JPH0448879B2 - - Google Patents
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- JPH0448879B2 JPH0448879B2 JP61069239A JP6923986A JPH0448879B2 JP H0448879 B2 JPH0448879 B2 JP H0448879B2 JP 61069239 A JP61069239 A JP 61069239A JP 6923986 A JP6923986 A JP 6923986A JP H0448879 B2 JPH0448879 B2 JP H0448879B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating liquid
- anodes
- plating
- steel plate
- flow path
- Prior art date
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鋼板を連続的に電気めつきする方法
及び装置の改良に関する。
及び装置の改良に関する。
近年、自動車用鋼板として耐食性、加工性の優
れたものが要請され、この要請に応えうる鋼板と
して合金亜鉛めつき鋼板が種々開発されている。
この合金亜鉛めつき鋼板、例えば鉄−亜鉛めつき
鋼板は、その品質性能が電極界面におけるめつき
液の流動状況によつて左右されるため、各種流動
方式がとられている。
れたものが要請され、この要請に応えうる鋼板と
して合金亜鉛めつき鋼板が種々開発されている。
この合金亜鉛めつき鋼板、例えば鉄−亜鉛めつき
鋼板は、その品質性能が電極界面におけるめつき
液の流動状況によつて左右されるため、各種流動
方式がとられている。
第10図は、合金亜鉛めつき鋼板を製造するた
めの従来の電気めつき装置の要部を示す。この装
置は、水平に走行する鋼板1の上下方向に1対の
亜鉛電極2,2を対向して配置し、更に幅方向に
スリツト状に開口したノズルを備えためつき液供
給機構3を配置して、この機構から電極2,2の
間隙にめつき液を供給している。なお図中4はめ
つき液をシールするためのダムロールである。こ
の装置では、めつき液供給機構3のノズルが電極
2,2から離間しており、このためノズル近傍に
おける電極間のめつき流速が大きく変化する。こ
の結果、合金めつき層の組成が不均一となり、品
質性能が低い欠点があつた。
めの従来の電気めつき装置の要部を示す。この装
置は、水平に走行する鋼板1の上下方向に1対の
亜鉛電極2,2を対向して配置し、更に幅方向に
スリツト状に開口したノズルを備えためつき液供
給機構3を配置して、この機構から電極2,2の
間隙にめつき液を供給している。なお図中4はめ
つき液をシールするためのダムロールである。こ
の装置では、めつき液供給機構3のノズルが電極
2,2から離間しており、このためノズル近傍に
おける電極間のめつき流速が大きく変化する。こ
の結果、合金めつき層の組成が不均一となり、品
質性能が低い欠点があつた。
また電気めつきプロセスでは、製造原価に占め
る電力費の割合が大きい。このため電力コストを
低減する方法として、電極間距離hを短くするこ
とが提案されている。即ち電極間距離が電気抵抗
の支配的要因であるため、電流経路の電気抵抗を
低くして電力費を下げようとするものである。例
えば第11図に示すめつき装置は、鋼板1の進行
方向に沿つて電極2,2の前後端部及び中央部に
それぞれめつき液供給ノズル6,7,8を形成
し、これらノズルを鋼板の幅方向に沿つてスリツ
ト状としている。そして中央部のノズル7からめ
つき液を流量QCで供給して鋼板のカテナリーを
低減するとともに、両端部のノズル6,8からめ
つき液を流量QI,QOで供給して電極間の内圧を
高めかつシールして、めつき液にクツシヨン効果
(めつき液の圧力による鋼板のカテナリーを防ぐ
効果)を持たせるようにしている。
る電力費の割合が大きい。このため電力コストを
低減する方法として、電極間距離hを短くするこ
とが提案されている。即ち電極間距離が電気抵抗
の支配的要因であるため、電流経路の電気抵抗を
低くして電力費を下げようとするものである。例
えば第11図に示すめつき装置は、鋼板1の進行
方向に沿つて電極2,2の前後端部及び中央部に
