JPH0460120B2 - - Google Patents
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- JPH0460120B2 JPH0460120B2 JP13905783A JP13905783A JPH0460120B2 JP H0460120 B2 JPH0460120 B2 JP H0460120B2 JP 13905783 A JP13905783 A JP 13905783A JP 13905783 A JP13905783 A JP 13905783A JP H0460120 B2 JPH0460120 B2 JP H0460120B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は糖のアノマー位チオホスフイン酸エス
テル誘導体とアルコールとを反応させグリコシド
系化合物を製造する方法に関するものである。
テル誘導体とアルコールとを反応させグリコシド
系化合物を製造する方法に関するものである。
グリコシド系化合物は天然にも広く分布してお
り、生理活性のある物質たとえば抗生物質、制ガ
ン剤等として医薬、農薬等の用途にも使用され注
目をあびているが、その合成には、不安定な中間
体を使用する方法や激しい反応条件を使用する方
法しか知られておらず工業的に使用できる方法は
未だ知られていない。
り、生理活性のある物質たとえば抗生物質、制ガ
ン剤等として医薬、農薬等の用途にも使用され注
目をあびているが、その合成には、不安定な中間
体を使用する方法や激しい反応条件を使用する方
法しか知られておらず工業的に使用できる方法は
未だ知られていない。
従来知られている方法の中ではW.Koenigおよ
びE.Knorrの方法〔Chem.Ber.34巻,957頁
(1901年、ドイツ国)参照〕が慣用される方法と
して知られている。
びE.Knorrの方法〔Chem.Ber.34巻,957頁
(1901年、ドイツ国)参照〕が慣用される方法と
して知られている。
この方法ではハロゲノ糖とアルコールを反応さ
せるが原料のハロゲノ糖の安定性が乏しいこと、
高度に脱水した条件で反応を行なわなければなら
ないこと等欠点が多く工業化は困難である。
せるが原料のハロゲノ糖の安定性が乏しいこと、
高度に脱水した条件で反応を行なわなければなら
ないこと等欠点が多く工業化は困難である。
本発明者は上記の事情に鑑み鋭意研究した結
果、特定の糖誘導体を使用すれば目的を達しうる
ことを知り本発明に到達した。
果、特定の糖誘導体を使用すれば目的を達しうる
ことを知り本発明に到達した。
すなわち本発明の要旨は糖のアノマー位チオホ
スフイン酸エステルとアルコールを用いるグリコ
シド系化合物の製造方法である。
スフイン酸エステルとアルコールを用いるグリコ
シド系化合物の製造方法である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の原料の1つ、糖のアノマー位チオホス
フイン酸エステル誘導体の原料となる糖としては
周知の糖を使用することができる。
フイン酸エステル誘導体の原料となる糖としては
周知の糖を使用することができる。
これらの糖のアノマー位はヘミアセタール結合
していることが必要である。環状ヘミアセタール
は5員環であつても6員環であつてもよい。通常
アルドースを使用するがケトースも使用すること
ができる。具体的にはこれらの糖としてはエリス
ロース、スレオース等のテトラオース、リボー
ス、アラビノース、キシロース等のペントース、
グルコース、ガラクトース、マンノース、アロー
ス、タロース等のヘキソースまたはデオキシリボ
ース等これらの糖の一部がデオキシ化された糖あ
るいはN−アセチルグルコサミン等のアミノ糖更
にはこれらの糖が相互にエーテル結合したオリゴ
糖をも使用することができる。これらの糖はD
体、L体およびそれらの混合物の何れも使用する
ことができる。
していることが必要である。環状ヘミアセタール
は5員環であつても6員環であつてもよい。通常
アルドースを使用するがケトースも使用すること
ができる。具体的にはこれらの糖としてはエリス
ロース、スレオース等のテトラオース、リボー
ス、アラビノース、キシロース等のペントース、
グルコース、ガラクトース、マンノース、アロー
ス、タロース等のヘキソースまたはデオキシリボ
ース等これらの糖の一部がデオキシ化された糖あ
るいはN−アセチルグルコサミン等のアミノ糖更
にはこれらの糖が相互にエーテル結合したオリゴ
糖をも使用することができる。これらの糖はD
体、L体およびそれらの混合物の何れも使用する
ことができる。
