JPH0454855Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0454855Y2
JPH0454855Y2 JP1985061020U JP6102085U JPH0454855Y2 JP H0454855 Y2 JPH0454855 Y2 JP H0454855Y2 JP 1985061020 U JP1985061020 U JP 1985061020U JP 6102085 U JP6102085 U JP 6102085U JP H0454855 Y2 JPH0454855 Y2 JP H0454855Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
masking
polypropylene
weight
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985061020U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61178960U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985061020U priority Critical patent/JPH0454855Y2/ja
Publication of JPS61178960U publication Critical patent/JPS61178960U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0454855Y2 publication Critical patent/JPH0454855Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は耐熱性及び通気性を備えたマスキング
フイルムに関するものである。
(従来の技術) 自動車、電気製品等の生産工程において塗装後
の塗膜乾燥固化に要する時間の長短は製品の単位
時間当りの生産量やコストに大きく影響する。こ
のため所定温度のオーブンで乾燥させる際に、乾
燥に最も適した高温で可及的短い時間で乾燥させ
ることは重要な課題である。
塗装時に使用されるマスキングシートは安価で
あることが重要であるのは勿論であるが、加熱乾
燥型の塗装においては耐熱性を有すると共に通気
性を備えていることが特に要求される。即ち、通
気性を有しないと内部空気の熱膨張によりマスキ
ングシートが膨らんだり前塗装膜から発生するガ
スが排出されないため前塗装膜に光沢ムラが生じ
る。
従来より耐熱性を有するマスキングシートとし
ては、クラフト紙にポリエチレンフイルムをラミ
ネートしたものがあり、比較的高温の耐熱性を備
えている。
ところがこのクラフト紙にポリエチレンフイル
ムをラミネートしたものは通気性が充分でないば
かりでなく伸びが悪く、前後処理等の作業性も悪
いしコストアツプとなる等の欠点があり、このた
め実際には通気性を有する他のマスキングシート
を使用して低温のオーブンで処理しているのが現
状である。
プラスチツク製のシートやフイルムに通気性を
与えるための手段としては従来から機械的に穿孔
したり化学的処理により穿孔する等の各種の方法
があるが、量産性や経済性に富むものとしては、
相溶性に乏しい二種以上の熱可塑性合成樹脂を混
練してシート又はフイルム状とし、これを縦方向
及び横方向の二軸に延伸させる方法が提案されて
いる(例えば、特公昭48−28789号公報)。
また、通気性をもたせたマスキングテープ自体
としても各種のものが提案されている(例えば、
実開昭52−128661号、同55−127745号、同57−
150537号各公報等)。
(考案が解決しようとする問題点) 本来使い捨てであるマスキングテープ乃至フイ
ルムにおいては、所定の機能を有すると共に量産
可能で低コストであることが要求され、特にマス
ク面が広い自動車塗装等においてはこの要請に応
えることは極めて重要である。この意味から上記
した二軸延伸法により通気性を与える方法は優れ
ており、これにより得られたフイルムをマスキン
グテープとして用いることが考えられるが、二軸
延伸させたものは加熱によつて収縮が生じるため
加熱乾燥型塗装のマスキングとしては不向きであ
る。
従来より各種材料のプラスチツク単体フイルム
の気体透過性については各種データーが報告され
ており、温度上昇に伴なつて気体透過性が増加す
ることは知られている。また、一般に、増量剤と
して、或いは焼却温度降下剤としてプラスチツク
に無機充填剤を混入することは従来から行なわれ
ていてその場合の引張り強度等の物理特性につい
ては多数のデーターが報告されているが、プラス
チツクに無機フイラーを混入することによりこれ
によつて製出されたフイルムの気体透過性が増大
することが何等報告されていない。
本考案は上記した点に鑑みて種々研究の結果完
成したものであり、その目的とするところは、例
えば、80℃〜160℃程度の高温加熱乾燥にも耐え
得ると共に所定の通気性を備え、量産性に富むの
は勿論低コストで供給することができる加熱乾燥
型又は加熱硬化型塗装用のマスキングフイルムを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、加熱乾燥型又は加熱硬化型塗装用の
マスキングフイルムにおいて、ポリプロピレン
100重量部に対し無機フイラー10〜60重量部を混
合した材料からなるフイルム及び該フイルムの一
