JPH0465781B2 - - Google Patents
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- JPH0465781B2 JPH0465781B2 JP60110546A JP11054685A JPH0465781B2 JP H0465781 B2 JPH0465781 B2 JP H0465781B2 JP 60110546 A JP60110546 A JP 60110546A JP 11054685 A JP11054685 A JP 11054685A JP H0465781 B2 JPH0465781 B2 JP H0465781B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は透明性、耐ガス透過性を有し、層間接
着性、とくに熱処理後の層間接着性に優れたポリ
カーボネート層とエチレン・酢酸ビニル共重合体
鹸化物層とからなる積層構造体に関する。 〔従来の技術〕 ポリカーボネートは透明性、保香性、耐熱性が
すぐれた樹脂であるが、酸素などのガス透過性が
大きいため、食品、薬品、化粧品などの高い耐ガ
ス透過性を必要とする包装材料としては不適であ
る。 耐ガス透過性を改良する手段としては、耐ガス
透過性に優れたエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸
化物等を積層する方法が考えられるが、ポリカー
ボネートとエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物
とは接着性に乏しく、単に積層しただけでは使用
時に層間剥離を生じ、実用的でない。 ポリカーボネートあるいはエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体鹸化物との接着性を改良する方法とし
ては既に種々の方法が提案されている。例えばエ
チレン・ビニルアルコール共重合体にアイオノマ
ーあるいはエチレン・酢酸ビニル共重合体を添加
してポリカーボネートと積層する方法(特開昭49
−129775号公報)、ポリカーボネートの接着剤に
不飽和ジカルボン酸またはその無水物で変性した
結晶化度が10〜65%の変成ポリオレフインを用い
る方法(特開昭59−27975号公報)、不飽和カルボ
ン酸等で変性したポリオレフインに少量のゴムを
添加してエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物と
の接着性を改良する方法(特公昭54−40112号公
報)等が例示できる。しかしながら、特開昭49−
129775号公報に提案された方法では、エチレン・
酢酸ビニル共重合体鹸化物層の透明性が損われ、
ポリカーボネートとエチレン・酢酸ビニル共重合
体鹸化物との接着性も左程改良されず、積層体を
熱処理するに至つては接着強度が著しく低下し、
実用に耐えない。又、特開昭59−27975号公報に
提案された方法では、ポリカーボネート層との初
期接着性は改良されるものの、積層体を熱処理す
ると接着強度が低下する場合があることが分かつ
た。 又、特公昭54−40112号公報に開示された方法
では透明性および熱処理後の接着強度が低下する
という欠点を有している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 以上の如く、先に提案された方法では、いずれ
もポリカーボネートとエチレン・酢酸ビニル共重
合体鹸化物との透明性を損わずに、層間接着性、
とくに熱処理後の層間接着性に優れた積層体は得
られていないのが現状であつた。かかる状況に鑑
み、本発明者は、上記問題点を解決するために、
種々検討した結果、ポリカーボネートとエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体鹸化物との接着剤とし
て、僅かに結晶性を有するかもしくは非結晶の不
飽和カルボン酸等でグラフト変性した変性エチレ
ン・α−オレフイン共重合体を用いることによ
り、上記目的が達成できることがわかり、本発明
に到達した。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち本発明は、 (a) ポリカーボネート(A)層、 (b) 中間層として、不飽和カルボン酸またはその
誘導体のグラフト量:0.01ないし10重量%、メ
ルトフローレート:0.1ないし50g/10min、密
度:0.850ないし0.905g/cm3、エチレン含有
量:75ないし95モル%及びX線による結晶化
度:10%未満の一部もしくは全部がグラフト変
性されたグラフト変性エチレン・α−オレフイ
ンランダム共重合体(B)層及び (c) オレフイン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(C)層
とから構成されてなることを特徴とする透明
性、耐ガス透過性、熱処理後の層間接着性にす
ぐれた積層構造体を提供するものである。 〔作用〕 本発明の積層構造体を構成するポリカーボネー
ト(以下PCと略すことがある)(A)は、ジヒドロ
キシ化合物とホスゲンまたはジフエニルカーボネ
ートとを公知の方法で反応させて得られる種々の
ポリカーボネートおよびコポリカーボネートであ
る。ジヒドロキシ化合物にはハイドロキノン、レ
ゾルシノール、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニ
ル−メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル
−エタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル−
n−ブタン,4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル
−ヘプタン,4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル
−フエニル−メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジ
フエニル−2,2−プロパン(ビスフエノール
A)、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチル
−ジフエニル−2,2−プロパン、4,4′−ジヒ
ドロキシ−3,3′−ジフエニル−ジフエニル−
2,2−プロパン、4,4′−ジヒドロキシ−ジク
ロロ−ジフエニル−2,2−プロパン、4,4′−
ジヒドロキシ−ジフエニル−1,1−シクロペン
タン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル−1,
1−シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシ−ジ
フエニル−メチル−フエニル−メタン、4,4′−
ジヒドロキシ−ジフエニル−エチル−フエニル−
メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル−
2,2,2−トリクロロ−1,1−エタン、2,
2′−ジヒドロキシジフエニル、2,6−ジヒドロ
キシナフタレン、4,4′−ジヒドロキシジフエニ
ルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジ
クロロジフエニルエーテルおよび4,4′−ジヒド
ロキシ−2,5−ジエトキシフエニルエーテルな
どがある。中でも4,4′−ジヒドロキシ−ジフエ
ニル−2,2−プロパン(ビスフエノールA)を
用いたポリカーボネートが機械的性能、透明性に
優れているので好ましい。 本発明の積層構造体を構成する一部もしくは全
部がグラフト変性されたグラフト変性エチレン・
α−オレフインランダム共重合体(以下変性ラン
ダム共重合体と略すことがある)(B)とは、不飽和
カルボン酸またはその誘導体のグラフト量が0.01
ないし10重量%、好ましくは0.1ないし5重量%、
メルトフローレート(MFR2:ASTM D
1238,L)が0.1ないし50g/10min、好ましくは
0.2ないし20g/10min、密度が0.850ないし
0.905g/cm3、好ましくは0.860ないし0.900g/cm3、
エチレン含量が75ないし95モル%、好ましくは77
ないし93モル%及びX線による結晶化度が10%未
満、好ましくは7%未満の変性ランダム共重合体
である。 不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量が0.01重量%未満では、PC(A)及び後述のオレ
フイン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(以下
EVOHと略すことがある)(C)との接着性が改良
されず、一方10重量%を越えるものは一部架橋を
起こし、成形性が低下し、透明性、接着強度も低
下する。 MFR2が上記範囲以外のものはいずれにしても
溶融粘度が高過ぎるか低過ぎるため成形性、接着
強度に劣る。密度が0.905g/cm3を越えるもの及び
X線による結晶化度が10%以上のものは、熱処理
後の接着強度が低下する。 本発明の変性ランダム共重合(B)を構成するα−
オレフインとは、通常炭素数2〜20のα−オレフ
イン、具体的には例えばプロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキサン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、
1−オクタデセン等であり、それぞれ単独あるい
は二種以上の混合物からなる。 本発明に用いる変性ランダム共重合体(B)の基本
となるエチレン・α−オレフインランダム共重合
(E)は、通常MFR2が0.1ないし50g/10min、密度
が0.850ないし0.905g/cm3、エチレン含有量が75
ないし95モル%及びX線による結晶化度が10%未
満のエチレンとα−オレフインとのランダム共重
合体である。 前記エチレン・α−オレフインランダム共重合
体(E)にグラフトする不飽和カルボン酸またはその
誘導体としては、アクリル酸、マレイン酸、フマ
ール酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジ
ツク酸 (エンドシスービシクロ〔2,2,2〕
ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸)など
の不飽和カルボン酸、またはその誘導体、例えば
酸ハライド、アミド、イミド、無水物、エステル
などが挙げられ、具体的には、塩化マレニル、マ
レイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グ
リシジルマレエートなどが例示される。これらの
中では、不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物
が好適であり、とくにマレイン酸、ナジツク酸
またはこれらの酸無水物が好適である。 該不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ば
れるグラフトモノマーを前記ランダム共重合体(E)
にグラフト共重合して変性物を製造するには、従
来公知の種々の方法を採用することができる。た
とえば、ランダム共重合体(E)を溶融させグラフト
モノマーを添加してグラフト共重厚させる方法あ
るいは溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加し
てグラフト共重合させる方法がある。いずれの場
合にも、前記グラフトモノマーを効率よくグラフ
ト共重合させるためには、ラジカル開始剤の存在
下に反応を実施することが好ましい。グラフト反
応は通常60ないし350℃の温度で行われる。ラジ
カル開始剤の使用割合はランダム共重合体(E)100
重量部に対して通常0.001ないし1重量部の範囲
である。ラジカル開始剤としては有機ペルオキシ
ド、有機ペルエステル、例えばベンゾイルペルオ
キシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、ジク
ミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシ
ドベンゾエート)ヘキシン−3、1,4−ビス
(tert−ブチルペルオキシイソペロピル)ベンゼ
ン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチルペル
アセテート、2,5−ジメチル2,5−ジ(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)
ヘキサン、tert−ブチルペルベンゾエート、tert
−ブチルペルフエニルアセテート、tert−ブチル
ペルイソブチレート、tert−ブチルペル−sec−
オクトエート、tert−ブチルペルピバレート、ク
ミルペルピバレートおよびtert−ブチルペルジエ
チルアセテート、その他アゾ化合物、例えばアゾ
ビスイソブチロニトリル、ジメチルアゾイソブチ
レートがある。これらのうちではジクミルペルオ
キシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,4
−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)
ベンゼンなどのジアルキルペルオキシドが好まし
い。 本発明に用いる変性ランダム共重合体(B)は前記
エチレンα−オレフインランダム共重合体(E)によ
り一部が希釈されていてもよいが、その場合は不
飽和カルボン酸等のグラフト量は全体で前記範囲
内である必要がある。 又、本発明に用いる変性ランダム共重合体(B)は
一部に結晶化度が前記範囲以外の変性もしくは未
変性のエチレン・α−オレフインランダム共重合
体を用いてもよいが、その場合は結晶化度が全体
で前記範囲内である必要がある。 本発明の積層構造体を構成するオレフイン・酢
酸ビニル共重合体鹸化物(EVOH)(C)としては、
オレフイン含有量が15ないし60モル%、好ましく
は25ないし50モル%のオレフイン・酢酸ビニル共
重合体をその鹸化度が50%以上、好ましくは90%
以上になるように鹸化したものが挙げられる。オ
レフイン含有量が15モル%未満のものは熱分解し
易く、溶融成形が困難で、又延伸性にも劣り、か
つ吸水し膨潤し易く耐水性が劣る。 一方、オレフイン含有量が60モル%を越えると
耐ガス透過性に劣る。又、鹸化度が50%未満のも
のも耐ガス透過性に劣る。共重合されるオレフイ
ンとしては具体的には、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセンが例示でき、中でも機
械的強度、成形性の点からエチレンとの共重合体
が好ましい。 本発明の積層構造体に用いる前記PC(A)、変性
ランダム共重合体(B)及びEVOH(C)のいずれかあ
るいは全部に、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防
止剤、顔料、染料、発錆防止剤等を本発明の目的
を損なわない範囲で配合しておいてもよい。 本発明のポリカーボネー(A)層/グラフト変性エ
チレン・α−オレフインランダム共重合体(B)層/
オレフイン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(C)層とか
らなる積層構造体は、積層構造体がフイルム状も
しくはシート状のものであれば、PC(A)、変性ラ
ンダム共重合体(B)及びEVOH(C)をそれぞれ別個
の押出機で溶融後三層構造のダイに供給し、変性
ランダム共重合体(B)を中間層として共押出し成形
する方法、予めPC(A)層及びEVOH(C)層を成形し、
PC(A)層及びEVPH(C)層との間に変性ランダム共
重合体(B)を溶融押出する。所謂サンドイツチラミ
ネート法等が挙げられる。また積層構造体が瓶、
樽、パイプ、チユーブ状のものであれば共押出し
成形する方法により得られる。これらの中では層
間接着力の点で、共押出し成形法を用いることが
好ましい。 本発明の積層構造体の各層の厚さは、用途に応
じて適宜決定され得るが、通常フイルム、シート
の場合、PC(A)層が0.02〜5mm、変性ランダム共
重合体(B)層が0.01〜1mm、EVOH(C)層が0.01〜1
mmの範囲にあることが好ましい。 本発明の積層構造体に、更に、ポリオレフイン
層を追加した積層構造体としてもよい。例えば、
PC/変性ランダム共重合体層/EVOH/変性ラ