それぞれめつき液供給ノズル6,7,8を形成
し、これらノズルを鋼板の幅方向に沿つてスリツ
ト状としている。そして中央部のノズル7からめ
つき液を流量QCで供給して鋼板のカテナリーを
低減するとともに、両端部のノズル6,8からめ
つき液を流量QI,QOで供給して電極間の内圧を
高めかつシールして、めつき液にクツシヨン効果
(めつき液の圧力による鋼板のカテナリーを防ぐ
効果)を持たせるようにしている。
しかしこの方法では、めつき液によるシール効
果が不十分でないため、必ずしも有効なクツシヨ
ン力が得られず、しかもめつき液流量QI,QOは、
電極間内には流れず、シールだけを行うため、余
力の動力が必要となる。まためつき液を電極中央
部から供給しているので、めつき液は鋼板の進行
方向前方には順流で流れ、進行方向後方には対向
流として流れる。このため、前方と後方とでは鋼
板とめつき液との相対流速が大きく異なることと
なり、この結果、合金めつきの品質性能がバラツ
キやすくなる欠点がある。
果が不十分でないため、必ずしも有効なクツシヨ
ン力が得られず、しかもめつき液流量QI,QOは、
電極間内には流れず、シールだけを行うため、余
力の動力が必要となる。まためつき液を電極中央
部から供給しているので、めつき液は鋼板の進行
方向前方には順流で流れ、進行方向後方には対向
流として流れる。このため、前方と後方とでは鋼
板とめつき液との相対流速が大きく異なることと
なり、この結果、合金めつきの品質性能がバラツ
キやすくなる欠点がある。
第12図は電極間の両側を閉じて、この内にめ
つき液を流す構造を示す。この構造では、電極間
にめつき液を流すと、鋼板に対するめつき液の相
対速度が均一となり、合金めつき品質性能上の問
題は解決される。しかし、電極間における鋼板上
下の流路が連通しているため、鋼板下方を流れる
めつき液のみの圧力を上げることが困難である。
この結果クツシヨン効果を十分に得ることができ
ない。まためつき液を供給するノズル(図示せ
ず)のシールも十分でなく、このことからも電極
間内でのクツシヨン効果を期待できる程の圧力を
得ることができない。このようなことから電極間
距離をあまり小さくすることができず、電力使用
効率が悪い。
つき液を流す構造を示す。この構造では、電極間
にめつき液を流すと、鋼板に対するめつき液の相
対速度が均一となり、合金めつき品質性能上の問
題は解決される。しかし、電極間における鋼板上
下の流路が連通しているため、鋼板下方を流れる
めつき液のみの圧力を上げることが困難である。
この結果クツシヨン効果を十分に得ることができ
ない。まためつき液を供給するノズル(図示せ
ず)のシールも十分でなく、このことからも電極
間内でのクツシヨン効果を期待できる程の圧力を
得ることができない。このようなことから電極間
距離をあまり小さくすることができず、電力使用
効率が悪い。
以上、従来方法及び装置の問題点を列挙すれ
ば、 (1) 電極間内のめつき液の流速が不均一で、所定
の合金めつき性能を安定して得ることができな
い。
ば、 (1) 電極間内のめつき液の流速が不均一で、所定
の合金めつき性能を安定して得ることができな
い。
(2) 更に流体シール方式のものでは、流体でシー
ルするために、上記(1)の問題に加えて、余分な
動力を要するという問題がある。
ルするために、上記(1)の問題に加えて、余分な
動力を要するという問題がある。
(3) また上下電極間の流路が連通しているので、
鋼板上部のめつき液と鋼板下部のめつき液との
間に圧力差を形成することができず、クツシヨ
ン効果が不十分となり、この結果極間距離をあ
まり小さくできない。このため、高電流密度で
めつきができず、電力コストの低下を図ること
ができない。
鋼板上部のめつき液と鋼板下部のめつき液との
間に圧力差を形成することができず、クツシヨ
ン効果が不十分となり、この結果極間距離をあ
まり小さくできない。このため、高電流密度で
めつきができず、電力コストの低下を図ること
ができない。
この発明は、電極間に均一な流速のめつき液を
供給して品質性能が均一な合金めつき鋼板を得、
かつ鋼板上下を流れるめつき液をそれぞれ独立と
し、各めつき液に圧力差を設けてクツシヨン効果
をもたせ、もつてカテナリー量の低減を図り、こ
のことにより電極間距離を小さくでき、高気率の
電気めつきを行なう電気めつき方法及びその装置
を提供することを目的とする。
