JPH05155159A - 複合熱転写シート - Google Patents

複合熱転写シート

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JPH05155159A
JPH05155159A JP3347656A JP34765691A JPH05155159A JP H05155159 A JPH05155159 A JP H05155159A JP 3347656 A JP3347656 A JP 3347656A JP 34765691 A JP34765691 A JP 34765691A JP H05155159 A JPH05155159 A JP H05155159A
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JP
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layer
thermal transfer
dye
transfer sheet
composite thermal
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JP3347656A
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Takashi Ueno
剛史 上野
Mineo Yamauchi
峰雄 山内
Hidetake Takahara
英武 高原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の問題点を解決し、製造コストを抑え、
且つ受像シートの種類に係らず高品質のカラー画像を形
成することが出来る複合熱転写シートを提供すること。 【構成】 本発明は、長尺基材フイルムの一方の面に1
色又は複数色の染料層と剥離可能な転写性染料受容層と
が面順次に設けられ、且つ必要箇所に検知マークが設け
られている複合熱転写シートにおいて、上記の転写性染
料受容層が基材フイルム側から順次積層された剥離性染
料受容層、バリヤー層、気泡含有層及び接着剤層とから
なり、検知マークがバリヤー層、気泡含有層及び接着剤
層の少なくとも1層と同一の形成剤からなることを特徴
とする複合熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合熱転写シートに関
し、更に詳しくは熱転写方式によって高品質のカラー画
像を形成することが出来る複合熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が公知である
が、それらの中で昇華性染料を記録剤とし、これを紙や
プラスチックフイルム等の基材フイルムに担持させて熱
転写シートとし、染料受容層を設けた紙やプラスチック
フイルム等の受像シート上に各種のフルカラー画像を形
成する方法が提案されている。この場合には加熱手段と
してプリンターのサーマルヘッドが使用され、極めて短
時間の加熱によって3色又は4色の多数の色ドットを受
像シートに転移させ、該多色の色ドットにより原稿のフ
ルカラー画像を再現するものである。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】上記方法で画像
形成が可能な受像シートは、染料染着性のあるプラスチ
ックシート或いは染料受容層を予め設けてある紙等に限
定され、一般の普通紙等には直接画像が形成出来ないと
いう問題がある。勿論、一般の普通紙であってもその表
面に受容層を形成しておけば、画像形成は可能である
が、これは一般的にはコスト高であり、例えば、葉書、
メモ、便箋、レポート用紙等の如き一般的な既製の受像
シートには応用困難である。この様な問題点を解決する
方法として、普通紙等の既製品の受像シートに画像を形
成しようとする場合、その必要部分のみに染料受容層を
手軽に形成する方法として、受容層転写シートが知られ
ている(例えば、特開昭62−264994号公報参
照)。更に操作を簡便にする方法として、長尺基材フイ
ルムの面にイエロー、シアン、マゼンタ及び必要に応じ
てブラックの各染料層を面順次に形成し、更に同一基材
フイルム面に転写性受容層を設け、先ず受容層を受像シ
ートに転写させ、続いて該受容層に各色の染料を転写さ
せてフルカラー画像を形成する複合熱転写シートが知ら
れ、更には形成された染料画像を保護する為の転写性保
護層を更に面順次に設けた複合熱転写シートも提案され
ている。これらの複合熱転写シートにおいては、各層を
プリンターが検知出来る様に各層に対応した検知マーク
が同時に印刷形成されている。
【0004】しかしながら、上記の如く多種の層を含む
複合熱転写シートを製造する場合、各層を形成する為に
多数の印刷回数(塗工回数)が要求され、製造コストが
高くなるという問題がある。従って、本発明の目的は、
上記従来の問題点を解決し、製造コストを抑え、且つ受
像シートの種類に係らず高品質のカラー画像を形成する
ことが出来る複合熱転写シートを提供することである。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、長尺基材フイル
