JPH0451322B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0451322B2 JPH0451322B2 JP57116006A JP11600682A JPH0451322B2 JP H0451322 B2 JPH0451322 B2 JP H0451322B2 JP 57116006 A JP57116006 A JP 57116006A JP 11600682 A JP11600682 A JP 11600682A JP H0451322 B2 JPH0451322 B2 JP H0451322B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cork
- oil
- adhesive
- friction material
- impregnated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコルクの摩擦特性をほとんど損うこと
なく、しかも耐摩耗性を大幅に向上せしめると共
に、油の含浸量を増加せしめたコルク摩擦材に関
する。
なく、しかも耐摩耗性を大幅に向上せしめると共
に、油の含浸量を増加せしめたコルク摩擦材に関
する。
従来、天然品の優れた特性、特に優れた摩擦係
数を有するコルクを粉砕した粒子を接着剤を介し
て圧縮結合して摩擦板に活用して、工業用ミシン
などのクラツチ、モーターのクラツチフエーシン
グやブレーキシユー等に多く使用されていた。し
かし、コルクは物理的強度が低く、クラツチやブ
レーキの作動時に鳴き音や摩擦熱による異臭の発
生、さらに半クラツチ等による異常摩耗で寿命の
低下などの欠点があつた。
数を有するコルクを粉砕した粒子を接着剤を介し
て圧縮結合して摩擦板に活用して、工業用ミシン
などのクラツチ、モーターのクラツチフエーシン
グやブレーキシユー等に多く使用されていた。し
かし、コルクは物理的強度が低く、クラツチやブ
レーキの作動時に鳴き音や摩擦熱による異臭の発
生、さらに半クラツチ等による異常摩耗で寿命の
低下などの欠点があつた。
このためこれを解決する方法として、コルク粒
子を接着剤を介して一体に成形したコルク摩擦材
の粒間空隙に油を含浸せしめて、耐摩耗性を向上
せしめていたが、従来は該接着材はフエノール樹
脂、ユリア樹脂、酢酸ビニル樹脂等の接着剤を使
用し、コルク粒子を圧縮結合せしめていたため、
コルク粒間及び接着剤との空隙は極めて少なく、
これに常温もしくは加温下真空あるいは加圧含浸
する方法で油を含浸せしめても、油の含浸量は10
%以下と極めて少なく、目的とする耐摩耗性の向
上はあまり得られず、かつ油の含浸はほとんど摩
擦材の表面部分に集中し、長期使用時には表面の
油が除去されて、油はわずかしか残留せず耐摩耗
性は著しく低下してしまう欠点があつた。
子を接着剤を介して一体に成形したコルク摩擦材
の粒間空隙に油を含浸せしめて、耐摩耗性を向上
せしめていたが、従来は該接着材はフエノール樹
脂、ユリア樹脂、酢酸ビニル樹脂等の接着剤を使
用し、コルク粒子を圧縮結合せしめていたため、
コルク粒間及び接着剤との空隙は極めて少なく、
これに常温もしくは加温下真空あるいは加圧含浸
する方法で油を含浸せしめても、油の含浸量は10
%以下と極めて少なく、目的とする耐摩耗性の向
上はあまり得られず、かつ油の含浸はほとんど摩
擦材の表面部分に集中し、長期使用時には表面の
油が除去されて、油はわずかしか残留せず耐摩耗
性は著しく低下してしまう欠点があつた。
このため油の含浸量を増加せしめる方法として
あらかじめコルク粒子と油とを混合撹拌して、コ
イル粒子に油を付着せしめた後、フエノール系接
着剤等を混入、撹拌して金型に入れて固着一体と
してコルク摩擦材を得る方法が考えられた。しか
しこれは前述のコルク摩擦材よりは油の含浸量は
確かに増大するが、接着剤の固着を疎外する油が
コルク粒子外周面全体に付着しているため、接着
力が大幅に減少し、クラツチフエーシングやブレ
ーキシユーの様な強い力の加わる過酷な条件下で
はコルク摩擦材が破壊されてしまうと共に、コル
ク粒子と油、さらに接着剤との撹拌は時間が掛る
と共に均一な撹拌が難かしく一層強度面で問題が
あるなどの欠点があつた。
あらかじめコルク粒子と油とを混合撹拌して、コ
イル粒子に油を付着せしめた後、フエノール系接
着剤等を混入、撹拌して金型に入れて固着一体と
してコルク摩擦材を得る方法が考えられた。しか
しこれは前述のコルク摩擦材よりは油の含浸量は
確かに増大するが、接着剤の固着を疎外する油が
コルク粒子外周面全体に付着しているため、接着
力が大幅に減少し、クラツチフエーシングやブレ
ーキシユーの様な強い力の加わる過酷な条件下で
はコルク摩擦材が破壊されてしまうと共に、コル
ク粒子と油、さらに接着剤との撹拌は時間が掛る
と共に均一な撹拌が難かしく一層強度面で問題が
あるなどの欠点があつた。
本発明はこれらの欠点を除去し、作業が簡単で
しかも油の含浸量が多く、コルク摩擦材の表面部
分のみならず中心部まで油が含浸したコルク摩擦
材を提供するものである。
