JPH0443933B2 - - Google Patents
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- JPH0443933B2 JPH0443933B2 JP59001344A JP134484A JPH0443933B2 JP H0443933 B2 JPH0443933 B2 JP H0443933B2 JP 59001344 A JP59001344 A JP 59001344A JP 134484 A JP134484 A JP 134484A JP H0443933 B2 JPH0443933 B2 JP H0443933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- corona discharge
- antifogging
- monomer solution
- graft polymerization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
本発明は防曇持続性の優れた農園芸用フイルム
に関する。 更に詳しくはポリオレフイン系フイルムの表面
をコロナ放電処理した後、ラジカル重合可能な単
量体をレドツクス系重合反応により、表面グラフ
ト共重合し、フイルム表面に親水性基を導入する
ことにより、防曇性の持続性を向上した農園芸用
フイルムに関するものである。 ポリオレフインは成形性の良いことから、フイ
ルム状とすることが容易であり、又、このフイル
ムは透明性、耐水性、柔軟性、機械的強度におい
て優れた特徴を持つており、その用途は非常に広
い分野に及んでいる。農園芸用分野においても被
覆用フイルムとして、ハウス、トンネル、温室な
ど広く使用されている。しかし、このポリオレフ
イン系フイルムは化学構造上完全な疎水性である
ため、これが欠点となつて現れる場合がある。例
えばフイルム面への水滴の結露が起り易いことな
どもその一例であり、これにより光線透過率は低
下し、作物が充分発育しなかつたり、また付着し
た水滴が落下して作物をいためたり、被害発生原
因となることはよく知られている。 かかる欠点を改善するために、一般に界面活性
剤などの親水性物質を練り込んで成形する方法、
又は成形品の表面に親水性の界面活性剤もしくは
水溶性高分子を塗布する方法がとられている。し
かしながら、これらの改質方法はいずれも親水性
物質のフイルム表面への被膜の形成による防曇効
果であり、水に溶け易い親水性物質の被膜は水に
よつて洗い流され、短期間のうちに防曇性が低下
してしまうという問題がある。これに対して、防
曇持続性を向上するために、親油性の界面活性剤
を使用する方法、イオン性電解質を吸着させる方
法などにより、持続性の向上が試みられているが
所栓化学結合を持たない親水性物質の被膜であ
り、その持続性には限界があり、満足すべき方法
とはいえない。 本発明者らは防曇持続性を向上するために、ポ
リオレフインフイルム表面に親水性物質をグラフ
ト重合することにより、半永久的に持続性を附予
する方法に関して鋭意検討した結果本発明に到達
した。 すなわち本発明は、ポリオレフイン系フイルム
に大気中でコロナ放電により、1ミリジユール/
cm3ないし10ジユール/cm3のエネルギーを印加した
後、窒素ガス雰囲気中でレドツクス系触媒を形成
する還元剤を添加したラジカル重合可能な親水性
良好なる単量体溶液を塗布しグラフト重合を進行
させ、フイルム表面に親水性基を導入してなる防
曇持続性の優れた農園芸用フイルムを提供するも
のである。 本発明で用いるポリオレフイン系フイルムとし
てはコロナ処理により、グラフト重合開始可能な
パーオキサイドを生成しうるものが用いられる。
例えばポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレンのフイルムなどであり、グ
ラフト重合可能な限りにおいて添加剤を含有させ
たフイルムを使用することも可能である。 本発明のコロナ放電処理には通常工業的に印刷
性附与などのために使用されている電極および処
理ローラーからなる連続処理装置が用いられる。
コロナ放電の最適処理条件は材料の種類、厚さお
よび処理速度によつて異なるが供給エネルギーは
およそフイルム表面積1cm3当り、1ミリジユール
〜10ジユールの範囲である。 本発明で使用するラジカル重合可能な単量体は
