JPH046172Y2 - - Google Patents

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JPH046172Y2
JPH046172Y2 JP16269287U JP16269287U JPH046172Y2 JP H046172 Y2 JPH046172 Y2 JP H046172Y2 JP 16269287 U JP16269287 U JP 16269287U JP 16269287 U JP16269287 U JP 16269287U JP H046172 Y2 JPH046172 Y2 JP H046172Y2
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bobbin
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、ラインフイルタに関し、さらに詳し
くは例えば電気機器において発生し、伝送ライン
に伝わる電磁妨害ノイズ、または伝送ラインから
電子機器に侵入する電磁妨害ノイズを抑制するた
めに用いるラインフイルタに関する。
(従来の技術) この種のラインフイルタの従来の製造例を第1
1図、第12図を参照して説明する。
従来のラインフイルタ50は、まず第11図に
示すように両端部に1箇所ずつ、又は両端部のい
ずれか一方と中央部の1箇所の少なくとも合計2
個の貯線用溝部51a乃至51dを設けると共に
貯線用溝部51a,51b間及び貯線用溝部51
c,51d間に巻線部52a,52bを形成した
絶縁体製のボビン53と、巻線54とを用意し、
コア55にボビン53を嵌合させた後、このボビ
ン53の一方の巻線部52aに対して、巻線54
の巻始め端部(以下「始端」とも言う)54aを
貯線用溝部51aに2回又は3回程度巻き付けた
後巻線を施し、その巻終り端部(以下「終端」と
も言う)54bを接着剤等を用いて巻線部分にほ
ぐれないように仮止めし、この後仮止めした部分
よりも後方の巻線を切断する。
他方の巻線部52bに対しても同様な方法で巻
線を施す。
次に、第12図に示すように貯線用溝部51a
から始端54aを解きほぐし、また終端54bを
仮止め部分から取り外す。そして、これら始端5
4a及び終端54bを直線状に伸ばした状態でボ
ビン53及びコア55を所要数のリード端子56
を予め備えたボビン固定用の基体57に嵌合さ
せ、前記始端54a、終端54bを前記リード端
子56にからげて半田付することにより、ライン
フイルタ50を製造するようにしたものである。
しかしながら、上述した従来のラインフイルタ
50においては、巻線54の始端54a及び終端
54bをボビン53に固定することができないた
め、始端54aの固定及び基体57のリード端子
56にからげるための長さ分を確保する必要上、
貯線用溝部51a等に巻線54の始端54a及び
終端54bを巻き付けることが不可欠となり、こ
の結果、巻線54の始端54aの解きほぐしが必
要となり、この解きほぐし作業を従来のNC
(Numerical Control)巻線技術により自動的に
行うことは著しく困難であるという問題がある。
また、従来のラインフイルタ50の製造工程で
は、巻線54の始端54a及び終端54bをつか
み、これらを基体57に設けたリード端子56に
からげなければならないが、前記始端54a及び
終端54bは必ずしも真直ぐに伸びているとは限
らず、また、ボビン53を基体57に嵌合する際
に始端54a及び終端54bが振動を伴うため、
これらを自動機械でつかむことは難しく、また、
可能であるとしても高価なロボツト等が必要とな
るという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、従来のラインフイルタにおい
ては、このラインフイルタ製造時における自動化
について多くの問題点を包含している。
そこで本考案は、特に巻線の端部接続部の構造
を改良することによつて、製造工程の自動化を容
易に達成することができるラインフイルタを提供
