JPH0512655A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH0512655A JPH0512655A JP3190976A JP19097691A JPH0512655A JP H0512655 A JPH0512655 A JP H0512655A JP 3190976 A JP3190976 A JP 3190976A JP 19097691 A JP19097691 A JP 19097691A JP H0512655 A JPH0512655 A JP H0512655A
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- magnetic
- recording medium
- magnetic recording
- phosphite
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 支持体1上に磁性層2及びオーバーコート層
4をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、オーバ
ーコート層4が、(Cn H2n+1O)3 P〔式中、nは10
〜20の整数である。〕で表される直鎖脂肪酸飽和炭化水
素の亜リン酸エステル、(Cm H2l-1O)3 P〔式中、
mは10〜20の整数であり、lはl≦mの条件を満たす整
数である。〕で表される直鎖脂肪酸不飽和炭化水素の亜
リン酸エステル、及び、末端に官能基を有するパーフル
オロポリエーテルを含有することを特徴とする磁気記録
媒体。 【効果】 走行安定性及び磁性層の耐久性(耐摩耗性)
を向上した磁気記録媒体、特に強磁性金属薄膜磁性層を
設けた磁気記録媒体を提供することができる。
4をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、オーバ
ーコート層4が、(Cn H2n+1O)3 P〔式中、nは10
〜20の整数である。〕で表される直鎖脂肪酸飽和炭化水
素の亜リン酸エステル、(Cm H2l-1O)3 P〔式中、
mは10〜20の整数であり、lはl≦mの条件を満たす整
数である。〕で表される直鎖脂肪酸不飽和炭化水素の亜
リン酸エステル、及び、末端に官能基を有するパーフル
オロポリエーテルを含有することを特徴とする磁気記録
媒体。 【効果】 走行安定性及び磁性層の耐久性(耐摩耗性)
を向上した磁気記録媒体、特に強磁性金属薄膜磁性層を
設けた磁気記録媒体を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上利用分野】本発明は磁気ディスク、磁気テー
プ、磁気シート等の磁気記録媒体に関するものである。
プ、磁気シート等の磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来より磁気記録媒体としては、支持体上
にγ−Fe2 O3 、Co含有又は被着のγ−Fe2 O3
或はCrO2 等の金属酸化物強磁性粉末あるいは、F
e、Co、Ni等を主成分とする合金強磁性金属粉末等
の粉末磁性材料を塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の有機バインダ
ー中に分散せしめた磁性塗料を塗布・乾燥することによ
り作成される塗布型の磁気記録媒体が広く使用されてい
る。
にγ−Fe2 O3 、Co含有又は被着のγ−Fe2 O3
或はCrO2 等の金属酸化物強磁性粉末あるいは、F
e、Co、Ni等を主成分とする合金強磁性金属粉末等
の粉末磁性材料を塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の有機バインダ
ー中に分散せしめた磁性塗料を塗布・乾燥することによ
り作成される塗布型の磁気記録媒体が広く使用されてい
る。
【0003】一方、真空蒸着、スパッタリング、イオン
プレーティング、などの方法によって形成される強磁性
金属薄膜も高密度記録用磁気記録媒体の磁性層として検
討されている。しかし、こうした強磁性金属薄膜は、磁
気ディスク、磁気テープなどの磁気記録媒体として用い
た場合に、記録再生時に磁気ヘッドと大きい相対速度で
摺接し、磁性金属が直接磁気ヘッドに触れるため、上記
の塗布型のものに比べ磁性層が摩耗されやすいといった
欠点をもっていた。特に、例えば40℃20%RHといった
高温低湿の条件は、通常の屋内の条件である例えば20℃
60%RHに比べて、磁気記録媒体にとっては厳しい潤滑
条件であるため、繰り返し摺動によりヘッド・磁気テー
プともに傷つきやすかった。
プレーティング、などの方法によって形成される強磁性
金属薄膜も高密度記録用磁気記録媒体の磁性層として検
討されている。しかし、こうした強磁性金属薄膜は、磁
気ディスク、磁気テープなどの磁気記録媒体として用い
た場合に、記録再生時に磁気ヘッドと大きい相対速度で
摺接し、磁性金属が直接磁気ヘッドに触れるため、上記
の塗布型のものに比べ磁性層が摩耗されやすいといった
欠点をもっていた。特に、例えば40℃20%RHといった
高温低湿の条件は、通常の屋内の条件である例えば20℃
60%RHに比べて、磁気記録媒体にとっては厳しい潤滑
条件であるため、繰り返し摺動によりヘッド・磁気テー
プともに傷つきやすかった。
【0004】磁気記録媒体の耐摩耗性及び耐久性を改善
するために、磁性層表面に高級脂肪酸、脂肪酸エステル
或はフッ素系潤滑剤などの潤滑剤を塗布・乾燥させ保護
層であるオーバーコト層を形成する技術は公知である。
するために、磁性層表面に高級脂肪酸、脂肪酸エステル
或はフッ素系潤滑剤などの潤滑剤を塗布・乾燥させ保護
層であるオーバーコト層を形成する技術は公知である。
【0005】しかし、例えば磁性層表面に脂肪酸等を塗
布する方法の場合は、塗布直後は摩擦係数も小さく磁性
層の耐久性が向上されるが、長時間使用するに連れて潤
滑剤が消失するために十分な耐久性は得られなかった。
布する方法の場合は、塗布直後は摩擦係数も小さく磁性
層の耐久性が向上されるが、長時間使用するに連れて潤
滑剤が消失するために十分な耐久性は得られなかった。
【0006】また、特開昭57−152543号、同58−77032
号の各公報には、パーフルオロアルキルカルボン酸また
はその塩を潤滑剤として使用する技術が開示されている
が、耐久性に問題があり、耐久性試験後の摩擦係数の上
