JPH0481487B2 - - Google Patents

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JPH0481487B2
JPH0481487B2 JP19846885A JP19846885A JPH0481487B2 JP H0481487 B2 JPH0481487 B2 JP H0481487B2 JP 19846885 A JP19846885 A JP 19846885A JP 19846885 A JP19846885 A JP 19846885A JP H0481487 B2 JPH0481487 B2 JP H0481487B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、簡易金型の一種である硬質樹脂型に
関するものであり、耐熱性が高く、耐摩耗性、熱
伝導性に優れ、且つ注型した後、100℃以下の低
温で樹脂をゲル化させ、次いでこれを更に加熱し
て硬化する工程を使用する作業性に優れた硬質樹
脂型に関するものである。
〔従来の方法およびその問題点〕
従来の硬質樹脂型は、主にエポキシ樹脂に金属
粉体や金属繊維を混合し、硬化剤として第三級ア
ミン類、酸無水物等を使用し、更に硬化触媒を混
合して常温もしくは加熱して硬化させる方法によ
り製造されている。
しかしながら、エポキシ樹脂では通常、耐熱
性、耐湿性に限界があり、この改良として多官能
性エポキシ樹脂等の高耐熱エポキシ樹脂を使用す
る方法があるが、この樹脂単独では非常にもろく
実用性に劣るため可撓性付与剤を混合することが
必須となつて、結果として耐熱性の改良は不充分
となるものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記のような従来法の欠点を大
幅に改善すると共に、従来の硬質樹脂型に比較し
て耐熱性に優れ、熱伝導率、耐摩耗性、更に加工
性、作業性にも優れた硬質樹脂型を製造する方法
について鋭意検討した結果、シアン酸エステル系
樹脂組成物を結合用の樹脂(バインダー樹脂)と
し、この樹脂の硬化剤としてエポキシ樹脂と該バ
インダー樹脂のゲル化剤として作用する金属との
混合物を用いる方法を見出し、本発明を完成させ
た。
すなわち、本発明は、融点が100℃以下のシア
ン酸エステル系樹脂組成物(a)25〜75重量部と温度
100℃以下において実質的にこの組成物(a)のゲル
化触媒とならない金属粉体もしくは金属繊維75
〜25重量部との混合物(A)に、融点が80℃以下のエ
ポキシ樹脂(b)15〜75重量部と温度100℃以下にお
いて上記組成物(a)のゲル化触媒となる金属粉体も
しくは繊維85〜25重量部を必須成分とする硬化
剤組成物(B)及び硬化触媒(C)を混合し、この混合物
を温度100℃以下の加熱下で注型して樹脂をゲル
化させ、更に加熱して樹脂を硬化させることを特
徴とする硬化樹脂型であり、好ましい実施態様に
おいては、金属粉体もしくは金属繊維としてア
ルミニウム、亜鉛もしくはこれらの合金、又はス
テンレスを用い、金属粉体もしくは金属繊維と
して銅、鉄又はこれらの合金を用い、硬化触媒(C)
として有機金属塩又は金属キレート化合物、特に
アセチルアセトンとアセチルアセトン金属キレー
トとの混合物を用いること、更に硬化剤組成物(B)
と硬化触媒(C)とを予め混合した硬化剤混合物とし
て使用することからなるものである。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明の融点が100℃以下のシアン酸エステル
系樹脂組成物(a)とは下記一般式(1)の多官能性シア
ン酸エステル、そのプレポリマー等を必須成分と
してなるものであり、シアナト樹脂(特公昭41−
1928号、同45−11712号、同44−1222号、ドイツ
特許第1190184号等)、シアン酸エステル−マレイ
ミド樹脂、シアン酸エステル−マレイミド−エポ
キシ樹脂(特公昭54−30440号等、特公昭52−
31279号、USP−4110364等)、シアン酸エステル
−エポキシ樹脂(特公昭46−41112号)などであ
る。
ここに、多官能性シアン酸エステルとして好適
なものは、下記一般式(1); R(OCN)m ……(1) (式中のmは2以上、通常5以下の整数であ
り、Rは芳香族の有機基であつて、上記シアナト
基は該有機基の芳香環に結合しているもの) で表される化合物である。具体例に例示すれば
1,3−又は1,4−ジシアナトベンゼン、1,
3,5−トリシアナトベンゼン、1,3−,1,
4−,1,6−,1,8−,2,6−又は2,7
−ジシアナトナフタレン、1,3,6−トリシア
ナトナフタレン、4,4′−ジシアナトビフエニ
ル、ビス(4−シアナトフエニル)メタン、2,
2−ビス(4−シアナトフエニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−シアナト
フエニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジ
ブロモ−4−シアナトフエニル)プロパン、ビス
(4−シアナトフエニル)エーテル、ビス(4−
シアナトフエニル)チオエーテル、ビス(4−シ
アナトフエニル)スルホン、トリス(4−シアナ
トフエニル)ホスフアイト、トリス(4−シアナ
トフエニル)ホスフエート、および末端OH基含
有ポリカーボネートオリゴマーとハロゲン化シア
ンとの反応によりえられるシアン酸エステル
(USP−4026913)、ノボラツクとハロゲン化シア
ンとの反応により得られるシアン酸エステル
(USP−4022755,USP−344807)などである。
これらのほかに特公昭41−1928、同43−18468、
同44−4791、同45−11712、同46−41112、同47−
26853、特開昭51−63149,USP−3553244,
3755402,3740348,3595900,3694410及び
4116946などに記載のシアン酸エステルも用いう
る。
また、上述した多官能性シアン酸エステルを無
触媒で又は鉱酸、ルイス酸、炭酸ナトリウム或い
は塩化リチウム等の塩類、トリブチルホスフイン
等のリン酸エステル類などの存在下又は不存在下
に重合させて得られるプレポリマーとして用いら
れる。これらのプレポリマーは、前記シアン酸エ
ステル中のシアン基が三量化することによつて形
成されるsym−トリアジン環を、一般に分子中に
有している。
更に、上記した多官能性シアン酸エステルはア
ミンとプレポリマーの形でも使用できる。好適に
用いうるアミンを例示すれば、メタまたはパラフ
エニレンジアミン、メタまたはパラキシリレンジ
アミン、1,4−または1,3−シクロヘキサン
ジアミン、ヘキサヒドロキシリレンジアミン、
4,4′−ジアミノビフエニル、ビス(4−アミノ
フエニル)メタン、ビス(4−アミノフエニル)
エーテル、ビス(4−アミノフエニル)スルホ
ン、ビス(4−アミノ−3−メチルフエニル)メ
タン、ビス(4−アミノ−3,5−ジメチルフエ
ニル)メタン、ビス(4−アミノフエニル)シク
ロヘキサン、2,2−ビス(4−アミノフエニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−
メチルフエニル)プロパン、2,2−ビス(4−
アミノ−3−クロロフエニル)プロパン、ビス
(4−アミノ−3−クロロフエニル)メタン、2,
2−ビス(4−アミノ−3,5−ジブロモフエニ
ル)プロパン、ビス(4−アミノフエニル)フエ
ニルメタン、3,4−ジアミノフエニル−4−ア
ミノフエニルメタン、1,1−ビス(4−アミノ
フエニル)−1−フエニルエタン等である。
上述した多官能性シアン酸エステル、そのプレ
ポリマー、アミンとのプレポリマーは単独又は混
合物の形で使用でき、単独及び混合物の数平均分
子量は好ましくは1500以下、特に300〜1000の範
囲が好ましい。
シアン酸エステル−マレイミド樹脂(特公昭54
−30440号等)、シアン酸エステル−マレイミド−
エポシシ樹脂(特公昭52−31279号等)及びシア
ン酸エステル−エポキシ樹脂(特公昭46−41112
号)などで代表されるシアン酸エステル系樹脂組
成物の組成成分であるマレイミドとは、下記一般
式(2)で表される化合物、そのプレポリマーであ
る。
一般式(2): (式中、R1は2価以上、通常5価以下の芳香
族または脂環族性有機基、X1,X2は水素、ハロ
ゲン、またはアルキル基であり、nは通常2〜5
の整数である。) 上式で表されるマレイミド類は無水マレイン酸
類とアミノ基を2〜5個含有するポリアミン類と
を反応させマレアミド酸を調整し、次いでマレア
ミド酸を脱水環化させるそれ自体公知の方法で製
造することができる。用いるポリアミン類は芳香
族ポリアミンであることが最終樹脂の耐熱性等の
点で好ましいが、樹脂の可撓性や柔軟性が望まし
い場合には、脂環族アミンを単独或いは組合せで
使用してもよい。また、ポリアミン類は第一級ア
ミンであことが反応性の点で望ましいが、第二級
アミンも使用できる。好適なアミン類としては、
前記のシアン酸エステルとのプレポリマーとして
用いるものとして例示したもの、およびs−トリ
アジン環をもつたメラミン類、アニリンとホルマ
リンとを反応させてベンゼン環をメチレン結合で
結んだポリアミン類等である。本発明において
は、硬化剤組成物として用いる樹脂成分をも含め
た全樹脂成分の通常25%以下の量で使用するのが
良い。
また、エポキシ樹脂とは、従来、硬質樹脂型、
積層板或いは電子材料用として使用されているも
のであればいずれでも使用できるものであり、具
体的には、ビスフエノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフエノールF型エポキシ樹脂、フエノールノボ
ラツク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラツク型
エポキシ樹脂、ハロゲン化ビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂、ハロゲン化フエノールノボラツク型
エポキシ樹脂、ポリグリコール系エポキシ樹脂、
脂環式エポキシ樹脂等であり、これらの単独もし
くは二種以上の混合物として使用される。本発明
においては、硬化剤組成物として用いる樹脂成分
をも含めた全樹脂成分の通常50%以下の量で使用
するのが良い。
本発明のシアン酸エステル系樹脂組成物(a)は、
以上の成分を好適なものであるが、これらの他に
更に、組成物の粘性挙動、接着性、硬化性、可撓
性などを改良する目的で、ジアリルフタレート樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、フエノール樹脂、
アクリル樹脂、ウレタン樹脂などの熱硬化性樹
脂;熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリオレフイン
類、飽和ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂を
混合したものとしても使用出来る。
本発明の上記組成物(a)と混合する金属粉体もし
くは金属繊維とは、主に樹脂型に熱伝導性を付
与する目的に使用するものであり、樹脂組成物(a)
のゲル化触媒としての機能を100℃以下の温度に
おいて実質的に持たないものであれば特に限定さ
れない。具体的に例示すれば、アルミニウム、ニ
ツケル、クロム、スズ、亜鉛、銀、金、白金、チ
タン、コバルト及びこれらの合金、ステンレス鋼
の粉体もしくは繊維状物であり、特にアルミニウ
ム、亜鉛及びこれらの合金、ステンレス鋼が好ま
しい。これらの金属は実用上差し支えない範囲で
酸化されていても使用しうる。又、補強の為その
他から少量の無機充填剤、プラスチツク繊維や炭
素繊維等も混合してもよい。
以上の組成物(a)と金属粉体もしくは金属繊維
とを通常100℃以下の温度で溶融混合して本発明
の混合物(A)を調製する。
次に、硬化剤組成物(B)に使用する融点が80℃以
下のエポキシ樹脂(b)としては、前記したシアン酸
エステル系樹脂組成物(組成物(a))に使用するも
のと同種のもので融点が80℃以下のものが例示さ
れる。又、温度100℃以下に於いて組成物(a)のゲ
ル化触媒となる金属粉体もしくは繊維として
は、銅、鉄、鉛、マンガン、マグネシウム又はこ
れらの合金類及びその酸化物が例示され、好まし
くは銅、鉄である。本発明の硬化剤組成物(B)は、
金属粉体もしくは金属繊維を25〜85重量%用い
る。
硬化触媒(C)とは、組成物(a)、即ち、シアン酸エ
ステル系樹脂組成物の硬化触媒として公知のもの
であれば使用可能であるが、有機金属塩類(金属
キレート化合物を含む)、無機金属塩類、有機過
酸化物などが例示され、好ましくは有機金属塩単
独、有機金属塩と有機過酸化物の併用系が挙げら
れる。有機金属塩としては、ナフテン酸亜鉛、ス
テアリン酸鉛、ナフテン酸鉛、オクチル酸亜鉛、
オレイン酸錫、オクチル酸錫、ジブチル錫マレー
ト、ナフテン酸マンガン、テフテン酸コバルト、
アセチルアセトン鉄、アセチルアセトンマンガン
などであり、有機過酸化物としては、過酸化ベン
ゾイル、ラウロイルパーオキサイド、カプリルパ
ートキサイド、アセチルパーオキサイド、パラク
ロロベンゾイルパーオキサイド、ジ−tert−ブチ
ル−ジ−パーフタレートなどが挙げられ、特にア
セチルアセトン金属塩及びアセチルアセトン金属
塩とアセチルアセトンとの併用系が好適である。
これら硬化触媒の使用量は、一般的な意味での触
媒量の範囲で充分であり、例えば、全樹脂組成物
に対して0.01〜5重量%の量で使用される。
また、混合操作性、作業性その他の点から硬化
剤組成物(B)と硬化触媒(C)とを予め混合した混合物
として使用する方法も好ましい。
以上説明した混合物(A)に、硬化剤組成物(B)と硬
化触媒(C)又はそれらの混合物を通常、温度100℃
以下、好ましくは50〜90℃で溶融混合し、次いで
型に流し入れて、温度100℃以下、好ましくは50
〜90℃で樹脂をゲル化させ、型より取り出して、
加熱硬化して本発明の硬質樹脂型を製造する。
混合方法は、ロール、バンバリーミキサー、ヘ
ンシエルミキサー、押出機その他の公知の混練機
を使用して行われる。
混練時間は、組成物中の樹脂成分の分子量、組
成成分比、使用する混練機器などにより適宜最適
条件を選択するが、一般には、1分〜10時間の範
囲で、均一な組成物と成つた段階で混練を終了す
る。
以上の方法で調製した本発明の組成物は、通常
は100℃以下、例えば50〜90℃程度の温度に於い
て、粘調な液状であるか、またはペースト状であ
るので、この状態で、混合中に発生した気泡を真
空で脱泡するのが好ましい。
本発明の硬質樹脂型は、この粘調な液状乃至ペ
ースト状組成物をそのまま、これにさらに補強用
の補助基材を重ねたものとして使用し成形するこ
とによる。成形方法は、公知の注型成形法、例え
ば、単なる注入、注入後加圧すること、ペースト
を型に仕込み加圧することなどの方法で、好まし
くは、成形圧力0〜100Kg/cm2程度の範囲で加圧
して温度100℃以下でゲル化させる。次いで型か
ら取り出して、温度150〜240℃程度の例えば恒温
槽中で硬化させることにより製造する。
以上の方法で得た硬質樹脂型はそのままでも、
従来の硬質樹脂型に比較して、耐熱性、耐摩耗性
などに優れたものであるが、所望により、型の電
気導電性などを利用して金属鍍金する方法等、型
表面を金属化することもできるものである。
〔実施例〕
以下、実施例、比較例によつて本発明をさらに
具体的に説明する。尚、実施例、比較例中の部は
特に断らなり限り重量基準である。
実施例 1 2,2−ビス(4−シアナトフエニル)プロパ
ン30部と150メツシユのアルミニウム粉体70部と
を粉体で混合した後、85℃で5分間加熱撹拌して
流動性のある混合物(以下、混合物A1という、
粘度300PS,at60℃)を得た。
他方、セチルアセトン鉄0.03部を予め溶解した
ビスフエノールA型エポキシ樹脂(商品名;エピ
コート828、粘度120〜150PS,at25℃、エポキシ
当量184〜194、油化シエルエポキシ(株)製)25部と
150メツシユの銅粉体75部とを室温で混合し、流
動性のある組成物(以下、硬化剤B1という、
150PS,at60℃)を得た。
上記で調製した混合物A175部と硬化剤B125
部とを60℃で溶融混合し、ついでこれを、エポキ
シ樹脂で作られた4×4×10cmの直方体(コア)
を中央に置いた8×8×15cmの容器に60℃で注型
し、60℃の恒温槽中に放置したところ、自己発熱
により最高温度80℃となり、70分間でゲル化し
た。120分間後、ゲル化物を取り出し、175℃の恒
温槽中で5時間加熱硬化させた。
硬化物のガラス転移温度は230℃、圧縮強度は
20Kg/mm2、200℃で2000時間加熱後の圧縮強度は
17Kg/mm2であり、また、硬化物の熱伝導率は1.9
×10-3cal/sec/cm2/℃/cm、線膨張係数は2.0×
10-5cm/cm/℃、硬化収縮は1.0×10-3cm/cmで
あつた。
実施例 2 混合物A1に代えて、2,2−ビス(4−シア
ナトフエニル)プロパン27部、ビス(4−マレイ
ミドフエニル)メタン3部及び150メツシユのス
テンレス鋼粉体70部を使用してなる混合物(以
下、混合物A2という、320PS,at60℃)を使用
する他は実施例−1と同様にして硬化物を得た。
自己発熱による最高温度85℃であり、50分間で
ゲル化した。硬化物のガラス転移温度は230℃で
あつた。
実施例 3 2,2−ビス(4−シアナトフエニル)プロパ
ン24部、ビス(4−マレイミドフエニル)メタン
6部を150℃で1時間予備反応させた(融点65℃)
後、これに250メツシのアルミニウム粉体70部を
70℃で混合し、温度60℃としてアセチルアセトン
2部を添加混合して60℃で流動性を有する混合物
(以下、混合物A3という)を得た。
他方、オクチル酸亜鉛0.07部を予め溶解したダ
イマー酸型エポキシ樹脂(商品名;エピコート
871、粘度4〜9PS,at25℃、油化シエルエポキ
シ(株)製)30部、飽和ポリエステル樹脂(商品名;
ポリエスター011、日本合成化学(株)製)1部及び
150メツシユの鉄粉体70部とを室温で混合し、流
動性のある組成物(以下、硬化剤B3という)を
得た。
上記で調製した混合物A370部と硬化剤B330
部とを70℃で溶融混合し、実施例−1と同じ型に
70℃で注型し、70℃の恒温槽中に放置したとこ
ろ、自己発熱により最高温度90℃となり、30分間
でゲル化した。60分間後、ゲル化物を取り出し、
200℃の恒温槽中で3時間加熱硬化させた。
硬化物のガラス転移温度は245℃であつた。
実施例 4 ABS製の母型を、室温硬化シリコート樹脂
(品名;RTV KE1360、信越化学(株)製)で型どり
し、さらにこのシリコーン樹脂型から、同じシリ
コーン樹脂で母型を製造した。
このシリコーン樹脂母型に、実施例−3と同様
の混合物(混合物A3と硬化剤B3との混合物を
用いて同様にして注型、ゲル化、および加熱硬化
をした。
得られた樹脂型の寸法とABSの母型の寸法と
を比較した結果、樹脂型の寸法縮率0.05%であつ
た。
〔発明の作用および効果〕
以上の如くである本発明の硬質樹脂型は、従来
のエポキシ樹脂をバインダーとするものに比較し
て、耐熱性(Tg、熱劣化)、耐摩耗性に優れてお
り、注型用樹脂混合物の調製、注型作業性などに
も優れたものであることから、従来のエポキシ樹
脂型では使用の出来なかつたより耐熱性の高い樹
脂類の成形用簡易型としても利用可能とするとい
う特徴を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 融点が100℃以下のシアン酸エステル系樹脂
    組成物(a)25〜75重量部と温度100℃以下において
    実質的にこの組成物(a)のゲル化触媒とならない金
    属粉体もしくは金属繊維75〜25重量部との混合
    物(A)に、融点が80℃以下のエポキシ樹脂(b)15〜75
    重量部と温度100℃以下において上記組成物(a)の
    ゲル化触媒となる金属粉体もしくは繊維85〜25
    重量部を必須成分とする硬化剤組成物(B)及び硬化
    触媒(C)を混合し、この混合物を温度100℃以下の
    加熱下で注型して樹脂をゲル化させ、更に加熱し
    て樹脂を硬化させることを特徴とする硬質樹脂
    型。 2 金属粉体もしくは金属繊維が、アルミニウ
    ム、亜鉛もしくはこれらの合金、又はステンレス
    である特許請求の範囲第1項記載の硬質樹脂型。 3 金属粉体もしくは金属繊維が、銅、鉄又は
    これらの合金である特許請求の範囲第1項記載の
    硬質樹脂型。 4 硬化触媒(C)が、有機金属塩又は金属キレート
    化合物である特許請求の範囲第1項記載の硬質樹
    脂型。 5 硬化触媒(C)が、アセチルアセトンとアセチル
    アセトン金属キレートとの混合物である特許請求
    の範囲第4項記載の硬質樹脂型。 6 硬化剤組成物(B)と硬化触媒(C)とを混合物とし
    て使用する特許請求の範囲第1項記載の硬質樹脂
    型。
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