JPH0434706Y2 - - Google Patents

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JPH0434706Y2
JPH0434706Y2 JP1986068714U JP6871486U JPH0434706Y2 JP H0434706 Y2 JPH0434706 Y2 JP H0434706Y2 JP 1986068714 U JP1986068714 U JP 1986068714U JP 6871486 U JP6871486 U JP 6871486U JP H0434706 Y2 JPH0434706 Y2 JP H0434706Y2
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soybean
steam
cylinder
steam heating
heating cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、脱皮全粒大豆の脱臭、および収斂
味、えぐ味の除去を行なう大豆処理装置に関する
ものである。 (従来の技術) 一般に大豆には、豆乳等に加工した場合にその
臭みに著しく関与するリボオキシゲナーゼ等、さ
らには消化阻害に関与するトリプシンインヒビタ
ー,ヘマグルチニン等の生理活性酵素が含まれて
いる。これらの生理活性酵素は加熱温度に差はあ
つても、いずれも、熱によつて容易に失活するも
のであり、豆乳の製造にあたつては加熱処理によ
つてこれらの有害酵素を失活させた大豆を用いて
いる。 ここで、従来、このような有害酵素を失活させ
るための大豆処理装置としては、例えば、特開昭
60−30653号公報に示されるものなどがあつた。
この特開昭60−30653号公報は「脱臭豆乳製造装
置」に関するもので、そこには、下方部分の周壁
に多数の透孔が、上方部分の周壁に多数の蒸気噴
射孔があけられたスクリユーコンベアを、その下
方部分を熱水槽に浸して傾斜状に配し、上方部分
にスチームジヤケツトを外装したものであり、透
孔から浸入してくる熱水の浸漬によつて臭みに関
与するリボオキシゲナーゼ等の酵素を失活させ、
蒸気噴射孔から噴射される蒸気による加熱処理に
よつてトリプシンインヒビター,ヘマグルチニン
等の消化阻害に関与する酵素失活させる大豆の処
理装置が示されている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような大豆処理装置では、
臭みに関与するリボオキシゲナーゼ等の有害酵
素、および消化阻害に関与するトリプシンインヒ
ビター,ヘマグルチニン等の有害酵素については
有効に失活させられるが、収斂味、えぐ味が残存
してしまい、出来上がつた豆乳の口当りを悪くさ
せるという問題点があつた。 本考案は、これらの点に着目してなされたもの
で、収斂味,えぐ味を顕著に除去し、口当りが良
く、豆乳特有の臭みも無く、しかも栄養価の高い
豆乳の製造を可能とする構造の簡単な大豆処理装
置を提供せんとするものである。 (問題点を解決するための手段) そのため、本考案では、略水平配置されて上部
に蓋板を有し、スチームジヤケツトが外装されて
いる筒体よりなり、一方の端部に大豆供給口、他
方の端部に大豆排出口を有する蒸気加熱筒と、こ
の蒸気加熱筒内に配置されて前記大豆供給口より
供給される大豆を前記大豆排出口へ移送する第1
の移送機構と、多数の穿孔を有して前記蒸気加熱
筒内に配置された蒸気噴射管と、略水平配置され
て上部に蓋板を有し、底部に大豆粒より充分細か
な網目部が形成された筒体よりなり、一方の端部
に前記蒸気加熱筒の大豆排出口に接続された大豆
供給口を有し、他方の端部に大豆排出口を有する
洗浄筒と、この洗浄筒内に配置されて前記大豆供
給口よりの大豆を前記大豆排出口へ移送する第2
の移送機構と、多数の穿孔を有して前記洗浄筒内
に配置された熱水噴射管とによつて大豆処理装置
を構成したものである。 (作用) このように構成された本考案の大豆処理装置で
は、蒸気加熱筒の大豆供給口から選別脱皮しただ
けで未洗浄のままで供給される大豆は、第1の移
送機構によつて大豆排出口まで緩慢に攪拌されな
がら移送される間に、蒸気噴射管から噴射される
蒸気によつて蒸気処理され、有害酵素が失活して
従来の製造工程中に生じる異臭、異味等の味覚に
大きく影響を与える物質の生成が極力おさえら
れ、次いで、洗浄筒に移されて第2の移送機構に
よつてて緩慢に攪拌されながら洗浄筒の大豆供給
口から大豆排出口まで移送される間に、熱水噴射
管から噴射される熱水で洗浄され、蒸気処理によ
つて除去しきれなかつた収斂味、えぐ味も顕著に
除去され、洗浄筒の大豆排出口から排出されるも
のであり、このようにして処理された大豆は、引
続き通常の方法による熱水混合磨砕、NaHCO3
添加、脱泡、オカラ遠心分離の各工程を経て原豆
乳となる。 (実施例) 次に、本考案の実施の一例を図面を参照しなが
ら説明する。第1図は本考案に係る大豆処理装置
に一実施例を示す縦断正面図、第2図および第3
図はそのA−A線およびB−B線断面図である。
図面において、11は蒸気加熱筒であり、図示を
省略した架台に水平に固定された樋状の蒸気加熱
筒本体13と、その上部に開閉可能に装着された
蓋板15とで筒体に形成されている。また、17
は洗浄筒であり、前記蒸気加熱筒本体13より短
く太径に形成され、前記架台に水平に固定された
樋状の洗浄筒本体19と、その上部に開閉可能に
装着され蓋板21とで筒体に形成されている。前
記蒸気加熱筒11は一方の端部に大豆供給口2
3、他方の端部に大豆排出口25を備えており、
洗浄筒17も同様に大豆供給口27及び大豆排出
口29を備えている。この蒸気加熱筒11と洗浄
筒17とは各々の大豆排出口25と大豆供給口2
7とで連通している。31は前記蒸気加熱筒本体
13に外装されたスチームジヤケツトで、大豆供
給口23側に蒸気送入口33を有し、大豆排出口
25側に凝縮水排水口35を有している。また3
7は前記洗浄筒本体19の底部に設けられた網目
部で、例えばパンチングメタル等で形成され、そ
の網目は大豆粒より充分に細かく設定されてい
る。 39は第1の移送機構を構成するスクリユー、
41は第2の移送機構を構成するリボンスクリユ
ーであり、夫々蒸気加熱筒11あるいは洗浄筒1
7内に回転可能に同軸配置されている。このスク
リユー39とリボンスクリユー41の回転軸は一
体に接続されていて、図示を省略した外部モータ
ーによつて回転駆動されている。43は蒸気噴射
管で、蒸気を噴射する多数の穿孔45があけられ
ており、前記蒸気加熱筒11内に互いの中心軸を
平行にして配置さている。また、47は熱水噴射
管で、熱水を噴射する多数の穿孔49があけられ
ており、前記洗浄筒17内に互いの中心軸を平行
にして配置されている。 このように構成された本実施例の大豆処理装置
では、選別脱皮しただけで未洗浄のままの大豆が
蒸気加熱筒11の大豆供給口23に、例えば、毎
時300kg程度の割合で連続的に投入される。この
際、大豆は投入前に加水、浸漬、水濡れ、蒸気加
湿等による水分と接触してはならない。この大豆
はスクリユー39の回転によつて緩慢に攪拌され
ながら大豆排出口25まで移送される。ここで、
蒸気噴射管43の穿孔45からは例えば、ゲージ
圧0.5kg/cm2程度の飽和蒸気が均一に噴射されて
いる。従つて、大豆は攪拌移送されている間に、
蒸気噴射管43の穿孔45から噴射される蒸気を
吸収して急速に温度上昇し、この蒸気処理によつ
て大豆に含まれている有害酵素が失活し、大豆は
青臭の発生が防止される。 ここで、スチームジヤケツト31へも蒸気送入
口33からゲージ圧0.5kg/cm2程度の飽和蒸気が
供給されており、蒸気加熱筒11内の大豆の加熱
補助を行なうとともに、蒸気噴射管43から噴射
された蒸気の無用な凝結を防止している。スチー
ムジヤケツト31内で凝結した凝縮水は排水口3
5から排出される。 前述の条件下においては、大豆が蒸気加熱筒1
1内に滞留して蒸気処理される時間は、3分程度
が最適であり、短いと大豆固有の青臭味に関与す
る酵素の失活は不充分であり、長すぎると有害酵
素の失活には充分であつても蛋白質の変性の進行
によるものと見られる好ましからぬ副次作用の兆
候が現れてくる。 このようにして蒸気処理された大豆は、大豆排
出口25より大豆供給口27を経て洗浄筒に順次
移される。この大豆は回転しているリボンスクリ
ユー41によつて緩慢な攪拌を受けながら大豆排
出口29まで移送される。ここで、熱水噴射管4
7の穿孔49からは約85℃の熱水が毎時300程
度シヤワー状に噴射されており、大豆は攪拌移送
されている間に、収斂味、えぐ味の原因とされる
物質がこの熱水によつて洗い流される。顕著に脱
臭および収斂味、えぐ味が除去され、きれいに洗
浄された大豆は、洗浄筒17の大豆排出口29よ
り排出される。このようにして処理された大豆
は、引続き通常の方法による熱水混合磨砕、
NaHCO3添加、脱泡、オカラ遠心分離の各工程
を経て原豆乳となる。 以上図示の実施例に従つて詳細に説明したが、
本考案はこれにのみ限定されものでないことはい
うまでもない。例えば、第2の移送機構に用いた
リボンスクリユーは、洗浄筒が充分に長く、洗浄
筒内において所定の処理時間が確保できれば、通
常のスクリユーに代替可能である。第4図および
第5図はそのような実施例を示す縦断正面図およ
びC−C線断面図である。本実施例の蒸気加熱筒
11は第1図〜第3図の実施例に示すものと同等
に構成されている。また、洗浄筒51は、前記蒸
気加熱筒本体13と同等の長さおよび太さを有す
る樋状の洗浄筒本体53の上部に、蓋板55を開
閉可能に装着して筒体に形成したものである。こ
の洗浄筒51は蒸気加熱筒11と平行に配置され
ており、各々の大豆排出口25と大豆供給口57
とで接続されている。また、第2の移送機構とし
てのスクリユー59は洗浄筒51内に回転可能に
同軸配置されていおり、蒸気加熱筒11のスクリ
ユー39とは回転軸を別にし、夫々別個の外部モ
ーター(図示省略)によつて回転駆動されてい
る。熱水を噴射する多数の穿孔61があけられた
熱水噴射管63は前記洗浄筒51内に互いの中心
軸を平行にして配置されている。本実施例におい
ては、さらに洗浄筒本体53の底部に設けられた
網目部65に必要に応じて装着した集水ジヤケツ
ト67が外装されて、前記熱水噴射管63から噴
射された熱水をまとめて排水口69から排水して
いる。 本考案はその他にも、スクリユーあるいはリボ
ンスクリユーの回転軸を中空としてこれに多数の
穿孔をあけ、蒸気噴射管あるいは熱水噴射管とし
て利用することが可能であり、また、蒸気加熱筒
のスチームジヤケツトと接する壁面に蒸気を噴射
する多数の穿孔をあけることによつて、これを蒸
気噴射管として作用させることもできる。 (官能比較試験) 本考案による装置と従来の装置とで調製した原
料豆乳につき、専門家パネルによる官能比較試験
を実施した結果は次表に示される通りであつた。
【表】 その結果、本考案の装置を用いて調整した原料
豆乳のほうが危険率5%で有意に好まれることが
判明した。 (考案の効果) 本考案は以上の様に構成され、略水平配置され
て蒸気加熱筒に接続され、底部に網目部を有する
洗浄筒内を、第2の移送機構によつて攪拌しなが
ら大豆を移送し、この間に熱水噴射管より噴射さ
れる熱水によつて大豆に残存している収斂味、え
ぐ味を顕著に除去することができ、口当りが良
く、豆乳特有の臭みも無く、しかも栄養価の高い
豆乳の製造を可能とする大豆処理装置を実現でき
るという優れた効果を奏するものであり、さら
に、蒸気加熱筒および洗浄筒が蓋板で覆われてい
るため、加熱された大豆が空気に晒されることは
なく、褐変等が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る大豆処理装置の一実施例
を示す縦断正面図、第2図はそのA−A線断面
図、第3図は同じくB−B線断面図であり、第4
図は本考案の他の実施例を示す縦断正面図、第5
図はそのC−C線断面図である。 11……蒸気加熱筒、13……蒸気加熱筒本
体、15,21,55……蓋板、17,51……
洗浄筒、19,53……洗浄筒本体、23,2
7,57……大豆供給口、25,29……大豆排
出口、31……スチームジヤケツト、37,65
……網目部、39,59……スクリユー、41…
…リボンスクリユー、43……蒸気噴射管、4
5,49,61……穿孔、47,63……熱水噴
射管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略水平配置されて上部に蓋板を有し、スチーム
    ジヤケツトが外装されている筒体よりなり、一方
    の端部に大豆供給口、他方の端部に大豆排出口を
    有する蒸気加熱筒と、この蒸気加熱筒内に配置さ
    れて前記大豆供給口より供給される大豆を前記大
    豆排出口へ攪拌移送する第1の移送機構と、多数
    の穿孔を有して前記蒸気加熱筒内に配置された蒸
    気噴射管と、略水平配置されて上部に蓋板を有
    し、底部に大豆粒より充分細かな網目部が形成さ
    れた筒体よりなり、一方の端部に前記蒸気加熱筒
    の大豆排出口に接続された大豆供給口を有し、他
    方の端部に大豆排出口を有する洗浄筒と、この洗
    浄筒内に配置されて前記大豆供給口よりの大豆を
    前記大豆排出口へ攪拌移送する第2の移送機構
    と、多数の穿孔を有して前記洗浄筒内に配置され
    た熱水噴射管とを備えてなる大豆処理装置。
JP1986068714U 1986-05-09 1986-05-09 Expired JPH0434706Y2 (ja)

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