これらの糖のアノマー位以外の水酸基をすべて
保護することが望ましい。
保護することが望ましい。
水酸基の保護基としては従来周知のものを使用
することができる。具体的にはアセチル、トリフ
ルオロアセチル、トリクロルアセチル、ベンゾイ
ル、P−ニトロベンゾイル等のアシル基で保護す
る方法、アセトアルデヒド、アセトン等でアセタ
ール化する方法、メチル、ベンジル、トリフエニ
ルメチル等の炭化水素基でエーテル化する方法等
を挙げることができる。
することができる。具体的にはアセチル、トリフ
ルオロアセチル、トリクロルアセチル、ベンゾイ
ル、P−ニトロベンゾイル等のアシル基で保護す
る方法、アセトアルデヒド、アセトン等でアセタ
ール化する方法、メチル、ベンジル、トリフエニ
ルメチル等の炭化水素基でエーテル化する方法等
を挙げることができる。
糖のアノマー位チオホスフイン酸エステルは上
に述べた糖誘導体を強塩基と作用させ、次いでハ
ロゲン化ホスフイノチオイルと反応させることに
より容易に合成できる。
に述べた糖誘導体を強塩基と作用させ、次いでハ
ロゲン化ホスフイノチオイルと反応させることに
より容易に合成できる。
この方法に用いることのできるハロゲン化ホス
フイノチオイルとしては周知のものを使用するこ
とができる。すなわち、ジメチルホスフイノチオ
イル、ジエチルホスフイノチオイル、メチルフエ
ニルホスフイノチオイル、ジフエニルホスフイノ
チオイル等の各ハロゲン化物が使用できる。
フイノチオイルとしては周知のものを使用するこ
とができる。すなわち、ジメチルホスフイノチオ
イル、ジエチルホスフイノチオイル、メチルフエ
ニルホスフイノチオイル、ジフエニルホスフイノ
チオイル等の各ハロゲン化物が使用できる。
ハロゲンとしてはフツ素,塩素,臭素,ヨウ素
のどれでもよいが、通常は塩化物、臭化物が使用
される。
のどれでもよいが、通常は塩化物、臭化物が使用
される。
強塩基としては周知のものが使用できる。すな
わち金属ナトリウム、金属リチウム、金属カリウ
ム等のアルカリ金属類、ナトリウムメトキシド、
タリウムエトキシド等の金属アルコラート類、水
素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化類、n−
ブチルリチウム、フエニルリチウム等のアルキル
またはアリール金属類あるいは1,8−ジアザビ
シクロ−〔5,4,0〕−ウンデセン−7等の強塩
基性アミン類等である。
わち金属ナトリウム、金属リチウム、金属カリウ
ム等のアルカリ金属類、ナトリウムメトキシド、
タリウムエトキシド等の金属アルコラート類、水
素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化類、n−
ブチルリチウム、フエニルリチウム等のアルキル
またはアリール金属類あるいは1,8−ジアザビ
シクロ−〔5,4,0〕−ウンデセン−7等の強塩
基性アミン類等である。
ハロゲン化ホスフイノチオイルと強塩基は、糖
に対して大過剰に用いることも可能であるが通常
は1〜2モル等量である。
に対して大過剰に用いることも可能であるが通常
は1〜2モル等量である。
溶媒としては特に制限はない。すなわち、ベン
ゼン、トルエン、クロロホルム、ジクロルメタ
ン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジメチル
ホルムアミド、アセトニトリル、ニトロメタン等
を挙げることができる。
ゼン、トルエン、クロロホルム、ジクロルメタ
ン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジメチル
ホルムアミド、アセトニトリル、ニトロメタン等
を挙げることができる。
反応温度は−60℃から溶媒の沸点まで特に制限
はない。
はない。
糖のアノマー位チオホスフイン酸エステルには
α体とβ体が存在するがこれらは混合物から分離
することも可能であるが、溶媒、塩基、反応温度
等を変えることにより選択性よく製造することも
可能である。一方、グリコシル化反応の原料とし
てはα体,β体のいずれでも、また、これらの混
合物でも使用できる。
α体とβ体が存在するがこれらは混合物から分離
することも可能であるが、溶媒、塩基、反応温度
等を変えることにより選択性よく製造することも
可能である。一方、グリコシル化反応の原料とし
てはα体,β体のいずれでも、また、これらの混
合物でも使用できる。
本発明方法の他の原料として使用されるアルコ
ールとしては周知のものを使用することができ
る。すなわち脂肪族アルコール、芳香族アルコー
ル、ステロイドアルコール、グリセロール誘導
体、糖誘導体、アミノ酸誘導体など水酸基を有す