昇も大きいため、目的を達するには不十分であった。
号の各公報には、パーフルオロアルキルカルボン酸また
はその塩を潤滑剤として使用する技術が開示されている
が、耐久性に問題があり、耐久性試験後の摩擦係数の上
昇も大きいため、目的を達するには不十分であった。
【0007】更に、特公昭60−10368 号公報には、パー
フルオロポリエーテルを使用する技術が開示されてい
る。しかし、この技術では、耐久性及びスチル耐久性は
ある程度改善されるものの磁性層との接着が弱く、潤滑
剤が剥脱し易い欠点があるため十分な耐久性を確保する
には至っていなかった。
フルオロポリエーテルを使用する技術が開示されてい
る。しかし、この技術では、耐久性及びスチル耐久性は
ある程度改善されるものの磁性層との接着が弱く、潤滑
剤が剥脱し易い欠点があるため十分な耐久性を確保する
には至っていなかった。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、走行安定性及び磁性層
の耐久性(耐摩耗性)を向上した磁気記録媒体、特に強
磁性金属薄膜磁性層を設けた磁気記録媒体を提供するこ
とにある。
の耐久性(耐摩耗性)を向上した磁気記録媒体、特に強
磁性金属薄膜磁性層を設けた磁気記録媒体を提供するこ
とにある。
【0009】
【発明の構成及びその作用効果】本発明は、支持体上
に、磁性層(特に強磁性金属薄膜磁性層)及びオーバー
コート層をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、
前記オーバーコート層が (1)一般式 (Cn H2n+1O)3 P〔式中、nは10〜20の整数であ
る。〕で表される直鎖脂肪族飽和炭化水素の亜リン酸エ
ステル(以後、飽和型亜リン酸エステルという。) (2)一般式 (Cm H2l-1O)3 P 〔式中、mは10〜20の整数であり、lはl≦mの条件を
満たす整数である。〕で表される直鎖脂肪族不飽和炭化
水素の亜リン酸エステル、(以後、不飽和型亜リン酸エ
ステルという。)及び、 (3)末端に官能基を有するパーフルオロポリエーテル を含有することを特徴とする磁気記録媒体に関するもの
である。
に、磁性層(特に強磁性金属薄膜磁性層)及びオーバー
コート層をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、
前記オーバーコート層が (1)一般式 (Cn H2n+1O)3 P〔式中、nは10〜20の整数であ
る。〕で表される直鎖脂肪族飽和炭化水素の亜リン酸エ
ステル(以後、飽和型亜リン酸エステルという。) (2)一般式 (Cm H2l-1O)3 P 〔式中、mは10〜20の整数であり、lはl≦mの条件を
満たす整数である。〕で表される直鎖脂肪族不飽和炭化
水素の亜リン酸エステル、(以後、不飽和型亜リン酸エ
ステルという。)及び、 (3)末端に官能基を有するパーフルオロポリエーテル を含有することを特徴とする磁気記録媒体に関するもの
である。
【0010】本発明者は、前記目的を達成するために、
特に厳しい条件である高温低湿(40℃、20%RH)にお
ける、磁気記録媒体とヘッドとの摺動耐久性向上に有効
な潤滑剤を種々検討した。
特に厳しい条件である高温低湿(40℃、20%RH)にお
ける、磁気記録媒体とヘッドとの摺動耐久性向上に有効
な潤滑剤を種々検討した。
【0011】パーフルオロポリエーテルについては、前
記のように接着性に問題があるため、末端にいろいろな
官能基を導入して接着性の改善を試みたところ、通常の
屋内条件20℃60%RHにおいてはかなり良い耐久性を得
るまでになった。しかし、上記の40℃20%RHといった
潤滑条件の厳しい環境下では効果は僅かであった。
記のように接着性に問題があるため、末端にいろいろな
官能基を導入して接着性の改善を試みたところ、通常の
屋内条件20℃60%RHにおいてはかなり良い耐久性を得
るまでになった。しかし、上記の40℃20%RHといった
潤滑条件の厳しい環境下では効果は僅かであった。
【0012】一方、亜リン酸エステル類は、高荷重下の
境界潤滑状態における摩擦面間の焼き付きを防止する働
きを持ち、潤滑補助剤としては有効であるが、潤滑油と
しての性質はそれ程持っておらず、通常の温湿環境にお
いてもそれ程優れた走行性や耐久性は示さない。そこ
で、摩擦係数を下げる種々の潤滑油との混合を検討した
ところ、上記の末端に官能基を有するパーフルオロポリ
エーテルとの混合において耐久性・走行性・ヘッド目詰
まりに優れた効果を示す場合があることが見出された。
境界潤滑状態における摩擦面間の焼き付きを防止する働
きを持ち、潤滑補助剤としては有効であるが、潤滑油と
しての性質はそれ程持っておらず、通常の温湿環境にお
いてもそれ程優れた走行性や耐久性は示さない。そこ
で、摩擦係数を下げる種々の潤滑油との混合を検討した
ところ、上記の末端に官能基を有するパーフルオロポリ
エーテルとの混合において耐久性・走行性・ヘッド目詰
まりに優れた効果を示す場合があることが見出された。
【0013】ところが、前記亜リン酸エステル類のう
ち、飽和型亜リン酸エステルは、凝集性が高く、前記パ
ーフルオロポリエーテルと混合塗布を行った場合、両者
は相溶性が低いため分離してしまう。このことは、酸水
溶液サンプルを浸漬することで酸により磁性層が溶かさ
れていくのを潤滑剤がどの程度保護できるかを見るテス
ト(酸溶液浸漬テスト)において、亜リン酸エステルが
凝集していた場所の耐酸性が悪くまだら模様を生じるこ
とにより判った。また、この飽和型亜リン酸エステルは
常温で固体であるために、磁気ヘッドが目詰まりを起こ
し易いという欠点も持っている。
ち、飽和型亜リン酸エステルは、凝集性が高く、前記パ
ーフルオロポリエーテルと混合塗布を行った場合、両者
は相溶性が低いため分離してしまう。このことは、酸水
溶液サンプルを浸漬することで酸により磁性層が溶かさ
れていくのを潤滑剤がどの程度保護できるかを見るテス
ト(酸溶液浸漬テスト)において、亜リン酸エステルが
凝集していた場所の耐酸性が悪くまだら模様を生じるこ
とにより判った。また、この飽和型亜リン酸エステルは
常温で固体であるために、磁気ヘッドが目詰まりを起こ
し易いという欠点も持っている。
【0014】一方、不飽和型亜リン酸エステルは、飽和
型に比較して凝集性は低いが、高温低湿の厳しい環境下
における耐久性はそれ程向上しないという弱点がある。
型に比較して凝集性は低いが、高温低湿の厳しい環境下