ンダム共重合体層/PP、などが例示される。 又、本発明の積層構造体はその用途、例えば食
品用、医療用の包装材の用途に応じてPC/変性
ランダム共重合体層/EVOH/変性ランダム共
重合体層/PCの3種5層の積層構造体等適宜構
成を変えて用いてよい。 〔発明の効果〕 本発明の積層構造体は、ポリカーボネートの特
徴である透明性、保香性、耐熱性及びオレフイ
ン・酢酸ビニル共重合体鹸化物の特徴である耐ガ
ス透明性を兼ね備え、且つ初期層間接着強度は勿
論のこと熱処理後の層間接着強度も優れているの
で、食品用、医療用等のフイルム包装材、中空瓶
などに好適に用いることができる。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの
例に何ら制約されるものではない。 実施例 1 無水マレイン酸グラフトエチレン・プロピレン
ランダム共重合体(MAH−EPR−1;MFR2
0.5g/10min、無水マレイン酸グラフト量0.5g/
100gポリマー、エチレン含有量80モル%、密度
0.865g/cm3、結晶化度4%)、ポリカーボネート
(PC、商品名 パンライトL−1250、帝人化成(株)
製)、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物
(EVOH;MFR2 1.3g/10min、密度1.19g/cm3、
エチレン含有量32mo1%、商品名 クラレエバー
ルEP−F(株)クラレ製)を用いて、下記条件で5
層水冷インフレーシヨンフイルムを成形した。 フイルム層構成: PC/MAH−EPR−1/EVOH/
MAH−EPR−1/ PC=20/20/20/20/20μ 押出機:40mmφ押出機280℃(PC用) 40mmφ押出機210℃(MAH−EPR−
1用) 40mmφ押出機210℃(EVOH用) 成形速度:15m/min 得られた5層フイルムのPC層とMAH−EPR−
1層との界面接着力(Fpcg/15mm幅)および
EVOH層とMAH−FPR−1層の界面接着力
(FEVOHg/15mm幅)を剥離速度300mm/minでT
型剥離し、求めた。さらに、131℃で1時間オー
トクレープ処理して、上記方法と同様に界面接着
力を求めた。結果を表1に示す。 実施例 2 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、無水マレイン酸グラフトエチレン・プロピレ
ンランダム共重合体(MAH−EPR−2;MAR2
1.9g/10min、無水マレイン酸グラフト率
0.1g/100gポリマー、エチレン含有量80モル%、
密度0.864g/cm3、結晶化度4%)を用いる他は実
施例1と同様に行つた。結果を表1に示す。 実施例 3 実施例1で用いたMAH−EPR−1を50重量部
と未変性エチレン・プロピレンランダム共重合体
(EPR−1;MFR22.0/10min、エチレン含有量
80モル%、密度0.864g/cm3、結晶化度4%)を50
重量部混合した組成物(MFR21.1g/10min、無
水マレイン酸グラフト率0.25g/100gポリマー、
エチレン含有量80モル%、密度0.865g/cm3、結晶
化度4%)をMAH−EPR−1の代わりに用いる
他は実施例1と同様に行なつた。結果を表1に示
す。 実施例 4 実施例1で用いたMAH−EPR−1を50重量部
と未変性エチレン・1−ブテンランダム共重合体
(EBR−1;MFR2 4.0g/10min、エチレン含
有量90モル%、密度0.885g/cm3、結晶化度16%)
を50重量部混合した組成物(MFR2 1.4g/
10min、無水マレイン酸グラフト率0.25g/100g
ポリマー、密度0.874g/cm3、結晶化度9%)を
MAH−EPR−1の代わりに用いる他は実施例1
と同様に行なつた。結果を表1に示す。 実施例 5 無水マレイン酸グラフトエチレン・1−ブテン
ランダム共重合体(MAH−EBR−1;MFR2
3.2g/10min、無水マレイン酸グラフト量0.5g/
100gポリマー、エチレン含有量90モル%、密度
0.885g/cm3、結晶化度14%)を50重量部と実施例
2で用いたEPR−1を50重量部混合した組成物
(MFR2 1.3g/10min、無水マレイン酸グラフト
率0.25g/100gポリマー、密度0.874g/cm3、結晶
化度9%)をMAH−EPR−1の代わりに用いる
他は実施例1と同様に行なつた。結果を表1に示
す。 比較例 1 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、実施例3で用いたEPR−1を用いる他は実
施例1と同様に行なつた。結果を表1に示す。 比較例 2 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、実施例5で用いたMAH−EBR−1を用いる
他は実施例1と同様に行なつた。結果を表1に示
す。 比較例 3 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、無水マレイン酸グラフトエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(MAH−EVA−1;MFR2 2.1g/
10min、無水マレイン酸グラフト量0.3g/10min
ポリマー、VA含量19mo1%、密度0.94g/cm3、結
晶化度27%)を用いる他は実施例1と同様に行な
つた。結果を表1に示す。
着性、とくに熱処理後の層間接着性に優れたポリ
カーボネート層とエチレン・酢酸ビニル共重合体
鹸化物層とからなる積層構造体に関する。 〔従来の技術〕 ポリカーボネートは透明性、保香性、耐熱性が
