JPH0473615B2 - - Google Patents
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- JPH0473615B2 JPH0473615B2 JP60268381A JP26838185A JPH0473615B2 JP H0473615 B2 JPH0473615 B2 JP H0473615B2 JP 60268381 A JP60268381 A JP 60268381A JP 26838185 A JP26838185 A JP 26838185A JP H0473615 B2 JPH0473615 B2 JP H0473615B2
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- semiconductor layer
- layer
- conductivity type
- junction
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、選択的ライフタイムコントロール技
術に関するもので、特にキヤリアライフタイムの
短い領域を選択的に設けた半導体層を具備する高
耐圧、高速動作の半導体装置とその製造方法に係
るものである。 [発明の技術的背景とその問題点] 従来の高耐圧半導体装置の一例として高耐圧ダ
イオードについて第5図を参照して説明する。 一般に高耐圧ダイオードにおいては、そのPN
接合の一方の側は極めて低い不純物濃度の層と
し、容易に空乏化し得るようにすると共に、その
層厚も厚くするように構成される。第5図のP+
層1に接合するN-層2は前記の低不純物濃度で
層厚の厚い領域である。N+層3は高不純物濃度
層で主として電極取り出しのため設けられる。 このような高耐圧ダイオードで高速動作を要求
される装置においては、逆回復特性を良好にする
必要があり、一般には例えばN-層2に注入され
る少数キヤリア(正孔)のライフタイムを短くす
るため、金、白金の重金属をライフタイムキラー
として拡散したり、中性子線、ガンマ線、電子線
等を照射したりする。これ等の方法でライフタイ
ムを短くした場合には、半導体基板の一部ではな
く、ほぼ全域のキヤリアライフタイムが短くな
る。従つてダイオードの順電圧降下VF(Forward
Voltage Drop)がライフタイムの短くなるのに
伴つて著しく増加する。特に逆耐電圧値VR
(Reverse Blocking Voltage)を1000V以上得よ
うとする設計では、必然的にPN接合の一方の側
を、例えばN-層2を極めて低濃度にかつ厚くす
る必要があり、VF増加の傾向は極めて顕著にな
る。 この問題点を解決するため、N-層2内の一部
分に主面と平行なライフタイムの短い領域を形成
する方法が提言されている。この方法の手段とし
ては、例えばプロトンのインプランテーシヨン技
術の応用等の報告があるが、いずれも実験研究段
階であり、実用化できる良好な方法は存在してい
ない。 [発明の目的] 本発明の目的は、前記問題点を解決するため半
導体層の内部に層面に平行なライフタイムの短い
選択的領域を形成した新しい構造の半導体装置及
びその製造方法を提供することである。 [発明の概要] 本発明の半導体装置は、一導電型の第1半導体
層と一導電型の第2半導体層とが接合しており、
該第1半導体層面の面方位と該第2半導体層面の
面方位とが互いに異なる接合面を含むその近傍に
キヤリアライフタイムが前記第1及び第2半導体
層より短い領域を有する複合半導体層と、該複合
半導体層の少なくとも1つの主面に設けられてい
る反対導電型の半導体層とからなるPN接合を具
備することを特徴とするものである。 また本発明の半導体装置の製造方法は、一導電
型の第1及び第2半導体層がそれぞれ露出するウ
エーハ主面を鏡面研磨する工程と、それぞれの前
記鏡面を結晶の面方位が互いに異なるように密着
接合して接合面を含むその近傍にキヤリアライフ
タイムが前記第1及び第2半導体層より短い接合
領域を形成する複合半導体層形成工程と、PN接
合を形成する工程とを含むことを特徴とする。 本発明の複合半導体層の接合面での電気的抵
抗、熱的抵抗は無視できる程小さい。また接合面
を含むその近傍には結晶上の不連続性等のためキ
ヤリアライフタイムの短いシリコン欠陥層もしく