供給して品質性能が均一な合金めつき鋼板を得、
かつ鋼板上下を流れるめつき液をそれぞれ独立と
し、各めつき液に圧力差を設けてクツシヨン効果
をもたせ、もつてカテナリー量の低減を図り、こ
のことにより電極間距離を小さくでき、高気率の
電気めつきを行なう電気めつき方法及びその装置
を提供することを目的とする。
本発明は、上下に対向して配置された1対の陽
極と、これら陽極間を流通するストリツプの両側
端を囲うエツジマスクと、上記両陽極間の両端を
閉じるシール機構と、上部陽極、ストリツプ、エ
ツジマスク及びシール機構で囲まれた上部メツキ
液流路と、下部陽極、ストリツプ、エツジマスク
及びシール機構で囲まれ上記上部メツキ液流路と
は独立している下部メツキ液流路とを具備し、前
記陽極の一端側のみからめつき液を供給して前記
陽極の他端側に向けて流し、他端側のみからめつ
き液を排出するとともに、各めつき液流路にめつ
き液を独立して流通せしめ、同時に陽極間内にス
トリツプを走行せしめながら両者間に通電する電
気めつき方法である。
極と、これら陽極間を流通するストリツプの両側
端を囲うエツジマスクと、上記両陽極間の両端を
閉じるシール機構と、上部陽極、ストリツプ、エ
ツジマスク及びシール機構で囲まれた上部メツキ
液流路と、下部陽極、ストリツプ、エツジマスク
及びシール機構で囲まれ上記上部メツキ液流路と
は独立している下部メツキ液流路とを具備し、前
記陽極の一端側のみからめつき液を供給して前記
陽極の他端側に向けて流し、他端側のみからめつ
き液を排出するとともに、各めつき液流路にめつ
き液を独立して流通せしめ、同時に陽極間内にス
トリツプを走行せしめながら両者間に通電する電
気めつき方法である。
さらに本発明は、前記陽極の一端側のみ設けら
れ、めつき液供給ノズルから上記各流路にめつき
液を供給する1組のめつき液供給機構と、前記陽
極の他端側のみに設けられためつき液の排出部と
を具備してなる電気めつき装置である。
れ、めつき液供給ノズルから上記各流路にめつき
液を供給する1組のめつき液供給機構と、前記陽
極の他端側のみに設けられためつき液の排出部と
を具備してなる電気めつき装置である。
即ち本発明は、上下電極間の流路を互いに独立
として各流路にそれぞれ所定の流量でめつき液を
流通させることにより、流体によるクツシヨン効
果を高め、もつて電極間距離を小さくすることを
可能とする。この原理を第1図にもとづいて説明
する。
として各流路にそれぞれ所定の流量でめつき液を
流通させることにより、流体によるクツシヨン効
果を高め、もつて電極間距離を小さくすることを
可能とする。この原理を第1図にもとづいて説明
する。
第1図中11は鋼板、12は電極、13は非導
電体の材質からなるシール部、14はダムロール
を示す。図中右側から電極12内にめつき液が上
下同量(流量Q)流れる時、流路出口の圧力を
P0とすると、電極間にかかる平均圧力は〔1〕
式で表わされる。
電体の材質からなるシール部、14はダムロール
を示す。図中右側から電極12内にめつき液が上
下同量(流量Q)流れる時、流路出口の圧力を
P0とすると、電極間にかかる平均圧力は〔1〕
式で表わされる。
=P0+1/4ρQ2(λ1L1/h1 3+λ2L2/h2 3)〔1
〕 ρ……めつき液密度 λ1,λ2……抵抗係数 h1,h2……電極間距離 L1,L2……電極間長さ 電極間距離h2が中心位置から片側Δh2微小変位
したとすると、上下で起る圧力差Δは〔2〕式
で表わされる。
〕 ρ……めつき液密度 λ1,λ2……抵抗係数 h1,h2……電極間距離 L1,L2……電極間長さ 電極間距離h2が中心位置から片側Δh2微小変位
したとすると、上下で起る圧力差Δは〔2〕式
で表わされる。
Δ=−〔6/h2(−P0)〕・Δh2 〔2〕
ただし、流量Qは一定とし、h2の変化に対する
h1の変位はh2とh1の比に等しいものとした。〔2〕
式中右辺の〔 〕内は常に正の値をとる。鋼板が
移動して電極間距離h2が移動量Δh2(負の量)で
減少したとすると、(2)式から距離の狭い方がΔ
(正の値)だけ圧力が高くなり、この結果この差
圧によつて鋼板を正規の位置に戻すことができ
る。これがクツシヨン効果の原理である。
h1の変位はh2とh1の比に等しいものとした。〔2〕
式中右辺の〔 〕内は常に正の値をとる。鋼板が
移動して電極間距離h2が移動量Δh2(負の量)で
