JPH0431305B2 - - Google Patents

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JPH0431305B2
JPH0431305B2 JP60185972A JP18597285A JPH0431305B2 JP H0431305 B2 JPH0431305 B2 JP H0431305B2 JP 60185972 A JP60185972 A JP 60185972A JP 18597285 A JP18597285 A JP 18597285A JP H0431305 B2 JPH0431305 B2 JP H0431305B2
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
    • C23C28/02Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D only coatings only including layers of metallic material
    • C23C28/023Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D only coatings only including layers of metallic material only coatings of metal elements only
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は平版印刷用のインキ計量ローラーおよ
びそれを製造する方法に関する。
発明の背景 従来の平版印刷の実施に際して、像部と非像部
の差別を確実に維持するために十分な水を印刷版
の非像域に保持することが不可欠である。すなわ
ち、インキが印刷版フオーマツト(format)の
像部にのみ転移するのを確実ならしめるために上
記が不可欠である。多種多様の湿し方式または水
伝達方式が考案されており、これらの方式はグラ
フイツク・アーツ・マンスリー(Graphic Arts
Monthly)1979年11月号、666−68672−73頁にジ
エー・マツクフイー(J.Macphee)によつて開示
された「平版印刷法の技術的分析」(An
Engineering Analysis of the Lithographic
Printing Process)を参照することによつて調べ
ることができる。高速平版印刷の実施に際して日
常的に使用されている湿し装置の本質または湿し
用材料の本質はいずれも、本発明の改良された計
量ローラーの利用を制限するとは考えられない。
平版印刷に際して湿し水は通常印刷版に、緩衝
用の塩、ガム質、湿潤剤、アルコール、殺菌剤な
どの種々の特有の配合を含む希薄水溶液の形で供
給される。これらの添加剤は平版印刷に利用でき
る種々の給水および吸湿装置の組合せの実際的且
つ効果的使用に助けとなる働きをする。その非常
に低い濃度(通常時1%以下)にも拘わらず、前
記の塩と湿潤剤は実際上不可欠であることが判明
した。特に、印刷作業の間にインキづけおよび湿
し装置の管理に過度の且つ実行不可能な量の注意
を払う必要なしに、きれいな、よごれのつかない
下地と鮮明な像を有する印刷された写しを印刷機
システムが作ろうとするならば、不可欠である。
明らかに湿し液添加剤は印刷版の非像域を、印刷
中にこの部分につけられることのある痕跡のイン
キのしみや点のないように保つ助けとなる。
インキは、印刷工業において使用される典型的
な平版印刷用湿し水溶液の作用によりまたはその
存在で、大抵の金属の表面から、大抵の金属酸化
物の表面から、および平版印刷用の印刷版の非像
域のような、高い表面エネルギーの材料のほとん
どすべてのものから、比較的容易に取り去り、消
し去り、または脱離され得ることは、平均印刷の
技術および実施上公知である。湿し用添加剤を含
有させずに普通の水、脱イオン水または蒸留水を
使用する場合にも類似の現象は起ることがある
が、しかしその水のインキ脱離作用は比較的効果
が弱く且つ遅い速度で進むであろう。実際に、印
刷業者には、前記に言及された種類の添加剤を含
まない湿し用の水を使つて満足な品質の平版印刷
を効果的または再現的に実施することは実際上不
可能であることが判明している。
アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ
(American Chemical Society)により1982年に
エー・シー・エス・シンポジウム・シリーズ200
(ACS Symposium Series 200)として発行され
た「複写技術におけるコロイドと表面」
(“Colloid and Surfaces in Reprographic
Technology”)中のアール・ダブリユー・バセミ
ール(R.W.Bassemir)またはテイ・エー・フア
ドナー(T.A.Fadner)の論文を参照すると、平
版印刷の技術において、平版印刷工程が実際的作
業範囲をもつためにはインキがある量の水を同化
または取得できなくてはならないことが述べられ
ている。明らかに、インキは印刷版のインキづけ
される像に存在し得る如く僅かな量の水の貯蔵所
の役をしている。それは印刷機のインキローラ、
湿し装置のローラー、および印刷版のニツプ接触
部において形成される加圧域において水が絶えず
インキに押し付けられ且つ押し込まれているから
である。その機構が何であろうとも、印刷機の運
転開始後数回転から数百回転の間またはその後に
インキづけ装置のローラーから試料を採取してみ
ると、すべての好成績のインキが約1%から約40
%位までも、多かれ少なかれ、水を含んでいるこ
とが見いだされる。印刷機の運転の間に、若干の
インキづけローラーはどうしても水を含む表面、
例えば印刷版と出会わなければならず、その接触
から多少ともインキ中に次第に水の蓄積が起り、
インキづけ系列を逆行し、往々にしてインキ貯槽
に到る途中全部に水の蓄積が起ることがある。従
つて、平版印刷の間にインキ中の水の存在は普通
に予期される現象である。
本発明における重要な概念は、簡易化したイン
キシステムにおける意図的に前もつて短縮された
インキづけローラー系列のすべてのローラーは水
と反応しないか、あるいは印刷機の日常運転の間
にインキ中に移転されたかまたは他の方法でイン
キ付ローラーに持ち込まれる水、さらに詳しくは
平版印刷用湿し液によつて不利な影響を受けては
ならない。若し水が反応するかまたは相互作用す
ることができてインキづけローラーの表面のいず
れかの部分からインキを追いたてるならば、イン
キの印刷版へ、さらにそこから印刷される基材へ
の輸送または移転はその区域で妨害され、その結
果意図された像の若干のまたはすべての部分に亘
つて印刷インキ密度および/または色相の多かれ
少なかれひどい分裂状態および付随するインキづ
け制御の失調を起すであろう。本発明はそのよう
な破局を回避するための手段と材料を提供する。
平版印刷機のインキづけローラー系列システム
においては、フイルムの分割およびインキの転移
に関与するインキづけ系列の一つおきのローラー
が軟質の、ゴム状の、弾性的に圧縮可能な材料、
例えば天然ゴム、ポリウレタン、ブナNなど、す
なわち、インキに対する本来の親和力を有し、そ
して平版印刷のインキ/水環境において水よりも
インキを好む材料から製造されるように材料を選
択することが一般に有利である。残りのローラー
は通常比較的硬質の金属材料または時には比較的
硬いプラスチツクまたは熱可塑性材料、例えば無
機物充填ナイロンまたは硬質ゴムから製造され
る。この硬質すなわち圧縮できないローラーと軟
質すなわち圧縮できるローラーを交互に組合わせ
ることは印刷機製造技術においては標準的慣習で
ある。まだ説明しなかつたが、印刷工業が平版印
刷のインキづけ装置において硬質のローラー面と
して役立つことを見いだした唯一の実用的且つ適
当な材料は銅であることに注意しておくことは重
要である。従つて、平版印刷の技術においては、
比較的高い濃度の湿し水にさらされるインキづけ
装置用のすべての金属ローラー、すなわち湿し装
置部品に最も近いローラーおよび印刷版に最も近
いローラーはすべて銅の表面を必らず有しなくて
はならない。銅は古くから、不注意に有害な汚染
をされてなければ、湿し水の存在でインキに対す
る選択性を終始一貫して有することが発見され
た。汚染した銅の表面を洗浄する、またはインキ
に対して再び敏感にする手段は周知である。銅の
代りに何らかの実用的な金属表面、例えば鉄、
鋼、クローム、またはニツケルが使用される場合
には、湿し水によるローラー表面からのインキの
脱離が遅かれ早かれ起り、ひどく不利な印刷物の
品質および工程管理の問題を伴なう。
インキが表面から脱離したがる相対的性質は、
少なくとも一部インキ中の水の量に関係する。平
版印刷機製作業者は、例えば、インキは控え目か