ムの一方の面に1色又は複数色の染料層と剥離可能な転
写性染料受容層とが面順次に設けられ、且つ必要箇所に
検知マークが設けられている複合熱転写シートにおい
て、上記の転写性染料受容層が基材フイルム側から順次
積層された剥離性染料受容層、バリヤー層、気泡含有層
及び接着剤層とからなり、検知マークがバリヤー層、気
泡含有層及び接着剤層の少なくとも1層と同一の形成剤
からなることを特徴とする複合熱転写シートである。
【0006】
【作用】複合熱転写シートにおける検知マークを、転写
性染料受容層を形成するバリヤー層、気泡含有層及び接
着剤層の少なくとも1層と同一の形成剤から形成するこ
とによって、印刷回数がそれだけ省略され、製造コスト
の上昇を抑えることが出来る。
【0007】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の複合熱転写シート
は、第1図のその断面を図解的に示す様に、長尺基材フ
イルム1の一方の面に1色又は複数色の染料層、例え
ば、イエロー(2Y)、マゼンタ(2M)、シアン(2
C)及び必要に応じてブラック(Bk)(不図示)の染
料層2と転写性染料受容層3と検知マーク4と更に必要
に応じて転写性保護層5が面順次に設けられており、上
記染料受容層は必要に応じて設けた剥離層31と、染料
受容層32とバリヤー層33と気泡含有層34と必要に
応じて設けた接着剤層35とからなり、転写保護層5は
必要に応じて設ける剥離層51と保護層52と接着剤層
53とからなっている。尚、マゼンタ2Mとシアン2C
の各染料層は濃度を出す為に2層になっているが、これ
は単一層であってもよい。本発明の複合熱転写シートは
上記構成において検知マーク4とバリヤー層33、気泡
含有層34及び接着剤層35の少なくとも1層とが同一
の形成剤(塗料又はインキ)から形成されている。又、
検知マーク4は接着剤層53と同様の形成剤から形成さ
れていてもよい。検知マークはある程度の強度が要求さ
れるとともに、通常は光反射性である様に白色顔料やメ
タリック顔料を含有するのが好ましく、一方、バリヤー
層は後記の如く強度が大で且つ白色顔料や充填剤を含む
様に形成されるので、両者の共通点が多い。従って、検
知マークはバリヤー層と同一の形成剤から形成すること
がより好ましい。更に染料受容層32と保護層52とが
同一の樹脂から形成されていてもよい。又、図中6は耐
熱滑性層である。図2は本発明の複合熱転写シートを図
解的に示した平面図である。
【0008】本発明で用いる基材フイルム1としては、
従来の熱転写シートに使用されていると同じ基材フイル
ムがそのまま用いることが出来ると共に、その他のもの
も使用することが出来、特に制限されない。好ましい基
材フイルムの具体例としては、例えば、グラシン紙、コ
ンデンサ紙、パラフイン紙等の薄葉紙、ポリエステル、
ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セ
ルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、アイ
オノマー等のプラスチック或いはこれらと前記紙とを複
合した基材フイルム等が挙げられる。この基材フイルム
の厚さは、その強度及び耐熱性等が適切になる様に、材
料に応じて適宜変更することが出来るが、その厚さは、
好ましくは、3〜100μmである。
【0009】以上の様な基材フイルム1の表面に形成す
る染料層は、染料を任意のバインダー樹脂で担持させた
層である。使用する染料としては、従来公知の熱転写シ
ートに使用されている染料はいずれも本発明に有効に使
用可能であり特に限定されない。例えば、幾つかの好ま
しい染料としては、赤色染料として、MS Red G、 Macrol
ex Red Violet R、Ceres Red7B、 Samaron Red HBSL、 Res
olin RedF3BS等が挙げられ、又、黄色の染料としては、
ホロンブリリアントイエロー6GL、 PTY-52、マクロレック
スイエロー6G等が挙げられ、又、青色染料としては、カ
ヤセットブルー714、 ワクソリンブルーAP-FW、ホロンブ
リリアントブルーS-R、 MSブルー100等が挙げられる。
【0010】上記の如き染料を担持する為のバインダー
樹脂としては、従来公知のものがいずれも使用出来、好
ましいものを例示すれば、エチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸
セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリ
エステル等が挙げられるが、これらの中では、セルロー
ス系、アセトアセタール系、ブチラール系及びポリエス
テル系等が耐熱性、染料の移行性等の点から好ましいも
のである。
【0011】更に染料層中にはその他必要に応じて従来
公知の各種の添加剤も包含し得る。この様な染料層は、
好ましくは適当な溶剤中に前記の昇華性染料、バインダ
ー樹脂及びその他の任意成分を加えて各成分を溶解又は
分散させて染料層形成用塗料又はインキを調製し、これ
を上記の基材フイルム上に面順次に塗布及び乾燥させて
形成する。この様にして形成する染料層は0.2〜5.
0μm、好ましくは0.4〜2.0μm程度の厚さであ
り、又、染料層中の昇華性染料は、染料層の重量の5〜
90重量%、好ましくは10〜70重量%の量で存在す
るのが好適である。上記基材フイルム1の表面に形成す
る染料受容層3は、任意の受像シートに転写後に、熱転
写シートから移行してくる昇華性染料を受容し、形成さ
れた画像を維持する為のものである。
【0012】染料受容層3(及び保護層5)は上記染料
層に対して面順次に設ける。染料層との関係は特に限定
されないが、例えば、図1及び図2に示す様に1単位が
受容層→Y→M→C→Bk→保護層の順序が一般的であ
るが、これに限定されない。又、夫々の色相の染料は同
一面積に設けられるのが普通であるが、受容層(又は保
護層)は、被転写材の種類や画像に要求される耐久性に
よっては2回以上転写することが要求される場合があ
り、その為、より大面積に形成することも出来る。受容
層(保護層)の形成に先立って、基材フイルムの面に剥
離層31、51を形成することが好ましい。かかる剥離
層はワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹
脂、弗素樹脂、アクリル樹脂等の剥離剤から形成する。
形成方法は後記受容層の形成方法と同様でよく、その厚
みは0.5〜5μm程度で十分である。又、転写後に艶
消し受容層が望ましい場合には、剥離層中に各種の粒子
を包含させるか或は表面をマット処理した基材フイルム
を使用することにより表面マット状にすることも出来
る。勿論、上記の如き基材フイルムが適度な剥離性を有
している場合には剥離層の形成は不要である。
【0013】染料受容層3及び保護層5は夫々別の樹脂
から形成してもよいが同一の樹脂から形成してもよい。
これらの層を形成する為の樹脂としては、例えば、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリ
デン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリア
クリルエステル等のビニルポリマー、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエス
テル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノ
マーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロースジ
アセテート等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート等
が挙げられ、特に好ましいものは、ビニル系樹脂及びポ
リエステル系樹脂である。
【0014】受容層を形成する樹脂には離型剤を併用す
ることが好ましい。樹脂に混合して使用する好ましい離
型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系界
面活性剤、弗素系界面活性剤等が挙げられるが、シリコ
ーンオイルが望ましい。該シリコーンオイルとしては、
エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシ
ル変性、アルコール変性、弗素変性、アルキルアラルキ
ルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポ
リエーテル変性等の変性シリコーンオイルが望ましい。
離型剤は1種若しくは2種以上のものが使用される。
又、この離型剤の添加量は染料受容層形成樹脂100重
量部に対し、0.5〜30重量部が好ましい。この添加
量の範囲を満たさない場合は、熱転写シートと染料受容
層の融着若しくは印字感度の低下等の問題が生じる場合
がある。この様な離型剤を染料受容層に添加することに
よって、転写後の受容層の表面に離型剤がブリードアウ
トして離型層が形成される。
【0015】受容層3は、前記の基材フイルムの1一方
の面に、上記の如き樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加
えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶
剤や水に分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロール
コーティング法等の形成手段により塗布及び乾燥するこ
とによって形成される。以上の如く形成される染料受容
層(保護層)は任意の厚さでよいが、一般的には1〜1
0μmの厚さである。又、この様な染料受容層(保護
層)は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エマルジョ
ンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成し
てもよい。
【0016】更に、本発明では、図1に示す様に前記受
容層32の上にバリヤー層33及び気泡含有層34を設
ける。バリヤー層33は、転写性受容層3を被転写材に
転写後、気泡含有層中の気泡の膨張によって受容層が変
形したり、破壊されたりすることを防止し、受容層に強
度を付与する目的を有している。かかるバリヤー層33
は、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエ
チレン系樹脂、セルロース系樹脂、ブタジエンラバー、
エポキシ樹脂等から形成する。好ましい樹脂は比較的硬
いアクリル樹脂であり、硬度の高いアクリル樹脂として
は、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレー
ト等の(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステルが好
ましいが、他の(メタ)アクリルモノマーであっても、
例えば、ジビニルベンゼン、エチレングルコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート等の多官能モノマーを配合して、得ら
れるアクリル樹脂を少なくとも一部架橋させてもよい。
架橋の方法は熱、紫外線、電子線等の方法を任意に採用
することが出来る。
【0017】上記の如き樹脂を、アセトン、酢酸エチ
ル、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン、シクロ
ヘキサノン等の適当な有機溶剤に溶解し、白色度を向上
させる為の白色顔料やバリヤー層の硬度を挙げる為の各
種フィラー等の添加剤を必要に応じて添加して塗料又は
インキを調製し、これを、例えば、グラビア印刷法、ス
クリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコ
ーティング法等の形成手段により染料受容層上に塗布及
び乾燥してバリヤー層を形成する。この様にして形成す
るバリヤー層の厚みは約0.5〜20μm程度が好適で
ある。気泡含有層34は、転写された後の受容層3に適
当なクッション性と断熱性を付与するものである。気泡
含有層34のバインダーとして下記の接着性樹脂を使用
すれば接着剤層の形成を省略することが出来る。気泡含
有層は、気泡とバインダーとからなる。バインダーとし
ては、任意の樹脂が使用出来るが、受容層との接着性が
良好である感熱接着剤が好ましい。これらの接着剤とし
ては、例えば、従来技術でフイルムの積層に使用されて
いる様な2液硬化型のポリウレタン樹脂、エポキシ系樹
脂、酢酸ビニル樹脂やアクリル樹脂のエマルジョン等、
エチレン−酢酸ビニル共重合体系、ポリアミド系、ポリ
エステル系、ポリオレフィン系等の熱可塑性樹脂等が有
利に使用することが出来る。
【0018】これらの樹脂中に含有させる気泡は発泡剤
から形成するが、かかる発泡剤としては、熱で分解して
酸素、炭酸ガス、窒素等のガスを発生するジニトロペン
タメチレンテトラミン、ジアゾアミノベンゼン、アゾビ
スイソブチロニトリル、アゾジカルボアミド等の分解型
発泡剤、ブタン、ペンタン等の低沸点液体をポリ塩化ビ
ニリデン、ポリアクリロニトリル等の樹脂でマイクロカ
プセルしたマイクロバルーン等の公知の発泡剤がいずれ
も使用出来、更にこれらのマイクロバルーンを予め発泡
させた発泡体や白色顔料で被覆されたマイクロバルーン
等も有効に使用することが出来る。上記においてマイク
ロスフェアー等のマイクロカプセル発泡剤は、発泡後に
もその気泡は外壁を有しているので、転写後バリヤー層
や受容層にピンホール等の欠陥を生じない点で特に好ま
しい。これらの発泡剤は層中で発泡している状態でもよ
いし或は未発泡状態でもよいし、その中間の状態でもよ
い。しかしながら、発泡剤が気泡層中では未発泡又は不
完全発泡の状態であり、転写性受容層3の転写時或は画
像形成時にサーマルヘッドから加えられる熱によって発
泡することが優れたクッション性を与える点で最も好ま
しい。上記発泡剤又は発泡体の使用量は、気泡含有層の
発泡倍率が1.5〜20倍程度の範囲になる割合、例え
ば、気泡含有層を形成する樹脂100重量部当たり0.
5〜200重量部の割合で使用することが好ましい。
【0019】更に上記発泡剤に加えて、気泡含有層に
は、各種の蛍光増白剤や白色顔料、例えば、酸化チタン
等を添加しておくことによって、転写後の受容層の白色
度を向上させ、又、基材シートが紙である場合、その紙
の黄味を隠蔽することが出来る。勿論、その他、体質顔
料や充填剤等の任意の添加剤を必要に応じてを添加して
もよい。これらの気泡含有層は、好ましくは0.5〜2
0μm程度の厚みに形成する。更に上記の気泡含有層3
4(保護層52)の表面には、これらの層の転写性を良
好にする為に接着剤層35、53を設けることが好まし
い。これらの接着剤層は、例えば、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル
共重合樹脂、ポリエステル樹脂等の如く熱時接着性の良
好な樹脂の溶液を塗布及び乾燥することによって、好ま
しくは0.5〜10μm程度の厚みに形成する。
【0020】検知マーク4は、前記バリヤー層33(又
は接着剤層35、53)と同一の形成剤、例えば、塗料
又はインキから形成する。形成する方法はグラビア印刷
が好適であり、前記バリヤー層33(又は接着剤層3
5、53)の形成時に同一のグラビア版によって形成す
ることが出来る。かかる検知マーク4は白色であるのが
好ましく、バリヤー層も白色であるのが好ましいので同
一の形成剤から同時に形成することが出来る。検知マー
ク4は、図面上同一形状に描かれているが、実際には各
層の種別をプリンターに検知させるべく、例えば、バー
コード等の如く、夫々の層に対応した別の形状のマーク
として形成されている。検知マーク4の塗工量はバリヤ
ー層、気泡含有層及び接着剤層の少なくとも1層の塗工
量と同様でよい。上記の如き複合熱転写シートを使用し
て、転写性受容層3を転写させ且つ画像を形成する為の
受像シートは、特に限定されず、例えば、普通紙、上質
紙、トレーシングペーパー、プラスチックフイルム等い
ずれのシートでもよく、又、形状的には、カード、葉
書、パスポート、便箋、レポート用紙、ノート、カタロ
グ等いずれのものでもよく、特に表面の目の粗い普通
紙、ラフ紙にも適用可能である。
【0021】受容層3及び保護層5の転写方法は、熱転
写用のサーマルヘッドを備えた一般のプリンター、転写
箔用のホットスタンパー、熱ロール等、受容層又は接着
剤層が活性化される温度に加熱可能ないずれの加熱加圧
手段でもよい。又、画像の形成方法としては従来公知の
手段がいずれも使用出来、例えば、サーマルプリンター
(例えば、日立製作所製、ビデオプリンターVY−10
0)等の記録装置によって、記録時間をコントロールす
ることにより、5〜100mJ/mm2 程度の熱エネル
ギーを付与することによって所期の目的を十分に達成す
ることが出来る。
【0022】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い
限り重量基準である。 実施例1 背面に耐熱滑性層が形成されている厚さ6.0μmのポ
リエチレンテレフタレートフイルム(東レ製)全面に、
下記組成の離型層用塗工液をバーコーターにより固形分
基準で0.3g/m2 の割合で塗工及び乾燥して離型層
を形成した。次にその離型処理面に、下記の各塗工液を
使用して、幅30cm且つ間隔90cmで受容層(固形
分2.0g/m2 、バーコーター)、バリヤー層(固形
分3.0g/m2 グラビアコーター)、気泡含有層(固
形分3.0g/m2 )及び接着剤層(固形分2.0g/
2 バーコーター)を重ねて形成した。尚、検知マーク
(固形分3.0g/m2 )は図2に示す様に、各層の側
面にバリヤー層の形成と同一の版で印刷形成した。各層
は塗布後、ドライヤーで仮乾燥後、100℃のオーブン
中で30分間乾燥した。
【0023】剥離層用塗工液組成 高Tgポリウレタン樹脂(クリスボン8566、大日本インキ化学工業製) 100部 ジメチルホルムアミド 500部受容層用塗工液組成 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂(電気化学工業製、重合度320、10 00AS) 100部 エポキシ変性シリコーン(X-22-343、 信越化学工業製) 3部 アミノ変性シリコーン(KF-393、 信越化学工業製) 3部 蛍光増白剤(ユビテックスOB、チバガイギー製) 0.5部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 500部バリヤー層用塗工液組成 MMA系アクリル樹脂(BR−85、積水化学工業製) 100部 酸化チタン(トーケムプロダクツ製、TCA888) 100部 シリコン系カップリング剤(硬化剤3、昭和インキ製) 10部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 400部気泡含有層用塗工液組成 スチレンアクリル樹脂エマルジョン(AF−231、日本合成ゴム製) 100部 発泡性マイクロカプセル(F−30VS、松本油脂製薬製) 20部 純水 100部接着剤層用塗工液組成 (HS−32マットインキ(昭和インキ製)) アクリル樹脂(BR−106、積水化学工業製) 100部 マイクロシリカ 2部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 300部 続いて下記組成の染料層用インキを調製し、基材フイル
ムの受容層が形成されていない面に夫々幅30cmづつ
乾燥塗布量が1.0g/m2 になる様にグラビアコータ
ーにより塗布及び乾燥し本発明の複合熱転写シートを得
た。
【0024】染料層用インキ組成 : 分散染料(カヤセットブルー714、日本化薬(株)製) 4.0部 エチルヒドロキシセルロース(ハーキュレス社製) 5.0部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 80.0部 ジオキサン 10.0部 尚、同様にしてイエロー層用インキをイエロー分散染料
(Macrolex Yellow 6G、 バイエル社製、C.I.Disperse
Yellow 201)から、そしてマゼンタ層用インキをマゼン
タ分散染料(C.I.Disperse Red60) を使用して形成し
た。 実施例2 酸化チタンをバリヤー層ではなく、気泡含有層に添加し
た以外は実施例1と同様にして本発明の複合熱転写シー
トを得た。 実施例3 酸化チタンをバリヤー層ではなく、接着剤層に添加した
以外は実施例1と同様にして本発明の複合熱転写シート
を得た。
【0025】前記の実施例1〜3の複合熱転写シートの
転写性受容層面と葉書とを重ね合せ、サーマルヘッドを
用いて、出力1W/ドット、パルス幅0.3〜0.45
msec.、ドット密度3ドット/mmの条件で全面的に受容
層を転写させ、続いて該受容層の面に、原稿を色分解し
て得られたイエロー信号の印字を行い、イエローの染料
層を重ねイエロー画像を形成した。更に上記で得られた
画像領域にマゼンタ信号により同様にマゼンタ染料を、
更に同様のシアン信号によりシアン染料を転写させ、フ
ルカラー画像を形成した。
【0026】
【効果】以上の如き本発明によれば、複合熱転写シート
における検知マークを、転写性染料受容層を形成するバ
リヤー層、気泡含有層及び接着剤層の少なくとも1層と
同一の形成剤から形成することによって、印刷回数がそ
れだけ省略され、製造コストの上昇を抑えることが出来
る。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合熱転写シートの断面を図解的に説
明する図。
【図2】本発明の複合熱転写シートの平面を図解的に説
明する図。
【符号の説明】
1:基材フイルム 2:染料層 3:転写性染料受容層 31,51:剥離層 32:染料受容層 33:バリヤー層 34:気泡含有層 35,53:接着剤層 4:検知マーク 5:転写性保護層 6:耐熱滑性層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合熱転写シートの断面及び平面を図
解的に説明する図。
【符号の説明】 1:基材フイルム 2:染料層 3:転写性染料受容層 31,51:剥離層 32:染料受容層 33:バリヤー層 34:気泡含有層 35,53:接着剤層 4:検知マーク 5:転写性保護層 6:耐熱滑性層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺基材フイルムの一方の面に1色又は
    複数色の染料層と剥離可能な転写性染料受容層とが面順
    次に設けられ、且つ必要箇所に検知マークが設けられて
    いる複合熱転写シートにおいて、上記の転写性染料受容
    層が基材フイルム側から順次積層された剥離性染料受容
    層、バリヤー層、気泡含有層及び接着剤層とからなり、
    検知マークがバリヤー層、気泡含有層及び接着剤層の少
    なくとも1層と同一の形成剤からなることを特徴とする
    複合熱転写シート。
  2. 【請求項2】 検知マーク、バリヤー層、気泡含有層及
    び接着剤層の少なくとも1層が白色顔料を含む請求項1
    に記載の複合熱転写シート。
  3. 【請求項3】 更に転写性保護層が面順次に設けられ、
    該保護層が染料受容層と同一の樹脂から形成されている
    請求項1に記載の複合熱転写シート。
  4. 【請求項4】 バリヤー層がアクリル樹脂又はその少な
    くとも一部が架橋したアクリル樹脂から形成されている
    請求項1に記載の熱転写受像シート。
  5. 【請求項5】 気泡含有層が接着剤層を兼ねる請求項1
    に記載の熱転写受像シート。
JP3347656A 1991-12-04 1991-12-04 複合熱転写シート Pending JPH05155159A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101358724B1 (ko) * 2012-12-04 2014-02-28 주식회사 디지털프린팅솔루션 승화 열전사 기록용 재전사 필름

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