JPH052186U - 磁気デイスプレイ装置 - Google Patents

磁気デイスプレイ装置

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JPH052186U
JPH052186U JP5476391U JP5476391U JPH052186U JP H052186 U JPH052186 U JP H052186U JP 5476391 U JP5476391 U JP 5476391U JP 5476391 U JP5476391 U JP 5476391U JP H052186 U JPH052186 U JP H052186U
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康次良 小野
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Ono Sangyo Co Ltd
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Japan Capsular Products Inc
Ono Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置筺体内での磁気ディスプレイシートと消
去プレートとの組み合せ構成を可及的に簡略化させ、か
つ使い勝手をよくした態様で、本来の表示,ならびに消
去作用を円滑かつ安定的に得られるようにする。 【構成】 操作把持部を有する下敷き基板上に磁気ディ
スプレイシートを重ね、かつその両端部を止着させて表
示本体とし、装置筺体の開口部から、この表示本体を筺
体内に抜き差し可能に挿入させて当該筺体の筆記面に臨
ませると共に、当該開口部内には、表示本体の磁気ディ
スプレイシートと下敷き基板との間に挿通させた消去用
磁石プレートを設けて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、磁気ディスプレイ装置に関し、さらに詳しくは、平面的に配置さ れた多数のマイクロカプセル内で、油状液体中に封入した光吸収性強磁性粉,お よび光反射性非磁性微粉を表面側と裏面側とに選択的に区分移動させることによ り、表面側からの入射光を吸収,または反射させて、これらの選択されたマイク ロカプセル内の光吸収性強磁性粉と、選択されないマイクロカプセル内の光反射 性非磁性微粉との相互間に明暗のコントラスト像を表示させるようにした磁気デ ィスプレイ装置の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の磁気ディスプレイ装置としては、図4に示されているよう に、光吸収性強磁性粉3と光反射性非磁性微粉4とを油状液体中に懸濁状態で封 入したマイクロカプセル2を用い、当該マイクロカプセル2の多数個を平面的に 密集させた態様で非磁性基板6面に塗布して表示層5を形成させ、かつ当該表示 層5の表面に外部への表示可能な磁気透過性のある保護膜,例えば、透明保護膜 7を被覆させてなる磁気ディスプレイシート1と、前記個々のマイクロカプセル 2内での光吸収性強磁性粉3を磁性片12によって表面側へ選択的に磁気吸引移 動させることで、光反射性非磁性微粉4を相対的に裏面側へ沈降区分させ、当該 磁気吸引移動される光吸収性強磁性粉3により、表面の透明保護膜7側に所要の 表示を行なわせる先端磁性片12付きの磁気ペン11,およびこれとは逆に表示 層5の表面側へ磁気吸引移動されている光吸収性強磁性粉3を裏面側へ全体的に 磁気吸引移動させることで、光反射性非磁性微粉4を相対的に表面側へ浮上区分 させて透明保護膜7側の表示を消去する全面着磁の消去プレート21とのそれぞ れによる構成が知られており、前記磁気ディスプレイシート1と、これに非磁性 基板6を介して裏面側で接する消去プレート21との何れか一方を、他方に対し て相対的に摺動移動可能にさせてある。 こゝで、前記消去プレート21に関しては、全面着磁の形態として、その性質 上,消去面対応の表面に、可及的に狭くされたピッチ間隔でN極列とS極列とが 交互に複数列に亘って縞状に着磁されている。
【0003】 しかして、上記構成による従来の磁気ディスプレイ装置の場合、磁気ディスプ レイシート1に対して、非磁性基板6を介して裏面側で接する消去プレート21 を摺動させ、表示層5,ひいては、透明保護膜7側での表示を全面的に消去させ ると共に、当該磁気ディスプレイシート1の表示範囲外に消去プレート21を保 持させた状態においては、各マイクロカプセル2内の光吸収性強磁性粉3が表示 層5の裏面側へ沈降され、かつこれに代えて光反射性非磁性微粉4が相対的に表 面側へ浮上して区分され、透明保護膜7への外部からの入射光は、磁気ディスプ レイシート1上における表面側へそれぞれに浮上された光反射性非磁性微粉4に より全反射されて表示がなされないことゝなる。
【0004】 また、前記透明保護膜7側での磁気ディスプレイシート1上における表示を全 面的に消去した状態で、磁気ペン11を使用し、その先端部の磁性片12によっ て、当該透明保護膜7の表面上に所望の文字,図形などを筆記することにより、 当該磁性片12が間接的に接する表示層5の部分,つまり、選択された部分での 各マイクロカプセル2内では、光吸収性強磁性粉3が、この磁性片12の磁力に より磁気吸引されて表示層5の表面側へ移動され、かつ相対的に光反射性非磁性 微粉4が裏面側へ沈降されるために、透明保護膜7側にあっては、外部からの入 射光が表示層5の表面側に選択浮上された各光吸収性強磁性粉3においてのみ吸 収され、かつ選択されずに浮上されたまゝの各光反射性非磁性微粉4では反射さ れ、これによって、描かれた所望の文字,図形などが、明暗のコントラスト像と して描写表示される。
【0005】 さらに、前記透明保護膜7側での磁気ディスプレイシート1上における表面側 へ浮上させた光吸収性強磁性粉3による表示がなされた状態で、当該磁気ディス プレイシート1の全面に対して消去プレート21を摺動移動させることにより、 表示層5のすべての各マイクロカプセル2内では、前記とは逆に、消去プレート 21の磁力により、光吸収性強磁性粉3が磁気吸引されて表示層5の裏面側へ全 面的に移動され、かつ相対的に光反射性非磁性微粉4が表面側へ全面的に浮上さ れるために、透明保護膜7側にあっては、外部からの入射光が浮上された光反射 性非磁性微粉4により全反射され、これにより、すべての表示が消去されるもの であった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成による従来の磁気ディスプレイ装置においては、装置 筺体内に磁気ディスプレイシートと消去プレートとの組み合せをセットして、当 該磁気ディスプレイシートに対する磁気ペンを用いた表示,例えば、シート裏面 に下敷き基板を介在させて筆記し易くした表示,ならびに消去プレートによる消 去作用のそれぞれを円滑かつ安定的に得ようとすると、全体の装置構成が比較的 複雑化するという問題点があり、使い勝手のよい磁気ディスプレイ装置を安価に 供給することの妨げになっている。
【0007】 従って、この考案の目的とするところは、装置筺体内での磁気ディスプレイシ ートと消去プレートとの組み合せ構成を可及的に簡略化させると共に、使い勝手 をよくした態様で、本来の表示,ならびに消去作用を円滑かつ安定的に得られる ようにしたところの、この種の磁気ディスプレイ装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案に係る磁気ディスプレイ装置は、操作把 持部を有する下敷き基板上に磁気ディスプレイシートを重ね、かつその両端部を 止着させて表示本体とし、装置筺体の開口部から、この表示本体を筺体内に抜き 差し可能に装入させると共に、当該開口部内には、表示本体の磁気ディスプレイ シートと下敷き基板との間に挿通させた消去用磁石プレートを設けて構成してい る。
【0009】 すなわち、この考案の第1の考案は、光吸収性強磁性粉と光反射性非磁性微粉 とを油状液体中に懸濁状態で封入した多数のマイクロカプセルを非磁性基板面に 塗布し、かつ表面を外部への表示可能な保護膜で被覆して一体的に形成させた薄 膜状の磁気ディスプレイシートと、先端に磁性片を有し、当該磁性片による前記 保護膜の表面側からの筆記によって、前記各マイクロカプセル内の光吸収性強磁 性粉を表示層の表面側へ選択的に磁気吸引移動させ、かつ相対的に光反射性非磁 性微粉を裏面側へ沈降させて、所望の描写表示をなす磁気ペンと、前記非磁性基 板の裏面に接して配置され、当該裏面に対する摺動移動によって、前記表示層の 表面側での光吸収性強磁性粉を裏面側へ全体的に磁気吸引移動させ、かつ相対的 に光反射性非磁性微粉を表面側へ浮上させて表示を消去する消去用磁石プレート とを、少なくとも備える磁気ディスプレイ装置において、周辺枠部内に筆記面を 設定させ、かつ当該周辺枠の一側部にあって主開口部を開口させた装置筺体と、 前記磁気ディスプレイシートの両端部を下敷き基板の両端部に止着させ、かつ基 端部側に操作把持部を配した主表示本体とを設け、前記装置筺体の主開口部から 内部に、前記主表示本体の先端部を抜き差し可能に挿入させて前記筆記面に臨ま せると共に、前記主開口部内に対して、前記主表示本体の磁気ディスプレイシー トと下敷き基板との間に挿通させた消去用磁石プレートを止着させて磁気ディス プレイ装置を構成している。
【0010】 また、この考案の第2の考案は、前記磁気ディスプレイ装置において、周辺枠 部内に筆記面を設定させ、かつ当該周辺枠の相互に対向する両側部にあって上部 と下部とに食い違わせた1組の第1,および第2開口部をそれぞれに開口させた 装置筺体と、前記磁気ディスプレイシートの両端部を下敷き基板の両端部に止着 させ、かつ基端部側に操作把持部を配した1組の第1,および第2表示本体とを それぞれに設け、前記装置筺体の相互に対向する第1,第2の各開口部から内部 に、前記第1,第2の各表示本体のそれぞれ先端部を上部,下部にずらせた状態 で交互かつ抜き差し可能に挿入させて前記筆記面に臨ませると共に、前記第1, 第2の各開口部内に対して、前記第1,第2の各表示本体の磁気ディスプレイシ ートと下敷き基板との間に挿通させた第1,第2の各消去用磁石プレートを止着 させて磁気ディスプレイ装置を構成している。
【0011】 そしてまた、この考案の第3の考案は、前記第1,第2の各考案に係る磁気デ ィスプレイ装置の構成において、前記消去用磁石プレートに代えて、所要外径の 外周面に所定の着磁ピッチ角間隔でN極列とS極列とを交互に着磁させ、かつ有 効径をより小径にしたピニオンギヤを一体的に配した消去用磁石ロールを設け、 また、前記表示本体の側辺部上にあっては、前記ピニオンギヤに噛合されるラッ クギヤを突設させ、前記装置筺体の開口部内に、前記消去用磁石ロールを表示本 体の磁気ディスプレイシートと下敷き基板との間に挿通させた状態で回転可能に 枢支させ、前記表示本体の作動に伴い、前記消去用磁石ロールを着磁ピッチ角間 隔に一致しない角速度で回転させ得るようにして磁気ディスプレイ装置を構成し ている。
【0012】 さらに、これらの第1,第2,および第3の各考案に係る磁気ディスプレイ装 置の構成において、前記装置筺体の開口部内には、前記表示本体の磁気ディスプ レイシートを挟んで、前記消去用磁石プレートに対向する緩衝用押え片を設けた ことを特徴とし、前記表示本体の下敷き基板先端部の両側にストッパ片を突出さ せ、かつ前記装置筺体の開口部両側の内面にストッパ受け部を形成させたことを 特徴とし、前記表示本体の操作把持部内に、前記磁気ペンを挿脱自在に収納し得 るように構成してある。
【0013】
【作用】
従って、この考案の第1の考案に係る磁気ディスプレイ装置では、装置筺体の 筆記面に臨ませた主表示本体の磁気ディスプレイシートの表面上に、磁気ペンを 用いて所望の文字,図形などを表示できるもので、この筆記に際しては、当該磁 気ディスプレイシートの裏面側に下敷き基板が介在されているため、書き易さが 確保され、また、必要に応じ操作把持部を把持して、単に主表示本体を装置筺体 の開口部から一旦,引き出し、再度,差し込むだけの操作で、磁気ディスプレイ シートの裏面に接した消去用磁石プレートにより、当該表示を消去させ得る。
【0014】 また、この考案の第2の考案に係る磁気ディスプレイ装置では、前記第1の考 案と同様な作用が得られるほかに、第1の表示本体を引き出したまゝの状態で、 第2の表示本体を当該第1の表示本体と全く同様に使用し得る。
【0015】 また、この考案の第3の考案に係る磁気ディスプレイ装置では、前記第1,第 2の考案において、表示本体の引き出し,差し込み作動に伴い、消去用磁石ロー ルを着磁ピッチ角間隔に一致しない角速度で回転させ得て、磁気ディスプレイシ ート上の表示を消去させ得る。
【0016】 そして、前記各考案に係る磁気ディスプレイ装置の構成において、装置筺体の 開口部内に、表示本体の磁気ディスプレイシートを挟んで、消去用の磁石プレー ト,もしくは磁石ロールに対向する緩衝用押え片を設けるときは、当該磁石プレ ート,もしくは磁石ロールへの磁気ディスプレイシートの接触圧を適度に保持で き、かつ磁気ディスプレイシートの摺動移動速度の適正化を図り得て消去作用の 確実性が確保され、また、表示本体の下敷き基板先端部の両側にストッパ片を突 出させ、装置筺体の開口部両側の内面にストッパ受け部を形成させるときは、表 示本体の引き出し移動端を規制かつ拘束し得て、表示本体の装置筺体からの抜け 出し防止が可能になり、さらに、表示本体の操作把持部内に、磁気ペンを挿脱自 在に収納し得るようにするときは、当該磁気ペンの収納部を確保できる。
【0017】
【実施例】
以下,この考案に係る磁気ディスプレイ装置の各別の実施例につき、図1ない し図7を参照して詳細に説明する。 なお、これらの図1ないし図7に示す各実施例による装置構成において、前記 図8に示す装置構成と同一符号は同一または相当部分を表わしている。
【0018】 図1,および図2はこの考案の第1の考案を適用した第1実施例による磁気デ ィスプレイ装置の概要構成を模式的に示す平面図,および縦断側面図であり、ま た、図3は同上消去部の概要を拡大して示す一部縦断側面図、図4は同上ストッ パ部の概要を拡大して示す一部横断平面図であり、さらに、図5は同上消去作用 を概念的に説明する断面略図である。
【0019】 これらの図1,ないし図5に示す第1実施例による装置構成においても、磁気 ディスプレイ装置は、次のように構成される。
【0020】 すなわち、前記表示手段としての,磁気ディスプレイシート1については、前 記従来の場合と全く同様に、光吸収性強磁性粉3と光反射性非磁性微粉4とを油 状液体中に懸濁状態で封入したマイクロカプセル2を用い、当該マイクロカプセ ル2の多数個を平面的に配列させた態様で非磁性基板6面に塗布して表示層5を 形成させ、かつ当該表示層5の表面に外部への表示可能な磁気透過性のある保護 膜,例えば、透明保護膜7を被覆させて全体的に薄いシート状に一体化構成して ある。
【0021】 また、前記筆記/描画手段としての,永久磁石又は永久磁石の磁極片からなる 先端磁性片12付きの磁気ペン11についても、同様に、前記個々の各マイクロ カプセル2内での光吸収性強磁性粉3を磁性片12によって表示層5の表面側へ 選択的に磁気吸引移動させることで、光反射性非磁性微粉4を相対的に裏面側へ 沈降区分させ、当該磁気吸引移動される光吸収性強磁性粉3により、表面の透明 保護膜7側に所要の表示を行なわせるようにしてある。
【0022】 そして、この場合、前記磁気ディスプレイシート1は、別に用意される下敷き 基板31に重ねられると共に、それぞれの両端側,つまり、基端側については、 前記磁気ペン11を挿脱自在に収納させるための収納部33を一端部側から内部 に向けて形成した操作把持部32により止着させ、先端側については、端部にス トッパ片35を突設した終端部34により止着させて主表示本体30としたもの で、この状態では、当該磁気ディスプレイシート1が下敷き基板31上に軽く接 して維持され、前記磁気ペン11による筆記に際して、その書き易さを確保し得 るようになっている。
【0023】 また別に、周辺枠部42によって筆記面43を所定の平面範囲内に設定させた 装置筺体41を設け、当該周辺枠部42の一側部にあって、前記主表示本体30 を受け入れるための主開口部44を開口させると共に、当該主開口部44の内面 側での側部にあって、前記ストッパ片35を受け止めるストッパ受け部45を形 成させ、かつこの主開口部44内の上面側には、緩衝用押え片46を止着させ、 さらに、次に述べるように、当該主開口部44内にあっては、この緩衝用押え片 46に対向する位置において、表面側に可及的短い着磁ピッチ間隔で交互にN極 列とS極列とを着磁させた消去用磁石プレート51を設ける。 なお、この装置筺体41内での底盤面上には、適宜の表示をプリントすること ができるもので、例えば、本磁気ディスプレイ装置を低学年児童用とするときな どには、当該表示として九九の表,簡単な数式などをプリント表示させておくこ とにより、後述するように、主表示本体30を引き出すことで、当該底盤面を開 放させた状態においては、容易にこのプリント表示を参照できることゝなる。
【0024】 しかして、この第1実施例構成の場合には、前記装置筺体41の一側部に開口 された主開口部44から、前記主表示本体30の終端部34側を筺体内部に向け て抜き差し可能に挿入させて、磁気ディスプレイシート1を筆記面43の平面範 囲内に臨ませ得るようにすると共に、前記消去用磁石プレート51については、 これを磁気ディスプレイシート1と下敷き基板31との間に挿通させた態様で、 前記のように主開口部44内の緩衝用押え片46に対向する位置に止着させる構 成としている。
【0025】 従って、上記のように構成される第1実施例の磁気ディスプレイ装置において は、装置筺体41内に主表示本体30を限度一杯まで差し込んだ状態で、磁気ペ ン11の先端磁性片12によって、周辺枠部42内に設定された筆記面43上の 当該主表示本体30における磁気ディスプレイシート1の表面,つまり、透明保 護膜7の表面上に、磁気ペン11の先端磁性片12を用いて所望の文字,図形な どを筆記することによって、当該磁気ディスプレイシート1上に、この筆記され る文字,図形などを表示させ得るのであり、この筆記に際しては、磁気ディスプ レイシート1の裏面側に、常時,密接された状態で、下敷き基板31が敷き込ま れて介在していることから、磁気ペン11による書き易さが効果的に保証され、 良好な品質の表示が得られる。
【0026】 また、前記磁気ディスプレイシート1上での文字,図形などの表示を消去する には、前記装置筺体41に対して、操作把持部32を把持した状態で、単に主表 示本体30を一旦,引き出し、かつ再度,差し込むだけの操作,つまり、これを 換言すると、消去用磁石プレート51に接したまゝ、磁気ディスプレイシート1 を往復摺動操作させることによって容易に実行できるのであり、一層,詳細には 、図5からも明らかなように、矢印に示す引き出し方向への摺動移動に伴い、前 記した場合と全く同様の消去作用がなされる。
【0027】 そして、この消去操作に際しては、消去用磁石プレート51に対し、主表示本 体30の磁気ディスプレイシート1を挟んで緩衝用押え片46を対向させてある ために、当該消去用磁石プレート51への磁気ディスプレイシートの接触圧を常 時,適度に保持できると共に、所要の摩擦抵抗が加えられて、この主表示本体3 0,ひいては、磁気ディスプレイシート1の摺動移動速度の適正化を図ることが でき、結果的に消去作用の確実性が確保されるのであり、一方,引き出し操作の 終期に、主表示本体30の終端部34から側方に突出させたストッパ片35が、 主開口部44での内面側部のストッパ受け部45に当接されて、より以上の引き 出しを規制かつ拘束し、当該主表示本体30の装置筺体41からの抜け出しを確 実に防止できるもので、前記下敷き基板31の存在に合わせてより一層の使い勝 手のよさをもたらし、さらには、主表示本体30の操作把持部32内に形成した 収納部33によって、磁気ペン11の散逸,ないしは紛失を未然に防止し得るこ とゝなる。
【0028】 次に、図6はこの考案の第2の考案を適用した第2実施例による磁気ディスプ レイ装置の概要構成を模式的に示す縦断側面図である。
【0029】 この図6に示す第2実施例による装置構成は、前記第1実施例の磁気ディスプ レイ装置において、同一の装置筺体41を利用することで、前記と同一構成の1 組2枚の第1,および第2表示本体30a,30bを各別に使用し得るようにし たもので、それぞれの各部材には、前記各該当符号にそれぞれの区分符号a,b を付すことで区分してある。
【0030】 すなわち、この第2実施例による装置構成においては、前記装置筺体41での 周辺枠部42の相互に対向する両側部にあって、上部と下部とに食い違わせた態 様で、前記第1表示本体30aを受け入れるための第1開口部44aと、第2表 示本体30bを受け入れるための第2開口部44bとをそれぞれに開口させ、か つこれらの各開口部44a,44b内に対しても、緩衝用押え片46a,46b と消去用磁石プレート51a,51bとを設ける。そして、前記装置筺体41の 相互に対向する第1,第2の各開口部44a,44bから、筺体内部に向けて、 前記第1,第2の各表示本体30a,30bのそれぞれ終端部34a,34b側 を交互かつ抜き差し可能に挿入させ、磁気ディスプレイシート1a,1bを筆記 面43の平面範囲内に上,下の関係位置で臨ませ得るようにし、かつ前記消去用 磁石プレート51a,51bについても、これらを共に対応する磁気ディスプレ イシート1a,1bと下敷き基板31a,31bとの間に挿通させた態様で、前 記のように各開口部44a,44b内での緩衝用押え片46a,46bに対向す る位置に止着させて構成する。
【0031】 従って、上記のように構成される第1実施例の磁気ディスプレイ装置において は、前記第1表示本体30aに関して、前記第1実施例の場合と同様な作用が得 られるほか、この第1表示本体30aを引き出したまゝの状態で、第2表示本体 30bを当該第1表示本体30aと全く同様に使用して、同様な作用,効果が得 られる。
【0032】 また次に、図7はこの考案の第3の考案を適用した第3実施例による表示主体 と消去用磁石ロールとの関係を模式的に示す要部の縦断側面図である。
【0033】 この図7に示す第3実施例は、前記第1,第2の各実施例での磁気ディスプレ イ装置において、前記消去用磁石プレート51,および51a,51bに代え、 所要外径の外周面に所定の着磁ピッチ角間隔でN極列とS極列とを交互に着磁さ せた消去用磁石ロール62を設けると共に、より速い周速度を得るために、有効 径をより小径にさせて、消去用磁石ロール61を着磁ピッチ角間隔に一致しない 角速度で回転させ得るギヤピッチのピニオンギヤ62を、その軸端部側に一体的 に固定配置させ、また、前記表示本体30,および30a,30bの側辺部,こ の場合は、下敷き基板31,および31a,31b上にあって、前記ピニオンギ ヤ62に噛合されるラックギヤ36を突設させておき、こゝでもまた、前記と同 様に、前記装置筺体41の開口部44,および44a,44b内に対して、前記 消去用磁石ロール61を表示本体30,および30a,30bでの磁気ディスプ レイシート1,および1a,1bと、下敷き基板31,および31a,31bと の間に挿通させた状態で回転可能に枢支させ、かつ両ギヤ62,36の相互を噛 合させた構成としてある。
【0034】 従って、この第3実施例による磁気ディスプレイ装置では、表示本体30,お よび30a,30bの作動に伴って、消去用磁石ロール61が、その着磁ピッチ 角間隔に一致しない角速度で回転されることになるもので、この結果,磁気ディ スプレイシート1,および1a,1bの裏面と、当該消去用磁石ロール61の周 面との摺接面間に差動を生じ、その周面上に着磁されたN極列,およびS極列に よって、当該磁気ディスプレイシート1,および1a,1b上の表示を有効かつ 効果的に消去させ得るのであり、こゝではまた、このように両者の摺接面間に差 動を生じはするものゝ、基本的には、回転による摺接であるために、シート裏面 に対する摺接抵抗をやわらげて、当該シート裏面を良好に保護し得ると共に、一 層,円滑な消去操作が可能になる。
【0035】
【考案の効果】 以上,各実施例によって詳述したように、この考案の第1の考案によれば、上 記構成の磁気ディスプレイ装置において、装置筺体の周辺枠部内に筆記面を設定 した上で、当該周辺枠部の一側部に主開口部を開口させ、また、磁気ディスプレ イシートの両端部を下敷き基板の両端部に止着させて基端部側に操作把持部を配 した主表示本体を設け、装置筺体の主開口部から、主表示本体の先端部を筺体内 部にむけ抜き差し可能に挿入させて筆記面に臨ませ、かつ主開口部内に対して、 磁気ディスプレイシートと下敷き基板との間に挿通させた消去用磁石プレートを 止着させて構成したので、装置筺体の筆記面に臨ませた主表示本体の磁気ディス プレイシートの表面上に、磁気ペンを用いて所望の文字,図形などを容易に表示 でき、しかも、筆記に際しては、磁気ディスプレイシートの裏面側に下敷き基板 が介在されているために、書き易さを良好に確保できる利点を有し、かつまた、 操作把持部を把持した状態で、装置筺体の開口部から、単に表示本体を引き差し 作動させるだけの簡単な操作により、磁気ディスプレイシートの裏面に接する消 去用磁石プレートによって、該当する表示を頗る容易,かつ完全,確実に消去さ せ得るもので、しかも、装置自体の全体構造についても極めて簡単であることか ら、容易に実施できて安価に提供可能であるなどの優れた特長を有する。
【0036】 また、この考案の第2の考案によれば、前記第1の考案において、装置筺体の 周辺枠部の相互に対向する両側部に上部と下部とに食い違わせた1組の第1,お よび第2開口部をそれぞれに開口させ、また、前記と同様な構成の1組の第1, および第2表示本体をそれぞれに用い、装置筺体の相互に対向する第1,第2の 各開口部から、前記第1,第2の各表示本体のそれぞれ先端部を筺体内部に向け て、上部,下部にずらせた状態で交互かつ抜き差し可能に挿入させて筆記面に臨 ませ、かつ第1,第2の各開口部内に対して、第1,第2の各表示本体の磁気デ ィスプレイシートと下敷き基板との間に挿通させた第1,第2の各消去用磁石プ レートを止着させて構成したので、第1の考案と全く同様な作用,効果が得られ るほかに、こゝでは、第1の表示本体を引き出したまゝの状態で、第2の表示本 体をこの第1の表示本体と全く同様に使用できて、当該装置構成の使用,ならび に応用範囲を効果的に拡大し得る特長を有している。
【0037】 そしてまた、この考案の第3の考案によれば、前記第1,第2の各考案におい て、消去用磁石プレートに代え、所要外径の外周面に所定の着磁ピッチ角間隔で N極列とS極列とを交互に着磁させ、かつ有効径をより小径にしたピニオンギヤ を一体的に配した消去用磁石ロールを設け、また、表示本体の側辺部上には、ピ ニオンギヤに噛合されるラックギヤを突設させて用い、装置筺体の開口部内に対 して、磁気ディスプレイシートと下敷き基板との間に挿通させた消去用磁石ロー ルを回転可能に枢支させ、表示本体の作動に伴い、この消去用磁石ロールを着磁 ピッチ角間隔に一致しない角速度で回転させ得るように構成したので、表示本体 作動に合わせて、消去用磁石ロールが着磁ピッチ角間隔に一致しない角速度で回 転され、これによって磁気ディスプレイシートの裏面と消去用磁石ロールの周面 との間に差動を生じ、当該磁気ディスプレイシート上の表示を容易に消去できる もので、このために、シート裏面の良好な保護が図れるほか、一層,円滑な消去 操作が可能になる。
【0038】 さらに、前記第1,第2,および第3の各考案に加えて、装置筺体の開口部内 に、表示本体の磁気ディスプレイシートを挟んで、消去用の磁石プレート,もし くは磁石ロールに対向する緩衝用押え片を設けることによって、磁石プレート, もしくは磁石ロールへの磁気ディスプレイシートの接触圧を適度に保持でき、こ の磁気ディスプレイシートの摺動移動速度の適正化,ひいては、消去作用の確実 性を確保できるのであり、表示本体の下敷き基板先端部にストッパ片を突出させ た上で、装置筺体の開口部内面にストッパ受け部を形成させることによって、表 示本体の引き出し移動端を規制かつ拘束でき、この当該表示本体の装置筺体から の抜け出しを防止でき、表示本体の操作把持部内に、磁気ペンを挿脱自在に収納 し得るようにすることによって、磁気ペンの収納部を確保でき、その散逸,ない しは紛失を防止できる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の考案を適用した第1実施例に
よる磁気ディスプレイ装置の概要構成を模式的に示す平
面図である。
【図2】同上第1実施例による磁気ディスプレイ装置の
概要構成を模式的に示す縦断側面図である。
【図3】同上磁気ディスプレイ装置における消去部の概
要を拡大して示す一部縦断側面図である。
【図4】同上磁気ディスプレイ装置におけるストッパ部
の概要を拡大して示す一部横断平面図である。
【図5】同上磁気ディスプレイ装置における消去作用を
概念的に説明する断面略図である。
【図6】この考案の第2の考案を適用した第2実施例に
よる磁気ディスプレイ装置の概要構成を模式的に示す縦
断側面図である。
【図7】この考案の第3の考案を適用した第3実施例に
よる表示主体と消去用磁石ロールとの関係を模式的に示
す要部の縦断側面図である。
【図8】従来の磁気ディスプレイ装置における表示,消
去作用を原理的に説明する模式的に示した縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1a,1b 磁気ディスプレイシート 2 マイクロカプセル 3 光吸収性強磁性粉 4 光反射性非磁性微粉 5 表示層 6 非磁性基板 7 透明保護膜 11 磁気ペン 12 磁性片 30,30a,30b 主表示主体,第1表示主体,第
2表示主体 31,31a,31b 下敷き基板,第1下敷き基板,
第2下敷き基板 32,32a,32b 操作把持部,第1操作把持部,
第2操作把持部 33 収納部 34,34a,34b 終端部,第1終端部,第2終端
部 35 ストッパ片 36 ラックギヤ 41 装置筺体 42 周辺枠部 43 筆記面 44,44a,44b 主開口部,第1開口部,第2開
口部 45 ストッパ受け部 46 緩衝用押え片 51,51a,51b 消去用磁石プレート,第1消去
用磁石プレート,第2消去用磁石プレート 61 消去用磁石ロール 62 ピニオンギヤ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光吸収性強磁性粉と光反射性非磁性微粉
    とを油状液体中に懸濁状態で封入した多数のマイクロカ
    プセルを非磁性基板面に塗布し、かつ表面を外部への表
    示可能な保護膜で被覆して一体的に形成させた薄膜状の
    磁気ディスプレイシートと、先端に磁性片を有し、当該
    磁性片による前記保護膜の表面側からの筆記によって、
    前記各マイクロカプセル内の光吸収性強磁性粉を表示層
    の表面側へ選択的に磁気吸引移動させ、かつ相対的に光
    反射性非磁性微粉を裏面側へ沈降させて、所望の描写表
    示をなす磁気ペンと、前記非磁性基板の裏面側に接して
    配置され、当該裏面に対する摺動移動によってり、前記
    表示層の表面側での光吸収性強磁性粉を裏面側へ全体的
    に磁気吸引移動させ、かつ相対的に光反射性非磁性微粉
    を表面側へ浮上させて表示を消去する消去用磁石プレー
    トとを、少なくとも備える磁気ディスプレイ装置におい
    て、周辺枠部内に筆記面を設定させ、かつ当該周辺枠の
    一側部にあって主開口部を開口させた装置筺体と、前記
    磁気ディスプレイシートの両端部を下敷き基板の両端部
    に止着させ、かつ基端部側に操作把持部を配した主表示
    本体とを設け、前記装置筺体の主開口部から内部に、前
    記主表示本体の先端部を抜き差し可能に挿入させて前記
    筆記面に臨ませると共に、前記主開口部内に対して、前
    記主表示本体の磁気ディスプレイシートと下敷き基板と
    の間に挿通させた消去用磁石プレートを止着させて構成
    したことを特徴とする磁気ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 光吸収性強磁性粉と光反射性非磁性微粉
    とを油状液体中に懸濁状態で封入した多数のマイクロカ
    プセルを非磁性基板面に塗布し、かつ表面を外部への表
    示可能な保護膜で被覆して一体的に形成させた薄膜状の
    磁気ディスプレイシートと、先端に磁性片を有し、当該
    磁性片による前記保護膜の表面側からの筆記によって、
    前記各マイクロカプセル内の光吸収性強磁性粉を表示層
    の表面側へ選択的に磁気吸引移動させ、かつ相対的に光
    反射性非磁性微粉を裏面側へ沈降させて、所望の描写表
    示をなす磁気ペンと、前記非磁性基板の裏面側に接して
    配置され、当該裏面に対する摺動移動によって、前記表
    示層の表面側での光吸収性強磁性粉を裏面側へ全体的に
    磁気吸引移動させ、かつ相対的に光反射性非磁性微粉を
    表面側へ浮上させて表示を消去する消去用磁石プレート
    とを、少なくとも備える磁気ディスプレイ装置におい
    て、周辺枠部内に筆記面を設定させ、かつ当該周辺枠の
    相互に対向する両側部にあって上部と下部とに食い違わ
    せた1組の第1,および第2開口部をそれぞれに開口さ
    せた装置筺体と、前記磁気ディスプレイシートの両端部
    を下敷き基板の両端部に止着させ、かつ基端部側に操作
    把持部を配した1組の第1,および第2表示本体とをそ
    れぞれに設け、前記装置筺体の相互に対向する第1,第
    2の各開口部から内部に、前記第1,第2の各表示本体
    のそれぞれ先端部を上部,下部にずらせた状態で交互か
    つ抜き差し可能に挿入させて前記筆記面に臨ませると共
    に、前記第1,第2の各開口部内に対して、前記第1,
    第2の各表示本体の磁気ディスプレイシートと下敷き基
    板との間に挿通させた第1,第2の各消去用磁石プレー
    トを止着させて構成したことを特徴とする磁気ディスプ
    レイ装置。
  3. 【請求項3】 前記消去用磁石プレートに代えて、所要
    外径の外周面に所定の着磁ピッチ角間隔でN極列とS極
    列とを交互に着磁させ、かつ有効径をより小径にしたピ
    ニオンギヤを一体的に配した消去用磁石ロールを設け、
    また、前記表示本体の側辺部上にあっては、前記ピニオ
    ンギヤに噛合されるラックギヤを突設させ、前記装置筺
    体の開口部内に、前記消去用磁石ロールを表示本体の磁
    気ディスプレイシートと下敷き基板との間に挿通させた
    状態で回転可能に枢支させ、前記表示本体の作動に伴
    い、前記消去用磁石ロールを着磁ピッチ角間隔に一致し
    ない角速度で回転させ得るようにした請求項1,2記載
    の磁気ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記装置筺体の開口部内には、前記表示
    本体の磁気ディスプレイシートを挟んで、前記消去用磁
    石プレートに対向する緩衝用押え片を設けた請求項1,
    2,および3に記載の磁気ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記表示本体の下敷き基板先端部の両側
    にストッパ片を突出させ、かつ前記装置筺体の開口部両
    側の内面にストッパ受け部を形成させた請求項1,2,
    および3,4に記載の磁気ディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記表示本体の操作把持部内に、前記磁
    気ペンを挿脱自在に収納し得るようにした請求項1,
    2,および3,4,5に記載の磁気ディスプレイ装置。
JP5476391U 1991-06-19 1991-06-19 磁気デイスプレイ装置 Pending JPH052186U (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55137567A (en) * 1979-04-13 1980-10-27 Copal Co Ltd Display member
JPS5746439A (en) * 1980-09-05 1982-03-16 Hitachi Ltd Manufacture of fluorescent screen for picture tube
JPS5917322A (ja) * 1982-07-08 1984-01-28 水口 史郎 窓ガラス清掃具
JPS6260813A (ja) * 1985-09-11 1987-03-17 Nippon Kokan Kk <Nkk> 連続精錬方法

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