5〜9好適には
5〜7である。反応時間は通常1〜100時間好ま
しくは3〜24時間である。 このようにして得られたT−23−物質を採取
するためには通常の脂溶性低分子物質の分離精製
手段を適用できる。すなわち各種溶媒による抽
出、シリカゲル、アルミナ、マクロポーラス非イ
オン系樹脂等の吸着剤によるカラムクロマトグラ
フイー、さらに液滴クロマトグラフイーやセフア
デツクスLH−20等によるゲル過クロマトグラ
フイーなどが単独あるいは組み合わせて利用でき
る。 T−23−は培養液および菌体に含まれてい
るために培養物を過または遠心分離などで分離
し、それぞれから溶媒抽出するのが有利である。 培養液からの抽出には水と混合しない酢酸エ
チル、クロロホルム、ブタノールなどの溶媒が用
いられる。抽出は中性附近のPH、好ましくはPH7
で酢酸エチルによつて行なわれる。抽出液を飽和
食塩水などの溶液で洗浄すれば水溶性の不純物な
どの除去に効果がある。かくして得られた溶媒層
に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した後、溶媒
を減圧留去すればT−23−を含む粗抽出物(a)を
得ることができる。 一方、菌体からの抽出には、メタノール、エタ
ノール、アセトンなどの水混和性有機溶媒と水と
の混合物を用いることができるが、70%アセトン
水を用いるのが有利である。すなわち菌体に液
と同量の70%アセトン水を加え、室温で2時間撹
拌することによつて菌体中のT−23−はすべて
抽出される。抽出操作は必要に応じて繰り返し行
える。このようにしてT−23−を含む抽出液を
得た後、減圧下に混合溶媒を除去する。得られた
T−23−を含む水溶液は液と同様に酢酸エチ
ル等で抽出し、溶媒層を水洗後、無水硫酸ナトリ
ウムで脱水してから溶媒を留去し、T−23−を
含む粗抽出物(b)が得ることができる。 更にT−23−を精製するには種々の吸着クロ
マトグラフイーが有効であり、吸着剤としてはシ
リカゲル、アルミナ、マクロポーラス非イオン系
樹脂等が使用できるが、前記の粗抽出物(a)および
(b)よりの精製はシリカゲルを用いるのが適してお
り、クロロホルム/メタノールの混合溶媒系で溶
出するのが有利である。 すなわち、シリカゲルを担体としてクロロホル
ム/メタノール(10:1)の混合溶媒系でカラム
クロマトグラフイーを行ない、溶出液をシリカゲ
ル薄層クロマトグラフイー〔西独メルク社キーゼ
ルゲル60F254、0.25mm、20×20cm、溶媒系クロロ
ホルム/メタノール(7:1)〕に付し、紫外線
2537Åを照射して検出する吸収像で確認すること
によつてT−23−を含有するフラクシヨンを集
め、減圧下に濃縮乾固するとT−23−の粗粉末
が得られる。得られた粗粉末は酢酸エチルに溶解
した後、n−ヘキサンを加えて無色不定形結晶を
得ることができる。またシリカゲルを用いる調整
的薄層クロマトグラフイーによつて分離すること
もできる。すなわち粗抽出物(a)および(b)をシリカ
ゲルガラスプレート(西独メルク社キーゼルゲル
60F254、0.5mm、20×20cm)に付し、クロロホル
ム/メタノール(7:1)混合溶媒系で展開して
Rf=0.15附近のT−23−に相当する区分をかき
とり、かき取つたシリカゲルをクロロホルム/メ
タノール(7:1)混合溶媒系で溶出し、減圧濃
縮してn−ヘキサンを加えるとT−23−が無色
不定形結晶として単離採取される。 このようにして得られたT−23−は新規な抗
生物質であつてその物理化学的性状および生物活
性は次のとおりである。 1 結晶形態 無色不定形結晶 2 分子量 FD−MS(M+H)+801、(M+
Na)+823 3 分子式 C42H60B2O13 4 元素分析値 理論値% 実測値% C: 63.00 63.61 H: 7.50 7.95 N: 3.50 3.23 O: 26.00 25.21 5 〔α〕25 D=+179゜(c=1.28、CH3OH) 6 融 点 148〜151℃ 7 紫外部吸収スペクトル(メタノール中) λnax 251nm(ε23600) 261nm(ε29600) 271nm(ε38600) 281nm(ε28000) 305nm(ε2200) 8 赤外部吸収スペクトル(KBr錠中)(第1図
参照) νnax 3350cm-1、2920cm-1、2850cm-1、 1720cm-1、1655cm-1、1635cm-1、 1540cm-1、1530cm-1、1475cm-1、 1450cm-1、1375cm-1、1285cm-1、 1210cm-1、1200cm-1、1170cm-1、 1075cm-1、995cm-1、890cm-1、 790cm-1。 9 13C−NMRスペクトル化学シフト(重メタ
ノール中)
【表】
【表】
10 1H−NMRスペクトル(重アセトン中)(第2
図参照) 11 溶解性 メタノール、エタノール、アセトン、ピリジ
ン、酢酸エチルに可溶 n−ヘキサン、ベンゼン、水に不溶 (1) マウス白血病L−5178Y細胞に対する作用 イーグルMEM培地(ニツスイ製)に馬血
清を10%そしてL−グルタミンおよびL−ア
スパラギンをそれぞれ0.05%ずつ補添した培
養液に、同培養液中で105〜106/mlの細胞数
に増殖したマウス白血病L−5178Y細胞を
104/mlになるように接種し、炭酸ガス培養
装置中37℃で24時間培養した。その後、各種
濃度のT−23−のエタノール溶液を0.5%
添加してさらに120時間培養し、細胞増殖の
有無を判定した。その結果、T−23−はマ
ウス白血病L−5178Y細胞に対して0.4μg/
ml以上の濃度で生育阻害作用を示すことが認
められた。かくしてT−23−は抗腫瘍活性
を有し、抗腫瘍剤としての用途が期待され
る。 次に実施例を掲げるが本発明はこれに限定
されるものではない。 実施例 1 IAM1166株を肉汁培地100mlを入れた500ml容
量の三角フラスコに接種し、28℃で24時間振盪培
養してジヤー醗酵槽による本培養の種菌とした。
デキストリン1%、ペプトン0.5%、酵母エキス
0.5%、肉エキス0.5%および沈降性炭酸カルシウ
ム0.5%よりなる培地(PH7.2)に上記種菌を3%
の割合で接種し、ジヤー醗酵槽中で30℃で通気撹
拌培養を行なつた(30醗酵槽使用、培地量15
、通気量15/分、回転数300rpm)。48時間培
養後、0.5M燐酸緩衝液(PH5.5)5を添加した
後、T−23−750mgをエタノール10mlに溶解し
て添加し、30℃において16時間通気撹拌すること
によつて反応を行なつた。 反応液は遠心分離して菌体と液とに分離し、
得られた上澄液は酢酸エチル20を加えて撹拌抽
出する。酢酸エチル層は水洗後に無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥してから減圧下に濃縮乾固して粗抽出
物(i)を得た。一方、菌体は70%アセトン水2を
加えて2時間撹拌して抽出液を得た。抽出液から
減圧下にアセトンを留去しそして得られた水溶液
に酢酸エチル500mlを加えて撹拌抽出する。酢酸
エチル層は水洗後に無水硫酸ナトリウムを加えて
乾燥し減圧下に濃縮乾固して粗抽出物(ii)を得た。 得られた混合物(i)および(ii)はクロロホルム/メ
タノール(10:1)に一緒に溶解し、そして得ら
れる溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
に付してクロロホルム/メタノール(10:1)混
合溶媒系で溶出した。T−23−に相当するフラ
クシヨンを合しそして溶媒を減圧下に留去するこ
とによつてT−23−の粗粉末90mgを得た。粗粉
末は少量のアセトンに溶解してシリカゲル(西独
メルク社、HF254)の薄層クロマトグラフイー
〔溶媒系クロロホルム/メタノール(7:1)〕に
付してRf=0.15のT−23−に相当する区分をか
き取り、クロロホルム/メタノール(7:1)混
合溶媒で溶出しそして溶出液を減圧下に濃縮乾固
した後、少量の酢酸エチルに溶解してn−ヘキサ
ンを添加するとT−23−の無色不定形の結晶15
mgが得られた。得られた結晶の融点は146〜151℃
であり、FDマススペクトルは801(M+H)+と823
(M+Na)+の分子イオンピークを示した。 実施例 2 実施例1と同様にジヤー醗酵槽中で培養したバ
チルス・メガテリウムIAM1166株の培養物15
を遠心分離し、得られた菌体を0.1M燐酸緩衝液
(PH5.5)20に懸濁した後、T−23−750mgを
エタノール10mlに溶解して添加し、30℃16時間通
気撹拌することによつて反応を行なつた。 反応終了後の精製は実施例1と同様に行ないT
−23−の無色不定形の結晶55mgを得た。得られ
た結晶の融点は147〜151℃であり、FDマススペ
クトルは801(M+H)+と823(M+Na)+の分子イ
オンピークを示した。
図参照) 11 溶解性 メタノール、エタノール、アセトン、ピリジ
ン、酢酸エチルに可溶 n−ヘキサン、ベンゼン、水に不溶 (1) マウス白血病L−5178Y細胞に対する作用 イーグルMEM培地(ニツスイ製)に馬血
清を10%そしてL−グルタミンおよびL−ア
スパラギンをそれぞれ0.05%ずつ補添した培
養液に、同培養液中で105〜106/mlの細胞数
に増殖したマウス白血病L−5178Y細胞を
104/mlになるように接種し、炭酸ガス培養
装置中37℃で24時間培養した。その後、各種
濃度のT−23−のエタノール溶液を0.5%
添加してさらに120時間培養し、細胞増殖の
有無を判定した。その結果、T−23−はマ
ウス白血病L−5178Y細胞に対して0.4μg/
ml以上の濃度で生育阻害作用を示すことが認
められた。かくしてT−23−は抗腫瘍活性
を有し、抗腫瘍剤としての用途が期待され
る。 次に実施例を掲げるが本発明はこれに限定
されるものではない。 実施例 1 IAM1166株を肉汁培地100mlを入れた500ml容
量の三角フラスコに接種し、28℃で24時間振盪培
養してジヤー醗酵槽による本培養の種菌とした。
デキストリン1%、ペプトン0.5%、酵母エキス
0.5%、肉エキス0.5%および沈降性炭酸カルシウ
ム0.5%よりなる培地(PH7.2)に上記種菌を3%
の割合で接種し、ジヤー醗酵槽中で30℃で通気撹
拌培養を行なつた(30醗酵槽使用、培地量15
、通気量15/分、回転数300rpm)。48時間培
養後、0.5M燐酸緩衝液(PH5.5)5を添加した
後、T−23−750mgをエタノール10mlに溶解し
て添加し、30℃において16時間通気撹拌すること
によつて反応を行なつた。 反応液は遠心分離して菌体と液とに分離し、
得られた上澄液は酢酸エチル20を加えて撹拌抽
出する。酢酸エチル層は水洗後に無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥してから減圧下に濃縮乾固して粗抽出
物(i)を得た。一方、菌体は70%アセトン水2を
加えて2時間撹拌して抽出液を得た。抽出液から
減圧下にアセトンを留去しそして得られた水溶液
に酢酸エチル500mlを加えて撹拌抽出する。酢酸
エチル層は水洗後に無水硫酸ナトリウムを加えて
乾燥し減圧下に濃縮乾固して粗抽出物(ii)を得た。 得られた混合物(i)および(ii)はクロロホルム/メ
タノール(10:1)に一緒に溶解し、そして得ら
れる溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
に付してクロロホルム/メタノール(10:1)混
合溶媒系で溶出した。T−23−に相当するフラ
クシヨンを合しそして溶媒を減圧下に留去するこ
とによつてT−23−の粗粉末90mgを得た。粗粉
末は少量のアセトンに溶解してシリカゲル(西独
メルク社、HF254)の薄層クロマトグラフイー
〔溶媒系クロロホルム/メタノール(7:1)〕に
付してRf=0.15のT−23−に相当する区分をか
き取り、クロロホルム/メタノール(7:1)混
合溶媒で溶出しそして溶出液を減圧下に濃縮乾固
した後、少量の酢酸エチルに溶解してn−ヘキサ
ンを添加するとT−23−の無色不定形の結晶15
mgが得られた。得られた結晶の融点は146〜151℃
であり、FDマススペクトルは801(M+H)+と823
(M+Na)+の分子イオンピークを示した。 実施例 2 実施例1と同様にジヤー醗酵槽中で培養したバ
チルス・メガテリウムIAM1166株の培養物15
を遠心分離し、得られた菌体を0.1M燐酸緩衝液
(PH5.5)20に懸濁した後、T−23−750mgを
エタノール10mlに溶解して添加し、30℃16時間通
気撹拌することによつて反応を行なつた。 反応終了後の精製は実施例1と同様に行ないT
−23−の無色不定形の結晶55mgを得た。得られ
た結晶の融点は147〜151℃であり、FDマススペ
クトルは801(M+H)+と823(M+Na)+の分子イ
オンピークを示した。
第1図はT−23−の赤外線吸収スペクトルを
示す図であり、そして第2図はT−23−の 1H
−NMRを示す図である。
示す図であり、そして第2図はT−23−の 1H
−NMRを示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で表わされる抗生物質T−23−。 2 式 で表わされるT−23−物質をT−23−物質に
変換する能力を有するバチルス属に属する微生物
の培養物またはその菌体にT−23−物質を接触
させることを特徴とする、抗生物質T−23−の
製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23278883A JPS60126295A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 抗生物質t−23−7およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23278883A JPS60126295A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 抗生物質t−23−7およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60126295A JPS60126295A (ja) | 1985-07-05 |
| JPH045039B2 true JPH045039B2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=16944752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23278883A Granted JPS60126295A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 抗生物質t−23−7およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60126295A (ja) |
-
1983
- 1983-12-12 JP JP23278883A patent/JPS60126295A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60126295A (ja) | 1985-07-05 |
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