JPH0442374B2 - - Google Patents

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JPH0442374B2
JPH0442374B2 JP11052385A JP11052385A JPH0442374B2 JP H0442374 B2 JPH0442374 B2 JP H0442374B2 JP 11052385 A JP11052385 A JP 11052385A JP 11052385 A JP11052385 A JP 11052385A JP H0442374 B2 JPH0442374 B2 JP H0442374B2
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JP
Japan
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sulfuric acid
acid
tetrafluorophthalic
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tetrafluorophthalonitrile
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JP11052385A
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JPS61268649A (ja
Inventor
Isao Okidaka
Koitsu Hirota
Hideki Ito
Osamu Kaieda
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、硫酸水溶液中で3,4,5,6−テ
ロラフルオロフタロニトリルを加水分解せしめ
て、3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸を
工業的に製造する方法に関する。
3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸は、
ポリマー材料あるいは医薬、農薬の中間体として
有用なものである。
(従来の技術) 3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリ
ルを硫酸水溶液中で加水分解させて3,4,5,
6−テトラフルオロフタル酸を製造する方法は、
石川ら、工業化学雑誌、第73巻、第447頁(1970
年)に記載されている。この方法によると3,
4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル80g
を60%の硫酸水溶液500ml中で5時間煮沸させた
後、放冷し、析出した結晶を過して18%濃度の
塩酸で洗浄し、乾燥して3,4,5,6−テトラ
フルオロフタル酸をえている(収率88.5%)。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、この方法は、余りにも原料濃度が低い
ために3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
の生産効率は低いものとならざるをえなく、工業
的規模の生産に適用するには種々の改良されるべ
き問題点を含んでいる。すなわち、原料濃度が
低いために生産効率が低い、粗製の3,4,
5,6−テトラフルオロフタル酸の精製処理を塩
酸水溶液を用いて洗浄・再結晶を行なつている
が、塩酸は装置に対する腐食が大きいので実装置
での適用は困難である。3,4,5,6−テト
ラフルオロフタル酸の反応収率にはまだ改善され
る余地がある。以上のような技術的問題点を指摘
することができる。
そこで、本発明の目的は3,4,5,6−テト
ラフルオロフタロニトリルを硫酸水溶液中に、高
濃度の状態で加水分解して工業的に有利に3,
4,5,6−テトラフルオロフタル酸を製造する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、3,4,5,6−テトラフルオ
ロフタロニトリルの硫酸水溶液中での加水分解に
よる3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸の
製造法において、高濃度原料を用いた加水分解反
応について種々検討を加えてきた。その結果、加
水分解によつて副生する硫酸アンモニウムと目的
物である3,4,5,6−テトラフルオロフタル
酸との両者の硫酸水溶液に対する溶解度はその硫
酸濃度の特定の範囲内で大きく変化する変曲点を
有し、硫酸アンモニウムを全く析出させず、3,
4,5,6−テトラフルオロフタル酸のみを選択
的に析出させることができることを見い出し本発
明を完成させた。
すなわち、本発明は、3,4,5,6−テトラ
フルオロフタロニトリルを硫酸水溶液中で加水分
解して3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
を製造する際に、加水分解終了後の反応液の硫酸
濃度を約57重量%以下に調整し、かつ、その反応
液の温度を0〜40℃の範囲に保ちつつ、3,4,
5,6−テトラフルオロフタル酸を選択的に析出
せしめることを特徴とする3,4,5,6−テト
ラフルオロフタル酸の製造方法である。
以下、本発明を3,4,5,6−テトラフルオ
ロフタル酸および硫酸アンモニウムの硫酸水溶液
に対する溶解度を示した第1図を参照しながら具
体的に説明する。
第1図には上記二者の液温10℃および35℃にお
ける溶解度が示しているが、この図から理解され
るように、硫酸温度が50〜60重量%の範囲の中
で、硫酸アンモニウムの溶解度は大きく変化し、
60重量%以上の硫酸濃度ではその溶解度はかなり
小さくなるが、50重量%以下の濃度ではその溶解
度はほぼ一定の高い値を維持している。そして、
この硫酸アンモニウムの溶解度曲線における変曲
点は役57重量%硫酸温度である。
一方、3,4,5,6−テトラフルオロフタル
酸の溶解度は硫酸濃度が約20重量%以上の場合に
はその硫酸濃度と液温の影響を受けず低い値とな
つているが、硫酸濃度が20重量%より低い場合に
は、10℃程の低温の時にはその溶解度は低い値を
示すが、35℃と液温が上昇するにつれその溶解度
も急激に大きくなる。
以上のような知見に基づいて本発明は完成され
たものである。
すなわち、3,4,5,6−テトラフルオロフ
タロニトリルを硫酸水溶液中で加水分解して生成
する3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸お
よび硫酸アンモニウムはそれぞれ硫酸濃度に対す
る溶解度に異なる変曲点を有しているので、加水
分解終了後の反応液の硫酸濃度をほヾ57重量%以
下に調整し、かつ、その反応液の温度を0〜40℃
の範囲に保てば、3,4,5,6−テトラフルオ
ロフタル酸は極めて溶解度が低いために高い収量
で析出するが、一方、硫酸アンモニウムは溶解度
が高く全く析出しないのである。そして、高濃度
原料を用いた場合(すなわち、副生する硫酸アン
モニウムの濃度が高くなる。)でも本発明が特定
する条件に加水分解終了後の反応液を調整するこ
とによつて、3,4,5,6−テトラフルオロフ
タル酸のみを選択的に析出させることができるの
である。
以下、さらに本発明に係る製造例を説明する
が、これらに限定されるものではない。
本発明で使用する3,4,5,6−テトラフル
オロフタロニトリルは、たとえばフタロニトリル
を塩素と共に活性炭上に270〜350℃の温度範囲で
供給し、その後ハロゲン交換することによつて合
成できる。
生産性を高めようとするならば、3,4,5,
6−テトラフルオロフタロニトリル100部に対し
て硫酸水溶液100〜700部の範囲で仕込むのが望ま
しい。
水媒体に対する硫酸濃度は20〜80重量%の範囲
の濃度で行うのが良いが、好ましくは35〜57重量
%の範囲が良い。硫酸濃度が高い場合急激な反応
が起り易く、発熱反応の為危険である。硫酸濃度
が低い場合、反応速度が低下し、生産性が落ちる
ので好ましくない。よつて適度な硫酸濃度を選ぶ
必要がある。
加水分解の反応温度は、100〜170℃の範囲で選
ぶのが好ましいが、特に120〜150℃の範囲が好ま
しい。
反応温度が高い場合、急激な反応が起り発熱反
応の為危険である。反応温度が低い場合、反応速
度が低下し、生産性が落ちるので好ましくない。
反応温度は還流下で行う場合、特に硫酸濃度に
支配されるが、反応は還流下で行うのが望まし
い。しかしながら、温度が硫酸濃度に支配されな
い様にオートクレーブを使つて加圧下で行つても
よいし、また常圧で行う場合でも必ずしも還流下
で行う必要がなく、更に低い温度に制御して行つ
ても良い。
反応時間は、特に制限はないが、5〜40時間の
範囲で行うのが望ましい。
反応終了後、水媒体に対する硫酸濃度は約57重
量%以下、好ましくは20〜57重量%になる様に水
で希釈するが、あらかじめ反応終了後の硫酸濃度
が上記の範囲になる様に硫酸および水を仕込んで
反応させてもよい。
反応終了後上記の硫酸濃度に保ち、かつ、0〜
40℃、好ましくは10〜35℃に液温を調整すること
によつて3,4,5,6−テトラフルオロフタル
酸の沈澱物がえられる。それらは例えば一般的な
方法である過等の手段によつて水性媒体中から
取り出すことができる。
かくしてえられた3,4,5,6−テトラフル
オロフタル酸の結晶中には、水が含有しており、
よつて硫酸、硫酸アンモニウムもわずかに残存し
ている。それらを精製する方法としてはひとつに
は3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸の飽
和または飽和に近い水溶液で洗浄して、硫酸、硫
酸アンモニウムを除去する方法がある。あるいは
3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸の水へ
の溶解度が急激に低下する温度15℃以下の水を使
用して洗浄させてもよい。この場合洗浄した水溶
液の一部は反応の水媒体にも、また本発明で云う
希釈水にも利用でき、洗浄水に含有させた3,
4,5,6−テトラフルオロフタル酸は再び有効
に回収される。
さらに別の方法としては、エーテル類、ケトン
類等の溶媒で水媒体から3,4,5,6−テトラ
フルオロフタル酸を抽出する方法である。抽出後
溶媒を蒸発乾固によつて除去し、3,4,5,6
−テトラフルオロフタル酸を取り出すことができ
る。
本発明ではいずれの方法を用いて精製しても良
い。場合によつては精製しないで次の反応の原料
としてそのまゝ使用できる。
以下、本発明の実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例 1 1の3つのロフラスコ中に、3,4,5,6
−テトラフルオロフタロニトリル200.1g(1.00
モル)および60重量%の硫酸水溶液600.0gを仕
込み、還流下(約135〜140℃)撹拌しながら16時
間反応せしめた。
反応終了後硫酸濃度約47重量%に下げる為に
127gの水を滴下し希釈した。
次に放冷後(液温20℃)沈澱物を過し、水媒
体から分離した。3,4,5,6−テトラフルオ
ロフタル酸の飽和水溶液で洗浄し、その後乾燥し
て3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
229.0g(対3,4,5,6−テトラフルオロフ
タロニトリル収率96.2モル%、純度99.5%)をえ
ることができた。
実施例 2 54重量%の硫酸水溶液700.0gを仕込み、還流
下(約129〜131℃)17時間反応させた以外は、実
施例1と同じ様に仕込み反応させた。反応終了後
そのまゝ放冷させて沈澱物を過し、その後実施
例1と同じ様に操作して3,4,5,6−テトラ
フルオロフタル酸231.7g(対3,4,5,6−
テトラフルオロフタロニトリル収率97.3モル%)
をえることができた。
実施例 3 3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリ
ル133.4g(0.67モル)および51.5重量%の硫酸水
溶液543.3gを仕込み、還流下(約124〜127℃)
25時間反応させ、また反応終了後硫酸濃度約35重
量%になる様に水182gで希釈した。次に放冷後
液温20℃で沈澱物を過し、水媒体から分離し
た。10℃の水で洗浄し、その後乾燥して3,4,
5,6−テトラフルオロフタル酸146,9g(対
3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル
収率92.1%)をえることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、3,4,5,6−テトラフルオロフ
タル酸および硫酸アンモニウム硫酸水溶液に対す
るそれぞれの溶解度を示したグラフである。 1……35℃における硫酸アンモニウムの溶解度
曲線、2……10℃における硫酸アンモニウムの溶
解度曲線、3……35℃における3,4,5,6−
テトラフルオロフタル酸の溶解度曲線、4……10
℃における3,4,5,6−テトラフルオロフタ
ル酸の溶解度曲線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3,4,5,6−テトラフルオロフタロニト
    リルを硫酸水溶液中で加水分解して3,4,5,
    6−テトラフルオロフタル酸を製造する際に、加
    水分解終了後の反応液の硫酸濃度を約57重量%以
    下に調整し、かつ、その反応液の温度を0〜40℃
    の範囲に保ちつつ、3,4,5,6−テトラフル
    オロフタル酸を選択的に析出せしめることを特徴
    とする3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
    の製造方法。
JP11052385A 1985-05-24 1985-05-24 3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸の製造方法 Granted JPS61268649A (ja)

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