減少したとすると、(2)式から距離の狭い方がΔ
(正の値)だけ圧力が高くなり、この結果この差
圧によつて鋼板を正規の位置に戻すことができ
る。これがクツシヨン効果の原理である。
このクツシヨン効果を得るには、上下の流路を
互いに独立として流量を一定とすることが必要で
ある。上下の流路を互いに独立としないと、例え
ば鋼板の位置が変化し、上下流路の一方が狭くな
つて圧力が上がり、他方の流路が広くなつて圧力
が下つても、めつき液が自由に上下の流路間を往
来でき、この結果めつき液は圧力の低い方の流路
へと流れ込み、圧力の差は緩和されてしまい、ク
ツシヨン効果が期待できないためである。
互いに独立として流量を一定とすることが必要で
ある。上下の流路を互いに独立としないと、例え
ば鋼板の位置が変化し、上下流路の一方が狭くな
つて圧力が上がり、他方の流路が広くなつて圧力
が下つても、めつき液が自由に上下の流路間を往
来でき、この結果めつき液は圧力の低い方の流路
へと流れ込み、圧力の差は緩和されてしまい、ク
ツシヨン効果が期待できないためである。
この流体のクツシヨン効果により、鋼板の防振
を図ることができるが、この効果は(2)式から明ら
かなように流路間の圧力損失(−P0)が大き
い程大きい。この圧力損失を大きくするには、 a 鋼板が進行する一方の電極端から他端に向け
てめつき液を供給して、流路長(L1,L2)を
長くとる。
を図ることができるが、この効果は(2)式から明ら
かなように流路間の圧力損失(−P0)が大き
い程大きい。この圧力損失を大きくするには、 a 鋼板が進行する一方の電極端から他端に向け
てめつき液を供給して、流路長(L1,L2)を
長くとる。
b 供給するめつき液の方向を、鋼板の走行方向
と対向させる方向として、抵抗係数λ2を高め
る。
と対向させる方向として、抵抗係数λ2を高め
る。
c シール部をラビリンス方式などシール効果の
高い方式をとることによつてλ1を高める。
高い方式をとることによつてλ1を高める。
などの方法が挙げられる。
めつき液の供給は、鋼板の走行に対向して行う
のが効率がよいが、ノズル設置上の制約から順流
方向に供給してもよい。要は上下電極間を仕切つ
て互いに独立の流路を形成すること、電極の一端
側から他端に向けてめつき液を供給すること、及
び電極間内のシール性を高めて電極内圧を高めて
クツシヨン力を得るものであればよい。
のが効率がよいが、ノズル設置上の制約から順流
方向に供給してもよい。要は上下電極間を仕切つ
て互いに独立の流路を形成すること、電極の一端
側から他端に向けてめつき液を供給すること、及
び電極間内のシール性を高めて電極内圧を高めて
クツシヨン力を得るものであればよい。
以下本発明を亜鉛めつき方法及び装置に適用し
た実施例につき説明する。第2図は本発明に係る
電気めつき装置の1/2分について鋼板の進行方向
に沿う断面を示し、第3図は第2図の−線に
沿う断面図である。この電気めつき装置は、トレ
イ壁21内にめつき浴22を入れ、このめつき浴
22内を亜鉛めつきされる鋼板23が走行する。
この鋼板23には、通電用コンダクターロール2
4、めつき液堰止め用ダムロール25、鋼板支持
用サポートロール26が配置されている。このサ
ポートロール26は、トレイの中間に位置してい
る。めつき浴22内には、鋼板23の上下面に不
溶性陽極27,27が配置されている。鋼板23
の進行方向前方には、各陽極27,27の端部に
それぞれ、めつき液供給溶ノズル28,28が一
体的に取付けられ、これらノズル28,28はノ
ズルヘツダー29,29と連通している。なお図
中30,31は、トレイ壁の外側に接している硬
質ゴム製のめつき液シール部材、32は陽極27
の入口部分に配置されためつき液シール部材で、
鋸状刃型をなし、流路抵抗を増してクツシヨン効
果を上げるようにしている。33は陽極27,2
7の出口部分に配置されためつき液シール部材で
ある。
た実施例につき説明する。第2図は本発明に係る
電気めつき装置の1/2分について鋼板の進行方向
に沿う断面を示し、第3図は第2図の−線に
沿う断面図である。この電気めつき装置は、トレ
イ壁21内にめつき浴22を入れ、このめつき浴
22内を亜鉛めつきされる鋼板23が走行する。
この鋼板23には、通電用コンダクターロール2
4、めつき液堰止め用ダムロール25、鋼板支持
用サポートロール26が配置されている。このサ
ポートロール26は、トレイの中間に位置してい
る。めつき浴22内には、鋼板23の上下面に不
溶性陽極27,27が配置されている。鋼板23
の進行方向前方には、各陽極27,27の端部に
それぞれ、めつき液供給溶ノズル28,28が一
体的に取付けられ、これらノズル28,28はノ
ズルヘツダー29,29と連通している。なお図
中30,31は、トレイ壁の外側に接している硬
質ゴム製のめつき液シール部材、32は陽極27
の入口部分に配置されためつき液シール部材で、
鋸状刃型をなし、流路抵抗を増してクツシヨン効
果を上げるようにしている。33は陽極27,2
7の出口部分に配置されためつき液シール部材で
ある。
これら陽極27,27間には、第3図に示すよ
うに、ここを走行する鋼板23(紙面に対して垂
直方向に走行する)の両側にエツジシール板34
を配置し、このエツジシール板34は先端にゴム
製の2股部34aを形成している。エツジシール
板34は鋼板23とともに陽極間内のめつき液流
路35,36を上下に分けている。更にエツジシ
ール板34はその先端を鋼板のエツジから30mm程
度離間しており、走行する鋼板23の蛇行や幅の
変更があると、これを検出し(検出機構の説明は
省略する)この検出信号にもとづいてエツジシー
ル板34の位置を追随して変更するようになつて
いる。また先端の2股部34aは鋼板23のエツ
ジ部を囲うように配置され(例えば鋼板とのオー
バーラツプ量20mm、鋼板との最短距離3mmとして
いる)、エツジ部のオーバーコーテイングを防ぐ
ようになつている。また鋼板23の上下方向のバ
タツキに対して弾性的に変形し、上下の流路3
5,36のめつき液を常に遮蔽している。
うに、ここを走行する鋼板23(紙面に対して垂
直方向に走行する)の両側にエツジシール板34
を配置し、このエツジシール板34は先端にゴム
製の2股部34aを形成している。エツジシール
板34は鋼板23とともに陽極間内のめつき液流
路35,36を上下に分けている。更にエツジシ
ール板34はその先端を鋼板のエツジから30mm程
度離間しており、走行する鋼板23の蛇行や幅の
変更があると、これを検出し(検出機構の説明は
省略する)この検出信号にもとづいてエツジシー
ル板34の位置を追随して変更するようになつて
いる。また先端の2股部34aは鋼板23のエツ
ジ部を囲うように配置され(例えば鋼板とのオー
バーラツプ量20mm、鋼板との最短距離3mmとして
いる)、エツジ部のオーバーコーテイングを防ぐ
ようになつている。また鋼板23の上下方向のバ
タツキに対して弾性的に変形し、上下の流路3
5,36のめつき液を常に遮蔽している。
更に両電極27,27の両側部には、それぞれ
ゴム製のマスク37…が取付けられ、これらマス
ク37…は、先端が上記エツジシール板34に弾
性的に接触して電極間内を閉じ、ここを流通する
めつき液をシールしている。ここで上記マスク3
7の材質をゴム製としたのは、通板作業などの非
定常時に電極間距離を変える必要があるが、この
電極間距離の調整に柔軟に対応し、かつシール効
果を向上させるためである。
ゴム製のマスク37…が取付けられ、これらマス
ク37…は、先端が上記エツジシール板34に弾
性的に接触して電極間内を閉じ、ここを流通する
めつき液をシールしている。ここで上記マスク3
7の材質をゴム製としたのは、通板作業などの非
定常時に電極間距離を変える必要があるが、この
電極間距離の調整に柔軟に対応し、かつシール効
果を向上させるためである。
この電気めつき装置では、鋼板23は、図中左
から右に走行し、めつき液はポンプ(図示せず)
の作用により、各ノズルヘツダー29,29から
ノズル28,28を通つてそれぞれの流路35,
36に流れる。各流路35,36はそれぞれ独立
しており、また電極間内の両側がシールされてお
り、更にシール部材32でめつき液の流路抵抗を
増しているので、電極間内の圧力が上昇し、十分
なクツシヨン力が生じる。この後めつき液は出口
38を通つてトレイ内に流れる。
から右に走行し、めつき液はポンプ(図示せず)
の作用により、各ノズルヘツダー29,29から
ノズル28,28を通つてそれぞれの流路35,
36に流れる。各流路35,36はそれぞれ独立
しており、また電極間内の両側がシールされてお
り、更にシール部材32でめつき液の流路抵抗を
増しているので、電極間内の圧力が上昇し、十分
