JPH0465671B2 - - Google Patents
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- JPH0465671B2 JPH0465671B2 JP59226887A JP22688784A JPH0465671B2 JP H0465671 B2 JPH0465671 B2 JP H0465671B2 JP 59226887 A JP59226887 A JP 59226887A JP 22688784 A JP22688784 A JP 22688784A JP H0465671 B2 JPH0465671 B2 JP H0465671B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice flour
- sake
- rice
- raw material
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Alcoholic Beverages (AREA)
Description
本発明は、酒造原料となる米粉を直接過熱水蒸
気で処理して、こげ臭がなく、かつ、べとつかな
いα化米粉を得、これを原料として使用する酒類
の製造法に関するものである。 更に詳細には本発明は、米粉を所定の圧力、温
度の過熱水蒸気を用いて加熱した後、膨化するか
又は膨化することなく、得られたα化米粉を用い
て清酒、焼酎等の酒類を製造する方法に関するも
のである。 清酒醸造の副産物として得られる白糠及び白米
を粉砕して得られる米粉(以下、これらを米粉と
称する)は比較的著量のたんぱく質、脂質、無機
物等が存在するため、清酒醸造に使用しても良好
の酒質の清酒を得ることは困難であつた。 従つて、従来は米粉に温湯を加え、酵素剤で糖
化し、生成するアミノ酸や脂肪酸、無機物などを
イオン交換樹脂や活性炭を用いて除去し、ほぼ純
粋な糖液とした後醪に添加混和し発酵処理を行う
など二重の操作を行つて間接的に米粉から清酒を
得ている。 また、米粉を用いて焼酎を製造する場合も同様
の理由で良質の製品が得られず、通常は前述の糖
液を発酵し、減圧蒸留することが多く費用がかか
り、酒質は平板で良品を得難い。 そこで、従来米粉から、直接清酒及び焼酎等を
得る方法が強く望まれておりその1つの方法とし
て米粉を外部より直火で加熱し得る圧力容器に入
れ蓋を密閉した後、圧力容器を回転させながら圧
力容器をガスバーナー或いはその他の手段によつ
て直火で加熱し、圧力容器内の圧力10〜15気圧
(ゲージ圧)、温度200〜300℃で10〜30分間保持
し、次いで蓋を急激に開いて、膨化米粉を得、こ
れを、麹原料又は掛原料として用い清酒を製造す
る方法(特開昭58−43779)が開発されたが、こ
の方法は加熱媒体が空気であつて、熱伝導性が悪
いので米粉内部まで品温を上昇させるのに長時間
を要し、また局部的に高温となつて米粉の全体に
亘つて均一に昇温しにくく焦げを生じ易く更に米
粉が短時間に酸化による褐変を招来し易い等の問
題点を有し、得られる清酒についても従来の清酒
と比べ未だ充分に満足するものとは言い難いもの
であつた。 そこで、本発明者らは、このような現状に鑑
み、米粉から直接清酒を得る方法の上記問題点を
解消し、しかも従来法による清酒、焼酎等と比べ
全く遜色のない清酒焼酎等を得ることを目的とし
て種種研究を重ねた結果、米粉をゲージ圧力9
Kg/cm3以内、温度105〜250℃の加熱水蒸気の存在
下で2分以内加熱し得られたα化米粉を原料とし
て使用し、常法により清酒、焼酎等を製造すると
上記目的が一挙に達成されることを知り、この知
見に基いて本発明を完成した。 即ち、本発明は、米粉をゲージ圧力9Kg/cm3以
内、温度105〜250℃の加熱水蒸気の存在下で2分
以内、加熱した後、膨化するか又は膨化すること
なく、得られたα化米粉を原料として使用するこ
とを特徴とする酒類の製造法である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明においては、先ず、米粉をゲージ圧力9
Kg/cm3以下、好ましくは0.5〜3Kg/cm3、温度105
〜250℃、好ましくは120〜230℃の過熱水蒸気の
存在下で2分以内、好ましくは1分以内、加熱す
る。連続的に処理する場合は、各種連続式気流加
熱装置(例えば特公昭46−34747、同55−33622、
特開昭56−26180、同57−82686等)によつて、連
続的にゲージ圧力9Kg/cm3以下、温度105〜250℃
の過熱水蒸気の存在下で2分以内処理するのが好
ましい。 本発明において米粉の過熱媒体として過熱水蒸
気を用いることは極めて重要であつて、他の加熱
媒体、例えば加熱空気や飽和水蒸気は本発明の目
的を達成することができないので好ましくない。
即ち、加熱空気の場合には、冒頭でも述べた如き
問題点を有し、また得られる清酒、焼酎が、原料
由来の好ましくない味、焦臭を有し、色沢も褐色
味を帯びる。また飽和水蒸気の場合には、米粉が
水蒸気と接触すると飽和水蒸気が凝集して米粉の
表面をぬらし、表面の澱粉を糊化するので、米粉
が相互に付着結合し多きな塊りになつたり、装置
の内壁面に付着したり、或いは局部的に水分が増
加したりして、均一にα化した米粉を得ることが
困難である。また表面のみ糊化したα化米粉は、
表面が硬いため、清酒製造の掛原料として用いる
ときは醪中で溶けが悪く、醪中における糖化の速
度が遅くなり、また麹原料として用いると、良麹
が造りにくいという欠点がある。 これに対して、過熱水蒸気を用いる場合には、
米粉の酸化による褐変、焦げ、米粉の部分的水分
過多、米粉表面のみの糊化、米粉の塊状化、α化
ムラ等、品質劣化を防止しつつ短時間に米粉の品
温を上昇させ、酒類の製造に際し、掛原料及び麹
原料として非常に好ましいα化米粉を得ることが
できる。 本発明におけるα化米粉は、膨化処理したもの
と、膨化処理しないものがあるが、いずれもこげ
臭はなく、均一にα化されており、酒類の製造原
料として好適である。 次に、本発明で用いる過熱水蒸気の加熱条件が
ゲージ圧9Kg/cm3、温度250℃を越える場合は米
粉に焦臭が付き、そのような米粉を使用して造つ
た清酒や焼酎等の香りや色沢が劣るので好ましく
ない。反対に温度が105℃未満であるとα化度が
充分でなく、また清酒にとつて好ましくない雑味
成分であるアミノ酸、粗脂肪が多く、香味が劣化
する欠点を有する。 これに対し、加熱条件がゲージ圧9Kg/cm3、温
度105〜250℃であるときは、米粉中の蛋白質や組
織などが好ましい状態に変化し、脂質は減少し、
処理米粉は麹の酵素により容易に消化され特に
185℃以上であるときは、更にアミノ酸の少い高
品質の清酒が得られ、また焼酎の香味も良好とな
る。 次に、上記のように加熱処理された米粉は、膨
化α化米粉又は非膨化α化米粉とすることができ
る。膨化α化米粉とする方法としては、例えば加
熱処理された米粉を急激により低圧下に放出する
方法が挙げられ、非膨化α化米粉とする方法とし
ては、例えば加圧加熱缶を徐々に解圧した後加熱
処理された米粉を取り出す方法、及び加熱する際
の圧力と温度を共に低く設定してα化に充分な時
間加圧加熱し、次いで急激により低圧下に放出す
る方法等が挙げられる。 そして、これらの方法のうち、非膨化α化米粉
とする方法が以下に示す理由で特に好ましい。 即ち、膨化α化米粉は、掛原料として用いる場
合、比重が軽いため醪に均一に混和せず、直ちに
浮上分離するので作業性が悪い欠点を有する。こ
れに対し、非膨化α化米粉は、そのような不都合
はなく、蒸米と殆んど同様に取り扱えるので作業
性に優れる利点を有する。 次に、このようにして得られたα化米粉は、清
酒及び焼酎等の酒類の製造法における麹原料及
び/又は掛原料の、一部又は全部として使用する
ことができる。 麹原料として用いるときは、上記で得られたα
化米粉に水又は温湯を、水分が30〜40%となるよ
うに、均一に散布、吸水させ、以下通常の米麹の
製造法に準じて行えばよい。 また、上記で得たα化米粉を掛原料として用い
るときは、そのままで、又は適宜加水等を行つて
通常の清酒又は焼酎の製造法に従つて、蒸米と同
様に取扱えば良い。 なお、α化米粉として、前記した膨化α化米粉
を用いる場合は、それが膨化して軽く嵩ばつたも
のになつているので、使用前に水蒸気接触、温湯
噴霧等の加湿処理を行い、充分に収縮させておく
ことが望ましい。 以下、実験例、実施例を示して本発明を具体的
に説明する。 実施例 昭和58年北海道産キタヒカリを精米して、精米
歩合85%のものを75%にまで精白する際に得られ
た米ぬかを下記第1表記載の各加熱処理条件にて
加熱処理し、それぞれ第1表記載の如き外観及び
特徴を有するα化米粉が得られた。それらの成分
及び酵素剤による消化性(酒米研究会「酒米統一
分析法」による)は第1表に示す通りである。 この結果から、飽和水蒸気を用いる第3区分
(比較例)は、従来のα化米糠の特徴が出て全体
的にベトベトして部分的な塊りとなり、また消化
性はアミノ酸度がやや高い難点を有し、また加熱
空気を用いる区分4(比較例)は従来のα化米糠
の特徴が出て全体的に淡褐色となり、かなりの焦
臭を有するが、過熱水蒸気を用いる区分1(本発
明)及び区分2(本発明)では得られたα化米糠
が全体的にサラサラして塊状物はなく、白色で異
臭もなく、また消化性もボーメ、直接還元糖が高
く、アミノ酸度が低い値を示し、良好な結果が得
られることが判る。
気で処理して、こげ臭がなく、かつ、べとつかな
いα化米粉を得、これを原料として使用する酒類
の製造法に関するものである。 更に詳細には本発明は、米粉を所定の圧力、温
度の過熱水蒸気を用いて加熱した後、膨化するか
又は膨化することなく、得られたα化米粉を用い
て清酒、焼酎等の酒類を製造する方法に関するも
のである。 清酒醸造の副産物として得られる白糠及び白米
を粉砕して得られる米粉(以下、これらを米粉と
称する)は比較的著量のたんぱく質、脂質、無機
物等が存在するため、清酒醸造に使用しても良好
の酒質の清酒を得ることは困難であつた。 従つて、従来は米粉に温湯を加え、酵素剤で糖
化し、生成するアミノ酸や脂肪酸、無機物などを
イオン交換樹脂や活性炭を用いて除去し、ほぼ純
粋な糖液とした後醪に添加混和し発酵処理を行う
など二重の操作を行つて間接的に米粉から清酒を
得ている。 また、米粉を用いて焼酎を製造する場合も同様
の理由で良質の製品が得られず、通常は前述の糖
液を発酵し、減圧蒸留することが多く費用がかか
り、酒質は平板で良品を得難い。 そこで、従来米粉から、直接清酒及び焼酎等を
得る方法が強く望まれておりその1つの方法とし
て米粉を外部より直火で加熱し得る圧力容器に入
れ蓋を密閉した後、圧力容器を回転させながら圧
力容器をガスバーナー或いはその他の手段によつ
て直火で加熱し、圧力容器内の圧力10〜15気圧
(ゲージ圧)、温度200〜300℃で10〜30分間保持
し、次いで蓋を急激に開いて、膨化米粉を得、こ
れを、麹原料又は掛原料として用い清酒を製造す
る方法(特開昭58−43779)が開発されたが、こ
の方法は加熱媒体が空気であつて、熱伝導性が悪
いので米粉内部まで品温を上昇させるのに長時間
を要し、また局部的に高温となつて米粉の全体に
亘つて均一に昇温しにくく焦げを生じ易く更に米
粉が短時間に酸化による褐変を招来し易い等の問
題点を有し、得られる清酒についても従来の清酒
と比べ未だ充分に満足するものとは言い難いもの
であつた。 そこで、本発明者らは、このような現状に鑑
み、米粉から直接清酒を得る方法の上記問題点を
解消し、しかも従来法による清酒、焼酎等と比べ
全く遜色のない清酒焼酎等を得ることを目的とし
て種種研究を重ねた結果、米粉をゲージ圧力9
Kg/cm3以内、温度105〜250℃の加熱水蒸気の存在
下で2分以内加熱し得られたα化米粉を原料とし
て使用し、常法により清酒、焼酎等を製造すると
上記目的が一挙に達成されることを知り、この知
見に基いて本発明を完成した。 即ち、本発明は、米粉をゲージ圧力9Kg/cm3以
内、温度105〜250℃の加熱水蒸気の存在下で2分
以内、加熱した後、膨化するか又は膨化すること
なく、得られたα化米粉を原料として使用するこ
とを特徴とする酒類の製造法である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明においては、先ず、米粉をゲージ圧力9
Kg/cm3以下、好ましくは0.5〜3Kg/cm3、温度105
〜250℃、好ましくは120〜230℃の過熱水蒸気の
存在下で2分以内、好ましくは1分以内、加熱す
る。連続的に処理する場合は、各種連続式気流加
熱装置(例えば特公昭46−34747、同55−33622、
特開昭56−26180、同57−82686等)によつて、連
続的にゲージ圧力9Kg/cm3以下、温度105〜250℃
の過熱水蒸気の存在下で2分以内処理するのが好
ましい。 本発明において米粉の過熱媒体として過熱水蒸
気を用いることは極めて重要であつて、他の加熱
媒体、例えば加熱空気や飽和水蒸気は本発明の目
的を達成することができないので好ましくない。
即ち、加熱空気の場合には、冒頭でも述べた如き
問題点を有し、また得られる清酒、焼酎が、原料
由来の好ましくない味、焦臭を有し、色沢も褐色
味を帯びる。また飽和水蒸気の場合には、米粉が
水蒸気と接触すると飽和水蒸気が凝集して米粉の
表面をぬらし、表面の澱粉を糊化するので、米粉
が相互に付着結合し多きな塊りになつたり、装置
の内壁面に付着したり、或いは局部的に水分が増
加したりして、均一にα化した米粉を得ることが
困難である。また表面のみ糊化したα化米粉は、
表面が硬いため、清酒製造の掛原料として用いる
ときは醪中で溶けが悪く、醪中における糖化の速
度が遅くなり、また麹原料として用いると、良麹
が造りにくいという欠点がある。 これに対して、過熱水蒸気を用いる場合には、
米粉の酸化による褐変、焦げ、米粉の部分的水分
過多、米粉表面のみの糊化、米粉の塊状化、α化
ムラ等、品質劣化を防止しつつ短時間に米粉の品
温を上昇させ、酒類の製造に際し、掛原料及び麹
原料として非常に好ましいα化米粉を得ることが
できる。 本発明におけるα化米粉は、膨化処理したもの
と、膨化処理しないものがあるが、いずれもこげ
臭はなく、均一にα化されており、酒類の製造原
料として好適である。 次に、本発明で用いる過熱水蒸気の加熱条件が
ゲージ圧9Kg/cm3、温度250℃を越える場合は米
粉に焦臭が付き、そのような米粉を使用して造つ
た清酒や焼酎等の香りや色沢が劣るので好ましく
ない。反対に温度が105℃未満であるとα化度が
充分でなく、また清酒にとつて好ましくない雑味
成分であるアミノ酸、粗脂肪が多く、香味が劣化
する欠点を有する。 これに対し、加熱条件がゲージ圧9Kg/cm3、温
度105〜250℃であるときは、米粉中の蛋白質や組
織などが好ましい状態に変化し、脂質は減少し、
処理米粉は麹の酵素により容易に消化され特に
185℃以上であるときは、更にアミノ酸の少い高
品質の清酒が得られ、また焼酎の香味も良好とな
る。 次に、上記のように加熱処理された米粉は、膨
化α化米粉又は非膨化α化米粉とすることができ
る。膨化α化米粉とする方法としては、例えば加
熱処理された米粉を急激により低圧下に放出する
方法が挙げられ、非膨化α化米粉とする方法とし
ては、例えば加圧加熱缶を徐々に解圧した後加熱
処理された米粉を取り出す方法、及び加熱する際
の圧力と温度を共に低く設定してα化に充分な時
間加圧加熱し、次いで急激により低圧下に放出す
る方法等が挙げられる。 そして、これらの方法のうち、非膨化α化米粉
とする方法が以下に示す理由で特に好ましい。 即ち、膨化α化米粉は、掛原料として用いる場
合、比重が軽いため醪に均一に混和せず、直ちに
浮上分離するので作業性が悪い欠点を有する。こ
れに対し、非膨化α化米粉は、そのような不都合
はなく、蒸米と殆んど同様に取り扱えるので作業
性に優れる利点を有する。 次に、このようにして得られたα化米粉は、清
酒及び焼酎等の酒類の製造法における麹原料及
び/又は掛原料の、一部又は全部として使用する
ことができる。 麹原料として用いるときは、上記で得られたα
化米粉に水又は温湯を、水分が30〜40%となるよ
うに、均一に散布、吸水させ、以下通常の米麹の
製造法に準じて行えばよい。 また、上記で得たα化米粉を掛原料として用い
るときは、そのままで、又は適宜加水等を行つて
通常の清酒又は焼酎の製造法に従つて、蒸米と同
様に取扱えば良い。 なお、α化米粉として、前記した膨化α化米粉
を用いる場合は、それが膨化して軽く嵩ばつたも
のになつているので、使用前に水蒸気接触、温湯
噴霧等の加湿処理を行い、充分に収縮させておく
ことが望ましい。 以下、実験例、実施例を示して本発明を具体的
に説明する。 実施例 昭和58年北海道産キタヒカリを精米して、精米
歩合85%のものを75%にまで精白する際に得られ
た米ぬかを下記第1表記載の各加熱処理条件にて
加熱処理し、それぞれ第1表記載の如き外観及び
特徴を有するα化米粉が得られた。それらの成分
及び酵素剤による消化性(酒米研究会「酒米統一
分析法」による)は第1表に示す通りである。 この結果から、飽和水蒸気を用いる第3区分
(比較例)は、従来のα化米糠の特徴が出て全体
的にベトベトして部分的な塊りとなり、また消化
性はアミノ酸度がやや高い難点を有し、また加熱
空気を用いる区分4(比較例)は従来のα化米糠
の特徴が出て全体的に淡褐色となり、かなりの焦
臭を有するが、過熱水蒸気を用いる区分1(本発
明)及び区分2(本発明)では得られたα化米糠
が全体的にサラサラして塊状物はなく、白色で異
臭もなく、また消化性もボーメ、直接還元糖が高
く、アミノ酸度が低い値を示し、良好な結果が得
られることが判る。
【表】
【表】
実施例 1
上記実施例1で得た第1表の区分1〜4の4種
類のα化米糠を用い、次のような仕込配合で清酒
仕込みを行つた。
類のα化米糠を用い、次のような仕込配合で清酒
仕込みを行つた。
【表】
なお、こうじは、精米歩合73%の「五百万石」
白米を常法どおり製きく(麹)したもので、添時
に乳酸0.5mlを加え、あらかじめ培養した清酒酵
母(協会7号)を108細胞/gになるように接種
し、添時の品温15℃、第2日15℃、留時8℃と
し、威光1.5℃/日の割合で昇温し、15℃に達し
たら以後15℃を保つた。対照として、昭和58年度
産キタヒカリ白米(精米歩合75%)の蒸米(30分
間蒸し)を上記α化米糠に代えて用い、仕込みを
行つた。なお、蒸し工程までに吸収した水分(白
米重量×0.4)をくみ水から除いた。α化米糠仕
込みのもろみ経過は、いずれの区分も白米(対
照)区分に比べて速く、もろみ日数は14日と白米
区分の16日より2日間短縮された。製成酒の分析
値、及び官能上の特徴について調べたところ第2
表に示す如き結果が得られた。 第2表の結果から、飽和水蒸気で処理したα化
米糠を用いる区分3(比較例)の製成酒はアミノ
酸度が2.0と高く、やや強い雑味とくどい風味を
呈し、また加熱空気で処理したα化米糠を用いる
区分4(比較例)の製成酒は強い焦臭を呈し、い
ずれも好ましくないが過熱水蒸気で処理したα化
米粉を用いる本発明の区分1及び区分2はいずれ
も、常法により得られた蒸米を用いる対照区分に
比べて成分分析値が好ましい結果を示し、製成酒
についても異味(焦臭)がなく、軽快な風味を呈
し、高品質の清酒が得られることが判る。
白米を常法どおり製きく(麹)したもので、添時
に乳酸0.5mlを加え、あらかじめ培養した清酒酵
母(協会7号)を108細胞/gになるように接種
し、添時の品温15℃、第2日15℃、留時8℃と
し、威光1.5℃/日の割合で昇温し、15℃に達し
たら以後15℃を保つた。対照として、昭和58年度
産キタヒカリ白米(精米歩合75%)の蒸米(30分
間蒸し)を上記α化米糠に代えて用い、仕込みを
行つた。なお、蒸し工程までに吸収した水分(白
米重量×0.4)をくみ水から除いた。α化米糠仕
込みのもろみ経過は、いずれの区分も白米(対
照)区分に比べて速く、もろみ日数は14日と白米
区分の16日より2日間短縮された。製成酒の分析
値、及び官能上の特徴について調べたところ第2
表に示す如き結果が得られた。 第2表の結果から、飽和水蒸気で処理したα化
米糠を用いる区分3(比較例)の製成酒はアミノ
酸度が2.0と高く、やや強い雑味とくどい風味を
呈し、また加熱空気で処理したα化米糠を用いる
区分4(比較例)の製成酒は強い焦臭を呈し、い
ずれも好ましくないが過熱水蒸気で処理したα化
米粉を用いる本発明の区分1及び区分2はいずれ
も、常法により得られた蒸米を用いる対照区分に
比べて成分分析値が好ましい結果を示し、製成酒
についても異味(焦臭)がなく、軽快な風味を呈
し、高品質の清酒が得られることが判る。
【表】
実施例 2
上記実施例1で得た第1表の区分1〜4のα化
米糠を掛原料として使用し、下記第3票に示す如
き仕込配合にて常法通り焼酎の仕込みを行つた。
また比較のため対照区分として常法による蒸〓蒸
米を掛原料として使用し、以下同様に仕込みを行
つた。 なお酵母は「No.A−12」(鹿児島工業試験場)
を用いた。
米糠を掛原料として使用し、下記第3票に示す如
き仕込配合にて常法通り焼酎の仕込みを行つた。
また比較のため対照区分として常法による蒸〓蒸
米を掛原料として使用し、以下同様に仕込みを行
つた。 なお酵母は「No.A−12」(鹿児島工業試験場)
を用いた。
【表】
得られた熟成もろみのアルコール濃度、発酵歩
合、及び該熟成もろみを減圧蒸留して得られた焼
酎の官能上の評価をしたところ第4表に示す如き
結果が得られた。 尚、発酵歩合は次式により求めたものである。 醪アルコール生成量/原料より得られる理論アルコール
生成量×100 第4表の結果から、過熱水蒸気で処理したα化
米糠を使用した本発明の第1及び第2区分は他の
区分に比べて発酵歩合が高く、製品焼酎の官能評
価も異味、異臭(焦臭)がなく、軽快な風味を有
し、従来の米糠焼酎と異なる新しいタイプの焼酎
が得られることが判る。
合、及び該熟成もろみを減圧蒸留して得られた焼
酎の官能上の評価をしたところ第4表に示す如き
結果が得られた。 尚、発酵歩合は次式により求めたものである。 醪アルコール生成量/原料より得られる理論アルコール
生成量×100 第4表の結果から、過熱水蒸気で処理したα化
米糠を使用した本発明の第1及び第2区分は他の
区分に比べて発酵歩合が高く、製品焼酎の官能評
価も異味、異臭(焦臭)がなく、軽快な風味を有
し、従来の米糠焼酎と異なる新しいタイプの焼酎
が得られることが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 米粉をゲージ圧力9Kg/cm3以内、温度105〜
250℃の過熱水蒸気の存在下で2分以内、加熱し
た後、膨化するか又は膨化することなく、得られ
たα化米粉を原料として使用することを特徴とす
る酒類の製造法。 2 得られたα化米粉を掛原料として使用するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酒類
の製造法。 3 得られたα化米粉を麹原料として使用するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酒類
の製造法。 4 酒類が清酒である特許請求の範囲第1項記載
の酒類の製造法。 5 酒類が焼酎である特許請求の範囲第1項記載
の酒類の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59226887A JPS61108368A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 酒類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59226887A JPS61108368A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 酒類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61108368A JPS61108368A (ja) | 1986-05-27 |
| JPH0465671B2 true JPH0465671B2 (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=16852136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59226887A Granted JPS61108368A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 酒類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61108368A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6400881B2 (ja) * | 2012-10-11 | 2018-10-03 | カワタ工業株式会社 | 麹原料の蒸煮方法及び装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55111784A (en) * | 1979-02-19 | 1980-08-28 | Tax Adm Agency | Production of alcoholic liquor |
| JPS58224679A (ja) * | 1982-06-24 | 1983-12-27 | Ookura Syuzo Kk | 粉体醸造法 |
| JPS59140841A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-13 | Kikkoman Corp | 粉粒物質の落下式加熱処理方法及び装置 |
| JPS6062976A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-11 | Tax Adm Agency | パフ米粉を用いる酒類の製造法 |
-
1984
- 1984-10-30 JP JP59226887A patent/JPS61108368A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61108368A (ja) | 1986-05-27 |
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