JPH0512317Y2 - - Google Patents

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JPH0512317Y2
JPH0512317Y2 JP1989036229U JP3622989U JPH0512317Y2 JP H0512317 Y2 JPH0512317 Y2 JP H0512317Y2 JP 1989036229 U JP1989036229 U JP 1989036229U JP 3622989 U JP3622989 U JP 3622989U JP H0512317 Y2 JPH0512317 Y2 JP H0512317Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、通常のストツキングやパンテイス
トツキング等(以下単に「ストツキング」とい
う)に対し、精練、漂白、染色、水洗その他の処
理を施す際に用いられるストツキング処理用内槽
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ナイロン繊維等を薄く編み立てたストツ
キングの処理は、ドラム染色機やオーバーマイヤ
ー染色機が用いられている。上記ドラム染色機
は、第11図に示すように、横型の染色槽1の内
部に、複数室に仕切られた多孔ドラム2が回転自
在に取り付けられているもので、第12図に示す
ように、ストツキングを適当に畳んだ状態で詰め
込んだ染色袋4を、上記多孔ドラム2内の各室に
投入し、染色槽1を密閉して上記多孔ドラム2を
回転させ、あるいは周期的に反転させて染色等の
処理を行うものである。また、オーバーマイヤー
染色機は、第13図に示すように、竪型染色槽5
の内部に、多段に内槽6を積み重ね、各内槽6内
に、ストツキングを適当に畳んで充填し、染色槽
5を密閉して矢印のように処理液を強制的に循環
させて処理を行うものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの染色機を用いると、ス
トツキングが染色袋内で動いてヒケ(破れるこ
と)を生じることがあり、また、処理によつて型
くずれしたり折りしわがつくため、処理後に仕上
げセツトを行わなければならなかつた。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、ストツキングを、ヒケや型くずれ等を生じ
させることなく、均一に処理することのできる処
理用内槽の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のストツ
キング処理用内槽は、循環処理流体によつて精
練、漂白、染色、水洗その他の処理を施す際に用
いられるストツキング処理用内槽であつて、スト
ツキングを水平方向にひろげた状態で並べて積層
充填しうる角形空間を有し、上記角形空間を形成
する底面部に流通孔を設け側面部を無孔とした内
槽本体と、上記内槽本体内にストツキングを積層
充填した場合に生じるストツキング最上面と内槽
本体上面との隙間を補填しうる形状で上下方向に
処理流体が通過可能な厚み方向調整スペーサとを
備えたという構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この考案のストツキング処理用内槽
は、従来ストツキングの形状が全く考慮されてい
なかつた内槽(第11図における多孔ドラム2、
第13図における内槽6)を角形状にしてストツ
キングを水平方向にひろげたままの状態で重ねて
充填することができるようにしたため、ストツキ
ングが処理中に動かず、ヒケを生じない。また、
型くずれしたりしわになることもない。したがつ
て、処理品の形を整えるための仕上げセツトの工
程が不要となり、生産効率の大幅な向上を実現す
ることができる。また、ストツキングを水平方向
にひろげて充填すると、ストツキングの編み密度
の差(腰、大腿上部および爪先部は緻密な編みで
補強されていることが多く、また、全体として径
の小さい部分ほど編み目が細かい)によつて充填
されたストツキング上面の中央部が凹み、積層充
填されたストツキング最上面と内槽本体上面との
間に、部分的な隙間が生じる。そこで、この考案
の内槽では、ストツキングを積層充填する内槽本
体とは別に、上記部分的な隙間を補填しうる形状
で、上下方向に処理流体が通過可能に構成された
厚み方向調整スペーサを設け、これを内槽本体と
組み合わせるようにした。これにより、上記隙間
が空洞のままにならず、あたかもその部分にスト
ツキングが存在するかのような抵抗が生じるた
め、内槽本体の底面部流通孔を介してストツキン
グ間を上下方向に通過する処理流体の流れが偏ら
ず、処理むらを生じることがない。これが、この
考案の大きな特長である。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳細に
説明する。
〔実施例〕 第1図aおよびbはこの考案の一実施例の内槽
本体11を示している。この内槽本体11は、上
記開口付きの角形状をしており、底面部に流通孔
11aが開けられている。また、側面部は無孔
で、長手方向に沿う側面外側の上部および下部
に、水平方向に延びるリブ板11b,11cが張
り出している。この内槽本体11には、第2図に
示すように、ストツキング3aを水平方向にひろ
げた状態で充填することができる。
また、このように内槽本体11内にストツキン
グ3aを充填すると、すでに述べたように、スト
ツキング3aの中央部に比べて両端部(腰部、大
腿部および爪先部)の編み密度が高くなつている
ため、第3図に示すように、中央部が低く両端部
が高くなつて上面に凹凸が生じる。したがつて、
この状態のまま処理すると、ストツキング3aの
中央部が固定されず、浮遊状態となつて処理中に
液流によつて動いたり引つ張られたりして処理液
が均一に流れず、処理むらを生じるという欠点が
生じていた。そこで、この実施例では、第3図に
鎖線で示すような、この凹部を補填しうる形状の
厚み調整用スペーサ41を用意している。この厚
み調整用スペーサ41を、充填されたストツキン
グ3aの上面凹部内に嵌入すると、内槽本体11
内の充填物は、スペーサ41で固定されるため、
どの部分に対しても均一な速さで処理流体が流れ
るようになる。なお、上記スペーサ41は、織
布、不織布、編み地等各種の布材を、上記凹部形
状に合わせて予め成形したものであり、積層充填
されたストツキングと同様、その内部を処理流体
が通過できるようになつている。ストツキング3
aには、基本的にはL,M,Sの3種類のサイズ
があり、各サイズによつてストツキング3aの長
さが異なり、ひいては上記凹部形状も異なるた
め、上記厚み調整用スペーサ41も、これに合わ
せて3種類の形状のものを用意している。
さらに、この実施例では、上記内槽本体11お
よび厚み調整用スペーサ41とともに、第4図a
およびbに示すような、幅寸法W,W′が異なる
2種類の幅調整用スペーサ42,42′を用意し
ている。この幅調整用スペーサ42,42′は、
底面および側面が無孔で、側面の高さが内槽本体
11の深さと一致している。そして、内部を仕切
るリブ板44と、把手45が取り付けられてい
る。上記幅調整用スペーサ42,42′は、スト
ツキング3aを内槽本体11に充填しても、充填
されたストツキングの側面と内槽本体11の側面
内側との間に隙間を生じる場合に、第5図に示す
ように、この隙間を充填するために用いるもので
ある。すなわち、ストツキング3aの長さは、上
記のようにサイズによつて異なるため、最も長さ
の長いL寸のストツキング3aに合わせて内槽本
体11の形状をつくると、これよりも短いストツ
キング3aを充填した場合に、内槽本体11内の
横方向に隙間が生じる。そこで、M寸のストツキ
ング3aを充填する場合には幅の狭い方のスペー
サ42を挿入し、S寸のストツキング3aを充填
する場合には幅のやや広い方のスペーサ42′を
挿入すると、どの寸法のストツキング3aであつ
ても内槽本体11内で横方向に隙間を生じること
なく充填することができる。したがつて、ストツ
キング3aのどの部分に対しても均一な速さで処
理流体が通過するようになる。
また、この実施例では、第6図a,b,cに示
すような幅寸法X,X′,X″が異なる3種類の押
さえスペーサ46,46′,46″を用意してい
る。この押さえスペーサ46,46′,46″は、
側面が無孔で、底面に流通孔43が設けられてお
り、それぞれ内部を仕切るリブ板44と、把手4
5が取り付けられている。上記押さえスペーサ4
6,46′,46″は、ストツキング3aの量がそ
れほど多くなくて内槽本体11の上面まで充填で
きず上方に隙間を生じる場合に、第7図に示すよ
うに、この隙間を充填するために用いるもので、
厚み方向調整スペーサの一種である。押さえスペ
ーサ46,46′,46″を3種類用意したのは、
ストツキング3aの長さによつて押さえる部分の
長さが変わることを考慮したもので(第5図参
照)、上記3種類の幅のものを適宜組み合わせて
ストツキング3aの上面を過不足なく押さえるこ
とができる。
上記内槽本体11にストツキング3aを充填
し、厚み調整用スペーサ41を上面に載せ、必要
であれば各スペーサ42,42′,46,46′,
46″を組み合わせて、ストツキング3aを隙間
のない充填状態としたのち、本考案者らが別途開
発したストツキング処理装置の処理槽内に装填し
て処理に供することができる。
上記ストツキング処理装置を第8図に示す。図
において、10は横型円筒形の処理槽で、一端側
に設けられた開閉蓋10aを開け横方向から上記
内槽本体11を出し入れできるようになつてい
る。ただし、上記内槽本体11の出し入れは、第
9図を示す台車12に載せて行い、処理槽10内
に台車12ごと装填されるようになつている。こ
の台車12は、底面部が緩やかな局面となつてお
り、長手方向に沿う側面外側に、所定間隔で車輪
20が取り付けられている。また、車輪20の付
いていない側面のうち片方の面12aの中央に流
通孔21が開けられている。この台車12は、前
記内槽本体11の側面下部に張り出したリブ板1
1cをその上端に載せることにより、第10図に
示すようにして内槽本体11を支受することがで
きる。そして、最上段の内槽本体11の上面に、
上下方向に処理流体が流通する流通孔16a(第
8図参照)が設けられた上蓋16を嵌合させたの
ち、この状態で車輪20を処理槽10内のレール
15(第10図において鎖線で示す)に載せて、
流通孔21が開けられた方の面を奥側にして処理
槽10内に装填される。
一方、処理槽10(第9図に戻る)の奥側面1
0bには、処理槽10内に装填される台車12の
奥側面の流通孔21に連通する第1の処理流体出
入開口部30が形成されており、また、処理槽1
0の底部には、装填された上記台車12と処理槽
10内壁の間隙に連通する第2の処理流体出入開
口部31が形成されている。そして、この第1の
処理流体出入開口部30と第2の処理流体出入開
口部31をつなぐ処理流体循環路には、熱交換器
32および処理流体循環ポンプ33が連通されて
いる。また、34は上記処理流体循環路途中に設
けられる仕切り弁、35は給水弁である。
上記処理装置を用い、例えばつぎのようにして
装填された内槽本体11内のストツキング3aを
処理することができる。すなわち、まず処理槽1
0の開閉蓋10aを閉じ処理槽10内を密封状態
にして、仕切り弁34を閉じた状態で給水弁35
を開け、処理流体循環ポンプ33を作動させて熱
交換器32により加熱した処理流体を処理槽10
内に供給して台車12の流通孔21から流入させ
る。そして、矢印Aのように、台車12上の内槽
本体11内を上昇させて上蓋16の上面から溢れ
させるようにする。このとき、内槽本体11内の
ストツキング3aに保持されていた空気は、上昇
する処理流体に押し上げられて上蓋16の上面か
ら逃気する。したがつて、ストツキング3a内で
は空気が残留することなく、完全に処理流体と置
換される。このようにして所定量の処理流体の供
給を行つたのち、仕切り弁34を開けるとともに
給水弁35を閉じ、溢れた処理流体を、矢印Bの
ように循環させて再び第1の処理流体出入開口部
30から台車12の流通孔21を経由させて、内
槽本体11底面の流通穴11aから内槽本体11
内に導入し、上昇させる。このとき、上昇する処
理流体は層流状態で流れ、ストツキング3aを形
成する各繊維に均一に接触するため、均一な処理
がなされる。
そして、ストツキング3a内を均一に上昇した
処理流体は、内槽本体11の上面から上蓋16を
通過して処理槽10内壁と内槽本体11側面との
間隙を下方に流下したのち、第2の処理流体出入
開口部31からパイプを介して再び処理流体循環
ポンプ33に還流し熱交換器32を通つて繰り返
し処理槽10内を循環し、ストツキング3aの処
理に供される。
このようにして処理されたストツキング3a
は、水平方向にひろげた静止状態のまま処理され
ているので、処理時に動かず、ヒケを生じない。
また、型くずれしたり折りしわがつくこともな
い。しかも、処理流体の最初の供給段階で、脱気
が充分になされているため、非常に均一で良好な
処理品が得られる。
なお、上記実施例では、厚み調整用スペーサ4
1として、予め成形したものを用いているが、特
に成形していなくても、不織布等の布材を凹部に
沿つて詰めるようにしただけのものでもよい。
また、上記厚み調整用スペーサ41に代えて、
内槽本体11の底面自体を予め中央部が突出する
ような凸面に形成しておき、ストツキング3aを
充填すればその上面が平面となるようにしておい
てもよい。
さらに、上記実施例では、内槽本体11の大き
さを、最もサイズの大きいストツキング3aに合
わせて設計し、この内槽本体11をそのままサイ
ズの小さいストツキング3aにも流用できるよう
に、幅調整用スペーサ42,42′を用意してい
るが、内槽本体11をストツキング3aのサイズ
に合わせて3種類つくつておけば、上記幅調整用
スペーサ42,42′は必要ない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のストツキング処理用
内槽を用いてストツキングの処理を行うと、スト
ツキングを水平方向にひろげたままの静止状態で
処理することができ、従来から問題となつていた
ヒケや型くずれ等を生じることがない。したがつ
て、ヒケによる処理品の損失がなくなるととも
に、処理後の仕上げセツトが不要となり、大幅な
生産効率の向上を実現することができる。また、
内槽本体内に積層充填されたストツキングの最上
面と内槽本体上面との間に生じる隙間を補填する
形状で、しかも上下方向に処理流体が通過可能な
厚み方向調整スペーサが設けられているため、内
槽本体内を上下方向に通過する処理流体の流れが
偏らず、ストツキングが処理むらを生じることが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の一実施例を示す断面図、
同図bはそのA−A′断面図、第2図はストツキ
ングを内槽本体に充填した状態を示す平面図、第
3図はその縦断面図、第4図aおよびbは上記実
施例に用いる幅調整用スペーサの一例を示す斜視
図、第5図は上記幅調整用スペーサの使用態様を
示す縦断面図、第6図a,b,cは上記実施例に
用いる押さえスペーサの一例を示す斜視図、第7
図は上記押さえスペーサの使用態様を示す縦断面
図、第8図は上記実施例品を処理するための処理
装置を示す縦断面図、第9図は上記処理装置に実
施例品を装填するための台車を示す斜視図、第1
0図は上記台車の使用態様を説明する説明図、第
11図はドラム染色機を示す部分的な斜視図、第
12図はそれに用いる染色袋を示す斜視図、第1
3図はオーバーマイヤー染色機を示す部分的な縦
断面図である。 3a……ストツキング、10……処理槽、10
a……開閉蓋、11……内槽本体、11a……流
通孔、12……台車、21……流通孔、30……
第1の処理流体出入開口部、31……第2の処理
流体出入開口部、32……熱交換器、33……処
理流体循環ポンプ、34……仕切り弁、35……
給水弁、41……厚み調整用スペーサ、42,4
2′……幅調整用スペーサ、46,46′,46″
……押さえスペーサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 循環処理流体によつて精練、漂白、染色、水
    洗その他の処理を施す際に用いられるストツキ
    ング処理用内槽であつて、ストツキングを水平
    方向にひろげた状態で並べて積層充填しうる角
    形空間を有し、上記角形空間を形成する底面部
    に流通孔を設け側面部を無孔とした内槽本体
    と、上記内槽本体内にストツキングを積層充填
    した場合に生じるストツキング最上面と内槽本
    体上面との隙間を補填しうる形状で上下方向に
    処理流体が通過可能な厚み方向調整スペーサと
    を備えたことを特徴とするストツキング用内
    槽。 (2) 上記内槽本体内にストツキングを積層充填し
    た場合に生じるストツキング側面と内槽本体側
    面内側との隙間を補填しうる形状の幅方向調整
    スペーサを設けた請求項1記載のストツキング
    用内槽。
JP1989036229U 1989-03-28 1989-03-28 Expired - Lifetime JPH0512317Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936765A (ja) * 1982-08-25 1984-02-29 株式会社芦田製作所 ストツキング等ニツト製品の染色方法
JPH0324633U (ja) * 1989-07-20 1991-03-14

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JPH02125990U (ja) 1990-10-17

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