JPH05150596A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH05150596A
JPH05150596A JP31279891A JP31279891A JPH05150596A JP H05150596 A JPH05150596 A JP H05150596A JP 31279891 A JP31279891 A JP 31279891A JP 31279891 A JP31279891 A JP 31279891A JP H05150596 A JPH05150596 A JP H05150596A
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JP
Japan
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recording
developer
electrode
image
magnetic toner
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Application number
JP31279891A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Asako
古 健 一 郎 浅
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録電極間への現像剤粒子の詰まりを確実に
防止でき、濃度低下や画像欠損等の画質不良が無く高解
像度の記録画像を普通紙上に長期に亘り安定して形成可
能な静電記録装置を提供する。 【構成】 記録電極ELを所定の間隔Seを保って並列
敷設してある記録電極シート17を、現像スリーブ15
表面に被着してある。そして、記録電極シート17上を
搬送される現像剤として、最大径粒子dmの粒径Dmが記
録電極の並設間隔Seより小さい磁性トナーdを用い
る。これにより、磁性トナーdの粒子が記録電極の間隙
に詰まる不都合が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、所定経路に沿って搬送
される現像剤を記録情報に応じ記録媒体へ転移させて記
録画像を形成する静電記録装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、静電記録装置の一つと
して、マルチスタイラスプリンタがよく知られている。
このマルチスタイラスプリンタは、多数の針状電極(ス
タイラス)を主走査方向へ微小等間隔に並べて記録ヘッ
ドを構成し、記録信号に応じて各針状電極に電圧を選択
的に印加し、用紙上に直接放電を行なって静電潜像を形
成するものである。この場合、用紙上に電荷を容易且つ
安定的に保持できる様に、高電気抵抗剤を塗布した特殊
紙を使用する。しかし、この様な特殊紙は、鉛筆やペン
による記入性が悪く、又、湿度等の環境条件に依って変
質するから保存性にも問題があり、事務用の用紙として
は好まれない。
【0003】又、針状電極先端と用紙表面との間隔が大
きいと、放電電界が広がって形成するドットが大きくな
り、高解像度の記録画像を得ることが難しい。その為、
用紙表面にギャップ材を設け、そのギャップ材と針状電
極先端を摺接させることにより微小な間隙を確保してい
る。然るに、この方式による場合、針状電極先端が摩耗
するという問題がある。
【0004】そこで、普通紙を用いることができ、且
つ、画像媒体と記録電極先端との微小間隔を正確に確保
できる静電記録方式として、ドラム状の中間記録媒体上
にトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙上に転写
する方式が用いられている。この方式による場合、中間
記録媒体を用いる為に装置が大型化する傾向があるか
ら、通常は、記録と現像を同時に行なうプロセスを採用
し装置の大型化を回避する。この場合、記録電極を現像
剤搬送路の幅方向(主走査方向)に並列設置し、記録情
報に応じ現像剤を選択的に記録電極上から中間記録媒体
を兼ねる対向電極表面に転移させてトナー画像を形成す
る方式を採用することが多い。
【0005】上述の方式では、記録電極と対向電極との
間で電界を効率良く形成できる様に、現像剤搬送路上に
並設した記録電極を対向電極に対して露出させる。この
為、隣り合う記録電極の間は、必然的に凹んで谷状にな
ってしまう。ところが、この谷状の記録電極間にトナー
やキャリヤ等の現像剤粒子が詰まり易い。記録電極間に
現像剤粒子が詰まると、記録画像形成部における現像剤
の円滑な搬送が阻害され、画像濃度の低下や画像欠損等
の画質不良を引き起こす。
【0006】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の問題点
に鑑みなされたものであって、記録電極間への現像剤粒
子の詰まりを確実に防止でき、画像濃度が充分で且つ画
像欠損等の画質不良の無い高品質な記録画像を普通紙上
に長期に亘り安定して形成可能な静電記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【発明の要点】この発明は、上述した目的を達成するた
めに、所定の経路に沿って敷設した現像剤担持部材と、
該現像剤担持部材の表面に沿って現像剤を搬送する現像
剤搬送手段と、前記現像剤担持部材の表面上に間隔を保
って並設した複数の記録電極と、該記録電極に対し対向
配置した対向電極とを有し、各前記記録電極に記録情報
に応じて電圧を印加し、前記現像剤担持部材表面に沿っ
て搬送されてくる現像剤を前記対向電極側へ選択的に転
移させる静電記録装置において、前記現像剤中の最大径
粒子の粒径を前記記録電極の並設間隔よりも小さく設定
したことを要点とするものである。
【0008】
【発明の実施例】以下、この発明を図1乃至図8に示す
実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の一
実施例としての記録装置の全体構成を示す模式的断面図
である。同図において、1は普通紙Pを積載収納した給
紙カセットであり、機体側方に挿脱自在に装着してあ
る。挿着した給紙カセット1の先端部上方には、給紙コ
ロ1aが矢印方向に駆動回転可能に配設してある。給紙
コロ1aの前方には、絶縁部材よりなる上、下搬送ガイ
ド板2a,2bを敷設して用紙搬入経路を形成してあ
る。この用紙搬入経路中には、待機ロール対3を配設し
てあり、給紙コロ1aにより繰り出された用紙Pの進行
を一旦停止させて搬送姿勢を整えた後、下流側の画像転
写部Tへ後述する記録画像の到達タイミングと同期する
様に再給送する。
【0009】待機ロール対3下流側には、転写帯電器4
を像担持体を兼ねる円筒電極5の上部周表面に対向配置
し、画像転写部Tを形成してある。円筒電極5は、後述
する記録電極の対向電極となる。その円筒電極5では、
図4に示す様に金属等の導電性材料から成る素管5aの
周表面上に弾性材料から成る表面層5bを被着してあ
る。表面層5bを形成する弾性材料としては、表面硬度
HsがJISスプリング式測定法でHs=30°〜90
°、且つ、対向電極としての効果を具備させる為にその
体積電気抵抗値(比抵抗)が1×106〜1×10
11〔Ω・cm〕の各特性を有する弾性材料を選定する。本
例の円筒電極5は、ステンレス製の素管5a周表面上
に、表面硬度Hsが90°で体積電気抵抗値が1×10
11〔Ω・cm〕の導電性ウレタンゴムの表面層5bを被着
してある。この様に、円筒電極5を表面層5bが外圧に
応じて柔軟に撓むソフトロールに構成することにより、
後述する電極間距離L(図6、7参照)を常に必要微小
距離で一定に保つことができる。その結果、現像剤の電
極表面への融着が防止され、高解像度の記録画像を安定
して形成することが可能となる。その作用効果について
は、後程詳細に説明する。
【0010】図1に戻って、上述の様に構成した円筒電
極5を、本例では矢印イで示す反時計回り方向に駆動回
転させる。円筒電極5の反対側の周面には、後述する記
録画像形成ユニットUを対向設置してある。この記録画
像形成ユニットUにより円筒電極5表面にトナー記録画
像が形成され、円筒電極5の回転と共にトナー記録画像
が画像転写部Tへ搬送され、再給送されてくる用紙上に
転写される。記録画像形成ユニットUの構成について
は、後程詳細に説明する。
【0011】画像転写部Tの下流側には、分離爪6を先
端を円筒電極周面に圧接させて配設してある。そして、
分離爪6の下流側には、エアーサクション方式の搬送ベ
ルト7が水平方向に張設されており、記録画像の転写を
終え分離爪6により円筒電極5周面から分離された用紙
の裏面を吸引しつつその前方に設けられている定着器8
に向けて搬送する。定着器8は加熱ロール8aと圧接ロ
ール8bから成り、両ロール間に用紙を挾持し搬送する
際にトナー像を熱定着する。定着を終えた用紙は、排出
口9から画像面を下にしたフェイスダウン状態で排紙ト
レイ10上に排出積載される。
【0012】以上の如く、本例の記録装置においては、
用紙の給紙から排紙に至る全用紙搬送経路が略ストレー
ト状に形成されている為、通紙動作が全般的に滑らかで
あり、画像不良やジャム等の通紙不良が発生し難い。
又、記録装置にとって好ましいページ揃えが不要なフェ
イスダウン排紙状態を上述のストレート通紙経路で得る
ことができるという利点も備えている。
【0013】ここで、記録画像形成ユニットUの詳細な
構成について説明する。記録画像形成ユニットUは、図
2に示す様に、大略、補給用現像剤d0を貯留する現像
剤貯留槽11と、記録手段と現像剤搬送手段を備えた現
像記録槽12とから成る。現像剤貯留槽11内には、撹
拌羽根11aを回動可能に配設してある。而して、この
現像剤貯留槽11内に投入してある補給用現像剤d0
は、その最大径粒子の粒径(以下、最大粒径と言う)が
後述する記録電極の並設間隔より小さくなる様に調製し
てある。この現像剤粒子の粒径と記録電極の並設間隔と
の関係については、後程詳細に説明する。本例では、現
像剤として、少なくとも絶縁性樹脂、磁性微粉末及び着
色剤粒子を含有する一成分現像剤で、負(−)の摩擦帯
電極性を備えた絶縁性磁性一成分トナー(以下、磁性ト
ナーと言う)を使用する。尚、現像剤としては、磁性体
キャリヤと絶縁性トナーを所定の割合で混合した二成分
現像剤も使用できる。
【0014】現像記録槽12の底部には、図3に示す現
像剤の水平循環経路13を形成してある。図3におい
て、この水平循環経路13における一対の平行な長手経
路13a,13b中には、一対のオーガロール14a,
14bを回転自在に設置してある。各オーガロール14
a,14bは、各シャフト14a1,14b1の周面に複
数の螺旋羽根14a2,14b2を立設し、夫々の片側端
部に螺旋方向が逆の逆送り羽根14a3,14b3を立設
して成る(図5の斜視図参照)。そして、夫々の逆送り
羽根14a3,14b3が互いに反対側に位置する様に、
各オーガロール14a,14bを長手経路13a,13
b内に夫々配置する。これら一対のオーガロール14
a,14bを、矢印ロ,ハで示す様に互いに反対方向で
且つ逆送り羽根14a3,14b3に向って現像剤を搬送
する方向に駆動回転する。これにより、逆送り羽根14
a3,14b3を設けた各コーナー部では、互いに向い合
う逆方向の搬送力が衝突し、磁性トナーが直角方向に突
き出され他方の長手経路側へ流動する。この様にして、
磁性トナーを本例では破線矢印ニで示す方向に撹拌しつ
つ循環流動させ、この際に磁性トナーを充分に摩擦帯電
させることができる。尚、オーガロール14a,14b
の材質や形状を変えることにより、現像剤に必要な帯電
量を充分に摩擦帯電させることができる。
【0015】上述の様に構成した水平循環経路13の中
央部には、循環する現像剤が侵入しない様に周囲を壁S
wで囲繞した空間Sを形成してある。そして、図2に示
す様に、現像剤貯留槽11に近い方のオーガロール14
aの上方には、補給用磁性トナーd0の補給口11bを
オーガロール14aの軸方向に沿って穿設してある。
【0016】他方のオーガロール14bの上方には、現
像剤の垂直搬送路を形成する現像剤担持部材としての現
像スリーブ15を、水平方向に延在設置してある。現像
スリーブ15は、内部に現像剤搬送手段としてのマグネ
ットロール16を回転自在に内蔵し、前述した円筒電極
5に対向配置してある。マグネットロール16の周表面
には異なる磁極を交互に着磁してあり、このマグネット
ロール16を矢印ホで示す反時計回り方向に駆動回転す
ることにより、磁性トナーdを現像スリーブ15周表面
に沿って破線矢印ヘで示す時計回り方向に搬送する。
【0017】現像剤搬送路となる現像スリーブ15周表
面近傍で現像剤搬送方向ヘに対して上流側には、磁性ト
ナーdの層厚を適正な厚さに規制するドクタブレード1
2aを配設してある。又、ドクタブレード12aの上方
には、トナー飛散防止板12bを配設してある。このト
ナー飛散防止板12bは、ドクタブレード12aによる
層厚規制を受けて下流側に搬送される現像剤が記録画像
形成ユニットU外に飛散し画像を汚す不都合を防止する
為に設けてある。本例では、現像記録槽12の槽壁の上
端部を二股に分岐させ、一方をドクタブレード12a
に、他方をトナー飛散防止板12bに夫々形成してあ
る。
【0018】上述したトナー層厚規制部のトナー搬送方
向ヘに対して下流側には、円筒電極5周表面にトナー記
録画像を形成する記録部Wを次の様に構成してある。
【0019】図4に示す様に、本例では現像スリーブ1
5周表面の円筒電極5側に最近接する位置に、段差Gを
形成してある。段差Gの大きさ(落差)は、後述する記
録電極E表面と円筒電極5周表面との間隔Lの約10倍
程度が好ましい。その様な落差を備えた段差Gを、本例
では現像スリーブ15周表面の幅方向全域に亘り形成し
てある。
【0020】上述の段差Gから上流側の現像スリーブ1
5周表面には、多数の記録電極を備えた記録電極シート
17を被着敷設してある。記録電極シート17は、図5
に示す様に、多数の記録電極線17aを、現像スリーブ
15周表面の周方向に沿わせるシート長手方向へ互いに
平行に延在させると共に、所定の微細ピッチでシート幅
方向(トナー搬送路幅方向:主走査方向)へ並設して成
る。記録電極線17aの数は、主走査1ライン分の最大
データ数に対応させてある。本例の記録電極シート17
は可撓性印刷回路基板(FPC)で構成してあり、多数
の非磁性導電材料からなる記録電極線17aを、可撓性
絶縁材料からなるベースフィルム17b上に20μmの
間隙を保って84.6μmピッチ(300DPI)の密
度でパターン形成してある。
【0021】記録電極シート17の表面には、記録画像
の形成に関与する先端領域Zを除いて、絶縁コート17
cを被着してある。これにより、各記録電極線17a間
の絶縁性を確保すると共に、磁性トナーとの摩擦による
記録電極線17aの摩耗を防止することができる。記録
電極シート17の絶縁コートを被着していない記録電極
線17a先端部が、記録画像を形成する記録電極ELと
なる。
【0022】上述の様に構成した記録電極シート17
を、その先端を段差G面に揃えて現像スリーブ15周表
面に被設してある。従って、本例では、記録電極EL先
端が円筒電極5周表面側に最近接する配置構成となって
いる。
【0023】以上の様に記録部Wを構成することによ
り、図6に示す記録電極EL上面と円筒電極5周表面と
の間の電極間距離Lを常に一定の必要微小距離に保つこ
とができる。そのメカニズムを、図6,図7に基づいて
以下に説明する。尚、図6及び図7は、夫々、記録部W
をトナー搬送方向の下流側から視た模式的立面図であ
る。
【0024】記録電極シート17aを被着する現像スリ
ーブ15周表面は正確に円周面に形成することが難し
く、図7に示す様に、記録部Wにおいて局部的に突部A
が形成されている場合がある。その場合、その部分の記
録電極EL表面が円筒電極5周表面側へ数μm〜数十μ
m程度近づくことになる。然るに、本例では、前述した
様に円筒電極表面層5bを所要の表面硬度を備えた可撓
性弾性材料の導電性ウレタンゴムで形成してあるから、
円筒電極表面層5bの磁性トナーdを挟んで突部Aに対
向する部分が柔軟に凹み、電極間距離Lが図6に示す必
要距離と略同一の距離に保たれる。又逆に、円筒電極5
の回転振れにより、その周表面の一部が記録電極EL側
へ僅かに近接することがある。この場合も、円筒電極5
周表面の振れた部分の表面層5bが柔軟に対応して凹
み、電極間距離Lを必要距離に保つことができる。
【0025】上述の様にして、記録部Wの電極間に磁性
トナーdが過度に圧密された状態の発生を確実に回避で
きる。その結果、磁性トナーが圧密されて電気抵抗値が
低下し、これに過剰なリーク電流が流れて発熱溶融し、
その磁性トナーが電極に融着する不具合の発生が、確実
に防止される。
【0026】又、前述した様に、磁性トナーdの最大粒
径を記録電極ELの並設間隔Seより小さく設定してあ
る為、記録電極EL間に磁性トナー粒子が詰まる不都合
も確実に回避される。本例では、記録電極ELの並設間
隔Seは前述した様に20μmに設定してある。従っ
て、図8に示す様に、磁性トナーdの最大径粒子dmの
粒径Dmが並設間隔Seとほぼ同等であると、記録部Wの
狭い電極間を通過する際に受ける圧力によりその最大径
粒子dmが図示する様に記録電極EL間に圧入され易
い。この様に記録電極EL間に磁性トナーdの粒子が詰
まると、記録部Wにおける磁性トナーdの円滑な流動が
阻害され、画像濃度の低下や画像欠損を引き起こす。そ
して更に、その磁性トナー粒子の詰まった箇所において
磁性トナーdが圧密され、上述した様に圧密磁性トナー
が溶融して記録電極ELに付着する虞もある。
【0027】また、最小粒径が記録電極ELの並設間隔
Seよりも大きい磁性トナーを用いる方法によっても、
磁性トナー粒子の記録電極EL間への詰まりを防止する
ことができるが、その場合、磁性トナー粒子が全体的に
大きくなり過ぎ、白スジ等の画像不良が発生し画像品質
が極端に低下する。
【0028】これに対し、本例の場合、図9に示す様
に、磁性トナーdをその最大径粒子dmの粒径Dmが記録
電極ELの並設間隔Se(=20μm)より小さくなる
様に調製してあり、マグネットロールによる磁性トナー
dの穂立ち運動により、磁性トナーdの粒子が記録電極
EL間の間隙に詰まる不都合を確実に防止することがで
きる。
【0029】以上の様に、本例の静電記録装置では、記
録部Wの全域において必要な電極間距離Lを安定して確
保できると共に、記録電極EL間に磁性トナーdの粒子
が詰まる不都合も確実に防止することができる。その結
果、磁性トナーdが圧密されることなく電極対向部(記
録部W)の全域に亘り常に円滑に搬送され、画像濃度の
低下や画像欠損が無く且つ高解像度の良質な記録画像を
安定して形成することができる。
【0030】図2において、記録部Wのトナー搬送方向
ヘに対して下流側には、前述した水平循環経路13の中
央空間Sを囲繞する壁で現像剤貯留槽11側の壁Sw1を
延出し、その先端を現像スリーブ15周表面に当接させ
てある。これにより、記録部Wで転移されず現像スリー
ブ15周表面に残留し、マグネットロール16の回転と
共に搬送されてきた磁性トナーd′を水平循環経路13
の補給槽側経路13a上に掻き落とし、磁性トナーd′
が中央空間S内に侵入したり、水平循環経路13を経ず
に現像スリーブ15周面に沿って上流側に直接返送され
る不都合を防止する。尚、中央空間Sの周囲壁と別個
に、現像スリーブ15に付着する残留磁性トナーd′を
掻き取る為の専用の平板部材を設けてもよい。この場
合、その掻取り部材を垂直方向に支持し、先端を現像ス
リーブ15周表面上に当接させ、他端部を中央空間S底
部まで延在させればよい。又、掻取り部材を磁性材料で
形成すれば、マグネットロール16の磁力を遮断でき、
より円滑な掻き取り返送効果が得られる。
【0031】前述した様に先端を段差G面に揃えた記録
電極シート17は、現像スリーブ15の約半分の周表面
に亘って敷設し、水平方向に引き出した後垂直に降下さ
せ、前述した水平循環経路の中央空間S内まで延設して
ある。この記録電極シート17の垂直延設部には、記録
データに応じて各記録電極ELに記録電圧を印加する複
数個の駆動回路素子18を搭載してある。そして、図5
に示す様に、各駆動回路素子18に上述した記録電極シ
ート17の記録電極線17aをN本づつに分けて夫々接
続してある。この様に、記録電極シート17の駆動回路
素子18を搭載した他端部を中央空間S内に収納設置す
ることにより、駆動回路素子18を現像剤等の埃から防
御できると共に、現像記録槽12の構造が極めてコンパ
クト化される。
【0032】次に、本例の静電記録装置における記録画
像形成動作について説明する。図2において、マグネッ
トロール16を矢印ホ方向に駆動回転すると、現像スリ
ーブ15の外周面上には、磁性トナーdの粒子を自転さ
せる回転磁場が形成され、磁性トナーdが穂を形成しつ
つマグネットロール16の回転方向とは逆の矢印ヘ方向
に搬送される。搬送される磁性トナーdは、ドクタブレ
ード12aにより所定の厚さに穂切り規制された後、記
録部Wに至る。この際に、磁性トナーdが磁性トナー同
士や現像スリーブ15周表面との摩擦により負極性に帯
電される。記録部Wには、図6に示す様に多数の記録電
極ELを並列敷設してあり、この各記録電極ELに対
し、前述した様に駆動回路素子18が記録データに応じ
て記録電圧を選択的に印加する。この場合、図6におい
て、1ビットの記録データが例えば“H”のときに、対
応する記録電極ELに−200Vの電圧が印加される
と、記録電極ELに対向する円筒電極5にはバイアス電
源5cにより−50Vの電圧を印加しているので、円筒
電極5から記録電極ELに向けて150Vの電位差が形
成される。負極性に帯電した磁性トナーdは電位の高い
方へ移動するから、−200Vの電圧が印加されている
記録電極EL上の磁性トナーdだけが選択的に円筒電極
5表面に転移し、1黒ドットを形成する。
【0033】一方、1ビットの記録データが“L”のと
きは記録電極ELが接地電位となる。その結果、円筒電
極5からその対応記録電極ELに見た電位差は−50V
となり、負極性の磁性トナーdは記録電極EL側に保持
されたままで転移しない。
【0034】上述の様に、入力記録データに応じて各記
録電極ELの電位が−200Vと接地電位に選択的に制
御され、対向円筒電極5表面に記録データに応じたトナ
ー記録画像が形成される。この場合、本例では円筒電極
表面層5bを所要の表面硬度と電気抵抗値を備えた弾性
材料のウレタンゴムで形成してある。これにより、前述
した様に、記録部Wにおける記録電極EL上面と円筒電
極5周表面間の電極間距離Lを、常に必要微小距離で一
定に保持できる。その結果、磁性トナーdが円滑に記録
部Wを搬送されると共に、圧密された磁性トナーを介し
過剰なリーク電流が流れて電極が破損したり磁性トナー
が溶融して電極に付着する不具合が確実に防止される。
従って、高解像度で良質なトナー記録画像が円筒電極5
周表面に安定して形成される。
【0035】又、図4に示す様に、記録部Wの直下流側
に段差Gを形成してあるから、画像形成に供されずに現
像スリーブ15上に残留する磁性トナーd′が、記録部
W通過後直ちに円筒電極5表面から遠ざかる。従って、
記録部Wで円筒電極5表面に形成されたトナー記録画像
が、残留磁性トナーd′との相互干渉により乱される不
都合が確実に回避される。
【0036】更に、図5に示す様に、記録電極ELは絶
縁コート17cを被着せずに露出してあるから、記録電
極EL上に不要電荷が蓄積されない。従って、不要電荷
による地汚れや記録電極間の電圧リーク現象が防止さ
れ、高解像度で高濃度の鮮明なトナー記録画像が安定し
て形成される。
【0037】図1において、円筒電極5表面に形成され
たトナー記録画像は、円筒電極5の反時計回り方向イの
回転と共に画像転写部Tへ搬送され、ここで待機ロール
対3によりタイミングを測って再給送されてくる用紙上
に転写される。尚、上述のトナー記録画像の濃度を調節
するには、バイアス電源5cのバイアス電圧を変化させ
ればよい。その場合、適切な調節範囲は0〜−50V程
度であり、0Vに近い程、画像濃度が高くなる。
【0038】図2において、記録部Wで円筒電極5側へ
転移せずに残留する磁性トナーd′は、マグネットロー
ル16の回転と共に下流側に移動し、掻取り壁Sw1によ
り現像スリーブ15表面から掻き取られ、オーガロール
14aに落下して補給口11bから補給される磁性トナ
ーd0と撹拌混合される。
【0039】オーガロール14aの回転と共に、落下返
送された残留磁性トナーd′と補給用磁性トナーd0が
混合撹拌されつつ循環搬送される。図3において、破線
矢印ニ方向に循環搬送される磁性トナーは、反補給側の
長手経路13bを搬送される際に、その上方に延在する
マグネットロール16の回転磁界により再度垂直方向に
搬送される。
【0040】以上の様に、記録部Wにおいて円筒電極5
側へ転移されず下流側に搬送された残留磁性トナーd′
が水平循環経路13上へ掻き落とされ、この水平循環経
路13を通じて撹拌されつつ円滑に上流側に返送され、
再度トナー記録画像の形成に供される。この場合、垂直
方向に搬送する前の磁性トナーdが、現像スリーブ15
の軸方向(トナー搬送路の幅方向:主走査方向)に沿っ
て撹拌されつつ搬送されている為、常に現像スリーブ1
5周表面の幅方向全域に亘り均一に供給される。従っ
て、現像スリーブ15周表面には、その幅方向全域に亘
って常に均一に磁性トナーdが担持されて記録部Wへ搬
送され、画像濃度が均一な良好な記録画像を安定して得
ることが可能となる。又、磁性トナーdが水平循環経路
13を撹拌されつつ循環搬送される際に、磁性トナー粒
子同士が摩擦し合い、磁性トナーが充分に摩擦帯電す
る。
【0041】ここで、最大粒径が異なる幾つかの種類の
現像剤を用い、上記実施例の静電記録装置により実際に
画像形成を実施して得られた比較実験結果について説明
する。先ず、磁性一成分トナー(磁性トナー)で、平均
粒径が10μm,最大粒径が25μmの現像剤を用いて
画像形成を行なったところ、記録電極間隙(間隔Se=
20μm)にトナー粒子が詰まって画像欠損が発生し
た。又、同じ磁性一成分トナーで、平均粒径が8μm,
最大粒径が18μmの現像剤を用いたところ、記録間隙
へのトナー粒子の詰まりが発生せず、画像濃度が充分に
高く画像欠損の無い良好な画像品質を安定して得ること
ができた。更に、磁性二成分現像剤で、平均粒径が6μ
m,最大粒径が15μmの非磁性トナーと、平均粒径が
10μm,最大粒径が18μmのキャリヤとから成る現
像剤を用いて画像形成を行なったところ、画像濃度が充
分に高く且つ白スジ等の画像欠損の無い良好な画像を安
定して得ることができた。以上の実験結果から、上記実
施例の静電記録装置で現像剤粒子の最大粒径が記録電極
の並設間隔より小さい現像剤を用いることにより、画像
濃度が充分で且つ画像欠損の無い良好な記録画像を安定
して得ることができるということが確認された。
【0042】尚、本発明は、上記の特定の実施例に限定
されるべきものでなく、本発明の技術的範囲において種
々の変形が可能であることは勿論である。例えば、この
発明は、上記実施例の様に記録電極と対向電極に可撓性
を付与してこれら両電極間距離を可変に構成した静電記
録装置に限らず、電極間距離が所要距離で一定である通
常の静電記録装置にも適用可能である。又、上記実施例
ではトナーとして負(−)帯電性のトナーを用いたが、
正(+)帯電性のトナーを用いることも可能である。そ
の場合、記録電極及び対向電極へ印加するバイアス電圧
を正(+)極性とすればよい。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明した様に、本発明によ
れば、現像剤の搬送路となる現像剤担持部材表面に複数
の記録電極を所定の間隔を保って並設し、現像剤として
最大径粒子の粒径が記録電極の並設間隔より小さい現像
剤を用いることにより、現像剤粒子が記録電極間に詰ま
る不都合を確実に防止することができる。その結果、記
録電極と対向電極が向い合う記録画像形成部において、
現像剤の詰まりにより円滑な現像剤の流れが阻害された
り現像剤が過度に圧密されて溶融し記録電極に付着する
ことなく、画像濃度が充分に高く且つ白スジ等の画像欠
損の無い高品質な記録画像を安定して形成することがで
きる。又、非接触記録方式であるから、記録電極が摩耗
する虞もない。よって、白スジ等の画像欠陥がなく高濃
度且つ高解像度の良質な記録画像を長期に亘り安定して
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての静電記録装置の全体
構成を示す模式的断面図である。
【図2】上記静電記録装置における記録画像形成ユニッ
トとその周辺構成を示す模式的断面図である。
【図3】上記記録画像形成ユニットの水平循環経路を示
す平断面図である。
【図4】上記静電記録装置における記録部と円筒電極の
構成を示す模式的側断面図である。
【図5】上記記録画像形成ユニット全体を示す斜視図で
ある。
【図6】上記記録部を示す模式的立面図である。
【図7】上記記録部における動作を示す模式的立面図で
ある。
【図8】比較例としての記録電極の並設間隔と磁性トナ
ーの粒径との関係を示す模式的説明図である。
【図9】本発明における記録電極の並設間隔と磁性トナ
ーの粒径との関係を示す模式的説明図である。
【符号の説明】 4 転写帯電器 5 円筒電極 5a 素管 5b 表面層 5c バイアス電源(円筒電極側) 11 現像剤貯留槽 12 現像記録槽 13 水平循環経路 14a,14b オーガロール 15 現像スリーブ 16 マグネットロール 17 記録電極シート 17a 記録電極線 17c 絶縁コート 18 駆動回路素子 d 磁性トナー dm 最大径粒子 Dm 粒径(最大) EL 記録電極 G 段差 S 中央空間 Se 並設間隔(記録電極の) U 記録画像形成ユニット W 記録部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の経路に沿って敷設した現像剤担持
    部材と、該現像剤担持部材の表面に沿って現像剤を搬送
    する現像剤搬送手段と、前記現像剤担持部材の表面上に
    間隔を保って並設した複数の記録電極と、該記録電極に
    対し対向配置した対向電極とを有し、各前記記録電極に
    記録情報に応じて電圧を印加し、前記現像剤担持部材表
    面に沿って搬送されてくる現像剤を前記対向電極側へ選
    択的に転移させる静電記録装置において、 前記現像剤中の最大径粒子の粒径を前記記録電極の並設
    間隔よりも小さく設定したことを特徴とする静電記録装
    置。
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