はアモルフアス層が形成される。第1及び第2半
導体層の面方位が互いに異なるウエーハを使用す
るか或いはウエーハのオリエンテーシヨンフラツ
ト(ウエーハの三日月状の切り欠きの弦)を互い
に一致しないように重ねて接合する効果的な結晶
の乱れが得られて好ましい。 またキヤリアライフタイムの短い領域は接合面
を含むその近傍に限られ、この領域から数μm以
上離れた領域では、キヤリアライフタイムの減少
はなく、接合前のシリコンウエーハ基体のライフ
タイムが維持される。 このようにキヤリアライフタイムの短い領域を
選択的に設けた複合半導体層では蓄積された過剰
の少数キヤリアの消滅が速く、半導体装置の他の
特性を維持したまま、逆回復特性の改善が得られ
る。 [発明の実施例] 本発明の第1の実施例として高耐圧、高速整流
ダイオードについて以下説明する。第1図はこの
ダイオードの断面図で、11aは一導電型(N-
型)の第1半導体層で、11bは一導電型(N-
型)の第2半導体層である。11cは2つの第1
及び第2半導体層11a及び11bの接合面を含
むその近傍に形成されたキヤリアライフタイムが
第1、第2半導体層より短い領域(以下便宜上短
ライフタイム領域と呼ぶ)である。複合半導体層
11は第1半導体層11a、短ライフタイム領域
11c、第2半導体層11bより構成される。1
3は一導電型の高濃度層(N+層)で電極(カソ
ードK)とのコンタクト層である。12は反対導
電型Pの半導体層で複合半導体層11とPN接合
19を形成する。この実施例では高耐圧とするた
めP+層12に比し第1及び第2半導体層11a
及び11bの不純物濃度は低く高抵抗(20〜60Ω
cm)で且つその厚さも厚い。 またこのPN接合ダイオード逆回復特性を改善
するには、PN接合近傍に短ライフタイム領域1
1cを配置することが好ましく、従つて第1半導
体層11aの厚さは第2半導体層11bの厚さに
比してできるだけ薄く設計されている。 次に本発明の半導体装置の製造方法の工程のう
ち、まずシリコンウエーハ接着技術について説明
する。この技術は2枚のシリコンウエーハを一体
化し、且つ両シリコン基板間に形成される界面抵
抗を無視できるほど小さくする技術である。実際
の方法は2枚のシリコンウエーハの被接合面を予
め鏡面研磨して表面粗さ500Å以下としておき、
必要に応じて、そのシリコンウエーハの表面状態
によつては、H2O2+H2SO4→HF→稀HFによる
前処理工程を引き続いて行う。これによりシリコ
ンウエーハ表面の脱脂及び被着するステインフイ
ルムを除去する。次にシリコンウエーハ鏡面を清
浄な水で数分程度水洗し、室温でスピンナー処理
のような脱水処理を実施する。この処理工程で
は、前記シリコンウエーハ鏡面に吸着していると
想定される水分はそのまま残し、過剰な水分を除
去するものであり、この吸着水分が殆ど揮散する
100℃以上の加熱乾燥は避ける。これらの処理を
経たシリコンウエーハを例えばクラス1以下の清
浄な大気雰囲気中に配置して、その鏡面間に異物
が実質的に介在しない状態で相互に密着して接合
する。なおこのようにして接合したシリコンウエ
ーハを200℃以上好ましくは1000℃〜1200℃で加
熱処理することにより接合強度を増大することが
できる。この方法によるシリコン接合界面は電気
的熱的な伝導障壁は形成せず、且つ物理的接着強
度も強く、あたかも単一のシリコン単結晶の如く
取り扱うことができる複合基板が得られる。 次に第1図に示す高耐圧高速整流ダイオードを
形成する場合の製造方法を説明する。一導電型
(N-型)の第1半導体層が露出するシリコンウエ
ーハ14と同導電型(N-型)の第2半導体層が
露出するシリコンウエーハ15とを用意し、前述
のシリコンウエーハ接着技術により第1半導体層
の鏡面と第2半導体層の鏡面を密着接合して第2
図aに示す複合半導体基板を得る。このとき接合
面を含むその近傍に短ライフタイム領域11cが
形成される。次にN-型ウエーハ14に高濃度の
P+型不純物を拡散し、PN接合19を形成する。
次にN+型不純物をN-型ウエーハ15に拡散し、
第1図に示すP+−N-−N+整流ダイオードが形成
される。 また別の製造方法としてP+型ウエーハにN-型
の不純物を含む層を気相成長法によつて形成した
ものと、N-型ウエーハとを、前述の方法により
接着した後、N-型ウエーハの露出する表面上に、
より高濃度のN+型不純物を拡散することによつ
てP+−N-−N+整流ダイオードを形成することも
できる。この場合には気相成長させるN-型不純
物を含む層の厚みを数μmに制御することが可能
であり、これにより極めてPN接合19に近い所
に短ライフタイム領域11cを形成することがで
きる。 この製造方法においては、接着する2枚のウエ
ーハの面方位が同一で結晶軸を合わせた場合で
も、接合面を含むその近傍には結晶性の乱れが生
じ短ライフタイム領域が形成される。しかし、例
えば接着する2枚のウエーハの面方位を(100)
と(111)或いは(100)と(911)等の組み合わ
せとするか、2枚のウエーハのオリエンテーシヨ
ンフラツトが一致しないように接着するとかし
て、結晶軸をずらせた方がより効果的に短ライフ
タイム領域を形成することができる。 次に第2の実施例の伝導度変調型MOS FET
について説明する。第3図はこの装置の断面図で
あつて、いわゆるVDMOS構造のドレイン領域に
続いてPN接合が形成されたものである。21a
はN-型第1半導体層、21bはN-型第2半導体
層、21cは接合面を含むその近傍の短ライフタ
イム領域で、これらから成る複合半導体層21領
域21cを除く部分は、高抵抗でウエーハ基体の
キヤリアライフタイムを維持している。複合半導
体層21はVDMOS FETのドレイン領域とPN
接合29を持つダイオードのカソード領域を兼ね
ている。Pボデイ23の基板表面に露出する部分
はゲート絶縁膜28を介し半導体多結晶膜27と
対向しチヤネルが形成される。24はNソース、
25及び26はソース電極及びゲート電極であ
る。22はP+層でN型第1半導体層21aとPN
接合29を形成する。アノード領域22とカソー
ド領域を兼ねる複合半導体層21とで第1図と相
似の整流ダイオードが形成される。このNチヤネ
ル型伝導度変調型MOS FETの製造方法の1つ
の実施例は次のとおりである。P+型基板上(P+
層22)に20〜60Ωcm程度のN-型高抵抗領域
(第1半導体層21a)を気相成長させた基板と、
別のN-型高抵抗基板(第2半導体層21b)と
を前述のシリコンウエーハ接着技術により接合し
短ライフタイム領域21cを形成する。しかる後
に公知の方法によりN-型高抵抗基板の露出する
表面上からP型不純物、N+型不純物を半導体多
結晶膜27及びゲート絶縁膜28をマスクとして
二重拡散してそれぞれPボデイ23、Nソース2
4を形成し、さらにゲート電極26、ソース電極
25を形成する。 同様にして本発明はサイリスタ等へも適用でき
る。第3の実施例として第4図に逆阻止3端子サ
イリスタの断面図を示す。31aはN-型の第1
半導体層、31bはN-型の第2半導体層で31
cはウエーハ接合面を含むその近傍に形成される
短ライフタイム領域で、これらより成る複合半導
体層31はこのサイリスタのN-ベース層となる。
32はP+エミツタ層、33はP-ベース層、34
はN+エミツタ層である。短ライフタイム層31
cによりこのサイリスタのターンオフ特性は改善
される。 [発明の効果] 本発明によるPN接合ダイオードは低濃度層側
に厚さ1μm以下の短ライフタイム領域が選択的
に設けられているので、前記低濃度層の順方向の
電気抵抗を維持したまま、極性反転時の蓄積され
た過剰少数キヤリアの消滅速度を高めることがで
きる。従つてこのPN接合ダイオードを構成要素
として具備する整流用ダイオード、トランジスタ
或いはサイリスタ等の半導体装置の順方向電圧降
下を増大させることなく逆回復特性もしくはター
ンオフ特性を改善することができ、高耐圧、高速
動作の半導体装置が得られる。
術に関するもので、特にキヤリアライフタイムの
短い領域を選択的に設けた半導体層を具備する高
耐圧、高速動作の半導体装置とその製造方法に係
るものである。 [発明の技術的背景とその問題点] 従来の高耐圧半導体装置の一例として高耐圧ダ
イオードについて第5図を参照して説明する。 一般に高耐圧ダイオードにおいては、そのPN
接合の一方の側は極めて低い不純物濃度の層と
し、容易に空乏化し得るようにすると共に、その
層厚も厚くするように構成される。第5図のP+
層1に接合するN-層2は前記の低不純物濃度で
層厚の厚い領域である。N+層3は高不純物濃度
層で主として電極取り出しのため設けられる。 このような高耐圧ダイオードで高速動作を要求
される装置においては、逆回復特性を良好にする
必要があり、一般には例えばN-層2に注入され
る少数キヤリア(正孔)のライフタイムを短くす
るため、金、白金の重金属をライフタイムキラー
として拡散したり、中性子線、ガンマ線、電子線
等を照射したりする。これ等の方法でライフタイ
ムを短くした場合には、半導体基板の一部ではな
く、ほぼ全域のキヤリアライフタイムが短くな
る。従つてダイオードの順電圧降下VF(Forward
Voltage Drop)がライフタイムの短くなるのに
伴つて著しく増加する。特に逆耐電圧値VR
(Reverse Blocking Voltage)を1000V以上得よ
うとする設計では、必然的にPN接合の一方の側
を、例えばN-層2を極めて低濃度にかつ厚くす
る必要があり、VF増加の傾向は極めて顕著にな
る。 この問題点を解決するため、N-層2内の一部
分に主面と平行なライフタイムの短い領域を形成
する方法が提言されている。この方法の手段とし
ては、例えばプロトンのインプランテーシヨン技
術の応用等の報告があるが、いずれも実験研究段
階であり、実用化できる良好な方法は存在してい
ない。 [発明の目的] 本発明の目的は、前記問題点を解決するため半
導体層の内部に層面に平行なライフタイムの短い
選択的領域を形成した新しい構造の半導体装置及
びその製造方法を提供することである。 [発明の概要] 本発明の半導体装置は、一導電型の第1半導体
層と一導電型の第2半導体層とが接合しており、
該第1半導体層面の面方位と該第2半導体層面の
面方位とが互いに異なる接合面を含むその近傍に
キヤリアライフタイムが前記第1及び第2半導体
層より短い領域を有する複合半導体層と、該複合
半導体層の少なくとも1つの主面に設けられてい
る反対導電型の半導体層とからなるPN接合を具
備することを特徴とするものである。 また本発明の半導体装置の製造方法は、一導電
型の第1及び第2半導体層がそれぞれ露出するウ
エーハ主面を鏡面研磨する工程と、それぞれの前
記鏡面を結晶の面方位が互いに異なるように密着
接合して接合面を含むその近傍にキヤリアライフ
タイムが前記第1及び第2半導体層より短い接合
領域を形成する複合半導体層形成工程と、PN接
合を形成する工程とを含むことを特徴とする。 本発明の複合半導体層の接合面での電気的抵
抗、熱的抵抗は無視できる程小さい。また接合面
を含むその近傍には結晶上の不連続性等のためキ
ヤリアライフタイムの短いシリコン欠陥層もしく
はアモルフアス層が形成される。第1及び第2半
導体層の面方位が互いに異なるウエーハを使用す
るか或いはウエーハのオリエンテーシヨンフラツ
ト(ウエーハの三日月状の切り欠きの弦)を互い
に一致しないように重ねて接合する効果的な結晶
の乱れが得られて好ましい。 またキヤリアライフタイムの短い領域は接合面
を含むその近傍に限られ、この領域から数μm以
上離れた領域では、キヤリアライフタイムの減少
はなく、接合前のシリコンウエーハ基体のライフ
タイムが維持される。 このようにキヤリアライフタイムの短い領域を
選択的に設けた複合半導体層では蓄積された過剰
の少数キヤリアの消滅が速く、半導体装置の他の
特性を維持したまま、逆回復特性の改善が得られ
る。 [発明の実施例] 本発明の第1の実施例として高耐圧、高速整流
ダイオードについて以下説明する。第1図はこの
ダイオードの断面図で、11aは一導電型(N-
型)の第1半導体層で、11bは一導電型(N-
型)の第2半導体層である。11cは2つの第1
及び第2半導体層11a及び11bの接合面を含
むその近傍に形成されたキヤリアライフタイムが
第1、第2半導体層より短い領域(以下便宜上短
ライフタイム領域と呼ぶ)である。複合半導体層
11は第1半導体層11a、短ライフタイム領域
11c、第2半導体層11bより構成される。1
3は一導電型の高濃度層(N+層)で電極(カソ
ードK)とのコンタクト層である。12は反対導
電型Pの半導体層で複合半導体層11とPN接合
19を形成する。この実施例では高耐圧とするた
めP+層12に比し第1及び第2半導体層11a
及び11bの不純物濃度は低く高抵抗(20〜60Ω
cm)で且つその厚さも厚い。 またこのPN接合ダイオード逆回復特性を改善
するには、PN接合近傍に短ライフタイム領域1
1cを配置することが好ましく、従つて第1半導
体層11aの厚さは第2半導体層11bの厚さに
比してできるだけ薄く設計されている。 次に本発明の半導体装置の製造方法の工程のう
ち、まずシリコンウエーハ接着技術について説明
する。この技術は2枚のシリコンウエーハを一体
化し、且つ両シリコン基板間に形成される界面抵
抗を無視できるほど小さくする技術である。実際
の方法は2枚のシリコンウエーハの被接合面を予
め鏡面研磨して表面粗さ500Å以下としておき、
必要に応じて、そのシリコンウエーハの表面状態
によつては、H2O2+H2SO4→HF→稀HFによる
前処理工程を引き続いて行う。これによりシリコ
ンウエーハ表面の脱脂及び被着するステインフイ
ルムを除去する。次にシリコンウエーハ鏡面を清
浄な水で数分程度水洗し、室温でスピンナー処理
のような脱水処理を実施する。この処理工程で
は、前記シリコンウエーハ鏡面に吸着していると
想定される水分はそのまま残し、過剰な水分を除
去するものであり、この吸着水分が殆ど揮散する
100℃以上の加熱乾燥は避ける。これらの処理を
経たシリコンウエーハを例えばクラス1以下の清
浄な大気雰囲気中に配置して、その鏡面間に異物
が実質的に介在しない状態で相互に密着して接合
する。なおこのようにして接合したシリコンウエ
ーハを200℃以上好ましくは1000℃〜1200℃で加
熱処理することにより接合強度を増大することが
できる。この方法によるシリコン接合界面は電気
的熱的な伝導障壁は形成せず、且つ物理的接着強
度も強く、あたかも単一のシリコン単結晶の如く
取り扱うことができる複合基板が得られる。 次に第1図に示す高耐圧高速整流ダイオードを
形成する場合の製造方法を説明する。一導電型
(N-型)の第1半導体層が露出するシリコンウエ
ーハ14と同導電型(N-型)の第2半導体層が
露出するシリコンウエーハ15とを用意し、前述
のシリコンウエーハ接着技術により第1半導体層
の鏡面と第2半導体層の鏡面を密着接合して第2
図aに示す複合半導体基板を得る。このとき接合
面を含むその近傍に短ライフタイム領域11cが
形成される。次にN-型ウエーハ14に高濃度の
P+型不純物を拡散し、PN接合19を形成する。
次にN+型不純物をN-型ウエーハ15に拡散し、
第1図に示すP+−N-−N+整流ダイオードが形成
される。 また別の製造方法としてP+型ウエーハにN-型
の不純物を含む層を気相成長法によつて形成した
ものと、N-型ウエーハとを、前述の方法により
接着した後、N-型ウエーハの露出する表面上に、
より高濃度のN+型不純物を拡散することによつ
てP+−N-−N+整流ダイオードを形成することも
できる。この場合には気相成長させるN-型不純
物を含む層の厚みを数μmに制御することが可能
であり、これにより極めてPN接合19に近い所
に短ライフタイム領域11cを形成することがで
きる。 この製造方法においては、接着する2枚のウエ
ーハの面方位が同一で結晶軸を合わせた場合で
も、接合面を含むその近傍には結晶性の乱れが生
じ短ライフタイム領域が形成される。しかし、例
えば接着する2枚のウエーハの面方位を(100)
と(111)或いは(100)と(911)等の組み合わ
せとするか、2枚のウエーハのオリエンテーシヨ
ンフラツトが一致しないように接着するとかし
て、結晶軸をずらせた方がより効果的に短ライフ
タイム領域を形成することができる。 次に第2の実施例の伝導度変調型MOS FET
について説明する。第3図はこの装置の断面図で
あつて、いわゆるVDMOS構造のドレイン領域に
続いてPN接合が形成されたものである。21a
はN-型第1半導体層、21bはN-型第2半導体
層、21cは接合面を含むその近傍の短ライフタ
イム領域で、これらから成る複合半導体層21領
域21cを除く部分は、高抵抗でウエーハ基体の
キヤリアライフタイムを維持している。複合半導
体層21はVDMOS FETのドレイン領域とPN
接合29を持つダイオードのカソード領域を兼ね
ている。Pボデイ23の基板表面に露出する部分
はゲート絶縁膜28を介し半導体多結晶膜27と
対向しチヤネルが形成される。24はNソース、
25及び26はソース電極及びゲート電極であ
る。22はP+層でN型第1半導体層21aとPN
接合29を形成する。アノード領域22とカソー
ド領域を兼ねる複合半導体層21とで第1図と相
似の整流ダイオードが形成される。このNチヤネ
ル型伝導度変調型MOS FETの製造方法の1つ
の実施例は次のとおりである。P+型基板上(P+
層22)に20〜60Ωcm程度のN-型高抵抗領域
(第1半導体層21a)を気相成長させた基板と、
別のN-型高抵抗基板(第2半導体層21b)と
を前述のシリコンウエーハ接着技術により接合し
短ライフタイム領域21cを形成する。しかる後
に公知の方法によりN-型高抵抗基板の露出する
表面上からP型不純物、N+型不純物を半導体多
結晶膜27及びゲート絶縁膜28をマスクとして
二重拡散してそれぞれPボデイ23、Nソース2
4を形成し、さらにゲート電極26、ソース電極
25を形成する。 同様にして本発明はサイリスタ等へも適用でき
る。第3の実施例として第4図に逆阻止3端子サ
イリスタの断面図を示す。31aはN-型の第1
半導体層、31bはN-型の第2半導体層で31
cはウエーハ接合面を含むその近傍に形成される
短ライフタイム領域で、これらより成る複合半導
体層31はこのサイリスタのN-ベース層となる。
32はP+エミツタ層、33はP-ベース層、34
はN+エミツタ層である。短ライフタイム層31
cによりこのサイリスタのターンオフ特性は改善
される。 [発明の効果] 本発明によるPN接合ダイオードは低濃度層側
に厚さ1μm以下の短ライフタイム領域が選択的
に設けられているので、前記低濃度層の順方向の
電気抵抗を維持したまま、極性反転時の蓄積され
た過剰少数キヤリアの消滅速度を高めることがで
きる。従つてこのPN接合ダイオードを構成要素
として具備する整流用ダイオード、トランジスタ
或いはサイリスタ等の半導体装置の順方向電圧降
下を増大させることなく逆回復特性もしくはター
ンオフ特性を改善することができ、高耐圧、高速
動作の半導体装置が得られる。
第1図は本発明の第1の実施例の高耐圧整流ダ
イオードの断面図、第2図a及びbは第1図の高
耐圧整流ダイオードの製造工程を示す断面図、第
3図は第2の実施例の伝導度変調型MOS FET
の断面図、第4図は第3の実施例の逆阻止3端子
サイリスタの断面図、第5図は従来の高耐圧整流
ダイオードの断面図である。 11,21,31……複合半導体層、11a,
21a,31a……一導電型の第1半導体層
(N-型第1半導体層)、11b,21b,31b
……一導電型の第2半導体層(N-型第2半導体
層)、11c,21c,31c……接合面を含む
その近傍のキヤリアライフタイムの短い領域(短
ライフタイム領域)、12,22,32……反対
導電型の半導体層(P+層)、14……一導電型の
第1半導体層が露出するウエーハ、15……一導
電型の第2半導体層が露出するウエーハ、19,
29……PN接合。
イオードの断面図、第2図a及びbは第1図の高
耐圧整流ダイオードの製造工程を示す断面図、第
3図は第2の実施例の伝導度変調型MOS FET
の断面図、第4図は第3の実施例の逆阻止3端子
サイリスタの断面図、第5図は従来の高耐圧整流
ダイオードの断面図である。 11,21,31……複合半導体層、11a,
21a,31a……一導電型の第1半導体層
(N-型第1半導体層)、11b,21b,31b
……一導電型の第2半導体層(N-型第2半導体
層)、11c,21c,31c……接合面を含む
その近傍のキヤリアライフタイムの短い領域(短
ライフタイム領域)、12,22,32……反対
導電型の半導体層(P+層)、14……一導電型の
第1半導体層が露出するウエーハ、15……一導
電型の第2半導体層が露出するウエーハ、19,
29……PN接合。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一導電型の第1半導体層と一導電型の第2半
導体層とが接合しており、該第1半導体層面の面
方位と該第2半導体層面の面方位とが互いに異な
る接合面を含むその近傍にキヤリアライフタイム
が前記第1及び第2半導体層より短い領域を有す
る複合半導体層と、該複合半導体層の少なくとも
1つの主面に設けられている反対導電型の半導体
層とからなるPN接合を具備することを特徴とす
る半導体装置。 2 (a) 一導電型の第1半導体層が露出するウエ
ーハ主面を鏡面研磨する工程と、 (b) 一導電型の第2半導体層が露出するウエーハ
主面を鏡面研磨する工程と、 (c) 第1半導体層の前記鏡面と第2半導体層の前
記鏡面とを両鏡面の結晶の面方位が互いに異な
るように密着接合すると共にこの接合面を含む
その近傍にキヤリアライフタイムが前記第1及
び第2半導体層より短い接合領域を形成する複
合半導体層形成工程と、 (d) PN接合を形成する工程と を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 3 第1半導体層が露出するウエーハのオリエン
テーシヨンフラツトと第2半導体層が露出するウ
エーハのオリエンテーシヨンフラツトとが一致し
ないように重ねて密着接合する特許請求の範囲第
2項記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26838185A JPS62128532A (ja) | 1985-11-30 | 1985-11-30 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26838185A JPS62128532A (ja) | 1985-11-30 | 1985-11-30 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62128532A JPS62128532A (ja) | 1987-06-10 |
| JPH0473615B2 true JPH0473615B2 (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=17457696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26838185A Granted JPS62128532A (ja) | 1985-11-30 | 1985-11-30 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62128532A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5164218A (en) * | 1989-05-12 | 1992-11-17 | Nippon Soken, Inc. | Semiconductor device and a method for producing the same |
| JP2797046B2 (ja) * | 1992-07-08 | 1998-09-17 | 尚茂 玉蟲 | プレーナ構造を有する静電誘導ダイオード |
| JP2808213B2 (ja) * | 1992-07-15 | 1998-10-08 | 尚茂 玉蟲 | 埋込み構造もしくは切込み構造を有する静電誘導ダイオード |
| JP3252569B2 (ja) * | 1993-11-09 | 2002-02-04 | 株式会社デンソー | 絶縁分離基板及びそれを用いた半導体装置及びその製造方法 |
| JPH07263721A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-13 | Nippondenso Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP4856419B2 (ja) * | 2005-11-29 | 2012-01-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 双方向プレーナ型ダイオード |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH071791B2 (ja) * | 1984-05-09 | 1995-01-11 | 株式会社東芝 | 半導体基板の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-30 JP JP26838185A patent/JPS62128532A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62128532A (ja) | 1987-06-10 |
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| JPH0550867B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |