JPH0463844B2 - - Google Patents
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- JPH0463844B2 JPH0463844B2 JP12883184A JP12883184A JPH0463844B2 JP H0463844 B2 JPH0463844 B2 JP H0463844B2 JP 12883184 A JP12883184 A JP 12883184A JP 12883184 A JP12883184 A JP 12883184A JP H0463844 B2 JPH0463844 B2 JP H0463844B2
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/40—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
- A61K8/44—Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
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- A61K8/02—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
- A61K8/11—Encapsulated compositions
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- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
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- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
- A61K2800/41—Particular ingredients further characterized by their size
- A61K2800/412—Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
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- Cosmetics (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
本発明は改良された無機顔料を配合した化粧料
に関するものである。従来化粧料にはタルク、カ
オリン、二酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄、群青そ
の他の無機顔料が用いられている。これらの無機
顔料を用いた化粧料には(1)皮膚表面を被覆し、シ
ミやソバカスをかくす、(2)皮膚に塗布する際の伸
び、滑らかさにすぐれる、(3)皮膚への付着性にす
ぐれ化粧崩れが起こりにくい、(4)汗、分泌物の吸
収性が良い、(5)成分が均質に混和し、なめらかな
使用感を有する、(6)安全性が高い、等の特性が求
められている。 しかるに、従来の無機顔料は表面が親水性であ
るために油性基材との混和分散が悪く、均一でな
めらかな感触の化粧料が得にくく、また皮膚に展
着した場合に皮膚への付着性が充分でなく汗や水
で容易に脱落し化粧くずれしやすいといつた欠点
を有している。更に、無機顔料は表面活性が強
く、そのため化粧料に用いられる油性成分の酸化
を促進し過酸化物を生成して皮膚刺激を引き起こ
したり、香料の変質を招く等安全性、安定性の面
からも近年問題が提起されている。かかる問題を
解決せんとしてこれまで表面処理を施した無機顔
料を化粧料に配合する試みが種々行なわれてきた
が、前述の特性を満たす化粧料は未だ実現されて
いない。たとえば無機顔料の表面を絹フイブロイ
ンで処理することにより、皮膚への付着性や吸油
性の改善がはかられているが(特公昭57−11577
号公報)絹フイブロインは腐敗しやすく、それに
より化粧品の外観や香りを損うことがあり、安全
性や安定性の面で好ましくない。あるいは二酸化
チタンの表面を長鎖脂肪族の高級アルコールモノ
エステルで処理することにより表面を疎水化し、
表面活性を抑える方法(特公昭58−42167号公報)
が知られているが、該エステルで表面処理された
二酸化チタンは油つぽく、皮膚展着時の感触が好
ましくないため化粧料への配合量が1ないし2%
程度に限定され、配合上の制約が大きい。一般に
は無機顔料の表面をポリシロキサン類のシリコー
ン油で処理して表面を疎水化する方法が採用され
ているが、シリコーン油はしばしば特有の臭を有
