JPH0471912B2 - - Google Patents
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- JPH0471912B2 JPH0471912B2 JP14857885A JP14857885A JPH0471912B2 JP H0471912 B2 JPH0471912 B2 JP H0471912B2 JP 14857885 A JP14857885 A JP 14857885A JP 14857885 A JP14857885 A JP 14857885A JP H0471912 B2 JPH0471912 B2 JP H0471912B2
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- Japan
- Prior art keywords
- fluorine
- containing cyclic
- cyclic compound
- producing
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、新規含フツ素環式化合物およびその
製法に関する。 従来技術 従来、フルオロカーボン鎖に環状エーテル基を
有する化合物については知られていない。フルオ
ロカーボン鎖を有する化合物はその特異的性質か
ら近年広汎な研究が行なわれている。その代表的
な例は溶剤、界面活性剤、高分子化学、医薬等に
みられる。 一方、ある種の化合物に比較的大きなフツ素を
有する基、例えばパーフルオロアルキル基等を導
入するための適当な導入試剤についてはあまり知
られていない。また、含フツ素高分子物質に関し
ても主として、含フツ素エチレン類の重合による
熱可塑性ポリマーが殆んどであつて、その他の含
フツ素モノマー類については殆んど知られていな
い。 発明の目的 本発明は含フツ素アルキル基を他の化合物中に
導入するための導入試剤として、あるいは、含フ
ツ素高分子用モノマーとして有用な、新規含フツ
素化合物を提供する。 発明の構成 本発明は、一般式[]: で表わされる含フツ素環式化合物およびその製法
に関する。 本発明化合物は非水溶媒中においてペルフルオ
ロ−2−メチル−2−ペンテンを原料としてこれ
にブチレングリコールを加え塩基性触媒の存在下
で0℃〜室温で反応させることによつて容易に得
られる。 原料として用いられるペルフルオロ−2−メチ
ル−2−ペンテンは、ヘキサフルオロプロペンを
常套の方法により重合して2量体とすることによ
り得られる。この化合物の化学構造については日
本化学会誌、1978、(2)第253〜258頁に詳述されて
いる。 ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンテンとブ
チレングリコールのモル比は前者1に対し後者
0.2〜5、特に1〜2が好ましいが、これらの範
囲に限定されることなく、あらゆるモル比におい
て目的物質が得られる。 非水溶媒は反応物を溶解し得るものであつて、
例としてアセトニトリル、N,N−ジメチルホル
ムアミド、THF、ジグリム、テトラヒドロピラ
ン、ジメチルカルビトール、ジメチルエーテル等
が挙げられる。アセトニトリル、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、THFが特に好ましい。 反応に用いる塩基性触媒は脱弗化水素を促進
し、生じた弗化水素を吸収する水溶性のものであ
ればよい。好ましくはトリエチルアミン、トリメ
チルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等が
例示される。塩基性触媒は上記ペルフルオロ−2
−メチル−2−ペンテンに対して2〜1当量、通
常ほぼ同当量用いるのが好ましい。 反応は通常常圧で室温、好ましくは0〜25℃で
行なわれる。 本発明含フツ素環式化合物は7員環ジエーテル
化合物であつて、2位の炭素原子に含フツ素アル
キル基が結合している点に特徴がある。即ち、ホ
ルマール型炭素原子を有し、7員環を構成してい
るため環歪み等により熱力学的に不安定となつて
おり、開環による重合または反応を生じ易くなつ
ている。例えば、アルカリ触媒または酸触媒によ
り水酸基、カルボキシル基、アミン等の活性水素
を開環反応し、あるいは、それ自体酸触媒等で開
環重合する新たな含フツ素モノマーの重合法が期
待される。 本発明を実施例により更に詳細に説明する。 実施例 1
製法に関する。 従来技術 従来、フルオロカーボン鎖に環状エーテル基を
有する化合物については知られていない。フルオ
ロカーボン鎖を有する化合物はその特異的性質か
ら近年広汎な研究が行なわれている。その代表的
な例は溶剤、界面活性剤、高分子化学、医薬等に
みられる。 一方、ある種の化合物に比較的大きなフツ素を
有する基、例えばパーフルオロアルキル基等を導
入するための適当な導入試剤についてはあまり知
られていない。また、含フツ素高分子物質に関し
ても主として、含フツ素エチレン類の重合による
熱可塑性ポリマーが殆んどであつて、その他の含
フツ素モノマー類については殆んど知られていな
い。 発明の目的 本発明は含フツ素アルキル基を他の化合物中に
導入するための導入試剤として、あるいは、含フ
ツ素高分子用モノマーとして有用な、新規含フツ
素化合物を提供する。 発明の構成 本発明は、一般式[]: で表わされる含フツ素環式化合物およびその製法
に関する。 本発明化合物は非水溶媒中においてペルフルオ
ロ−2−メチル−2−ペンテンを原料としてこれ
にブチレングリコールを加え塩基性触媒の存在下
で0℃〜室温で反応させることによつて容易に得
られる。 原料として用いられるペルフルオロ−2−メチ
ル−2−ペンテンは、ヘキサフルオロプロペンを
常套の方法により重合して2量体とすることによ
り得られる。この化合物の化学構造については日
本化学会誌、1978、(2)第253〜258頁に詳述されて
いる。 ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンテンとブ
チレングリコールのモル比は前者1に対し後者
0.2〜5、特に1〜2が好ましいが、これらの範
囲に限定されることなく、あらゆるモル比におい
て目的物質が得られる。 非水溶媒は反応物を溶解し得るものであつて、
例としてアセトニトリル、N,N−ジメチルホル
ムアミド、THF、ジグリム、テトラヒドロピラ
ン、ジメチルカルビトール、ジメチルエーテル等
が挙げられる。アセトニトリル、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、THFが特に好ましい。 反応に用いる塩基性触媒は脱弗化水素を促進
し、生じた弗化水素を吸収する水溶性のものであ
ればよい。好ましくはトリエチルアミン、トリメ
チルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等が
例示される。塩基性触媒は上記ペルフルオロ−2
−メチル−2−ペンテンに対して2〜1当量、通
常ほぼ同当量用いるのが好ましい。 反応は通常常圧で室温、好ましくは0〜25℃で
行なわれる。 本発明含フツ素環式化合物は7員環ジエーテル
化合物であつて、2位の炭素原子に含フツ素アル
キル基が結合している点に特徴がある。即ち、ホ
ルマール型炭素原子を有し、7員環を構成してい
るため環歪み等により熱力学的に不安定となつて
おり、開環による重合または反応を生じ易くなつ
ている。例えば、アルカリ触媒または酸触媒によ
り水酸基、カルボキシル基、アミン等の活性水素
を開環反応し、あるいは、それ自体酸触媒等で開
環重合する新たな含フツ素モノマーの重合法が期
待される。 本発明を実施例により更に詳細に説明する。 実施例 1
【式】の合成
撹拌機、温度計、還流冷却器および滴下ロート
を備えた1000mlフラスコに市販の試薬一級テトラ
メチレングリコール(0.50モル)、トリエチルア
ミン(0.50モル)、アセトニトリル150mlを仕込
み、フラスコを氷−水温度に冷却しながらペルフ
ルオロ−2−メチル−2−ペンテン(0.500モル)
を徐々に滴下した。滴下終了後、約8時間撹拌を
続け、反応終了後、希塩酸水溶液で水洗し、さら
に水洗を繰返した後、油分を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。乾燥した油分は分別蒸留にかけ、
主生成物を分取し、四塩化炭素から再結晶し、目
的化合物を得た。結晶分を融解させ以下の条件の
ガスクロマトグラフイにかけ単一ピークを示すこ
とを確認した。 クロマトグラフイー条件 検出器 :FID カラム(ステンレス製) :長さ1m、 充填材SE−30 キヤリアーガス :N2 インジエクシヨン温度 :200℃ 展開温度 :150℃ チヤート送り速度 :20mm/min 保持時間 :0.25min 生成物の物性は以下の通りであつた。 外観:無色結晶(室温) 融点:26.5〜27.6℃ 赤外吸収スペクトル CH基に基づく吸収…2975,2900,2925,2850cm
-1 CF基に基づく吸収…1100〜1400cm-11H−NMR
分析(δppm.内部標準物質 HMDS 溶媒CCl4) 1.71(multiplet,4H) 3.78(septet,JHF=9.0Hz 1H) 4.06(multiplet,4H)19 F−NMR分析(δppm.内部標準物質CFCl3溶媒
CCl4) 59.9(d−t−q,JHF=9.0Hz,JFF=9.3Hz,JFF
=2.0Hz,6F) 80.1(septet,JFF=2.0Hz 3F) 117.0(septet,JFF=9.3Hz 2F) 発明の効果 本発明は新規含フツ素環式エーテルを提供す
る。該環状エーテルは他の化合物中に含フツ素ア
ルキル基を導入するための導入試剤として、ある
いはそれ自体含フツ素樹脂用モノマーとして期待
される。
を備えた1000mlフラスコに市販の試薬一級テトラ
メチレングリコール(0.50モル)、トリエチルア
ミン(0.50モル)、アセトニトリル150mlを仕込
み、フラスコを氷−水温度に冷却しながらペルフ
ルオロ−2−メチル−2−ペンテン(0.500モル)
を徐々に滴下した。滴下終了後、約8時間撹拌を
続け、反応終了後、希塩酸水溶液で水洗し、さら
に水洗を繰返した後、油分を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。乾燥した油分は分別蒸留にかけ、
主生成物を分取し、四塩化炭素から再結晶し、目
的化合物を得た。結晶分を融解させ以下の条件の
ガスクロマトグラフイにかけ単一ピークを示すこ
とを確認した。 クロマトグラフイー条件 検出器 :FID カラム(ステンレス製) :長さ1m、 充填材SE−30 キヤリアーガス :N2 インジエクシヨン温度 :200℃ 展開温度 :150℃ チヤート送り速度 :20mm/min 保持時間 :0.25min 生成物の物性は以下の通りであつた。 外観:無色結晶(室温) 融点:26.5〜27.6℃ 赤外吸収スペクトル CH基に基づく吸収…2975,2900,2925,2850cm
-1 CF基に基づく吸収…1100〜1400cm-11H−NMR
分析(δppm.内部標準物質 HMDS 溶媒CCl4) 1.71(multiplet,4H) 3.78(septet,JHF=9.0Hz 1H) 4.06(multiplet,4H)19 F−NMR分析(δppm.内部標準物質CFCl3溶媒
CCl4) 59.9(d−t−q,JHF=9.0Hz,JFF=9.3Hz,JFF
=2.0Hz,6F) 80.1(septet,JFF=2.0Hz 3F) 117.0(septet,JFF=9.3Hz 2F) 発明の効果 本発明は新規含フツ素環式エーテルを提供す
る。該環状エーテルは他の化合物中に含フツ素ア
ルキル基を導入するための導入試剤として、ある
いはそれ自体含フツ素樹脂用モノマーとして期待
される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式: で表される含フツ素環式化合物。 2 ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンテンと
ブチレングリコールを非水溶媒中、塩基性触媒の
存在下に反応させることを特徴とする一般式: で表わされる含フツ素環式化合物の製法。 3 非水溶媒がアセトニトリル、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、THFである第2項記載の含フ
ツ素環式化合物の製法。 4 塩基性触媒がトリエチルアミン、トリメチル
アミン、炭酸カリウムおよび炭酸ナトリウムから
選ばれた第2項記載の含フツ素環式化合物の製
法。 5 反応を0〜25℃で行なう第2項記載の含フツ
素環式化合物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14857885A JPS6210080A (ja) | 1985-07-06 | 1985-07-06 | 含フツ素環式化合物およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14857885A JPS6210080A (ja) | 1985-07-06 | 1985-07-06 | 含フツ素環式化合物およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6210080A JPS6210080A (ja) | 1987-01-19 |
| JPH0471912B2 true JPH0471912B2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=15455875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14857885A Granted JPS6210080A (ja) | 1985-07-06 | 1985-07-06 | 含フツ素環式化合物およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6210080A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2649870B2 (ja) * | 1990-12-25 | 1997-09-03 | シャープ株式会社 | 端末網制御装置 |
-
1985
- 1985-07-06 JP JP14857885A patent/JPS6210080A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6210080A (ja) | 1987-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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