グラフト重合した後、親水性を附与するものであ
ればよく特に限定されるものではない。例えばア
クリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸などのアクリルアミド化合
物、アクリル酸、メチルアクリレートなどのアク
リル酸化合物、その他パラスチレンスルホン酸ソ
ーダ、ジアリルアミン、アリルアルコールなどが
用いられる。 本発明におけるグラフト重合の開始は、コロナ
放電処理により、フイルム表面に生成したパーオ
キサイドを還元剤により分解させ、ラジカルを発
生させる方法をとる。 使用する還元剤はレドツクス系開始剤として、
使用されるものであれば特に限定するものではな
いが例えばフイルム表面に少量の単量体溶液を塗
布する如き、不純物の影響を受け易い状態で行な
う場合は効果の大きな還元剤を多少なりとも過剰
に使用することが望ましい。 例えばメタ酸性亜硫酸ナトリウム/硫酸第一鉄
併用の還元剤を使用するときは、単量体溶液100
gに対して0.5〜20ミリモル/2×10-4〜8×
10-3ミリモル添加することが望ましい。 本発明における表面グラフト重合の方法および
装置については特に限定するものではないが、コ
ロナ放電処理したフイルム表面上に単量体溶液を
塗布する場合、フイルム表面の疎水性による単量
体溶液の付着むらを防ぎ、かつ均一な表面処理を
行なうためには、単量体塗布面を保護材で覆い、
グラフト重合反応を進行させる方法が好ましい。
この方法の一例を図1に示す。 これは、コロナ処理工程〔〕、グラフト重合
工程〔〕、洗浄工程〔〕、乾燥工程〔〕、お
よび巻取機〔〕よりなる。原料フイルムaはコ
ロナ放電電極1とコロナ放電処理ロール2を具備
するコロナ放電処理工程〔〕で片面又は両面を
コロナ放電処理した後、窒素シールしたグラフト
重合室3に送り込む。ここで単量体供給口4より
還元剤を添加した単量体溶液を塗布し、網状保護
材5を挾み込んで巻取機6にて巻取る。これによ
り、単量体溶液をフイルム表面に均一に接触させ
ることができる。反応はそのまま必要な時間だけ
放置することにより終了し、次に洗浄、乾燥、巻
取りの順に処理を行ない、表面処理を完了する。 本発明の防曇持続性の優れた農園芸用フイルム
は上述の如く、親水性基をフイルム表面に化学結
合するものであり、その結果は半永久的であり、
従来の方法である防曇剤の練込みあるいは塗布法
に比べ、その持続性は抜群に優れている。 以下、実施例により、本発明を詳細に説明する
が、本発明を限定するものではない。なお防曇性
の評価は次の方法で行なつた。評価フイルムを水
温60℃に保つた水槽上に水面に対して、30度の傾
斜角を保持するように張付け、フイルム面への水
滴の凝結状況を肉眼で観察した。これにより初期
防曇性および持続防曇性の評価を行なつた。ここ
で初期防曇性とは試験を開始した後、フイルム面
が曇り始め、この曇りが水滴となつて、流れ落ち
始めるまでの時間で表わし、時間が短かい程初期
防曇性は良いとの判断をした。 また持続防曇性の評価はフイルム面が流滴現象
により透明状態を保つている期間で表わし、この
状態を長期間持続するものほど良いとした。 又、接触角の測定はエルマ光学(株)製のゴニオメ
ータ式接触角測定器を使用して、水に対する測定
値を求めた。 実施例 1 低密度ポリエチレンフイルム(密度0.923、厚
さ100μm、巾25cm)を図1に示す処理装置によ
り2m/minの処理速度で表面処理した。 コロナ放電処理器は、春日電気(株)製(発振器:
HFSS−101、周波数:30KHz、出力電圧:34KV
最大、出力電圧1KW、電極形状:ナイフ状、長
さ30cm)を使用した。 コロナ放電処理条件は電極と処理ロール間〓を
0.9mm、雰囲気は大気中、コレクタ−電流3A、
出力電圧250Wの条件にて、連続処理した。コロ
ナ放電処理による印加エネルギーは2.5ジユー
ル/cm3である。コロナ放電処理をしたフイルムは
窒素シールしたグラフト重合室に送り込み、単量
体溶液を塗布した。単量体溶液としては、アクリ
ルアミドの20%水溶液に還元剤として、メタ酸性
亜硫酸ナトリウム(Na2S2O5)/硫酸第一鉄
(FeSO4・7H2O)を水溶液100gに対して、2ミ
リモル/1.4×10-3ミリモルを加えたものを使用
した。 単量体溶液の塗布と同時に網状保護材(厚さ
50μm、間〓1.5mm、ポリ塩化ビニル樹脂製の網)
を挾み込んで巻取り、そのまま室温にて2時間放
置して反応した。 ついで該保護材を低密度ポリエチレンフイルム
より剥離したのち、水中に取出し、水洗、乾燥
し、表面処理フイルムを得た。 この表面処理フイルムについて、防曇性の評価
を行ない、時間の経過と防曇性の観察結果を表に
示した。 実施例 2 実施例1において単量体溶液として、p−スチ
レンスルホン酸ナトリウム塩の20%水溶液を用
い、また還元剤としてメタ酸性亜硫酸ナトリウム
(Na2S2O5)/硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O)を
水溶液100gに対して5.3ミリモル/3.6×10-3ミリ
モルを添加した以外はすべて実施例1に従つて実
施した。 この表面処理フイルムを用いた防曇性の評価結
果は表に示した。 実施例 3 実施例1において、単量体溶液としてアクリル
酸の20%水溶液を用いた以外はすべて実施例1に
従つて実施した。この表面処理フイルムを用いた
防曇性の評価結果は表に示した。 比較例 1〜2 上記実施例1〜3に使用した原料低密度ポリエ
チレンフイルムおよびコロナ放電処理のみを行な
つたフイルムを用いた防曇性の評価結果を表に示
した。 実施例 4 実施例1において、原料フイルムとしてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体フイルム(酢酸ビニル含
量15重量%、巾25cm、厚さ100μm)を用い、そ
して単量体溶液としてアクリルアミドの20%水溶
液を用い、また還元剤としてメタ酸性亜硫酸ナト
リウム(Na2S2O5)/硫酸第一鉄(FeSO4・7H2
O)を水溶液100gに対して、0.65ミリモル/4.5
×10-4ミリモルを加えたものを使用した以外はす
べて実施例1に従つて実施した。 この表面処理フイルムを用いた防曇性の評価結
果は表に示した。 実施例 5 実施例1において原料フイルムとしてエチレン
−酢酸ビニル共重合体フイルム(酢酸ビニル含量
15重量%、巾25cm、厚さ100μm)を用い、そし
て単量体溶液としてp−スチレンスルホン酸ナト
リウム塩の20%水溶液を用い、また還元剤とし
て、メタ酸性亜硫酸ナトリウム(Na2S2O5)/硫
酸第一鉄(FeSO4・7H2O)を水溶液100gに対
して1.3ミリモル/9×10-4ミリモルを加えたも
のを使用した以外はすべて実施例1に従つて実施
した。 この表面処理フイルムを用いた防曇性の評価結
果は表に示す。 比較例 3〜4 上記実施例4,5に使用した原料エチレン−酢
酸ビニル共重合体フイルムおよびこのフイルムに
コロナ放電処理のみを行なつたフイルムを用いた
防曇性の評価結果を表に示した。 比較例 5〜7 現在、一般に使用されている農業用フイルムと
の防曇性の比較を作るため、市販品の中ら農業用
フイルムおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体フ
イルムをまた防曇持続性を目標に特別に配合した
エチレン−酢酸ビニル共重合体フイルムについて
実施例同様防曇性の評価を行なつた。 結果は表に示す。
に関する。 更に詳しくはポリオレフイン系フイルムの表面
をコロナ放電処理した後、ラジカル重合可能な単
量体をレドツクス系重合反応により、表面グラフ
ト共重合し、フイルム表面に親水性基を導入する
ことにより、防曇性の持続性を向上した農園芸用
フイルムに関するものである。 ポリオレフインは成形性の良いことから、フイ
ルム状とすることが容易であり、又、このフイル
ムは透明性、耐水性、柔軟性、機械的強度におい
て優れた特徴を持つており、その用途は非常に広
い分野に及んでいる。農園芸用分野においても被
覆用フイルムとして、ハウス、トンネル、温室な
ど広く使用されている。しかし、このポリオレフ
イン系フイルムは化学構造上完全な疎水性である
ため、これが欠点となつて現れる場合がある。例
えばフイルム面への水滴の結露が起り易いことな
どもその一例であり、これにより光線透過率は低
下し、作物が充分発育しなかつたり、また付着し
た水滴が落下して作物をいためたり、被害発生原
因となることはよく知られている。 かかる欠点を改善するために、一般に界面活性
剤などの親水性物質を練り込んで成形する方法、
又は成形品の表面に親水性の界面活性剤もしくは
水溶性高分子を塗布する方法がとられている。し
かしながら、これらの改質方法はいずれも親水性
物質のフイルム表面への被膜の形成による防曇効
果であり、水に溶け易い親水性物質の被膜は水に
よつて洗い流され、短期間のうちに防曇性が低下
してしまうという問題がある。これに対して、防
曇持続性を向上するために、親油性の界面活性剤
を使用する方法、イオン性電解質を吸着させる方
法などにより、持続性の向上が試みられているが
所栓化学結合を持たない親水性物質の被膜であ
り、その持続性には限界があり、満足すべき方法
とはいえない。 本発明者らは防曇持続性を向上するために、ポ
リオレフインフイルム表面に親水性物質をグラフ
ト重合することにより、半永久的に持続性を附予
する方法に関して鋭意検討した結果本発明に到達
した。 すなわち本発明は、ポリオレフイン系フイルム
に大気中でコロナ放電により、1ミリジユール/
cm3ないし10ジユール/cm3のエネルギーを印加した
後、窒素ガス雰囲気中でレドツクス系触媒を形成
する還元剤を添加したラジカル重合可能な親水性
良好なる単量体溶液を塗布しグラフト重合を進行
させ、フイルム表面に親水性基を導入してなる防
曇持続性の優れた農園芸用フイルムを提供するも
のである。 本発明で用いるポリオレフイン系フイルムとし
てはコロナ処理により、グラフト重合開始可能な
パーオキサイドを生成しうるものが用いられる。
例えばポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレンのフイルムなどであり、グ
ラフト重合可能な限りにおいて添加剤を含有させ
たフイルムを使用することも可能である。 本発明のコロナ放電処理には通常工業的に印刷
性附与などのために使用されている電極および処
理ローラーからなる連続処理装置が用いられる。
コロナ放電の最適処理条件は材料の種類、厚さお
よび処理速度によつて異なるが供給エネルギーは
およそフイルム表面積1cm3当り、1ミリジユール
〜10ジユールの範囲である。 本発明で使用するラジカル重合可能な単量体は
グラフト重合した後、親水性を附与するものであ
ればよく特に限定されるものではない。例えばア
クリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸などのアクリルアミド化合
物、アクリル酸、メチルアクリレートなどのアク
リル酸化合物、その他パラスチレンスルホン酸ソ
ーダ、ジアリルアミン、アリルアルコールなどが
用いられる。 本発明におけるグラフト重合の開始は、コロナ
放電処理により、フイルム表面に生成したパーオ
キサイドを還元剤により分解させ、ラジカルを発
生させる方法をとる。 使用する還元剤はレドツクス系開始剤として、
使用されるものであれば特に限定するものではな
いが例えばフイルム表面に少量の単量体溶液を塗
布する如き、不純物の影響を受け易い状態で行な
う場合は効果の大きな還元剤を多少なりとも過剰
に使用することが望ましい。 例えばメタ酸性亜硫酸ナトリウム/硫酸第一鉄
併用の還元剤を使用するときは、単量体溶液100
gに対して0.5〜20ミリモル/2×10-4〜8×
10-3ミリモル添加することが望ましい。 本発明における表面グラフト重合の方法および
装置については特に限定するものではないが、コ
ロナ放電処理したフイルム表面上に単量体溶液を
塗布する場合、フイルム表面の疎水性による単量
体溶液の付着むらを防ぎ、かつ均一な表面処理を
行なうためには、単量体塗布面を保護材で覆い、
グラフト重合反応を進行させる方法が好ましい。
この方法の一例を図1に示す。 これは、コロナ処理工程〔〕、グラフト重合
工程〔〕、洗浄工程〔〕、乾燥工程〔〕、お
よび巻取機〔〕よりなる。原料フイルムaはコ
ロナ放電電極1とコロナ放電処理ロール2を具備
するコロナ放電処理工程〔〕で片面又は両面を
コロナ放電処理した後、窒素シールしたグラフト
重合室3に送り込む。ここで単量体供給口4より
還元剤を添加した単量体溶液を塗布し、網状保護
材5を挾み込んで巻取機6にて巻取る。これによ
り、単量体溶液をフイルム表面に均一に接触させ
ることができる。反応はそのまま必要な時間だけ
放置することにより終了し、次に洗浄、乾燥、巻
取りの順に処理を行ない、表面処理を完了する。 本発明の防曇持続性の優れた農園芸用フイルム
は上述の如く、親水性基をフイルム表面に化学結
合するものであり、その結果は半永久的であり、
従来の方法である防曇剤の練込みあるいは塗布法
に比べ、その持続性は抜群に優れている。 以下、実施例により、本発明を詳細に説明する
が、本発明を限定するものではない。なお防曇性
の評価は次の方法で行なつた。評価フイルムを水
温60℃に保つた水槽上に水面に対して、30度の傾
斜角を保持するように張付け、フイルム面への水
滴の凝結状況を肉眼で観察した。これにより初期
防曇性および持続防曇性の評価を行なつた。ここ
で初期防曇性とは試験を開始した後、フイルム面
が曇り始め、この曇りが水滴となつて、流れ落ち
始めるまでの時間で表わし、時間が短かい程初期
防曇性は良いとの判断をした。 また持続防曇性の評価はフイルム面が流滴現象
により透明状態を保つている期間で表わし、この
状態を長期間持続するものほど良いとした。 又、接触角の測定はエルマ光学(株)製のゴニオメ
ータ式接触角測定器を使用して、水に対する測定
値を求めた。 実施例 1 低密度ポリエチレンフイルム(密度0.923、厚
さ100μm、巾25cm)を図1に示す処理装置によ
り2m/minの処理速度で表面処理した。 コロナ放電処理器は、春日電気(株)製(発振器:
HFSS−101、周波数:30KHz、出力電圧:34KV
最大、出力電圧1KW、電極形状:ナイフ状、長
さ30cm)を使用した。 コロナ放電処理条件は電極と処理ロール間〓を
0.9mm、雰囲気は大気中、コレクタ−電流3A、
出力電圧250Wの条件にて、連続処理した。コロ
ナ放電処理による印加エネルギーは2.5ジユー
ル/cm3である。コロナ放電処理をしたフイルムは
窒素シールしたグラフト重合室に送り込み、単量
体溶液を塗布した。単量体溶液としては、アクリ
ルアミドの20%水溶液に還元剤として、メタ酸性
亜硫酸ナトリウム(Na2S2O5)/硫酸第一鉄
(FeSO4・7H2O)を水溶液100gに対して、2ミ
リモル/1.4×10-3ミリモルを加えたものを使用
した。 単量体溶液の塗布と同時に網状保護材(厚さ
50μm、間〓1.5mm、ポリ塩化ビニル樹脂製の網)
を挾み込んで巻取り、そのまま室温にて2時間放
置して反応した。 ついで該保護材を低密度ポリエチレンフイルム
より剥離したのち、水中に取出し、水洗、乾燥
し、表面処理フイルムを得た。 この表面処理フイルムについて、防曇性の評価
を行ない、時間の経過と防曇性の観察結果を表に
示した。 実施例 2 実施例1において単量体溶液として、p−スチ
レンスルホン酸ナトリウム塩の20%水溶液を用
い、また還元剤としてメタ酸性亜硫酸ナトリウム
(Na2S2O5)/硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O)を
水溶液100gに対して5.3ミリモル/3.6×10-3ミリ
モルを添加した以外はすべて実施例1に従つて実
施した。 この表面処理フイルムを用いた防曇性の評価結
果は表に示した。 実施例 3 実施例1において、単量体溶液としてアクリル
酸の20%水溶液を用いた以外はすべて実施例1に
従つて実施した。この表面処理フイルムを用いた
防曇性の評価結果は表に示した。 比較例 1〜2 上記実施例1〜3に使用した原料低密度ポリエ
チレンフイルムおよびコロナ放電処理のみを行な
つたフイルムを用いた防曇性の評価結果を表に示
した。 実施例 4 実施例1において、原料フイルムとしてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体フイルム(酢酸ビニル含
量15重量%、巾25cm、厚さ100μm)を用い、そ
して単量体溶液としてアクリルアミドの20%水溶
液を用い、また還元剤としてメタ酸性亜硫酸ナト
リウム(Na2S2O5)/硫酸第一鉄(FeSO4・7H2
O)を水溶液100gに対して、0.65ミリモル/4.5
×10-4ミリモルを加えたものを使用した以外はす
べて実施例1に従つて実施した。 この表面処理フイルムを用いた防曇性の評価結
果は表に示した。 実施例 5 実施例1において原料フイルムとしてエチレン
−酢酸ビニル共重合体フイルム(酢酸ビニル含量
15重量%、巾25cm、厚さ100μm)を用い、そし
て単量体溶液としてp−スチレンスルホン酸ナト
リウム塩の20%水溶液を用い、また還元剤とし
て、メタ酸性亜硫酸ナトリウム(Na2S2O5)/硫
酸第一鉄(FeSO4・7H2O)を水溶液100gに対
して1.3ミリモル/9×10-4ミリモルを加えたも
のを使用した以外はすべて実施例1に従つて実施
した。 この表面処理フイルムを用いた防曇性の評価結
果は表に示す。 比較例 3〜4 上記実施例4,5に使用した原料エチレン−酢
酸ビニル共重合体フイルムおよびこのフイルムに
コロナ放電処理のみを行なつたフイルムを用いた
防曇性の評価結果を表に示した。 比較例 5〜7 現在、一般に使用されている農業用フイルムと
の防曇性の比較を作るため、市販品の中ら農業用
フイルムおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体フ
イルムをまた防曇持続性を目標に特別に配合した
エチレン−酢酸ビニル共重合体フイルムについて
実施例同様防曇性の評価を行なつた。 結果は表に示す。
【表】
△ 一部に水滴発生
× 防曇性なし
× 防曇性なし
図1は本発明のポレオレフイン系フイルムの表
面処理を実施する為の工程の一実施態様を示す。 1……コロナ放電電極、2……コロナ放電処理
ロール、3……グラフト重合室、4……単量体供
給口、5……網状保護材、6……反応用巻取機、
7……洗浄槽、8……乾燥室、9……製品巻取
機。
面処理を実施する為の工程の一実施態様を示す。 1……コロナ放電電極、2……コロナ放電処理
ロール、3……グラフト重合室、4……単量体供
給口、5……網状保護材、6……反応用巻取機、
7……洗浄槽、8……乾燥室、9……製品巻取
機。
Claims (1)
- 1 ポリオレフイン系フイルムに大気中でコロナ
放電により1ミリジユール/cm3ないし10ジユー
ル/cm3のエネルギーを印加した後、窒素ガス雰囲
気中でレドツクス系触媒を形成する還元剤を添加
したラジカル重合可能な親水性良好なる単量体溶
液を塗布し、グラフト重合を進行させ、フイルム
表面に親水性基を導入してなる防曇持続性の優れ
た農園芸用フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59001344A JPS60147447A (ja) | 1984-01-10 | 1984-01-10 | 防曇持続性の優れた農園芸用フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59001344A JPS60147447A (ja) | 1984-01-10 | 1984-01-10 | 防曇持続性の優れた農園芸用フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60147447A JPS60147447A (ja) | 1985-08-03 |
| JPH0443933B2 true JPH0443933B2 (ja) | 1992-07-20 |
Family
ID=11498874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59001344A Granted JPS60147447A (ja) | 1984-01-10 | 1984-01-10 | 防曇持続性の優れた農園芸用フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60147447A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH084618B2 (ja) * | 1985-10-14 | 1996-01-24 | 義人 筏 | 抗血栓性材料の製造法 |
| JPH06104753B2 (ja) * | 1986-02-04 | 1994-12-21 | 旭化成工業株式会社 | 非吸着性親水性中空糸状多孔膜 |
| GB2348270B (en) * | 1998-11-24 | 2003-04-30 | Nippon Kokan Kk | Waste incineration method and device therefor |
-
1984
- 1984-01-10 JP JP59001344A patent/JPS60147447A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60147447A (ja) | 1985-08-03 |
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