JPH0523266B2 - - Google Patents
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- JPH0523266B2 JPH0523266B2 JP13195685A JP13195685A JPH0523266B2 JP H0523266 B2 JPH0523266 B2 JP H0523266B2 JP 13195685 A JP13195685 A JP 13195685A JP 13195685 A JP13195685 A JP 13195685A JP H0523266 B2 JPH0523266 B2 JP H0523266B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brown
- antibiotic
- culture
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- cultured
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規抗生物質MG802−AF1−Bと、
それに属する抗生物質MG802−AF1−B1、
MG802−AF1−B2及びMG802−AF1−B3の製
造法に関する。 〔従来の技術〕 微生物の生産する抗生物質は、これまでに約
5000種類報告されており、感染症の治療に広く用
いられている。このうちカイニア(Chai−nia)
属に属する微生物からは18種類の抗生物質の生産
が報告されている〔昭和59年ユサコ株式会社発
行、インデツクス オブ アクチノマイスイーテ
ス アンチバイオテイクス(In−dex of
Actinomycetes Antibiotics)〕。 〔発明が解決しようとする問題点〕 抗生物質の使用においてはその抗生物質に耐性
な菌の出現が避けられず、耐性菌に有効な新規抗
生物質は絶えず望まれている。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は新
規抗生物質MG802−AF1−Bに関する発明であ
つて、下記一般式: (式中、R1が水素、R2がハロゲンを表わすか、
又はR1及びR2が一緒になつて結合子を示し、R3
はハロゲンを示す)で表わされる化合物であるこ
とを特徴とする。 また本発明の第2の発明は、下記式: で表わされる化合物である抗生物質MG802−
AF1−B1、下記式: で表わされる化合物である抗生物質MG802−
AF1−B2、下記式: で表わされる化合物である抗生物質MG802−
AF1−B3の製造法に関する発明であつて、カイ
ニア属に属するMG802−AF1−B生産菌を培養
し、その培養物から抗生物質MG802−AF1−
B1、MG802−AF1−B2及びMG802−AF1−B3
よりなる群から選択した抗生物質の少なくとも1
種を分離採取することを特徴とする。 前記MG802−AF1−Bはグラム陽性菌及び多
剤耐性のグラム陽性菌に同等の抗菌活性を示すの
で、耐性菌にも有効なグラム陽性菌に対する抗生
物質として使用され得るものである。 カイニア属に属するMG802−AF1−Bの生産
菌の1例としては、本発明者らによつて昭和58年
2月新潟県佐渡群佐和田町で採取した土壌試料よ
り分離した菌株カイニア・ルブラ(Chainia
rubra)MG802−AF1(微工研菌寄第8022号)が
ある。この菌株の菌学的性状は次のとおりであ
る。 〔MG802−AF1株の菌学的性状〕 1 形態 MG802−AF1株は、顕微鏡下で分枝した基中
菌糸より、かぎ状からら旋状の気菌糸を形成し、
輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10個以
上の胞子の連鎖を認め、胞子の大きさは、0.4〜
0.5×0.6〜0.7μm位である。なお、胞子の表面に
は、短かいとげ状の突起を有する。 また菌核様構造が認められ、その直径は約5〜
10μmである。 2 各種培地における生育状態 色の記載について括弧に示す標準は、コンテイ
ナー・コーポレーシヨン・オブ・アメリカ
(Container Corporation of America)のカラ
ー・ハーモニイ・マニユアル(Color harmony
manual)を用いた。 (1) シユクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養) うす黄だいだい〔2gc、Bamboo〕〜うす茶
〔3io、Lt Amber〕の発育上に、白〜茶白〔3ba、
Pearl〜3cb、Sand〕の気菌糸を着生し、溶解性
色素は黄茶色を帯びる程度である。 (2) グルコース・アスパラギン寒天培地(27℃培
養) 発育は無色〜うす黄だいだい〔2gc、Bam−
boo〕〜鈍だいだい〔4pe、Orange Rust〕、気菌
糸を着生せず、溶解性色素は赤茶色を帯びる程度
である。 (3) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−
培地5.27℃培養) うすだいだい〔3ic,Lt Amber〕〜うす茶
〔3le,Maple〕〜茶灰〔4lg,Lt Spice Brown〕
の発育上に、うつすらと白の気菌糸を着生し、溶
解性色素は赤茶色を帯びる程度である。 (4) スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4.27
℃培養) うす黄茶〔3lg,Adobe Brown〕〜うす茶
〔4ie,Cork Tan〕〜茶灰の発育上に、白〜茶白
〔3dc,Natural〕の気菌糸を着生し、溶解性色素
は赤茶色を帯びる程度である。 (5) チロシン寒天培地(ISP−培地7.27℃培養) うす茶〜灰味赤茶〔5ng,Brick Red〕の発育
上に白〜茶白の気菌糸を着生し、赤茶の溶解性色
素を産生する。 (6) 栄養寒天培地(27℃培養) 黄茶〔3ng,Yellow Maple〕〜茶〔4ni,
Chestnut Brown〕の発育上に、培養後20日目頃
よりわずかに白の気菌糸を着生し、溶解性色素は
茶色を帯びる程度である。 (7) イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2,27
℃培養) 黄茶〜うす茶〔3le,Cinnamon〜3lg,Adobe
Brown〕の発育上に、白の気菌糸を着生し、溶
解性色素は赤茶色を帯びる程度である。 (8) オートミル寒天培地(ISP−培地3,27℃培
養) うすだいだい〔3gc,Lt Tan〕〜鈍だいだい
〔3ic,Lt Amber〜4ic,PastelOran−ge〕〜う
す赤味だいだい〔5ic,Lt Persi−mmon〕の発
育上に、白〜茶白〔5cb〕の気菌糸を着生し、溶
解性色素は黄茶色を帯びる程度である。 (9) グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養) 発育は、無色〜うす黄〔2gc,Bamboo〕〜う
す黄茶〔3ic,Cinnamon〕、気菌糸は着生せず、
溶解性色素は茶色味を帯びる程度である。 (10) スターチ寒天培地(27℃培養) うす黄茶〜鈍だいだい〔4ic,Pastel Oran−
ge〕の発育上に、うつすらと白の気菌糸を着生
し、溶解性色素はわずかに茶色味を呈する程度で
ある。 (11) リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養) 無色〜うす黄茶の発育上に、白〜茶白の気菌糸
を着生し、溶解性色素はわずかに黄色味を呈する
程度である。 (12) セルロース(紙片添加合成液、27℃培養) うす黄〜うす黄茶の発育上に、白〜茶白の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。 (13) ゼラチン穿刺培養 単純ゼラチン培地(20℃培養)、グルコース・
ペプトン・ゼラチン培地(27℃培養)共に、発育
は無色、気菌糸は着生せず、溶解性色素は認めら
れない。 (14) 脱脂牛乳(37℃培養) 発育はうす黄茶〜うす茶、気菌糸は着生せず、
溶解性色素は茶色味を帯びる程度である。 3 生理的性質 (1) 生育温度範囲 イースト・スターチ寒天培地〔可溶性デンプン
(小宗化学社製)1.0%、酵母エキス(大五栄養化
学社製)0.2%、ひも寒天3.0%、PH7.0〕を用い、
20℃、24℃、27℃、30℃、37℃、50℃の各温度で
試験の結果、50℃を除いて、そのいずれの温度で
も生育したが、最適温度は27℃〜37℃付近と推定
される。 (2) ゼラチンの液化(15%単純ゼラチン、20℃培
養:グルコース・ペプトン・ゼラチン、27℃培
養) 単純ゼラチン培地では、培養後14日目頃より液
化が始まり、その作用は弱い方である。グルコー
ス・ペプトン・ゼラチン培地では培養後30日間の
観察で、液化を認めなかつた。 (3) スターチの加水分解(スターチ。無機塩寒天
培地、及びスターチ寒天培地、いずれも27℃培
養) スターチ・無機塩寒天培地の場合は、培養後5
日目頃より、スターチ寒天培地では培養後10日目
頃より、共に水解性が認められ、その作用は中等
度である。 (4) 脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37
℃培養) 培養後14日目頃より凝固が始まり、直ちに完了
後、ペプトン化が始まる。ペプトン化は培養後25
日目頃に完了する。その作用は共に中等度〜強い
方である。 (5) メラニン様色素の生成(トリプトン・イース
トプロス、ISP−培地1:ペプトン・イース
ト、鉄寒天、ISP−培地6:チロシン寒天、
ISP−培地7、いずれも27℃培養) いずれの培地でも、メラニン様色素の生成は認
められなかつた。 (6) 炭素源の利用(プリドハム・ゴドリーブ寒天
培地、ISP−培地9、27℃培養) D−グルコース、L−アラビノース、D−キシ
ロース、D−フラクトース。L−ラムノース、ラ
フイノース、D−マンニトールを利用して発育
し、イノシトールを利用しない。シユクロース
は、おそらく利用していると推定される。 (7) リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天、27
℃培養) 培養後14日目頃から、発育周辺のリンゴ酸石灰
を溶解し、その作用は中等度である。 (8) 硝酸塩の還元反応(0.1%硝酸カリ含有ペプ
トン水、ISP−培地8、27℃培養) 陽性である。 以上の性状を要約すると、MG802−AF1株は、
胞子のうを認めず、気菌糸はかぎ状〜ら旋状を呈
し、輪生枝は認められない。胞子の表面には、短
かいとげ状の突起を有し、また、菌核様構造が認
められる。 種々の培地で、うす黄〜うす茶〜茶灰の発育上
に、白〜茶白の気菌糸を着生し、溶解性色素は、
黄〜赤茶色を帯びる。メラニン様色素の生成は陰
性、スターチの水解性は中等度である。たんぱく
分解力は、ゼラチンの液化性弱く、ミルクの凝
固・ペプトン化は、中等度〜強い方である。 MG802−AF1株の細胞壁組成は、2,6−ジ
アミノビメリン酸(diaminopimelic acid)はLL
−型、糖成分としてアラビノースを含有しない。 これらの性状より、MG802−AF1株は菌核様
構造を有するカイニア属に属する放線菌であると
推定される。更にカイニア属及びストレプトミセ
ス(Streptomyces)属より、MG802−AF1株に
類似の既知菌種を検索した結果、カイニア・ルブ
ラ(Chainia rubra)〔インターナシヨナル ジ
ヤーナル オブ システマチツク バクテリオロ
ジー(Internatinal Journal of Systematic
Bacteriology)第22巻、第347頁(1972)〕が近
縁の種として挙げられた。 第1表に文献上のカイニア・ルブラとMG802
−AF1株の比較を示す。
それに属する抗生物質MG802−AF1−B1、
MG802−AF1−B2及びMG802−AF1−B3の製
造法に関する。 〔従来の技術〕 微生物の生産する抗生物質は、これまでに約
5000種類報告されており、感染症の治療に広く用
いられている。このうちカイニア(Chai−nia)
属に属する微生物からは18種類の抗生物質の生産
が報告されている〔昭和59年ユサコ株式会社発
行、インデツクス オブ アクチノマイスイーテ
ス アンチバイオテイクス(In−dex of
Actinomycetes Antibiotics)〕。 〔発明が解決しようとする問題点〕 抗生物質の使用においてはその抗生物質に耐性
な菌の出現が避けられず、耐性菌に有効な新規抗
生物質は絶えず望まれている。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は新
規抗生物質MG802−AF1−Bに関する発明であ
つて、下記一般式: (式中、R1が水素、R2がハロゲンを表わすか、
又はR1及びR2が一緒になつて結合子を示し、R3
はハロゲンを示す)で表わされる化合物であるこ
とを特徴とする。 また本発明の第2の発明は、下記式: で表わされる化合物である抗生物質MG802−
AF1−B1、下記式: で表わされる化合物である抗生物質MG802−
AF1−B2、下記式: で表わされる化合物である抗生物質MG802−
AF1−B3の製造法に関する発明であつて、カイ
ニア属に属するMG802−AF1−B生産菌を培養
し、その培養物から抗生物質MG802−AF1−
B1、MG802−AF1−B2及びMG802−AF1−B3
よりなる群から選択した抗生物質の少なくとも1
種を分離採取することを特徴とする。 前記MG802−AF1−Bはグラム陽性菌及び多
剤耐性のグラム陽性菌に同等の抗菌活性を示すの
で、耐性菌にも有効なグラム陽性菌に対する抗生
物質として使用され得るものである。 カイニア属に属するMG802−AF1−Bの生産
菌の1例としては、本発明者らによつて昭和58年
2月新潟県佐渡群佐和田町で採取した土壌試料よ
り分離した菌株カイニア・ルブラ(Chainia
rubra)MG802−AF1(微工研菌寄第8022号)が
ある。この菌株の菌学的性状は次のとおりであ
る。 〔MG802−AF1株の菌学的性状〕 1 形態 MG802−AF1株は、顕微鏡下で分枝した基中
菌糸より、かぎ状からら旋状の気菌糸を形成し、
輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10個以
上の胞子の連鎖を認め、胞子の大きさは、0.4〜
0.5×0.6〜0.7μm位である。なお、胞子の表面に
は、短かいとげ状の突起を有する。 また菌核様構造が認められ、その直径は約5〜
10μmである。 2 各種培地における生育状態 色の記載について括弧に示す標準は、コンテイ
ナー・コーポレーシヨン・オブ・アメリカ
(Container Corporation of America)のカラ
ー・ハーモニイ・マニユアル(Color harmony
manual)を用いた。 (1) シユクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養) うす黄だいだい〔2gc、Bamboo〕〜うす茶
〔3io、Lt Amber〕の発育上に、白〜茶白〔3ba、
Pearl〜3cb、Sand〕の気菌糸を着生し、溶解性
色素は黄茶色を帯びる程度である。 (2) グルコース・アスパラギン寒天培地(27℃培
養) 発育は無色〜うす黄だいだい〔2gc、Bam−
boo〕〜鈍だいだい〔4pe、Orange Rust〕、気菌
糸を着生せず、溶解性色素は赤茶色を帯びる程度
である。 (3) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−
培地5.27℃培養) うすだいだい〔3ic,Lt Amber〕〜うす茶
〔3le,Maple〕〜茶灰〔4lg,Lt Spice Brown〕
の発育上に、うつすらと白の気菌糸を着生し、溶
解性色素は赤茶色を帯びる程度である。 (4) スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4.27
℃培養) うす黄茶〔3lg,Adobe Brown〕〜うす茶
〔4ie,Cork Tan〕〜茶灰の発育上に、白〜茶白
〔3dc,Natural〕の気菌糸を着生し、溶解性色素
は赤茶色を帯びる程度である。 (5) チロシン寒天培地(ISP−培地7.27℃培養) うす茶〜灰味赤茶〔5ng,Brick Red〕の発育
上に白〜茶白の気菌糸を着生し、赤茶の溶解性色
素を産生する。 (6) 栄養寒天培地(27℃培養) 黄茶〔3ng,Yellow Maple〕〜茶〔4ni,
Chestnut Brown〕の発育上に、培養後20日目頃
よりわずかに白の気菌糸を着生し、溶解性色素は
茶色を帯びる程度である。 (7) イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2,27
℃培養) 黄茶〜うす茶〔3le,Cinnamon〜3lg,Adobe
Brown〕の発育上に、白の気菌糸を着生し、溶
解性色素は赤茶色を帯びる程度である。 (8) オートミル寒天培地(ISP−培地3,27℃培
養) うすだいだい〔3gc,Lt Tan〕〜鈍だいだい
〔3ic,Lt Amber〜4ic,PastelOran−ge〕〜う
す赤味だいだい〔5ic,Lt Persi−mmon〕の発
育上に、白〜茶白〔5cb〕の気菌糸を着生し、溶
解性色素は黄茶色を帯びる程度である。 (9) グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養) 発育は、無色〜うす黄〔2gc,Bamboo〕〜う
す黄茶〔3ic,Cinnamon〕、気菌糸は着生せず、
溶解性色素は茶色味を帯びる程度である。 (10) スターチ寒天培地(27℃培養) うす黄茶〜鈍だいだい〔4ic,Pastel Oran−
ge〕の発育上に、うつすらと白の気菌糸を着生
し、溶解性色素はわずかに茶色味を呈する程度で
ある。 (11) リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養) 無色〜うす黄茶の発育上に、白〜茶白の気菌糸
を着生し、溶解性色素はわずかに黄色味を呈する
程度である。 (12) セルロース(紙片添加合成液、27℃培養) うす黄〜うす黄茶の発育上に、白〜茶白の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。 (13) ゼラチン穿刺培養 単純ゼラチン培地(20℃培養)、グルコース・
ペプトン・ゼラチン培地(27℃培養)共に、発育
は無色、気菌糸は着生せず、溶解性色素は認めら
れない。 (14) 脱脂牛乳(37℃培養) 発育はうす黄茶〜うす茶、気菌糸は着生せず、
溶解性色素は茶色味を帯びる程度である。 3 生理的性質 (1) 生育温度範囲 イースト・スターチ寒天培地〔可溶性デンプン
(小宗化学社製)1.0%、酵母エキス(大五栄養化
学社製)0.2%、ひも寒天3.0%、PH7.0〕を用い、
20℃、24℃、27℃、30℃、37℃、50℃の各温度で
試験の結果、50℃を除いて、そのいずれの温度で
も生育したが、最適温度は27℃〜37℃付近と推定
される。 (2) ゼラチンの液化(15%単純ゼラチン、20℃培
養:グルコース・ペプトン・ゼラチン、27℃培
養) 単純ゼラチン培地では、培養後14日目頃より液
化が始まり、その作用は弱い方である。グルコー
ス・ペプトン・ゼラチン培地では培養後30日間の
観察で、液化を認めなかつた。 (3) スターチの加水分解(スターチ。無機塩寒天
培地、及びスターチ寒天培地、いずれも27℃培
養) スターチ・無機塩寒天培地の場合は、培養後5
日目頃より、スターチ寒天培地では培養後10日目
頃より、共に水解性が認められ、その作用は中等
度である。 (4) 脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37
℃培養) 培養後14日目頃より凝固が始まり、直ちに完了
後、ペプトン化が始まる。ペプトン化は培養後25
日目頃に完了する。その作用は共に中等度〜強い
方である。 (5) メラニン様色素の生成(トリプトン・イース
トプロス、ISP−培地1:ペプトン・イース
ト、鉄寒天、ISP−培地6:チロシン寒天、
ISP−培地7、いずれも27℃培養) いずれの培地でも、メラニン様色素の生成は認
められなかつた。 (6) 炭素源の利用(プリドハム・ゴドリーブ寒天
培地、ISP−培地9、27℃培養) D−グルコース、L−アラビノース、D−キシ
ロース、D−フラクトース。L−ラムノース、ラ
フイノース、D−マンニトールを利用して発育
し、イノシトールを利用しない。シユクロース
は、おそらく利用していると推定される。 (7) リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天、27
℃培養) 培養後14日目頃から、発育周辺のリンゴ酸石灰
を溶解し、その作用は中等度である。 (8) 硝酸塩の還元反応(0.1%硝酸カリ含有ペプ
トン水、ISP−培地8、27℃培養) 陽性である。 以上の性状を要約すると、MG802−AF1株は、
胞子のうを認めず、気菌糸はかぎ状〜ら旋状を呈
し、輪生枝は認められない。胞子の表面には、短
かいとげ状の突起を有し、また、菌核様構造が認
められる。 種々の培地で、うす黄〜うす茶〜茶灰の発育上
に、白〜茶白の気菌糸を着生し、溶解性色素は、
黄〜赤茶色を帯びる。メラニン様色素の生成は陰
性、スターチの水解性は中等度である。たんぱく
分解力は、ゼラチンの液化性弱く、ミルクの凝
固・ペプトン化は、中等度〜強い方である。 MG802−AF1株の細胞壁組成は、2,6−ジ
アミノビメリン酸(diaminopimelic acid)はLL
−型、糖成分としてアラビノースを含有しない。 これらの性状より、MG802−AF1株は菌核様
構造を有するカイニア属に属する放線菌であると
推定される。更にカイニア属及びストレプトミセ
ス(Streptomyces)属より、MG802−AF1株に
類似の既知菌種を検索した結果、カイニア・ルブ
ラ(Chainia rubra)〔インターナシヨナル ジ
ヤーナル オブ システマチツク バクテリオロ
ジー(Internatinal Journal of Systematic
Bacteriology)第22巻、第347頁(1972)〕が近
縁の種として挙げられた。 第1表に文献上のカイニア・ルブラとMG802
−AF1株の比較を示す。
【表】
カイニア属に属するMG802−AF1−B生産菌
株を栄養源含有培地に接種して好気的に発育させ
ることによつてMG802−AF1−Bを含む培養物
が得られる。栄養源としては放線菌の栄養源とし
て使用しうるものが使用される。例えば市販され
ているペプトン、肉エキス、コーン、ステイー
ブ・リカー、綿実粉、落花生粉、大豆粉、酵母エ
キス、NZ−アミン、カゼインの水解物、硝酸ソ
ーダ、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムなど
の窒素源、及び市販されているグリセリン、しよ
糖、でん粉、グルコース、ガラクトース、マンノ
ース、糖みつなどの炭水化物、あるいは脂肪など
の炭素源、及び食塩、リン酸塩、炭酸カルシウ
ム、硫酸マグネシウムなどの無機塩を使用でき
る。その他必要に応じて微量の金属塩、消泡剤と
しての動、植、鉱物油等を添加することもでき
る。これらのものは生産菌が利用し、MG802−
AF1−Bの生産に役立つものであればよく、公知
の放線菌の培養材料はすべて用いることができ
る。MG802−AF1−Bの大量生産には液体培養
が好ましく、培養温度は生産菌が発育し、
MG802−AF1−Bを生産する範囲で適用でき、
通常20〜40℃、好ましくは27〜37℃である。培養
は以上に述べた条件を使用するMG802−AF1−
B生産菌の性質に応じて適宜選択して行うことが
できる。 MG802−AF1−Bは培養液及び菌体の両方
に存在する。培養液よりは、PH10以下で酢酸ブ
チル、クロロホルム、ブタノール等水不混和性の
有機溶剤で抽出することができる。菌体よりは、
メタノール、アセトン等の有機溶剤で抽出後、抽
出液を減圧濃縮し培養液と同様の方法で更に抽
出することができる。上述の抽出法に加え、脂溶
性物質の採取に用いられる公知の方法、例えば吸
着クロマトグラフイー、ゲル過クロマトグラフ
イー、薄層クロマトグラフイーよりのかき取り、
高速液体クロマトグラフイー等を適宜組合わせあ
るいは繰返すことによつて純粋に採取することが
できる。 〔MG802−AF1−B1、MG802−AF1−B2、
MG802−AF1−B3の理化学的性状〕 MG802−AF1−B1、B2、B3の形状、質量分
析、分子式、比旋光度、紫外部吸収極大、赤外部
吸収極大、溶解性、酸性、中性、塩基性の区別、
シリカゲル薄層クロマトグラフイーのRf値を第
2表に示す。
株を栄養源含有培地に接種して好気的に発育させ
ることによつてMG802−AF1−Bを含む培養物
が得られる。栄養源としては放線菌の栄養源とし
て使用しうるものが使用される。例えば市販され
ているペプトン、肉エキス、コーン、ステイー
ブ・リカー、綿実粉、落花生粉、大豆粉、酵母エ
キス、NZ−アミン、カゼインの水解物、硝酸ソ
ーダ、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムなど
の窒素源、及び市販されているグリセリン、しよ
糖、でん粉、グルコース、ガラクトース、マンノ
ース、糖みつなどの炭水化物、あるいは脂肪など
の炭素源、及び食塩、リン酸塩、炭酸カルシウ
ム、硫酸マグネシウムなどの無機塩を使用でき
る。その他必要に応じて微量の金属塩、消泡剤と
しての動、植、鉱物油等を添加することもでき
る。これらのものは生産菌が利用し、MG802−
AF1−Bの生産に役立つものであればよく、公知
の放線菌の培養材料はすべて用いることができ
る。MG802−AF1−Bの大量生産には液体培養
が好ましく、培養温度は生産菌が発育し、
MG802−AF1−Bを生産する範囲で適用でき、
通常20〜40℃、好ましくは27〜37℃である。培養
は以上に述べた条件を使用するMG802−AF1−
B生産菌の性質に応じて適宜選択して行うことが
できる。 MG802−AF1−Bは培養液及び菌体の両方
に存在する。培養液よりは、PH10以下で酢酸ブ
チル、クロロホルム、ブタノール等水不混和性の
有機溶剤で抽出することができる。菌体よりは、
メタノール、アセトン等の有機溶剤で抽出後、抽
出液を減圧濃縮し培養液と同様の方法で更に抽
出することができる。上述の抽出法に加え、脂溶
性物質の採取に用いられる公知の方法、例えば吸
着クロマトグラフイー、ゲル過クロマトグラフ
イー、薄層クロマトグラフイーよりのかき取り、
高速液体クロマトグラフイー等を適宜組合わせあ
るいは繰返すことによつて純粋に採取することが
できる。 〔MG802−AF1−B1、MG802−AF1−B2、
MG802−AF1−B3の理化学的性状〕 MG802−AF1−B1、B2、B3の形状、質量分
析、分子式、比旋光度、紫外部吸収極大、赤外部
吸収極大、溶解性、酸性、中性、塩基性の区別、
シリカゲル薄層クロマトグラフイーのRf値を第
2表に示す。
【表】
ルム−メタノー
ル40〓1で展開)
メルク社Art. 0.24
0.34
13724(メタノー
ル−水95〓5で展
開)
ル40〓1で展開)
メルク社Art. 0.24
0.34
13724(メタノー
ル−水95〓5で展
開)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式: (式中、R1が水素、R2がハロゲンを表わすか、
又はR1及びR2が一緒になつて結合子を示し、R3
はハロゲンを示す)で表わされる化合物であるこ
とを特徴とする抗生物質MG802−AF1−B。 2 該一般式で表わされる化合物が、下記式
: で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項
記載の抗生物質MG802−AF1−B1。 3 該一般式で表わされる化合物が、下記式
: で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項
記載の抗生物質MG802−AF1−B2。 4 該一般式で表わされる化合物が、下記式
: で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項
記載の抗生物質MG802−AF1−B3。 5 カイニア属に属するMG802−AF1−B生産
菌を培養し、その培養物から抗生物質MG802−
AF1−B1、MG802−AF1−B2及びMG802−
AF1−B3よりなる群から選択した抗生物質の少
なくとも1種を分離採取することを特徴とする抗
生物質MG802−AF1−B1、MG802−AF1−B2、
MG802−AF1−B3の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13195685A JPS61291585A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 新規抗生物質mg802−af1−b及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13195685A JPS61291585A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 新規抗生物質mg802−af1−b及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61291585A JPS61291585A (ja) | 1986-12-22 |
| JPH0523266B2 true JPH0523266B2 (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=15070139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13195685A Granted JPS61291585A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 新規抗生物質mg802−af1−b及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61291585A (ja) |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP13195685A patent/JPS61291585A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61291585A (ja) | 1986-12-22 |
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