JPH05169446A - 繊維強化プリフォームの製造方法 - Google Patents
繊維強化プリフォームの製造方法Info
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- JPH05169446A JPH05169446A JP33735991A JP33735991A JPH05169446A JP H05169446 A JPH05169446 A JP H05169446A JP 33735991 A JP33735991 A JP 33735991A JP 33735991 A JP33735991 A JP 33735991A JP H05169446 A JPH05169446 A JP H05169446A
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】プリフォーム成形用スクリーン型1に補強材1
0を堆積させながらまたは堆積した後に、接着剤を吹き
付けまたは散布してプリフォームを製造する方法におい
て、前記接着剤に硬化型の樹脂組成物14を使用すると
ともに、スクリーン型上の補強材および接着剤を気密性
シートで覆ってスクリーンに密着させた後、接着剤を硬
化させることを特徴とする繊維強化プリフォームの製造
方法。 【効果】樹脂の使用量を少なくして接着剤の乾燥硬化工
程および後処理工程を行うことなく繊維強化プリフォー
ムを得ることができ、経済性に優れるとともに、得られ
るFRP成形品の耐水性の低下を防止できるため、幅広
い分野のFRP製品に応用することができる。
0を堆積させながらまたは堆積した後に、接着剤を吹き
付けまたは散布してプリフォームを製造する方法におい
て、前記接着剤に硬化型の樹脂組成物14を使用すると
ともに、スクリーン型上の補強材および接着剤を気密性
シートで覆ってスクリーンに密着させた後、接着剤を硬
化させることを特徴とする繊維強化プリフォームの製造
方法。 【効果】樹脂の使用量を少なくして接着剤の乾燥硬化工
程および後処理工程を行うことなく繊維強化プリフォー
ムを得ることができ、経済性に優れるとともに、得られ
るFRP成形品の耐水性の低下を防止できるため、幅広
い分野のFRP製品に応用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維強化プラスチック成
形品の製造に使用する繊維強化プリフォームの製造方法
に関するものである。
形品の製造に使用する繊維強化プリフォームの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】補強材と不飽和ポリエステル樹脂等の樹
脂を複合した繊維強化プラスチック(以下、FRPと略
す)は、住宅資材、舟艇、工業機材、電気部品、自動車
部品等に幅広く使用されており、現代生活には不可欠の
材料となっている。FRP製品を生産するための成形法
としては種々の方法が知られている。マッチドメタルダ
イ、コールドプレス、レジンインジェクション、バキュ
ームアシストレジンインジェクション、バック法等の成
形法では、雄型または雌型に補強材と樹脂を挿入し、硬
化させて成形を行うが、この場合、補強材として成形型
の形状をした繊維強化プリフォームを使用するのが一般
的である。
脂を複合した繊維強化プラスチック(以下、FRPと略
す)は、住宅資材、舟艇、工業機材、電気部品、自動車
部品等に幅広く使用されており、現代生活には不可欠の
材料となっている。FRP製品を生産するための成形法
としては種々の方法が知られている。マッチドメタルダ
イ、コールドプレス、レジンインジェクション、バキュ
ームアシストレジンインジェクション、バック法等の成
形法では、雄型または雌型に補強材と樹脂を挿入し、硬
化させて成形を行うが、この場合、補強材として成形型
の形状をした繊維強化プリフォームを使用するのが一般
的である。
【0003】繊維プリフォームの成形には、成形型の雄
型または雌型に合わせてつくった形状で多数の小孔を有
するスクリーン型が使用され、該スクリーン型の一方の
側を減圧状態に保ちつつ、小孔から大気を吸引してスク
リーン型の大気に接する面に繊維を供給しながらまたは
繊維補強材をスクリーン型に吸い付けた状態で接着剤を
吹き付けてまたは散布して保形性を与え、その後、スク
リーン型から外されてプリフォームとされる。接着剤と
しては、水溶性エマルジョン溶液またはホットメルト型
接着剤が使用されている。
型または雌型に合わせてつくった形状で多数の小孔を有
するスクリーン型が使用され、該スクリーン型の一方の
側を減圧状態に保ちつつ、小孔から大気を吸引してスク
リーン型の大気に接する面に繊維を供給しながらまたは
繊維補強材をスクリーン型に吸い付けた状態で接着剤を
吹き付けてまたは散布して保形性を与え、その後、スク
リーン型から外されてプリフォームとされる。接着剤と
しては、水溶性エマルジョン溶液またはホットメルト型
接着剤が使用されている。
【0004】水溶性エマルジョン溶液を使用する場合に
は、例えば、スクリーン型上に繊維を吹き付けて堆積さ
せた後、これに、水で希釈した水性エマルジョンタイプ
の樹脂を塗布または散布して繊維隙間を水溶性エマルジ
ョン溶液で埋め、スクリーン型を吸引排気して繊維をス
クリーン型に密着させ、この状態で加熱乾燥させてプリ
フォームを得る。
は、例えば、スクリーン型上に繊維を吹き付けて堆積さ
せた後、これに、水で希釈した水性エマルジョンタイプ
の樹脂を塗布または散布して繊維隙間を水溶性エマルジ
ョン溶液で埋め、スクリーン型を吸引排気して繊維をス
クリーン型に密着させ、この状態で加熱乾燥させてプリ
フォームを得る。
【0005】乾燥後の接着剤の不揮発物の付着量は、F
RP成形時の型へのなじみ性、仕上がり外観性、成形品
の強度特性、耐水性等の点から、一般に補強材に対して
約3〜10重量%とされる。水溶性エマルジョン溶液
は、補強材間に接着剤が充分に充満して繊維間の隙間を
塞ぎ、目詰まりした状態とする必要があるため、スクリ
ーン上に堆積したガラス繊維とほぼ同量使用され、その
後、乾燥処理が施される。この乾燥処理の熱効率を上げ
るためには、かなり熱効率のよい熱風発生装置が必要で
あり、設備費用が高価となる欠点があった。また上記接
着剤の水の蒸発のほかに炉自体やスクリーンの空気を暖
めるための熱ロスが多く、熱源費が高く、さらに熱効率
を上げるために直火を熱源として使用すると、水性エマ
ルジョン中に含まれる有機溶剤の引火爆発など安全面で
の問題もあった。
RP成形時の型へのなじみ性、仕上がり外観性、成形品
の強度特性、耐水性等の点から、一般に補強材に対して
約3〜10重量%とされる。水溶性エマルジョン溶液
は、補強材間に接着剤が充分に充満して繊維間の隙間を
塞ぎ、目詰まりした状態とする必要があるため、スクリ
ーン上に堆積したガラス繊維とほぼ同量使用され、その
後、乾燥処理が施される。この乾燥処理の熱効率を上げ
るためには、かなり熱効率のよい熱風発生装置が必要で
あり、設備費用が高価となる欠点があった。また上記接
着剤の水の蒸発のほかに炉自体やスクリーンの空気を暖
めるための熱ロスが多く、熱源費が高く、さらに熱効率
を上げるために直火を熱源として使用すると、水性エマ
ルジョン中に含まれる有機溶剤の引火爆発など安全面で
の問題もあった。
【0006】一方、上記問題点を解決する方法として、
ホットメルト型接着剤を用いる方法が提案されている
(特開昭59−35917号公報)。この方法は、溶融
したホットメルト接着剤を、ガラス繊維等の補強材に吹
き付けて溶融散布した後、冷却して成形する方法であ
る。しかし、この方法では、スクリーン型上に堆積させ
るガラス繊維に対するホットメルト型接着剤の使用量が
上記と同様の理由で約3〜10重量%に制限されるた
め、堆積させた繊維の空隙を埋めることができず、従っ
て、スクリーン型を吸引排気しても堆積したガラス繊維
をスクリーン型上に密着させることができず、ホットメ
ルト型接着剤は吹き付けと同時に冷却し、かさばった状
態で固化してしまう。スクリーン形状に合ったプリフォ
ームを作るためには、再度加熱してホットメルト接着剤
を溶融した状態とし、外から押しつけてスクリーン型に
密着させるなどの後処理が必要であった。
ホットメルト型接着剤を用いる方法が提案されている
(特開昭59−35917号公報)。この方法は、溶融
したホットメルト接着剤を、ガラス繊維等の補強材に吹
き付けて溶融散布した後、冷却して成形する方法であ
る。しかし、この方法では、スクリーン型上に堆積させ
るガラス繊維に対するホットメルト型接着剤の使用量が
上記と同様の理由で約3〜10重量%に制限されるた
め、堆積させた繊維の空隙を埋めることができず、従っ
て、スクリーン型を吸引排気しても堆積したガラス繊維
をスクリーン型上に密着させることができず、ホットメ
ルト型接着剤は吹き付けと同時に冷却し、かさばった状
態で固化してしまう。スクリーン形状に合ったプリフォ
ームを作るためには、再度加熱してホットメルト接着剤
を溶融した状態とし、外から押しつけてスクリーン型に
密着させるなどの後処理が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題を解決し、接着剤の乾燥硬化工程または後処理
工程を不要とする、経済性に優れた繊維強化プリフォー
ムの製造方法を提供するものである。
術の問題を解決し、接着剤の乾燥硬化工程または後処理
工程を不要とする、経済性に優れた繊維強化プリフォー
ムの製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
に鑑み、鋭意検討した結果、接着剤として少量の硬化型
樹脂を用い、これを補強材とともにスクリーン上に堆積
させた後、気密性シートで覆ってスクリーンに密着さ
せ、その後接着剤を硬化させることにより上記課題が解
決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち、
本発明は、プリフォーム成形用スクリーン型に補強材を
堆積させながらまたは堆積した後に、接着剤を吹き付け
または散布してプリフォームを製造する方法において、
前記接着剤に硬化型の樹脂組成物を使用するとともに、
スクリーン型上の補強材および接着剤を気密性シートで
覆ってスクリーンに密着させた後、接着剤を硬化させる
ことを特徴とする繊維強化プリフォームの製造方法に関
する。
に鑑み、鋭意検討した結果、接着剤として少量の硬化型
樹脂を用い、これを補強材とともにスクリーン上に堆積
させた後、気密性シートで覆ってスクリーンに密着さ
せ、その後接着剤を硬化させることにより上記課題が解
決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち、
本発明は、プリフォーム成形用スクリーン型に補強材を
堆積させながらまたは堆積した後に、接着剤を吹き付け
または散布してプリフォームを製造する方法において、
前記接着剤に硬化型の樹脂組成物を使用するとともに、
スクリーン型上の補強材および接着剤を気密性シートで
覆ってスクリーンに密着させた後、接着剤を硬化させる
ことを特徴とする繊維強化プリフォームの製造方法に関
する。
【0009】本発明に用いられる補強材には特に制約は
なく、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊
維などが用いられる。また繊維の状態にも制約はなく、
例えばチョップドストランドマット、コンテニアスマッ
ト等のマット状、ガラスクロス、ロービングクロス等の
クロス状、連続繊維状、ガラスロービング等のロービン
グ状などいずれの状態でも使用可能である。本発明に用
いられる接着剤には、硬化型の樹脂組成物が用いられ、
例えば不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂組成物が用いられる。該組成物には、接着剤と
して吹き付けまたは散布し、さらに硬化するために、適
当な粘度と硬化性を有する必要がある。樹脂組成物の粘
度は通常10ポアズ以下に調製される。粘度が高すぎる
と吹き付けが困難となる。また硬化性を与えるためには
硬化促進剤、硬化剤等が添加される。
なく、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊
維などが用いられる。また繊維の状態にも制約はなく、
例えばチョップドストランドマット、コンテニアスマッ
ト等のマット状、ガラスクロス、ロービングクロス等の
クロス状、連続繊維状、ガラスロービング等のロービン
グ状などいずれの状態でも使用可能である。本発明に用
いられる接着剤には、硬化型の樹脂組成物が用いられ、
例えば不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂組成物が用いられる。該組成物には、接着剤と
して吹き付けまたは散布し、さらに硬化するために、適
当な粘度と硬化性を有する必要がある。樹脂組成物の粘
度は通常10ポアズ以下に調製される。粘度が高すぎる
と吹き付けが困難となる。また硬化性を与えるためには
硬化促進剤、硬化剤等が添加される。
【0010】樹脂の硬化は、常温硬化型、中温硬化型お
よび高温硬化型のいずれの適用も可能であるが、スプレ
イアップ成形法と同様に常温硬化型の硬化剤を添加して
使用する常温硬化型が一般的である。樹脂の硬化時間
は、樹脂と補強材を気密性シートで覆ってスクリーン型
に密着させた後、硬化が開始するように硬化時間を設定
される。樹脂の使用量は、従来のホットメルト型接着剤
使用の場合と同様にFRP成形時の型へのなじみ性、仕
上がり外観性、成形品の強度特性、耐水性等の点から、
補強材に対して約3〜10重量%とされる。本発明にお
いては補強材に対する接着剤の使用量が少なくても、ス
クリーン型上で補強材と接着剤が気密シートで覆われた
状態で吸引排気され、補強材間が目詰まりした状態とな
るため、嵩ばることなく、スクリーン型に密着した状態
で接着剤を硬化することができる。
よび高温硬化型のいずれの適用も可能であるが、スプレ
イアップ成形法と同様に常温硬化型の硬化剤を添加して
使用する常温硬化型が一般的である。樹脂の硬化時間
は、樹脂と補強材を気密性シートで覆ってスクリーン型
に密着させた後、硬化が開始するように硬化時間を設定
される。樹脂の使用量は、従来のホットメルト型接着剤
使用の場合と同様にFRP成形時の型へのなじみ性、仕
上がり外観性、成形品の強度特性、耐水性等の点から、
補強材に対して約3〜10重量%とされる。本発明にお
いては補強材に対する接着剤の使用量が少なくても、ス
クリーン型上で補強材と接着剤が気密シートで覆われた
状態で吸引排気され、補強材間が目詰まりした状態とな
るため、嵩ばることなく、スクリーン型に密着した状態
で接着剤を硬化することができる。
【0011】本発明に用いられる気密性シートとして
は、ポリエチレン性フィルム、塩化ビニル性フィルム等
が挙げられる。また完全に気密性を保持するものでなく
ても、吸引排気により補強材間の隙間を埋めるような働
きをするものであればよい。またシート状でなくスクリ
ーンの形状に沿った成形物でもよく、気密性を付与する
ものであればよい。
は、ポリエチレン性フィルム、塩化ビニル性フィルム等
が挙げられる。また完全に気密性を保持するものでなく
ても、吸引排気により補強材間の隙間を埋めるような働
きをするものであればよい。またシート状でなくスクリ
ーンの形状に沿った成形物でもよく、気密性を付与する
ものであればよい。
【0012】図1は、本発明の製造方法による装置の一
例を示す説明図である。この装置は、小孔2を有するス
クリーン型1と、該スクリーン型1の一方から吸引排気
する減圧装置3と、該減圧装置3の減圧状態を適宜最適
な状態に保持する減圧調製用ダンパ4と、減圧状態を測
定する減圧ゲージ5と、補強材10をカットしてチョッ
プ11とするカッター6と、硬化型の樹脂組成物12と
硬化剤13を混合した組成物14をスクリーン型1上に
噴射するスプレイガン7とから主としてなる。スクリー
ン型1は成形される所定の形状を有し、小孔2の開孔率
は通常約50%程度であり、材質としてはパンチングメ
タル製またはFRP製が好適に使用される。
例を示す説明図である。この装置は、小孔2を有するス
クリーン型1と、該スクリーン型1の一方から吸引排気
する減圧装置3と、該減圧装置3の減圧状態を適宜最適
な状態に保持する減圧調製用ダンパ4と、減圧状態を測
定する減圧ゲージ5と、補強材10をカットしてチョッ
プ11とするカッター6と、硬化型の樹脂組成物12と
硬化剤13を混合した組成物14をスクリーン型1上に
噴射するスプレイガン7とから主としてなる。スクリー
ン型1は成形される所定の形状を有し、小孔2の開孔率
は通常約50%程度であり、材質としてはパンチングメ
タル製またはFRP製が好適に使用される。
【0013】このような構成において、まず減圧装置3
を稼働してスクリーン型1を吸引する。スクリーン型1
の減圧は、スクリーン面に供給された補強材や接着剤を
保持し、また気密性シートによりスクリーン上の補強材
や接着剤をスクリーン型に密着させる点から、980〜
3290Pa程度とするのが好ましい。吸引する排気量
は型の表面積に比例するので適宜適切な減圧状態を保持
するよう調製用ダンパ4で調製する。次いで減圧状態に
あるスクリーン型1の上面に補強材10をカッター6を
経由して供給する。補強材10としてガラスロービング
等を使用した場合にはカッター6により適度な長さにカ
ットし、ガラスチョップ11として供給する。該ガラス
チョップ11はスクリーン型1の内面が減圧吸引状態に
なっているため型上面に保持される。ガラスロービング
等は適当の長さにカットされても、またカットせずに連
続的に供給してもよい。
を稼働してスクリーン型1を吸引する。スクリーン型1
の減圧は、スクリーン面に供給された補強材や接着剤を
保持し、また気密性シートによりスクリーン上の補強材
や接着剤をスクリーン型に密着させる点から、980〜
3290Pa程度とするのが好ましい。吸引する排気量
は型の表面積に比例するので適宜適切な減圧状態を保持
するよう調製用ダンパ4で調製する。次いで減圧状態に
あるスクリーン型1の上面に補強材10をカッター6を
経由して供給する。補強材10としてガラスロービング
等を使用した場合にはカッター6により適度な長さにカ
ットし、ガラスチョップ11として供給する。該ガラス
チョップ11はスクリーン型1の内面が減圧吸引状態に
なっているため型上面に保持される。ガラスロービング
等は適当の長さにカットされても、またカットせずに連
続的に供給してもよい。
【0014】一方、樹脂12は硬化剤13と混合されて
樹脂組成物14としてスプレイガン7からスクリーン型
1の上に供給される。ガラスチョップ11と樹脂組成物
14を同時に供給してもよく、またガラスチョップ11
の上に樹脂組成物14を供給してもよい。樹脂組成物1
4をスプレイ供給するにはスプレイアップ法で使用され
るスプレイアップ機をそのまま利用することができる。
スクリーン上に補強材10と樹脂組成物14を体積させ
た後、この上に気密性シートを覆い被せてスクリーンの
吸引力によりスクリーン型に密着させる。この状態で樹
脂組成物14を常温硬化させ、脱型してガラス繊維プリ
フォームを得る。硬化時間を短縮するために加熱しても
よい。
樹脂組成物14としてスプレイガン7からスクリーン型
1の上に供給される。ガラスチョップ11と樹脂組成物
14を同時に供給してもよく、またガラスチョップ11
の上に樹脂組成物14を供給してもよい。樹脂組成物1
4をスプレイ供給するにはスプレイアップ法で使用され
るスプレイアップ機をそのまま利用することができる。
スクリーン上に補強材10と樹脂組成物14を体積させ
た後、この上に気密性シートを覆い被せてスクリーンの
吸引力によりスクリーン型に密着させる。この状態で樹
脂組成物14を常温硬化させ、脱型してガラス繊維プリ
フォームを得る。硬化時間を短縮するために加熱しても
よい。
【0015】本発明によれば、水溶性エマルジョン溶液
を用いた場合の接着剤の熱処理工程を省略でき、またホ
ットメルト型接着剤を用いた場合の後処理工程が不要で
あり、省エネルギー的かつ経済的にプリフォームを製造
することができる。また接着剤として使用する硬化型の
樹脂は、耐水性を低下させることがないため、あらゆる
分野のFRP成形品に応用することができる。
を用いた場合の接着剤の熱処理工程を省略でき、またホ
ットメルト型接着剤を用いた場合の後処理工程が不要で
あり、省エネルギー的かつ経済的にプリフォームを製造
することができる。また接着剤として使用する硬化型の
樹脂は、耐水性を低下させることがないため、あらゆる
分野のFRP成形品に応用することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明す
る。図1に示す装置において、下記に示す設備および材
料を用いてガラス繊維プリフォームを成形した。 1.設備の仕様 (1)スクリーン型:幅1000mm、長さ1000mm、
高さ1000mmの寸法を有し、材質パンチドメタル製、
開孔率50%、表面積約5m2 の立方体の型を用いた。 (2)減圧装置(排気ファン):排気能力、200m3
/min (3)樹脂、ガラス繊維の供給装置:スプレイアップ機
(東技研社製) 2.使用材料 (1)補強材:ガラスロービング(RS−240F−1
14AJ、日東紡績株式会社社製) (2)樹脂:ポリセット5595APT−S(日立化成
工業社製、不飽和ポリエステル) (3)硬化剤:パーメックN(日本油脂社製) (4)気密性シート:ポリエチレンフィルム(厚さ50
ミクロン、タマポリ社製FN−13)
る。図1に示す装置において、下記に示す設備および材
料を用いてガラス繊維プリフォームを成形した。 1.設備の仕様 (1)スクリーン型:幅1000mm、長さ1000mm、
高さ1000mmの寸法を有し、材質パンチドメタル製、
開孔率50%、表面積約5m2 の立方体の型を用いた。 (2)減圧装置(排気ファン):排気能力、200m3
/min (3)樹脂、ガラス繊維の供給装置:スプレイアップ機
(東技研社製) 2.使用材料 (1)補強材:ガラスロービング(RS−240F−1
14AJ、日東紡績株式会社社製) (2)樹脂:ポリセット5595APT−S(日立化成
工業社製、不飽和ポリエステル) (3)硬化剤:パーメックN(日本油脂社製) (4)気密性シート:ポリエチレンフィルム(厚さ50
ミクロン、タマポリ社製FN−13)
【0017】3.プリフォーム成形 まず、スクリーン型1の表面にフッ素系離型剤(フレコ
ートFRP:HYSOLAERROSPACE & I
NDUSTRIAL PRODUCTS DIVISI
ON)を塗布し、離型処理をした。次に減圧装置3を運
転し、減圧調整用ダンパ4を2450Paに調節し、ガ
ラスロービング10をカッター6で50mmにカットしな
がら、スプレイアップ機によりガラスチョップ11の吐
出能力を3kg/minに調節してスクリーン型1の表面
に約2kgを均一に吹き付けた。その後、ガラスチョップ
11を同様に吹き付けながら、樹脂12に硬化剤13を
混合した樹脂組成物14を、樹脂の吐出量が約0.3kg
/minになように調節してスプレイガン(スプレイア
ップ機)7により同時に吹き付けた。このときのガラス
チョップの吹付量は10kg、樹脂の吹付量は0.9kg、
硬化剤の樹脂に対する混合割合は1.0重量%であっ
た。
ートFRP:HYSOLAERROSPACE & I
NDUSTRIAL PRODUCTS DIVISI
ON)を塗布し、離型処理をした。次に減圧装置3を運
転し、減圧調整用ダンパ4を2450Paに調節し、ガ
ラスロービング10をカッター6で50mmにカットしな
がら、スプレイアップ機によりガラスチョップ11の吐
出能力を3kg/minに調節してスクリーン型1の表面
に約2kgを均一に吹き付けた。その後、ガラスチョップ
11を同様に吹き付けながら、樹脂12に硬化剤13を
混合した樹脂組成物14を、樹脂の吐出量が約0.3kg
/minになように調節してスプレイガン(スプレイア
ップ機)7により同時に吹き付けた。このときのガラス
チョップの吹付量は10kg、樹脂の吹付量は0.9kg、
硬化剤の樹脂に対する混合割合は1.0重量%であっ
た。
【0018】ガラスチョップ11と樹脂組成物14を吹
き付けた後、気密性シートで全スクリーン面を覆い、ガ
ラスチョップと樹脂組成物をスクリーン型に密着させ、
この状態で樹脂組成物14を硬化させた。樹脂組成物1
4は供給した後約5分で硬化を開始した。樹脂全体が硬
化した時点で減圧装置3の排気ファンの運転を停止し
た。さらに10分常温放置して硬化させて離型し、図2
に示す形状のガラス繊維プリフォーム(重量12.8k
g、数字の単位はmmである)を得た。
き付けた後、気密性シートで全スクリーン面を覆い、ガ
ラスチョップと樹脂組成物をスクリーン型に密着させ、
この状態で樹脂組成物14を硬化させた。樹脂組成物1
4は供給した後約5分で硬化を開始した。樹脂全体が硬
化した時点で減圧装置3の排気ファンの運転を停止し
た。さらに10分常温放置して硬化させて離型し、図2
に示す形状のガラス繊維プリフォーム(重量12.8k
g、数字の単位はmmである)を得た。
【0019】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、接着剤とし
て硬化型の樹脂を使用し、かつ補強材と樹脂組成物を気
密性シートでスクリーン型に密着させた後、硬化させる
ため、樹脂の使用量を少なくして接着剤の乾燥硬化工程
および後処理工程を行うことなく繊維強化プリフォーム
を得ることができ、経済性に優れるとともに、得られる
FRP成形品の耐水性の低下を防止できるため、幅広い
分野のFRP製品に応用することができる。
て硬化型の樹脂を使用し、かつ補強材と樹脂組成物を気
密性シートでスクリーン型に密着させた後、硬化させる
ため、樹脂の使用量を少なくして接着剤の乾燥硬化工程
および後処理工程を行うことなく繊維強化プリフォーム
を得ることができ、経済性に優れるとともに、得られる
FRP成形品の耐水性の低下を防止できるため、幅広い
分野のFRP製品に応用することができる。
【図1】図1は、本発明の製造方法に用いる装置の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】図2は、実施例1で得られたガラス繊維プリフ
ォームを示す図である。
ォームを示す図である。
1…スクリーン型、2…小孔、3…減圧装置、4…調整
用ダンパ、5…圧力ゲージ、6…カッター、7…スプレ
イガン、10…補強材(ガラスロービング)、11…ガ
ラスチョップ、12…樹脂組成物、13…硬化剤、14
…組成物。
用ダンパ、5…圧力ゲージ、6…カッター、7…スプレ
イガン、10…補強材(ガラスロービング)、11…ガ
ラスチョップ、12…樹脂組成物、13…硬化剤、14
…組成物。
Claims (1)
- 【請求項1】 プリフォーム成形用スクリーン型に補強
材を堆積させながらまたは堆積した後に、接着剤を吹き
付けまたは散布してプリフォームを製造する方法におい
て、前記接着剤に硬化型の樹脂組成物を使用するととも
に、スクリーン型上の補強材および接着剤を気密性シー
トで覆ってスクリーンに密着させた後、接着剤を硬化さ
せることを特徴とする繊維強化プリフォームの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33735991A JPH05169446A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 繊維強化プリフォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33735991A JPH05169446A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 繊維強化プリフォームの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05169446A true JPH05169446A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18307884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33735991A Pending JPH05169446A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 繊維強化プリフォームの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05169446A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008076352A1 (en) * | 2006-12-14 | 2008-06-26 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Binder for preforms in silencers |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP33735991A patent/JPH05169446A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008076352A1 (en) * | 2006-12-14 | 2008-06-26 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Binder for preforms in silencers |
| JP2010513774A (ja) * | 2006-12-14 | 2010-04-30 | オーシーヴィー インテレクチュアル キャピタル リミテッド ライアビリティ カンパニー | 消音器におけるプリフォーム用バインダー |
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