すぐれた樹脂であるが、酸素などのガス透過性が
大きいため、食品、薬品、化粧品などの高い耐ガ
ス透過性を必要とする包装材料としては不適であ
る。 耐ガス透過性を改良する手段としては、耐ガス
透過性に優れたエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸
化物等を積層する方法が考えられるが、ポリカー
ボネートとエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物
とは接着性に乏しく、単に積層しただけでは使用
時に層間剥離を生じ、実用的でない。 ポリカーボネートあるいはエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体鹸化物との接着性を改良する方法とし
ては既に種々の方法が提案されている。例えばエ
チレン・ビニルアルコール共重合体にアイオノマ
ーあるいはエチレン・酢酸ビニル共重合体を添加
してポリカーボネートと積層する方法(特開昭49
−129775号公報)、ポリカーボネートの接着剤に
不飽和ジカルボン酸またはその無水物で変性した
結晶化度が10〜65%の変成ポリオレフインを用い
る方法(特開昭59−27975号公報)、不飽和カルボ
ン酸等で変性したポリオレフインに少量のゴムを
添加してエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物と
の接着性を改良する方法(特公昭54−40112号公
報)等が例示できる。しかしながら、特開昭49−
129775号公報に提案された方法では、エチレン・
酢酸ビニル共重合体鹸化物層の透明性が損われ、
ポリカーボネートとエチレン・酢酸ビニル共重合
体鹸化物との接着性も左程改良されず、積層体を
熱処理するに至つては接着強度が著しく低下し、
実用に耐えない。又、特開昭59−27975号公報に
提案された方法では、ポリカーボネート層との初
期接着性は改良されるものの、積層体を熱処理す
ると接着強度が低下する場合があることが分かつ
た。 又、特公昭54−40112号公報に開示された方法
では透明性および熱処理後の接着強度が低下する
という欠点を有している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 以上の如く、先に提案された方法では、いずれ
もポリカーボネートとエチレン・酢酸ビニル共重
合体鹸化物との透明性を損わずに、層間接着性、
とくに熱処理後の層間接着性に優れた積層体は得
られていないのが現状であつた。かかる状況に鑑
み、本発明者は、上記問題点を解決するために、
種々検討した結果、ポリカーボネートとエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体鹸化物との接着剤とし
て、僅かに結晶性を有するかもしくは非結晶の不
飽和カルボン酸等でグラフト変性した変性エチレ
ン・α−オレフイン共重合体を用いることによ
り、上記目的が達成できることがわかり、本発明
に到達した。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち本発明は、 (a) ポリカーボネート(A)層、 (b) 中間層として、不飽和カルボン酸またはその
誘導体のグラフト量:0.01ないし10重量%、メ
ルトフローレート:0.1ないし50g/10min、密
度:0.850ないし0.905g/cm3、エチレン含有
量:75ないし95モル%及びX線による結晶化
度:10%未満の一部もしくは全部がグラフト変
性されたグラフト変性エチレン・α−オレフイ
ンランダム共重合体(B)層及び (c) オレフイン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(C)層
とから構成されてなることを特徴とする透明
性、耐ガス透過性、熱処理後の層間接着性にす
ぐれた積層構造体を提供するものである。 〔作用〕 本発明の積層構造体を構成するポリカーボネー
ト(以下PCと略すことがある)(A)は、ジヒドロ
キシ化合物とホスゲンまたはジフエニルカーボネ
ートとを公知の方法で反応させて得られる種々の
ポリカーボネートおよびコポリカーボネートであ
る。ジヒドロキシ化合物にはハイドロキノン、レ
ゾルシノール、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニ
ル−メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル
−エタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル−
n−ブタン,4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル
−ヘプタン,4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル
−フエニル−メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジ
フエニル−2,2−プロパン(ビスフエノール
A)、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチル
−ジフエニル−2,2−プロパン、4,4′−ジヒ
ドロキシ−3,3′−ジフエニル−ジフエニル−
2,2−プロパン、4,4′−ジヒドロキシ−ジク
ロロ−ジフエニル−2,2−プロパン、4,4′−
ジヒドロキシ−ジフエニル−1,1−シクロペン