における耐久性はそれ程向上しないという弱点がある。
【0015】本発明者は、上記状況に基づいて鋭意検討
した結果、前記飽和型亜リン酸エステル、不飽和型亜リ
ン酸エステル及び末端に官能基を有するパーフルオロポ
リエーテルを併用することによって、高温低湿の厳しい
環境下であっても、走行耐久性及び磁性層の耐久性(耐
摩耗性)を顕著に向上することのできるオーバーコート
層を設けることができることを見出し、本発明の磁気記
録媒体を完成したものである。
した結果、前記飽和型亜リン酸エステル、不飽和型亜リ
ン酸エステル及び末端に官能基を有するパーフルオロポ
リエーテルを併用することによって、高温低湿の厳しい
環境下であっても、走行耐久性及び磁性層の耐久性(耐
摩耗性)を顕著に向上することのできるオーバーコート
層を設けることができることを見出し、本発明の磁気記
録媒体を完成したものである。
【0016】本発明において使用することのできる飽和
型亜リン酸エステルは、一般式(Cn2+1O)3 P〔式
中、nは10〜20の整数である。〕で表されるものであ
り、例えばトリアラキジルホスファイト(C20H41O)
3 P、トリステアリルホスファイト(C18H37O)
3 P、トリパルミチルホスファイト(C16H33O)
3 P、トリミリスチルホスファイト(C14H29O)
3 P、トリラウリルホスファイト(C12H25O)3 P、
トリデシルホスファイト(C10H21O)3 P等が挙げら
れる。
型亜リン酸エステルは、一般式(Cn2+1O)3 P〔式
中、nは10〜20の整数である。〕で表されるものであ
り、例えばトリアラキジルホスファイト(C20H41O)
3 P、トリステアリルホスファイト(C18H37O)
3 P、トリパルミチルホスファイト(C16H33O)
3 P、トリミリスチルホスファイト(C14H29O)
3 P、トリラウリルホスファイト(C12H25O)3 P、
トリデシルホスファイト(C10H21O)3 P等が挙げら
れる。
【0017】また、不飽和型亜リン酸エステルは、一般
式(Cm H2l-1O)3 P〔式中、mは10〜20の整数であ
り、lはl≦mの条件を満たす整数である。〕で表され
るものであり、例えばトリエイコセニルホスファイト
(C20H39O)3 P、トリオレイルホスファイト(C18
H35O)3 P、トリパルミトレイルホスファイト(C16
H31O)3 P、トリミリストレイルホスファイト(C14
H27O)3 P、トリリンデルホスファイト(C12H
23O)3 P等が挙げられる。
式(Cm H2l-1O)3 P〔式中、mは10〜20の整数であ
り、lはl≦mの条件を満たす整数である。〕で表され
るものであり、例えばトリエイコセニルホスファイト
(C20H39O)3 P、トリオレイルホスファイト(C18
H35O)3 P、トリパルミトレイルホスファイト(C16
H31O)3 P、トリミリストレイルホスファイト(C14
H27O)3 P、トリリンデルホスファイト(C12H
23O)3 P等が挙げられる。
【0018】更に、末端に官能基を有するパーフルオロ
ポリエーテルとしては、どのようなものでも良いが、次
の条件を満たすものが好ましい。即ち、全フッ素置換さ
れたオキシメチレン基、オキシエチレン基、オキシプロ
ピレン基又はオキシイソプロピレン基の1種以上からな
るパーフルオロポリアルキレングリコールのモノエーテ
ル又はジエーテールであって、少なくとも一方の末端側
(モノエーテルの場合は−OH末端側)が、置換又は非
置換のエステル、アミノ基、酸アミド基、水酸基、含窒
素複素環基、ホスホニトリルアミド基又はアリール基の
うちの一種又は2種以上で変性されている末端変性パー
フルオロポリエーテルが好ましい。
ポリエーテルとしては、どのようなものでも良いが、次
の条件を満たすものが好ましい。即ち、全フッ素置換さ
れたオキシメチレン基、オキシエチレン基、オキシプロ
ピレン基又はオキシイソプロピレン基の1種以上からな
るパーフルオロポリアルキレングリコールのモノエーテ
ル又はジエーテールであって、少なくとも一方の末端側
(モノエーテルの場合は−OH末端側)が、置換又は非
置換のエステル、アミノ基、酸アミド基、水酸基、含窒
素複素環基、ホスホニトリルアミド基又はアリール基の
うちの一種又は2種以上で変性されている末端変性パー
フルオロポリエーテルが好ましい。
【0019】上記の末端変性がカルボン酸のような酸性
タイプのもので行われた場合は、本発明に用いた化合物
(a)或は(b)と化学反応を起こして耐久性・耐食性
を劣化させることがあるため好ましくない。
タイプのもので行われた場合は、本発明に用いた化合物
(a)或は(b)と化学反応を起こして耐久性・耐食性
を劣化させることがあるため好ましくない。
【0020】化合物(c)の具体例としては、以下のよ
うなものが挙げられる
うなものが挙げられる
【化1】
【0021】本発明に係るこれ迄に説明した3種の化合
物は、磁性層表面に別々に塗布、吹きつけ等を行い、重
層の形としてもよいが、混合液として使用することもで
きる。混合使用する場合、(飽和型亜リン酸エステ
ル):(不飽和型亜リン酸エステル)の混合比(重量
比)が10:2或はこれ以上に不飽和型亜リン酸エステル
を増した混合液を、末端に官能基を有するパーフルオロ
ポリエーテルと混合した場合には、酸溶液浸漬テストに
おいてまだら模様が見られなくなる。即ち、相溶性が向
上するので好ましい。しかし、耐久性向上の面からは逆
に飽和型亜リン酸エステルの比率が高いことが好まし
い。また、ヘッド目詰まりに対しては不飽和型亜リン酸
エステルを多くしたほうがよい。即ち、これらの条件を
勘案すると上記の混合比は、10:3〜10:15であること
が一層好ましい。
物は、磁性層表面に別々に塗布、吹きつけ等を行い、重
層の形としてもよいが、混合液として使用することもで
きる。混合使用する場合、(飽和型亜リン酸エステ
ル):(不飽和型亜リン酸エステル)の混合比(重量
比)が10:2或はこれ以上に不飽和型亜リン酸エステル
を増した混合液を、末端に官能基を有するパーフルオロ
ポリエーテルと混合した場合には、酸溶液浸漬テストに
おいてまだら模様が見られなくなる。即ち、相溶性が向
上するので好ましい。しかし、耐久性向上の面からは逆
に飽和型亜リン酸エステルの比率が高いことが好まし
い。また、ヘッド目詰まりに対しては不飽和型亜リン酸
エステルを多くしたほうがよい。即ち、これらの条件を
勘案すると上記の混合比は、10:3〜10:15であること
が一層好ましい。
【0022】また、亜リン酸エステルの炭素鎖が20より
も大きなものは、飽和型亜リン酸エステルはもとより不
飽和型亜リン酸エステルにおいても磁気ヘッド上に付着
し、磁気ヘッド目詰まりを発生し易いといった欠点を持
っており、一方、炭素鎖が10よりも小さい亜リン酸エス
テルは、亜リン酸基の磁性層に対する分子の配向度が低
下し、耐食性において十分な特性を得られないといった
欠点を持つ。従って、本発明で用いられる亜リン酸エス
テルの炭素鎖は、飽和型亜リン酸エステル、不飽和型亜
リン酸エステルともに10〜20の範囲内である必要がある
が、14〜18が好ましく、更には16〜18が好ましい。
も大きなものは、飽和型亜リン酸エステルはもとより不
飽和型亜リン酸エステルにおいても磁気ヘッド上に付着
し、磁気ヘッド目詰まりを発生し易いといった欠点を持
っており、一方、炭素鎖が10よりも小さい亜リン酸エス
テルは、亜リン酸基の磁性層に対する分子の配向度が低
下し、耐食性において十分な特性を得られないといった
欠点を持つ。従って、本発明で用いられる亜リン酸エス
テルの炭素鎖は、飽和型亜リン酸エステル、不飽和型亜
リン酸エステルともに10〜20の範囲内である必要がある
が、14〜18が好ましく、更には16〜18が好ましい。
【0023】更に、末端に官能基を有するパーフルオロ
ポリエーテルは、前記の飽和型及び不飽和型亜リン酸エ
ステルの混合液との添加比率(重量比)が100 :3〜10
0 :50であることが好ましく、更には100 :5〜100 :
30であることが好ましい。上記の亜リン酸エステル混合
液の比が100 :3よりも小さい場合は、亜リン酸エステ
ルが高温低湿での耐久性を向上させる効果を示さなくな
ることがあり、また100 :50を超える場合はパーフルオ
ロポリエーテルの潤滑性をも阻害して、ジッターが高く
なったり、常温常湿での耐久性を低下させる。
ポリエーテルは、前記の飽和型及び不飽和型亜リン酸エ
ステルの混合液との添加比率(重量比)が100 :3〜10
0 :50であることが好ましく、更には100 :5〜100 :
30であることが好ましい。上記の亜リン酸エステル混合
液の比が100 :3よりも小さい場合は、亜リン酸エステ
ルが高温低湿での耐久性を向上させる効果を示さなくな
ることがあり、また100 :50を超える場合はパーフルオ
ロポリエーテルの潤滑性をも阻害して、ジッターが高く
なったり、常温常湿での耐久性を低下させる。
【0024】本発明に係る磁気記録媒体は、図1に示す
ように支持体1の上に磁性層2を設け、更にその上に前
記の潤滑効果を有するオーバーコート層4を設けたもの
である。磁性層2は2層或はそれ以上の重層であっても
よい。
ように支持体1の上に磁性層2を設け、更にその上に前
記の潤滑効果を有するオーバーコート層4を設けたもの
である。磁性層2は2層或はそれ以上の重層であっても
よい。
【0025】上記の各層以外に、バックコート層3を設
けてもよく、また、磁性層2に近接して導電性層(図示
せず)を設けてもよい。
けてもよく、また、磁性層2に近接して導電性層(図示
せず)を設けてもよい。
【0026】前記の支持体としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステ
ル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、芳香族系
ポリアミド類、セルロース誘導体、ビニル系樹脂等のフ
ィルムが挙げられる。
フタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステ
ル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、芳香族系
ポリアミド類、セルロース誘導体、ビニル系樹脂等のフ
ィルムが挙げられる。
【0027】上記支持体には、みみず状突起及び/又は
粒状突起を形成し、後記の強磁性金属薄膜表面の粗さあ
るいは形状をコントロールすることができる。このみみ
ず状突起は、例えば支持体上に高分子物質を塗布し乾燥
した後延伸することにより形成される。
粒状突起を形成し、後記の強磁性金属薄膜表面の粗さあ
るいは形状をコントロールすることができる。このみみ
ず状突起は、例えば支持体上に高分子物質を塗布し乾燥
した後延伸することにより形成される。
【0028】一方、粒状突起は、高分子フィルム成膜時
に粒径50Å〜3000Å程度の無機粒子を分散させて内部に
保持するか、またはバインダー中に有機微粒子あるいは
シリカ、金属の微粒子等を分散させ、支持体の下引き層
として塗布又は付着させることにより形成する。この粒
状突起の高さは50Å〜1000Å、さらに好ましく100 Å〜
500 Åである。密度は103 〜1010個/100 mm2 であるこ
とが好ましい。これらの突起を形成することにより耐久
性、走行性を更に改善することが可能である。
に粒径50Å〜3000Å程度の無機粒子を分散させて内部に
保持するか、またはバインダー中に有機微粒子あるいは
シリカ、金属の微粒子等を分散させ、支持体の下引き層
として塗布又は付着させることにより形成する。この粒
状突起の高さは50Å〜1000Å、さらに好ましく100 Å〜
500 Åである。密度は103 〜1010個/100 mm2 であるこ
とが好ましい。これらの突起を形成することにより耐久
性、走行性を更に改善することが可能である。
【0029】一方、磁性層については、磁性粉としてγ
−Fe2 O3 、CO含有又は被着のγ−Fe2 O3 、C
rO2 等の酸化物強磁性粉末あるいは、Fe、Co、N
i等を主成分とする合金磁性粉末等の粉末磁性材料を用
い、これを他の添加剤とともに塩化ビニル−酢酸ビニル
系共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の
有機バインダー中に分散せしめた磁性塗料を塗布・乾燥
することにより作成される塗布型方式のもの、或は、支
持体上に、Fe、Co、Ni、Co−Ni合金、Co−
Cr合金、Fe−Co合金等の強磁性金属材料を用い
て、真空蒸着方やイオンプレーティング法、スパッタリ
ング法等の真空薄膜形成技術により連続薄膜として強磁
性金属薄膜を形成する方式等がある。
−Fe2 O3 、CO含有又は被着のγ−Fe2 O3 、C
rO2 等の酸化物強磁性粉末あるいは、Fe、Co、N
i等を主成分とする合金磁性粉末等の粉末磁性材料を用
い、これを他の添加剤とともに塩化ビニル−酢酸ビニル
系共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の
有機バインダー中に分散せしめた磁性塗料を塗布・乾燥
することにより作成される塗布型方式のもの、或は、支
持体上に、Fe、Co、Ni、Co−Ni合金、Co−
Cr合金、Fe−Co合金等の強磁性金属材料を用い
て、真空蒸着方やイオンプレーティング法、スパッタリ
ング法等の真空薄膜形成技術により連続薄膜として強磁
性金属薄膜を形成する方式等がある。
【0030】本発明の構成により成るオーバーコート層
は、上記の方式のうち、後者の方式において特に顕著な
効果を示す。
は、上記の方式のうち、後者の方式において特に顕著な
効果を示す。
【0031】上記真空蒸着法は、10-4〜10-8Torrの真空
下で強磁性金属材料を電子ビーム加熱等で蒸発させ支持
体上に被着させる方法であり、さらに、抗磁力を上げる
ため上記強磁性金属材料を支持体上に斜めに被着させた
り、酸素雰囲気中で蒸着し強磁性金属薄膜を酸化させる
ことも可能である。
下で強磁性金属材料を電子ビーム加熱等で蒸発させ支持
体上に被着させる方法であり、さらに、抗磁力を上げる
ため上記強磁性金属材料を支持体上に斜めに被着させた
り、酸素雰囲気中で蒸着し強磁性金属薄膜を酸化させる
ことも可能である。
【0032】このような強磁性金属薄膜を形成する際に
使用される強磁性金属材料は既述したが、中でもCo−
Ni合金でNi含有率が30wt%以下の物が性能上好まし
い。また磁性層の膜厚は、500 Å〜10000 Åが好まし
く、更に好ましくは800 Å〜2500Åである。
使用される強磁性金属材料は既述したが、中でもCo−
Ni合金でNi含有率が30wt%以下の物が性能上好まし
い。また磁性層の膜厚は、500 Å〜10000 Åが好まし
く、更に好ましくは800 Å〜2500Åである。
【0033】また、支持体の強磁性金属薄膜が設けられ
る反対の面にバックコート層を形成する場合には、該バ
ックコート層は塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル、
フェノール樹脂、ポウレタン樹脂等のバインダー樹脂を
一種以上用い、導電性カーボンブラックを一種類或は粒
径または化学的性質の違う種類のカーボンブラックを二
種以上一緒に分散させるか又は別々に分散させた塗液を
支持体上に塗布して形成する。この分散時に使用される
有機溶剤としては、シクロヘキサノン、トルエン、メチ
ルエチルケトン、ベンゼン等が挙げられる。また、表面
性または耐久性改善のために無機顔料をカーボンブラッ
クと共に分散させてもよい。
る反対の面にバックコート層を形成する場合には、該バ
ックコート層は塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル、
フェノール樹脂、ポウレタン樹脂等のバインダー樹脂を
一種以上用い、導電性カーボンブラックを一種類或は粒
径または化学的性質の違う種類のカーボンブラックを二
種以上一緒に分散させるか又は別々に分散させた塗液を
支持体上に塗布して形成する。この分散時に使用される
有機溶剤としては、シクロヘキサノン、トルエン、メチ
ルエチルケトン、ベンゼン等が挙げられる。また、表面
性または耐久性改善のために無機顔料をカーボンブラッ
クと共に分散させてもよい。
【0034】本発明の構成のオーバーコート層を強磁性
金属薄膜上に形成させる方法としては、前記3成分の混
合液を溶媒(例えばフレオンTF、FC−77)に溶解
し、得られた溶液を強磁性金属薄膜の表面に塗布もしく
は吹き付けるか、あるいは溶液中に同薄膜を浸漬した後
乾燥させてもよい。また、上記混合液をスパッタリン
グ、イオンプレーティングまたは、プラズマ重合等の方
法で直接被着させてもよい。これらの方法でオーバーコ
ート層を形成することにより耐久性は良好に保たれる。
金属薄膜上に形成させる方法としては、前記3成分の混
合液を溶媒(例えばフレオンTF、FC−77)に溶解
し、得られた溶液を強磁性金属薄膜の表面に塗布もしく
は吹き付けるか、あるいは溶液中に同薄膜を浸漬した後
乾燥させてもよい。また、上記混合液をスパッタリン
グ、イオンプレーティングまたは、プラズマ重合等の方
法で直接被着させてもよい。これらの方法でオーバーコ
ート層を形成することにより耐久性は良好に保たれる。
【0035】更に、本発明に基づく前記混合液を、従来
公知の潤滑剤と混合して用い使用可能な温度範囲を広げ
てもよい。併用して使用してもよい潤滑剤としては、脂
肪酸またはその金属塩、脂肪酸アミド、脂肪酸エステ
ル、パーフルオロアルキルカルボン酸またはその金属
塩、パーフルオロアルキルカルボン酸エステル、パーフ
ルオロアルキルスルホン酸、またはそのアンモニウム塩
等が挙げられる。特に、パーフルオロアルキルカルボン
酸エステルの併用は低温に於ける潤滑性を改善する効果
がある。このような潤滑剤の添加量は、上記混合液に対
して200 重量%以下とすることが好ましい。
公知の潤滑剤と混合して用い使用可能な温度範囲を広げ
てもよい。併用して使用してもよい潤滑剤としては、脂
肪酸またはその金属塩、脂肪酸アミド、脂肪酸エステ
ル、パーフルオロアルキルカルボン酸またはその金属
塩、パーフルオロアルキルカルボン酸エステル、パーフ
ルオロアルキルスルホン酸、またはそのアンモニウム塩
等が挙げられる。特に、パーフルオロアルキルカルボン
酸エステルの併用は低温に於ける潤滑性を改善する効果
がある。このような潤滑剤の添加量は、上記混合液に対
して200 重量%以下とすることが好ましい。
【0036】更に、防錆剤(例えば、アルキルフェノー
ル、ハイドロキノン、クレゾール、ナフトール類)や極
圧剤(例えば、トリオレイルホスフェートのようなリン
酸系極圧剤、硫化ジメチルのようなイオウ系極圧剤、チ
オホスフェート類のような複合型極圧剤)を併用しても
よい。これらの添加剤の量は、前記混合液に対して200
重量%以下とすることが好ましい。
ル、ハイドロキノン、クレゾール、ナフトール類)や極
圧剤(例えば、トリオレイルホスフェートのようなリン
酸系極圧剤、硫化ジメチルのようなイオウ系極圧剤、チ
オホスフェート類のような複合型極圧剤)を併用しても
よい。これらの添加剤の量は、前記混合液に対して200
重量%以下とすることが好ましい。
【0037】本発明に基づいて形成されるオーバーコー
ト層は、膜厚が5Å〜500 Åが好ましく、10Å〜250 Å
が更に好ましい。この膜厚が5Å未満では、走行安定
性、耐久性等の効果が出難いく、逆に500 Åを超える
と、貼り付きが起きたりスペーシングロスが大きくなる
ため、実用的でなくなる恐れがある。
ト層は、膜厚が5Å〜500 Åが好ましく、10Å〜250 Å
が更に好ましい。この膜厚が5Å未満では、走行安定
性、耐久性等の効果が出難いく、逆に500 Åを超える
と、貼り付きが起きたりスペーシングロスが大きくなる
ため、実用的でなくなる恐れがある。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに説明
する。成分、割合、操作順序等は、本発明の精神から逸
脱しない範囲において種々変更しうる。
する。成分、割合、操作順序等は、本発明の精神から逸
脱しない範囲において種々変更しうる。
【0039】実施例1〜18、比較例1〜32
10μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜め
蒸着法によりCo−Niの合金を被着させ、膜厚2000Å
の強磁性金属薄膜を形成した。次に、この強磁性金属薄
膜表面に、表1の化合物を表2の組合わせに従って塗布
を行った。塗布量及び各組成比(重量比)は表2に示し
た。これを8mm幅に裁断し、サンプルテープを作成し
た。
蒸着法によりCo−Niの合金を被着させ、膜厚2000Å
の強磁性金属薄膜を形成した。次に、この強磁性金属薄
膜表面に、表1の化合物を表2の組合わせに従って塗布
を行った。塗布量及び各組成比(重量比)は表2に示し
た。これを8mm幅に裁断し、サンプルテープを作成し
た。
【0040】作成された各サンプルテープについて、20
℃60%RH及び40℃20%RH条件下での耐久性の測定及
び酸性溶液浸漬テストにおける磁性層表面の溶解の様子
を観察した。これらの結果を表3に示す。耐久性は、1
回につき5分間の再生を行い、出力が−3db低下する
迄の回数で評価した。また、酸浸漬テストには0.1mol/
1酢酸溶液を用いた。
℃60%RH及び40℃20%RH条件下での耐久性の測定及
び酸性溶液浸漬テストにおける磁性層表面の溶解の様子
を観察した。これらの結果を表3に示す。耐久性は、1
回につき5分間の再生を行い、出力が−3db低下する
迄の回数で評価した。また、酸浸漬テストには0.1mol/
1酢酸溶液を用いた。
【0041】実施例19、比較例33、34
Fe−Al系強磁性金属粉末 100重量部
スルホン酸ナトリウム基含有ポリウレタン 10 〃
スルホン酸カリウム基含有塩化ビニル系樹脂 10 〃
α−アルミナ 8 〃
ステアリン酸 1 〃
ブチルステアレート 1 〃
シクロヘキサノン 100 〃
メチルエチルケトン 100 〃
トルエン 100 〃
【0042】上記組成物にTDI系イソシアネート化合
物を5重量部添加混合して磁性塗料とした。この塗料を
実施例1と同じポリエチレンテレフタレートフィルムに
塗布し、その後配向、乾燥した。このフィルム上に実施
例1、11及び比較例1、11と同じ化合物組み合わせの保
護層(及び潤滑層)を形成し、これを8mm幅に裁断して
サンプルテープを作成した。
物を5重量部添加混合して磁性塗料とした。この塗料を
実施例1と同じポリエチレンテレフタレートフィルムに
塗布し、その後配向、乾燥した。このフィルム上に実施
例1、11及び比較例1、11と同じ化合物組み合わせの保
護層(及び潤滑層)を形成し、これを8mm幅に裁断して
サンプルテープを作成した。
【0043】
【化2】
(IV)比較例用化合物
17 (C22H45O)3 P
18 (C8 H17O)3 P
19 (C22H43O)3 P
20 (C8 H15O)3 P
【0044】上表中のRfは、
【化3】
を表す。
【0045】
表2
化合物組合せ 塗布量(mg/m2) 及び比率
A B C A B C A:B:C
──────────────────────────────
実施例
1 1 6 11 1.6 0.8 16 10:5:100
2 〃 〃 12 〃 〃 〃 〃
3 〃 〃 13 〃 〃 〃 〃
4 〃 〃 14 〃 〃 〃 〃
5 〃 〃 15 〃 〃 〃 〃
6 〃 〃 16 〃 〃 〃 〃
7 2 〃 11 〃 〃 〃 〃
8 3 〃 〃 〃 〃 〃 〃
9 4 〃 〃 〃 〃 〃 〃
10 5 〃 〃 〃 〃 〃 〃
11 1 7 〃 〃 〃 〃 〃
12 〃 8 〃 〃 〃 〃 〃
13 〃 9 〃 〃 〃 〃 〃
14 〃 10 〃 〃 〃 〃 〃
15 〃 6 〃 〃 0.5 〃 10:3:100
16 〃 〃 〃 〃 2.4 〃 10:15:100
17 〃 〃 〃 〃 0.3 〃 10:2:100
18 〃 〃 〃 〃 2.6 〃 10:16:100
19 〃 〃 〃 2.4 1.2 24 10:5:100
比較例
1 1 − 11 1.6 − 16 10:5:100
2 2 − 〃 〃 − 〃 10:0:100
3 3 − 〃 〃 − 〃 〃
4 4 − 〃 〃 − 〃 〃
5 5 − 〃 〃 − 〃 〃
6 − 6 〃 − 0.8 〃 0:5:100
7 − 7 〃 − 〃 〃 〃
8 − 8 〃 − 〃 〃 〃
9 − 9 〃 − 〃 〃 〃
10 − 10 〃 − 〃 〃 〃
11 1 6 − 1.6 〃 − 10:5:0
12 〃 − − 〃 − − −
13 2 − − 〃 − − −
14 3 − − 〃 − − −
15 4 − − 〃 − − −
16 5 − − 〃 − − −
17 − 6 − − 0.8 − −
18 − 7 − − 〃 − −
19 − 8 − − 〃 − −
20 − 9 − − 〃 − −
21 − 10 − − 〃 16 −
22 − − 11 − − 〃 −
23 − − 12 − − 〃 −
24 − − 13 − − 〃 −
25 − − 14 − − 〃 −
26 − − 15 − − 〃 −
27 − − 16 − − 〃 −
28 17 6 11 1.6 0.8 〃 10:5:100
29 18 6 〃 〃 〃 〃 〃
30 1 19 〃 〃 〃 〃 〃
31 1 20 〃 〃 〃 〃 〃
32 − − − − − − −
33 1 − 11 2.4 − 2.4 10:0:100
34 1 6 − 〃 1.2 − 10:5:0
*表中、Aは飽和型亜リン酸エステルを、Bは不飽和型
亜リン酸エステルを、Cは末端官能基置換パーフルオロ
ポリエーテルを示す。また、化合物組み合わせを欄の各
数字は、表1の化合物番号に対応している。
亜リン酸エステルを、Cは末端官能基置換パーフルオロ
ポリエーテルを示す。また、化合物組み合わせを欄の各
数字は、表1の化合物番号に対応している。
【0046】
表3
ヘッド 20℃60%RH 40℃20%RH 酸溶液浸漬
目詰まり 耐久性パス数 耐久性パス数 テスト
───────────────────────────────────
実施例
1 ○ 200 160 問題なし
2 ○ 200 140 問題なし
3 ○ 170 110 問題なし
4 ○ 190 140 問題なし
5 ○ 150 90 問題なし
6 ○ 200 150 問題なし
7 ○ 200 160 問題なし
8 ○ 200 160 問題なし
9 ○ 200 160 問題なし
10 ○ 200 160 問題なし
11 ○ 200 160 問題なし
12 ○ 200 160 問題なし
13 ○ 200 160 問題なし
14 ○ 200 160 問題なし
15 ○ 200 170 問題なし
16 ○ 190 150 問題なし
17 ○ 200 170 僅かにまだら発生
18 ○ 190 140 問題なし
19 ○ 200 130 ──
比較例
1 △ 200 160 まだら発生
2 △ 200 160 まだら発生
3 △ 200 160 まだら発生
4 × 200 160 まだら発生
5 △ 200 160 まだら発生
6 ○ 200 90 問題なし
7 ○ 200 80 問題なし
8 ○ 200 80 問題なし
9 ○ 200 90 問題なし
10 ○ 200 70 問題なし
11 × 70 50 表面溶解
12 × 90 80 表面溶解
13 × 90 80 表面溶解
14 × 90 80 表面溶解
15 × 90 80 表面溶解
16 × 80 60 表面溶解
17 ○ 70 30 表面溶解
18 ○ 70 30 表面溶解
19 ○ 70 30 表面溶解
20 ○ 70 30 表面溶解
21 ○ 60 30 表面溶解
22 ○ 200 30 問題なし
23 ○ 180 30 問題なし
24 ○ 150 30 問題なし
25 ○ 170 30 問題なし
26 ○ 130 30 問題なし
27 ○ 200 40 問題なし
28 △ 200 160 問題なし
29 ○ 200 140 表面溶解
30 △ 200 160 問題なし
31 ○ 200 160 表面溶解
32 × 30 10 表面溶解大
33 △ 200 140 ───
34 ○ 200 100 ───
【0047】表3の結果から明らかなように、本発明に
基づく各実施例の磁気テープは走行が安定しており、20
℃60%RHでの耐久性はもとより40℃20%RH耐久性も
向上している。また、酸浸漬テストにおけるまだら模様
の発生やヘッド目詰まりはみられなかった。
基づく各実施例の磁気テープは走行が安定しており、20
℃60%RHでの耐久性はもとより40℃20%RH耐久性も
向上している。また、酸浸漬テストにおけるまだら模様
の発生やヘッド目詰まりはみられなかった。
【0048】これに対して比較例中、末端官能基置換の
パーフルオロポリエーテルのみを塗布しているのでは40
℃20%RH耐久性が不十分であり、飽和型亜リン酸エス
テルのみと混合した場合には、酸浸漬時のまだら模様や
ヘッド目詰まりの傾向が見られ、不飽和型亜リン酸エス
テルのみと混合したものでは、まだら模様は見られない
が40℃20%RH耐久性向上の効果が小さい。また、亜リ
ン酸エステル類だけでは十分な耐久性や耐酸性を確保で
きない。またリン酸エステルの炭素鎖が20より大きいも
のや10より小さいものではヘッド目詰まりや耐酸性にお
いて不十分な面が見られる。
パーフルオロポリエーテルのみを塗布しているのでは40
℃20%RH耐久性が不十分であり、飽和型亜リン酸エス
テルのみと混合した場合には、酸浸漬時のまだら模様や
ヘッド目詰まりの傾向が見られ、不飽和型亜リン酸エス
テルのみと混合したものでは、まだら模様は見られない
が40℃20%RH耐久性向上の効果が小さい。また、亜リ
ン酸エステル類だけでは十分な耐久性や耐酸性を確保で
きない。またリン酸エステルの炭素鎖が20より大きいも
のや10より小さいものではヘッド目詰まりや耐酸性にお
いて不十分な面が見られる。
【0049】以上の説明から明らかなように、末端官能
基置換のパーフルオロポリエーテルと飽和型亜リン酸エ
ステルと不飽和型亜リン酸エステルとを混合した本発明
に基づく潤滑剤を強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体にオ
ーバーコート層として使用することにより、特に40℃20
%RH耐久性を向上させると共に亜リン酸エステル凝集
により発生する塗布むらを防止し、耐酸性等の保存特性
も安定した信頼性の高い磁気記録媒体を形成することが
できる。
基置換のパーフルオロポリエーテルと飽和型亜リン酸エ
ステルと不飽和型亜リン酸エステルとを混合した本発明
に基づく潤滑剤を強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体にオ
ーバーコート層として使用することにより、特に40℃20
%RH耐久性を向上させると共に亜リン酸エステル凝集
により発生する塗布むらを防止し、耐酸性等の保存特性
も安定した信頼性の高い磁気記録媒体を形成することが
できる。
【図1】磁気記録媒体の断面図の一例である。
1 支持体
2 磁性層
3 バックコート層
4 オーバーコート層
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体上に、磁性層及びオーバーコート
層をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、前記オ
ーバーコート層が (1)一般式 (Cn H2n+1O)3 P 〔式中、nは10〜20の整数である。〕で表される直鎖脂
肪族飽和炭化水素の亜リン酸エステル、 (2)一般式 (Cm H2l-1O)3 P 〔式中、mは10〜20の整数であり、lはl≦mの条件を
満たす整数である。〕で表される直鎖脂肪族不飽和炭化
水素の亜リン酸エステル、及び、 (3)末端に官能基を有するパーフルオロポリエーテル
を含有することを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 前記磁性層が、強磁性金属薄膜磁性層で
ある請求項1に記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190976A JPH0512655A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190976A JPH0512655A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512655A true JPH0512655A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16266804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3190976A Pending JPH0512655A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0512655A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6957542B1 (en) * | 1999-11-09 | 2005-10-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel tank system |
| JP2014509677A (ja) * | 2011-03-31 | 2014-04-21 | シーゲイト テクノロジー エルエルシー | 潤滑性組成物 |
| WO2019039200A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2019-02-28 | 昭和電工株式会社 | 含フッ素エーテル化合物、磁気記録媒体用潤滑剤および磁気記録媒体 |
| US11879109B2 (en) | 2019-09-18 | 2024-01-23 | Resonac Corporation | Fluorine-containing ether compound, lubricant for magnetic recording medium, and magnetic recording medium |
| US11905365B2 (en) | 2019-12-26 | 2024-02-20 | Resonac Corporation | Fluorine-containing ether compound, lubricant for magnetic recording medium, and magnetic recording medium |
| US12100434B2 (en) | 2020-02-07 | 2024-09-24 | Resonac Corporation | Fluorine-containing ether compound, lubricant for magnetic recording medium, and magnetic recording medium |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3190976A patent/JPH0512655A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6957542B1 (en) * | 1999-11-09 | 2005-10-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel tank system |
| JP2014509677A (ja) * | 2011-03-31 | 2014-04-21 | シーゲイト テクノロジー エルエルシー | 潤滑性組成物 |
| EP2691499A4 (en) * | 2011-03-31 | 2014-09-10 | Seagate Technology Llc | LUBRICANT COMPOSITIONS |
| WO2019039200A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2019-02-28 | 昭和電工株式会社 | 含フッ素エーテル化合物、磁気記録媒体用潤滑剤および磁気記録媒体 |
| JPWO2019039200A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2020-07-30 | 昭和電工株式会社 | 含フッ素エーテル化合物、磁気記録媒体用潤滑剤および磁気記録媒体 |
| US11639330B2 (en) | 2017-08-21 | 2023-05-02 | Showa Denko K.K. | Fluorine-containing ether compound, lubricant for magnetic recording medium, and magnetic recording medium |
| US11879109B2 (en) | 2019-09-18 | 2024-01-23 | Resonac Corporation | Fluorine-containing ether compound, lubricant for magnetic recording medium, and magnetic recording medium |
| US11905365B2 (en) | 2019-12-26 | 2024-02-20 | Resonac Corporation | Fluorine-containing ether compound, lubricant for magnetic recording medium, and magnetic recording medium |
| US12100434B2 (en) | 2020-02-07 | 2024-09-24 | Resonac Corporation | Fluorine-containing ether compound, lubricant for magnetic recording medium, and magnetic recording medium |
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