なクツシヨン力が生じる。この後めつき液は出口
38を通つてトレイ内に流れる。
実験例 1
以下の概略仕様の電気めつき装置を使用し、以
下の条件で鉄−亜鉛合金めつきと純亜鉛めつきの
2種類についてめつきを行つた。
下の条件で鉄−亜鉛合金めつきと純亜鉛めつきの
2種類についてめつきを行つた。
ノズル 開口 10mm×2100mm
吐出角度 水平に対して20°
鋼 板 幅 1880mm
厚み 0.8mm
電 極 幅 2200mm
長さ 1100mm
材質 (1)Pb−Ag(0.5〜1.0%)
(2)Ti−Pt(5〜10μm
めつき) トレイ数 8 電極間距離 8〜10mm 鋼板走行速度 36〜180mpm ポンプ吐出流量 1.8m3/分/ヘツダー 吐出圧力 40m 浴組成 (電極材質(1)の場合) 成分 含有量(g/) ZnSO4・7H2O 150 FeSO4・7H2O 350 Na2SO4 30 CH3COONa・3H2O 10 C6H8O7 5 浴組成 (電極材質(2)の場合) 成 分 含有量(g/) ZnSO4・7H2O 150 FeSO4・7H2O 350 Na2SO4 30 MgSO4 70 浴めつき液PH=2.0 浴温度50℃ 鋼板との相対速度2.0m/s 電流密度DK=50、60、80A/dm2 また比較のために上記実施例とめつき条件を同
じとして第1図に示す従来のめつき方法を行つ
た。
めつき) トレイ数 8 電極間距離 8〜10mm 鋼板走行速度 36〜180mpm ポンプ吐出流量 1.8m3/分/ヘツダー 吐出圧力 40m 浴組成 (電極材質(1)の場合) 成分 含有量(g/) ZnSO4・7H2O 150 FeSO4・7H2O 350 Na2SO4 30 CH3COONa・3H2O 10 C6H8O7 5 浴組成 (電極材質(2)の場合) 成 分 含有量(g/) ZnSO4・7H2O 150 FeSO4・7H2O 350 Na2SO4 30 MgSO4 70 浴めつき液PH=2.0 浴温度50℃ 鋼板との相対速度2.0m/s 電流密度DK=50、60、80A/dm2 また比較のために上記実施例とめつき条件を同
じとして第1図に示す従来のめつき方法を行つ
た。
このようにして得られた実施例及び比較例のめ
つき皮膜につき、その組成をG.D.S(グロウデス
チヤージ・スペクトロスコピー)にて調べた。そ
の結果を第4図(比較例)及び第5図(実験例)
にそれぞれ示す。同図中縦軸はめつき皮膜中の
Fe含有率を示し、横軸は時間の経過(皮膜の厚
み方向に相当する)を示す。第4図から比較例の
ものは平均含有率に対して±2〜3%のバラツキ
があるが、第5図の実験例ではFe含有率の皮膜
厚さ方向のバラツキが従来方法に比べて格段に小
さくなつていることがわかる。
つき皮膜につき、その組成をG.D.S(グロウデス
チヤージ・スペクトロスコピー)にて調べた。そ
の結果を第4図(比較例)及び第5図(実験例)
にそれぞれ示す。同図中縦軸はめつき皮膜中の
Fe含有率を示し、横軸は時間の経過(皮膜の厚
み方向に相当する)を示す。第4図から比較例の
ものは平均含有率に対して±2〜3%のバラツキ
があるが、第5図の実験例ではFe含有率の皮膜
厚さ方向のバラツキが従来方法に比べて格段に小
さくなつていることがわかる。
実験例 2
セル寸法を実験例1と同じとし、他の条件を変
えて純亜鉛めつきを行つた。
えて純亜鉛めつきを行つた。
電極材質 Pb−Ag(1%)
浴組成
成 分 含有量(g/)
ZnSO4・7H2O 400
Na2SO4 70
MgSO4 70
PH=2.0,浴温度50℃,電流密度DK=120A/dm2
上記の如く高電流密度であつたが、めつきヤケ
等の問題は全く生じなかつた。
等の問題は全く生じなかつた。
これに対して上記条件で従来方法の電気めつき
をおこなつた結果、めつきヤケが生じた。
をおこなつた結果、めつきヤケが生じた。
第6図は、本発明方法で得らてた電極間内の静
圧分布を示し、この分布からシール効果によつて
十分なクツシヨン力が得られることがわかる。
圧分布を示し、この分布からシール効果によつて
十分なクツシヨン力が得られることがわかる。
従つて、本発明によれば、めつき液のクツシヨ
ン効果により、従来25mm程度であつた電極間距離
を8mm程度まで短縮でき、電流密度を従来方法の
70%以上向上でき、高生産性を達成することがで
きた。
