JPH0440624A - 磁気記録媒体用ポリエステルフィルム - Google Patents

磁気記録媒体用ポリエステルフィルム

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JPH0440624A
JPH0440624A JP14893990A JP14893990A JPH0440624A JP H0440624 A JPH0440624 A JP H0440624A JP 14893990 A JP14893990 A JP 14893990A JP 14893990 A JP14893990 A JP 14893990A JP H0440624 A JPH0440624 A JP H0440624A
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film
young
modulus
particles
calcium carbonate
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JP14893990A
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English (en)
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Seiji Sakamoto
坂本 征二
Kazuo Endo
遠藤 一夫
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Diafoil Co Ltd
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Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は均一な表面を有し、走行性及び耐摩耗性が高度
に改良された磁気記録媒体用ポリエステルフィルムに関
する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕ポリ
エステルフィルムは物理的、化学的特性に優れ産業用基
材として広(用いられている。就中、二軸配向ポリエチ
レンテレフタレートフィルムは特に機械的強度、寸法安
定性、平面性等に優れることから磁気記録媒体のベース
フィルムとして今や必要不可欠なものとなっている。
ところで近年特に長時間記録媒体においては、単位体積
当りの記録容量の増大を計るため、より薄いベースフィ
ルムが要求されている。この場合機械的特性の脆弱化を
補うために、単位断面積当りの強度のより大きいフィル
ムを用いることもしばしば行なわれる。
しかしながら、本発明者らの知見したところによると、
上記した磁気記録媒体用ベースフィルムに要求される緒
特性、就中、走行性及び耐摩耗性はそのフィルムの厚み
が薄くなればなるほど、又機械的強度が強くなるほど悪
化する傾向にあり、かかる高密度記録用のベースフィル
ムにおける特性の改良が特に望まれていた。
従来、ポリエステルフィルムの走行性及び耐摩耗特性を
改良する手段として、フィルム中に不活性な微粒子を存
在させフィルム表面を適度に粗らす方法が知られており
、ある程度その改良が為されているが、必ずしも充分な
結果は得られていない。
例えば微粒子としてポリエステル製造時の触媒残渣等か
らのいわゆる析出粒子を用いた場合は、延伸により該微
粒子が破壊され易いため走行性や耐摩耗性が劣り、また
再生使用も困難である。
また、カオリン、酸化ケイ素、二酸化チタン、リン酸カ
ルシウム等のポリエステルに不活性な無機化合物粒子を
添加した場合は、延伸により該粒子が破壊、変形される
ことはなく、比較約2、峻な突起を与えるため走行性は
改良されるが、通常その粒度分布が広いためしばしば粗
大突起に基因する電磁変換特性の悪化、ドロップアウト
の多発が認められるようになる。
この二律背反の現象を克服するため、近年シャープな粒
度分布を有する無機または有機の粒子を用いることが提
案されている。例えば特開昭62−207356号公報
、特開昭59−217755号公報にはそれぞれ単分散
性の酸化ケイ素、乳化重合法による架橋有機粒子が示さ
れている。しかしながらこの場合も酸化ケイ素粒子の場
合はその硬度が高いためフィルムが接触する基材を傷っ
け易いしまた架橋有機粒子の場合は延伸により粒子が変
形し易い点や耐熱性において難がある。
このようにこれまで走行性および耐摩耗性を高度に満足
し、且つ必要な他の緒特性を兼ね備えた磁気記録用ポリ
エステルフィルムは得られていないのが実情である。
特にフィルムの走行速度や張力の点において厳しい環境
下にさらされる機械的強度の大きいフィルムについては
その改良が強く望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記実情に鑑みて、特に高密度磁気記録
媒体用のポリエステルフィルムに関して鋭意検討を行な
った結果、縦方向、横方向のヤング率が共に400〜4
50 kg/mm2程度であるいわゆるバランスフィル
ムと異なり縦方向、横方向のいずれかにより強く配向し
たいわゆる異方性フィルムにおいてはある特定の炭酸カ
ルシウム粒子を含有せしめることが極めて効果的である
ことを知見し本発明を完成するに至った。
即ち本発明の要旨は、平均粒径が0.07〜1.5μm
で、下記式に定義する粒度分布値が1.60以下である
バテライト型炭酸カルシウム粒子を0.005〜2.0
重量%含有するフィルムであり、且つ該フィルムの縦方
向ヤング率と横方向ヤング率の和が900kg/mm”
以上、縦方向ヤング率と横方向ヤング率との差が100
 kg/ Mffl”以上であることを特徴とする磁気
記録媒体用ポリエステルフィルムに存する。
(式中d 2S+  d 75は粒子群の積算体積を大
粒子側から計測し、それぞれ総体積の25%、75%に
相当する粒径(μm)を示す。) 以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明でいうポリエステルとは、テレフタル酸又はその
エステルと、エチレングリコールを主たる出発原料とし
て得られるポリエステルを指すが他の第三成分を含有し
てもかまわない。この場合、ジカルボン酸成分として、
例えばイソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、
及びオキシカルボン酸成分、例えばP−オキシエトキシ
安息香酸等の一種または二種以上を用いることが可能で
ある。グリコール成分としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブタンジオール、1.4−シク
ロヘキサンジメタツール、ネオペンチルグリコール等の
一種又は二種以上を用いることができる。いずれにして
も本発明のポリエステルは繰り返し構造単位の80%以
上がエチレンテレフタレート単位を有するポリエステル
であることが好ましい。
また、該ポリエステルに任意の添加剤、例えば、熱安定
側、ブロッキング防止剤、酸化防止剤、着色剤、帯電防
止剤、紫外線吸収剤などを含有させてもよい。
本発明の特徴の一つはある特定のバテライト型炭酸カル
シウム粒子を用いる点にある。炭酸カルシウム粒子の製
法としては天然の炭酸カルシウムを粉砕、分級する方法
の他、例えば特開昭5969425号公報に示されてい
るように水酸化カルシウムの液に二酸化炭素含有ガスを
反応せしめるいわゆる合成法による沈降性炭酸カルシウ
ムが知られている。この場合比較的粒径の揃ったカルサ
イト型炭酸カルシウム粒子が得られ、これを例えば特公
平1−16856号公報に示されているようにポリエス
テルフィルムに配合することも知られているが、該粒子
はなお所望の粒度分布には達し得ない。
本発明者らはかかる合成法において系の水素イオン濃度
や反応速度を始めとする製造条件を選定することにより
粒度分布の極めて鋭いバテライト型の炭酸カルシウムを
製造し得ることを知見した。
この代表的な例として、丸尾カルシウム■製VAN銘柄
を挙げることができる。該バテライト型炭酸カルシウム
はそのままポリエステル製造工程に添加することもでき
るが、反応系への溶解度を減少させまた分散性を向上さ
せるため表面処理を施しておくことが好ましい。この分
散剤を兼ねる表面処理剤としては例えば特開昭59−6
9426号公報あるいは特開平1256558号公報に
記載しであるような表面処理剤、特に高分子ポリカルボ
ン酸あるいはそれらのナトリウム塩、アンモニウム塩等
が好ましく用いられる。これらは通常核粒子の製造段階
の途中で加えると効果的である。
かかるバテライト型炭酸カルシウムは球状あるいは楕円
球状として得られその長径と短径との比は通常1.8程
度以下である。本発明においてはその粒度分布値は1.
60以下、好ましくは1.50以下、更に好ましくは1
.40以下でなければならない。この値が1.60を越
えると最終的に得られるフィルムの表面粗度が不均一と
なり電磁気特性を損ねてしまう。
また本発明で用いる該粒子の平均粒径は0.07〜1.
5μm、好ましくは0.15〜1.0μmでなければな
らない。この値が0.07μm未満では走行性や耐摩耗
性がほとんど改良されないし、一方1゜5μmを越える
ようになると粗度は均一ではあるものの絶対値が大きく
なり過ぎ電磁気特性が悪化する。
またそのフィルムへの配合量は0.005〜2.0重量
%、好ましくは0.01〜0.8重量%の範囲から選択
される。配合量が0.005重量%未満では走行性や耐
摩耗性が向上しないし、逆に2.0重量%を越えると電
磁気特性が低化してしまう。
このように本発明においてはある特定の炭酸カルシウム
粒子を用いることにより磁気記録媒体用ベースフィルム
として必要な緒特性を改良するが、その効果はフィルム
の縦方向ヤング率と横方向ヤング率の和が900kg/
IIIIllz以上、特に1000kg/mm”以上、
就中1100 kg/ 111m”以上、縦方向ヤング
率と横方向ヤング率の差が100kg/m111!以上
、特に150 kg/mm2、就中200 kg/mm
2以上である高強度で異方性のフィルムの時効果的に発
揮される。このようなフィルムは公知の製膜方法を採用
することにより得ることができる。
例えば縮方向により強く配向したフィルムを得るには次
のような方法を採る。
例えば、270°C〜300°Cでポリエステルチップ
をフィルム状に溶融押出し後、40″C〜7゜°Cで冷
却後固化し、無定形シートとした後、80〜120°C
で縮方向に3.0倍〜6.0倍、次いで90〜150°
Cで横方向により低倍率で延伸し、170〜240°C
にて熱処理する方法がある。もちろん紺横に逐次二軸延
伸あるいは同時二軸延伸した後さらに110°C〜18
0°Cの温度で縦方向に1.05〜2.0倍再延伸を行
なった後熱処理する方法も取り得る。この際、再縦延伸
前熱固定、再紺延伸後縦弛緩、再縦延伸前又は後微小倍
率縦延伸等の手法を適宜採用することができる。
また横方向により強く配向したフィルムを得るためには
、例えば無定形シートを80〜120″Cで縦方向に3
.0〜4.0倍、次いで90〜150°Cで横方向に4
.0〜6.0倍縦方向よりも高倍率で延伸し熱処理する
方法を採用することができる。この場合横方向に再延伸
するという手法を採ってもよい。
なお、本発明のフィルムの平均屈折率(n)は1.59
8〜1.605の範囲とすることが好ましい。
n−が1.598未満の場合はフィルムに多少熱が加わ
った場合に寸法安定性が悪化し、スキュー特性の低下を
招く。一方、Tが1.605を超えるとフィルム表面が
もろ(なり、白粉の発生が著しい。
Tの値は、好ましくは1.600〜1.603の範囲で
ある。
また本発明のフィルムの厚みは通常15μm以下である
が、特に12μ以下の時効果が顕著である。
このように本発明の方法により、走行性及び耐摩耗性が
特に要求される高強度で異方性のフィルムにおいて、あ
る特定のバテライト型炭酸カルシウム粒子を用いること
により初めて所望の効果を得ることができるが、本発明
の趣旨を損なわない範囲で更にフィルム特性を改良する
目的等のために他の粒子を1種以上併用しても良い。
かかる粒子の一つとして析出粒子を挙げることができる
。ここでいう析出粒子とは、例えばエステル交換触媒と
してアルカリ金属またはアルカリ土類金属化合物を用い
た系を常法により重合することにより反応系内に析出す
るものを指す。また、エステル交換反応あるいは重縮合
反応時にテレフタル酸を添加することにより析出させて
もよい。
これらの場合、リン酸、リン酸トリメチル、リン酸トリ
エチル、リン酸トリブチル、酸性リン酸エチル、亜リン
酸、亜リン酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、亜リン
酸トリブチル等のリン化合物の一種以上を存在させてお
いてもよい。
また、エステル化工程を経る場合にもこれらの方法で不
活性物質粒子を析出させることができる。
例えば、エステル化反応終了前または後にアルカリ金属
またはアルカリ土類金属化合物を存在させ、リン化合物
の存在下あるいは非存在下に重合反応を行なわせる。
いずれにしても本発明でいうポリエステル生成反応中に
生成する微細な析出化合物にはカルシウム、リチウム、
アンチモン、リン等の元素が一種以上含まれている。
また別の例として、いわゆる添加粒子を挙げることがで
きる。この添加粒子とはポリエステル製造工程に外部か
ら添加する粒子を指すが、具体的にはカオリン、タルク
、カーボン、硫化モリブデン、石膏、岩塩、酸化アルミ
ニウム、硫酸バリウム、フン化リチウム、フッ化カルシ
ウム、ゼオライト、リン酸カルシウム、二酸化ケイ素、
二酸化チタン等を挙げることができる。
なお、かかる添加粒子の例として耐熱性の冑分子微粉体
を挙げることもできる。この場合の典型的な例としては
、例えば特公昭59−5216号公報に記載されている
ような、分子中に唯一個の脂肪族の不飽和結合を有する
モノビニル化合物と架橋剤として分子中に二個以上の脂
肪族の不飽和結合を有する化合物との共重合体を例示す
ることができるが、勿論これらに限定される訳ではなく
、例えば熱硬化性フェノール樹脂、熱硬化性エポキシ樹
脂、熱硬化性尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂あるいは
ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素系樹脂の微
粉体を用いることもできる。
なお、当然の事ながら本発明のバテライト型炭酸カルシ
ウム粒子と組合せることが可能な粒子として、天然の炭
酸カルシウムや合成法によるカルサイト型炭酸カルシウ
ムを挙げることができる。
なお、本発明においては併用する粒子はその平均粒径が
本発明のバテラテト型炭酸カルシウムのそれより大きい
場合は該炭酸カルシウムと同重量以下、好ましくは0.
005〜0.5倍重量、より好ましくは0.01〜0.
3倍重量の範囲から選択すると良い。また逆に併用する
粒子の粒径の方が小さい場合は該炭酸カルシウムと同重
量以上、例えば1〜20倍重量とすることもできる。
なお本発明においては平均粒径の異なるかかるバテライ
ト型粒子を2種以上用いても良い。
ところで近年磁気記録用ベースフィルムには平現性、易
滑性、耐摩耗性更には接着性に加え新たに耐擦傷性がし
ばしば要求されるようになった。
これは例えばテープが高速で走行する際、テープが接触
する部分から傷つけられたり、発生した摩耗粉によりフ
ィルムに傷が入り易くなったりするためである。傷付き
が多いと外観上好ましくないということもさることなが
ら、工程の汚染やドロップアウトの増加を引き起こすよ
うになる。
この耐擦傷性を高度に改良するためには併用する粒子と
して、特に酸化アルミニウムを選択することが好ましい
。就中、平均粒径0.5μm以下、好ましくは0.1μ
m以下のデルタ型もしくはガンマ型の酸化アルミニウム
粒子、特にデルタ型のそれが好ましく用いられる。これ
らの粒子の製造法としては例えば熱分解法、即ち無水塩
化アルミニウムを原料として火焔加水分解させる方法、
あるいはアンモニウム明ばん熱分解法即ち水酸化アルミ
ニウムを出発原料とし硫酸と反応させて硫酸アルミとし
たのち硫酸アンモニウムと反応させアンモニウム明ぽん
として焼成する方法等を挙げることができる。
これらの方法により得られる酸化アルミニウムの一次粒
径は通常5〜40nmの範囲にあるが、しばしば0.5
μmを越える凝集体を形成しているので、適度に解砕し
て使用することが望ましい。この場合多少凝集した二次
粒子となっていても良いが、見かけ上の平均粒径は0.
5μm以下、好ましくは0.1μm以下とするのが良い
このように本発明においてはバテライト型炭酸カルシウ
ムと必要に応じ微細な酸化アルミニウム粒子を始めとす
る他の粒子を用いることにより極めて優れた磁気記録用
ポリエステルフィルムを得ることを可能ならしめた。
ところで本発明のバテライト型炭酸カルシウム粒子を含
むポリエステルの製造に際しては該粒子は、ポリエステ
ルの合成反応中に添加するのが好ましい。特に、エステ
ル交換反応又はエステル化反応終了後、重縮合反応開始
前に添加するのが好適である。
なお、該粒子は、通常、エチレングリコール等の溶媒中
に粒子濃度3〜50重量%のスラリーとして添加する。
スラリーの粒子濃度が3重量%未満では、エチレングリ
コールの使用量が増し、エチレングリコールの原単位が
大きくなり好ましくない。また、粒子濃度が50重量%
を超えたスラリーを添加すると、粒子の分散性が往々に
して悪化する。
なお、ポリエステル合成の重縮合反応触媒としては、S
b、Ge、Ti、Sn、Si化合物等の通常用いられて
いる触媒が使用される。
磁気記録媒体用として好適な本発明のフィルムは特定の
粒子と特定のフィルム物性との組合せにより初めて得ら
れるものであるが、そのフィルム表面粗度は中心線平均
粗さで通常0.0 O5〜0.1gm、好ましくは0.
007〜0.08 urt+ 、より好ましくは0.0
1〜0.03μIの範囲から選択される。
本発明のフィルムはビデオテープ用のベースフィルムと
して賞用される他、オーディオ用のそれとして用いた場
合にも特に効果を発揮し得る。
〔実施例] 以下本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発
明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定される
ものではない。
尚、本発明の諸物性の測定は以下の方法によって行なっ
た。
実施例中、「部」及び「%」とあるのは各々「重量部」
及び「重量%」を意味する。
(1)平均粒径及び粒度分布値 粒径は電子顕微鏡による写真法で測定し等偏球に換算し
た。粒度分布は約1000個の粒子の粒径を測定し、大
粒子側かり体積を積算した。総体積に対し、25%時の
粒径をaZSとし、75%時の粒径をd7sとしてその
比Cd z5/ d 75 )の値で粒度分布のシャー
プさを示した。この値が1に近いほどシャープである。
なお平均粒径はd5゜(μl11)で表わされる。
(2)  ヤング率 ■インテスコ製引張試験機インテスコモデル2001型
を用いて、温度23°C,湿度50%RHに調節された
室内において、長さ3001、幅201の試料フィルム
を、10%/min  のひずみ速度で引張り、引張応
力−ひすみ曲線の初めの直線部分を用いて次の式によっ
て計算する。
E=Δσ/Δε ここで、E=引張弾性率(kg/mm”ンΔσ−直線上
の2点の元の平均断面積による応力差 Δε−同じ2点間のひずみ差 (3)  フィルムの滑り性 第1図の装置により、固定した硬質クロムメツキ金属ロ
ール(直径6n+m)にフィルムを巻き付は角135°
 (θ)で接触させ、53g(T2)の荷重を一端にか
けて、1m/分の速度でこれを走行させ、他端の抵抗力
(T+(g))を測定し、次式により走行中の摩擦係数
(μd)を求めた。
(4)フィルムの表面粗度 中心線平均粗さ(Ra); ■小板研究所社製表面粗さ測定機(SE−3F)を用い
て次のようにして求めた。即ち、フィルム断面曲線から
その中心線の方向に基準長さL(2゜5n+m)の部分
を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をy軸、縦倍率
の方向をy軸として粗さ曲線y=f (x)で表わした
とき、次の式で与えられた値を〔μm〕で表わす。中心
線平均粗さは、試料フィルム表面から10本の断面曲線
を求め、これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の中
心線平均粗さの平均値で表わした。尚、触針の先端半径
は2μm、荷重は30mgとし、カットオフ値は0.0
8mmとした。
最大高さ(Rt); ■小板研究所社製表面粗さ測定機(SE−3F)によっ
て得られた断面曲線から、基準長さ(2,511111
1)だけ抜きとった部分(以下、抜き取り部分という。
)の平均線に平行な2直線で抜き取り部分を挟んだ時、
この2直線の感覚を断面曲線の縦倍率の方向に測定して
その値をマイクロメートル(μm)単位で表わしたもの
を抜き取り部分の最大高さとした。最大高さは、試料フ
ィルム表面から10本の断面曲線を求め、これらの断面
曲線から求めた抜き取り部分の最大高さの平均値で表わ
した。尚、この時使用した触針の半径は、2.0μm、
荷重30mgでカットオフ値は、0.08mmである。
なおRt / Raが小さいほどそのフィルムの表面粗
度は均一である。
(5)耐摩耗型の評価 第2図に示すテープ摩耗評価機を用い、幅1011…の
ポリエステルフィルムを200m長さにわたって走行さ
せ図中(1)で示した固定ピン(直径6nun、材質5
US420−J2、仕上げ0.23 )に付着した摩耗
粉の量を目視評価し4ランクに分けた。なお、フィルム
の走行速度は11.4m/分とし張力を(V)で示した
テンションピックアップで検出し、初期張力を300g
、フィルムとの巻き付は角θを135°とした。
ランクA:付着が全く認められない。
ランクB:付着が極く僅か認められるが実用上は問題な
い。
ランクC:付着量がやや多く長時間使用すると問題とな
りうる。
ランクC:付着量が多く実用上使用し難い。
(6)磁気テープ特性 まず、次に示す磁性塗料をポリエステルフィルムに塗布
し、乾燥後の膜厚が2部mとなるように磁性層を形成し
た。即ち磁性微粉末200部、ポリウレタン樹脂30部
、ニトロセルロース10部、塩酢ビ共重合体10部、レ
シチン5部、シクロヘキサノン100部、メチルイソブ
チルケトンl。
0部及びメチルエチルケトン300部をボールミルにて
48時間混合分散後ポリイソシアネート化合物5部を加
えて磁性塗料とし、これをポリエステルフィルムに塗布
した後、塗料が充分乾燥固化する前に磁気配向させ、そ
の後乾燥した。更に、この塗布フィルムをスーパーカレ
ンダーにて表面処理し、1部2インチ幅にスリットして
ビデオテープとした。このビデオテープを松下電器■製
NV−3700型ビデオデツキにより、常連にて下記の
磁気テープ特性を評価した。
VTRヘッド出力; シンクロスコープにより測定周波数4メガヘルツに於け
るVTRヘッド出力を測定し基準サンプルに対する相対
値をデシベル(dB)で表示した。
ドロップアウト数; 4.4メガヘルツの信号を記録したビデオテープを再生
し、大量インダストリー■製ドロップアウトカウンター
にて15μ5ec−20dBにおけるドロップアウト数
を約20分間測定し、1分間当りのドロップアウト数(
個/分)に換算した。
(7)耐擦り偏性 幅1部2インチにスリットした磁気テープを硬質クロム
メツキ金属ピン(直径mm、仕上げ3S)に張力50g
、巻き付は角135°、走行速度3m/秒で磁気テープ
のベースフィルム面を1回擦過させる。
次に擦過面にアルミニウムを約1000人真空蒸着し、
傷の量を目視判定し以下の5ランクに分けた。
ランク1:傷の量が極めて多い。
ランク2:傷の量が多い。
ランク3:傷の量が2.4の中間。
ランク4:傷の量が少ない。
ランク5:傷が付かない。
実施例1 ジメチルテレフタレート100部とエチレングリコール
60部及び酢酸マグネシウム・四水塩0゜09部を反応
器にとり、加熱昇温すると共にメタノールを留出し、エ
ステル交換反応を行ない、反応開始から4時間を要して
230°Cに昇温し、実質的にエステル交換反応を終了
した。
次いで平均粒径0.25μl、粒度分布値1.29の高
分子ポリカルボン酸で表面処理を施したバテライト型炭
酸カルシウム(丸尾カルシウム■製VAN−030)0
.5部をエチレングリコールスラリーとして添加し、更
にエチレンアシンドフォスフェート0.04部、二酸化
アンチモン0.04部を加えて、4時間重縮合反応を行
ない1、ポリエチレンテレフタレートを得た。
該ポリエステルの極限粘度は0.63であり、その内部
を顕微鏡で観察したところ粒子が均一に分散しているこ
とが確認された。
次に得られたポリエステルを乾燥した後290°Cで押
出機よりシート状に押し出しいわゆる静電印加冷却法を
用いて150μmの無定形シートを得た。次いでこの無
定形シートを縮方向に3.8倍、横方向に3.6倍延伸
し、更に縦方向に1.07倍再延伸し、縦方向に強化さ
れた厚み9.8μmの二軸延伸フィルムを得た。
得られたフィルムの縦方向のヤング率は680kg/1
Ilff12、横方向のヤング率は430 kg/mm
2で両者の差は240 kg/va”であった。
実施例2〜5及び比較例1〜3 表1に示すようにフィルム中に含有せしめる粒子を変え
る他は実施例1と同様にして2軸延伸フイルムを得、最
終的に磁気テープを製造した。
なお実施例2で用いたバテライト型炭酸カルシウムの粒
度分布値はいずれも1.40であり、実施例3.4.5
のそれは1.29である。これらはいずれも高分子ポリ
カルボン酸で表面処理が施されている。また比較例1で
用いたカルサイト型炭酸カルシウムは合成法により得ら
れたものでその粒度分布値は1.72である。また比較
例2のカオリン、実施例4の球状シリカの粒度分布値は
それぞれ2.65.1.44である。
なお実施例3で用いた酸化アルミニウムは熱分解法によ
り得られたデルタ型の結晶型を有するものであり、また
実施例5の析出粒子はカルシウム元素、リチウム元素、
及びリン元素をそれぞれ1重量%以上含む粒子である。
実施例6 実施例3で用いたポリエステル組成物を用い横方向に強
く配向した2軸延伸フイルムを製造した。
即ち実施例1と同様な操作により得た無定形シートを縦
方向に90°Cで3.5倍、次いで横方向に110°C
で4.3倍延伸し、更に横方向に1.08倍再延伸した
後熱処理を施した。
得られたフィルムの縦方向のヤング率は440kg/涌
1112、横方向のヤング率は670 kg/mm”で
両者の差は230 kg/mn+”であった。
以上、得られた結果をまとめて下記表1に示す。
本発明の要件を満たす実施例のフィルムは全て走行性、
耐摩耗性に優れ、とりわけ微細な酸化アルミニウムを併
用した実施例3.6のフィルムは特に耐擦傷性にも優れ
磁気記録媒体用のベースフィルムとして適していること
が解る。比較例1゜2は本発明の範囲外の粒子を用いた
場合の例であるが、フィルム表面が不均一で磁気テープ
特性が悪化する。
〔発明の効果] 本発明のフィルムは、特に走行性及び耐摩耗性が要求さ
れる高密度記録用の高強度フィルムにおいて特定の炭酸
カルシウム粒子を配合することによりこれらを高度に改
良せしめたものであり、その工業的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィルムの走行性を評価する装置の走行系の概
略図である。図中(I)は6IIIIIlφ、5US−
420−J2固定ピン、(II)は入口テンションメー
ター (]II)は出口テンションメーターを示し、巻
き付は角(θ)は135°である。第2図は、フィルム
の耐摩耗性を評価する装置の走行系の概略図である。図
中、(IV)は6IIII!lφ、5US−420−J
2固定ビン、(V )はテンションメーターを示し、巻
き付は角(θ)は135゜である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径が0.07〜1.5μmで、下記式に定
    義する粒度分布値が1.60以下であるバテライト型炭
    酸カルシウム粒子を0.005〜2.0重量%含有する
    フィルムであり、且つ該フィルムの縦方向ヤング率と横
    方向ヤング率の和が900kg/mm^2以上、縦方向
    ヤング率と横方向ヤング率の差が100kg/mm^2
    以上であることを特徴とする磁気記録媒体用ポリエステ
    ルフィルム。 粒度分布値=d_2_5/d_7_5 (式中d_2_5、d_7_5は粒子群の積算体積を大
    粒子側から計測し、それぞれ総体積の25%、75%に
    相当する粒径(μm)を示す。)
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6228918A (ja) * 1985-07-30 1987-02-06 Teijin Ltd 磁気記録テ−プ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6228918A (ja) * 1985-07-30 1987-02-06 Teijin Ltd 磁気記録テ−プ

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