し、また処理された無機顔料は油つぽく滑沢性に
乏しくなり、そのためこれを用いた化粧料は皮膚
展着時の感触が好ましくない。 本発明者らは先に、塩基性アミノ酸の1種であ
るリジンの長鎖アシル化物が無機質の表面改質剤
として有用であり、樹脂、塗料あるいは有機溶媒
中への無機充填剤の分散性を向上させることを見
出した(特願昭58−175708号)が、化粧料におい
てそこで用いられる無機顔料を上記リジンの長鎖
アシル化物で処理したところ、特にリジンのモノ
長鎖アシル化物で処理された無機顔料は単に油性
原料への分散、混和性が向上するのみならず皮膚
への付着性、安全性、安定性あるいは感触等化粧
料に要求される諸特性を大きく改善しうることを
見出した。更に、同様の効果はリジンのモノ長鎖
アシル化物のみにとどまらず、他の塩基性アミノ
酸すなわちオルニチン、α,γ−ジアミノ酪酸、
アルギニン及びヒスチジンのモノ長鎖アシル化物
で処理された無機顔料を配合した化粧料において
も同様に得られ、これらの効果は未処理無機顔料
あるいは従来公知の技術で表面処理された無機顔
料を配合した化粧料には見られない特性であるこ
とを見出し本発明を完成した。即ち、本発明無機
顔料に対してN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸
で表面処理された無機顔料を配合したことを特徴
とする化粧料に関する。本発明の化粧料に用いら
れる無機顔料としてはタルク、カオリン、二酸化
チタン、チタン被覆雲母、雲母、酸化鉄、珪酸、
群青、紺青、亜鉛華、クレー、沈降炭酸カルシウ
ム等が挙げられ、これら顔料粒子の形状及び大き
さは特に限定されない。本発明におけるN−モノ
長鎖アシル塩基性アミノ酸を構成する塩基性アミ
ノ酸としては、α,γ−ジアミノ酪酸、オルニチ
ン、リジン、アルギニン、ヒスチジンが挙げら
れ、これらは光学活性体であつてもラセミ体であ
つてもよい。長鎖アシル基としては炭素数8ない
し22の飽和または不飽和の直鎖あるいは分枝鎖脂
肪族アシル基であつて、単一鎖長のものであつて
も混合鎖長のものであつてもよい。具体的には、
2−エチルヘキサノイル、カプリロイル、カプロ
イル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイ
ル、ステアロイル、イソステアロイル、オレオイ
ル、ベヘノイル、ココイル、牛脂脂肪酸アシル、
硬化牛脂脂肪酸アシル等が挙げられる。長鎖アシ
ル基の塩基性アミノ酸への結合部位はα位のアミ
ノ基あるいはω位のアミノ基であるが、アルギニ
ン及びヒスチジンにおいてはα位のアミノ基に限
定される。具体例のしては、N〓−2−エチルヘ
キサノイルリジン、N〓−ラウロイルリジン、N〓
−ココイルリジン、N〓−パルミトイルリジン、
N〓−イソステアロイルリジン、N〓−硬化牛脂脂
肪酸アシルリジン、N〓−カプリロイルリジン、
N〓−ラウロイルリジン、N〓−ミリストイルリジ
ン、N〓−オレオイルリジン、N〓−ベヘノイルリ
ジン、N〓−ココイルオルニチン、N〓−ステアロ
イルオルニチン、N〓−牛脂脂肪酸アシルオルニ
チン、N〓−2−エチルヘキサノイルオルニチン、
N〓−ラウロイルオルニチン、N〓−イソステアロ
イルオルニチン、N〓−パルミトイル−α,γ−
ジアミノ酪酸、N〓−牛脂脂肪酸アシル−α,γ
−ジアミノ酪酸、N〓−カプロイルアルギニン、
N〓−ラウロイルアルギニン、N〓−パルミトイル
アルギニン、N〓−硬化牛脂脂肪酸アシルアルギ
ニン、N〓−ココイルヒスチヂン、N〓−イソステ
アロイルヒスチヂン等が挙げられるが、勿論これ
らの例に限定されない。 無機顔料を処理するにあたつて、N−モノ長鎖
アシル塩基性アミノ酸の無機顔料に対する割合は
0.05ないし5重量%が好ましく、0.05重量%未満
では表面処理効果が充分でなく、また5重量%を
超えても処理効果はそれほど向上しないため経済
性の面から利するところがない。また必要に応じ
て他の表面処理を併用してもさしつかえない。顔
料の処理法としては乾式法及び湿式法のいずれも
採用されうる。乾式法は簡便かつ効果的であつ
て、N−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸の微細粉
末すなわち平均粒径0.1ないし10μ、好ましくは
0.1ないし5μの粉末を無機顔料と撹拌混合するか、
あるいはN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸と無
機顔料を混合したのち共粉砕することにより、無
機顔料の表面を容易に処理しうる。あるいは更に
少量のN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸で処理
効果を得るために湿式法も採用されうる。この場
合N−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸は中性付近
の水及び化粧料に通常用いられる油性原料に殆ん
ど溶解しないため、塩化カルシウムを可溶化剤と
して用いてN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸を
有機溶剤に溶解したのち無機顔料を接触させ、更
に水洗を施して塩化カルシウムを除去し乾燥する
ことにより、効果的に無機顔料の表面を改質しう
る。あるいは酸性もしくはアルカリ性の水または
水性溶媒中にN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸
を溶解して無機顔料を接触させたのち、中性付近
まで中和して顔料表面にN−モノ長鎖アシル塩基
性アミノ酸を析出付着させ、中和によつて生じた
塩を水洗により除去し、乾燥することによつても
同様の表面処理効果が得られる。 このようにしてN−モノ長鎖アシル塩基性アミ
ノ酸によつて表面処理された無機顔料を配合した
化粧料は、未処理あるいは従来公知の技術によつ
て処理された無機顔料を配合した化粧料に見られ
ない数々の利点を有する。即ち(1)無機顔料の油性
原料への分散、混和性にすぐれるため、製品が均
質でざらつきがなくなめらかな感触を有する、(2)
皮膚への付着力にすぐれ化粧くずれしにくい、(3)
無機顔料の表面活性が抑えられているため過酸化
物の生成が少なく、過酸化物に由来する皮膚刺激
性が抑制され安全性にすぐれている、(4)香料の変
質が少なく、製品の安全性にすぐれる、(5)絹フイ
ブロインと異なりN−モノ長鎖アシル塩基性アミ
ノ酸は抗菌性を有するため、微生物汚染をうけに
くい、(6)シリコーン油処理した無機顔料を配合し
た化粧料はベタつきがあり、皮膚上での伸びが悪
いという難点があるが、本発明の化粧料はベタつ
きがなくさらりとした感触を有し、皮膚上での伸
びがよい。このように本発明の化粧料は従来解決
されなかつた問題点を克服したものであり、きわ
めて望ましいものである。 以下、実施例により具体的に説明するが、勿論
本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。 実施例 1 アイシヤドー A酸化クロム オキシ塩化ビスマス被覆雲母 タルク セリサイト20重量部 20 〃 20 〃 15 〃 Bスクワラン 10重量部 ラノリン 7 〃 成分Aに平均粒径2μを有するN〓−パルミトイ
ルリジンとN〓−ココイルアルギニンの混合物
(重量比1:1)3重量部を加え、ヘンシルミキ
サーで10分間撹拌混合して表面処理を行なつた。 この表面処理された成分Aに成分Bを加え内部
温度を60℃に保つたヘンシルミキサーで15分間撹
拌混合したのち、40℃まで冷却して取り出し、成
型して製品とした。この製品は成分Aの無機顔料
が均質に成分Bと混和し、塗布時にざらつきがな
くなめらかな感触であつた。 次に本製品1gを直径4cmのシヤーレに塗布
し、キセノンランプ(島津キセノンテスターXF
−60S型)を1mの距離から2時間照射した。ノ
ルマルヘキサンにて可溶分を溶出し、溶出液の過
酸化物生成量を測定したところ、本製品のキセノ
ンランプ照射後の過酸化物価は6.5であつた。比
較のために成分Aをステアリン酸マグネシウム3
重量部で処理し、以下同様の方法で調製して得ら
れたアイシヤドーに、同一条件でキセノンランプ
を照射し生成する過酸化物量を測定したところ、
照射後の過酸化物価は17.7であつた。このよう
に、本発明のアイシヤドーは過酸化物の生成が抑
制され、安全性の面でもすぐれている。 実施例 2 粉白粉 エタノール2500gに塩化カルシウム50gを溶解
し、これにN〓−ラウロイルリジン2.5gを溶解す
る。タルク80g及び亜鉛華5gの混合物を加え
て、室温にて2時間撹拌した。タルク及び亜鉛華
の混合物を取し、水で充分に洗浄して塩化カル
シウムを除去したのち80℃で減圧下に一昼夜乾燥
した。液及び洗浄液中に残存するN〓−ラウロ
イルリジンを液体クロマトグラフイーにて定量し
た結果より、タルク及び亜鉛華の混合物へのN〓
−ラウロイルリジンの吸着量は0.35gであつた。
このようにして処理されたタルク及び亜鉛華を用
いて以下の配合の粉白粉を調製した。 A N〓−ラウロイルリジンで処理されたタルク
80重量部 B N〓−ラウロイルリジンで処理された亜鉛華
5 〃 馬鈴薯デンプン 5重量部 ステアリン酸亜鉛 3 〃 香 料 0.1 〃 更に比較例として、Aのかわりに未処理のタル
ク、及びBのかわりに未処理の亜鉛華をそれぞれ
同重量部おき換えた上記配合量の粉白粉を調製
し、20代ないし40代の女性15名にて評価したとこ
ろ、以下の結果を得た。
に関するものである。従来化粧料にはタルク、カ
オリン、二酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄、群青そ
の他の無機顔料が用いられている。これらの無機
顔料を用いた化粧料には(1)皮膚表面を被覆し、シ
ミやソバカスをかくす、(2)皮膚に塗布する際の伸
び、滑らかさにすぐれる、(3)皮膚への付着性にす
ぐれ化粧崩れが起こりにくい、(4)汗、分泌物の吸
収性が良い、(5)成分が均質に混和し、なめらかな
使用感を有する、(6)安全性が高い、等の特性が求
められている。 しかるに、従来の無機顔料は表面が親水性であ
るために油性基材との混和分散が悪く、均一でな
めらかな感触の化粧料が得にくく、また皮膚に展
着した場合に皮膚への付着性が充分でなく汗や水
で容易に脱落し化粧くずれしやすいといつた欠点
を有している。更に、無機顔料は表面活性が強
く、そのため化粧料に用いられる油性成分の酸化
を促進し過酸化物を生成して皮膚刺激を引き起こ
したり、香料の変質を招く等安全性、安定性の面
からも近年問題が提起されている。かかる問題を
解決せんとしてこれまで表面処理を施した無機顔
料を化粧料に配合する試みが種々行なわれてきた
が、前述の特性を満たす化粧料は未だ実現されて
いない。たとえば無機顔料の表面を絹フイブロイ
ンで処理することにより、皮膚への付着性や吸油
性の改善がはかられているが(特公昭57−11577
号公報)絹フイブロインは腐敗しやすく、それに
より化粧品の外観や香りを損うことがあり、安全
性や安定性の面で好ましくない。あるいは二酸化
チタンの表面を長鎖脂肪族の高級アルコールモノ
エステルで処理することにより表面を疎水化し、
表面活性を抑える方法(特公昭58−42167号公報)
が知られているが、該エステルで表面処理された
二酸化チタンは油つぽく、皮膚展着時の感触が好
ましくないため化粧料への配合量が1ないし2%
程度に限定され、配合上の制約が大きい。一般に
は無機顔料の表面をポリシロキサン類のシリコー
ン油で処理して表面を疎水化する方法が採用され
ているが、シリコーン油はしばしば特有の臭を有
し、また処理された無機顔料は油つぽく滑沢性に
乏しくなり、そのためこれを用いた化粧料は皮膚
展着時の感触が好ましくない。 本発明者らは先に、塩基性アミノ酸の1種であ
るリジンの長鎖アシル化物が無機質の表面改質剤
として有用であり、樹脂、塗料あるいは有機溶媒
中への無機充填剤の分散性を向上させることを見
出した(特願昭58−175708号)が、化粧料におい
てそこで用いられる無機顔料を上記リジンの長鎖
アシル化物で処理したところ、特にリジンのモノ
長鎖アシル化物で処理された無機顔料は単に油性
原料への分散、混和性が向上するのみならず皮膚
への付着性、安全性、安定性あるいは感触等化粧
料に要求される諸特性を大きく改善しうることを
見出した。更に、同様の効果はリジンのモノ長鎖
アシル化物のみにとどまらず、他の塩基性アミノ
酸すなわちオルニチン、α,γ−ジアミノ酪酸、
アルギニン及びヒスチジンのモノ長鎖アシル化物
で処理された無機顔料を配合した化粧料において
も同様に得られ、これらの効果は未処理無機顔料
あるいは従来公知の技術で表面処理された無機顔
料を配合した化粧料には見られない特性であるこ
とを見出し本発明を完成した。即ち、本発明無機
顔料に対してN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸
で表面処理された無機顔料を配合したことを特徴
とする化粧料に関する。本発明の化粧料に用いら
れる無機顔料としてはタルク、カオリン、二酸化
チタン、チタン被覆雲母、雲母、酸化鉄、珪酸、
群青、紺青、亜鉛華、クレー、沈降炭酸カルシウ
ム等が挙げられ、これら顔料粒子の形状及び大き
さは特に限定されない。本発明におけるN−モノ
長鎖アシル塩基性アミノ酸を構成する塩基性アミ
ノ酸としては、α,γ−ジアミノ酪酸、オルニチ
ン、リジン、アルギニン、ヒスチジンが挙げら
れ、これらは光学活性体であつてもラセミ体であ
つてもよい。長鎖アシル基としては炭素数8ない
し22の飽和または不飽和の直鎖あるいは分枝鎖脂
肪族アシル基であつて、単一鎖長のものであつて
も混合鎖長のものであつてもよい。具体的には、
2−エチルヘキサノイル、カプリロイル、カプロ
イル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイ
ル、ステアロイル、イソステアロイル、オレオイ
ル、ベヘノイル、ココイル、牛脂脂肪酸アシル、
硬化牛脂脂肪酸アシル等が挙げられる。長鎖アシ
ル基の塩基性アミノ酸への結合部位はα位のアミ
ノ基あるいはω位のアミノ基であるが、アルギニ
ン及びヒスチジンにおいてはα位のアミノ基に限
定される。具体例のしては、N〓−2−エチルヘ
キサノイルリジン、N〓−ラウロイルリジン、N〓
−ココイルリジン、N〓−パルミトイルリジン、
N〓−イソステアロイルリジン、N〓−硬化牛脂脂
肪酸アシルリジン、N〓−カプリロイルリジン、
N〓−ラウロイルリジン、N〓−ミリストイルリジ
ン、N〓−オレオイルリジン、N〓−ベヘノイルリ
ジン、N〓−ココイルオルニチン、N〓−ステアロ
イルオルニチン、N〓−牛脂脂肪酸アシルオルニ
チン、N〓−2−エチルヘキサノイルオルニチン、
N〓−ラウロイルオルニチン、N〓−イソステアロ
イルオルニチン、N〓−パルミトイル−α,γ−
ジアミノ酪酸、N〓−牛脂脂肪酸アシル−α,γ
−ジアミノ酪酸、N〓−カプロイルアルギニン、
N〓−ラウロイルアルギニン、N〓−パルミトイル
アルギニン、N〓−硬化牛脂脂肪酸アシルアルギ
ニン、N〓−ココイルヒスチヂン、N〓−イソステ
アロイルヒスチヂン等が挙げられるが、勿論これ
らの例に限定されない。 無機顔料を処理するにあたつて、N−モノ長鎖
アシル塩基性アミノ酸の無機顔料に対する割合は
0.05ないし5重量%が好ましく、0.05重量%未満
では表面処理効果が充分でなく、また5重量%を
超えても処理効果はそれほど向上しないため経済
性の面から利するところがない。また必要に応じ
て他の表面処理を併用してもさしつかえない。顔
料の処理法としては乾式法及び湿式法のいずれも
採用されうる。乾式法は簡便かつ効果的であつ
て、N−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸の微細粉
末すなわち平均粒径0.1ないし10μ、好ましくは
0.1ないし5μの粉末を無機顔料と撹拌混合するか、
あるいはN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸と無
機顔料を混合したのち共粉砕することにより、無
機顔料の表面を容易に処理しうる。あるいは更に
少量のN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸で処理
効果を得るために湿式法も採用されうる。この場
合N−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸は中性付近
の水及び化粧料に通常用いられる油性原料に殆ん
ど溶解しないため、塩化カルシウムを可溶化剤と
して用いてN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸を
有機溶剤に溶解したのち無機顔料を接触させ、更
に水洗を施して塩化カルシウムを除去し乾燥する
ことにより、効果的に無機顔料の表面を改質しう
る。あるいは酸性もしくはアルカリ性の水または
水性溶媒中にN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸
を溶解して無機顔料を接触させたのち、中性付近
まで中和して顔料表面にN−モノ長鎖アシル塩基
性アミノ酸を析出付着させ、中和によつて生じた
塩を水洗により除去し、乾燥することによつても
同様の表面処理効果が得られる。 このようにしてN−モノ長鎖アシル塩基性アミ
ノ酸によつて表面処理された無機顔料を配合した
化粧料は、未処理あるいは従来公知の技術によつ
て処理された無機顔料を配合した化粧料に見られ
ない数々の利点を有する。即ち(1)無機顔料の油性
原料への分散、混和性にすぐれるため、製品が均
質でざらつきがなくなめらかな感触を有する、(2)
皮膚への付着力にすぐれ化粧くずれしにくい、(3)
無機顔料の表面活性が抑えられているため過酸化
物の生成が少なく、過酸化物に由来する皮膚刺激
性が抑制され安全性にすぐれている、(4)香料の変
質が少なく、製品の安全性にすぐれる、(5)絹フイ
ブロインと異なりN−モノ長鎖アシル塩基性アミ
ノ酸は抗菌性を有するため、微生物汚染をうけに
くい、(6)シリコーン油処理した無機顔料を配合し
た化粧料はベタつきがあり、皮膚上での伸びが悪
いという難点があるが、本発明の化粧料はベタつ
きがなくさらりとした感触を有し、皮膚上での伸
びがよい。このように本発明の化粧料は従来解決
されなかつた問題点を克服したものであり、きわ
めて望ましいものである。 以下、実施例により具体的に説明するが、勿論
本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。 実施例 1 アイシヤドー A酸化クロム オキシ塩化ビスマス被覆雲母 タルク セリサイト20重量部 20 〃 20 〃 15 〃 Bスクワラン 10重量部 ラノリン 7 〃 成分Aに平均粒径2μを有するN〓−パルミトイ
ルリジンとN〓−ココイルアルギニンの混合物
(重量比1:1)3重量部を加え、ヘンシルミキ
サーで10分間撹拌混合して表面処理を行なつた。 この表面処理された成分Aに成分Bを加え内部
温度を60℃に保つたヘンシルミキサーで15分間撹
拌混合したのち、40℃まで冷却して取り出し、成
型して製品とした。この製品は成分Aの無機顔料
が均質に成分Bと混和し、塗布時にざらつきがな
くなめらかな感触であつた。 次に本製品1gを直径4cmのシヤーレに塗布
し、キセノンランプ(島津キセノンテスターXF
−60S型)を1mの距離から2時間照射した。ノ
ルマルヘキサンにて可溶分を溶出し、溶出液の過
酸化物生成量を測定したところ、本製品のキセノ
ンランプ照射後の過酸化物価は6.5であつた。比
較のために成分Aをステアリン酸マグネシウム3
重量部で処理し、以下同様の方法で調製して得ら
れたアイシヤドーに、同一条件でキセノンランプ
を照射し生成する過酸化物量を測定したところ、
照射後の過酸化物価は17.7であつた。このよう
に、本発明のアイシヤドーは過酸化物の生成が抑
制され、安全性の面でもすぐれている。 実施例 2 粉白粉 エタノール2500gに塩化カルシウム50gを溶解
し、これにN〓−ラウロイルリジン2.5gを溶解す
る。タルク80g及び亜鉛華5gの混合物を加え
て、室温にて2時間撹拌した。タルク及び亜鉛華
の混合物を取し、水で充分に洗浄して塩化カル
シウムを除去したのち80℃で減圧下に一昼夜乾燥
した。液及び洗浄液中に残存するN〓−ラウロ
イルリジンを液体クロマトグラフイーにて定量し
た結果より、タルク及び亜鉛華の混合物へのN〓
−ラウロイルリジンの吸着量は0.35gであつた。
このようにして処理されたタルク及び亜鉛華を用
いて以下の配合の粉白粉を調製した。 A N〓−ラウロイルリジンで処理されたタルク
80重量部 B N〓−ラウロイルリジンで処理された亜鉛華
5 〃 馬鈴薯デンプン 5重量部 ステアリン酸亜鉛 3 〃 香 料 0.1 〃 更に比較例として、Aのかわりに未処理のタル
ク、及びBのかわりに未処理の亜鉛華をそれぞれ
同重量部おき換えた上記配合量の粉白粉を調製
し、20代ないし40代の女性15名にて評価したとこ
ろ、以下の結果を得た。
【表】
上記の結果より本発明の粉白粉は比較例の粉白
粉に比べ皮膚への付着性にすぐれ、特に発汗時に
おいても良好な付着性を有することが了解されよ
う。 実施例 3 固型フアンデーシヨン A黄酸化鉄 ベンガラ 酸化チタン 酸化亜鉛 タルク カオリン0.8重量部 0.5 〃 11.0 〃 8.5 〃 25.0 〃 41.5 〃 BN〓−ココイルオルニチン(平均粒径2μ
) BN〓−ココイルオルニチン(平均粒径2μ
) N〓−ステアロイルヒスチジン(平均粒径3μ)1.0重量
部 2.5 〃 C流動パラフイン 1,3−ブチレングリコール6.0重量部 3.0 〃 香 料 0.2 〃 成分Aをヘンシルミキサーで10分間混合し、そ
れに成分Bを加えて更に10分間撹拌混合して表面
処理を行なつた。 この表面処理された成分Aに成分Cを加え20分
間撹拌混合を行なつたのち35℃以下で香料を加
え、更に10分間混合し、取り出しでプレス成型
し、固型フアンデーシヨンを調製した。本製品は
均質であり、べたつきがなくなめらかな感触を有
し、皮膚に塗布したときのびがよく、皮膚への付
着性が良好であつた。
粉に比べ皮膚への付着性にすぐれ、特に発汗時に
おいても良好な付着性を有することが了解されよ
う。 実施例 3 固型フアンデーシヨン A黄酸化鉄 ベンガラ 酸化チタン 酸化亜鉛 タルク カオリン0.8重量部 0.5 〃 11.0 〃 8.5 〃 25.0 〃 41.5 〃 BN〓−ココイルオルニチン(平均粒径2μ
) BN〓−ココイルオルニチン(平均粒径2μ
) N〓−ステアロイルヒスチジン(平均粒径3μ)1.0重量
部 2.5 〃 C流動パラフイン 1,3−ブチレングリコール6.0重量部 3.0 〃 香 料 0.2 〃 成分Aをヘンシルミキサーで10分間混合し、そ
れに成分Bを加えて更に10分間撹拌混合して表面
処理を行なつた。 この表面処理された成分Aに成分Cを加え20分
間撹拌混合を行なつたのち35℃以下で香料を加
え、更に10分間混合し、取り出しでプレス成型
し、固型フアンデーシヨンを調製した。本製品は
均質であり、べたつきがなくなめらかな感触を有
し、皮膚に塗布したときのびがよく、皮膚への付
着性が良好であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭素数8ないし22の脂肪族アシル基を分子中
に1個有するN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸
によつて表面処理された無機顔料を含有すること
を特徴とする化粧料。 2 N−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸がN〓−
長鎖アシルリジン、N〓−長鎖アシルリジン、N〓
−長鎖アシルオルニチン、N〓−長鎖アシルオル
ニチン、N〓−長鎖アシル−α,γ−ジアミノ酪
酸、N〓−長鎖アシル−α,γ−ジアミノ酪酸、
N〓−長鎖アシルアルギニン及びN〓−長鎖アシル
ヒスチジンのうちから選択される特許請求の範囲
1項記載の化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12883184A JPS617207A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12883184A JPS617207A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS617207A JPS617207A (ja) | 1986-01-13 |
| JPH0463844B2 true JPH0463844B2 (ja) | 1992-10-13 |
Family
ID=14994480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12883184A Granted JPS617207A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS617207A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020262367A1 (ja) | 2019-06-27 | 2020-12-30 | 味の素株式会社 | Nε-長鎖アシルリジン結晶の製造方法及びその結晶を含有する組成物 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61286309A (ja) * | 1985-06-12 | 1986-12-16 | Shiseido Co Ltd | 固型メーキャップ化粧料 |
| JPH075869B2 (ja) * | 1986-03-12 | 1995-01-25 | 三洋化成工業株式会社 | 接着付与剤 |
| JP2978989B2 (ja) * | 1990-12-04 | 1999-11-15 | エンジェルハード・コーポレイション | 改良板状顔料 |
| FR2785906B1 (fr) * | 1998-11-17 | 2005-04-29 | Miyoshi Kasei Inc | Pigments et pigments diluants enrobes nouveaux et produits cosmetiques les contenant |
| JP5144211B2 (ja) * | 2007-10-29 | 2013-02-13 | ポーラ化成工業株式会社 | 粉体化粧料 |
| WO2016104696A1 (ja) | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 味の素株式会社 | アシル塩基性アミノ酸誘導体および無機粉体を含有する化粧料組成物 |
| CN118451149A (zh) * | 2022-03-15 | 2024-08-06 | Dic株式会社 | 颜料组合物、化妆品、油墨、涂料、调色剂和成型物 |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP12883184A patent/JPS617207A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020262367A1 (ja) | 2019-06-27 | 2020-12-30 | 味の素株式会社 | Nε-長鎖アシルリジン結晶の製造方法及びその結晶を含有する組成物 |
| US12221403B2 (en) | 2019-06-27 | 2025-02-11 | Ajinomoto Co., Inc. | Nε-long chain acyl lysine crystal production method and composition containing said crystals |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS617207A (ja) | 1986-01-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |