JPH0517833B2 - - Google Patents

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JPH0517833B2
JPH0517833B2 JP13546889A JP13546889A JPH0517833B2 JP H0517833 B2 JPH0517833 B2 JP H0517833B2 JP 13546889 A JP13546889 A JP 13546889A JP 13546889 A JP13546889 A JP 13546889A JP H0517833 B2 JPH0517833 B2 JP H0517833B2
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Toshiro Akino
Nobuyuki Nakamura
Koki Horikoshi
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Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
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Godo Shusei KK
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なβ−マンノシダーゼと、その製
造法に関するものである。更に詳しくは、新規な
バチルス属に属するアルカリ側に生育の至適PHを
有する好アルカリ性の微生物を培養して得られる
酵素反応の至適PHを中性近傍に有する菌体内β−
マンノシダーゼと、その製造法に関するものであ
る。 従来の技術 β−マンノシダーゼは、分子内にβ−マンノシ
ド結合を有する低分子のβ−D−マンナン(マン
ナン、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ガラ
クトグルコマンナン)に作用し、非還元末端部位
から順次マンノシド結合を加水分解し、マンノー
スを生成する酵素である。 β−D−マンナンを含むものとして、アイボリ
ーナツツ(学名:フイテレフアス・マクロカル
パ)やコロゾがよく知られている。その他、β−
1、4−マンナン含有植物としてはヤシ科のフオ
エニクス・カナリエンシス、オーキス・マキユラ
タなどが知られている。 ガラクトマンナンはイナゴマメやグアーの種子
に含まれる各粘質物、ローカストビーンガム及び
グアーガムが代表的なものであり、この二種のガ
ラクトマンナンは、工業的にそのままあるいは化
学的な改質をほどこし、広く使用されている。 また、ガラクトマンナンは大豆、コーヒー豆、
ムラサキウマゴヤシ、アカツメクサ、コロハなど
マメ科の植物にも多く含まれている。その他のガ
ラクトマンナン含有植物としては、ゲニスタ・ス
コパリア、グレデイツシヤ・フエロクス、レウカ
エナ・グラウカなどが知られている。 グルコマンナン含有物としてはコンニヤク(学
名:アモルフオフアラス・コンニヤク)が最も有
名であるが、サイトモ科のアルム根、マツ属のジ
ヤツクパイン、ラン科の球根、エゾマツやハリモ
ミなどのトウヒ属の植物などが知られている。そ
の他のグルコマンナン含有植物としては、アスパ
ラガス・オフイシナリス、エレムラス・フスカ
ス、エレムラス・レゲリー、エレムラス・スペク
タビリス、フアセオラス・アウレウスなどが知ら
れている。グルコマンナンはこれら植物などから
アルカリ抽出法等により得られている。また、こ
れらβ−D−マンナンは糊料あるいは増粘剤とし
て食品工業や繊維産業で工業的に大量に消費され
ている。 従来、これらβ−D−マンナンの非還元末端か
らマンノース単位で加水分解する酵素として知ら
れているβ−マンノシダーゼは、動物〔バイオケ
ミストリー(Biochemistry)、1972、11、1493〜
1501:バイオシミカ エ バイオフイジカ アク
タ(Biochim.Biophys.Acta)、1973、268、488〜
496:バイオシミカ エ バイオフイジカ アク
タ(Biochim.Biophys.Acta)、1973、315、123〜
127〕、植物〔ジヤーナル オブ バイオロジカル
ケミストリー(J.Biol.Chem.)、1964、239、990
〜992〕、微生物〔バイオシミカ エ バイオフイ
ジカ アクタ(Biochim.Biophys.Acta)、1978、
522、521〜530(特開昭51−38486号)〕などの酵素
が良く研究されている。 しかしながら、これらの酵素はいずれも生産性
が低く、培養法・精製法が煩雑なものが多く、該
酵素を工業的に安価に使用する場合に難点を残し
ていた。 発明が解決しようとする問題点 天然界に再生可能な資源として大量に存在する
β−D−マンナンの有効利用、特に該物質の酵素
的加水分解によるマンノオリゴ糖やマンノース、
グルコース、ガラクトースなどの糖類を効率良く
回収・利用するためには、安定性に優れ、酵素の
精製が容易であることが好ましい。 しかしながら、動物、植物、微生物などの各種
の起源を持つ従来提案されていたβ−マンノシダ
ーゼは、既に述べたように、該酵素の生産性の点
で不十分であり、その製法、精製法も複雑で実用
化するには依然として不満足なものであつた。 従つて、上記の如き製造・精製の容易な、しか
も高い安定性を有するこの種の酵素を新たに開発
することは、デンプンと共に天然界に大量に存在
する再生利用可能なβ−マンナンを分解し、ある
いは分解生成物(マンノース等)を回収・利用す
る上で極めて大きな意義をもつ。 そこで、本発明の第1の目的は上記の各種要件
を満足する新規な酵素、β−マンノシダーゼを提
供することにある。 本発明の第2の目的は、上記の新規なβ−マン
ノシダーゼを簡単かつ高い収率で該酵素を得るこ
とのできる新規な微生物を用いて製造する方法を
提供することにある。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、工業的に使用するためのβ−マ
ンノシダーゼが具備すべき上記諸性質を有する酵
素を生産する能力を持つ微生物を得るべく広く天
然界を検索した結果、アルカリ性に生育の至適PH
を有し、バチルス属に属する細菌が上記要件を備
えたβ−マンノシダーゼ産生を有し、且つこれを
生産性良く生成することを見出し、本発明を完成
したものである。 本発明の第1の観点によつて提供される新規β
−マンノシダーゼは、下記のような理化学的諸特
性を有している: (イ) 作用: 非還元末端から順次β−マンノシド結合を加
水分解し、マンノースを生成する。 (ロ) 基質特異性: β−メチル(エチル)−D−マンノシドを完
全に分解し、又β−結合のマンノースを含むオ
リゴ糖に作用しマンノースを遊離する。p−ニ
トロ−フエニル−グリコシドのβ−D−マンノ
シドを基質となしうるが、α−D−マンノシ
ド、α−D−グルコシド、β−D−グルコシ
ド、α−D−ガラクトシド、β−D−ガラクト
シド、β−D−キシロシド、α−L−フコシ
ド、β−D−グルクロニドを基質となし得な
い。 (ハ) 至適PHおよび安定PH範囲: 至適PHは6〜7であり、40℃、30分間の加熱
条件下ではPH6〜9の範囲内で安定である。 (ニ) 温度に対する安定性: PH6.5、30分間の加熱条件下では45℃まで安
定である。 (ホ) 作用適温の範囲: 50℃近傍に至適作用温度を有する。 (ヘ) 失活条件: 40℃、30分間の処理条件下ではPH5.0および
10で完全に失活する。また、PH6.5、30分間の
処理では、55℃で完全に失活する。 (ト) ゲルろ過法による分子量: 63000±3000 上記の新規β−マンノシダーゼは、本発明の第
2の観点によつて提供されるその製造方法によつ
て製造することができる。本発明の方法は、バチ
ルス属に属する上記β−マンノシダーゼを菌体内
生産する微生物を培養した後、集菌して、これを
分離・精製することを特徴とする方法によつて得
ることができる。 本発明の方法において使用する新規菌体内β−
マンノシダーゼ生産菌株は、本発明者等により新
たに天然界から検索・単離されてものである。こ
れらの菌株をバージエーズ マニユアル オブ
デターミナテイブ バクテリオロジー
(Bergey′s Mannual of Determinative
Bacteriology)、第8版およびザ・ジーナス・バ
チルス〔The Genus Bacillus、米国、デパート
メント オブ アグリカルチヤー(Dept.of
Agriculture)版〕に従つて同定すると、好気性
有胞子桿菌であり、運動性があり、周べん毛を有
し、グラム染色陽性もしくはバリアブル、カタラ
ーゼテスト陽性であることから、バチルス
(Bacillus)属に属することは明らかであつたが、
PH7.5〜11.5のアルカリ性で良く生育することか
ら、既知のバチルス属菌とは分類学上異なる新菌
株と考えられた。 以下の第1表に、単離菌体内β−マンノシダー
ゼ生産菌の菌学的諸性質を示す。 【表】 【表】 (注) +:生育する又は陽性
−:生育しない又は陰性
尚、上記菌は工業技術院微生物工業技術研究所
にFERMP−8860(AS−440)として寄託してい
る。 次に、本発明の新規な菌体内β−マンノシダー
ゼの製造法につき更に詳しく説明する。 上記の菌体内β−マンノシダーゼ生産菌を適当
な培地に接種し、該菌体の生育温度の観点から30
〜40℃にて、48〜72時間、好気的に培養する。こ
こで、培地は炭素源、窒素源の他、必要に応じて
無機塩、微量栄養素を含むものである。 まず、炭素源としては従来公知の各種材料を使
用することができ、例えばコンニヤク粉、ローカ
ストビーンガム、キヤロブガム、グアーガムある
いはこれらを含有する植物などを典型例として例
示できる。 また、窒素源としても特に制限はなく、酵母エ
キス・ペプトン、肉エキス、コーンステイープリ
カー、アミノ酸液、大豆粕などの有機態窒素、あ
るいは硫安、尿素、硝酸アンモニウム、塩化アン
モニウムなどの無機態窒素などが安価かつ入手容
易なものとして例示できる。 尚、有機態窒素源は炭素源となることはいうま
でもない。更に、このように炭素源、窒素源の
他、一般に使用されている各種の塩、例えばマグ
ネシウム塩、カリウム塩、リン酸塩、鉄塩等の無
機塩、ビタミンなどを添加することも可能であ
る。 本発明の方法において使用するのに適した培地
は、例えば1%のコンニヤク粉、2%のポリペプ
トン、0.2%の酵母エキス、0.1%のK2TPO4およ
び0.2%のMgSO4・7H2Oを含有する液体培地で
あり得る。 また、本発明の方法で使用する微生物の生育PH
は塩基性の範囲内であるので、適当なアルカリを
用いて上記培地のPH値を調整する必要がある。そ
のために0.5%炭酸水素ナトリウムを典型例とし
て上げることができるが、これに限定されず水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、リン酸ナトリウム、水酸化カルシウムなどの
アルカリ試薬も使用できる。 本発明の方法において使用する菌はβ−マンノ
シダーゼを菌体内に生産し、そこに蓄積する。こ
れら菌の培養はバツチ式、連続式のいずれによつ
ても実施することができ、生成する酵素の分離・
精製は例えば以下のようにして実施することがで
きる。 即ち、まず培養液中の菌体を遠心分離、濾過な
どの公知の手段で集菌した後、得られた菌体をそ
のままマンノオリゴ糖の加水分解反応に使用する
ことも可能であり、これは経済的に有利である。 また、勿論これを更に精製して使用することも
できる。そのために、例えば、菌体破砕抽出後、
硫安による塩析、エタノール、アセトン、イソプ
ロパノール等による溶媒沈澱法、限外濾過法、ゲ
ル濾過法、イオン交換樹脂等による一般的な酵素
精製法により精製することができる。 以下に、本発明のβマンノシダーゼの好ましい
精製法の1例を説明する。 好アルカリ性バチルス属に属する上記のAS−
440菌株を、例えば上記のような培地に植菌し、
37℃にて48時間好気的に培養して得られる培養液
を、12000r.p.m、0℃にて30分間遠心分離して菌
体を集め、湿重量10gの菌体を得る。次いで、該
菌体を氷水中で冷却しながら10mM燐酸緩衝液
(PH7.0)に懸濁して超音波破砕を数回に分け、計
3分間程度行う。次いで、12000r.p.m、0℃にて
30分間遠心分離して残渣を除き、上澄液50mlを得
る。次いで、この上澄液に硫酸アンモニウムを加
えて75%飽和とし、4℃で一夜放置する。生じた
沈澱をろ別し、10mM燐緩衝液(PH7.0)に溶解
させ、一夜4℃で同緩衝液に対して透析する。 生じた沈澱を遠心分離して除き、得られた上澄
液を同上緩衝液で平衡化したDEAD−トヨパー
ル650Mに吸着させ、0.1〜0.5MのNaClを含む同
上緩衝液の濃度勾配法によつて酵素を溶出する。
溶出した活性画分を集め、同上緩衝液に対して一
夜、4℃で透析した後、同上緩衝液で平衡化した
ハイドロオキシアパタイトに吸着させる。次い
で、0.4Mリン酸緩衝液(PH8.0)で酵素を溶出さ
せ、活性画分を集めて、平均分画分子量10000の
限外濾過膜を用いて濃縮する。濃縮酵素は、高速
液体クロマトグラフ用蛋白質分取精製用カラムシ
ヨデツクス プロテイン(SHODEX protein)
WS−2003に充填し、10mMリン酸緩衝液(PH
7.0)を用いて溶出する。かくして得られた活性
画分を濃縮した後、同上カラムを用いて同一条件
で再度クロマトグラフイーにかけ、得られた活性
画分を濃縮し、ポリアクリルアミドゲルデイスク
電気泳動法〔アナルズ ニユーヨーク アカデミ
ツク サイエンス(ANN.N.Y.Acad.Sci.)、121
404(1964)〕にかけると、均一な酵素標品15mgが
得られる。活性収率は18%であつた。 なお、β−マンノシダーゼ活性の測定法と、活
性表示法は以下の通りである。 即ち、0.2Mの燐酸緩衝液(PH7.0)0.2mlと8m
Mのp−ニトロフエニル−β−D−マンノピラノ
シド水溶液0.2mlに酵素液0.1mlを混合し、40℃で
10分間反応させた後、0.5M炭酸ナトリウム水溶
液1.0mlを添加して酵素を失活させた後、水を加
えて3mlにする。着色度を紫外光(波長420nm)
で1μmol/mlのp−ニトロフノールを標準として
測定する。 酵素活性の単位は、前述の条件下で1分間に
1μmolのp−ニトロフエノールを遊離させる酵素
量を1単位として表示する。 本発明の方法によつて得られるβ−マンノシダ
ーゼの分子量は63000±3000である。尚、この分
子量はゲル濾過法で求めたものである。 本発明のβ−マンノシダーゼおよび従来公知の
微生物由来のβ−マンノシダーゼの理化学的性質
と酵素化学的性質を比較して第2表に示す。 【表】 作 用 β−D−マンナンは様々な植物中に比較的多量
に含まれており、種々の分野においてそのまま、
または化学的改質処理を施した後、糊料、増粘
剤、食品材料として工業的に利用されている。 このβ−D−マンナンを例えば繊維産業におい
て糊料などとして使用した場合には、所定の加工
処理の終了後に除去されるが、その場合、一般に
その分解酵素、β−マンノシダーゼ等が使用され
る。また、β−D−マンナンを加水分解し、得ら
れる分解生成物を利用する場合にもこの種の酵素
が利用される。 しかしながら、従来知られているβ−マンノシ
ダーゼはいずれも生産性が低く、培養法・精製法
の煩雑なものが多かつた。そのため高価であり、
上記のような工業的な大規模利用は困難であつ
た。 更に、β−D−マンナンの抽出工程は一般にア
ルカリ側で実施されるが、このような場合にはア
ルカリ性で既知の酵素よりも安定であり、至適PH
も高い酵素を使用することが有利である。即ち、
酸性側に至適PHをもつ従来の酵素では、分解反応
を行う前に中和剤で抽出液のPH調節を行う必要が
あり、これは工程を複雑化するばかりか、コスト
高なものとしてしまう。 従つて、量産可能な方法の開発が必要であり、
また既知の酵素よりも高い至適PHをもつ酵素の開
発が必要である。 本発明者等の見出した特定の微生物によれば上
記のβ−D−マンナンの分解に係る要件をいずれ
も満足する酵素を多量に得ることが可能であり、
従来の諸問題点を一挙に解決できる。 即ち、本発明により新たに見出された親菌株を
用いることにより簡単な方法で大量且つ安価に得
ることができるので、量産性およびコストの問題
は克服できる。従つて、大規模な工業的利用が可
能となる。 また、得られる酵素のマンナン分解反応におけ
る至適PHが中性近傍にあるので、マンナンの抽出
処理後、わずかなPH調節を施した後に即座に次の
分解反応に移行することができる。従つて、分解
操作が簡略化されると共に経済的にも有利にな
る。 以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明
する。 実施例 工業技術院微生物工業技術研究所にFERMP−
8860として寄託された好アルカリ性細菌バチルス
AS−044株を500ml容の三角フラスコ中の、やし
搾油カス2%、大豆カス1%、KNO30.2%、
Na2HPO40.1%、MsSO4・7H2O0.02%および炭
酸ソーダ0.5%を含む培養液100ml(PH10.0)に植
菌し、40℃で50時間250r.p.m.で振とう培養した。
次いで、この菌体破砕液を12000r.p.m.で0℃で
30分間遠心分離し、得られた上澄液のβ−マンノ
シダーゼ活性を測定した結果、38単位/mlであつ
た。 発明の効果 以上詳しく述べたように、本発明によればアル
カリ側に酵素反応の至適PHを有するβ−D−マン
ナンの加水分解酵素の1つ、即ちβ−マンノシダ
ーゼが提供され、このものを使用することにより
β−D−マンナンを高い効率で、しかも簡単かつ
経済的な工程で分解し、不用となつたマンナンを
迅速に除去でき、あるいは目的とする分解生成物
を量産することができる。 また、本発明のβ−マンノシダーゼの製造方法
によれば、該酵素を高い生産性で簡単に得ること
ができる。従つて、該酵素を安価に工業的規模で
利用することが可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の理化学的性質を有する新規β−マンノ
    シダーゼ: (イ) 作用: 非還元末端から順次β−マンノシド結合を加
    水分解し、マンノースを生成する。 (ロ) 基質特異性: β−メチル(エチル)−D−マンノシドを完
    全に分解し、又β−結合のマンノースを含むオ
    リゴ糖に作用しマンノースを遊離する。 p−ニトロ−フエニル−グリコシドのβ−D
    −マンノシドを基質となしうるが、α−D−マ
    ンノシド、α−D−グルコシド、β−D−グル
    コシド、α−D−ガラクトシド、β−D−ガラ
    クトシド、β−D−キシロシド、α−L−フコ
    シド、β−D−グルクロニドを基質となし得な
    い。 (ハ) 至適PHおよび安定PH範囲: 至適PHは6〜7であり、40℃、30分間の加熱
    条件下ではPH6〜9の範囲内で安定である。 (ニ) 温度に対する安定性: PH6.5、30分間の加熱条件下では45℃まで安
    定である。 (ホ) 作用適温の範囲: 50℃近傍に至適作用温度を有する。 (ヘ) 失活条件: 40℃、30分間の処理条件下ではPH5.0および
    10で完全に失活する。また、PH6.5、30分間の
    処理では、55℃で完全に失活する。 (ト) ゲルろ過法による分子量: 63000±3000 2 工業技術院微生物工業技術研究所にFERMP
    −8860(AS−440)として寄託された菌が生産し
    たものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のβ−マンノシダーゼ。 3 下記の理化学的性質: (イ) 作用: 非還元末端から順次β−マンノシド結合を加
    水分解し、マンノースを生成する。 (ロ) 基質特異性: β−メチル(エチル)−D−マンノシドを完
    全に分解し、又β−結合のマンノースを含むオ
    リゴ糖に作用しマンノースを遊離する。p−ニ
    トロ−フエニル−グリコシドのβ−D−マンノ
    シドを基質となしうるが、α−D−マンノシ
    ド、α−D−グルコシド、β−D−グルコシ
    ド、α−D−ガラクトシド、β−D−ガラクト
    シド、β−D−キシロシド、α−L−フコシ
    ド、β−D−グルクロニドを基質となし得な
    い。 (ハ) 至適PHおよび安定PH範囲: 至適PHは6〜7であり、40℃、30分間の加熱
    条件下ではPH6〜9の範囲内で安定である。 (ニ) 温度に対する安定性: PH6.5、30分間の加熱条件下では45℃まで安
    定である。 (ホ) 作用適温の範囲: 50℃近傍に至適作用温度を有する。 (ヘ) 失活条件: 40℃、30分間の処理条件下ではPH5.0および
    10で完全に失活する。また、PH6.5、30分間の
    処理では、55℃で完全に失活する。 (ト) ゲルろ過法による分子量: 63000±3000 を有するβ−マンノシダーゼ生産能を有するアル
    カリ側に生育の至適PHを有するバチルス属に属す
    る微生物を培養し、該β−マンノシダーゼを菌体
    内に生成・蓄積させ、これを採取することを特徴
    とする新規菌体内β−マンノシダーゼの製造方
    法。 4 上記培養を30〜45℃の範囲内の温度下で好気
    的に行うことを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載の菌体内β−マンノシダーゼの製造方法。 5 上記培養液のPHが7.5〜11.5の範囲内にある
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項または第
    4項記載の菌体内β−マンノシダーゼの製造方
    法。 6 上記微生物が工業技術院微生物工業技術研究
    所にFERMP−8860(AS−440)として寄託され
    た菌であることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項から5項のいずれか一項に記載のβ−マンノシ
    ダーゼの製造方法。
JP13546889A 1986-07-30 1989-05-29 新規なβ―マンノシダーゼと、その製法 Granted JPH02242678A (ja)

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