る化合物を使用することができる。
ールとしては周知のものを使用することができ
る。すなわち脂肪族アルコール、芳香族アルコー
ル、ステロイドアルコール、グリセロール誘導
体、糖誘導体、アミノ酸誘導体など水酸基を有す
る化合物を使用することができる。
脂肪族アルコールとしてはメタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、セチル
アルコール、ブタノール、エチレングリコール、
プロピレングリコール等を挙げることができる。
勿論、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサ
ノール、メントール等環状脂肪族アルコールも使
用できることは言うまでもない。
ール、プロパノール、イソプロパノール、セチル
アルコール、ブタノール、エチレングリコール、
プロピレングリコール等を挙げることができる。
勿論、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサ
ノール、メントール等環状脂肪族アルコールも使
用できることは言うまでもない。
芳香族アルコールとしてはフエノール、p−ク
ロロフエノール、o−クロロフエノール、フエネ
トール、p−ニトロフエノール、o−ニトロフエ
ノール、2,4−ジニトロフエノール、p−クレ
ゾール、o−クレゾール、α−ナフトール、β−
ナフトール、カテコール、レゾルシノール、ハイ
ドロキノン等を挙げることができる。
ロロフエノール、o−クロロフエノール、フエネ
トール、p−ニトロフエノール、o−ニトロフエ
ノール、2,4−ジニトロフエノール、p−クレ
ゾール、o−クレゾール、α−ナフトール、β−
ナフトール、カテコール、レゾルシノール、ハイ
ドロキノン等を挙げることができる。
ステロイドアルコールとしてはコレステロー
ル、コレスタノール、スチグマステロール、カン
ペステロール、シトステロール、エルゴステロー
ル、フコステロール、エストロン、エストラジオ
ール、テストステロン、アンドロステロン等を挙
げることができる。
ル、コレスタノール、スチグマステロール、カン
ペステロール、シトステロール、エルゴステロー
ル、フコステロール、エストロン、エストラジオ
ール、テストステロン、アンドロステロン等を挙
げることができる。
グリセロール誘導体としてはグリセリン及びそ
のモノアシル体を前述した保護基で保護したもの
やグリセリンのジアシル体を挙げることができ
る。ここでアシル基としてはアセチル、ベンゾイ
ル、パルミチル、ステアリル、オレイル等を挙げ
ることができ、ジアシル体では同一のアシル基で
も異なるアシル基でもよい。
のモノアシル体を前述した保護基で保護したもの
やグリセリンのジアシル体を挙げることができ
る。ここでアシル基としてはアセチル、ベンゾイ
ル、パルミチル、ステアリル、オレイル等を挙げ
ることができ、ジアシル体では同一のアシル基で
も異なるアシル基でもよい。
糖誘導体としては周知のものが使用できる。す
なわち前述した糖が使用できるが、必ずしもヘミ
アセタール結合している必要はない。
なわち前述した糖が使用できるが、必ずしもヘミ
アセタール結合している必要はない。
また、オリゴ糖が使用できることは言うまでも
ない。
ない。
糖には数多くの水酸基が存在するが、できるだ
け保護することが望ましい。保護基としては前述
したものが使用できる。
け保護することが望ましい。保護基としては前述
したものが使用できる。
アミノ酸誘導体としては、セリン、スレオニ
ン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、チ
ロシン等を挙げることができる。これらのアミノ
酸にはL−体とD−体が存在するがその何れでも
又、混合物でもかまわない。また、アミノ酸のカ
ルボキシル基を還元して得られるアミノアルコー
ルやアミノ酸が縮合したペプチドを使用できるこ
とは言うまでもない。更に、アミノ酸のアミノ基
やカルボキシル基等を周知の方法で保護したもの
も使用できる。
ン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、チ
ロシン等を挙げることができる。これらのアミノ
酸にはL−体とD−体が存在するがその何れでも
又、混合物でもかまわない。また、アミノ酸のカ
ルボキシル基を還元して得られるアミノアルコー
ルやアミノ酸が縮合したペプチドを使用できるこ
とは言うまでもない。更に、アミノ酸のアミノ基
やカルボキシル基等を周知の方法で保護したもの
も使用できる。
つづいて本発明方法である糖のアノマー位チオ
ホスフイン酸エステルとアルコールとの反応につ