面側に所定間隔をおいて粘着剤層が設けられてい
ることを特徴とするマスキングフイルムである。
この場合、所定の通気性をもたせると共にポリ
プロピレンの本来の耐熱性を低下させないために
はポリプロピレン100重量部に対し、無機フイラ
ー10〜60重量部が最適である。
(作用) 種々実験の結果、ポリプロピレン100重量部に
対し、無機フイラー、例えば、炭酸カルシウムや
タルク等を10〜60重量部を混入してフイルムを成
型した場合、140℃程度の加熱に耐え、ポリプロ
ピレン本来の耐熱性が何等低下していないことが
判明した。また、これによつてマスキングフイル
ムを構成して加熱したところ、マスキングフイル
ムの膨らみもなく的確なガス透過性を備えている
ことが判明した。
このようにポリプロピレンに無機フイラーを混
入した場合に通気性が生じる原因は現在のところ
不明であるが、これらの無機フイラーは一般的に
3〜5μ程度の微粒子であつて優れた吸湿性を有
するが、これら微粒子がポリプロピレン中に連続
的に存在することからこの特性が何等かの作用を
なさしめていることも考えられる。
(実施例) 本考案に係るマスキングフイルムの実施例を図
面に基づいて説明するに、図中、1はテープ状に
形成されたポリプロピレン製のフイルムであり、
2は該フイルム1の片面の両端縁に帯状に設けら
れた粘着剤層である。
本考案においては上記フイルム1はポリプロピ
レン100重量部に対し無機フイラー10〜60重量部
を混合した材料で成型されたものであるが、図面
においては仮想的にポリプロピレン1aと無機フ
イラー1bとして示されている。
一般的なマスキングフイルムのベースレジンと
してはコスト的に低廉なポリエチレン等も考えら
れるが、これでは本考案の目的とする80〜140℃
前後の耐熱性を有しないし、他の耐熱性ベースレ
ジン、例えば、ナイロンやポリエステル等では高
価となり、従来のクラフト紙/ポリエチレンのラ
ミネートフイルムに比してコスト高となるから、
耐熱性を有し、しかもコスト的に有利なマスキン
グフイルムとしてはポリプロピレンが最適であ
る。
加熱乾燥型塗装においてはそのマスキングフイ
ルムにどの程度の通気性を設定するかは塗料材料
やオーブン温度等によつて設定すべきであるが、
実験によればポリプロピレン1aに混入すべき無
機フイラー1bの割合を多くすると通気性が大と
なることが判明した。しかしその量が多すぎると
ポリプロピレンの耐熱性が低下するから、ポリプ
ロピレンの耐熱性を損なわない範囲でしかも所定
の通気性を備えさせるためには、ポリプロピレン
100重量部に対し無機フイラー10〜60重量部が最
適であることが判明した。
次に実施の具体例を説明する。
(1) 使用ポリプロピレン HomoPP(融点160〜170℃) メルトインデツクス:4〜9g/10min. 密度 :0.90〜0.91g/cc (2) 無機フイラー 炭酸カルシルム (3) フイルム加工法 インフレーシヨン法 上記したポリプロピレン100重量部に対して炭
酸カルシウム30重量部を混入して混練し、インフ
レーシヨン法により、厚さ0.03mm、巾380mmのフ
イルムシートを製造した。
ガス透過性を確認するために、第2図Aに示す
ように、フイルムシート11(幅380mm、長さ380
mm)の片面の各辺に粘着剤層12を形成してマス
キングシートAを得た。また、比較実験のために
第2図Bに示すように、ポリプロピレン単体によ
るフイルム21に粘着剤層22を設けて上記シー
トAと同一大きさの試料Bを得た。上記シートA
及び試料Bを前塗装した金属板材表面に貼着して
マスクし、その上に塗装して「リコーガス熱風乾
燥機」(理工造機株式会社製)を用いて135℃〜
140℃で20分間塗膜乾燥させた。
この結果、試料Bについては内部空気が熱膨張
してマスキングフイルム1全体が膨れ上がり、し
かも前塗装膜から発生したと考えられる残留ガス
がフイルムを透過できないため前塗装面に光沢ム
ラが生じていた。これに対し、本考案のシートA
においてはマスキングフイルムには膨らみ等の何
等の異常は認められず、また、前塗装の塗膜の光
沢も良好であつた。この結果、マスキングフイル
ムは耐熱性を有すると共に該フイルムから内部ガ
スが的確に排出していることが判明した。しかも
ポリプロピレンフイルムは一般に高温になるに従
つてその気体透過性が増大することもあつて高温
乾燥型塗装のマスキングフイルムとして最適であ
ることが容易に理解することができる。
乾燥温度を更に160℃まで高めて実験したとこ
ろ、無機フイラーが30〜45重量部では異常は認め
られなかつたが、ブレンド量がこれ以上増加する
と増加に従つてフイルムの耐熱性に若干の劣化が
認められた。従つて、乾燥温度が135〜140℃前後
である場合には無機フイラーのブレンド量を60重
量部程度に設定することは可能であるが、160℃
程度の高温に耐えさせるためにはそのブレンド量
は45重量部程度までが好ましい。なお、無機フイ
ラーとしては、炭酸カルシウムの他に、タルク、
亜硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、クレ
イ、珪酸カルシウム等が可能であり、また、フイ
ルム成型手段としてはTダイ法等によることも可
能であること勿論である。
(考案の効果) 本考案に係るマスキングフイルムによれば、ポ
リプロピレン100重量部に対し無機フイラー10〜
60重量部を混合した材料で成型されたフイルムの
一面側に所定間隔をおいて粘着剤層を設けたもの
