JPH0514744B2 - - Google Patents
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- JPH0514744B2 JPH0514744B2 JP59076626A JP7662684A JPH0514744B2 JP H0514744 B2 JPH0514744 B2 JP H0514744B2 JP 59076626 A JP59076626 A JP 59076626A JP 7662684 A JP7662684 A JP 7662684A JP H0514744 B2 JPH0514744 B2 JP H0514744B2
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Description
本発明はモノアゾ化合物及びそれを用いる疎水
性繊維の染色又は捺染法に関する。更に詳しくは
式() 〔式中、Xは水素原子又はメチル基を、Rは炭
素原子数が1から8までの分岐していてもよいア
ルキル基、又はアリル基を表わす〕で示されるモ
ノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色
又は捺染法に関する。 昨今衣料業界にあつては繊維製品の差別化指向
がつよく高級化、高付加価値化への道を歩みつつ
あり、この目的の為に染色布の調製にあたつても
様々な加工法が実用化されている。例えば染色布
の帯電防止加工や、風合仕上げ加工等である。 一方、繊維製品の染色法についても染色物の付
加価値を高める目的で最も一般的な染色法である
浸染法、パツド染色法等による無地染めだけでな
く複雑な模様柄の得られる捺染法、防抜染法によ
る染色が多くなつてきた。このうち防抜染法によ
つて染色においては防抜染剤によつて容易に染料
が無色の物質に分解されるか、繊維に染着性を示
さなくなるような構造をもつ染料を用いる必要が
ある。更にこの防抜染法においては防抜染剤によ
つて影響を受けないような染料を併用することに
よつて既に染色されている色(地色)とは異なる
色相に抜染部分を染色する方法(着色防抜染法)
も行われている。この様な場合には通常の染色特
性の他に使用する防抜染剤に対して十分耐性のあ
るいわゆる差し色適性のある染料を用いる必要が
ある。 このように種々の後加工を施したのちの堅牢度
にすぐれなおかつ多種多様の染色法に対応出来る
ような染料が要望されているのであるが、現在市
場で用いられている製品でこれらの要望に十分応
えられる品質のものは少ない。殊に前記した着色
防抜染法におけるアルカリ防抜染剤に十分耐性の
あるアゾ系青色染料は皆無に近かつた。 我々はこのような市場要求に応えるべく鋭意努
力した結果、前記式()で示されるモノアゾ染
料が、疎水性繊維特にポリエステル繊維に優れた
染着性を示し、かつ後続加工後の諸堅牢度、特に
水堅牢度に優れているばかりでなく、耐アルカリ
性が非常に優れており、アルカリ防抜染用の差し
色用染料として非常に優れていることを見出し本
発明に至つた。 最近採用の多くなつてきたアルカリ防抜染法に
おける青色系差し色染料としては、アゾ系染料に
は満足なものがなく、アンスラキノン系染料が主
として使われて来た。しかし、アンスラキノン系
染料は、アゾ系染料に比べ一般にカラーバリユー
が劣るほか、アルカリ防抜染法は通常とは異なる
アルカリ媒質中での染色であるためその染着性が
低下し、防染部を濃色に染色するには相当量の染
料使用を余儀なくされている。本発明に係るモノ
アゾ化合物をこのようなアルカリ防抜染法での差
し色染料として用いると、防抜染部が非常に鮮明
で濃青色に染色された着色抜染布が容易に得られ
るものである。 又本発明の化合物は一般の浸染法、捺染法、還
元抜染法に適用しても良好な染着性、抜染性を示
すと共に優れた堅牢度が得られる。前示式()
で示されるモノアゾ化合物は式() で示される3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベ
ンゾイソチアゾールを公知の方法でジアゾ化して
式() 〔式()中、X,Rは前記と同じ意味を表わ
す〕で示されるアニリン誘導体とカツプリングす
ることにより得られる。 式()で示されるカツプラーの具体的な例と
しては例えば次のようなものが挙げられる。 3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベンゾイソ
チアゾールを用いた染料が記載されている特許の
例としては特公昭45−12036があげられるが同公
報の実施例に記載されているものはN−ベンジル
アニリン誘導体、N−フエネチルアニリン誘導体
をカツプラーに用いたものであり、本発明の如き
N−γ−フエニルプロピルアニリン誘導体につい
ては全く記載されていない。 次に本願発明の化合物と公知の染料の水堅牢度
及びアルカリ耐性についての比較試験を示す。
性繊維の染色又は捺染法に関する。更に詳しくは
式() 〔式中、Xは水素原子又はメチル基を、Rは炭
素原子数が1から8までの分岐していてもよいア
ルキル基、又はアリル基を表わす〕で示されるモ
ノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色
又は捺染法に関する。 昨今衣料業界にあつては繊維製品の差別化指向
がつよく高級化、高付加価値化への道を歩みつつ
あり、この目的の為に染色布の調製にあたつても
様々な加工法が実用化されている。例えば染色布
の帯電防止加工や、風合仕上げ加工等である。 一方、繊維製品の染色法についても染色物の付
加価値を高める目的で最も一般的な染色法である
浸染法、パツド染色法等による無地染めだけでな
く複雑な模様柄の得られる捺染法、防抜染法によ
る染色が多くなつてきた。このうち防抜染法によ
つて染色においては防抜染剤によつて容易に染料
が無色の物質に分解されるか、繊維に染着性を示
さなくなるような構造をもつ染料を用いる必要が
ある。更にこの防抜染法においては防抜染剤によ
つて影響を受けないような染料を併用することに
よつて既に染色されている色(地色)とは異なる
色相に抜染部分を染色する方法(着色防抜染法)
も行われている。この様な場合には通常の染色特
性の他に使用する防抜染剤に対して十分耐性のあ
るいわゆる差し色適性のある染料を用いる必要が
ある。 このように種々の後加工を施したのちの堅牢度
にすぐれなおかつ多種多様の染色法に対応出来る
ような染料が要望されているのであるが、現在市
場で用いられている製品でこれらの要望に十分応
えられる品質のものは少ない。殊に前記した着色
防抜染法におけるアルカリ防抜染剤に十分耐性の
あるアゾ系青色染料は皆無に近かつた。 我々はこのような市場要求に応えるべく鋭意努
力した結果、前記式()で示されるモノアゾ染
料が、疎水性繊維特にポリエステル繊維に優れた
染着性を示し、かつ後続加工後の諸堅牢度、特に
水堅牢度に優れているばかりでなく、耐アルカリ
性が非常に優れており、アルカリ防抜染用の差し
色用染料として非常に優れていることを見出し本
発明に至つた。 最近採用の多くなつてきたアルカリ防抜染法に
おける青色系差し色染料としては、アゾ系染料に
は満足なものがなく、アンスラキノン系染料が主
として使われて来た。しかし、アンスラキノン系
染料は、アゾ系染料に比べ一般にカラーバリユー
が劣るほか、アルカリ防抜染法は通常とは異なる
アルカリ媒質中での染色であるためその染着性が
低下し、防染部を濃色に染色するには相当量の染
料使用を余儀なくされている。本発明に係るモノ
アゾ化合物をこのようなアルカリ防抜染法での差
し色染料として用いると、防抜染部が非常に鮮明
で濃青色に染色された着色抜染布が容易に得られ
るものである。 又本発明の化合物は一般の浸染法、捺染法、還
元抜染法に適用しても良好な染着性、抜染性を示
すと共に優れた堅牢度が得られる。前示式()
で示されるモノアゾ化合物は式() で示される3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベ
ンゾイソチアゾールを公知の方法でジアゾ化して
式() 〔式()中、X,Rは前記と同じ意味を表わ
す〕で示されるアニリン誘導体とカツプリングす
ることにより得られる。 式()で示されるカツプラーの具体的な例と
しては例えば次のようなものが挙げられる。 3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベンゾイソ
チアゾールを用いた染料が記載されている特許の
例としては特公昭45−12036があげられるが同公
報の実施例に記載されているものはN−ベンジル
アニリン誘導体、N−フエネチルアニリン誘導体
をカツプラーに用いたものであり、本発明の如き
N−γ−フエニルプロピルアニリン誘導体につい
ては全く記載されていない。 次に本願発明の化合物と公知の染料の水堅牢度
及びアルカリ耐性についての比較試験を示す。
【表】
【表】
【表】
以上の結果から明らかなように本発明の化合物
は水堅牢度、アルカリ耐性において公知の化合物
に比べはるかにすぐれている。 本発明のモノアゾ化合物を疎水性繊維に適用す
るには式()で示されるモノアゾ化合物に適当
な分散剤例えばナフタレンスルホン酸のホルマリ
ン縮合物或いはリグニンスルホン酸等のアニリン
分散剤、又はエチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドとのブロツク共重合物、アルキルフエノ
ールのエチレンオキサイド付加物等のノニオン活
性剤と少量の水を加えボールミル或いはサンドミ
ル等を用いて充分に湿式粉砕してからペースト状
で、又は乾燥して微粒子化染料として使用に供さ
れる。 本発明のモノアゾ化合物により染色できる疎水
性繊維としてはポリエステル繊維、ポリアミド繊
維、セルロースジアセテート繊維、セルロースト
リアセテート繊維等が挙げられるがポリエステル
繊維に適用した場合最もよい結果がえられる。 本発明のモノアゾ化合物を疎水性繊維、特にポ
リエステル繊維に染着させる方法としては、それ
自体公知の方法例えば、高温高圧(H.T.)染色
法、キヤリヤー(Ca)染色法、パツド染色法、
捺染法、サーモゾル染色法等が用いられる。 又本発明のモノアゾ化合物を用いて還元防抜染
を行うには、例えば、前記の方法により本発明の
モノアゾ化合物を染着させた布帛上、あるいはパ
ツド法又は印捺法によつて付与させ中間乾燥を行
つた布帛上に、還元防抜染剤及び防抜染補助剤を
含んだ還元防抜染糊を印捺した後、高温高圧スチ
ーミング又は高温スチーミングを施すことによつ
て行う。この場合還元防抜染糊を調製する為の還
元剤としては亜鉛未酸性亜硫酸ソーダ、塩化第1
錫、加工塩化第1錫、酢酸錫、デクロリン、ロン
ガリツト等があげられる。又アルカリ剤の共存下
でも安定して還元剤として働く糖類(例えばグル
コース、マンノース、ガラクトース、リボノー
ス、キシロース、アラビノース、乳糖、麦芽糖、
デキストリン、グルカン、グリコーゲン等)、二
酸化チオ尿素有機メルカプト化合物又は加熱時有
機メルカプト化合物を形成する有機イオウ化合物
(例えばエチルメルカプタン、2−メルカプトエ
タンスルホン酸、2−メルカプト酢酸、チオフエ
ノール、ジチオグリコール酸又はこれらのアルカ
リ塩類)も単独で又は混合して使用される。 更に本発明のモノアゾ化合物をアルカリ防抜染
における差し色染料として用いるには例えば次の
ような方法が行われる。 即ち予めアルカリ防抜染可能な染料を浸染法又
は捺染法等により染着させた布帛上、あるいはア
ルカリ防抜染可能な染料をバツド法又は印捺法に
より付与させ中間乾燥を行つた布帛上に本発明の
モノアゾ化合物、アルカリ防抜染剤、及びその他
の助剤からなる糊を印捺後、高温高圧スチーミン
グ又は高温スチーミングを施す。抜染部が青色に
染色された着色抜染布(染色布)がえられる。こ
の場合アルカリ防抜染剤としてはアルカリ及びア
ルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム)、
アルカリ金属と無機弱酸との塩(例えば、アルカ
リ金属の炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、ケイ酸
塩)、アルカリ金属と有機酸との塩(例えば、ア
ルカリ金属のギ酸塩)、アンモニア又は脂肪族ア
ミン(例えば、トリエチルアミン及びその誘導
体)等が挙げられ、これらは単独又は二種以上併
用することができる。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。
例中「部」及び「%」はそれぞれ重量部及び重量
%である。 実施例 1 3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベンゾイソ
チアゾール1.95部を濃硫酸24部に5℃以下で加
え、更に30分間撹拌溶解せしめた後、これを−40
℃まで冷却し、次に酢酸・プロピオン酸(4:
1)を10部、5℃以下で加えてから43%ニトロシ
ル硫酸3部を滴下した後、0〜5℃で3時間撹拌
した。こうして得たジアゾ液を5%硫酸15部にN
−エチル−N−γ−フエニルプロピルメタトルイ
ジン2.53部を溶かした溶液に適宜氷水を加えなが
ら5℃以下で滴下し、同温度で5時間撹拌を行つ
た。 次いでこの反応液を70℃に昇温し同温度で2時
間撹拌した後生成物を別し、水洗乾燥して下記
式()の化合物4.13部を得た。λmax(75%アセ
トン水溶液中)=626nm 実施例 2 3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベンゾイソ
チアゾール1.95部とN−ブチル−N−γ−フエニ
ルプロピル−メタトルイジン2.81部から実施例1
と同様の方法で下記式()4.38部を得た。
λmax(75%アセトン水溶液中)=627nm 実施例 3 実施例1で得られた式()の化合物3部、リ
グニンスルホン酸ソーダ3部、ナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物4部に水を加えスラリー
としボールミルで充分に湿式粉砕しスプレードラ
イヤーで乾燥して微粒子化染料をえた。 上記でえられた微粒子化染料3部を水3000部に
加え酢酸、酢酸ソーダでPHを5に調整した。この
染液にテトロン布(ポリエステル繊維)100部を
浸漬し130℃とし同温度で1時間染色した。次い
で水洗、還元洗浄、乾燥すると鮮明な青色の染色
布が得られ、このものの耐光、昇華、洗濯、水、
汗堅牢度が優れていた。特にヒートセツト処理し
たのちの水堅牢度は極めて良好であつた。 実施例 4〜13 実施例1〜2と同様に化合物を合成し次いで実
施例3と同様にしてそれらの微粒子化染料を得、
テトロン布の染色に供した。いずれも青系の染色
布を与えた。表2に化合物の構造式とそれらの
λmaxを示した。
は水堅牢度、アルカリ耐性において公知の化合物
に比べはるかにすぐれている。 本発明のモノアゾ化合物を疎水性繊維に適用す
るには式()で示されるモノアゾ化合物に適当
な分散剤例えばナフタレンスルホン酸のホルマリ
ン縮合物或いはリグニンスルホン酸等のアニリン
分散剤、又はエチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドとのブロツク共重合物、アルキルフエノ
ールのエチレンオキサイド付加物等のノニオン活
性剤と少量の水を加えボールミル或いはサンドミ
ル等を用いて充分に湿式粉砕してからペースト状
で、又は乾燥して微粒子化染料として使用に供さ
れる。 本発明のモノアゾ化合物により染色できる疎水
性繊維としてはポリエステル繊維、ポリアミド繊
維、セルロースジアセテート繊維、セルロースト
リアセテート繊維等が挙げられるがポリエステル
繊維に適用した場合最もよい結果がえられる。 本発明のモノアゾ化合物を疎水性繊維、特にポ
リエステル繊維に染着させる方法としては、それ
自体公知の方法例えば、高温高圧(H.T.)染色
法、キヤリヤー(Ca)染色法、パツド染色法、
捺染法、サーモゾル染色法等が用いられる。 又本発明のモノアゾ化合物を用いて還元防抜染
を行うには、例えば、前記の方法により本発明の
モノアゾ化合物を染着させた布帛上、あるいはパ
ツド法又は印捺法によつて付与させ中間乾燥を行
つた布帛上に、還元防抜染剤及び防抜染補助剤を
含んだ還元防抜染糊を印捺した後、高温高圧スチ
ーミング又は高温スチーミングを施すことによつ
て行う。この場合還元防抜染糊を調製する為の還
元剤としては亜鉛未酸性亜硫酸ソーダ、塩化第1
錫、加工塩化第1錫、酢酸錫、デクロリン、ロン
ガリツト等があげられる。又アルカリ剤の共存下
でも安定して還元剤として働く糖類(例えばグル
コース、マンノース、ガラクトース、リボノー
ス、キシロース、アラビノース、乳糖、麦芽糖、
デキストリン、グルカン、グリコーゲン等)、二
酸化チオ尿素有機メルカプト化合物又は加熱時有
機メルカプト化合物を形成する有機イオウ化合物
(例えばエチルメルカプタン、2−メルカプトエ
タンスルホン酸、2−メルカプト酢酸、チオフエ
ノール、ジチオグリコール酸又はこれらのアルカ
リ塩類)も単独で又は混合して使用される。 更に本発明のモノアゾ化合物をアルカリ防抜染
における差し色染料として用いるには例えば次の
ような方法が行われる。 即ち予めアルカリ防抜染可能な染料を浸染法又
は捺染法等により染着させた布帛上、あるいはア
ルカリ防抜染可能な染料をバツド法又は印捺法に
より付与させ中間乾燥を行つた布帛上に本発明の
モノアゾ化合物、アルカリ防抜染剤、及びその他
の助剤からなる糊を印捺後、高温高圧スチーミン
グ又は高温スチーミングを施す。抜染部が青色に
染色された着色抜染布(染色布)がえられる。こ
の場合アルカリ防抜染剤としてはアルカリ及びア
ルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム)、
アルカリ金属と無機弱酸との塩(例えば、アルカ
リ金属の炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、ケイ酸
塩)、アルカリ金属と有機酸との塩(例えば、ア
ルカリ金属のギ酸塩)、アンモニア又は脂肪族ア
ミン(例えば、トリエチルアミン及びその誘導
体)等が挙げられ、これらは単独又は二種以上併
用することができる。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。
例中「部」及び「%」はそれぞれ重量部及び重量
%である。 実施例 1 3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベンゾイソ
チアゾール1.95部を濃硫酸24部に5℃以下で加
え、更に30分間撹拌溶解せしめた後、これを−40
℃まで冷却し、次に酢酸・プロピオン酸(4:
1)を10部、5℃以下で加えてから43%ニトロシ
ル硫酸3部を滴下した後、0〜5℃で3時間撹拌
した。こうして得たジアゾ液を5%硫酸15部にN
−エチル−N−γ−フエニルプロピルメタトルイ
ジン2.53部を溶かした溶液に適宜氷水を加えなが
ら5℃以下で滴下し、同温度で5時間撹拌を行つ
た。 次いでこの反応液を70℃に昇温し同温度で2時
間撹拌した後生成物を別し、水洗乾燥して下記
式()の化合物4.13部を得た。λmax(75%アセ
トン水溶液中)=626nm 実施例 2 3−アミノ−5−ニトロ−2,1−ベンゾイソ
チアゾール1.95部とN−ブチル−N−γ−フエニ
ルプロピル−メタトルイジン2.81部から実施例1
と同様の方法で下記式()4.38部を得た。
λmax(75%アセトン水溶液中)=627nm 実施例 3 実施例1で得られた式()の化合物3部、リ
グニンスルホン酸ソーダ3部、ナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物4部に水を加えスラリー
としボールミルで充分に湿式粉砕しスプレードラ
イヤーで乾燥して微粒子化染料をえた。 上記でえられた微粒子化染料3部を水3000部に
加え酢酸、酢酸ソーダでPHを5に調整した。この
染液にテトロン布(ポリエステル繊維)100部を
浸漬し130℃とし同温度で1時間染色した。次い
で水洗、還元洗浄、乾燥すると鮮明な青色の染色
布が得られ、このものの耐光、昇華、洗濯、水、
汗堅牢度が優れていた。特にヒートセツト処理し
たのちの水堅牢度は極めて良好であつた。 実施例 4〜13 実施例1〜2と同様に化合物を合成し次いで実
施例3と同様にしてそれらの微粒子化染料を得、
テトロン布の染色に供した。いずれも青系の染色
布を与えた。表2に化合物の構造式とそれらの
λmaxを示した。
【表】
【表】
【表】
実施例 14
実施例3で得られた微粒子化染料を用い下記に
示すような組成の色糊を調製した。この色糊をテ
トロン布に印捺し、80℃×3分の中間乾燥の後
175℃で5分間の高温スチーミングを行つた。次
いで湯洗、水洗還元洗浄、乾燥すると鮮明な青色
の捺染布が得られた。この染色物は各種堅牢度に
優れており特に、ヒートセツト後の水堅牢度が極
めて良好であつた。 <色 糊> Γ微粒子化染料 ……3部 ΓフアインガムMC−8(第1工業製薬製)
7.0% ソルビトーゼC−5(スコールテン社製)
4.5% クエン酸 0.33% インプルーバー880(横浜ポリマー製)
3.3% 及び水よりなる元糊 ……60部Γ水 ……37部 計 100部 実施例 15 下記の組成の還元抜染糊を調製した。実施例14
で得られた捺染布にこの還元抜染糊を水玉模様の
スクリーンを用いて印捺し、80℃×3分の中間乾
燥の後170℃で5分間の高温スチーミングを行つ
た。次いで湯洗、水洗、還元洗浄乾燥すると捺染
布に白度の優れた水玉模様の入つた青色の染色布
(抜染布)がえられた。 <還元抜染糊> Γ尿素 ……15部 Γ水 ……5部 ΓフアインガムA−2159B(第1工業製薬製)
16% 及び水より成る元糊 ……50部 ΓプリントゲンST−105(松井色素製) ……2部 ΓPEG−300(ポリエチレングリコール)
……3部 ΓユニストンAM−300(林化学製) ……30部ΓテリルキヤリヤーBEL(明成化学) ……5部 計 100部 実施例 16 実施例14で用いた微粒子化染料を用いて下記組
成の色糊(A),(B)を調製した。この色糊(A)及び(B)を
一枚のテトロン布上に並列に印捺し、80℃×3分
の中間乾燥の後175℃で5分間高温スチーミング
を行つた。次いで湯洗、水洗、還元洗浄、乾燥す
ると鮮明な青色の捺染物が得られた。この染色物
は、色糊(A)の部分とソーダ灰を共存させた色糊(B)
の部分とでは色相、諸堅牢度が全く同等であり濃
度差もほとんどなかつた。即ち、本発明のモノア
ゾ化合物は通常の捺染条件においてアルカリ剤を
共存させても、分解、変色、濃度低下等が小さく
良好な染着性を示した。 <色糊(A)> Γ微粒子化染料 ……2部 ΓフアインガムD−2514(第1工業製薬製)
20% 及び水より成る元糊 ……55部 ΓカラーフアインAD(第1工業製薬製)
……10部Γ水 ……33部 計 100部 <色糊(B)> Γ微粒子化染料 ……2部 ΓフアインガムD−2514 20% 及び水より成る元糊 ……55部 Γソーダ灰(アルカリ剤) ……3部 ΓカラーフアインAD ……6部Γ水 ……34部 計 100部 実施例 17 実施例16で、色糊(B)においてソーダ灰の代わり
に炭酸カリを用いて同様の捺染試験を行つた。そ
の結果実施例16と同様アルカリ剤(炭酸カリ)の
存在による染色性の差がほとんど認められなかつ
た。 実施例 18 下記の組成によりパツド液及びアルカリ防染差
し糊を調製した。テトロンジヨーゼツト布をまず
このパツド液に浸漬し、マングルで80%に絞つた
後80℃で3分間中間乾燥を行つた。次いでこの布
上に花柄のスクリーンを用いてこのアルカリ防染
差し糊をプリントし、再度80℃で3分間の中間乾
燥を行つた後175℃で5分間の加熱蒸気によるス
チーミングを行つた。次いで水洗、湯洗、還元洗
浄、乾燥すると黒地に鮮明な青色の花柄模様の入
つた着色防染布が得られた。 <パツド液> ΓKayalon Polyester Black GD−SPaste(日本
化薬製アルカリ抜染用黒色分散染料)
……200部 ΓスノーアルギンSSL(富士化学製) ……1部 Γクエン酸 ……2部 ΓサクシノールCS−K(日本染化製) ……0.5部Γ水 ……796.5部 計 1000部 <アルカリ防染差し糊> Γ実施例14で用いた微粒子化染料 ……2部 ΓフアインガムD−2514 20% 及び水より成る糊 ……55部 Γソーダ灰 ……3部 ΓカラーフアインAD ……6部Γ水 ……34部 計 100部 実施例 19 下記の組成によりアルカリ抜染差し糊を調製し
た。テトロンジヨーゼツト布を実施例18で用いた
パツド液に浸漬し、マングルで80%に絞り中間乾
燥の後175℃で5分間の高温スチーミングを行つ
た。次いで、水洗、湯洗、還元洗浄、乾燥し、黒
色の捺染布を得た。この捺染布上にこのアルカリ
抜染差し糊を花柄のスクリーンを用いて印捺し、
中間乾燥の後175℃で5分間の高温スチーミング
を行つた。湯洗、水洗、還元洗浄、乾燥すると黒
地に鮮明な青の花柄模様の入つた着色抜染布が得
られた。 <アルカリ抜染差し糊> Γ実施例14で用いた微粒子化染料 ……2部 Γソーダ灰 ……3部 Γジシアンジアミド ……2部 ΓフアインガムD−2514 20% 及び水より成る糊 ……70部 ΓカラーフアインAD ……6部 ΓデイスペイントPC(日華化学製) ……5部Γ水 ……12部 計 100部。
示すような組成の色糊を調製した。この色糊をテ
トロン布に印捺し、80℃×3分の中間乾燥の後
175℃で5分間の高温スチーミングを行つた。次
いで湯洗、水洗還元洗浄、乾燥すると鮮明な青色
の捺染布が得られた。この染色物は各種堅牢度に
優れており特に、ヒートセツト後の水堅牢度が極
めて良好であつた。 <色 糊> Γ微粒子化染料 ……3部 ΓフアインガムMC−8(第1工業製薬製)
7.0% ソルビトーゼC−5(スコールテン社製)
4.5% クエン酸 0.33% インプルーバー880(横浜ポリマー製)
3.3% 及び水よりなる元糊 ……60部Γ水 ……37部 計 100部 実施例 15 下記の組成の還元抜染糊を調製した。実施例14
で得られた捺染布にこの還元抜染糊を水玉模様の
スクリーンを用いて印捺し、80℃×3分の中間乾
燥の後170℃で5分間の高温スチーミングを行つ
た。次いで湯洗、水洗、還元洗浄乾燥すると捺染
布に白度の優れた水玉模様の入つた青色の染色布
(抜染布)がえられた。 <還元抜染糊> Γ尿素 ……15部 Γ水 ……5部 ΓフアインガムA−2159B(第1工業製薬製)
16% 及び水より成る元糊 ……50部 ΓプリントゲンST−105(松井色素製) ……2部 ΓPEG−300(ポリエチレングリコール)
……3部 ΓユニストンAM−300(林化学製) ……30部ΓテリルキヤリヤーBEL(明成化学) ……5部 計 100部 実施例 16 実施例14で用いた微粒子化染料を用いて下記組
成の色糊(A),(B)を調製した。この色糊(A)及び(B)を
一枚のテトロン布上に並列に印捺し、80℃×3分
の中間乾燥の後175℃で5分間高温スチーミング
を行つた。次いで湯洗、水洗、還元洗浄、乾燥す
ると鮮明な青色の捺染物が得られた。この染色物
は、色糊(A)の部分とソーダ灰を共存させた色糊(B)
の部分とでは色相、諸堅牢度が全く同等であり濃
度差もほとんどなかつた。即ち、本発明のモノア
ゾ化合物は通常の捺染条件においてアルカリ剤を
共存させても、分解、変色、濃度低下等が小さく
良好な染着性を示した。 <色糊(A)> Γ微粒子化染料 ……2部 ΓフアインガムD−2514(第1工業製薬製)
20% 及び水より成る元糊 ……55部 ΓカラーフアインAD(第1工業製薬製)
……10部Γ水 ……33部 計 100部 <色糊(B)> Γ微粒子化染料 ……2部 ΓフアインガムD−2514 20% 及び水より成る元糊 ……55部 Γソーダ灰(アルカリ剤) ……3部 ΓカラーフアインAD ……6部Γ水 ……34部 計 100部 実施例 17 実施例16で、色糊(B)においてソーダ灰の代わり
に炭酸カリを用いて同様の捺染試験を行つた。そ
の結果実施例16と同様アルカリ剤(炭酸カリ)の
存在による染色性の差がほとんど認められなかつ
た。 実施例 18 下記の組成によりパツド液及びアルカリ防染差
し糊を調製した。テトロンジヨーゼツト布をまず
このパツド液に浸漬し、マングルで80%に絞つた
後80℃で3分間中間乾燥を行つた。次いでこの布
上に花柄のスクリーンを用いてこのアルカリ防染
差し糊をプリントし、再度80℃で3分間の中間乾
燥を行つた後175℃で5分間の加熱蒸気によるス
チーミングを行つた。次いで水洗、湯洗、還元洗
浄、乾燥すると黒地に鮮明な青色の花柄模様の入
つた着色防染布が得られた。 <パツド液> ΓKayalon Polyester Black GD−SPaste(日本
化薬製アルカリ抜染用黒色分散染料)
……200部 ΓスノーアルギンSSL(富士化学製) ……1部 Γクエン酸 ……2部 ΓサクシノールCS−K(日本染化製) ……0.5部Γ水 ……796.5部 計 1000部 <アルカリ防染差し糊> Γ実施例14で用いた微粒子化染料 ……2部 ΓフアインガムD−2514 20% 及び水より成る糊 ……55部 Γソーダ灰 ……3部 ΓカラーフアインAD ……6部Γ水 ……34部 計 100部 実施例 19 下記の組成によりアルカリ抜染差し糊を調製し
た。テトロンジヨーゼツト布を実施例18で用いた
パツド液に浸漬し、マングルで80%に絞り中間乾
燥の後175℃で5分間の高温スチーミングを行つ
た。次いで、水洗、湯洗、還元洗浄、乾燥し、黒
色の捺染布を得た。この捺染布上にこのアルカリ
抜染差し糊を花柄のスクリーンを用いて印捺し、
中間乾燥の後175℃で5分間の高温スチーミング
を行つた。湯洗、水洗、還元洗浄、乾燥すると黒
地に鮮明な青の花柄模様の入つた着色抜染布が得
られた。 <アルカリ抜染差し糊> Γ実施例14で用いた微粒子化染料 ……2部 Γソーダ灰 ……3部 Γジシアンジアミド ……2部 ΓフアインガムD−2514 20% 及び水より成る糊 ……70部 ΓカラーフアインAD ……6部 ΓデイスペイントPC(日華化学製) ……5部Γ水 ……12部 計 100部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式() 〔式中、Xは水素原子又はメチル基を、Rは炭
素原子数が1から8までの分岐していてもよいア
ルキル基、又はアリル基を表わす。〕 で示されるモノアゾ化合物。 2 式() 〔式中、Xは水素原子又はメチル基を、Rは炭
素原子数が1から8までの分岐していてもよいア
ルキル基、又はアリル基を表わす〕 で示されるモノアゾ化合物を用いることを特徴と
する疎水性繊維の染色又は捺染法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59076626A JPS60221463A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | モノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色又は捺染法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59076626A JPS60221463A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | モノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色又は捺染法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60221463A JPS60221463A (ja) | 1985-11-06 |
| JPH0514744B2 true JPH0514744B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=13610568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59076626A Granted JPS60221463A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | モノアゾ化合物及びそれを用いる疎水性繊維の染色又は捺染法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60221463A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60246885A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-06 | 合成染料技術研究組合 | アルカリ防抜染法 |
| KR19980051475A (ko) * | 1996-12-23 | 1998-09-15 | 성재갑 | 청색 분산염료 조성물 |
-
1984
- 1984-04-18 JP JP59076626A patent/JPS60221463A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60221463A (ja) | 1985-11-06 |
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