いて説明する。この方法では両者のモル比は特に
制限はなくアルコールを大過剰に用いてもよい
や、通常は1〜数倍モル等量である。
ホスフイン酸エステルとアルコールとの反応につ
いて説明する。この方法では両者のモル比は特に
制限はなくアルコールを大過剰に用いてもよい
や、通常は1〜数倍モル等量である。
溶媒としてはアルコール系の溶媒を使用できな
い事は言うまでもない。他の溶媒たとえばベンゼ
ン、トルエン、ジクロルメタン、クロロホルム、
テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等を
使用することができるが、好ましくはテトラヒド
ロフラン、ベンゼン等の溶媒を使用する。
い事は言うまでもない。他の溶媒たとえばベンゼ
ン、トルエン、ジクロルメタン、クロロホルム、
テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等を
使用することができるが、好ましくはテトラヒド
ロフラン、ベンゼン等の溶媒を使用する。
反応温度は特に制限はないが、通常は−20℃〜
40℃好ましくは−10℃〜25℃である。
40℃好ましくは−10℃〜25℃である。
反応時間は反応温度、原料の種類等によつて異
なるが、数分〜数時間の範囲である。
なるが、数分〜数時間の範囲である。
反応を行なうにあたつてはアルコール成分に対
し、等モルあるいは過剰モルの周知の銀塩あるい
は銅塩あるいは水銀塩の存在下で行なう。周知の
銀塩あるいは銅塩あるいは水酸塩としては過塩素
酸銀、酢酸銀、トリフルオロメタンスルホン酸
銀、p−トルエンスルホン酸銀、硝酸銀、過塩素
酸銅、過塩素酸水銀、酢酸水銀等を挙げることが
できるが好ましくは過塩素酸銀、過塩素酸銅を使
用する。これらの金属塩は特に無水状態にするこ
となく反応系にモレキユラーシーブ等の脱水剤を
共存させるだけで充分である。
し、等モルあるいは過剰モルの周知の銀塩あるい
は銅塩あるいは水銀塩の存在下で行なう。周知の
銀塩あるいは銅塩あるいは水酸塩としては過塩素
酸銀、酢酸銀、トリフルオロメタンスルホン酸
銀、p−トルエンスルホン酸銀、硝酸銀、過塩素
酸銅、過塩素酸水銀、酢酸水銀等を挙げることが
できるが好ましくは過塩素酸銀、過塩素酸銅を使
用する。これらの金属塩は特に無水状態にするこ
となく反応系にモレキユラーシーブ等の脱水剤を
共存させるだけで充分である。
本発明方法はこのように有用な化合物を収率良
く、緩和な中性条件下で製造でき、副生成物も少
なく、その工業的価値は大である。
く、緩和な中性条件下で製造でき、副生成物も少
なく、その工業的価値は大である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例により何等の制限も受けるものではな
い。
明するが本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例により何等の制限も受けるものではな
い。
実施例 1
2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノースジメチルチオホスフイン酸エステル
126.5g(0.2mmol)をテトラヒドロフラン(1
ml)に溶解させメタノール16μ(0.4mmol)と
過塩素酸銀0.207mg(1mmol)を加え室温で30分
撹拌した。溶媒を減圧留去した後調整用シリカゲ
ル薄層クロマト(展開剤;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=3:1)で精製したところメチル2,3,
4,6−テトラベンジル−D−グルコピラノシド
が油状物質として91.5mg(83モル%)得られた。
NMR((CDCl3,ppm);3.39(S,3H, 7.23(S, 7.33(S,20H,Ph) 実施例 2 実施例1の過塩素酸銀の代りに硝酸銀0.170g
(1mmol)用い全く同様に反応させたところ、
メチル2,3,4,6−テトラベンジル−D−グ
ルコピラノシドが油状物質として23.0mg(20モル
%)得られた。NMRは実施例1と一致した。
ピラノースジメチルチオホスフイン酸エステル
126.5g(0.2mmol)をテトラヒドロフラン(1
ml)に溶解させメタノール16μ(0.4mmol)と
過塩素酸銀0.207mg(1mmol)を加え室温で30分
撹拌した。溶媒を減圧留去した後調整用シリカゲ
ル薄層クロマト(展開剤;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=3:1)で精製したところメチル2,3,
4,6−テトラベンジル−D−グルコピラノシド