ら大量の水の存在では硬化した鋼から容易に脱離
し得るが、インキ中の少量の水、例えば数パーセ
ント以下の場合には一般に脱離を起さないことを
見いだした。従つて、新しいインキの入つて来る
貯槽に接するかまたはその近くにあるローラー、
すなわち典型的マルチローラーインキづけ系列の
始めの近く、それ故水の供給源からは比較的遠い
場所にあるローラーは、種々の硬い非銅金属、例
えば鉄およびその適当な鋼合金から製造されてい
る場合に好成績で使用することができる。残りの
比較的硬いローラーは、上記の理由のため一般に
銅を使用して制作される。
インキづけローラーに使用するに有利な性質を
銅が有する理由について今までに推測されたが、
何故銅は水よりインキを好む傾向があるかは不確
定に留まつている。この開示のために、この性質
を親油性と呼ぶことにしよう。この用語はインキ
を好むすなわち油を好み、そして疎水性すなわち
水をはじくという意味を有する。前記のように、
ある種のゴムとプラスチツクのローラー材料は従
来の長いインキづけ系列の硬質ローラーとして有
用である。これらも、多分銅とは別の科学的理由
のためであるが、親油性/疎水性の水より油を好
む性質を有する。
金属の、または重合体ゴムの、またはプラスチ
ツクのローラーの場合に、軟質または硬質を問わ
ず、この親油/疎水的行動は、インキ油の小滴お
よび湿し水の小滴がその金属または重合体ゴムま
たはプラスチツクの表面上に自然に広がる程度を
測定することにより、多少とも予測することがで
きる。標準の界面化学の教科書に記載されている
ような定着滴法はこの性質を測定するために適し
ている。一般に、親油/疎水性ローラー材料はイ
ンキ油(フリント・インク・カンパニー、Flint
Ink Co.)の接触角として0°および蒸留水の接触
角として約90°またはそれ以上を有し、そしてこ
れらの値は親油/疎水性材料を規定するために役
立つ。
例えば、次の規則は材料をこの原理によつて選
択するのに役立つが、拘束するものではないこと
を、発明者は発見した。
最良 −水の接触角90°またはそれ以上。
−インキ油の接触角10°またはそれ
以下および拡がり。
多分採用可能−水の接触角80°またはそれ以上。
−インキ油の接触角10°またはそれ
以下および拡がり。
多分採用不能−水の接触角約80°以下。
−インキ油の接触角10°以上およ
び/または拡がらない。
他の一つの関係する試験は、試験されている材
料の上に薄いインキの膜を置き、次にそのインキ
の膜の上に一滴の湿し水を置くことである。水溶
液がインキを追いたてるまたは脱離させるのに長
くかかるほど、またその範囲が小さいほど、その
材料の親油/疎水性は大きい。
ここに規定されたようなこの親油/疎水性を有
する材料は実際に平版印刷機の構成において、イ
ンキと水の両者がその表面上に存在するかまたは
押しつけられたときに、その表面上で水または湿
し水に対して平版印刷用インキをより好んで受入
れ、留め置きそして維持するであろう。そして、
平版印刷のインキづけローラー系列に使用される
ローラーに、1個以上のインキづけローラーから
水によるインキの脱離のために印刷されるインキ
密度の制御を失なうことなしに、インキ貯槽から
印刷されている基材までインキを輸送することを
可能ならしめるのは親油/疎水性である。
先行技術の説明 ウオーナー(Warner)は米国特許第4287827号
に、バイメタルの表面(例えば、クロームと銅)
を有するように製作した新規なインキづけローラ
ーを記載しており、その別々のローラー表面は
夫々湿し液とインキを同時に簡易化したインキづ
け装置のフオームローラーに運ぶようになつてい
る。ウオーナーの技術はローラー表面の平らなこ
とを規定しているので、この点は本発明と明らか
に異なつている。ウオーナーの技術において、イ
ンキを好む銅の区域はそのインキづけ系列のそれ
より前のローラーによつて運ばれて来るインキ膜
の厚さに相当するインキの量を運ぶであろう。か
くして最初のインキの計量のバイメタル表面ロー
ラーからかまたはそのバイメタルローラーと共に
働く弾性被覆のあるインキづけローラーとの間の
水浸しニツプの使用によつてか別々になされる。
この点は本発明の技術と全く対照的である。本発
明の技術ではセル(凹み)のあるインキを好むロ
ーラーがドクタープレードと共にインキローラー
に運ばれるインキの量を決めるために使われるの
で、従つて本当にインキ計量ローラーである。さ
らに、本発明は独立の湿し装置の使用を含むの
で、ウオーナーの技術のように湿し水溶液を印刷
版に供給するためにインキ付けローラーの親水性
ランド面に頼るのとは異なる。多数の、セルのあ
る、または凹みのある、またはアニクロス型のイ
ンキ計量ローラーが商業および技術の文献にこれ
まで記載されている。アメリカン・ニユースペー
パー・バブリツシヤーズ・アソシエーシヨン
(American Newspaper Publishers
Association : ANPA)はマタリアとナビ
(Matalia and Navi)の米国特許第4407196号の
凸版印刷用の簡易インキづけ装置を記載している
が、それは計量ローラーの構造材料としてクロー
ム、または硬化鋼、またはタングステンカーバイ
ドのようなセラミツク材料を使用している。これ
らの硬い材料は、連続的にかき取る同じ幅のドク
ターブレードと共に稼働するセルを有するインキ
計量ローラーのインキづれ装置におけるローラー
の摩損を最小にするために有利に使用される。凸
版印刷は、像の差別のために印刷系に水を意図的
且つ連続的に添加することを必要としないので、
従つてこれらの本来親水性のローラーから水によ
つてインキを脱離することは起こらないし、また
連続的インク計量制御が可能である。本発明の技
術の助けを借りずに前記のANPA方式を平版印
刷に受入れようとする試みがなされてきた。
ANPA技術のローラーは当然親油性と親水性の
両方であるので、計量ローラーから水によるイン
キの脱離によつて遅かれ早かれ失敗するであろ
う。この失敗は特に高速度印刷において明らかで
ある。高速度印刷では水の蓄積が比較的速やかに
起り、また印刷型式とインキの配合の組合せが水
の要求を高めるために起る。本発明の技術はこれ
らの感受性を避ける。
グレンジヤー(Granger)は米国特許第
3587463号において単一セルインキづけローラー
の使用を開示している。このローラーは機械的意
味において、本開示の第1図と第2図として図式
で説明されているインキづけ方式と本質的に同じ
ように働くが、給湿は行なわない。それ故平版印
刷用のローラーは開示されないし、また期待もさ
れなかつた。グレンジヤーの装置は、既にマタリ
アとナビの場合に述べたと同じような理由のた
め、本発明のようには機能しないであろう。
フアドナーとハイクナー(Fadner and
Hycner)は同時係属出願第649773号(1984年9
月12日出願、本発明と同じ譲受人に譲渡された)
において改良されたインキ計量ローラーを開示し
ている。そこでは鉄の黒色酸化物が使用されて優
れた効果をあげている改良インキづけローラーと
そのロールを製造する方法が開示されている。
発明の要約 本発明は最新式の高速平版印刷機システムにお
いてインキを計量するための方法、材料および装
置に関する。本発明によつてインキづけシステム
を簡易化し且つ印刷機の運転中に必要な操作者の
管理または注意の度合を軽減する手段が与えられ
る。
印刷版に到達するインキの量は第一に計量ロー
ラーの表面にある凹みまたはセルの寸法により、
そしてまたそのセルまたは凹みの中に運ばれる分
を除く実質的にすべてのインキをセルのある計量
ローラーから連続的に取去る同じ幅の掻取り機ま
たはドクターブレードによつて調節される。
インキ計量ローラーは、多少とも均一な表面組
成の硬化鋼から構成され、彫刻されるかまたは他
の方法でその表面に作られた精密に寸法と位置を
とつたセルまたは凹みを有し、そしてまたそのセ
ルを除くすべてのローラー表面を含むランド面ま
たはベアリング部分を有する。セルとドクターブ
レードは必要な容量のインキを精密に計量するた
めに役立つ。ローラーの表面は硬質ニツケルめつ
きによつて耐摩耗性を確実に改良され、そして銅
めつきによつて前記に開示されたようにインキに
対する親和力を保証される。
本発明の第一の目的は、平版印刷機システムに
おいて印刷版ヘインキを連続的に運ぶための簡単
なシステムの経済上実用的な運転を保証する簡易
且つ安価な方法とそれから作られるローラーを提
供することである。
本発明の他の一つの第一目的は、印刷版へそし
てそれにより印刷される基材へ正確な予め定めら
れた量のインキを連続的に計量し且つ輸送する、
セルの付いた計量表面を有するローラーを提供す
ることであり、それらよつて互いに別々の速度で
回転させられる円滑なインキづけローラーの接触
によつて形成される調節の難しいスリツプニツプ
に頼る必要をなくすことである。
本発明の他の一つの目的は、十分に硬く耐摩耗
性の計量ローラーの表面を提供することであり、
それにより実質上ローラーに接触するドクターブ
レードの掻取り、摩耗する作用にも拘わらずセル
付きローラーに永い寿命を与えることである。
さらに本発明の他の目的は、印刷機の幅全体に
亘つてインキの量を精密に調整することのできる
自動均一計量を提供することであり、それによつ
て操作者が、例えば現在の平版印刷技術に共通の
インキングキーの調整のような干渉をする必要を
なくすることである。
さらに他の目的は、簡易化インキづけ装置に特
有な好ましいからぬインキ供給不足によるゴース
ト発生の量を有利に抑制することである。それに
は計量ローラー表面に精密に形成された凹みまた
はセルをそのローラーの回転毎にインキで連続的
に溢れるほどみたし、次に直ちに且つ連続的にそ
のローラーによつて採取されたインキを、セルま
たは凹みに保たれる分を除いて、全部掻取つて除
き、それによつて印刷機すべての回転毎に印刷版
のフオームローラーへその精密に計量された量の
インキを提供する。
本発明のさらに他の一つの目的は、平版印刷用
の湿し水溶液およびその平版印刷インキとの混合
物が、セル付きインキ計量ローラーの連続的且つ
反復的に精密量のインキを採取して伝達する能力
を妨害しないことを保証するための材料と方法を
提供することである。
本発明の上記およびその他の目的と特徴は次の
説明と図面および開示を参照することにより明ら
かになろう。
好ましい実施態様の説明 これらの実施態様は明確化のために提供される
ものであつて、この開示本文に明らかなように、
本発明の精神または範囲を制限または限定するこ
とを意味するものではない。
第1図および第2図を参照すると、オフセツト
平版印刷において本発明の実施に適するインキロ
ーラーの構造はインキ貯槽またはインキ池10お
よび/または駆動されるインキ池ローラー11、
圧で動かされる親油/疎水性の彫刻されたまたは
セルのあるローラー12、逆角度の計量ブレード
またはドクターブレード13、および摩擦により
動かされるフオームローラー14と15から成
り、フオームローラーは版シリンダー20の上に
装着された印刷版16にインキを供給し、そして
版シリンダーが代つてインキを、例えば紙ウエブ
21に供給し、紙ウエブはブリンケツトシリンダ
ー25と圧シリンダー26によつて形成される印
刷ニツプを通して供給される。第1図および第2
図中のすべてのローラーは実質上軸を平行に配置
されている。
第1,2,3,4および5図のセルの付いたロ
ーラー12は本発明の新規要素である。それは表
面に彫刻されるかまたは他の方法で形成され、模
様をつけたセルまたは凹みから成り、その凹みの
容積と頻度は、要求される印刷された光学濃度の
規格に会うために必要なインキの容量に基づいて
選定される。この特殊なローラーの性質は本開示
の他の個所で明らかにされるが、特に第3,4お
よび5図には適当な取替えて使える模様と断面が
画かれている。一般にセル付け計量ローラーは各
印刷シリンダーと同じ速度で、典型的には毎分約
500〜2000回転で、駆動される。
第1図に略図で描かれ、そして第2図に透視画
法で描かれているドクターブレード13は典型的
には約6〜10ミルの厚さの柔軟なスプリング鋼で
作られ、精密なインキの除去をうまくできるよう
に斜角面を有する。この特別な計量ローラーに関
するブレードの取付け方は本発明の実施を成功さ
せるためには重要であるが、本発明の実施に適す
るドクターブレードの取付け技術は公知であるの
で本明細書の特許請求事項にならない。ドクター
ブレードの典型的取付け配置は第1図と第2図に
説明されている。ドクターブレードまたはセル付
き計量ローラーは運転中に軸方向へ振動させて摩
耗の型を分散させおよびさらにインキ膜の均一性
を達成させることがある。
一般に、直径の違うフオームローラー14と1
5は、印刷された像におけるゴーストの発生を減
じる助けになるのでインキづけ装置では好んで利
用される。これらのローラーは一般にある種の弾
性被覆を施した複合体、典型的にはシヨアーA硬
度約22〜28を有するものである。フオームロ
ーラーは、好ましくは、印刷版シリンダー20お
よび本発明の特殊計量ローラー12に対して互い
に独立に調整可能であり、計量ローラーの周囲に
ピポツト式に取付けられ、そして印刷機の設計技
術において公知であるように手動または自動のト
リツプオフ機構ではめ込まれている。フオームロ
ーラーは版シリンダー20および/または計量ロ
ーラー12により摩擦駆動されるのが典型的であ
り且つ有利である。
発明者は、インキローラーの製造に利用できる
硬い耐摩耗性の材料は疎水性よりむしろ本質的に
親水性であることを発見した。そして普通に使用
されているクロームやニツケルのような硬質金属
および各種グレードの鋼のような硬化鉄合金、同
様に例えば酸化アルミニウムとタングステンカー
バイドのような容易に入手できるセラミツク材料
は水とインキの両者が存在する場合にその表面上
にインキの層よりもむしろ水の層を持つ方を好
む。この好みは、材料表面がドクターブレードに
よつて次第に摩耗されるために新しい材料面の部
分が絶えず露出される状況においては強められ
る。またその新しい化学反応性のある金属表面
が、大気中の酸素と平版印刷用湿し水からの水の
存在で親水性の酸化物を形成し易い場合にもこの
好みは強まる。鋼化合物の場合に酸化鉄Fe2O3
形成する酸化腐食はその典型的な例である。従つ
て、各種グレードの鋼、クロームとその酸化物、
ニツケルとその酸化物などは水を必要としない印
刷系、例えば凸版印刷用のインキ計量ローラーの
最上部表面として容易に働くであろうが、これら
の材料の表面は、例えば平版印刷の実施の際のよ
うに十分な湿し水がローラー表面に浸透する場合
にはインキを脱離するようになる。回転するイン
キ計量ローラー上のドクターブレードの作用は、
水を好む新しい計量ローラー表面の金属を多少と
も速やかに露出させる。このことは、例えば新し
い、未使用の、水を含まない平版印刷用インキを
鋼やセラミツクスのローラーに塗つた場合のよう
に、親水性の、水を好む表面も水が存在しない時
は親油性の、油を好むものであることを考える
と、より一層理解し易い。初めにインキはローラ
ーに対して良好な付着と濡れを示す。印刷作業の
間に、インキ中の水の濃度が増すに従つて、ある
点に達するとローラーニツプの圧とインキ中の増
加する水濃度の組合せが水をインキ層を通過させ
てローラー表面に達せしめ、それによつてこれら
の本来親水性表面からインキを脱離させ、その際
インキ層はより安定な水の層によつて多少とも永
久的に置きかわられる。
未硬化鋼の上に施した無電解ニツケルめつきは
穏やかな温度条件で加熱することにより硬化する
ことができる。〔シー・ジエー・グラハム著「無
電解ニツケル、製品仕上げに関する硬度と磨耗の
関係」ガードナー・パブリケーシヨン、シンシナ
チ、オハイオ、1980年(G.J.Graham,
“Hardness and wear Implications with
Respect to electroless Nickel , Product
Finisbing”,Gardner Publication ,Cincinati
,Ohio 1980);ジー・ジエー・グラハム著
「無電解ニツケルの主な性質と設計の特徴」1979
年(G.J.Graham,“Electroless Nickel
Significant Properties and Characteristics of
Design”,1979)を参照されたい。〕この原理を
彫刻した鋼ローラーに応用するとセルの忠実なレ
ブリカを形成させ、またドクターブレードの摩擦
に対して耐えるため適当に硬化されているランド
面を形成する。しかし、ニツケルは水と油が共存
する場合には親油/疎水性ではない。従つて、硬
化した無電解ニツケルめつきそれ自身は本発明の
目的のすべてに適合しない。
発明者は、銅はニツケルめつきしたローラーの
セルのある形態を破損することなく硬化無電解ニ
ツケルの上に容易に電気めつきすることができる
こと、およびその仕上げをしたローラーが銅に似
た化学的性質と硬化ニツケルに似た耐摩耗性を有
することを発見した。予想に反して、ドクターブ
レードの掻取り作用はローラーのランド面から銅
を速やかに除去しない。ローラーの10回転後も
2千回転後も銅は表面上に留まつている。
本発明の目的と利点を説明するために、次の実
施例を提供する。
(1) 面長36インチ、直径4.42インチのAISI1020ス
チールローラーがパマルコ社(Pamarco Inc.,
Roselle,NJ)により、標準250線/インチの
先端を切つた四角形の彫刻工具を使つて機械的
に彫刻された。彫刻されたセルの寸法は表面で
90ミルロン(3.6モル)の幅、底で43ミクロン
(1.8ミル)、そして25ミクロン(1ミル)の深
さであつた。ランド幅は10ミクロン(0.4ミル)
であつた。ベースローラーはシー・ジエー・サ
パリト・プレーテイング・カンパニー(C.J.
Saparito Plating Co.,Chicago)により無電
解ニツケルめつき(0.2〜0.3ミル)されてから
550〓で3時間焼付けされて、予定されたロツ
クウエルCスケール硬度60+を達成した。ニツ
ケルめつきに先立つ処理として、溶媒蒸気によ
る脱脂と洗浄な溶媒液中での温すすぎが行われ
た。それに続いてローラーは前記サパリト社に
よつてシアン化銅フラツシユめつき(0.3〜0.4
ミル)された。めつきの厚さは作業条件からの
推定であつて、実際の測定値ではない。寸法、
同心性およびTIRはすべて許容限界内(直径
4.421インチ、面長36インチ、同心性+.001イ
ンチ、−.000インチ、全図示心振れ+.001−,
000インチ)であつた。ローラーはドクターブ
レードの接触による20.1百万回相当の印刷圧に
耐えたが、その内約240000回は5か月半の期間
に亘る12回の印刷試験中に行なわれた。印刷品
質と光学濃度は十分優秀の級に評価された。
本発明を好ましい実施態様に関連して述べた
が、当業者が容易に理解するように、修正と変
更は本発明の精神と範囲を逸脱することなく行
なわれることは理解されるべきである。そのよ
うな修正と変更は本発明の本文と範囲および添
付の特許請求事項の内にあると見なされる。
【図面の簡単な説明】
本発明の好ましい且つ選択可能な実施態様の図
面を本開示において論じられた要素をよく理解で
きるように添付する。第1図は本発明のインキづ
けローラーの一つの好ましい使用例の略端面図で
ある。第2図は第1図の組合せた要素の斜視図で
ある。第3図は本発明に使用し得るセル模様の略
図である。第4図は他の選択できるセル模様の一
つである。第5図は本発明に有利に使用できる他
の一つのセル模様である。第6図は本発明の教示
に従つて製作されたセルを刻まれた、ニツケルめ
つきをした、銅でさらにめつきをしたローラーの
拡大略図である。 10……インク池、11……インク池ローラ
ー、12……計量ローラー、13……ドクターブ
レード、14,15……フオームローラー、16
……印刷版、20……版シリンダー、21……紙
ウエブ、25……ブランケツトシリンダー、26
……圧シリンダー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 露出した外表面を有する適当な直径と長
    さの彫刻したベースローラー、 (b) 前記ベースローラーの露出外表面上に、ロツ
    クウエルC硬さ50以上の硬度を有する、硬化し
    た無電解ニツケルめつき層、および (c) 前記無電解ニツケル層を被覆する銅めつき
    層、 から成ることを特徴とする平版印刷用のインキ計
    量ローラー。 2 無電解ニツケル層の厚さが約0.2〜0.5ミル
    (mil)の範囲にある、特許請求の範囲第1項に
    記載のインキ計量ローラー。 3 銅の層が約0.3〜0.5ミル(mil)の範囲にあ
    る、特許請求の範囲第2項に記載のインキ計量ロ
    ーラー。 4 (a) 適当な直径と長さの彫刻ベースローラー
    を設けること、 (b) 前記ベースローラーに無電解ニツケルめつき
    を施して0.3〜0.5ミル(mil)の薄い連続した
    ニツケルの層を与えること、 (c) ニツケルめつきを施したベースローラーを約
    200〜500〓の温度で十分な時間熱処理してニツ
    ケル層にロツクウエルC硬さ50以上の硬度を与
    えること、および (d) 前記ローラーに銅めつきを施して約0.2〜0.5
    ミル(mil)の厚さの連続した銅の層を与える
    こと から成る工程を特徴とするインキ計算ローラーを
    製造する方法。
JP60185972A 1985-02-04 1985-08-26 平版印刷用インキ計量ロ−ラ− Granted JPS61181645A (ja)

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