することを目的とするものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のラインフイルタは、巻線を巻回する巻
線領域と、回転駆動用の鍔部と、外周部に端部巻
付部を設け、且つ、この端部巻付部に連通する貫
通孔を穿設した巻付鍔部とを備えた分割型のボビ
ンと、このボビンを分割状態で装着する磁性体製
のコアと、前記ボビンの前記巻線領域に巻装され
その端部を前記端部巻付部に巻付けた巻線と、前
記ボビン及び巻線を嵌合状態で支持すると共に前
記巻付鍔部の貫通孔を経て端部巻付部に臨むリー
ド端子を備えた基体とを有し、前記端部巻付部に
おいて巻線の端部とリード端子とを接続したもの
である。
(作用) 以下に上記構成のラインフイルタの作用を説明
する。
このラインフイルタによれば、まず、コアに装
着したボビンに設けた端部巻付部に巻線の端部を
巻付けた後、このボビンの回転駆動用鍔部に駆動
力を与えてボビンを回転しつつその巻線領域に巻
線を巻回し、さらに巻線の巻終り側の端部を端部
巻付部に巻付けることでボビンに対する巻線の巻
回と巻線両端部の固定を行うことができ、さら
に、巻線を巻回したボビン及びこのボビンと組合
せたコアをボビンに設けた貫通孔に対し基体に設
けたリード端子を嵌合させるようにして基体に取
付けることでリード端子を端部巻付部に臨ませる
ことができ、この状態でリード端子と巻線の各端
部とを接続するだけで一連の製造工程を完了で
き、これらの工程の自動化が容易となる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を詳細に説明する。
まず、第1図乃至第4図を参照して本考案の第
1の実施例を説明する。
第1図に示すラインフイルタ1は、略半円筒状
で、かつ、上下対称形状の上部巻枠2A及び下部
巻枠2Bを有し、これらを接合した状態では略円
筒状を呈するボビン2と、このボビン2の上部巻
枠2A、下部巻枠2Bを分割した状態で装着する
ことによりこのボビン2を回転可能に支持する日
の字型形状に形成されたフエライトの如き磁性体
製のコア3と、前記ボビン2に巻回された巻線4
と、前記ボビン2の一部を嵌合状態で支持する絶
縁体製の基体5とを有している。
前記ボビン2の上部巻枠2Aは、第2図に示す
ように、両端部にそれぞれ半円状の巻付鍔部6
A,6Bを、中心部に半円状で、かつ、外周に駆
動用の歯部7Aを形成した鍔部7を設けると共
に、巻付鍔部6Aと鍔部7との間及び鍔部7と巻
付鍔部6Bとの間にそれぞれ巻線領域8A,8B
を形成している。
また、前記巻付鍔部6Aの外周部には、対称配
置に2箇所の段部9A,9Bが設けられ、この段
部9A,9Bにそれぞれ導電材料により形成した
2本のピン10からなる端部巻付部11A,11
Bを立設している。尚、前記ピン10は巻付鍔部
6Aと一体成形した絶縁体製であつてもよい。
そして、両端部巻付部11A,11Bの2本ず
つのピン10の間から、この巻付鍔部6Aの直線
状の端面に至る真直ぐな貫通孔12A,12Bを
穿設している。
他方の巻付鍔部6Bも、上述した巻付鍔部6A
と同様な端部巻付部11A,11B及び貫通孔1
2A、12Bを有している。
尚、第2図中、13は上部巻枠2Aの直線状の
端面に設けた断面半円状のコア装着孔である。
前記下部巻枠2Bは、上述した上部巻枠2Aと
全く同様に構成され、これら両者を直線状の端面
同士を接合して重ね合せることにより、全体とし
て、円形状の巻付鍔部、円形状の駆動用の鍔部、
円形状の巻線領域及び円形状のコア装着孔をそれ
ぞれ形成するようになつている。また、この状態
では、巻付鍔部を貫通し2本ずつのピン10の間
に臨む真直ぐな貫通孔が形成されるようになつて
いる。
前記コア3は、第3図に示すように前記上部巻
枠2A、下部巻枠2Bのコア装着孔に嵌合する中
央磁極13A、この中央磁極13Aと平行配置
で、かつ、一定間隔を隔てて配置された側部磁極
13B,13C、前記中央磁極13A、側部磁極
13B,13Cを連結する連結磁極13D,13
Eを全体形状が日の字型になるように一体形成し
たものである。
そして、このコア3の中央磁極13Aに対して
前記上部巻枠2A、下部巻枠2Bを分割状態で嵌
め付けたときには、中央磁極13Aがボビン2の
中心部を貫通した状態となり、また、側部磁極1
3B,13C及び連結磁極13D,13Eがボビ
ン2の外周を包囲する状態となり、この状態でボ
ビン2は中央磁極13Aを中心として回転できる
ようになつている。
前記基体5は、第4図にも示すように、前記ボ
ビン2が嵌装可能な四角形状の収納スペース14
を有する四角形状の嵌装基部15と、この嵌装基
部14と一体的な脚部16と、前記嵌装基部14
における収納スペース14の両端部に臨ませて設
けた湾曲部17A,17Bと、この湾曲部17
A,17Bのそれぞれの底部側を貫通した垂直配
置の合計4本の導電材料製のリード端子18A,
18Bとを具備している。そして、このリード端
子18A,18Bの間隔は前記ボビン2における
貫通孔12A,12B間の間隔に等しくなるよう
に設定し、また、リード端子18A,18Bの太
さは貫通孔12A,12Bを挿通可能な寸法に設
定している。
さらに、リード端子18A,18Bの湾曲部1
7A,17Bからの突出長は、ボビン2を収納ス
ペース14に嵌装したときこのリード端子18
A,18Bの上端部が前記貫通孔12A,12B
を経て巻付鍔部6A,6Bにおける各ピン10の
間に臨む長さに設定している。
尚、第4図中、19は収納スペース14の両側
部に沿つて設けた嵌装用ガイド片を兼ねたコイル
4とコア3を絶縁するためのスペーサである。
次に上記構成のラインフイルタ1の製造工程を
説明する。
まず、上部巻枠2Aと下部巻枠2Bとを上下分
割配置の状態でコア3の中央磁極13Aに嵌め付
け、このコア2によりボビン2を回転可能に支持
する。そして、巻線4の巻き始め側の端部(始
端)4Aを前記端部巻付部11Aに2乃至3回程
度巻き付けた後、鍔部7の歯部7Aに図示しない
モータに連動した歯車を噛合してモータを回転さ
せることによりボビン2のみを回転させつつ巻線
領域8Aに巻線4を所要数巻回し磁束発生用のコ
イルを形成する。このコイルを巻き終つた後、ボ
ビン2の回転を停止し、巻線4の巻き終り側の端
部(終端)4Bを他方の端部巻付部11Bにやは
り2乃至3回巻き付ける。
他方の巻線領域8B側においても同様な順序で
コイルを形成する。
次に、コイルを形成した状態のボビン2及びこ
のボビン2を支持するコア3を、巻付鍔部6Aの
貫通孔12A,12Bにリード端子18A,18
Bを嵌合しつつ基体4の収納スペース14に嵌め
付ける。すると、第1図に示すように、リード端
子18A,18Bの上端部が各端部巻付部11
A,11Bの2本のピン10の間に臨む状態とな
る。
この状態で、各ピン10とリード端子18A,
18Bの上端部とを第1図に点線で示すような半
田20で電気的に接続することにより、ラインフ
イルタ1を製造することができる。
上述したラインフイルタ1の製造工程におい
て、巻線4の両端部4A,4Bを巻付鍔部11
A,11Bに巻き付け固定するようにしているの
で、従来例の場合と異なり、巻線4の端部処理が
極めて簡略となり、巻線の自動化が容易となる。
また、巻線領域8A,8Bに対する巻線4の巻
回は、従来のNC巻線技術をそのまま応用でき、
この点からも自動化を促進できる。
第5図は、上述した第1の実施例の変形を示す
ものであり、リード端子18A,18Bを基体5
とは別体として用意し、基体5に設けた挿通孔5
A,5B及び前記貫通孔12A,12Bを貫通さ
せてこのリード端子18A,18Bの上端部を端
部巻付部11A,11Bに臨ませたことが上述し
た場合と異なつている。
このようにしても、上述した場合と同様な効果
を発揮させることができる。
第6図は本考案の第2の実施例を示すものであ
る。
同図に示すラインフイルタ1Aは、ボビン2に
対するコア3の取付角度を前記ラインフイルタ1
の場合と90度変えたこと、基体5側にコア3の端
部収容溝5Cを設けたことが第5図に示すライン
フイルタ1と相違している。
このようなラインフイルタ1Aによつても、前
記ラインフイルタ1と同様な効果を発揮させるこ
とができる。
次に第7図乃至第10図を参照して本考案の第
3の実施例を説明する。
尚、第10図に示すラインフイルタ1Cにおい
て第1図に示すラインフイルタ1と同一機能を有
するものには同一の符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
このラインフイルタ1Bが前記ラインフイルタ
1と異なる点は、第7図に示すように貫通孔12
A,12Bに導電材料製で、かつ、前記リード端
子18A,18Bが挿通可能なパイプ部材21
A,21Bを嵌着し、両パイプ部材21A,21
Bに対し第6図に示すように巻線4の端部4A,
4Bを巻き付けると共に、第9図に示すようにボ
ビン2を基体5に嵌装した状態では、リード端子
18A,18Bの上端部がパイプ部材21A,2
1Bから若干突出するようにしたことである。そ
して、第9図に示すパイプ部材21A,21Bと
リード端子18A,18Bの各上端部とを半田2
0により接続することにより、ラインフイルタ1
Bを得ることができる。尚、前記パイプ部材21
A,21Bは絶縁体製であつてもよい。
このようなラインフイルタ1Bによつても、前
記ラインフイルタ1と同様な効果を発揮させるこ
とができる。
本考案は上述した実施例に限定されるものでは
なく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
[考案の効果] 以上詳述した本考案によれば、巻線が容易であ
ること、巻線端部処理が容易であること及び巻線
端部とリード端子との接続が容易であること等の
点から製造工程の自動化を促進することが可能な
ラインフイルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す正面図、
第2図は同上の上部巻枠の斜視図、第3図は同上
のコアの斜視図、第4図は同上の基体の斜視図、
第5図は第1の実施例の変形を示す分割正面図、
第6図は本考案の第2の実施例を示す分解正面
図、第7図は本考案の第3の実施例における上部
巻枠を示す部分斜視図、第8図、第9図はそれぞ
れ第3の実施例の製造工程を示す正面図、第10
図は第3の実施例を示す正面図、第11図は従来
例におけるボビンを示す説明図、第12図は従来
例の製造工程を示す説明図である。 1,1A,1B……ラインフイルタ、2……ボ
ビン、3……コア、4……巻線、5……基体、6
A,6B……巻付鍔部、7……鍔部、8A,8B
……巻線領域、10……ピン、11A,11B…
…端部巻付部、12A,12B……貫通孔、18
A,18B……リード端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 巻線を巻回する巻線領域と、回転駆動用の鍔
    部と、外周部に端部巻付部を設け、且つ、この
    端部巻付部に連通する貫通孔を穿設した巻付鍔
    部とを備えた分割型のボビンと、このボビンを
    分割状態で装着する磁性体製のコアと、前記ボ
    ビンの前記巻線領域に巻装されその端部を前記
    端部巻付部に巻付けた巻線と、前記ボビン及び
    巻線を嵌合状態で支持すると共に前記巻付鍔部
    の貫通孔を経て端部巻付部に臨むリード端子を
    備えた基体とを有し、前記端部巻付部において
    巻線の端部とリード端子とを接続したことを特
    徴とするラインフイルタ。 (2) 前記端部巻付部及び貫通孔は、巻付鍔部の少
    なくとも2箇所に設けられたものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のラインフイル
    タ。 (3) 前記端部巻付部は、前記貫通孔に嵌着された
    導電材料製のピンである実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のラインフイルタ。 (4) 前記端部巻付部は、前記貫通孔に嵌着され、
    且つ、前記リード端子が挿通可能な導電材料製
    のパイプ部材である実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のラインフイルタ。
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