JPH0514838U - 湿式水道メータの指示機構 - Google Patents
湿式水道メータの指示機構Info
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- JPH0514838U JPH0514838U JP6078791U JP6078791U JPH0514838U JP H0514838 U JPH0514838 U JP H0514838U JP 6078791 U JP6078791 U JP 6078791U JP 6078791 U JP6078791 U JP 6078791U JP H0514838 U JPH0514838 U JP H0514838U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿式水道メータの指示機構の内部空間に入り
込んだ気泡が、歯車の噛合箇所以外の箇所に逃げるよう
にして、噛合箇所への気泡の噛込みを抑制し、微少流量
域での作動信頼性を向上させる。 【構成】 上台板8の下面8aに、上台板8の半径方向
外方に向かって上り勾配となる傾斜面18や凹所20を
具備させる。空間Sに入り込んだ気泡が、傾斜面18に
沿ってその外周部に逃がされたり、凹所20に逃がされ
たりする。
込んだ気泡が、歯車の噛合箇所以外の箇所に逃げるよう
にして、噛合箇所への気泡の噛込みを抑制し、微少流量
域での作動信頼性を向上させる。 【構成】 上台板8の下面8aに、上台板8の半径方向
外方に向かって上り勾配となる傾斜面18や凹所20を
具備させる。空間Sに入り込んだ気泡が、傾斜面18に
沿ってその外周部に逃がされたり、凹所20に逃がされ
たりする。
Description
【0001】
本考案は、湿式水道メータにおける羽根車の回転を指針や回転指標などに伝達 する役割を果たすために設けられる指示機構に関する。
【0002】
図4に概略的に示したように、湿式水道メータは、流入口1から流出口2に至 る水路中に整流器3や羽根車4が介在されていると共に、羽根車4の回転を水量 表示部5の指針6や回転指標に伝達するための指示機構7を備えている。
【0003】 指示機構7は、上台板8と下台板9との間の空間Sに、それらの台板8,9の 対向方向の回転軸心を有する複数の歯車を噛み合わせて構成した歯車群10を収 容し、その歯車群10によって形成される回転伝達経路の始端部、すなわち第1 番目の歯車11に上記羽根車4に設けられた歯車4aを噛み合わせて連結するこ とにより構成されている。しかも、上記空間Sは、その空間Sの外周部の開口や 、下台板9とそれに重ねられた受板9aとに形成された貫通孔とそれに遊貫挿さ れた羽根車軸4bとの隙間S1などを介して上記水路に連通されている。なお、 図4において矢符Aは水路中の水流方向、1aはストレーナ、5aは目盛板、5 bはガラス、5cは上蓋を示す。
【0004】 このような湿式水道メータは羽根車4の回転軸心が垂直になるように管路中に 設置されるところから、指示機構7が水路の上方に配置され、そのために指示機 構7の空間Sに水路中の水に含まれる気泡が入り込むことがある。そして、指示 機構7の空間Sに入り込んだ気泡の大部分は上台板8における下面8aの全体に 亘る範囲においてその下面8aに接して、あるいはその下面8aの直近で滞留す る傾向がある。
【0005】 他方、指示機構7は、歯車群10の各歯車の回転を阻害しない範囲で上台板8 と下台板9との間隔が可及的狭く設定されることか多い。ところが、そのように なされていると、歯車群10の幾つかの歯車においては歯車同士の噛合箇所が上 台板8の下面8aの直近に位置し、その噛合箇所に上述のように滞留している気 泡が噛み込むといった事態を生じることがある。
【0006】
このように、歯車群10における歯車の噛合箇所に気泡が噛み込むと、微少流 量域ではそのときの流量に見合う低速で回転するはずの歯車が回転しなかったり 回転が不安定になったりし、そのために微少流量域では器差が悪くなって信頼性 が低下するということが知見された。このような気泡の噛込みによる歯車の回転 障害は、気泡の表面張力などに起因する反発性が1つの原因になっているものと 推論できる。
【0007】 本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、指示機構7における上記空間S に入り込んだ気泡を歯車の噛合箇所以外の箇所に逃がせるようにすることによっ て、上記噛合箇所への気泡の噛込みを抑制し、もって、微少流量域での作動信頼 性を向上させることのできる湿式水道メータの指示機構を提供することを目的と する。
【0008】
請求項1の考案による湿式水道メータの指示機構は、図4で説明した指示機構 の基本構成に加え、上台板の下面に、上台板の半径方向外方に向かって上り勾配 となる傾斜面が具備されているものである。
【0009】 請求項2の考案による湿式水道メータの指示機構は、図4で説明した指示機構 の基本構成に加え、上台板の下面に凹所を形成することにより歯車群を形成する 歯車と上台板の下面との間隔が拡げられているものである。
【0010】
【作用】 請求項1の考案によれば、指示機構の空間に入り込んだ気泡が、上台板の下面 に具備された傾斜面に沿ってその外周部に逃がされる。
【0011】 請求項2の考案によれば、指示機構の空間に入り込んだ気泡が、上台板の下面 に形成された凹所に逃がされる。
【0012】
図1に請求項1の考案の実施例を示してある。この指示機構7の基本構成は記 述したところであるが、さらにその詳細構造を補足説明する。
【0013】 上台板8と下台板9との間の空間Sに収容された歯車群10は、羽根車(不図 示)側の歯車4aに噛合された第1番目の歯車11を含む複数の減速用歯車と、 流量を各桁に分けて表示する複数の指針が各別に取り付けられた指針作動用歯車 と、それらの指針作動用歯車を直列経路で連結する減速用歯車、などでなり、図 1には減速用歯車である第1番目の歯車11とそれに噛み合う第2番目の歯車1 2、ならびに複数桁の数値で表される流量のN番目の桁を表示するための指針6 が取り付けられた指針作動用歯車15を代表的に示してある。これらの歯車は略 同一の構成で上台板8と下台板9と受9aによって回転自在に支持されている。 すなわち、第1番目の減速用歯車11を例にとって説明すると、この歯車11は 上下に突出した回転軸11aを有し、その回転軸11aが上台板8と下台板9に それぞれ開設された軸受孔16,17に回転自在に嵌入され、かつ回転軸11a の下端が受板9aで支持されている。他の歯車についても同様の構成になってい る。
【0014】 また、上台板8の下面8aには、その中央部を除く全体に、その半径方向外方 に向かって上り勾配となる傾斜面18が具備されている。これを言い換えると、 上台板8の下面8aの中央部を除く全体が外拡がりのテーパ面に形成されている 。図1には傾斜面18になっている範囲を矢符B,Bで示してある。傾斜面18 の勾配θはきわめて小さな角度であるけれども、傾斜面18を形成することによ って歯車群10を形成しているすべての歯車11,12…,15…と上台板8の 下面8aとの間隔が拡がるため、その間隔が拡がりすぎる箇所ではその傾斜面1 8にボス部19を形成して歯車の軸心方向でのがたつきを抑制してある。具体的 には、ボス部19を空間Sの外周に配置される歯車12,15に対応して設けて ある。
【0015】 この構成であると、空間Sに入り込んだ気泡が上台板8の下面8aに具備され た傾斜面18に沿って矢符cのようにその外周部に逃がされる。そのため、気泡 が空間S内における上台板8の外周部で滞留するようになり、歯車の噛合箇所に 噛み込みにくくなる。
【0016】 透明な上台板8を用いた指示機構7を用いて実際に行った調査の結果、上台板 8の下面8aが水平であるときにはその下面8aの全体に亘って気泡が滞留し、 その気泡が歯車11と歯車12との噛合箇所やその他の噛合箇所に噛み込んでい ることが認められたが、図1のような上台板8を用いた指示機構7では、気泡が 空間S内における上台板8の外周部に逃がされて滞留し、歯車11と歯車12と の噛合箇所では気泡の噛込みが皆無となり、その他の噛合箇所においても気泡の 噛込みが全くないか、あるとしてもきわめて微細な気泡の噛込みが認められるに 過ぎなかった。そして、微少流量域において、前者の場合では歯車11,12な どが回転しなかったり回転が不安定になったりしたが、後者の場合ではすべての 歯車が円滑に安定回転することが確認された。
【0017】 ところで、たとえば10進法で流量を表示を行う場合、第N番目の桁の数値を 表示するための指針作動用歯車15の回転速度は第(N−1)番目の桁の数値を 表示するための指針作動用歯車(不図示)の回転速度の1/10である。このた め、上位桁に対応する指針作動用歯車の回転速度は、微少流量域で非常に遅くな り、そのような歯車の噛合箇所に気泡が噛み込んで回転が阻害されても、微少流 量域での流量表示に大きな影響を及ぼすことはない。しかし、下位桁(たとえば 1桁目)では歯車の噛合箇所に噛み込んだ気泡で歯車の回転が阻害されると、微 少流量域での流量表示誤差が比較的大きく現れる。このことを勘案すると、微少 流量域での流量表示を高精度でなすためには、下位桁に対応する指針作動用歯車 や、特に歯車群10で形成される回転伝達経路の始端部の歯車すなわち減速用歯 車11,12…の噛合箇所に気泡が噛み込まないようにするだけで十分である。 したがって、気泡を逃がすための上記傾斜面18は、減速用歯車11,12…の 噛合箇所の上方に形成しておくだけでもよい。
【0018】 図2と図3は請求項2の考案の実施例を示してある。この実施例において、図 1の実施例と異なる点は、上台板8の下面8aに凹所20を形成することにより 歯車群10を形成する全ての歯車12…,15…と上台板8の下面8aとの間隔 を拡げている点だけである。上記凹所20は、上台板8の下面8aにおける傾斜 面18が形成されている部分に形成されており、図3に示した欠円状部分20a とその欠円状部分の適所から放射方向に延びる外拡がりの直線状部分20bとを 有するパターンとなされている。
【0019】 この構成であると、空間Sに入り込んだ気泡が上台板8の下面8aに具備され た傾斜面18に沿って矢符cのようにその外周部に逃がされることは勿論、気泡 の一部は凹所20の欠円状部分20aや直線状部分20bに逃がされる。そのた め、気泡が空間S内における上台板8の外周部や凹所20内で滞留するようにな り、歯車の噛合箇所に噛み込みにくくなる。
【0020】 この実施例においては、凹所20のみならず、傾斜面18をも形成してあるの で、歯車の噛合箇所からの気泡の逃げ場が広範に確保され、噛合箇所への気泡の 噛込みが一層起こりにくくなる。なお、傾斜面18を形成せずに凹所20だけを 形成しておいてもよく、その場合には、たとえば減速用歯車11,12…の噛合 箇所の上方を含む範囲に凹所20を形成しておくことが望まれる。その理由は、 微少流量域での気泡の噛込みによる悪影響は、減速用歯車11,12…の噛合箇 所でもっとも現れやすいからである。
【0021】 他方、従来の湿式水道メータの指示機構においては、上台板の下面に放射状の リブを突出させたものがあり、このものにおいても、リブの相互間では上台板の 下面に凹所が形成された構成になっている。しかし、この構成のものでは、リブ の相互間における上台板の下面と歯車との間隔は拡げられていないので、そこに 気泡が滞留すると、その気泡が歯車の噛合箇所に噛込むことになる。したがって 、このような従来の指示機構は、上台板の下面と歯車との間隔は拡げられていな い点で本考案の指示機構とは区別される。
【0022】
本考案によれば、上台板と下台板との間の空間に入り込んだ気泡が上台板の下 面外周部に逃がされたり、上台板の下面の凹所に逃がされたりするため、上記空 間に収容されている歯車群の歯車の噛合箇所が気泡が噛み込んだままになるとい う事態が生じにくく、微少流量域での歯車の低速回転が円滑に行われて微少流量 域での器差の影響が抑制され、それだけ微少流量域での作動信頼性を向上させ得 という効果がある。また、本考案によれば、上台板と下台板との間隔を、歯車の 円滑な回転を確保するのに必要かつ十分な広さにしておいても気泡の逃げ場が確 実に形成されるので、指示機構の高さを高くする必要がなく、したがって指示機 構の大型化を招かないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案の実施例を示す要部縦断面図で
ある。
ある。
【図2】請求項2の考案の実施例を示す要部縦断面図で
ある。
ある。
【図3】請求項2の考案の実施例における上台板の下面
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図4】湿式水道メータの一般的な指示機構を説明する
ための部分断面図である。
ための部分断面図である。
4 羽根車 4a 羽根車に設けられた歯車 7 指示機構 8 上台板 8a 下面 9 下台板 10 歯車群 11,12,15 歯車 18 傾斜面 20 凹所 S 空間
Claims (2)
- 【請求項1】 上台板と下台板との間の空間に羽根車の
介在された水路が連通され、上記空間に上台板と下台板
との対向方向の回転軸心を有する複数の歯車でなる歯車
群が収容されていると共に、その歯車群によって形成さ
れる回転伝達経路の始端部に上記羽根車に設けられた歯
車が連結されてなる湿式水道メータにおいて、 上台板の下面に、上台板の半径方向外方に向かって上り
勾配となる傾斜面が具備されていることを特徴とする湿
式水道メータの指示機構。 - 【請求項2】 上台板と下台板との間の空間に羽根車の
介在された水路が連通され、上記空間に上台板と下台板
との対向方向の回転軸心を有する複数の歯車でなる歯車
群が収容されていると共に、その歯車群によって形成さ
れる回転伝達経路の始端部に上記羽根車に設けられた歯
車が連結されてなる湿式水道メータにおいて、 上台板の下面に凹所を形成することにより歯車群を形成
する歯車と上台板の下面との間隔が拡げられていること
を特徴とする湿式水道メータの指示機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078791U JPH0718975Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 湿式水道メータの指示機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078791U JPH0718975Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 湿式水道メータの指示機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514838U true JPH0514838U (ja) | 1993-02-26 |
| JPH0718975Y2 JPH0718975Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=13152360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6078791U Expired - Lifetime JPH0718975Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 湿式水道メータの指示機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718975Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS479876U (ja) * | 1971-03-02 | 1972-10-05 | ||
| JPS48109072U (ja) * | 1972-03-15 | 1973-12-15 | ||
| JPS5268635U (ja) * | 1975-11-15 | 1977-05-21 |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP6078791U patent/JPH0718975Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS479876U (ja) * | 1971-03-02 | 1972-10-05 | ||
| JPS48109072U (ja) * | 1972-03-15 | 1973-12-15 | ||
| JPS5268635U (ja) * | 1975-11-15 | 1977-05-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0718975Y2 (ja) | 1995-05-01 |
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