であるから、ポリプロピレン本来の耐熱性を損な
うことがなく耐熱性に優れていて塗膜の高温乾燥
が可能となり、塗膜の乾燥硬化時間を短縮するこ
とができる。また、マスキングフイルムには所定
の通気性を備えていて内部に封止された空気が膨
張することによるフイルムの膨らみや前塗装の塗
膜から発生するガスが封止されたりすることはな
く、前塗装の塗膜の光沢を損なうこともない等、
加熱乾燥型又は加熱硬化型塗装用のマスキングフ
イルムとして最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマスキングフイルムの実
施例を示す断面図、第2図は比較実験のためのテ
スト用に調製されたマスキングフイルムを示し、
A図は本考案に係るものの裏面図、B図はポリプ
ロピレン単体フイルムによる試料の裏面図であ
る。 1……ポリプロピレンフイルム、1a……ポリ
プロピレン、1b……無機フイラー、2……粘着
剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱乾燥型又は加熱硬化型塗装用のマスキング
    フイルムにおいて、ポリプロピレン100重量部に
    対し無機フイラー10〜60重量部を混合した材料か
    らなるフイルム及び該フイルムの一面側に所定間
    隔をおいて粘着剤層が設けられていることを特徴
    とするマスキングフイルム。
JP1985061020U 1985-04-25 1985-04-25 Expired JPH0454855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985061020U JPH0454855Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985061020U JPH0454855Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61178960U JPS61178960U (ja) 1986-11-08
JPH0454855Y2 true JPH0454855Y2 (ja) 1992-12-22

Family

ID=30588903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985061020U Expired JPH0454855Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0454855Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542841A (en) * 1978-09-25 1980-03-26 Mitsubishi Petrochem Co Ltd Manufacture of polyolefin containing inorganic filler
JPS5898250A (ja) * 1981-12-09 1983-06-11 株式会社巴川製紙所 加熱剥離性接着シ−ト
JPS58153643A (ja) * 1982-03-09 1983-09-12 三井東圧化学株式会社 多層ポリプロピレンシ−ト
JPS6058276U (ja) * 1983-09-30 1985-04-23 株式会社東芝 溶射用マスキングテ−プ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61178960U (ja) 1986-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0667603B2 (ja) 微孔質および実質上非孔質の物質の多層物品
WO1998051490A1 (en) Release film
US3799828A (en) Synthetic papers and the method of making the same
JPH051068B2 (ja)
JPH0454855Y2 (ja)
JPH06270314A (ja) 凹凸を有する発泡壁紙及びその製造方法
JP3175482B2 (ja) 化粧シート及びその製造方法
JPH0737864Y2 (ja) マスキングフィルム
CN109291580A (zh) 一种铝塑复合封口膜及其制备方法
JPS637573B2 (ja)
WO2002102593A1 (en) Paper like polymeric material
JPS5851822B2 (ja) 結晶性ポリプロピレン延伸複合フイルム
JPS63189227A (ja) 離型性ポリエステルフイルムの製造法
JPS637933B2 (ja)
KR850700226A (ko) 유연성 인쇄회로를 박판화 하는 방법 및 장치
JPH10157046A (ja) 化粧シートの製造方法
JPS6241792Y2 (ja)
JP2920583B2 (ja) 熱可塑性積層発泡シ−ト
JPS6253819A (ja) 導電性オレフイン系樹脂発泡体の製造方法
JPS5829200Y2 (ja) レザ−調シ−ト
JP3449424B2 (ja) ヒートシール性フィルム
JPS6137418A (ja) 易滑性熱可塑性ポリエ−テルエ−テルケトンフイルム
JP2000086790A (ja) 通気性フィルムの製造方法
JPH01133737A (ja) ポリエチレン複合フイルム
CN121133245A (zh) 一种耐冲击、高韧性的双向拉伸聚酰胺薄膜及其制备方法