が油状物質として91.5mg(83モル%)得られた。
NMR((CDCl3,ppm);3.39(S,3H, 7.23(S, 7.33(S,20H,Ph) 実施例 2 実施例1の過塩素酸銀の代りに硝酸銀0.170g
(1mmol)用い全く同様に反応させたところ、
メチル2,3,4,6−テトラベンジル−D−グ
ルコピラノシドが油状物質として23.0mg(20モル
%)得られた。NMRは実施例1と一致した。
実施例 3
実施例1のメタノールの代りにβ−コレスタノ
ール72.7mg(0.2mmol)を用い同様に反応させ、
調整用シリカゲル薄層クロマト(展開剤;n−ヘ
キサン:エーテル=4:1)で精製したところβ
−コレスタニル2,3,4,6−テトラベンジル
−D−グルコピラノシドが油状物質として62.7mg
(34モル%)得られた。NMR(CDCl3,ppm);
0.40−2.43(m,47H,コレスタニルCH3,CH2,
CH) 7.24(S, 7.33(S,20H,Ph) 実施例 4 実施例1のβ−コレスタノールの代りにシクロ
ヘキサノール20mg(0.2mmol)を用い、同様に処
理すると、シクロヘキシル2,3,4,6−テト
ラベンジル−D−グルコピラノシドが油状物質と
して59.7mg(49モル%)得られた。
ール72.7mg(0.2mmol)を用い同様に反応させ、
調整用シリカゲル薄層クロマト(展開剤;n−ヘ
キサン:エーテル=4:1)で精製したところβ
−コレスタニル2,3,4,6−テトラベンジル
−D−グルコピラノシドが油状物質として62.7mg
(34モル%)得られた。NMR(CDCl3,ppm);
0.40−2.43(m,47H,コレスタニルCH3,CH2,
CH) 7.24(S, 7.33(S,20H,Ph) 実施例 4 実施例1のβ−コレスタノールの代りにシクロ
ヘキサノール20mg(0.2mmol)を用い、同様に処
理すると、シクロヘキシル2,3,4,6−テト
ラベンジル−D−グルコピラノシドが油状物質と
して59.7mg(49モル%)得られた。
実施例 5
実施例1と同様に2,3,4,6−テトラベン
ジル−α−D−グルコピラノースジフエニルチオ
ホスフイン酸エステル75.7mg(0.2mmol)を用い
行なつたところ、メチル2,3,4,6−テトラ
ベンジル−D−グルコピラノシドが油状物質とし
て82.3mg(75モル%)得られた。
ジル−α−D−グルコピラノースジフエニルチオ
ホスフイン酸エステル75.7mg(0.2mmol)を用い
行なつたところ、メチル2,3,4,6−テトラ
ベンジル−D−グルコピラノシドが油状物質とし
て82.3mg(75モル%)得られた。
実施例 6
2,3,4,6−テトラベンジル−α−D−グ
ルコピラノースジメチルチオホスフイン酸エステ
ル63.3mg(0.1mmol)、β−コレスタノール38.9mg
(0.1mmol)、モレキユラーシーブス4A約100mg、
ベンゼン0.5mlの混合物に撹拌しながら過塩素酸
銀20.7mg(0.1mmol)をベンゼン1mlを用い加え
た。一夜反応させ、5%硫化ナトリウム水溶液を
加え、不溶物を別した。液をエーテルで2回
抽出し、エーテル層を水洗、乾燥した。溶媒を減
圧留去し、得られる油状物質を調整用シリカゲル
薄層クロマトで分離精製したところ、β−コレス
タニル2,3,4,6−テトラベンジル−α−D
−グルコピラノシドが白色結晶として65.0mg(71
モル%)得られた。融点117.5−119.0℃。
ルコピラノースジメチルチオホスフイン酸エステ
ル63.3mg(0.1mmol)、β−コレスタノール38.9mg
(0.1mmol)、モレキユラーシーブス4A約100mg、
ベンゼン0.5mlの混合物に撹拌しながら過塩素酸
銀20.7mg(0.1mmol)をベンゼン1mlを用い加え
た。一夜反応させ、5%硫化ナトリウム水溶液を
加え、不溶物を別した。液をエーテルで2回
抽出し、エーテル層を水洗、乾燥した。溶媒を減
圧留去し、得られる油状物質を調整用シリカゲル
薄層クロマトで分離精製したところ、β−コレス
タニル2,3,4,6−テトラベンジル−α−D
−グルコピラノシドが白色結晶として65.0mg(71
モル%)得られた。融点117.5−119.0℃。
また、対応するβ−グリコシドが白色結晶とし
て15.9mg(17モル%)得られた。融点93.5℃。
て15.9mg(17モル%)得られた。融点93.5℃。
実施例 7
実施例6のβ−コレスタノールの代りにメチル
2,3,4−トリベンジル−α−D−グルコピラ
ノシド92.9mg(0.2mmol)を用い、ジメチルチオ
ホスフイン酸エステル誘導体126.5mg
(0.2mmol)、過塩素酸銀41.5mg(0.2mmol)、ベ
ンゼン2mlを使用して同様に行なつたところ、メ
チル2,3,4−トリベンジル−6−(2,3,
4,6−テトラベンジル−α−D−グルコピラノ
シル)−α−D−グルコピラノシドが白色結晶と
して120.6mg(61モル%)得られた。融点101℃。
また、対応するβ−アノマーが15.5mg(8モル
%)得られた。
2,3,4−トリベンジル−α−D−グルコピラ
ノシド92.9mg(0.2mmol)を用い、ジメチルチオ
ホスフイン酸エステル誘導体126.5mg
(0.2mmol)、過塩素酸銀41.5mg(0.2mmol)、ベ
ンゼン2mlを使用して同様に行なつたところ、メ
チル2,3,4−トリベンジル−6−(2,3,
4,6−テトラベンジル−α−D−グルコピラノ
シル)−α−D−グルコピラノシドが白色結晶と
して120.6mg(61モル%)得られた。融点101℃。
また、対応するβ−アノマーが15.5mg(8モル
%)得られた。
実施例 8
実施例7と同様に、メチル2,3,6−トリベ
ンジル−α−D−グルコピラノシド92.9mg
(0.2mmol)、ジメチルチオホスフイン酸エステル
誘導体253.0mg(0.4mmol)、過塩素酸銀83.0mg
(0.4mmol)を用い行なつたところ、メチル2,
3,6−トリベンジル−4−(2,3,4,6−
テトラベンジル−α−D−グルコピラノシル)−
α−D−グルコピラノシドが油状物質として
145.9mg(74モル%)得られた。NMR;3.34ppm
(S,3H,OCH3),6.93−7.50ppm(m,35H,
Ph)。また対応するβ−アノマーが油状物質とし
て15.8mg(8モル%)得られた。
ンジル−α−D−グルコピラノシド92.9mg
(0.2mmol)、ジメチルチオホスフイン酸エステル
誘導体253.0mg(0.4mmol)、過塩素酸銀83.0mg
(0.4mmol)を用い行なつたところ、メチル2,
3,6−トリベンジル−4−(2,3,4,6−
テトラベンジル−α−D−グルコピラノシル)−
α−D−グルコピラノシドが油状物質として
145.9mg(74モル%)得られた。NMR;3.34ppm
(S,3H,OCH3),6.93−7.50ppm(m,35H,
Ph)。また対応するβ−アノマーが油状物質とし
て15.8mg(8モル%)得られた。
参考例 1
2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース2.70mg(5mmol)をテトラヒドロフラ
ン(20ml)に溶解させ、窒素雰囲気下、−30℃に
冷却する。これに1.6Mn−ブチルリチウム/n−
ヘキサン溶液を3.4ml(5.4mmol)加え、10分後
塩化ジメチルホスフイノチオイル0.69g
(5.4mmol)を加える。反応溶液を−30℃で3時
間撹拌した後室温に戻す。これにエーテルと水を
加え分液しエーテル層を水洗乾燥後減圧濃縮する
と3.71gの油状物質が得られる。これをジクロル
メタンを溶出液とするシリカゲルカラムクロマト
(2.5×42cm)により精製すると2,3,4,6−
テトラベンジル−D−グルコピラノースジメチル
チオホスフイン酸エステルが白色結晶として2.41
g(76モル%)得られた。α体とβ体の比は98:
2であつた。n−ヘキサンでデカンテーシヨンす
ると2,3,4,6−テトラベンジル−α−D−
グルコピラノースジメチルチオホスフイン酸エス
テルが得られた。融点62−64℃ NMR(CDCl3,ppm) 1.86(d,6H,p−CH3,J=13Hz)6.18
(d,d,1H,H−1,J=13Hz,3Hz) 7.23(S, 7.30(S,20H,Ph) 参考例 2 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース2.38g(4.4mmol)をテトラヒドロフ
ラン20mlに溶解させ、0℃で、1.6Mn−ブチルリ
チウム/n−ヘキサン溶液2.75ml(4.8mmol)
と、塩化ジメチルホスフイノチオイル0.62g
(4.8mmol)を用い。参考例1と同様に行なつた。
ジクロルメタンを溶出液とするシリカゲルカラム
クロマト(2.5×30cm)で精製すると2,3,4,
6−テトラベンジル−D−グルコピラノースジメ
チルチオホスフイン酸エステルが油状物質として
2.78g(99モル%)得られた。NMRより求めた
α体とβ体の比は50:50であつた。
ピラノース2.70mg(5mmol)をテトラヒドロフラ
ン(20ml)に溶解させ、窒素雰囲気下、−30℃に
冷却する。これに1.6Mn−ブチルリチウム/n−
ヘキサン溶液を3.4ml(5.4mmol)加え、10分後
塩化ジメチルホスフイノチオイル0.69g
(5.4mmol)を加える。反応溶液を−30℃で3時
間撹拌した後室温に戻す。これにエーテルと水を
加え分液しエーテル層を水洗乾燥後減圧濃縮する
と3.71gの油状物質が得られる。これをジクロル
メタンを溶出液とするシリカゲルカラムクロマト
(2.5×42cm)により精製すると2,3,4,6−
テトラベンジル−D−グルコピラノースジメチル
チオホスフイン酸エステルが白色結晶として2.41
g(76モル%)得られた。α体とβ体の比は98:
2であつた。n−ヘキサンでデカンテーシヨンす
ると2,3,4,6−テトラベンジル−α−D−
グルコピラノースジメチルチオホスフイン酸エス
テルが得られた。融点62−64℃ NMR(CDCl3,ppm) 1.86(d,6H,p−CH3,J=13Hz)6.18
(d,d,1H,H−1,J=13Hz,3Hz) 7.23(S, 7.30(S,20H,Ph) 参考例 2 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース2.38g(4.4mmol)をテトラヒドロフ
ラン20mlに溶解させ、0℃で、1.6Mn−ブチルリ
チウム/n−ヘキサン溶液2.75ml(4.8mmol)
と、塩化ジメチルホスフイノチオイル0.62g
(4.8mmol)を用い。参考例1と同様に行なつた。
ジクロルメタンを溶出液とするシリカゲルカラム
クロマト(2.5×30cm)で精製すると2,3,4,
6−テトラベンジル−D−グルコピラノースジメ
チルチオホスフイン酸エステルが油状物質として
2.78g(99モル%)得られた。NMRより求めた
α体とβ体の比は50:50であつた。
参考例 3
2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース1.08g(2mmol)をベンゼン10mlとテ
トラヒドロフラン10mlの混合溶液に溶解させた。
これに窒素を通じながらタリウムエトキシド0.15
ml(2.1mmol)を加え室温で15分撹拌した。溶媒
を減圧留去し、乾燥後ベンゼン10mlに再び溶解さ
せつづいて塩化ジメチルホスフイノチオイル0.28
g(2.2mmol)を加え4時間反応させた。その後
参考例1と同様に精製すると2,3,4,6−テ
トラベンジル−D−グルコピラノースジメチルチ
オホスフイン酸エステルが白色結晶として0.38g
(30モル%)得られた。NMRより求めたα体と
β体の比は9:91であり、n−ヘキサンでデカン
テーシヨンすることで2,3,4,6−テトラベ
ンジル−β−D−グルコピラノースジメチルチオ
ホスフイン酸エステルが得られた。融点76−77℃ NMR(CDCl3,ppm) 1.85(d,d,6H,p−CH3,J=13Hz,
8Hz)5.37(d.d,1H,H−1,J=13Hz,
7Hz) 7.26(S, 7.28(S, 7.30(S,20H,Ph) 参考例 4 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース108.1mg(0.2mmol),20%n−ブチル
リチウム/n−ヘキサン溶液103.1μ
(0.22mmol),塩化ジフエニルホスフイノチオイ
ル55.6mg(0.22mmol)、テトラヒドロフラン1ml
を用い、参考例1と同様に行なつた。シリカゲル
薄層クロマト(20×20cm)を用い精製したとこ
ろ、2,3,4,6−テトラベンジル−α−D−
グルコピラノースジフエニルチオホスフイン酸エ
ステルが油状物質として81.3mg(55モル%)得ら
れた。
ピラノース1.08g(2mmol)をベンゼン10mlとテ
トラヒドロフラン10mlの混合溶液に溶解させた。
これに窒素を通じながらタリウムエトキシド0.15
ml(2.1mmol)を加え室温で15分撹拌した。溶媒
を減圧留去し、乾燥後ベンゼン10mlに再び溶解さ
せつづいて塩化ジメチルホスフイノチオイル0.28
g(2.2mmol)を加え4時間反応させた。その後
参考例1と同様に精製すると2,3,4,6−テ
トラベンジル−D−グルコピラノースジメチルチ
オホスフイン酸エステルが白色結晶として0.38g
(30モル%)得られた。NMRより求めたα体と
β体の比は9:91であり、n−ヘキサンでデカン
テーシヨンすることで2,3,4,6−テトラベ
ンジル−β−D−グルコピラノースジメチルチオ
ホスフイン酸エステルが得られた。融点76−77℃ NMR(CDCl3,ppm) 1.85(d,d,6H,p−CH3,J=13Hz,
8Hz)5.37(d.d,1H,H−1,J=13Hz,
7Hz) 7.26(S, 7.28(S, 7.30(S,20H,Ph) 参考例 4 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース108.1mg(0.2mmol),20%n−ブチル
リチウム/n−ヘキサン溶液103.1μ
(0.22mmol),塩化ジフエニルホスフイノチオイ
ル55.6mg(0.22mmol)、テトラヒドロフラン1ml
を用い、参考例1と同様に行なつた。シリカゲル
薄層クロマト(20×20cm)を用い精製したとこ
ろ、2,3,4,6−テトラベンジル−α−D−
グルコピラノースジフエニルチオホスフイン酸エ
ステルが油状物質として81.3mg(55モル%)得ら
れた。
NMR(CDCl3,ppm)
6.38(dd,1H,H−1,J=13Hz,3Hz)
6.98−8.26(m,30H,Ph)
6.98−8.26(m,30H,Ph)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アノマー位がヘミアセタール結合している糖
のアノマー位の水酸基の水素が一般式〔〕 (式中R1、R2はメチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基、ブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、フエニル基、p−メトキシフ
エニル基のいずれかを示す。)で表される糖のア
ノマー位チオホスフイン酸エステル誘導体と、脂
肪族アルコール、芳香族アルコール、ステロイド
アルコール、グリセロール誘導体、糖誘導体、ア
ミノ酸誘導体から選ばれるアルコールとを、銀塩
あるいは銅塩あるいは水銀塩を共存させ反応させ
ることを特徴とするグリコシド系化合物の製造方
法。 2 糖のアノマー位チオホスフイン酸エステル誘
導体が糖のアノマー位ジメチルチオホスフイン酸
エステル誘導体であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の製造方法。 3 糖のアノマー位チオホスフイン酸エステル誘
導体が糖のアノマー位ジフエニルチオホスフイン
酸エステル誘導体であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の製造方法。 4 銀塩として過塩素酸銀を用いることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13905783A JPS60136591A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | グリコシド系化合物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13905783A JPS60136591A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | グリコシド系化合物の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60136591A JPS60136591A (ja) | 1985-07-20 |
| JPH0460120B2 true JPH0460120B2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=15236475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13905783A Granted JPS60136591A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | グリコシド系化合物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60136591A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0699460B2 (ja) * | 1989-03-27 | 1994-12-07 | 財団法人野口研究所 | 2―デオキシーアルドースのグリコシド系化合物の製造法 |
-
1983
- 1983-07-29 JP JP13905783A patent/JPS60136591A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60136591A (ja) | 1985-07-20 |
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