JPH044231A - 低線膨張率耐熱性フィルムおよびその製造方法 - Google Patents

低線膨張率耐熱性フィルムおよびその製造方法

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JPH044231A
JPH044231A JP10288790A JP10288790A JPH044231A JP H044231 A JPH044231 A JP H044231A JP 10288790 A JP10288790 A JP 10288790A JP 10288790 A JP10288790 A JP 10288790A JP H044231 A JPH044231 A JP H044231A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気絶縁材料や、保護フィルム、断熱材など
に利用される耐熱性樹脂のフィルムを作製するにあたり
、60〜150℃の温度で加熱して得られたポリアミッ
ク酸フィルムを、 2〜200 g / m m 2の
荷重で引っ張り、フィルムに5〜500Hzの振動をあ
たえながら加熱硬化を行う事により得られる、低線膨張
率耐熱性フィルムおよびその製造方法に係るものである
。
(従来の技術) 従来、耐熱性樹脂で低線膨張率のフィルムを得るために
は、フィルム製造過程に1軸または2軸方向に延伸する
方法が行われている。
しかしながら、この様な方法で得られるフィルムは、厚
みが不均一であったり、延伸による分子の配向性が幅方
向に分布するなどの問題点があり、製造条件を高度に制
御する必要があった。
さらに、近年より低熱膨張率のフィルムに対する需要が
高まってきているが、上述のような方法では充分に均一
で、低熱膨張のフィルムを得るのが難しかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、これまでにかかる欠点を克服すべく鋭意検討
した結果、本発明で特定する方法を用いて製造した耐熱
性樹脂フィルムが、線膨張係数が非常に小さいとの知見
を得、本発明を完成するに至ったものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、耐熱性樹脂のフィルムを作製するにあたり、
 60〜150℃の温度で加熱して得られたポリアミッ
ク酸フィルムを、 2〜200 g / mm2の荷重
で引っ張り、フィルムに5〜500Hzの振動をあたえ
ながら加熱硬化を行う事により得られる、低線膨張率耐
熱性フィルムおよびその製造方法である。
(作用) 本発明で用いる耐熱性樹脂は、フィルム形成能があれば
よいが、つぎに示すようなポリイミドが目的にかなって
いる。
すなわち、テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成
分とを、酸成分/アミン成分(モル比)を0.90〜1
.00として反応させるに当たり、3.3°、4,4°
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレ
ンジアミンとを反応させて得られたポリアミック酸溶液
(A)と、 ピロメリット酸二無水物と4.4°−ジア
ミノジフェニルエーテルを反応させて得られたポリアミ
ック酸溶液(B)とを、A/B=45155〜1001
0の割合で混合撹拌して得られるポリアミック酸混合溶
液を加熱硬化させて得られるポリイミドである。
本発明の低線膨張率フィルムの製造方法は、まず上記の
ポリアミック酸溶液をガラス板などの基材上に直接流延
塗布し、これを樹脂層が皮膜化し、しかも完全硬化しな
い、 60〜150℃の温度で加熱して得られたポリア
ミック酸フィルムにl軸あるいは2軸方向に低周波振動
を与λながら連続的に100℃から350℃まで加熱硬
化を行うことによってポリイミドフィルムを得る。
本発明で用いるテトラカルボン酸二無水物とは、3.3
′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と
、ピロメリット酸二無水物であるが、この他の酸、例え
ば2.3.3°4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、3,3°、4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物、3.3°、4.4°−P−テルフェニル
テトラカルボン酸二無水物、2.3.6.7−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物、3.3°、4.4−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3.3°、4.
4°−P−テルフェニルテトラカルボン酸二無水物、4
.4°−ヘキサフルオロイソプロピリデンビス(フタル
酸無水物)等も併用することが出来る。
本発明で用いるジアミンとは、バラフェニレンジアミン
と4,4°−ジアミノジフェニルエーテルであるがこの
他のアミン例えば4.4°−ジアミノジフェニルメタン
、3.3°−ジメチルベンジジン、4,4°−ジアミノ
−P−テルフェニル、4,4°−ジアミノ−P−クォー
ターフェニル、2.8−ジアミノジフェニレンオキサイ
ドなども併用することができる。
テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分との反応
は酸成分/アミン成分(モル比)0.90〜1.00で
行うのが好ましく、 0.90より低いと重合度が上が
らず硬化後の皮膜特性が悪い。
1、00より大きいと、硬化時にガスを発生し、平滑な
皮膜を得ることが出来ない。
反応は通常、テトラカルボン酸二無水物およびジアミン
類と反応しない有機極性溶媒中で行われる0反応系に対
して不活性であり、かつ生成物に対して溶媒であること
以外に、この有機極性溶媒は反応成分の少なくとも一方
、好ましくは両者に対して良溶媒でなければならない、
この種の溶媒として代表的なものは、N、N−ジメチル
ホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホン、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−
ビロリドン等があり、これらの溶媒は単独または組み合
わせて使用される。この他にも溶媒として組み合わせて
用いられるものとしてベンゼン、 ジオキサン、キシレ
ン、 トルエン、シクロヘキサン等の非極性溶媒が、原
料の分散媒、反応調節剤あるいは生成物からの揮散調節
剤、皮膜平滑剤等として使用される。
反応は一般的に無水の条件下で行うことが好ましい、こ
れはテトラカルボン酸二無水物が水により開環し、不活
性化し、反応を停止させる恐れがあるためである。この
ため仕込原料中の水分も溶媒中の水分も除去する必要が
ある。しかし一方、反応の進行を調節し、樹脂重合度を
コントロールするためにあえて水を添加することも行わ
れる。
また反応は不活性ガス雰囲気中で行われることが好まし
い、これはジアミン類の酸化を防止するためである。不
活性ガスとしては一般的に乾燥窒素ガスが使用される。
本発明で用いるポリイミド樹脂の合成反応は以下の様な
方法で行われる。即ち、3,3°、4.4°−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン
とを反応させて得られたポリアミック酸(Aとする)と
ピロメリット酸二無水物と4.4゜ジアミノジフェニル
エーテルとを反応させて得られたポリアミック酸(Bと
する)とをA/B=45155〜10010の割合で混
合撹拌することによってポリアミック酸(Cとする)を
得る方法である。
Aの比率が上述の割合よりも少ないときには線膨張率が
充分に小さくならない。
A、  Bを合成し、また、 これらを混合してCを得
る反応温度は0〜100℃であることが望ましい。
0℃以下だと反応の速度が遅く、 100℃以上である
と生成したポリアミック酸の閉環反応および解重合反応
が開始するためである。通常、反応は20℃前後で行わ
れる。
本発明により製造されたポリアミック酸生成物は、使用
するに当たって各種のシランカップリング剤、ボランカ
ップリング剤、チタネート系カップリング剤1、アルミ
ニウム系カップリング剤その他キレート系の接着性・密
着性向上剤や各種溶剤、フローエージ1ントを加えても
よく、またゴムや低分子エポキシ等の可どう性賦与剤や
粘度調整剤、あるいはポリアミドイミド、 ポリエーテ
ルイミド、ポリエステルイミドや、他のポリアミック酸
等をブレンドしてもよくタルク、マイカ、石英粉末等の
充填剤、カーポンプラッ久 フタロシアニンブルー等の
着色剤、テトラブロモフェニルメタン等の難燃剤、三酸
化アンチモン等の難燃助剤の少量を加えてもよい。
本発明で使用されるポリアミック酸フィルムには、上記
のポリアミック酸溶液をガラス板などの基材上に直接流
延塗布し、樹脂層が皮膜化し、しかも完全硬化しない6
0−150”Cの状態まで加熱したものが用いられる。
60℃以下の温度では溶剤の蒸発が十分ではなく、フィ
ルムが得られにくい、  150”C以上の濃度では硬
化が必要以上に進み、つぎに振動を与えながら加熱を行
っても線膨張率が十分に小さくならない。
本発明でポリアミック酸フィルムの作製に使用される基
材は、ガラス板が用いられるが、アルミ板、ニッケル板
、ステンレス板、なども用いることが出来、また、連続
的に生産する場合にはステンレスドラムを用いる。
次いで、得られたポリアミック酸フィルムの1軸あるい
は2軸方向を低周波振動子で固定し、2〜200 g/
mm2の荷重で引っ張り、 5〜5ooH2の振動周波
数で励振しながら加熱硬化を行う。
引っ張り荷重が2gより少ないとフィルムがたるみ、振
動を充分に伝えることが出来ず、 200gより大きい
と加熱時にフィルムが伸び、硬化の前後で寸法が変化し
てしまう。
振動数は5〜500Hzであればよいが、5H2以下か
または500Hz以上では線膨張係数が充分に小さくな
らない。
加熱は低温から徐々に高くする方が好ましい。
例えば、 100℃から350℃まで0. 5時間以上
かけて連続的に加熱する。0. 5時間未満であると膜
厚にもよるが、脱溶媒が不十分であったり、イミドの閉
環が不十分で特性が十分に発揮されないことがある。ま
た例えば、 100℃で30分、ついで150℃で30
分、200℃で30分、 250℃で30分 300℃
で30分 350℃で20分という具合いに段階的に昇
温してもよい。
本発明で用いる低周波振動装置は一般に油圧駆動のタイ
プが好適に用いられるが、その他の形式の物でも上記の
振動周波数を満たせば使用できる。
(実施例1) 温度計、撹拌装置、環流コンデンサーおよび乾燥窒素ガ
ス吹き込み口を備えた4つロセパラブルフラスコに精製
した無水のパラフェニレンジアミン108gをとり、こ
れに無水のN−メチル−2−ピロリドン90重量%とト
ルエン10重量%の混合溶剤を、全仕込原料中の固形分
割合が20重量%になるだけの量を加えて溶解した。乾
燥窒素ガスは反応の準備段階より生成物取り出しまでの
全行程にわたり流しておいた。ついで精製した無水の3
゜3°、4.4°−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物294gを攪はんしながら少量ずつ添加するが発熱反
応であるため、外部水槽に約15℃の冷水を循環させて
これを冷却した。添加後、内部温度を20℃に設定し、
 5時間撹拌し反応を終了してポリアミック酸溶液(A
とする)を得た。次に上記と同様の装置及び方法で無水
の4.4°−ジアミノジフェニルエーテル200gと精
製した無水のピロメリット酸二無水物218gを反応さ
せてポリアミック酸(Bとする)を得た。次にAおよび
Bを、モル比がA/B=60/40になるように混合撹
拌した。得られた生成物は、黄色透明の極めて粘稠なポ
リアミック酸溶液であり、N−メチル−2−ピロリドン
中0. 5重量%溶液の固有粘度は0.81(30℃)
であった、このポリアミック酸溶液をガラス板上に流延
塗布した後80℃の乾燥器にいれて2時間かけてポリア
ミック酸フィルムを作製した。
この様にして製造されたポリアミック酸フィルムに低周
波振動子を固定し、 20g/mm2の荷重で引っ張り
、 30Hzの振動を加えながら150℃から350℃
まで2時間かけて昇温し、ポリイミドフィルムを得た。
この様にして製造されたポリイミドフィルムは、線膨張
率が一2ppmで、耐熱性、耐燃性も優れたフィルムで
あった。
(実施例2) 実施例1と同様な装置及び方法で、パラフェニレンジア
ミンと3.3°、4.4−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物からなるポリアミック酸溶液(Aとする)と、
4,4゛−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット
酸二無水物からなるポリアミック酸溶液(Bとする)を
合成した。つぎに、AとBをモル比が70/30になる
ように混合撹拌した。
生成物の固有粘度は0.90であった。このポリアミッ
ク酸溶液をガラス板上に流延塗布した後100℃の乾燥
器に入れ、 1時間かけてポリアミック酸フィルムを得
た。
この様にして製造されたポリアミック酸フィルムを低周
波振動子で固定し、 100g/mm2の荷重で引っ張
り、400Hzの振動を与えながら150℃から350
℃まで連続的に1時間30分がけて昇温し、ポリイミド
フィルムを得た。
この様にして製造されたポリイミドフィルムは、線膨張
率が3ppmで、耐熱性、耐燃性も優れたポリイミドフ
ィルムであった。
(比較例1) 実施例1と同様な装置及び方法で作製したポリアミック
酸溶液をガラス板上に直接流延塗布し、170℃で1時
間加熱してフィルムを得た。こうして得られたフィルム
を低周波振動子で固定し、30 g / m m 2の
荷重で引っ張り、 30Hzの振動を加えながら、 1
50℃から350℃まで2時間かけて昇温し、ポリイミ
ドフィルムを得た。
この様にして製造されたポリイミドフィルムは、線膨張
率が21ppmと高かった。
(比較例2) 実施例1と同様な装置及び方法で、パラフェニレンジア
ミンと3.3°、4.4−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物からなるポリアミック酸溶液(Aとする)と、
4.4°−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット
酸二無水物からなるポリアミック酸溶液(Bとする)を
合成した。つぎに、AとBをモル比が35/65になる
ように混合撹拌した。
このポリアミック酸溶液をガラス板上に流延塗布した後
乾燥器にいれ100℃で1時間加熱し、ポリアミック酸
フィルムを得た。
この様にして得られたポリアミック酸フィルムを低周波
振動子で固定し、 100g/mm2の荷重で引っ張り
、振動を加えずに、 150’Cから350℃まで2時
間かけて昇温し、ポリイミドフィルムを得た。
この様にして製造されたポリイミドフィルムは、線膨張
率が17ppmと高かった。
(比較例3) 実施例1と同様な装置及び方法で、パラフェニレンジア
ミンと3,3°、4.4−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物からなるポリアミック酸溶液(Aとする)と、
4.4°−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット
酸二無水物からなるポリアミック酸溶液(Bとする)を
合成した。つぎに、AとBをモル比が60/40になる
ように混合撹拌した。
このポリアミック酸溶液をガラス板上に流延塗布した後
100℃の乾燥器に入れ、 1時間かけてポリアミック
酸フィルムを得た。
この様にして製造されたポリアミック酸フィルムを低周
波振動子で固定し、50g/mm2の荷重で引っ張り、
 700Hzの振動を与えながら150℃から350℃
まで連続的に1時間30分かけて昇温し、ポリイミドフ
ィルムを得た。
この様にして製造されたポリイミドフィルムは、線膨張
率が20ppmと高かった。
(比較例4) 実施例1と同様な装置及び方法で、パラフェニレンジア
ミンと3.3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物からなるポリアミック酸溶液(Aとする)と
、4.4°−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリッ
ト酸二無水物からなるポリアミック酸溶液(Bとする)
を合成した。つぎに、AとBをモル比が60/40にな
るように混合撹拌した。
このポリアミック酸溶液をガラス板上に流延塗布した後
100℃の乾燥器に入れ、 1時間がけてポリアミック
酸フィルムを得た。
この様にして製造されたポリアミック酸フィルムを低周
波振動子で固定し、 Ig/mrn’の荷重で引っ張り
、 120Hzの振動を与えながら150℃から350
℃まで連続的に1時間30分かけて昇温し、ポリイミド
フィルムを得た。
この様にして製造されたポリイミドフィルムは、線膨張
率が18ppmと高かった。
(発明の効果) 本発明の方法で製造したポリイミドフィルムは、線膨張
率が低く、耐熱性や耐燃性に非常に優れ、電気特性や機
械特性も優れたフィルムであった。
本発明で得られる低線膨張率耐熱フィルムはフレキシブ
ルプリント回路用基板やモーターの絶縁、各種の保護フ
ィルム、磁気テープやフロッピーディスオのベースフィ
ルム、粘着テープ、断熱材などにも利用される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性樹脂のフィルムを作製するにあたり、60
    〜150℃の温度で加熱して得られたポリアミック酸フ
    ィルムを、2〜200g/mm^2の荷重で引っ張り、
    フィルムに5〜500Hzの振動をあたえながら加熱硬
    化を行う事により得られる、線膨張率が−5〜5ppm
    の耐熱性フィルムおよびその製造方法。
  2. (2)耐熱性樹脂が、テトラカルボン酸二無水物成分と
    ジアミン成分とを、酸成分/アミン成分(モル比)を0
    .90〜1.00として反応させるに当たり、3,3′
    ,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とパ
    ラフェニレンジアミンとを反応させて得られたポリアミ
    ック酸溶液(A)と、ピロメリット酸二無水物と4,4
    ′−ジアミノジフェニルエーテルを反応させて得られた
    ポリアミック酸溶液(B)とを、A/B=45/55〜
    100/0の割合で混合撹拌して得られるポリアミック
    酸混合溶液を加熱硬化させて得られるポリイミドである
    、特許請求項第1項記載の耐熱性フィルム。
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