ン効果により、従来25mm程度であつた電極間距離
を8mm程度まで短縮でき、電流密度を従来方法の
70%以上向上でき、高生産性を達成することがで
きた。
なお、本発明におけるシール機構は上記実施例
に限らず、種々の方法が考えられる。例えば、第
7図に示すように、ゴムライニングしたシールロ
ール41,41をエツジシール板34と陽極2
7,27との間に配置した構造でもよい。また第
8図に示すように外周に複数の溝を設けたシール
ロツド42を陽極27,27間に介在してここを
シールするようにしてもよい。
に限らず、種々の方法が考えられる。例えば、第
7図に示すように、ゴムライニングしたシールロ
ール41,41をエツジシール板34と陽極2
7,27との間に配置した構造でもよい。また第
8図に示すように外周に複数の溝を設けたシール
ロツド42を陽極27,27間に介在してここを
シールするようにしてもよい。
実験例 3
実験例1の電気めつき装置及び条件でめつき液
を陽極間内に流通せしめ、その流速分布を測定し
た。比較のため第1図に示す従来装置についても
同じ条件でめつき液を流通せしめ、その流速分布
を測定した。その結果を第9図に示す。同図から
本発明によつて得られる電極間の流速分布は、従
来のものに比べて格段に均一となつていることが
わかる。
を陽極間内に流通せしめ、その流速分布を測定し
た。比較のため第1図に示す従来装置についても
同じ条件でめつき液を流通せしめ、その流速分布
を測定した。その結果を第9図に示す。同図から
本発明によつて得られる電極間の流速分布は、従
来のものに比べて格段に均一となつていることが
わかる。
この発明によれば、シール機構により陽極間内
をシールしているので、ここにめつき液を均一な
流速で流すことができ、品質性能にムラのない合
金めつき鋼板を得ることができる。
をシールしているので、ここにめつき液を均一な
流速で流すことができ、品質性能にムラのない合
金めつき鋼板を得ることができる。
また鋼板上下のめつき液流路をそれぞれ独立と
しているので、めつき液圧力によるクツシヨン効
果を向上して鋼板の防振を図り、この結果電極間
距離を小さくして電気めつきを高効率で行うこと
ができる。
しているので、めつき液圧力によるクツシヨン効
果を向上して鋼板の防振を図り、この結果電極間
距離を小さくして電気めつきを高効率で行うこと
ができる。
第1図は本発明の原理説明図、第2図は本発明
の電気めつき方法の一実施例を示す断面図、第3
図は第2図の−線に沿う断面図、第4図は従
来方法における時間の変化(皮膜の厚み方向に相
当)による鉄含有量の変化を示す図、第5図は本
発明の実施例における時間の変化(皮膜の厚み方
向に相当)による鉄含有量の変化を示す図、第6
図は本発明の実施例における電極方向距離と圧力
との関係を示す図、第7図及び第8図は本発明の
異なる実施例を示す図、第9図は本発明の実施例
における電極方向距離と流速との関係を比較例と
ともに示す図、第10図乃至第12図は従来の電
気めつき装置を示す説明図である。 21……トレイ壁、22……めつき浴、23…
…鋼板、27……不溶性陽極、28……ノズル、
29……ノズルヘツダー、34……エツジシール
板、34a……2股部、35,36……めつき液
流路、37……マスク。
の電気めつき方法の一実施例を示す断面図、第3
図は第2図の−線に沿う断面図、第4図は従
来方法における時間の変化(皮膜の厚み方向に相
当)による鉄含有量の変化を示す図、第5図は本
発明の実施例における時間の変化(皮膜の厚み方
向に相当)による鉄含有量の変化を示す図、第6
図は本発明の実施例における電極方向距離と圧力
との関係を示す図、第7図及び第8図は本発明の
異なる実施例を示す図、第9図は本発明の実施例
における電極方向距離と流速との関係を比較例と
ともに示す図、第10図乃至第12図は従来の電
気めつき装置を示す説明図である。 21……トレイ壁、22……めつき浴、23…
…鋼板、27……不溶性陽極、28……ノズル、
29……ノズルヘツダー、34……エツジシール
板、34a……2股部、35,36……めつき液
流路、37……マスク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上下に対向して配置された1対の陽極と、こ
れら陽極間を流通するストリツプの両側端を囲う
エツジマスクと、上記両陽極間の両端を閉じるシ
ール機構と、上部陽極、ストリツプ、エツジマス
ク及びシール機構で囲まれた上部メツキ液流路
と、下部陽極、ストリツプ、エツジマスク及びシ
ール機構で囲まれ上記上部メツキ液流路とは独立
している下部メツキ液流路とを具備し、前記陽極
の一端側のみからめつき液を供給して前記陽極の
他端側に向けて流し、他端側のみからめつき液を
排出するとともに、各めつき液流路にめつき液を
独立して流通せしめ、同時に陽極間内にストリツ
プを走行せしめながら両者間に通電する電気めつ
き方法。 2 上下に対向して配置された1対の陽極と、こ
れら陽極間を流通するストリツプの両側端を囲う
エツジマスクと、上記両陽極間の両端を閉じるシ
ール機構と、上部陽極、ストリツプ、エツジマス
ク及びシール機構で囲まれた上部メツキ液流路
と、下部陽極、ストリツプ、エツジマスク及びシ
ール機構で囲まれ上記上部メツキ液流路とは独立
している下部メツキ液流路と、前記陽極の一端側
にのみ設けられ、めつき液供給ノズルから上記各
流路にめつき液を供給する1組のめつき液供給機
構と、前記陽極の他端側のみに設けられためつき
液の排出部とを具備してなる電気めつき装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6923986A JPS6324095A (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | 電気めつき方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6923986A JPS6324095A (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | 電気めつき方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6324095A JPS6324095A (ja) | 1988-02-01 |
| JPH0448879B2 true JPH0448879B2 (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=13396999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6923986A Granted JPS6324095A (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | 電気めつき方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6324095A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2660864B2 (ja) * | 1989-05-31 | 1997-10-08 | 日東紡績株式会社 | アミノアセトフェノン誘導体及びそれを用いた酵素活性測定法 |
| JPH036395A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-11 | Kawasaki Steel Corp | 水平型めっき槽 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS523604B2 (ja) * | 1973-12-17 | 1977-01-28 | ||
| JPS58136796A (ja) * | 1982-02-10 | 1983-08-13 | Nippon Steel Corp | ストリツプの水平型流体支持電解槽 |
| JPS59185797A (ja) * | 1983-04-06 | 1984-10-22 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 可溶性電極を備えた連続電気メツキ装置 |
-
1986
- 1986-03-27 JP JP6923986A patent/JPS6324095A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6324095A (ja) | 1988-02-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |