JPH0511104Y2 - - Google Patents

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JPH0511104Y2
JPH0511104Y2 JP1985032877U JP3287785U JPH0511104Y2 JP H0511104 Y2 JPH0511104 Y2 JP H0511104Y2 JP 1985032877 U JP1985032877 U JP 1985032877U JP 3287785 U JP3287785 U JP 3287785U JP H0511104 Y2 JPH0511104 Y2 JP H0511104Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はステアリングコラムチルト装置、詳し
くはステアリングコラムを所望の傾斜角に選択で
きるステアリングコラムチルト装置に関する。
〔従来の技術〕
このようなステアリングコラムチルト装置とし
ては、従来、「自動車工学便覧第5編」第5の5
頁(昭和58年6月20日、自動車技術会発行)に記
載されたものがある。
これらのステアリングコラムチルト装置は、チ
ルトレバーの回動によりアツパブラケツトとステ
アリングコラムの傾斜角を所望のものに選択した
後、再びチルトレバーを回動させて、アツパブラ
ケツトとステアリングコラムをかたく締結する。
この締結時には、チルトレバーのストツパ面がア
ツパブラケツトのストツパ当接面に当接してチル
トレバーの回動を規制している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のステアリング
コラムチルト装置にあつては、チルトレバーのス
トツパ面が締結側に1つしかなく、アツパブラケ
ツトとステアリングコラムとを締結するときだけ
そのストツパ面がアツパブラケツトのストツパ当
接面に当接するようになつており、アツパブラケ
ツトとステアリングコラムとの締結を解除したと
きにはチルトレバーの回動は特に規定されていな
いため、チルトレバーが他の部材、例えばステア
リングコラムの周囲を覆つているコラムカバーの
窓の縁に衝突してそれに損傷を与えるという問題
があつた。
これに対し、例えば実開昭59−12760号公報に
記載されるテレスコピツクステアリング装置のよ
うに、締結、解除操作用の操作レバーの操作端を
装置のカバー部材の開口部から外方に突出させる
とともに、その開口部の縁に設けた2つのストツ
パ面で操作レバーを衝止可能にすることも考えら
れる。しかし、カバー部材が比較的大きい部品で
あることに加え、そのカバー曲面の加工と共に2
箇所のストツパ面を形成しなければならないか
ら、構造が複雑になり、その製作が容易ではない
ばかりか、両ストツパ面の位置精度も期待でいな
いものとなる。また、このカバーを成型品にした
としても、強度的又はコスト的にデメリツトが多
大である。さらに、このようにすると、レバー操
作角を変更するためには大物部品であるカバー部
材を変更する必要があるから、部品の共通化等に
よるコスト低減やバラエテイの拡充を図ることが
きわめて困難である。
そこで本考案は、アツパブラケツトのストツパ
当接面に当接するだけで締結時および解除時のお
ける必要以上の回動を自ら規制することのできる
構造の簡単なチルトレバーを実現することによ
り、チルトレバーと他の部材の衝突による損傷を
防止するとともに、チルトレバーの変更のみで任
意のレバー操作角を設定することのできる低コス
トのステアリングコラムチルト装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的達成のため、車体側に設け
られストツパ当接面を有するアツパブラケツト
と、車体に対して回動可能に設けられたステアリ
ングコラムと、チルトレバーの回動により前記ア
ツパブラケツトとステアリングコラムとを締結及
び解除可能な締結手段と、備えたステアリングコ
ラムチルト装置において、前記チルトレバーに、
チルトレバーの回動中心軸を軸とし該軸から前記
ストツパ当接面までの距離を半径とする仮想円柱
面に夫々の一端が接するように、ステアリングコ
ラム締結時にストツパ当接面と当接する締結側ス
トツパ面と、ステアリングコラム解除時にストツ
パ当接面と当接する解除側ストツパ面と、を形成
するとともに、締結側ストツパ面および解除側ス
トツパ面が仮想円柱面と接する夫々のストツパ面
の一端箇所を両端とし、仮想円柱面内に位置する
ニユートラル面を形成したことを特徴とするもの
である。
〔作用〕
本考案では、チルトレバーの回動中心軸を軸と
し該軸から前記ストツパ当接面までの距離を半径
とする仮想円柱面に夫々の一端が接するように締
結側および解除側ストツパ面がチルトレバーに形
成されるとともに、両ストツパ面が仮想円柱面に
接する夫々のストツパ面の一端箇所を両端とする
ニユートラル面がチルトレバーに形成される。し
たがつて、相対的な位置精度を要求されるこれら
の面がチルトレバーの回動中心軸側の端部に上記
円柱面を基準として連続して形成されることにな
り、このチルトレバーがストツパ面付きであるに
も拘らず製作が容易で安価な部材となる。
このチルトレバーをアツパブラケツトに装着し
た状態で、締結方向に回動させると、締結側スト
ツパ面がアツパブラケツトのストツパ当接面に当
接することでその回動は停止する。一方、チルト
レバーを締結解除方向に回動させると、解除側ス
トツパ面がストツパ当接面に当接することでその
回動は停止する。したがつて、アツパブラケツト
とステアリングコラムの締結解除時にチルトレバ
ーが必要以上に回動して他の部品と衝突すること
が防止される。
このような締結側および解除側ストツパ面によ
るチルトレバーの停止に際し、ストツパ当接面上
の締結側ストツパ面当接部位と解除側ストツパ面
当接部位とは、仮想円柱面がストツパ当接面に最
も近接する部分で連続する面となる。したがつ
て、ストツパ当接面も短いものにでき、アツパブ
ラケツトの小型化が可能になる。
また、チルトレバーの操作角は、両ストツパ面
が仮想円柱面に接する箇所とチルトレバーの回動
中心軸を通る2つの面によつて挟まれる角度と等
しくなるから、チルトレバーのストツパ面おびニ
ユートラル面の形状を変更するだけで、アツパブ
ラケツト側を何等変更することなく、チルトレバ
ーの操作角度を任意に設定可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図、第2図は本考案の一実施例に係るステ
アリングコラムチルト装置を示す図である。
まず、構成を説明すると、第1図において、1
は図外のステアリングホイールが設けられたステ
アリングシヤフトの周囲を包囲しているコラムチ
ユーブであり、このコラムチユーブ1は、車体8
に対して、図外左方の支点部を中心に上下方向に
回動可能に設けられている。ステアリングシヤフ
トおよびコラムチユーブ1はステアリングコラム
を構成する。3は車体8側に固定されたアツパブ
ラケツトであり、このアツパブラケツト3は上下
方向に垂下するストツパ当接面3aを有してい
る。
アツパブラケツト3とコラムチユーブ1との間
には、アツパブラケツト3とコラムチユーブ1と
を締結および解除可能な締結手段10が設けられ
ており、締結手段10はボルト4、ナツト5およ
びチルトレバー2を有している。チルトレバー2
にはその一端部にハンドル部2aが形成され、そ
の他端部の中心部には、内周ネジ部でボルト4に
螺合したナツト5の外周が嵌合して固定されてい
る。締結手段10は、チルトレバー2のハンドル
部2aを図中反時計回り方向に回動させることに
より締結され、アツパブラケツト3とコラムチユ
ーブ1とを互いに固定する。また、逆にチルトレ
バー2のハンドル部2aを図中時計回り方向に回
動させることにより、締結手段10は解除され、
アツパブラケツト3とコラムチユーブ1とは互い
に相対移動可能な状態となる。
チルトレバー2の他端部の外周部には、締結手
段10の締結時にアツパブラケツト3のストツパ
当接面3aに当接する締結側ストツパ面2bが形
成されるとともに、この締結側ストツパ面2bに
対し所定角度θをなして離間し、締結手段10の
解除時にアツパブラケツト3のストツパ当接面3
aに当接する解除側ストツパ面2cが形成されて
いる。
これら2つの締結側ストツパ面2bおよび解除
側ストツパ面2cは、第2図に示すように、チル
トレバー2の回動中心軸(ボルト4の軸芯)0か
らアツパブラケツト3のストツパ当接面3aまで
の距離Rを半径とする仮想円柱面(図中仮想線の
円弧で示している)に夫々の一端が接すると面と
して形成されている。また、締結側ストツパ面2
bの法線と解除側ストツパ面2cの法線が形成す
る角度θはチルトレバー2を回動させるときの操
作角に相当する。
さらに、チルトレバー2には締結側ストツパ面
2bおよび解除側ストツパ面2cが前記仮想円柱
面と接する夫々のストツパ面2b,2cの一端箇
所を両端とするようにして、両ストツパ面2b,
2c間にニユートラル面2dが形成されている。
このニユートラル面2dは、前記仮想円柱面の内
部に位置し、アツパブラケツト3のストツパ当接
面3aには当接しない面となつている。したがつ
て、チルトレバー2は、その操作角度θの範囲内
でスムーズに回動可能であるとともに、角度θの
範囲を越えて回動することを規制され、締結手段
10の締結時および解除時のチルトレバー2の回
動範囲が確実に規制される。コラムチユーブ1、
チルトレバー2、アツパブラケツト3の周囲には
体裁向上のためのシエルカバー6が包囲してお
り、このシエルカバー6の下側にはチルトレバー
2のハンドル部2aが外部に突出するための窓6
aが開口している。
次に、作用について説明する。
運転者がコラムチユーブ1の傾斜角を変化させ
たいときには、まずチルトレバー2のハンドル部
2aを把持してチルトレバー2を第1図において
時計回り方向に回動させ、締結手段10によるア
ツパブラケツト3とコラムチユーブ1との締結を
解除する。次にコラムチユーブ1を車体に対して
回動させることによりその傾斜角を所望のものに
選択した後、今度はチルトレバー2を第1図にお
いて反時計回り方向に回動させて締結手段10を
締結し、再びアツパブラケツト3とコラムチユー
ブ1とを互いにしつかりと固定する。
このアツパブラケツト3とコラムチユーブ1と
の締結時には、第1図において実線で示すように
チルトレバー2の締結側ストツパ面2bがアツパ
ブラケツト3のストツパ当接面3aに当接するこ
とによつてチルトレバー2のそれ以上の回動が規
制される。
他方、アツパブラケツト3とコラムチユーブ1
との締結を解除したときは、第1図において二点
鎖線で示すようにチルトレバー2の解除側ストツ
パ面2cがアツパブラケツト3のストツパ当接面
3aに当接することによつてチルトレバー2のそ
れ以上の回動が規制される。このため、アツパブ
ラケツト3とコラムチユーブ1との締結の解除時
に、チルトレバー2が必要以上に回動することに
よりそのハンドル部2aがシエルカバー(コラム
カバー)6の窓6aの縁部と衝突して損傷を与え
ることを防止することができる。
ところで、チルトレバー2のような板状の部材
は、例えば板金素材をプレス加工(切断)するこ
とによつて形成されるから、その素材の板面に対
するチルトレバー2の輪郭形状の精度は容易に高
精度にできる。したがつて、長期間の繰り返しの
使用に対して、相対的な位置関係に精度が要求さ
れる締結側ストツパ面2bと解除側ストツパ面2
cをチルトレバー2に形成することは加工技術的
に容易である。特に、本実施例では両ストツパ面
2b,2cおよびニユートラル面2dがチルトレ
バー2の回動中心軸O側の端部に前記仮想円柱面
を基準として連続して形成されることになり、チ
ルトレバー2は、ストツパ面付きであるにも拘ら
ず製作が容易で安価な部材となるし、前記仮想円
柱面の半径の製作誤作を小さく抑えることによ
り、これらの面2b,2c,2dの精度確保もき
わめて容易になる。
このように本実施例では、チルトレバー2自体
に締結側ストツパ面2bおよび解除側ストツパ面
2cを形成することで、既存のチルトレバーに対
しその端部形状を変更しただけの簡素なストツパ
付きチルトレバー2を容易に製作することができ
る。
また、本実施例では、締結側ストツパ面2bお
よび解除側ストツパ面2cによるチルトレバー2
の回動停止に際して、ストツパ当接面3a上にお
ける締結側ストツパ面2bの当接部位と解除側ス
トツパ面2cの当接部位とは、前記仮想円柱面が
ストツパ当接面3aに最も近接する部分で連続す
る面となる。したがつて、ストツパ当接面3aを
短いものにでき、アツパブラケツト3の小型化が
可能になる。
さらに、チルトレバー2の操作角は、両ストツ
パ面2b,2cが前記仮想円柱面に接する箇所と
チルトレバー2の回動中心軸Oを通る2つの面に
よつて挟まれる角度θに等しくなるから、チルト
レバー2のストツパ面2b,2cおよびニユート
ラル面2dの形状を変更するだけで、アツパブラ
ケツト3側を何等変更することなく、チルトレバ
ー2の操作角度範囲を任意に設定可能となり、部
品の共通化を図りつつ装置のバラエテイの拡充を
図ることができる。
なお、本実施例では、アツパブラケツト3とコ
ラムチユーブ1との締結の解除時に、チルトレバ
ー2のハンドル部2aがシエルカバー6の窓6a
の縁部と衝突して損傷を与えることを防止するも
のとしたが、シエルカバー6以外の他の部材と衝
突することを防止するものであつてもよいことは
言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、仮想円
柱面を基準にストツパ面位置を適宜決定すること
により、アツパブラケツトのストツパ当接面に当
接して締結時および解除時における必要以上の回
動を自ら規制することのできる構造の簡単なチル
トレバーを実現することができ、ストツパ面付き
であるにも拘らずそのチルトレバーの製作を容易
で安価なものとすることができる。
また、ストツパ当接面上における締結側ストツ
パ面当接部位と解除側ストツパ面当接部位とが仮
想円柱面とストツパ当接面の最も近接する部分で
連続する面となるので、ストツパ当接面を短くで
き、アツパブラケツトを小型化することができ
る。
さらに、チルトレバーの両ストツパ面およびニ
ユートラル面の形状を変更するだけで、アツパブ
ラケツト側を何等変更することなく、チルトレバ
ーの操作角度を任意に設定することができる。
この結果、チルトレバーと他の部材の衝突によ
る損傷を防止するとともに、チルトレバーの変更
のみで任意のチルトレバー操作角を設定すること
のできる低コストのステアリングコラムチルト装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例に係るステアリ
ングコラムチルト装置を示す図であり、第1図は
その全体構成図、第2図はそのチルトレバーの2
つのストツパ面の形成方法を説明する概念図であ
る。 1……コラムチユーブ、2……チルトレバー、
2a……ハンドル部、2b……締結側ストツパ
面、2c……解除側ストツパ面、2d……ニユー
トラル面、3……アツパブラケツト、3a……ス
トツパ当接面、4……ボルト、5……ナツト、6
……シエルカバー、6a……窓、8……車体、1
0……締結手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側に設けられストツパ当接面を有するアツ
    パブラケツトと、車体に対して回動可能に設けら
    れたステアリングコラムと、チルトレバーの回動
    により前記アツパブラケツトとステアリングコラ
    ムとを締結及び解除可能な締結手段と、備えたス
    テアリングコラムチルト装置において、 前記チルトレバーに、チルトレバーの回動中心
    軸を軸とし該軸から前記ストツパ当接面までの距
    離を半径とする仮想円柱面に夫々の一端が接する
    ように、ステアリングコラム締結時にストツパ当
    接面と当接する締結側ストツパ面と、ステアリン
    グコラム解除時にストツパ当接面と当接する解除
    側ストツパ面と、を形成するとともに、締結側ス
    トツパ面および解除側ストツパ面が仮想円柱面と
    接する夫々のストツパ面の一端箇所を両端とし、
    仮想円柱面内に位置するニユートラル面を形成し
    たことを特徴とするステアリングコラムチルト装
    置。
JP1985032877U 1985-03-07 1985-03-07 Expired - Lifetime JPH0511104Y2 (ja)

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JPS61148758U JPS61148758U (ja) 1986-09-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912760U (ja) * 1982-07-16 1984-01-26 トヨタ自動車株式会社 テレスコピツクステアリング装置
JPS6032171U (ja) * 1983-08-12 1985-03-05 三菱自動車工業株式会社 チルト式ステアリングコラム装置

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JPS61148758U (ja) 1986-09-13

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