タン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル−1,
1−シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシ−ジ
フエニル−メチル−フエニル−メタン、4,4′−
ジヒドロキシ−ジフエニル−エチル−フエニル−
メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル−
2,2,2−トリクロロ−1,1−エタン、2,
2′−ジヒドロキシジフエニル、2,6−ジヒドロ
キシナフタレン、4,4′−ジヒドロキシジフエニ
ルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジ
クロロジフエニルエーテルおよび4,4′−ジヒド
ロキシ−2,5−ジエトキシフエニルエーテルな
どがある。中でも4,4′−ジヒドロキシ−ジフエ
ニル−2,2−プロパン(ビスフエノールA)を
用いたポリカーボネートが機械的性能、透明性に
優れているので好ましい。 本発明の積層構造体を構成する一部もしくは全
部がグラフト変性されたグラフト変性エチレン・
α−オレフインランダム共重合体(以下変性ラン
ダム共重合体と略すことがある)(B)とは、不飽和
カルボン酸またはその誘導体のグラフト量が0.01
ないし10重量%、好ましくは0.1ないし5重量%、
メルトフローレート(MFR2:ASTM D
1238,L)が0.1ないし50g/10min、好ましくは
0.2ないし20g/10min、密度が0.850ないし
0.905g/cm3、好ましくは0.860ないし0.900g/cm3、
エチレン含量が75ないし95モル%、好ましくは77
ないし93モル%及びX線による結晶化度が10%未
満、好ましくは7%未満の変性ランダム共重合体
である。 不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量が0.01重量%未満では、PC(A)及び後述のオレ
フイン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(以下
EVOHと略すことがある)(C)との接着性が改良
されず、一方10重量%を越えるものは一部架橋を
起こし、成形性が低下し、透明性、接着強度も低
下する。 MFR2が上記範囲以外のものはいずれにしても
溶融粘度が高過ぎるか低過ぎるため成形性、接着
強度に劣る。密度が0.905g/cm3を越えるもの及び
X線による結晶化度が10%以上のものは、熱処理
後の接着強度が低下する。 本発明の変性ランダム共重合(B)を構成するα−
オレフインとは、通常炭素数2〜20のα−オレフ
イン、具体的には例えばプロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキサン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、
1−オクタデセン等であり、それぞれ単独あるい
は二種以上の混合物からなる。 本発明に用いる変性ランダム共重合体(B)の基本
となるエチレン・α−オレフインランダム共重合
(E)は、通常MFR2が0.1ないし50g/10min、密度
が0.850ないし0.905g/cm3、エチレン含有量が75
ないし95モル%及びX線による結晶化度が10%未
満のエチレンとα−オレフインとのランダム共重
合体である。 前記エチレン・α−オレフインランダム共重合
体(E)にグラフトする不飽和カルボン酸またはその
誘導体としては、アクリル酸、マレイン酸、フマ
ール酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジ
ツク酸 (エンドシスービシクロ〔2,2,2〕
ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸)など
の不飽和カルボン酸、またはその誘導体、例えば
酸ハライド、アミド、イミド、無水物、エステル
などが挙げられ、具体的には、塩化マレニル、マ
レイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グ
リシジルマレエートなどが例示される。これらの
中では、不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物
が好適であり、とくにマレイン酸、ナジツク酸
またはこれらの酸無水物が好適である。 該不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ば
れるグラフトモノマーを前記ランダム共重合体(E)
にグラフト共重合して変性物を製造するには、従
来公知の種々の方法を採用することができる。た
とえば、ランダム共重合体(E)を溶融させグラフト
モノマーを添加してグラフト共重厚させる方法あ
るいは溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加し
てグラフト共重合させる方法がある。いずれの場
合にも、前記グラフトモノマーを効率よくグラフ
ト共重合させるためには、ラジカル開始剤の存在
下に反応を実施することが好ましい。グラフト反
応は通常60ないし350℃の温度で行われる。ラジ
カル開始剤の使用割合はランダム共重合体(E)100
重量部に対して通常0.001ないし1重量部の範囲
である。ラジカル開始剤としては有機ペルオキシ
ド、有機ペルエステル、例えばベンゾイルペルオ
キシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、ジク
ミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシ
ドベンゾエート)ヘキシン−3、1,4−ビス
(tert−ブチルペルオキシイソペロピル)ベンゼ
ン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチルペル
アセテート、2,5−ジメチル2,5−ジ(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)
ヘキサン、tert−ブチルペルベンゾエート、tert
−ブチルペルフエニルアセテート、tert−ブチル
ペルイソブチレート、tert−ブチルペル−sec−
オクトエート、tert−ブチルペルピバレート、ク
ミルペルピバレートおよびtert−ブチルペルジエ
チルアセテート、その他アゾ化合物、例えばアゾ
ビスイソブチロニトリル、ジメチルアゾイソブチ
レートがある。これらのうちではジクミルペルオ
キシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,4
−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)
ベンゼンなどのジアルキルペルオキシドが好まし
い。 本発明に用いる変性ランダム共重合体(B)は前記
エチレンα−オレフインランダム共重合体(E)によ
り一部が希釈されていてもよいが、その場合は不
飽和カルボン酸等のグラフト量は全体で前記範囲
内である必要がある。 又、本発明に用いる変性ランダム共重合体(B)は
一部に結晶化度が前記範囲以外の変性もしくは未
変性のエチレン・α−オレフインランダム共重合
体を用いてもよいが、その場合は結晶化度が全体
で前記範囲内である必要がある。 本発明の積層構造体を構成するオレフイン・酢
酸ビニル共重合体鹸化物(EVOH)(C)としては、
オレフイン含有量が15ないし60モル%、好ましく
は25ないし50モル%のオレフイン・酢酸ビニル共
重合体をその鹸化度が50%以上、好ましくは90%
以上になるように鹸化したものが挙げられる。オ
レフイン含有量が15モル%未満のものは熱分解し
易く、溶融成形が困難で、又延伸性にも劣り、か
つ吸水し膨潤し易く耐水性が劣る。 一方、オレフイン含有量が60モル%を越えると
耐ガス透過性に劣る。又、鹸化度が50%未満のも
のも耐ガス透過性に劣る。共重合されるオレフイ
ンとしては具体的には、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセンが例示でき、中でも機
械的強度、成形性の点からエチレンとの共重合体
が好ましい。 本発明の積層構造体に用いる前記PC(A)、変性
ランダム共重合体(B)及びEVOH(C)のいずれかあ
るいは全部に、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防
止剤、顔料、染料、発錆防止剤等を本発明の目的
を損なわない範囲で配合しておいてもよい。 本発明のポリカーボネー(A)層/グラフト変性エ
チレン・α−オレフインランダム共重合体(B)層/
オレフイン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(C)層とか
らなる積層構造体は、積層構造体がフイルム状も
しくはシート状のものであれば、PC(A)、変性ラ
ンダム共重合体(B)及びEVOH(C)をそれぞれ別個
の押出機で溶融後三層構造のダイに供給し、変性
ランダム共重合体(B)を中間層として共押出し成形
する方法、予めPC(A)層及びEVOH(C)層を成形し、
PC(A)層及びEVPH(C)層との間に変性ランダム共
重合体(B)を溶融押出する。所謂サンドイツチラミ
ネート法等が挙げられる。また積層構造体が瓶、
樽、パイプ、チユーブ状のものであれば共押出し
成形する方法により得られる。これらの中では層
間接着力の点で、共押出し成形法を用いることが
好ましい。 本発明の積層構造体の各層の厚さは、用途に応
じて適宜決定され得るが、通常フイルム、シート
の場合、PC(A)層が0.02〜5mm、変性ランダム共
重合体(B)層が0.01〜1mm、EVOH(C)層が0.01〜1
mmの範囲にあることが好ましい。 本発明の積層構造体に、更に、ポリオレフイン
層を追加した積層構造体としてもよい。例えば、
PC/変性ランダム共重合体層/EVOH/変性ラ
ンダム共重合体層/PP、などが例示される。 又、本発明の積層構造体はその用途、例えば食
品用、医療用の包装材の用途に応じてPC/変性
ランダム共重合体層/EVOH/変性ランダム共
重合体層/PCの3種5層の積層構造体等適宜構
成を変えて用いてよい。 〔発明の効果〕 本発明の積層構造体は、ポリカーボネートの特
徴である透明性、保香性、耐熱性及びオレフイ
ン・酢酸ビニル共重合体鹸化物の特徴である耐ガ
ス透明性を兼ね備え、且つ初期層間接着強度は勿
論のこと熱処理後の層間接着強度も優れているの
で、食品用、医療用等のフイルム包装材、中空瓶
などに好適に用いることができる。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの
例に何ら制約されるものではない。 実施例 1 無水マレイン酸グラフトエチレン・プロピレン
ランダム共重合体(MAH−EPR−1;MFR2
0.5g/10min、無水マレイン酸グラフト量0.5g/
100gポリマー、エチレン含有量80モル%、密度
0.865g/cm3、結晶化度4%)、ポリカーボネート
(PC、商品名 パンライトL−1250、帝人化成(株)
製)、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物
(EVOH;MFR2 1.3g/10min、密度1.19g/cm3、
エチレン含有量32mo1%、商品名 クラレエバー
ルEP−F(株)クラレ製)を用いて、下記条件で5
層水冷インフレーシヨンフイルムを成形した。 フイルム層構成: PC/MAH−EPR−1/EVOH/
MAH−EPR−1/ PC=20/20/20/20/20μ 押出機:40mmφ押出機280℃(PC用) 40mmφ押出機210℃(MAH−EPR−
1用) 40mmφ押出機210℃(EVOH用) 成形速度:15m/min 得られた5層フイルムのPC層とMAH−EPR−
1層との界面接着力(Fpcg/15mm幅)および
EVOH層とMAH−FPR−1層の界面接着力
(FEVOHg/15mm幅)を剥離速度300mm/minでT
型剥離し、求めた。さらに、131℃で1時間オー
トクレープ処理して、上記方法と同様に界面接着
力を求めた。結果を表1に示す。 実施例 2 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、無水マレイン酸グラフトエチレン・プロピレ
ンランダム共重合体(MAH−EPR−2;MAR2
1.9g/10min、無水マレイン酸グラフト率
0.1g/100gポリマー、エチレン含有量80モル%、
密度0.864g/cm3、結晶化度4%)を用いる他は実
施例1と同様に行つた。結果を表1に示す。 実施例 3 実施例1で用いたMAH−EPR−1を50重量部
と未変性エチレン・プロピレンランダム共重合体
(EPR−1;MFR22.0/10min、エチレン含有量
80モル%、密度0.864g/cm3、結晶化度4%)を50
重量部混合した組成物(MFR21.1g/10min、無
水マレイン酸グラフト率0.25g/100gポリマー、
エチレン含有量80モル%、密度0.865g/cm3、結晶
化度4%)をMAH−EPR−1の代わりに用いる
他は実施例1と同様に行なつた。結果を表1に示
す。 実施例 4 実施例1で用いたMAH−EPR−1を50重量部
と未変性エチレン・1−ブテンランダム共重合体
(EBR−1;MFR2 4.0g/10min、エチレン含
有量90モル%、密度0.885g/cm3、結晶化度16%)
を50重量部混合した組成物(MFR2 1.4g/
10min、無水マレイン酸グラフト率0.25g/100g
ポリマー、密度0.874g/cm3、結晶化度9%)を
MAH−EPR−1の代わりに用いる他は実施例1
と同様に行なつた。結果を表1に示す。 実施例 5 無水マレイン酸グラフトエチレン・1−ブテン
ランダム共重合体(MAH−EBR−1;MFR2
3.2g/10min、無水マレイン酸グラフト量0.5g/
100gポリマー、エチレン含有量90モル%、密度
0.885g/cm3、結晶化度14%)を50重量部と実施例
2で用いたEPR−1を50重量部混合した組成物
(MFR2 1.3g/10min、無水マレイン酸グラフト
率0.25g/100gポリマー、密度0.874g/cm3、結晶
化度9%)をMAH−EPR−1の代わりに用いる
他は実施例1と同様に行なつた。結果を表1に示
す。 比較例 1 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、実施例3で用いたEPR−1を用いる他は実
施例1と同様に行なつた。結果を表1に示す。 比較例 2 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、実施例5で用いたMAH−EBR−1を用いる
他は実施例1と同様に行なつた。結果を表1に示
す。 比較例 3 実施例1で用いたMAH−EPR−1の代わり
に、無水マレイン酸グラフトエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(MAH−EVA−1;MFR2 2.1g/
10min、無水マレイン酸グラフト量0.3g/10min
ポリマー、VA含量19mo1%、密度0.94g/cm3、結
晶化度27%)を用いる他は実施例1と同様に行な
つた。結果を表1に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) ポリカーボネート(A)層、 (b) 中間層として、不飽和カルボン酸またはその
誘導体のグラフト量:0.01ないし10重量%、メ
ルトフローレート:0.1ないし50g/10min、密
度:0.850ないし0.905g/cm3、エチレン含有
量:75ないし95モル%及びX線による結晶化
度:10%未満の一部もしくは全部がグラフト変
性されたグラフト変性エチレン.α−オレフイ
ンランダム共重合体(B)層、及び (c) オレフイン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(C)層 とから構成されてなることを特徴とする積層構造
体。
Priority Applications (4)
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| JP60110546A JPS61270155A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 積層構造体 |
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |