JPH04303677A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH04303677A
JPH04303677A JP3092664A JP9266491A JPH04303677A JP H04303677 A JPH04303677 A JP H04303677A JP 3092664 A JP3092664 A JP 3092664A JP 9266491 A JP9266491 A JP 9266491A JP H04303677 A JPH04303677 A JP H04303677A
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Katsuichi Kaneko
勝一 金子
Shigeto Shindo
進藤 成人
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乾一郎 吉岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関する。更
に詳しくは記録走行性,発色前後の感熱記録体の保存性
に優れ,しかも光沢が付与された高級感の有る感熱記録
体を形成するにあたり,作業性,環境保安性に優れたU
VまたはEB硬化型樹脂を水に分散・乳化させたエマル
ジョンを塗工し,硬化膜を形成させた感熱記録体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来,発色剤と顕色剤を熱により反応さ
せて記録画像を得る感熱記録体は,比較的安価で,装置
がコンパクトかつメインテナンスフリーであるため,フ
ァクシミリやワープロなどに大いに利用されている。ま
た最近では,POSラベルなどの各種ラベル類やカード
類の印字にも使用されており,幅広い利用分野を持って
いる。
【0003】しかしながら,これら感熱記録体は保存性
に問題が有り(特に発色画像の可塑剤,油,水による退
色)又,地肌かぶりなどの欠点がある。この問題を解決
する方法として,感熱層上にUVまたはEB硬化型樹脂
を設ける方法(特公昭58−35478)や,感熱層の
上に中間層を介してUVまたはEB硬化型樹脂層を設け
ることにより,かぶりを伴うことなく保存性,記録特性
に優れた感熱記録体が得る方法等が提案されている。 (特開昭59−26291)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近,安全衛生,環境
,公害等の問題がクローズアップされており,従来の有
機溶剤を用いるオーバーコート液は消防法,労働安全衛
生法の観点から今後益々使用することが難しくなってき
ている。一方,UVまたはEB硬化型樹脂は無溶剤で使
用できるというメリットを有しているが,無溶剤のまま
では塗工方法が限定され,有機溶剤を希釈剤として用い
ているのが現状である。
【0005】また,近年感熱記録方式の多様化,高性能
化を指向してきたのに伴い,プリンター,ファクシミリ
の進歩が著しく,例えば高速度で印字するタイプのビデ
オプリンターで記録した場合,UVまたはEB硬化型樹
脂をオーバーコートしても良好な記録画像は得られてい
ない。又UVまたはEB硬化型樹脂にTg点が200℃
以上のものを用いる方法(特開平1−125277)や
,樹脂中に15ミクロン以下の顔料を添加する方法(特
開平1−210381)なども提案されているが,いず
れにおいてもサーマルヘッドへのかす付着,印字の際の
音の発生(スティッキング音)などの問題を有しており
,感熱記録体及び発色画像の保存性,高速記録特性に優
れ,かつ高級感を与える光沢の有る感熱記録体を得ると
言う目的は未だ達成されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,前記した
ような問題を解決すべく鋭意研究の結果,本発明を完成
させた。即ち本発明は (1)支持体上に発色剤及び顕色剤を含む感熱層を設け
,更にオーバーコート層を形成した感熱記録体において
,該オーバーコート層としてUVまたはEB硬化型樹脂
を水に分散・乳化させたエマルジョンを塗工し,水分を
蒸発させた後に硬化膜を形成させたことを特徴とする感
熱記録体。 (2)オーバーコート層が顔料の微粉末を含有すること
を特徴とする前項1に記載の感熱記録体。 (3)オーバーコート層が滑剤を含有することを特徴と
する前項1に記載の感熱記録体。 (4)オーバーコート層が反応性シリコーン化合物を含
有することを特徴とする前項1に記載の感熱記録体。を
提供するものである。
【0007】本発明の感熱記録体は,高光沢で高速記録
性に優れ,感熱記録体及びこの発色画像の保存性が優れ
,かつ該感熱記録体を得るにあたって,UVまたはEB
硬化型樹脂のエマルジョンを用いることにより,人体及
び環境に悪影響をおよぼす有機溶剤を用いていないとい
う特徴がある。本発明において感熱層に含ませる発色剤
および顕色剤は,特に限られたものではなく,それ自体
公知のものを使用出来,通常の結合剤を用いて支持体上
に塗工される。又必要に応じて充填剤,増感剤,その他
の添加剤を混合することも出来る。
【0008】ここに発色剤の例としては,フルオラン系
化合物,トリアリールメタン系化合物,スピロピラン系
化合物,ジフェニルメタン系化合物,チアジン系化合物
,ラクタム系化合物,フルオレン系化合物などが挙げら
れ,その具体例としては例えば次の化合物が挙げられる
【0009】フルオラン系化合物:2−アニリノ−3−
メチル−6−ジエチルアミノフルオラン,2−アニリノ
−3−メチル−6−(N−メチル−N−シクロヘキシル
アミノ)−フルオラン,2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)フルオラン
,2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミノフル
オラン,2−(p−クロロアニリノ)−3−メチル−6
−ジエチルアルアミノフルオラン,2−(p−フルオロ
アニリノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラ
ン,2−アニリノ−3−メチル−6−(p−トルイジノ
エチルアミノ)フルオラン,2−(p−トルイジノ)−
3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン,2−(o
−クロロアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオラン,
2−(o−フルオロアニリノ−6−ジエチルアミノフル
オラン,2−(o−フルルオロアニリノ)−6−ジブチ
ルアミノフルオラン,2−アニリノ−3−メチルル−6
−ビペリジノフルオラン,2−アニリノ−3−メチル−
6−ピロリジノフルオラン,2−エトキシエチルアミノ
−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオオラン,2−
アニリノ−3−クロロ−6−ジエチルフルオラン,2−
クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン,2−メチル−
6−ジエチルアミノフルオランなど,トリアリールメタ
ン系化合物:3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド(別名:クリスタル
バイオレットラクトン),3,3−ビス(p−ジメチル
アミノフェニル)フタリド,3−(p−ジメチルアミノ
フェニル)−3−(1,2−ジメチルアミノインドール
−3−イルフタリドなど,
【0010】スピロピラン系化合物:3−メチル−3−
スピロ−ジナフトピラン,1,3,3−トリメチル−6
−ニトロ−8′−メトキシスピロ(インドリン−2,2
′−ベンゾピラン)など,ジフェニルメタス系化合物:
N−ハロフェニル−ロイコオーラミンなど,チアジン系
化合物:ベンゾイルロイコメチレンブルーなど,ラクタ
ム系化合物:ローダミン−B−アニリノラクタムなど,
フルオレン系化合物:3,6−ビス(ジメチルアミノ)
フルオレンスピロ(9,3′)−6′−ジメチルアミノ
フタリド,〔3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレ
ンスピロ(9,3′)−6′−ピロリジノフタリド〕,
〔3−ジメチルアミノ−6−ジエチルアミノフルオレン
スピロ(9,3′)−6′−ピロリジノフタリド〕など
が挙げられる。これらの発色剤は単独もしくは混合して
用いられる。
【0011】また顕色剤としては,p−オクチルフェノ
ール,p−tert−ブチルフェノール,1,1−ビス
(p−ヒドロキシフェニル)プロパン,2,2−ビス−
(p−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン,4,4′
−チオビスフェノール,4,4′−スルホニルジフェノ
ール,ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)
スルホン,ノボラック型フェノール樹脂,p−ヒドロキ
シ安息香酸ベンジル,p−ヒドロキシ安息香酸エチル,
4−ヒドロキシフタル酸ジメチル,5−ヒドロキシイソ
フタル酸エチル,3,5−ジ−tert−ブチルサリチ
ル酸,3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸など
,又芳香族カルボン酸においては,その多価金属塩が挙
げられる。
【0012】また感熱層を構成する成分としての結合剤
としてはメチルセルロース,メトキシセルロース,ヒド
ロキシエチルセルロース,カルボキシメチルセルロース
,ポリビニルアルコール,カルボキシル基変成ポリビニ
ルアルコール,アセトアセチル化ポリビニルアルコール
,シリカ変成ポリビニルアルコール,アクリル酸スチレ
ン共重合体のアルカリ塩,ポリビニルピロリドン,ポリ
アクリルアミド,ポリアクリル酸,デンプンおよびその
誘導体,ガゼイン,ゼラチン,スチレン−無水マレイン
酸共重合体のアルカリ塩,イソ(またはジイソ)ブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩などの水溶性
のもの,またはポリ酢酸ビニル,塩化ビニル/酢酸ビニ
ル共重合体,ポリスチレン,スチレン/ブタジエン/ア
クリル酸共重合体などの非水溶性エマルジョンが用いら
れる。
【0013】充填剤の例としては炭酸カルシウム,炭酸
マグネシウム,酸化マグネシウム,シリカ,ホワイトカ
ーボン,タルク,クレー,アルミナ,水酸化マグネシウ
ム,酸化アルミニウム,硫酸バリウム,ポリスチレン樹
脂,尿素−ホルマリン樹脂などが挙げられる。更に増感
剤の例としては,動植物性ワックス,ポリエチレンワッ
クス,合成ワックスなどのワックス類や高級脂肪酸,高
級脂肪酸アミド,高級脂肪酸金属塩,芳香族アミンのア
セチル化合物,芳香族エーテル化合物,ビフェニル誘導
体など,常温で固体であり80℃以上の融点を有するも
の等が挙げられる。その他の添加物質として,ステアリ
ン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,スアリン酸アルミ
ニウムなどの滑剤が挙げられ,その他各種の界面活性剤
,消泡剤なども必要に応じて加えることができる。
【0014】前記材料を用いて感熱層を形成させる方法
としては,まず発色剤と顕色剤をそれぞれ別々に結合剤
,水あるいは必要に応じてその他の添加剤,ポリビニル
アルコールなどの保護コロイド物質,界面活性剤などと
共に,ボールミル,アトライター,サンドミルなどの分
散機により粉砕・分散した後(通常発色剤または顕色剤
は分散に供される系の5〜70%,結合剤は5〜50%
,水は30〜90%含有せしめて粉砕,分散が行われる
。),それぞれを混合して感熱層塗工液を調製し(発色
剤と顕色剤の比は通常乾燥重量比で1:1〜1:10で
ある。),紙,プラスチックシート,合成紙などの支持
体上に5〜40g/ m2になるようにバーコーターな
どにより塗工し,乾燥させるこにより感熱層を得ること
ができる。
【0015】本発明において感熱層とオーバーコート層
の間に中間層を設けてもよく,中間層を設ける場合には
ポリビニルアルコール,デンプン,スチレン・ブタジエ
ンラテッククス・アクリル樹脂エマルジョンなどの親水
性または水分散性樹脂,さらにはポリエステル樹脂,ア
クリル樹脂と酢酸ビニル樹脂の共重合体などの溶剤可溶
型樹脂を主成分とし,必要に応じて炭酸カルシウム,酸
化亜鉛,タルク,カオリン,クレー,コロイダルシリカ
などの充填剤,各種界面活性剤などの助剤を添加した塗
工液を常法により塗工することにより設けることが出来
る。
【0016】これらの材料を用いて中間層を形成させる
場合,例えば前記親水性樹脂,水分散性樹脂あるいは溶
剤可溶型樹脂を水あるいは必要に応じてその他の充填剤
,界面活性剤と共にボールミル,アトライター,サンド
ミル等の分散機により分散した後(通常樹脂成分は分散
に供される系の5〜80%含有せしめて分散が行われる
。),前記のようにして得られた感熱層の上に塗工液量
で2〜40g/m2 になるようにバーコーター等によ
り塗工し,乾燥させることにより中間層が設けられる。 このようにして形成された中間層上に,又感熱層の上に
直接に,乳化・分散させたUVまたはEB硬化型樹脂を
塗工し,オーバーコート層を形成させることによって,
本発明の感熱記録体が得られる。
【0017】このオーバーコート層に用いられるUVま
たはEB硬化型樹脂としては、以下のプレポリマーやモ
ノマーが挙げられる。プレポリマーとしては,エポキシ
(メタ)アクリレート,ウレタン(メタ)アクリレート
,飽和ポリエステル/スチレン,ポリエチレン(メタ)
アクリレート,ポリエーテル(メタ)アクリレート,シ
リコン(メタ)アクリレート,ポリブタジエン(メタ)
アクリレート,ポリエン/チオール,ポリスチリルエチ
ル(メタ)アクリレート,ポリアミド(メタ)アクリレ
ートなどが挙げられる。モノマーとしては,スチレン,
酢酸ビニル,N−ビニルピロリドンなどのビニルモノマ
ー,ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレ
ート,n−ヘキシルアクリレート,シクロヘキシルアク
リレート,n−デシルアクリレートイソボニルアクリレ
ート,ジシクロペンテニロキシエチルアクリレート,フ
ェノキシエチルアクリレートなどの単官能モノマー,1
,4−ブタンジオールジアクリレート,1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート,ジエチレングリコールジア
クリレート,ネオペンチルグリコールジアクリレート,
ポリエチレングリコール400ジアクリレート,トリプ
ロピレングリコールジアクリレート,ビスフェノールA
ジエトキシジアクリレート,テトラエチレングリコール
ジアクリレート,ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグ
リコールジアクリレート,トリメチロールプロパントリ
アクリレート,ペンタエリスリトールトリアクリレート
,ペンタエリスリトールテトラアクリレート,ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレートなどの多官能モノマ
ーなどが挙げられる。
【0018】さらにUV硬化型樹脂を用いる場合におい
て通常必要とされる光開始剤の例として,アセトフェノ
ン,ベンゾフェノン,ベンゾインエーテル,クロロアセ
トフェノン,ジエトキシアセトフェノン,ヒドロキシア
セトフェノン,α−アミノアセトフェノン,ベンジルメ
チルケタール,チオキサントン,α−アシルオキシムエ
ステル,アシルホスフィンオキサイド,グリオキシエス
テル,3−ケトクマリン,2−エチルアンスラキノン,
カンファーキノン,ベンジル,ミヒラーケトンなどが挙
げられるが,これらの光開始剤は本発明のおいても使用
しうる。
【0019】本発明で使用しうる乳化・分散剤としては
,ポリオキシエチレンアルキルエ−テル,ポリオキシエ
チレンアルコ−ルエ−テル,ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエ−テル,ポリオキシエチレン誘導体,オキ
シエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマ−.ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル,ポリエチ
レングリコ−ル脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性
剤,脂肪酸塩,アルキル硫酸エステル塩,アルキルベン
ゼンスルフォン酸塩,アルキルナフタレンスルフォン酸
塩,アルキルスルホコハク酸塩,アルキルジフェニルエ
−テルジスルフォン酸塩,アルキルリン酸塩,ポリオキ
シエチレナルキル硫酸エステル塩,ナフタレンスルフォ
ン酸ホルマリン縮合物,特殊ポリカルボン酸型高分子界
面活性剤,ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル
等の陰イオン性界面活性剤等の一般に商品化されている
種々の乳化・分散剤があげられるが,乳化・分散するU
B又はEB硬化型樹脂の種類によって,一種類又は数種
類のものを選択し又必要により上記以外の乳化・分散剤
と混合して使用することもできる。
【0020】この乳化・分散剤の使用量は,オーバーコ
ート液の全固形分に対し,通常0.5〜30重量%,よ
り好ましくは1〜20重量%の範囲である。0.5重量
%未満の使用では,安定なエマルジョンを得ることはで
きず, 逆に30重量%を越えるとヘッドへのかす付着
や保存性などの問題が生じる。
【0021】前記のような耐熱性に優れたUV又はEB
硬化型樹脂のエマルジョンを中間層を介して,または感
熱層上に直接,塗工しUV又はEBにより硬化させると
,感熱層を発色させることなく,高光沢を持った感熱記
録体を得ることができるが,特に高速印字でのヘッドへ
のかす付着やスティッキングの防止の効果を一層高める
目的でUV又はEB硬化型樹脂を乳化・分散させるに先
だって,樹脂の中にあらかじめ炭酸カルシウム,炭酸マ
グネシウム,酸化マグネシウム,酸化アルミニウム,二
酸化珪素,タルク,クレイ,カオリン,コロイダルシリ
カ等の無機顔料やこれらの無機顔料を有機酸で表面処理
した顔料,スチレンマイクロボール,ポリエチレンパウ
ダー等の有機顔料,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸ア
マイド,アスパラギン酸エステル誘導体,アルキルリン
酸エステル系化合物,ポリエチレンワックス等の滑剤お
よびラジカル反応性シリコーンマクロマー,末端水酸基
ポリエステル変性シロキサン等の反応性シリコーン化合
物を添加し,ボールミル,ロールミル,サンドミル等の
分散機により分散させておき,これを乳化・分散させる
ことによりオーバーコート液を得ることも出来る。
【0022】尚,オーバーコート液中には,前記の如き
UVまたはEB硬化型樹脂,乳化・分散剤および顔料,
滑剤,重合性不飽和基を有するシリコーン化合物の他に
,必要に応じてポリマー,レベリング剤,消泡剤,紫外
線吸収剤,蛍光染料,蛍光顔料,着色染料,着色顔料な
どの添加剤を適宜添加することができる。上記のオーバ
ーコート層を形成する各成分を水に乳化・分散させる方
法としては,一般に公知の方法で行われる。例えば,乳
化・分散剤を水に溶解又は分散させた後,UVまたはE
B硬化型樹脂を含んだ相を低速で攪拌しながら,予め乳
化・分散剤を溶解又は分散させた水相を徐々に添加し,
ホモミキサー,サンドミル等の高速攪拌機又はマイクロ
フルイダイザーを用いて乳化・分散(UV又はEB硬化
型樹脂組成は分散に供される系の20〜90%,前記プ
ルロニックタイプの乳化・分散剤は0.5〜10%,顔
料は0.5〜10%,滑剤は0.5から5%,重合性不
飽和基を有するシリコーン化合物は0.5〜10%含有
せしめて乳化・分散が行われる.)する等の方法がある
が,これに限られたものではない。
【0023】このようにして得られた乳白色のUVまた
はEB硬化型樹脂の均一な乳化液(エマルジョン)は経
時的に安定であり,又,塗工に際し必要に応じて水で希
釈したエマルジョンも安定である。オーバーコート層を
形成させる方法としては,得られたエマルジョンを,グ
ラビアコーター,スクリーン印刷機,フレキソ印刷機な
どによりそれ自体公知の方法で感熱層又は中間層の上に
塗工する。塗工量は特に限定されるものではないが,乾
燥重量0.2g/m2 以下では本発明の目的を達成す
ることはできず,また乾燥重量20g/m2 以上では
感熱層の記録感度が低下する恐れがあるので,通常は乾
燥重量0.2から20g/m2 ,より好ましくは0.
5から10g/m2 の範囲で塗工するのが好ましい。
【0024】上記の様にして塗工したオーバーコート層
を電子線により硬化させる場合, 100〜 500e
Vのエネルギーを有する電子線加速装置が好ましい。一
方,紫外線により硬化させる場合,光源としてキセノン
ランプ,高圧水銀灯,メタルハライドランプを有する紫
外線照射装置が使用され,必要に応じて光量,光源の配
置などが決定されるが,高圧水銀灯を用いる場合,80
〜120W/cmの光量を有したランプにより搬送速度
20〜60 m/min,1〜4回照射して硬化させる
のが好ましい。
【0025】
【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
るが,本発明がこれらに限定されるものではない。尚,
実施例のおいて部は重量部を意味する。
【0026】実施例  1 ■感熱発色層の形成 〔A〕液:  2−(o−フルオロアニリノ−6−ジエ
チルアミノフル    20部           
 オラン             25%PVA水溶液    
                         
          8〃            水
                         
                         
  72〃〔B〕液:  ビス(3−アリル−4−ヒド
ロキシフェニル)スルホン    10部      
      p−ベンジルジフェニール       
                        8
〃            25%PVA水溶液   
                         
          10〃            
水                        
                         
   72〃〔C〕液:  炭酸カルシウム     
                         
          40部            
25%PVA水溶液                
                       8〃
            水            
                         
               52〃上記の組成物を
各々別々にサンドグラインダーを用いて,平均粒径が1
〜3μmになる様に粉砕,分散化した。
【0027】次いで〔A〕液10部,〔B〕液55部,
〔C〕液30部,含水カルボキシル化SBラテックス共
重合体(固形分=50%)5部の割合で混合して感熱層
塗工液を調製し,上質紙上に乾燥固形分が9g/ m2
となる様に塗工,乾燥し感熱シ−トを得た。 ■中間層の形成 PVA                      
      25部水               
                 74〃コロイド性
硅酸塩                   1〃上
記の組成物を混合して中間層塗工液を調製し,■で得ら
れた感熱層付きポリエステルシートの上に,乾燥固形分
2g/m2 となる様に塗工,乾燥し中間層を有する感
熱紙を得た。
【0028】■オーバーコート層の形成得られた中間層
を有する感熱紙の上に下記組成よりなるオーバーコート
層塗工液を2g/m2 となる様に塗工し,80W/c
mの高圧水銀灯を有する紫外線照射装置(GS  AS
E−20;日本電池社製)により搬送速度40m/mi
n で,2回紫外線照射させることによりで樹脂成分を
硬化させ、オーバーコート層を形成させ本発明の感熱記
録体を得た。     ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 
                     25部 
       (商品名;Kayarad DPHA,
 日本化薬(株)製)    トリメチロールプロパン
トリアクリレート                 
        7〃        (商品名;Ka
yarad TMPTA,日本化薬(株)製)    
トリプロピレングリコールジアクリレート      
                   8〃    
    (商品名;Kayarad TPGDA,日本
化薬(株)製)    光開始剤(イルガキュアー 1
84  日本チバガイギー(株)製)       5
〃    プルロニックF−68(オキシエチレン・オ
キシプロピレンブロック              
            ポリマ−  旭電化(株)製
)               5〃    水  
                         
                         
        50〃
【0029】実施例  2 実施例1において,オーバーコートを形成すべき成分と
して更に平均粒径0.2μmの炭酸カルシウムを5部を
併用した以外は,実施例1と同様にして本発明の感熱記
録体を得た。
【0030】実施例  3 実施例1において,オーバーコートを形成すべき成分と
してマグネシア(高純度超微粉マグネシア500A:宇
部興産(株)製)2部を併用した以外は,実施例1と同
様にして本発明の感熱記録体を得た。
【0031】実施例  4 実施例1において,オーバーコートを形成すべき成分と
してステアリン酸亜鉛5部を併用した以外は,実施例1
と同様にして本発明の感熱記録体を得た。
【0032】実施例  5 実施例1において,オーバーコートを形成すべき成分と
してリン酸エステル系界面活性剤(商品名:ペレックス
RP,花王(株)製)を3部を併用した以外は,実施例
1と同様にして本発明の感熱記録体を得た。
【0033】実施例  6 実施例1において,オーバーコートを形成すべき成分と
してラジカル反応性シリコーンマクロマー(商品名:X
−24−8200,信越化学工業(株)製)を5部併用
した以外は,実施例1と同様にして本発明の感熱記録体
を得た。
【0034】実施例  7 実施例1において,トリプロピレングリコールジアクリ
レートの代わりにフェノキシヘキサエチレングリコール
アクリレート(商品名:NKエステル  AMP−60
G:新中村化学工業(株)製)を使用した以外は,実施
例1と同様にして本発明の感熱記録体を得た。
【0035】実施例  8 実施例1において,トリプロピレングリコールジアクリ
レートの代わりにカプロラクトン変性ヒドロキシピバリ
ン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレート(
商品名:KAYARAD HX−620,日本化薬(株
))を使用した以外は,実施例1と同様にして本発明の
感熱記録体を得た。
【0036】実施例  9 実施例1において,オーバーコートを形成すべき成分の
うちプルロニックF68の代わりにプルロニックF10
8を用いた以外は,実施例2と同様にして本発明の感熱
記録体を得た。
【0037】実施例10 実施例1において,中間層を設けない以外は,実施例1
と同様にして本発明の感熱記録体を得た。
【0038】比較例  1 実施例1において,中間層及びオーバーコート層を設け
ない以外は,実施例1と同様にして比較用の感熱記録体
を得た。
【0039】この様にして得られた各感熱記録体を用い
,抵抗値239オームのドットライン方式サーマルプリ
ンターで文字を印字することにより,走行性,保存性を
評価し,それぞれの結果を表1に示した。また,評価基
準は以下に述べるものを採用した。
【0040】
【0041】(1)スティッキング評価基準◎;高速印
字の際,全く音が無く円滑に記録が行えた。 ○;高速印字の際,殆ど音が無く円滑に記録が行えた。 △;高速印字の際,極僅かに記録不良を起こした。 ×;感熱記録体が円滑に走行せず記録不良を起こした。 (2)ヘッドかす付着評価基準 ◎;高速印字の際,ヘッドの汚れが全く無かった。 ○;高速印字の際,ヘッドの汚れが殆ど無かった。 △;高速印字を行った後に,ヘッドが極僅か汚れていた
。 ×;高速印字を行った後に,ヘッドが汚れていた。
【0042】(3)耐水性試験 ○;前記により発色させた感熱記録体を20℃の水中に
24時間、水没させても発色部の退色が殆ど無かった。 ×;前記により発色させた感熱記録体を20℃の水中に
24時間、水没させると発色部が退色した。 (4)耐可塑剤性試験 ○;前記により発色させた感熱記録体の上に可塑剤(D
OP)を滴下しても殆ど退色が認められ無かった。 ×;前記により発色させた感熱記録体の上に可塑剤(D
OP)を滴下すると退色が認められた。
【0043】(5)安定性試験 ○;得られたエマルジョンを放置しておいても,層分離
が全く無かった。 △;得られたエマルジョンを放置しておいても,層分離
が僅かしか無かった。 ×;得られたエマルジョンを放置しておくと,層分離し
た。
【0044】
【発明の効果】UVまたはEB硬化型樹脂を用いたエマ
ルジョンを塗工し硬化膜を形成することにより,製造時
における人体及び環境保安上の安全性を高め,かつ高速
印字においても記録走行性に優れ、感熱記録体及び発色
画像の保存性の良い高光沢の感熱記録体が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に発色剤及び顕色剤を含む感熱層
    を設け,更にオーバーコート層を形成した感熱記録体に
    おいて,該オーバーコート層としてUVまたはEB硬化
    型樹脂を水に分散・乳化させたエマルジョンを塗工し,
    水分を蒸発させた後に硬化膜を形成させたことを特徴と
    する感熱記録体。
  2. 【請求項2】オーバーコート層が顔料の微粉末を含有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の感熱記録体。
  3. 【請求項3】オーバーコート層が滑剤を含有することを
    特徴とする請求項1に記載の感熱記録体。
  4. 【請求項4】オーバーコート層が反応性シリコーン化合
    物を含有することを特徴とする請求項1に記載の感熱記
    録体。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60220786A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 感熱記録体の製造方法
JPS63144085A (ja) * 1986-12-08 1988-06-16 Dainippon Ink & Chem Inc 感熱記録体
JPH0367688A (ja) * 1989-05-24 1991-03-22 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 感熱記録体

Patent Citations (3)

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