しかも油の含浸量が多く、コルク摩擦材の表面部
分のみならず中心部まで油が含浸したコルク摩擦
材を提供するものである。
本発明は適当な大きさを有するコルク粒子、実
質的には10〜80メツシユのものを接着剤を介して
従来方法により一体に成型して得るコルク摩擦材
に油(植物油あるいは鉱物油等限定されない)を
含浸せしめたコルク摩擦材であつて、該接着剤が
ウレタン系接着剤であることを特長としている。
本発明のコルク摩擦材にウレタン系接着剤をバイ
ンダーとして使用することは、ウレタン系接着剤
を使用したコルク摩擦材を油槽に浸すか、あるい
は真空もしくは加圧含浸せしめた時、油はコルク
粒子間や接着剤との間隙にはもちろんであるが、
ウレタン系接着剤自身に多量の油を含浸できるた
め、従来ではなし得なかつた多量の油、クラツチ
フエーシングやブレーキシユー等の使用に適した
コルク粒子に対する重量比が25〜30%重量比の油
を含浸せしめたコルク摩擦材を容易に得ることが
出来る。また油の含浸量はそのコルク摩擦材の使
用目的、用途によつて15〜50%重量比が適当で最
適には25〜30%重量比であるが、本発明によれば
容易にこの数値のものを得ることが出来る。
質的には10〜80メツシユのものを接着剤を介して
従来方法により一体に成型して得るコルク摩擦材
に油(植物油あるいは鉱物油等限定されない)を
含浸せしめたコルク摩擦材であつて、該接着剤が
ウレタン系接着剤であることを特長としている。
本発明のコルク摩擦材にウレタン系接着剤をバイ
ンダーとして使用することは、ウレタン系接着剤
を使用したコルク摩擦材を油槽に浸すか、あるい
は真空もしくは加圧含浸せしめた時、油はコルク
粒子間や接着剤との間隙にはもちろんであるが、
ウレタン系接着剤自身に多量の油を含浸できるた
め、従来ではなし得なかつた多量の油、クラツチ
フエーシングやブレーキシユー等の使用に適した
コルク粒子に対する重量比が25〜30%重量比の油
を含浸せしめたコルク摩擦材を容易に得ることが
出来る。また油の含浸量はそのコルク摩擦材の使
用目的、用途によつて15〜50%重量比が適当で最
適には25〜30%重量比であるが、本発明によれば
容易にこの数値のものを得ることが出来る。
また、クラツチ及びブレーキ等の金属基板に該
コルク摩擦材をあらかじめ貼着した後、油を含浸
せしめればコルクと金属基板との接着強度を有し
て、しかも摩擦特性にすぐれたクラツチフエーシ
ングやブレーキシユーを容易に得ることも可能で
ある。
コルク摩擦材をあらかじめ貼着した後、油を含浸
せしめればコルクと金属基板との接着強度を有し
て、しかも摩擦特性にすぐれたクラツチフエーシ
ングやブレーキシユーを容易に得ることも可能で
ある。
さらに本発明のコルク摩擦材はコルクと接着剤
との結合が優先されるので油を含浸せしめても接
着強度はいささかも損なわれることもない。
との結合が優先されるので油を含浸せしめても接
着強度はいささかも損なわれることもない。
さらに本発明の目的を完全ならしめるためには
発泡ウレタン等のような微細な空隙を有するもの
の微粒子に、あらかじめ該微細な空隙に油を含浸
せしめたものを、該ウレタン系接着剤に分散包含
せしめてコルク摩擦材を形成せしめれば、油は接
着剤に均一に含浸されると共に、接着強度も十分
であるため、従来から求められていたコルク摩擦
材としては理想的条件を備えた部材が得られる。
なお、当然であるが発泡ウレタン等の微粒子を先
に分散せしめてコルク摩擦材を形成した後、油を
該微粒子の微細な空隙へ含浸せしめても一向に差
支えず同じ効果を有するものである。
発泡ウレタン等のような微細な空隙を有するもの
の微粒子に、あらかじめ該微細な空隙に油を含浸
せしめたものを、該ウレタン系接着剤に分散包含
せしめてコルク摩擦材を形成せしめれば、油は接
着剤に均一に含浸されると共に、接着強度も十分
であるため、従来から求められていたコルク摩擦
材としては理想的条件を備えた部材が得られる。
なお、当然であるが発泡ウレタン等の微粒子を先
に分散せしめてコルク摩擦材を形成した後、油を
該微粒子の微細な空隙へ含浸せしめても一向に差
支えず同じ効果を有するものである。
次に実施例によつて本発明を説明する。コルク
粒子30〜70メツシユのものを使用し、これにウレ
タン系接着剤を添加して5〜10分撹拌し、その所
望量を成型金型の中に入れて圧縮し、接着剤を硬
化させた後、成型金型により取り出して所望の形
状のコルク摩擦材を得る。
粒子30〜70メツシユのものを使用し、これにウレ
タン系接着剤を添加して5〜10分撹拌し、その所
望量を成型金型の中に入れて圧縮し、接着剤を硬
化させた後、成型金型により取り出して所望の形
状のコルク摩擦材を得る。
得られたコルク摩擦材を、3mmHg下で1時間、
タービン油#200を真空含浸せしめると、コルク
粒子に対する油の重量比が28.8重量%のコルク摩
擦材を得、3mmHg下で2時間、タービン油#200
を真空含浸せしめると、コルク粒子に対する油の
重量比が34.2重量%のコルク摩擦材を得た。
タービン油#200を真空含浸せしめると、コルク
粒子に対する油の重量比が28.8重量%のコルク摩
擦材を得、3mmHg下で2時間、タービン油#200
を真空含浸せしめると、コルク粒子に対する油の
重量比が34.2重量%のコルク摩擦材を得た。
従つて真空含浸の時間、圧力を調節して、油の
含浸量が0%、5%、15%、20%、25%、30%、
35%、45%、60%のコルク摩擦材をそれぞれ作つ
て、摩擦係数、摩擦量を各々測定した所、表1及
び表2のグラフのような良好な数値を得た。
含浸量が0%、5%、15%、20%、25%、30%、
35%、45%、60%のコルク摩擦材をそれぞれ作つ
て、摩擦係数、摩擦量を各々測定した所、表1及
び表2のグラフのような良好な数値を得た。
なお、油の含浸量が60%以上の場合はそれ以上
はコルク摩擦材内部で保有することが出来ず、油
は外へ流出してしまうため、実質上は作製するこ
とは出来ない。
はコルク摩擦材内部で保有することが出来ず、油
は外へ流出してしまうため、実質上は作製するこ
とは出来ない。
表1の摩擦係数を見ても油による係数の低下は
ごく僅かで、摩擦特性を損うことなく、かつ表2
のように、油の添加による摩耗量は15%含浸のも
のから大幅に減少しその効果は顕著に表われてい
る。
ごく僅かで、摩擦特性を損うことなく、かつ表2
のように、油の添加による摩耗量は15%含浸のも
のから大幅に減少しその効果は顕著に表われてい
る。
この様に本発明によればコルク粒間及び接着剤
に含浸された油の作用により、摩擦係数を損うこ
となく、摩耗特性を大幅に向上せしめ、コルク摩
擦材の寿命を長期に保つことが出来る上に、油の
分布がほば均一であるためブロツクからの切断加
工による工作で得られたコルク摩擦材も、その効
果は同等のものが得られ、従来方法では得られな
い秀れたコルク摩擦材である。
に含浸された油の作用により、摩擦係数を損うこ
となく、摩耗特性を大幅に向上せしめ、コルク摩
擦材の寿命を長期に保つことが出来る上に、油の
分布がほば均一であるためブロツクからの切断加
工による工作で得られたコルク摩擦材も、その効
果は同等のものが得られ、従来方法では得られな
い秀れたコルク摩擦材である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コルク粒子を接着剤を介して一体に成型して
なるコルク摩擦材に油を含浸させたコルク摩擦材
において、該接着剤がウレタン系接着剤であり、
かつ油が対コルク重量比が15〜50重量%であるこ
とを特長としたコルク摩擦材。 2 該ウレタン系接着剤において、発泡ウレタン
等の微細な空隙に油を含浸せしめた微粒子を該ウ
レタン系接着剤に分散包含せしめたことを特長と
した特許請求の範囲第1項記載のコルク摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11600682A JPS597002A (ja) | 1982-07-02 | 1982-07-02 | コルク摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11600682A JPS597002A (ja) | 1982-07-02 | 1982-07-02 | コルク摩擦材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS597002A JPS597002A (ja) | 1984-01-14 |
| JPH0451322B2 true JPH0451322B2 (ja) | 1992-08-18 |
Family
ID=14676493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11600682A Granted JPS597002A (ja) | 1982-07-02 | 1982-07-02 | コルク摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597002A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5920606A (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-02 | 内山工業株式会社 | コルク摩擦材 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5441312A (en) * | 1977-09-05 | 1979-04-02 | Uchiyama Mfg | Production of cork for clutch facing and brake shoe |
-
1982
- 1982-07-02 JP JP11600682A patent/JPS597002A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS597002A (ja) | 1984-01-14 |
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